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JP3549049B2 - 医療情報システム - Google Patents
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JP3549049B2 - 医療情報システム - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、患者診療情報を電子データとして取り扱うことを可能とした医療情報システムに関する。
【0002】
【従来の技術】
データベースを管理するサーバとこのデータベースにアクセス可能なクライアントを備える情報管理システムでは、データの真正性、見読性、保存性などが求められる。特に、病院などの医療施設では、患者の受付業務、診療情報や監査情報の入出力、会計業務などのあらゆる部門で多くのコンピュータが導入されている。各部門の扱うデータの整合性を図り業務の効率化を図るために、このような診療情報をサーバで一括して管理し、各部門に設置したクライアントからサーバの管理するデータベースにアクセスすることが考えられる。
【0003】
診療情報を電子化した場合には、上述した真正性、見読性、保存性を確保することはもちろん、プライバシー保護が必要となってくる。見読性及び保存性の確保としては、端末のモニタやプリンタへの出力が可能であり、必要に応じて速やかに参照することが可能であり、継続的にデータの参照が可能であり、確実なバックアップが可能であるなどの要求を満たす必要がある。また、真正性の確保としては、利用者認証、改竄防止、混同防止、履歴の保存などの要件を満たす必要がある。さらに、プライバシー保護の観点では、システムセキュリティ、ネットワークセキュリティ、アクセス制御、ロギング(履歴の保存)などの要件を満たす必要がある。
【0004】
このような診療情報を扱う電子カルテシステムにおいては、前述した真正性を確保するために更新日時や更新者などの更新記録情報とともに入力された内容を時系列に記録しておく必要のある事項(例えば、患者の主訴や処置に対する反応などを含む患者の症状に関するカルテ情報や、検査指示や検査結果などを含む検査歴など)と、最新の情報のみが記録されていればよい事項(例えば、患者の基本情報など)というように、記録する際のルールが異なる項目がある。このような記録する際における各項目のルールの違いに合わせて、それぞれ別々のデータベースを構築した場合、データの入力、追加、更新に応じてそれぞれの項目に対応するデータベースにそれぞれの記録ルールに則って各データを記録することとなる。このように、画面上に表示されたカルテ情報に入力、更新、追加が発生した場合、それぞれの項目は対応するデータベースにそれぞれの記録ルールに従って記録される。
【0005】
また、前述のような電子カルテシステムにおいて、患者のカルテ情報を参照する場合には、従来の紙カルテの様式に準じたレイアウトを構成し、時系列に蓄積された過去の診療情報をこのレイアウト上の該当する欄に時系列に表示するように構成される場合が多い。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
医師が患者を診察する際にそれが再診である場合には、過去の診療記録から診断のポイントとなる事項を把握し、診察時の問診で聞き出した症状の経過などを加味して診断を行っている。前述したように従来の紙カルテに準じた様式で単純に時系列で診療記録が表示されている場合、今回の診断のポイントとなる事項が当初の表示画面の範囲外となっている可能性があり、画面操作を行って時系列に並べられた診療記録から注目する事項を探し出す必要がある。このような操作は、医師が診察業務を行う際の負担となり業務効率の低下を招くこととなっている。
【0007】
また、上述したように、内容更新時における記録ルールに基づいて複数のデータテーブルを設定している場合、サーバ側からクライアント側にデータを呼び出して利用するときに、データテーブル毎に予め用意されたレイアウト上に各データ項目が表示されるように構成する。他のデータテーブル上のデータ項目を利用する場合には、そのデータテーブルに対応するレイアウトを別のウィンドウとして立ち上げて各データの表示を行い、内容変更の入力を受け付ける。
【0008】
ユーザが各データの参照および内容変更の入力を行う場合には、それぞれ対応するツールを操作して複数のレイアウトをウィンドウ上に表示させ、変更内容を入力する。受け付けた変更内容は、そのデータ項目の更新時におけるデータ制御方法により各レイアウトに対応するデータテーブルに反映される。
【0009】
このように、複数のデータテーブルにまたがるデータ項目について参照または変更内容の入力などを行うためには、各データテーブルに対応するツールを立ち上げる必要があり、煩雑な作業が必要となる。
