Deprecated: The each() function is deprecated. This message will be suppressed on further calls in /home/zhenxiangba/zhenxiangba.com/public_html/phproxy-improved-master/index.php on line 456
JP3552935B2 - フェノールエーテル誘導体 - Google Patents
[go: Go Back, main page]

JP3552935B2 - フェノールエーテル誘導体 - Google Patents

フェノールエーテル誘導体 Download PDF

Info

Publication number
JP3552935B2
JP3552935B2 JP37798198A JP37798198A JP3552935B2 JP 3552935 B2 JP3552935 B2 JP 3552935B2 JP 37798198 A JP37798198 A JP 37798198A JP 37798198 A JP37798198 A JP 37798198A JP 3552935 B2 JP3552935 B2 JP 3552935B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
trifluoroethoxy
group
indoline
phenoxy
propyl
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP37798198A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH11269117A (ja
Inventor
牧雄 北澤
正昭 阪
浩輔 岡崎
基裕 小澤
敏和 矢崎
良一 山岸
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kissei Pharmaceutical Co Ltd
Original Assignee
Kissei Pharmaceutical Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kissei Pharmaceutical Co Ltd filed Critical Kissei Pharmaceutical Co Ltd
Priority to JP37798198A priority Critical patent/JP3552935B2/ja
Publication of JPH11269117A publication Critical patent/JPH11269117A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3552935B2 publication Critical patent/JP3552935B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Pharmaceuticals Containing Other Organic And Inorganic Compounds (AREA)
  • Indole Compounds (AREA)
  • Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)

Description

【0001】
【産業上の利用分野】
本発明は医薬品の製造中間体として有用なフェノールエーテル誘導体またはその塩に関するものである。
【0002】
さらに詳しく述べれば、本発明は、一般式
【0003】
【化2】
Figure 0003552935
【0004】
(式中のRは水素原子、2−ヒドロキシエチル基、2−ブロモエチル基、2−(4−ニトロベンゼンスルホニルオキシ)エチル基または2−メタンスルホニルオキシエチル基である)で表される、選択的な尿道平滑筋収縮抑制作用を有し、強い血圧低下作用または起立性低血圧を惹起することなく尿道内圧を低下させ、排尿困難治療剤として有用な、一般式
【0005】
【化3】
Figure 0003552935
【0006】
(式中のRは置換基として1個ないしそれ以上のハロゲン原子,水酸基,低級アルコキシ基,カルボキシ基,低級アルコキシカルボニル基,シクロアルキル基またはアリール基を有していてもよく不飽和結合を有することもある脂肪族アシル基、ヒドロキシアルキル基、脂肪族アシルオキシアルキル基、置換基として低級アルコキシ基,カルボキシ基,低級アルコキシカルボニル基,アリール置換低級アルコキシカルボニル基,カルバモイル基,モノまたはジアルキル置換カルバモイル基またはシアノ基を有する低級アルキル基、置換基として1個ないしそれ以上のハロゲン原子を有していてもよい芳香族アシル基、フロイル基またはピリジルカルボニル基であり、Rはシアノ基またはカルバモイル基である)で表されるインドリン誘導体およびそれらの薬理学的に許容される塩の製造中間体に関するものである。
【0007】
【従来の技術】
尿道内圧低下作用を有する排尿困難治療剤として塩酸プラゾシン(塩酸1−(4−アミノ−6,7−ジメトキシ−2−キナゾリニル)−4−(2−フロイル)ピペラジン)が市販されているが、塩酸プラゾシンは同時に血圧低下作用も有するため、例えば、起立性低血圧を惹起するという副作用が報告されており、患者、特に老人には慎重な服用が要求される等の使用上の問題点が指摘されている。それ故、尿道内圧低下作用を主薬効とする排尿困難治療剤の有する副作用である血圧低下作用を軽減するため、選択的に尿道平滑筋の収縮を抑制し、強い血圧低下作用または起立性低血圧を惹起することのない新しいタイプの排尿困難治療剤の開発が強く嘱望されていた。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
前記一般式(II)で表されるインドリン誘導体は、選択的な尿道平滑筋収縮抑制作用を有することが全く報告されていない、文献未記載の新規な化合物であり、血圧に対して影響が少なく、強い血圧低下作用または起立性低血圧を惹起することのない排尿困難治療剤として有用である。本発明の目的は、前記一般式(II)で表される新規なインドリン誘導体の製造に有用な製造中間体を提供することである。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本発明者らは選択的な尿道平滑筋収縮抑制作用を有し排尿困難治療剤として有用な化合物を見い出すべく鋭意研究した結果、前記一般式(II)で表されるある種のインドリン誘導体が、強力な尿道内圧低下作用を発揮し、かつ血圧低下作用が緩和であるという知見に基づき、前記一般式(I)で表されるフェノールエーテル誘導体がその製造中間体として有用であることを見出し、本発明を成すに至った。
【0010】
尚、前記一般式(II)で表される化合物において、低級アルキルとは炭素数1〜6の直鎖状および分枝状のアルキルを、ヒドロキシアルキルとは水酸基を有し、但し、該水酸基はα位以外の位置に存する、炭素数2〜6の直鎖状および分枝状のアルキルを、低級アルコキシとは炭素数1〜6の直鎖状および分枝状のアルコキシを、シクロアルキルとは5〜7員環の環状アルキルをそれぞれいう。また、アリールとはフェニル、ナフチル等の芳香族炭化水素を、芳香族アシルとは上述と同じ意味を有するアリールを有するカルボン酸のアシルを、不飽和結合を有することもある脂肪族アシルとは炭素数2〜7からなる直鎖状および分枝状のアルキルカルボン酸または炭素数3〜7からなる直鎖状および分枝状のアルケニルカルボン酸のアシルを、脂肪族アシルオキシアルキルとは上記脂肪族アシル基で置換された水酸基を有し、但し、該脂肪族アシルオキシ基はα位以外の位置に存する、炭素数4〜13のアルキルカルボニルオキシアルキルをそれぞれいう。さらに、フロイルとは2−フロイル、3−フロイルを、ピリジルカルボニルとは2−ピリジルカルボニル、3−ピリジルカルボニルおよび4−ピリジルカルボニルを、ハロゲン原子とはフッ素原子、塩素原子、臭素原子等をそれぞれいう。
【0011】
本発明の前記一般式(I)で表されるフェノールエーテル誘導体は新規な化合物であり、以下のようにして製造することができる。
【0012】
即ち、本発明の化合物は、1−メトキシ−2−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)ベンゼンを三臭化ホウ素等により分解し、2−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェノールを得、所望により、1,2−ジブロモエタンと反応させるか、またはブロモ酢酸エチルと反応させた後、水素化リチウムアルミニウム等を用いて還元し、2−〔2−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェノキシ〕エタノールを得、更に所望により、4−ニトロベンゼンスルホニルクロライドまたはメタンスルホニルクロライドと反応させることにより製造することができる。尚、このようにして得られた本発明の化合物の中、塩に誘導できる化合物においては、常法によりその塩とすることができる。
【0013】
本発明の化合物は、以下の方法により排尿困難治療剤として有用な前記一般式(II)のインドリン誘導体に誘導することができる。例えば、1−(2−ブロモエトキシ)−2−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)ベンゼン、4−ニトロベンゼンスルホン酸2−〔2−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェノキシ〕エチル又はメタンスルホン酸2−〔2−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェノキシ〕エチル若しくはその塩を式
【0014】
【化4】
Figure 0003552935
【0015】
で表される化合物と反応させ、式
【0016】
【化5】
Figure 0003552935
【0017】
で表される化合物を得、Boc化試薬を用いてBoc化し、アルカリ条件下で脱アセチル化した後、所望により、水酸化アルカリの存在下、過酸化水素で処理することにより得られる一般式
【0018】
【化6】
Figure 0003552935
【0019】
(式中のBocはtert−ブトキシカルボニル基であり、Rはシアノ基またはカルバモイル基である)で表される化合物と、一般式
【0020】
OH (VI)
【0021】
(式中のRは置換基として1個ないしそれ以上のハロゲン原子,保護基で保護された水酸基,低級アルコキシ基,低級アルコキシカルボニル基,シクロアルキル基またはアリール基を有してもよく不飽和結合を有することもある脂肪族アシル基、置換基として1個ないしそれ以上のハロゲン原子を有していてもよい芳香族アシル基、フロイル基またはピリジルカルボニル基である)で表されるカルボン酸またはそれらの反応性官能的誘導体とを、必要に応じ、N,N’−ジシクロヘキシルカルボジイミド、1,1’−カルボニルジイミダゾール、オキシ塩化リンまたは三塩化リン等の縮合剤の存在下反応させるか、または、一般式
【0022】
− A (VII)
【0023】
(式中のRは保護基で保護されたヒドロキシアルキル基、脂肪族アシルオキシアルキル基、置換基として低級アルコキシ基,低級アルコキシカルボニル基,アリール置換低級アルコキシカルボニル基,カルバモイル基,モノまたはジアルキル置換カルバモイル基またはシアノ基を有する低級アルキル基であり、Aはハロゲン原子、4−ニトロベンゼンスルホニルオキシ基またはメタンスルホニルオキシ基である)で表される化合物とを反応させ、必要に応じて、常法に従い、水酸基の保護基を除去するか、常法に従い加水分解し、さらに必要に応じてO−アシル化またはベンジル化した後、トリフルオロ酢酸等の試薬により得られた化合物のBoc基を除去するか、または得られた化合物を濃塩酸で処理することなどにより製造することができる。
【0024】
上記製造方法において、カルボン酸の反応性官能的誘導体としては、酸ハライド、酸無水物、混合酸無水物、活性エステル、活性アミド等を挙げることができる。
【0025】
前記一般式(II)の化合物の中、式
【0026】
【化7】
Figure 0003552935
【0027】
で表される化合物は、前記一般式(IV)で表される化合物を、濃塩酸で処理することにより製造することができる。
【0028】
前記一般式(II)の化合物の中、一般式
【0029】
【化8】
Figure 0003552935
【0030】
(式中のRはヒドロキシアルキル基、脂肪族アシルオキシアルキル基または置換基として低級アルコキシ基,カルボキシ基,低級アルコキシカルボニル基,アリール置換低級アルコキシカルボニル基,カルバモイル基またはモノまたはジアルキル置換カルバモイル基を有する低級アルキル基である)で表される化合物は、前述の方法により前記一般式(V)の化合物から製造することのできる、一般式
【0031】
【化9】
Figure 0003552935
【0032】