【0010】
また、各データテーブルに対応して予め用意されたレイアウトが存在する場合が多く、ユーザが使い勝手の良いレイアウトを設計することが困難であり、特に複数のデータテーブルから選択されるデータ項目がひとつの画面上に配置されるようなレイアウトを作成することができないという問題がある。
【0011】
本発明の目的は、医師が診療情報を参照する際に、医師の着目する情報を医師が見たい形式で表示し、把握すべき診療記録の内容を一目で確認できるようにすることにある。
【0012】
また、本発明の他の目的は、データの真正性を保証するとともに、内容更新時におけるデータ制御方法の異なるデータ項目が混在するレイアウト表示を可能にし、任意のレイアウト設計を補助することが可能な医療情報システムを提供することにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】
本発明は、医師が過去の診療記録を参照して診察を行う場合に、診療科や患者の疾病の種類によって着目する項目がある程度一致する傾向にあることに着目したものである。
【0014】
すなわち、本発明は、診療情報を表示する際に、診療記録をどのようなレイアウトで表示するかを予め登録しておき、診療記録をどのレイアウトで表示させるかの選択を可能にすることにより、医師が着目すべき診療記録を迅速に確認できるように表示することができる。
【0015】
また、診療科や疾病に応じてレイアウトを登録しておき、このレイアウト上で表示された診療情報に対して入力、更新を行うことを可能とし、入力あるいは更新された内容を、対応するデータベースの項目の記録ルールに則った形で記録する仕組みを提供し、診療情報の表示形式の自由度を高めながら、電子カルテシステムに要求されている三原則を遵守できるようにする。
【0016】
本発明に係る医療情報システムは、患者のプロファイル情報や診察情報などを含む医療情報中のデータ項目を、内容更新時におけるデータ制御方法により複数のデータテーブルに分類してサーバ内のデータ蓄積手段に蓄積し、クライアントからサーバ内のデータ蓄積手段から医療情報を呼び出して参照および更新をすることを可能とした医療情報システムであり、複数のデータテーブルに対応してクライアント側に設けられる複数の一時格納用データテーブルと、複数のデータテーブルから必要とするデータを選択して一時格納用データテーブルに格納するデータ選択手段と、データ制御方法の異なるデータ項目の入出力フィールドが設定されたレイアウトを記憶するレイアウト記憶手段と、一時格納用データテーブルに格納されたデータを、レイアウト記憶手段から選択されるレイアウトに応じて表示する表示形式選択手段と、表示形式選択手段で表示されるレイアウト上で、フィールドにデータを入力することで、異なるデータ制御方法のデータの変更を受け付ける変更内容受付手段と、変更内容受付手段で受け付けたデータの変更内容を一時格納用データテーブルに反映させる一時格納用テーブル変更手段と、一時格納用データテーブルの変更内容をサーバ内の対応するデータテーブルの内容更新時における、データ項目に応じて異なるデータ制御方法に基づいて各データテーブルに反映させるデータ更新手段とを備える。
【0017】
ここで、予め作成されたレイアウト上の各フィールドに、一時格納用データテーブルを対応させるためのレイアウト支援手段をさらに備える構成とすることができる。
【0018】
また、表示形式選択手段で表示するレイアウトは、着目すべき項目に応じて予め作成された複数のレイアウトのうちから選択できるように構成することができる。
【0019】
さらに、表示形式選択手段で選択されるレイアウト中に、更新日時および更新者などの更新記録情報が必要なデータ項目が含まれる場合、データテーブルへの変更内容の反映時に、更新記録情報を前記データテーブル内の対応個所に格納するように構成できる。
【0020】
また、表示形式選択手段で選択されるレイアウト中に時系列により整列させられるデータ項目が含まれる場合、データテーブルへの変更内容の反映時に、変更内容を時系列に沿って格納するように構成できる。
【0021】
【発明の実施の形態】
〔発明の概要〕
本発明の1実施形態が採用される医療情報システムの概略構成を図1に示す。
【0022】
サーバ1は、患者のプロファイル情報や診察情報などを含む医療情報を管理するものであって、カルテ内容を管理するカルテテーブル、患者病名に関するデータが蓄積される患者病名テーブル、患者のプロファイル情報などの患者情報が蓄積される患者プロファイルテーブル、各種検査結果が蓄積される患者検査結果テーブルなどの医療情報データベース群3を備えている。
【0023】
サーバ1内には、医療情報データベース群3から患者情報などの検索を行うための検索プロセス4、クライアント側からの変更内容に基づいてデータの更新を行う更新プロセス5などを備えている。