(式中のRは保護基で保護されたヒドロキシアルキル基、脂肪族アシルオキシアルキル基または置換基として低級アルコキシ基,低級アルコキシカルボニル基,アリール置換低級アルコキシカルボニル基,カルバモイル基またはモノまたはジアルキル置換カルバモイル基を有する低級アルキル基であり、Bocは前記と同じ意味をもつ)で表される化合物を、水酸化アルカリの存在下、過酸化水素で処理した後、得られた化合物を、必要に応じて、水酸基の保護基を除去するか、加水分解し、次いで必要に応じて、ベンジル化剤を用いてベンジル化するか、低級アルコールを用いて常法に従いエステル化するか、脂肪族カルボン酸またはそれらの反応性官能的誘導体を用いて常法によりアシル化等をした後、トリフルオロ酢酸等の試薬を用いて処理しBoc基を除去することにより製造することができる。
【0033】
前記一般式(II)の化合物の中、一般式
【0034】
【化10】
Figure 0003552935
【0035】
(式中のRはヒドロキシアルキル基、脂肪族アシルオキシアルキル基、置換基として低級アルコキシ基,カルボキシ基,低級アルコキシカルボニル基,アリール置換低級アルコキシカルボニル基,カルバモイル基,モノまたはジアルキル置換カルバモイル基またはシアノ基を有する低級アルキル基である)で表される化合物は、一般式
【0036】
【化11】
Figure 0003552935
【0037】
(式中のRは前記と同じ意味をもつ)で表される化合物を、1−(2−ブロモエトキシ)−2−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)ベンゼン、4−ニトロベンゼンスルホン酸2−〔2−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェノキシ〕エチル又はメタンスルホン酸2−〔2−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェノキシ〕エチルと反応させ、必要に応じ、水酸基の保護基を除去するかまたは得られた化合物を加水分解し、さらに必要に応じて、得られた化合物をO−アシル化またはベンジル化することにより製造することができる。
【0038】
上記製造方法において用いられる前記一般式(III)で表される化合物は、式
【0039】
【化12】
Figure 0003552935
【0040】
で表される化合物と2−ブロモプロピオン酸ハライドとをルイス酸の存在下反応させるか同様の条件下プロピオン酸ハライドと反応させた後、例えば、三臭化水素酸ピロリドン等のブロム化剤を用いてブロム化することにより得られる、式
【0041】
【化13】
Figure 0003552935
【0042】
で表される化合物をトリエチルシラン等の還元剤で還元することにより、式
【0043】
【化14】
Figure 0003552935
【0044】
で表される化合物に変換した後、常法によりニトロ化し、次いで水素気流下、例えば、酸化白金等の触媒を用いて処理し、さらにシアン化銅を用いてザンドマイヤー反応を行い、式
【0045】
【化15】
Figure 0003552935
【0046】
で表される化合物を得、更にアジ化ナトリウムとを反応させた後、得られたアジド化合物を還元することにより製造することができる。
【0047】
上記製造方法において出発原料として用いられる前記一般式(VI)、(VII)および前記式(X)で表される化合物は市販品として入手するか、公知の方法により製造することができる。
【0048】
上記製造方法において用いられる前記一般式(IX)で表される化合物は、前記式(III)で表される化合物とBoc化試薬を反応させ、一般式
【0049】
【化16】
Figure 0003552935
【0050】
(式中のBocは前記と同じ意味をもつ)で表される化合物を得た後、アルカリ条件下で脱アセチル化し、水酸化アルカリの存在下、過酸化水素で処理し、得られた化合物と前記一般式(VII)で表される化合物を反応させ、さらに、トリフルオロ酢酸等の試薬によりBoc基を除去することにより製造することができる。
【0051】
このようにして得られた前記一般式(II)の化合物は、ウサギの尿道を用いたin vitroの試験において、概ね5×10−11〜4×10−8Mの濃度で10−5Mのフェニレフリンによる収縮を50%抑制する活性を示した。例えば、(R)−1−ブチリル−5−〔2−〔2−〔2−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェノキシ〕エチルアミノ〕プロピル〕インドリン−7−カルボキサミドは3.1×10−9Mの濃度で50%抑制活性を示した。また、北田真一郎らの試験(J.Smooth Muscle Res.,27(4),254(1991))に準拠した方法で実施した、ラットを用いたin vivoの試験において、前記一般式(II)の化合物は概ね0.5〜60μg/kgの用量でフェニレフリン(30μg/kg)により生じる尿道内圧の上昇を50%阻害する活性を示した。例えば、(R)−1−ブチリル−5−〔2−〔2−〔2−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェノキシ〕エチルアミノ〕プロピル〕インドリン−7−カルボキサミドは1.3μg/kgで、(R)−1−(3−ヒドロキシプロピル)−5−〔2−〔2−〔2−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェノキシ〕エチルアミノ〕プロピル〕インドリン−7−カルボキサミドは1.3μg/kgで50%阻害活性を示した。同様にして、現在排尿困難症の治療に使用されている塩酸プラゾシンについて試験を行った結果、4.0μg/kgで同様の効果が確認された。
【0052】
また、被検化合物を大腿静脈から静脈内投与したラットにおける通常行われるin vivoでの血圧測定試験において、塩酸プラゾシンが2μg/kg程度で10%血圧降下作用を示したのに対し、前記一般式(II)の化合物は約10〜100μg/kgで10%血圧降下作用を示した。例えば、(R)−1−ブチリル−5−〔2−〔2−〔2−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェノキシ〕エチルアミノ〕プロピル〕インドリン−7−カルボキサミドは34μg/kg程度で、また(R)−1−(3−ヒドロキシプロピル)−5−〔2−〔2−〔2−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェノキシ〕エチルアミノ〕プロピル〕インドリン−7−カルボキサミドは26μg/kg程度で同様の作用を示した。このように、本発明の化合物は、強力な尿道平滑筋収縮抑制作用を有し、一般的に尿道内圧を低下させる作用に比して、血圧降下に及ぼす影響が軽微であり、尿道平滑筋収縮抑制作用を発現する投与量での血圧低下作用は極めて緩和である。例えば、塩酸プラゾシンと比較した場合、尿道平滑筋に対する作用は血管に対して数倍以上の良好な選択性を示し、中には10倍ないし100倍以上の卓越した選択性を示す化合物もあり、強力な血圧低下または起立性低血圧を惹起することのない排尿困難治療剤として非常に有用な化合物である。