【0024】
サーバ1には、LAN、インターネット、VPN(Virtual Private Network)などを介してクライアント2が接続されている。クライアント2は、ユーザとサーバとの間の入出力インターフェイスを構成するクライアントコア6を備えている。クライアント2には、カード型カルテ制御アプリケーション7が搭載されている。このカード型カルテ制御アプリケーション7は、市販のカード型データベースソフトを使用することが可能であり、たとえば、ファイルメーカーPRO、Microsoft Access、その他のデータベースソフトを用いることが可能である。
【0025】
クライアント2には、サーバ1側の各医療情報データベース群3と対応するデータテーブル群を備える一時テーブル8を備えている。この一時テーブル8は、データ仕様が公開されており、カード型カルテ制御アプリケーション7によってデータの利用が可能となっており、各データテーブル群内のデータは、サーバ1の医療情報データベース群3内からダウンロードされた各データが一時的に格納され、ユーザからの入力を受け付けたデータに対する変更内容に基づいて更新される。
【0026】
さらに、クライアント2は、カード型カルテ制御アプリケーション7を介してユーザが設定したレイアウト群9を備えている。カード型カルテ制御アプリケーション7が、レイアウト群9中から選択されたレイアウト上に、一時テーブル8にダウンロードされたデータを表示するように構成する。
【0027】
〔カード型カルテの制御フロー〕
〈全体処理フロー〉
本発明の全体処理フローの概要を図2に示す。
【0028】
ステップS1では、カード型カルテを起動する。ここでは、ユーザの操作により、フロントエンドツール(入出力手段)、クライアントコア6を介してカード型カルテ制御アプリケーション7が起動される。
【0029】
ステップS2では、ユーザにより選択すべき患者IDの入力を受け付ける。ステップS3では、ユーザから入力を受け付けた患者IDに基づいて、クライアントコア6が患者選択データをカード型カルテ制御アプリケーション7に通知する。ステップS4では、カード型カルテ制御アプリケーション7がサーバ1に対して医療情報データベース群3内のデータ要求を行い、必要とするデータをダウンロードして一時テーブル8に格納する。ステップS6では、フロントエンドツールに対して患者データのダウンロードを実行した旨の通知を行い、予め設定されている、あるいはその都度選択されたレイアウト上に一時テーブル8からデータを読み込んでこれを表示させる。
【0030】
ステップS7では、ユーザによるカルテ入力を受け付ける。ユーザによって入力されたデータの変更内容は、ステップS8においてフロントエンドツールを介して一時テーブル8に書き出されてその変更内容が反映される。
【0031】
ステップS9では、ユーザからのカルテ保存の指示を受け付ける。カード型カルテ制御アプリケーション7では、ステップS10において一時テーブル8の変更内容を読み出して、サーバ1側のカード型カルテデータベースに更新要求を行う。これと同時に、クライアントコア6の文書情報管理プロセスに対して更新要求を行う。ステップS11では、クライアントコア6の文書情報管理プロセスからサーバ1側の医療情報データベース群3内で管理されている文書データベースの更新要求を行う。
【0032】
ステップS12では、カード型カルテ制御アプリケーション7による更新要求に対応してサーバ1側でカード型カルテデータベースの更新を実行する。ステップS13では、クライアントコア6の文書情報管理プロセスからの更新要求に対応してサーバ1側で文書データベースの更新を実行する。
【0033】
以上により、ユーザは患者データ(患者の診療情報)をユーザの好みのレイアウトで表示し、好みのレイアウトで表示された状態で診療データの入力を行うことができ、入力された内容を対応するデータベース項目に定められた格納規約に従って更新することが可能となる。
【0034】
〈起動時処理フロー〉
起動時における処理フローの概要を図3に示す。
ステップS21では、ユーザが利用者端末において利用者初期起動画面またはツールボックスを立ち上げた場合にこの指示入力を受け付ける。ステップS22では、クライアントコア6の管理プロセスまたはツールボックスによってカード型カルテ制御アプリケーション7の起動を実行する。
【0035】
ステップS22では、カード型カルテ制御アプリケーション7がカード型カルテ管理マスタにしたがってカード選択画面を表示させる。ステップS23では、ユーザからのカード選択入力を受け付ける。ステップS24では、ユーザから受け付けたカード選択入力に基づいてカード型カルテ制御アプリケーション7から該当するカード画面を起動する。ステップS25では、フロントエンドツール上に該当するカード画面を表示する。
【0036】
〈患者選択処理フロー〉