【0053】
前記一般式(II)の化合物は少なくとも1個の不斉炭素を有しており、それぞれの不斉炭素において(R)配置および(S)配置の2つの立体配置が存在するが、いずれの配置の化合物も使用でき、またそれらの混合物も使用できる。前記一般式(II)の化合物の中、不飽和結合を有するものには、EおよびZの幾何学異性が存在するが、いずれの化合物も使用できる。これらの化合物において、尿道内圧低下作用に比して血圧低下作用が緩和である、すなわち、尿道平滑筋に対する選択性の高い化合物が好ましい。
【0054】
また、前記一般式(II)の化合物は3つの置換基を有しており、置換基Rにおいては置換基としてカルボキシ基を有していてもよい脂肪族アシル基、ヒドロキシアルキル基、脂肪族アシルオキシアルキル基、置換基として低級アルコキシ基,カルボキシ基,低級アルコキシカルボニル基またはアリール置換低級アルコキシカルボニル基を有していてもよい低級アルキル基が好ましく、置換基Rにおいてはカルバモイル基が好ましく、具体的には、1−アセチル−5−〔2−〔2−〔2−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェノキシ〕エチルアミノ〕プロピル〕インドリン−7−カルボキサミド、1−ブチリル−5−〔2−〔2−〔2−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェノキシ〕エチルアミノ〕プロピル〕インドリン−7−カルボキサミド、1−(3−エトキシカルボニルプロピル)−5−〔2−〔2−〔2−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェノキシ〕エチルアミノ〕プロピル〕インドリン−7−カルボキサミド、4−〔5−〔2−〔2−〔2−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェノキシ〕エチルアミノ〕プロピル〕−7−カルバモイルインドリン−1−イル〕酪酸、1−(3−メトキシプロピル)−5−〔2−〔2−〔2−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェノキシ〕エチルアミノ〕プロピル〕インドリン−7−カルボキサミド、1−(4−ヒドロキシブチル)−5−〔2−〔2−〔2−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェノキシ〕エチルアミノ〕プロピル〕インドリン−7−カルボキサミド、1−(3−ヒドロキシプロピル)−5−〔2−〔2−〔2−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェノキシ〕エチルアミノ〕プロピル〕インドリン−7−カルボキサミド等をあげることができる。
【0055】
また、特に好ましい化合物として、例えば、1−ブチリル−5−〔2−〔2−〔2−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェノキシ〕エチルアミノ〕プロピル〕インドリン−7−カルボキサミド、1−(3−エトキシカルボニルプロピル)−5−〔2−〔2−〔2−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェノキシ〕エチルアミノ〕プロピル〕インドリン−7−カルボキサミド、1−(3−メトキシプロピル)−5−〔2−〔2−〔2−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェノキシ〕エチルアミノ〕プロピル〕インドリン−7−カルボキサミド、1−(3−ヒドロキシプロピル)−5−〔2−〔2−〔2−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェノキシ〕エチルアミノ〕プロピル〕インドリン−7−カルボキサミド、(R)−1−ブチリル−5−〔2−〔2−〔2−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェノキシ〕エチルアミノ〕プロピル〕インドリン−7−カルボキサミド、(R)−1−(3−エトキシカルボニルプロピル)−5−〔2−〔2−〔2−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェノキシ〕エチルアミノ〕プロピル〕インドリン−7−カルボキサミド、(R)−1−(3−メトキシプロピル)−5−〔2−〔2−〔2−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェノキシ〕エチルアミノ〕プロピル〕インドリン−7−カルボキサミド、および(R)−1−(3−ヒドロキシプロピル)−5−〔2−〔2−〔2−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェノキシ〕エチルアミノ〕プロピル〕インドリン−7−カルボキサミドをあげることができる。
【0056】
前記一般式(II)で表されるインドリン誘導体は、常法に従い、薬理学的に許容される塩とすることができ、また、塩基性窒素原子を2個有する化合物はモノないしジ酸付加塩とすることができる。
【0057】
薬理学的に許容される塩としては、例えば、カルボキシ基を有する化合物はナトリウム、カリウム、カルシウム等のような無機塩基との塩、モルホリン、ピペリジンなどの有機アミンとの塩に変換することもできる。また、当該化合物の中、置換基Rが置換または無置換のアシル基またはフロイル基である化合物である場合は、塩酸、臭化水素酸、硫酸、メタンスルホン酸、ベンゼンスルホン酸、p−トルエンスルホン酸、酢酸、クエン酸、コハク酸、酒石酸、2,4−ジメチルベンゼンスルホン酸、2,5−ジメチルベンゼンスルホン酸、2,4,6−トリメチルベンゼンスルホン酸、(+)−カンファースルホン酸、(−)−カンファースルホン酸、4−クロロベンゼンスルホン酸、2−ナフタレンスルホン酸、1−ブタンスルホン酸、フマル酸、グルタミン酸、アスパラギン酸等とのモノ酸付加塩に変換することができる。さらに、当該化合物の中、置換基Rが置換アルキル基またはピリジルカルボニル基である化合物は、塩酸、臭化水素酸、硫酸、メタンスルホン酸、ベンゼンスルホン酸、p−トルエンスルホン酸、2,4−ジメチルベンゼンスルホン酸、2,5−ジメチルベンゼンスルホン酸、2,4,6−トリメチルベンゼンスルホン酸、(+)−カンファースルホン酸、(−)−カンファースルホン酸、4−クロロベンゼンスルホン酸、2−ナフタレンスルホン酸、1−ブタンスルホン酸等とのモノまたはジ酸付加塩、または酢酸、クエン酸、コハク酸、酒石酸、フマル酸、グルタミン酸、アスパラギン酸等とのモノ酸付加塩に変換することができる。これらの薬理学的に許容される塩もフリー体と同様に選択的な尿道平滑筋収縮抑制作用を有し、強力な血圧低下作用または起立性低血圧を惹起することのない排尿困難治療剤として有用である。
【0058】
前記一般式(II)で表されるインドリン誘導体およびその塩を実際の治療に用いる場合、適当な医薬品組成物、例えば、錠剤、散剤、顆粒剤、カプセル剤、注射剤などとして経口的あるいは非経口的に投与される。これらの医薬品組成物は一般の調剤において行われる製剤学的方法により調製することができる。
【0059】
その投与量は対象となる患者の性別、年齢、体重、症状の度合などによって適宜決定されるが、経口投与の場合、概ね成人1日当たり0.5〜500mg、非経口投与の場合、概ね成人1日当たり0.05〜100mgの範囲内で投与される。
【0060】
【実施例】
本発明の内容を以下の参考例および実施例でさらに詳細に説明する。なお、各参考例および実施例中の化合物の融点はすべて未補正である。
【0061】
実施例1
2−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェノール
2−メトキシフェノール150mg、ヨウ化2,2,2−トリフルオロエチル584mgおよび炭酸カリウム400mgを乾燥ジメチルホルムアミド10ml中に加え、130℃で激しく撹拌しながら6時間反応させた。反応液に水を加え、ジエチルエーテルで抽出し水洗後、無水硫酸マグネシウムで乾燥した。減圧下に溶媒を留去し、残留物をシリカゲル中圧液体カラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:ヘキサン/クロロホルム=5/2)で精製し、油状の1−メトキシ−2−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)ベンゼン179mgを得た。
【0062】
NMR(CDCl
δ:3.87(3H,s),4.39(2H,q,J=8.4Hz),6.85〜7.10(4H,m)
【0063】
1−メトキシ−2−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)ベンゼン3.83gを乾燥塩化メチレン50mlに溶かし、氷冷撹拌下に三臭化ホウ素3.1mlを滴下したのち30分間反応させた。反応液を炭酸水素ナトリウム水溶液500mlに注ぎ、ジエチルエーテルで抽出し水洗したのち無水硫酸マグネシウムで乾燥した。減圧下に溶媒を留去し、残留物をシリカゲル中圧液体カラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:ヘキサン/ジエチルエーテル=20/1)で精製し、融点49〜50℃の2−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェノール2.37gを得た。
【0064】
IR(KBr): νOH 3310cm−1
NMR(CDCl
δ:4.42(2H,q,J=7.9Hz),5.53(1H,s),6.80〜7.10(4H,m)
【0065】
実施例2
1−(2−ブロモエトキシ)−2−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)ベンゼン
2−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェノール2.85gと1,2−ジブロモエタン1.68mlを水酸化ナトリウム0.63gの水15ml溶液に加え、120℃で撹拌下に8時間反応させた。反応液に濃塩酸1.3mlを加え、ジエチルエーテルで抽出し水洗したのち無水硫酸マグネシウムで乾燥した。減圧下に溶媒を留去し、残留物をシリカゲル中圧液体カラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:ヘキサン/ジエチルエーテル=5/1)で精製し、油状の1−(2−ブロモエトキシ)−2−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)ベンゼン1.78gを得た。
【0066】
NMR(CDCl
δ:3.67(2H,t,J=6.0Hz),4.34(2H,t,J=6.0Hz),4.43(2H,q,J=8.2Hz),6.90〜7.20(4H,m)
【0067】
実施例3
2−〔2−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェノキシ〕エタノール
2−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェノール200mgを乾燥ジメチルホルムアミド2mlに溶かし、ブロモ酢酸エチル138μlと炭酸カリウム216mgを加え、撹拌下に室温で1時間、60℃で1時間反応させた。反応液に酢酸エチルを加え水洗したのち無水硫酸マグネシウムで乾燥した。減圧下に溶媒を留去し、油状の2−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェノキシ酢酸エチル270mgを得た。
【0068】
IR(neat): νC=O 1760cm−1
NMR(CDCl
δ:1.29(3H,t,J=7.1Hz),4.26(2H,q,J=7.1Hz),4.47(2H,q,J=8.4Hz),4.68(2H,s),6.85〜7.10(4H,m)
【0069】
2−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェノキシ酢酸エチル270mgの乾燥テトラヒドロフラン3ml溶液を、水素化リチウムアルミニウム79mgの乾燥テトラヒドロフラン1ml懸濁液に、氷冷撹拌下に滴下したのち、室温で40分間反応させた。反応液に無水硫酸ナトリウムを加え、撹拌下に水を滴下したのち不溶物をろ去した。減圧下に溶媒を留去し、残留物をシリカゲル中圧液体カラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:ヘキサン/酢酸エチル=2/1)で精製し、油状の2−〔2−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェノキシ〕エタノール213mgを得た。
【0070】
IR(neat): νOH 3400cm−1
NMR(CDCl
δ:2.24(1H,br s),3.90〜4.00(2H,m),4.10〜4.15(2H,m),4.39(2H,q,J=8.3Hz),6.90〜7.10(4H,m)
【0071】
実施例4
メタンスルホン酸2−〔2−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェノキシ〕エチル