患者選択処理における処理フローの概要を図4に示す。
ステップS31では、ユーザによる患者選択を行う旨の指示入力を受け付ける。患者選択画面上に設定された指示ボタンがクリックされるかまたはプルダウンメニューなどから患者選択の指示があった場合には、ステップS32においてクライアントコア6の管理プロセスまたはツールボックスにより患者選択ツールを起動する。
【0037】
ステップS33では、ユーザからの患者ID入力を受け付ける。ステップS34では、起動された患者選択ツール上でユーザから入力される患者IDを受け付け、これをカード型カルテ制御アプリケーション7に通知する。
【0038】
ステップS35では、カード型カルテ制御アプリケーション7がカード型カルテ管理マスタを参照するとともに、選択された患者IDをカード選択画面上に表示する。
【0039】
ステップS36では、ユーザからカード選択の指示入力を受け付ける。ステップS37では、ユーザから入力されたカード選択の指示入力に基づいてレイアウト群9から対応するレイアウト情報を読み出し、カード画面を起動する。ステップS38では、選択されたカード画面をフロントエンドツール上に表示する。
【0040】
ステップS39では、ユーザにより入力された患者IDに基づいて、サーバ1側から患者データをダウンロードする。ここでは、ユーザから入力された患者IDに基づいてダウンロード対象管理マスタを参照し、サーバ1に対して必要となる患者データの要求を行い、サーバ1側からの検索結果をカード画面上に通知するとともに、送信されてくる患者データを一時テーブル8内に格納する。
【0041】
ステップS40では、カード型カルテ制御アプリケーション7からの検索要求に基づいてサーバ1側の検索プロセスを実行し、その検索結果をカード型カルテ制御アプリケーション7に送信する。
【0042】
ステップS41では、フロントエンドツールのカード画面上において、検索結果の通知を表示するとともに、患者データの表示を行う。
以上の動作によりユーザが予め登録したレイアウトでカルテ情報の表示が行える。
【0043】
〈カルテ入力−オーダ画面起動処理フロー〉
カルテ入力オーダ画面起動の処理フローを図5に示す。
ステップS51では、ユーザからのカルテ入力オーダ指示の入力を受け付ける。ここでは、カード画面上にオーダボタンを表示し、オーダボタンの操作によるユーザからの指示入力を受け付ける。
【0044】
ステップS52では、フロントエンドツールにより表示されているカード画面上で受け付けたユーザからの指示入力に基づいて他画面起動ツールを起動させる。ステップS53では、カード型カルテ制御アプリケーション7により他画面起動ツールを立ち上げ、処方入力画面を起動する。ステップS54では、処方入力画面上においてユーザからのオーダ入力を受け付ける。ステップS55では、ユーザからのオーダ入力の終了指示を受け付ける。
【0045】
ステップS56では、ユーザから受け付けたオーダ入力に基づいて文書バッファの内容を更新するとともにエディタにその変更内容を反映させる。また、オーダ入力の終了指示を受け付けた場合は、カード型カルテ制御アプリケーション7の他画面起動ツールを起動させる。
【0046】
ステップS57では、カード型カルテ制御アプリケーション7の他画面起動ツールから、カード画面を起動し、このカード画面上にオーダ終了の通知を表示させるとともに、ユーザにより入力されたオーダ内容をテンポラリファイルを経由してカード画面上に反映させる。
【0047】
〈カルテ入力−シェーマ画面起動処理フロー〉
カルテ入力シェーマ画面起動の処理フローを図6に示す。
ステップS61では、ユーザからのカルテ入力シェーマ指示の入力を受け付ける。ここでは、カード画面上にシェーマ入力ボタンを表示し、シェーマ入力ボタンの操作によるユーザからの指示入力を受け付ける。
【0048】
ステップS62では、フロントエンドツールにより表示されているカード画面上で受け付けたユーザからの指示入力に基づいて他画面起動ツールを起動させる。ステップS63では、カード型カルテ制御アプリケーション7により他画面起動ツールを立ち上げ、シェーマ入力画面を起動する。ステップS64では、シェーマ入力画面上においてユーザからのシェーマ記述入力を受け付ける。ステップS65では、ユーザからのシェーマ記述入力の終了指示を受け付ける。
【0049】
ステップS66では、ユーザから受け付けたシェーマ記述入力に基づいて画像ファイルを更新する。また、エディタ画面上に入力されたシェーマ記述を反映し、ユーザからの編集を受け付ける。ユーザからシェーマ記述入力の終了指示を受け付けた場合には、カード型カルテ制御アプリケーション7の他画面起動ツールを起動する。
【0050】
ステップS67では、カード型カルテ制御アプリケーション7の他画面起動ツールから、シェーマ記述の削除、保存などの指示を受け付けて、削除を行う場合にはエディタ画面上のシェーマ記述の削除処理を行い、保存を行う場合には画像ファイルをカード型カルテ制御アプリケーション7にコピーして渡す。これらの処理は、カード画面上に通知され、ユーザにより入力されたシェーマ記述に基づく画像ファイルの内容がカード画面上に反映される。
【0051】
〈カルテ入力−シェーマ直接記述処理フロー〉
カード画面上に直接シェーマ記述を受け付けることも可能であり、この場合の処理フローを図7に示す。
【0052】
ステップS71では、ユーザからのカルテ入力シェーマ指示の入力を受け付ける。ここでは、カード画面上にシェーマ入力ボタンを表示し、シェーマ入力ボタンの操作によるユーザからの指示入力を受け付ける。
【0053】
ステップS72では、フロントエンドツール上でシェーマ入力画面に移行する。ステップS73では、シェーマ入力画面上においてユーザからのシェーマ記述入力を受け付ける。ステップS74では、ユーザからのシェーマ記述入力の終了指示を受け付ける。ステップS75では、ユーザから受け付けたシェーマ記述入力に基づいてカード画面上にシェーマ記述の内容を表示する。ここではフロントエンドツール上で任意に作成された画像ファイルはカルテ保存時にクライアントコア6側に引き渡し、同時にサーバ1側の医療情報データベース群3がこの内容にしたがって更新される。
【0054】
〈カルテ入力−病名画面起動処理フロー〉
カルテ入力−病名画面起動の処理フローを図8に示す。
ステップS81では、ユーザからの病名登録指示の入力を受け付ける。ここでは、カード画面上に病名登録指示ボタンを表示し、ユーザにより病名登録指示ボタンが操作された場合に、病名登録指示入力があったと判断する。
【0055】
ステップS82では、フロントエンドツールにより表示されているカード画面上で受け付けたユーザからの指示入力に基づいて他画面起動ツールを起動させる。ステップS83では、カード型カルテ制御アプリケーション7により他画面起動ツールを立ち上げ、病名入力画面を起動する。ステップS84では、病名入力画面上においてユーザからの病名入力を受け付ける。ステップS85では、ユーザからの病名入力の終了指示を受け付ける。
【0056】
ステップS86では、ユーザから受け付けた病名をサーバ1側の医療情報データベース群3に送信し保存処理を行う。ステップS87では、サーバ1において医療情報データベース群3の該当するデータベースに送信されてきた病名を登録しデータの更新を行う。
【0057】
ステップS86において、病名入力画面から患者データの編集に移行する旨の指示があればステップS88に移行して、カード型カルテ制御アプリケーション7の他画面起動ツールを起動させる。ステップS88では、病名データの再読み込みを行う。ステップS89では、読み込まれた病名データに基づいて、患者データのダウンロードを行う。ここでは、病名データをサーバ1側に送信し、サーバ1側から送信されてくる検索結果を一時テーブル8に格納する。
【0058】
ステップS90では、サーバ1の検索プロセスにおいて、カード型カルテ制御アプリケーション7から送信されてくる病名データに基づいて患者データを検索し、検索結果をカード型カルテ制御プログラム7に返信する。
【0059】
ステップS91では、カード型カルテ制御アプリケーション7の他画面起動ツールによって起動されたカード画面上で、ダウンロードされた患者データの表示を行い、ユーザによるカルテ入力の受け付け状態に遷移する。
【0060】
〈カルテ保存処理フロー〉
カルテ保存の処理フローを図9に示す。
ステップS101では、ユーザからの終了指示を受け付ける。ここでは、カード画面上に終了指示ボタンを表示し、ユーザにより終了指示ボタンが操作された場合に、カルテ入力処理の終了を行い、カルテ保存処理を開始する。
【0061】
ステップS102では、ユーザによる変更内容を一時テーブル8上に反映するとともに、カード画面上でユーザからの終了指示があった旨の通知をカード型カルテ制御アプリケーション7に送達する。
【0062】
ステップS103では、カード型カルテ制御アプリケーション7により、カルテの変更内容をサーバ1側に送信する。ステップS104では、サーバ1側において医療情報データベース群3内のデータ内容を更新する。
【0063】
また、ステップS103では、クライアントコア6で制御される文書バッファ内に更新された文書データを格納し、クライアントコア6の文書保存用の管理プロセスに対し、文書データの保存の要求を行う。ステップS105では、クライアントコア6の文書保存用の管理プロセスからサーバ1側に対して変更された文書内容を送信する。ステップS106では、クライアントコア6の文書保存用の管理プロセスから送信されてきた文書データに基づいて文書データの更新を行う。
【0064】