2−〔2−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェノキシ〕エタノール210mgを塩化メチレン1mlに溶かし、氷冷撹拌下にトリエチルアミン186μlとメタンスルホニルクロリド83μlを加え、室温で30分間反応させた。反応液を減圧下に濃縮後、残留物に水を加えジエチルエーテルで抽出し水洗したのち無水硫酸マグネシウムで乾燥した。減圧下に溶媒を留去し、残留物をシリカゲル中圧液体カラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:ヘキサン/酢酸エチル=2/1)で精製し、融点40.5〜42.0℃のメタンスルホン酸2−〔2−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェノキシ〕エチル273mgを得た。
【0072】
IR(KBr): νSO 1350,1120cm−1
NMR(CDCl
δ:3.12(3H,s),4.25〜4.30(2H,m),4.38(2H,q,J=8.3Hz),4.55〜4.65(2H,m),6.90〜7.10(4H,m)
【0073】
参考例1
1−アセチル−5−(2−ブロモプロピル)インドリン
1−アセチル−5−プロピオニルインドリン1.65gをテトラヒドロフラン150mlに溶かし、濃硫酸5滴と三臭化水素酸ピロリドン4.14gを加え、室温で16時間反応させた。不溶物をろ去しろ液を減圧下に濃縮後、酢酸エチルで抽出し水洗したのち無水硫酸マグネシウムで乾燥した。減圧下に溶媒を留去後、残留物をエタノールより再結晶し、融点140〜142℃の1−アセチル−5−(2−ブロモプロピオニル)インドリン1.78gを得た。
【0074】
IR(KBr): νC=O 1675,1660cm−1
NMR(CDCl
δ:1.89(3H,d,J=6.4Hz),2.27(3H,s),3.26(2H,t,J=8.4Hz),4.14(2H,t,J=8.4Hz),5.27(1H,q,J=6.4Hz),7.87(1H,s),7.89(1H,d,J=8.4Hz),8.26(1H,d,J=8.4Hz)
【0075】
1−アセチル−5−(2−ブロモプロピオニル)インドリン210gをトリフルオロ酢酸700mlに溶かし、氷冷撹拌下にトリエチルシラン190gを30分かけて加えたのち、氷冷下で30分続いて室温で1時間反応させた。反応液を減圧下に濃縮後、残留物を水21に注ぎヘキサン500mlを加え撹拌した。不溶物をろ取しヘキサンで洗浄後、酢酸エチル−ヘキサンより再結晶し、融点124〜126℃の1−アセチル−5−(2−ブロモプロピル)インドリン153gを得た。
【0076】
IR(KBr): νC=O 1652cm−1
NMR(CDCl
δ:1.68(3H,d,J=6.9Hz),2.22(3H,s),2.95〜3.10(1H,m),3.10〜3.25(3H,m),4.06(2H,t,J=8.4Hz),4.20〜4.30(1H,m),6.90〜7.05(2H,m),8.13(1H,d,J=8.9Hz)
【0077】
参考例2
1−アセチル−5−(2−ブロモプロピル)−7−ニトロインドリン
1−アセチル−5−(2−ブロモプロピル)インドリン153gを酢酸240mlに溶かし、氷冷撹拌下に発煙硝酸120mlを1時間かけて加えたのち、室温で30分間反応させた。反応液をゆっくり氷水に注いだ後不溶物をろ取し、ベンゼン1.5lに溶かして水洗したのち無水硫酸マグネシウムで乾燥した。減圧下に溶媒を留去後、残留物を酢酸エチル−イソプロピルエーテルより再結晶し、融点119〜120℃の1−アセチル−5−(2−ブロモプロピル)−7−ニトロインドリン155gを得た。
【0078】
IR(KBr): νC=O 1680cm−1
NMR(CDCl
δ:1.73(3H,d,J=6.6Hz),2.26(3H,s),3.10〜3.15(2H,m),3.22(2H,t,J=8.0Hz),4.20〜4.30(3H,m),7.29(1H,s),7.49(1H,s)
【0079】
参考例3
1−アセチル−5−(2−ブロモプロピル)インドリン−7−カルボニトリル
1−アセチル−5−(2−ブロモプロピル)−7−ニトロインドリン50gをエタノール1.5lに溶かし、酸化白金2.5gを加え、常圧水素雰囲気下室温で4時間撹拌した。触媒をろ去後ろ液を減圧下に濃縮乾固し、1−アセチル−7−アミノ−5−(2−ブロモプロピル)インドリン45gを得た。
【0080】
NMR(CDCl
δ:1.66(3H,d,J=6.6Hz),2.29(3H,s),2.92(1H,dd,J=13.9,7.7Hz),3.02(2H,t,J=7.8Hz),3.13(1H,dd,J=13.9,6.6Hz),4.04(2H,t,J=7.8Hz),4.20〜4.30(1H,m),4.81(2H,br s),6.40(1H,s),6.47(1H,s)
【0081】
1−アセチル−7−アミノ−5−(2−ブロモプロピル)インドリン59.4gを氷冷下に28%塩酸50mlに溶かし、内温を0〜5℃に保ちながら亜硝酸ナトリウム16.2gの水溶液40mlを加え、1時間反応させた。反応液に氷冷撹拌下炭酸ナトリウムを加えpH7とした。
【0082】
一方、シアン化銅17.9gを水150mlに懸濁し、室温でシアン化ナトリウム32gを少量ずつ加えたのちトルエン150mlを加え、75℃で30分間撹拌した。これに、先に調製したジアゾニウム塩を加え、75℃で撹拌下に2時間反応させた。反応液を酢酸エチルで抽出し水洗したのち無水硫酸マグネシウムで乾燥した。減圧下に溶媒を留去し、残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:酢酸エチル/ヘキサン=3/2)で精製し、融点115〜117℃の1−アセチル−5−(2−ブロモプロピル)インドリン−7−カルボニトリル29.1gを得た。
【0083】
Figure 0003552935
NMR(CDCl
δ:1.72(3H,d,J=6.7Hz),2.32(3H,s),3.05〜3.10(2H,m),3.15(2H,t,J=8.0Hz),4.15(2H,t,J=8.0Hz),4.15〜4.25(1H,m),7.27(1H,s),7.31(1H,s)
【0084】
参考例4
1−アセチル−5−(2−アミノプロピル)インドリン−7−カルボニトリル
1−アセチル−5−(2−ブロモプロピル)インドリン−7−カルボニトリル1.42gとアジ化ナトリウム0.30gをジエチレングリコールモノエチルエーテル1.4mlと水3.2mlに溶かし、90℃で撹拌下に9.5時間反応させた。反応液に水を加え、塩化メチレンで抽出し水洗したのち無水硫酸マグネシウムで乾燥した。減圧下に溶媒を留去し、残留物をシリカゲル中圧液体カラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:酢酸エチル/ヘキサン=3/1)で精製し、油状の1−アセチル−5−(2−アジドプロピル)インドリン−7−カルボニトリル1.10gを得た。