ステップS103では、さらに、クライアントコア6の管理プロセスに対して現在使用している患者データの開放要求を行う。ステップS107では、現在使用している患者データを開放して他のクライアントによる使用が可能な状態とする。
【0065】
〔カルテデータ連携〕
実際のカルテデータ連携の一例を図10に示す。
図10に示すように、サーバ1内の医療情報データベース群3は、たとえば患者データベース11、カード型カルテデータベース12、外来患者一覧データベース13、病棟患者情報データベース14、検査歴テーブル15、利用者データベース16などを備えている。
【0066】
患者データベース11のテーブルは、図11に示すように、患者番号、患者氏名、性別、生年月日、病棟コード、病室コード、自宅住所情報、勤務先情報などを含む構成となっている。
【0067】
カード型カルテデータベース12のテーブルは、図12に示すように、患者ID、カード番号、登録者ID、登録者氏名、診療科コード、診療科名、作成日、最終更新日、最終更新利用者ID、最終更新利用者名などの基本情報と、各種データ用フィールドを備える構成となっている。
【0068】
外来患者一覧データベース13のテーブルは、図13に示すように、受付番号、受付日、患者ID、患者氏名、性別、生年月日、予約時間、受付時間、予約元診療科コード、予約元診療科名、予約先診療科コード、予約先診療科名、担当医コード、担当医名、診療区分、状態区分、予約受付、救急区分、診療室コード、診療室名、妊婦フラグ・・・などの項目で構成されている。
【0069】
病棟患者情報データベース14のテーブルは、図14に示すように、患者番号、病棟コード、病室コード、ベッド番号、診療科コード、外来フラグ、入院日、システムフラグ、ユーザフラグ、項目コード、項目属性、項目名称などの項目で構成されている。
【0070】
検査歴テーブル15のテーブルは、図15に示すように、オーダ番号、患者ID、指示日、情報種別、情報区分、識別コード、文書番号、情報内容部などの項目で構成されている。
【0071】
利用者データベース16のテーブルは、図16に示すように、利用者番号、パスワード、利用者氏名、生年月日、性別、電子メールアドレス、ポケットベル番号、職種コード、担当入外区分、依頼医入力必須区分、麻薬施用者番号、人事ID、病歴室ID、所属部科コード、所属病棟コード、所属病室コード、職制コード、有効開始日、有効終了日、・・・文書種別アクセス権限テーブル、ツールアクセス権限テーブル、有効期間開始日時、有効期間終了日時、緊急フラグなどの項目を含む構成となっている。
【0072】
クライアント2の一時テーブル8には、患者基本情報テーブル81、カードカルテ情報テーブル82、検歴テーブル83、外来患者情報84、病棟患者情報テーブル85などを備えており、それぞれサーバ1内の患者データベース11、カード型カルテデータベース12、検査歴テーブル15、外来患者一覧テーブル13、病棟患者情報データベース14に対応しており、サーバ1側からダウンロードしたデータが一時的に格納され、ユーザが入力する変更内容を反映するように構成される。
【0073】
患者基本情報テーブル81は、図17に示すように、患者番号、患者氏名、性別、生年月日、病棟コード、病棟名、病室コード、優待区分、ビタミン算定区分、更新者、更新日、更新時刻、自宅住所情報、緊急連絡先、勤務先情報などの項目で構成されている。
【0074】
カードカルテ情報テーブル82は、図18で示すように、患者ID、カード番号、登録者ID、登録者氏名、診療科コード、診療科名、作成日、作成時間、最終更新日、最終更新時間、最終更新利用者ID、最終更新利用者氏名などの基本項目と、各種データ用フィールドで構成されている。
【0075】
検歴テーブル83は、図19で示すように、患者ID、オーダ番号、検査結果コード、検査結果項目名称、検査結果値、検査結果単位、正常値(上限)、正常値(下限)、異常値フラグなどの項目で構成されている。
【0076】
外来患者情報84は、図20に示すように、受付番号、受付日、患者ID、患者氏名、性別、生年月日、予約時間、受付時間などの項目を含む構成となっている。
【0077】
病棟患者情報テーブル85は、図21に示すように、患者番号、病棟コード、病室コード、ベッドコード、診療科コード、入院年月日、項目コード、項目属性、項目名称などの項目を含む構成となっている。
【0078】
クライアント2内には、さらにカード型カルテ制御アプリケーション7が用いる複数のレイアウト情報、各レイアウト上に配置されるフィールド定義体、各フィールド内で用いられる実体を伴ったデータ情報などを含む制御アプリケーション用テーブル71を備えている。
【0079】
クライアント2内には、この他にも病棟患者情報参照マスタ、ベッドマスタ、診療科マスタ、病室マスタ、病棟マスタなどのマスタ系ファイルを備える構成とすることができる。
【0080】
〔レイアウト設計〕
カード型カルテ制御アプリケーション7上におけるレイアウトの例として、図22に循環器科の再診カルテ(レポート)のレイアウトを示す。
【0081】
この再診カルテ(レポート)レイアウト101は、心電図結果入力欄111、胸部X線所見入力欄121、心エコー結果サマリー入力欄131、トレッドミル結果サマリー入力欄141、ホルター心電図結果サマリー入力欄151、心筋シンチ結果入力欄161などを備えている。
【0082】
心電図結果入力欄111には、検査日、基本調律、心拍数、所見1、所見2、所見3などの項目が設定されており、それぞれにフィールド名Date5、Text047、Number23、Text048、Text049、Text050のフィールドが割り当てられている。
【0083】
胸部X線所見入力欄121には、検査日、心陰影、胸郭、所見1、所見2、所見3などの項目が設定されており、それぞれにフィールド名Date3、Number19、Number20、Text040、Text041、Text042のフィールドが割り当てられている。
【0084】
心エコー結果サマリー入力欄131には、検査日、EF、LVDd、AR、MR、PR、TR、サマリーなどの項目が設定されており、それぞれにフィールド名Date4、Number21、Number22、Text043、Text044、Text045、Text046、Text091のフィールドが割り当てられている。
【0085】
トレッドミル結果サマリー入力欄141には、検査日、終了点、症状出現、不整脈、おもなST−T変化、その他、診断などの項目が設定されており、それぞれにフィールド名Date1、Text030、Text031、Text032、Text033、Text035のフィールドが割り当てられている。
【0086】
ホルター心電図結果サマリー入力欄151には、検査日、基本調律、心拍数最小、心拍数最大、心拍数平均、最大PR間隔、上室性期外収縮、心室性期外収縮、症状、使用薬剤、その他などの項目が設定されており、それぞれにフィールド名Date2、Text037、Number13、Number14、Number15、Number16、Number17、Number18、Text038、Text055、Text039のフィールドが割り当てられている。
【0087】
心筋シンチ結果入力欄161には、検査日、初期像、後期像、サマリーなどの項目が設定されており、それぞれにフィールド名Date6、Text092、Text093、Text094のフィールドが割り当てられている。
【0088】
このレイアウト101に用いられるフィールド名と入力項目名との対応を表1、表2、表3に示す。
【0089】
【表1】
Figure 0003549049
【0090】
【表2】
Figure 0003549049
【0091】
【表3】
Figure 0003549049
このようなレイアウトに用いられるテーブルは、制御アプリケーション用テーブル71内に格納される。
【0092】
カード型カルテ制御アプリケーション7上で、上述したようなレイアウト101を一例とした任意のレイアウトの設定が可能となっている。このようなレイアウトを作成した後、レイアウト上の各フィールドと、一時テーブル8の検歴テーブル83などの項目とを対応付けるための設定が可能となっている。このようなレイアウトおよびレイアウト上の各フィールド、各フィールドと一時テーブル8の各テーブル内の項目との対応についての情報が、制御アプリケーション用テーブル71に格納される。
【0093】
前述したような処理フロー中において、予め設定されたレイアウトが選択され、この選択されたレイアウト上に配置された各フィールドにデータの変更内容が入力される。ユーザにより入力された変更内容は、制御アプリケーション用テーブル71内に実体を伴うフィールドについてはその項目のデータ更新が行われ、各フィールドに対応する一時テーブル8内のデータ項目の内容が更新される。このとき更新日時および更新者などの更新記録情報が必要な項目については、一時テーブル8への記録更新時に、交信記録情報が同時に書き込まれる。
【0094】
カルテの保存処理を行う場合には、一時テーブル8内の各データの変更内容についてサーバ1側に送信し、医療情報データベース群3の内容を更新させる。更新内容のうち、更新日時および更新者などの更新記録情報が必要なデータ項目が含まれる場合、サーバ1の医療情報データベース群3を更新する際に、更新記録情報を同時に書き込む。また、時系列により整列させられるデータ項目が含まれる場合、医療情報データベース群3の内容を更新する際に、前のデータと時系列で関連づけて格納するように構成する。
【0095】