【0085】
Figure 0003552935
NMR(CDCl
δ:1.29(3H,d,J=6.4Hz),2.32(3H,s),2.72(2H,d,J=6.9Hz),3.15(2H,t,J=7.9Hz),3.60〜3.75(1H,m),4.16(2H,t,J=7.9Hz),7.27(1H,s),7.30(1H,s)
【0086】
1−アセチル−5−(2−アジドプロピル)インドリン−7−カルボニトリル0.20gをエタノール16mlに溶かし、5%パラジウム−硫酸バリウム102mgを加え、常圧水素雰囲気下室温で8時間撹拌した。触媒をろ去後ろ液を減圧下に濃縮乾固し、融点94〜96℃の1−アセチル−5−(2−アミノプロピル)インドリン−7−カルボニトリル0.18gを得た。
【0087】
Figure 0003552935
NMR(CDCl
δ:1.11(3H,d,J=6.4Hz),2.32(3H,s),2.51(1H,dd,J=13.4,7.9Hz),2.67(1H,dd,J=13.4,5.4Hz),3.05〜3.25(3H,m),4.15(2H,t,J=7.9Hz),7.25(1H,s),7.30(1H,s)
【0088】
参考例5
1−アセチル−5−〔2−〔2−〔2−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェノキシ〕エチルアミノ〕プロピル〕インドリン−7−カルボニトリル
1−アセチル−5−(2−アミノプロピル)インドリン−7−カルボニトリル1.37gと1−(2−ブロモエトキシ)−2−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)ベンゼン1.50gをエタノール6mlに溶かし、炭酸水素ナトリウム0.47gを加え、封管中95℃で12時間反応させた。反応液を減圧下に濃縮し、残留物をシリカゲル中圧液体カラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:塩化メチレン/ジエチルエーテル/メタノール=5/5/1)で精製後、ジエチルエーテル−ヘキサンで再結晶し、融点64〜65℃の1−アセチル−5−〔2−〔2−〔2−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェノキシ〕エチルアミノ〕プロピル〕インドリン−7−カルボニトリル1.30gを得た。
【0089】
Figure 0003552935
NMR(CDCl
δ:1.06(3H,d,J=6.4Hz),2.31(3H,s),2.56(1H,dd,J=13.2,6.9Hz),2.75(1H,dd,J=13.2,6.4Hz),2.90〜3.20(5H,m),4.00〜4.20(4H,m),4.33(2H,q,J=8.4Hz),6.80〜7.20(4H,m),7.24(1H,s),7.30(1H,s)
【0090】
参考例6
1−アセチル−5−〔2−〔2−〔2−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェノキシ〕エチルアミノ〕プロピル〕インドリン−7−カルボニトリル
1−アセチル−5−(2−アミノプロピル)インドリン−7−カルボニトリル18.85gとメタンスルホン酸2−〔2−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェノキシ〕エチル24.34gをエタノール155mlに溶かし、炭酸水素ナトリウム7.81gを加え24時間加熱還流させた。反応液に水1lを加えジエチルエーテルで抽出したのち、無水硫酸マグネシウムで乾燥した。減圧下に溶媒を留去し、残留物をシリカゲルフラッシュカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:クロロホルム/メタノール=10/1)で精製し、融点64〜65℃の1−アセチル−5−〔2−〔2−〔2−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェノキシ〕エチルアミノ〕プロピル〕インドリン−7−カルボニトリル23.48gを得た。この物は参考例5で得られた化合物と物性が完全に一致した。
【0091】
参考例7
(R)−(−)−1−アセチル−5−〔2−〔2−〔2−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェノキシ〕エチルアミノ〕プロピル〕インドリン−7−カルボニトリル
(±)−1−アセチル−5−〔2−〔2−〔2−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェノキシ〕エチルアミノ〕プロピル〕インドリン−7−カルボニトリル4.46gをエタノール20mlに溶かし、(+)−マンデル酸1.52gを加え室温で放置後、析出結晶をろ取した。得られた結晶をメタノール−エタノール(35ml/35ml)、メタノール−エタノール(28ml/14ml)、メタノール(15ml)、メタノール(13ml)より順次再結晶し、(R)−(−)−1−アセチル−5−〔2−〔2−〔2−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェノキシ〕エチルアミノ〕プロピル〕インドリン−7−カルボニトリルと(+)−マンデル酸の塩740mgを得た。この塩を、酢酸エチル50mlと10%炭酸ナトリウム水溶液50mlの混液に加え、室温で2時間反応させた。反応液を酢酸エチルで抽出し、10%炭酸ナトリウム水溶液および水で洗浄したのち無水硫酸マグネシウムで乾燥した。減圧下に溶媒を留去し、融点57〜59℃の(R)−(−)−1−アセチル−5−〔2−〔2−〔2−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェノキシ〕エチルアミノ〕プロピル〕インドリン−7−カルボニトリル494mgを得た。
【0092】
比旋光度: 〔α〕25 −21.3°(c=1.02,MeOH)
【0093】
この物のNMRは参考例5で得られた化合物と完全に一致した。
【0094】
参考例8
(S)−(+)−1−アセチル−5−〔2−〔2−〔2−(2,2,2−トリルオロエトキシ)フェノキシ〕エチルアミノ〕プロピル〕インドリン−7−カルボニトリル
(±)−1−アセチル−5−〔2−〔2−〔2−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェノキシ〕エチルアミノ〕プロピル〕インドリン−7−カルボニトリル3.86gと(−)−マンデル酸1.27gより、参考例7と同様にして融点57〜59℃の(S)−(+)−1−アセチル−5−〔2−〔2−〔2−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェノキシ〕エチルアミノ〕プロピル〕インドリン−7−カルボニトリル681mgを得た。