このように、カード型カルテ制御アプリケーション7を用いて任意のレイアウトを設定することができ、このレイアウト上にサーバ1内の複数のデータベース中の項目を混在させて配置することが可能である。ユーザは、カード型カルテ制御アプリケーション7を利用して予め設定したレイアウトを起動することで、複数のツールを開くことなく入出力制御方法の異なるデータ項目の編集を行うことが可能となる。更新記録が必要なデータについては、更新日時や更新者などの更新記録情報を作成して同時にサーバ1側の医療情報データベース群3内に格納されるため、データの真正性を維持することができる。また、時系列に配列されるデータについては、前回のデータとの時系列についての関連性に基づいて保存されるため、時系列でのデータの読み出しについても対応することが可能となる。
【0096】
【発明の効果】
本発明に係る医療情報システムでは、内容更新時におけるデータ制御方法により複数のデータテーブルに分類してサーバ内のデータ蓄積手段に蓄積された医療情報を、クライアント側で任意に設定したレイアウト上に呼び出して更新することが可能である。内容更新時には各データ制御方法に基づいてデータの保存が行われるため、データの真正性、見読性、保存性を維持することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の概略構成を示すブロック図。
【図2】その制御フローチャート。
【図3】その制御フローチャート。
【図4】その制御フローチャート。
【図5】その制御フローチャート。
【図6】その制御フローチャート。
【図7】その制御フローチャート。
【図8】その制御フローチャート。
【図9】その制御フローチャート。
【図10】具体例の制御ブロック図。
【図11】サーバ側データベースのテーブルを示す構成図。
【図12】サーバ側データベースのテーブルを示す構成図。
【図13】サーバ側データベースのテーブルを示す構成図。
【図14】サーバ側データベースのテーブルを示す構成図。
【図15】サーバ側データベースのテーブルを示す構成図。
【図16】サーバ側データベースのテーブルを示す構成図。
【図17】一時テーブルの構成図。
【図18】一時テーブルの構成図。
【図19】一時テーブルの構成図。
【図20】一時テーブルの構成図。
【図21】一時テーブルの構成図。
【図22】レイアウト画面の一例を示す説明図。

Claims (5)

  1. 患者のプロファイル情報や診察情報などを含む医療情報中のデータ項目を、内容更新時におけるデータ制御方法により複数のデータテーブルに分類してサーバ内のデータ蓄積手段に蓄積し、クライアントから前記サーバ内のデータ蓄積手段から前記医療情報を呼び出して参照および更新をすることを可能とした医療情報システムであって、
    前記複数のデータテーブルに対応して前記クライアント側に設けられる複数の一時格納用データテーブルと、
    前記複数のデータテーブルから必要とするデータを選択して前記一時格納用データテーブルに格納するデータ選択手段と、
    データ制御方法の異なる前記データ項目の入出力フィールドが設定されたレイアウトを記憶するレイアウト記憶手段と、
    前記一時格納用データテーブルに格納されたデータを、前記レイアウト記憶手段から選択されるレイアウトに応じて表示する表示形式選択手段と、
    前記表示形式選択手段で表示されるレイアウト上で、前記フィールドにデータを入力することで、異なるデータ制御方法のデータの変更を受け付ける変更内容受付手段と、
    前記変更内容受付手段で受け付けたデータの変更内容を前記一時格納用データテーブルに反映させる一時格納用テーブル変更手段と、
    前記一時格納用データテーブルの変更内容を前記サーバ内の対応するデータテーブルの内容更新時における、データ項目に応じて異なるデータ制御方法に基づいて各データテーブルに反映させるデータ更新手段と、
    を備える医療情報システム。
  2. 予め作成されたレイアウト上の各フィールドに、前記一時格納用データテーブルを対応させるためのレイアウト支援手段をさらに備える、請求項1に記載の医療情報システム。
  3. 前記表示形式選択手段で表示するレイアウトは、着目すべき項目に応じて予め作成された複数のレイアウトのうちから選択できるように構成される、請求項1または2に記載の医療情報システム。
  4. 前記表示形式選択手段で選択されるレイアウト中に、更新日時および更新者などの更新記録情報が必要なデータ項目が含まれる場合、前記データテーブルへの変更内容の反映時に、前記更新記録情報を前記データテーブル内の対応個所に格納する、請求項1〜3のいずれかに記載の医療情報システム。
  5. 前記表示形式選択手段で選択されるレイアウト中に時系列により整列させられるデータ項目が含まれる場合、前記データテーブルへの変更内容の反映時に、前記変更内容を時系列に沿って格納する、請求項1〜4のいずれかに記載の医療情報システム。
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