【0095】
比旋光度: 〔α〕25 +21.3°(c=1.03,MeOH)
【0096】
この物のNMRは参考例5で得られた化合物と完全に一致した。
【0097】
参考例9
1−アセチル−5−〔2−〔2−〔2−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェノキシ〕エチルアミノ〕プロピル〕インドリン−7−カルボニトリル又はその光学活性体と二炭酸ジ−tert−ブチルを常法に従い反応させることにより、以下の化合物を製造した。
1−アセチル−5−〔2−〔N−tert−ブトキシカルボニル−2−〔2−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェノキシ〕エチルアミノ〕プロピル〕インドリン−7−カルボニトリル
【0098】
Figure 0003552935
NMR(CDCl
δ:1.27(3H,d,J=6.7Hz),1.43(9H,s),2.30(3H,s),2.68(1H,dd,J=13.8,6.6Hz),2.80〜3.15(3H,m),3.30〜3.60(2H,m),3.85〜4.20(5H,m),4.36(2H,q,J=8.3Hz),6.80〜7.40(6H,m)
【0099】
(−)−1−アセチル−5−〔2−〔N−tert−ブトキシカルボニル−2−〔2−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェノキシ〕エチルアミノ〕プロピル〕インドリン−7−カルボニトリル
【0100】
比旋光度: 〔α〕25 −46.7°(c=1.10,MeOH)
【0101】
この物のNMRは上記のラセミ体の化合物と完全に一致した。
【0102】
(+)−1−アセチル−5−〔2−〔N−tert−ブトキシカルボニル−2−〔2−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェノキシ〕エチルアミノ〕プロピル〕インドリン−7−カルボニトリル
【0103】
比旋光度: 〔α〕25 +47.3°(c=1.14,MeOH)
【0104】
この物のNMRは上記のラセミ体の化合物と完全に一致した。
【0105】
参考例10
1−アセチル−5−〔2−〔N−tert−ブトキシカルボニル−2−〔2−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェノキシ〕エチルアミノ〕プロピル〕インドリン−7−カルボニトリル又はその光学異性体をエタノール中水酸化ナトリウムを用いて常法に従い加水分解することにより、以下の化合物を製造した。5−〔2−〔N−tert−ブトキシカルボニル−2−〔2−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェノキシ〕エチルアミノ〕プロピル〕インドリン−7−カルボニトリル
【0106】
Figure 0003552935
NMR(CDCl
δ:1.24(3H,d,J=6.8Hz),1.43(9H,s),2.57(1H,dd,J=13.8,6.7Hz),2.70〜2.95(1H,m),3.01(2H,t,J=8.4Hz),3.30〜3.55(2H,m),3.66(2H,t,J=8.4Hz),3.80〜4.15(3H,m),4.36(2H,q,J=8.4Hz),6.80〜7.15(6H,m)
【0107】
(−)−5−〔2−〔N−tert−ブトキシカルボニル−2−〔2−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェノキシ〕エチルアミノ〕プロピル〕インドリン−7−カルボニトリル
【0108】
比旋光度: 〔α〕25 −56.6°(c=1.14,MeOH)
【0109】
この物のNMRは上記のラセミ体の化合物と完全に一致した。
【0110】
(+)−5−〔2−〔N−tert−ブトキシカルボニル−2−〔2−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェノキシ〕エチルアミノ〕プロピル〕インドリン−7−カルボニトリル
【0111】
比旋光度: 〔α〕25 +55.2°(c=1.09,MeOH)
【0112】
この物のNMRは上記のラセミ体の化合物と完全に一致した。
【0113】
参考例11
5−〔2−〔N−tert−ブトキシカルボニル−2−〔2−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェノキシ〕エチルアミノ〕プロピル〕インドリン−7−カルボニトリル又はその光学異性体を水酸化ナトリウムの存在下過酸化水素で処理し、シアノ基をカルバモイル基に変換することにより、以下の化合物を製造した。
5−〔2−〔N−tert−ブトキシカルボニル−2−〔2−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェノキシ〕エチルアミノ〕プロピル〕インドリン−7−カルボキサミド
【0114】
Figure 0003552935
NMR(CDCl
δ:1.25(3H,br s),1.41(9H,s),2.45〜3.10(4H,m),3.30〜3.55(2H,m),3.65(2H,t,J=8.5Hz),3.80〜4.15(3H,m),4.36(2H,q,J=8.4Hz),5.50(1H,br s),6.20(1H,br s),6.80〜7.30(6H,m)
【0115】
(−)−5−〔2−〔N−tert−ブトキシカルボニル−2−〔2−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェノキシ〕エチルアミノ〕プロピル〕インドリン−7−カルボキサミド
【0116】
比旋光度: 〔α〕25 −38.1°(c=1.15,MeOH)
【0117】
この物のNMRは上記のラセミ体の化合物と完全に一致した。
【0118】
(+)−5−〔2−〔N−tert−ブトキシカルボニル−2−〔2−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェノキシ〕エチルアミノ〕プロピル〕インドリン−7−カルボキサミド
【0119】
比旋光度: 〔α〕25 +42.9°(c=1.16,MeOH)
【0120】
この物のNMRは上記のラセミ体の化合物と完全に一致した。
【0121】
参考例12
5−〔2−〔N−tert−ブトキシカルボニル−2−〔2−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェノキシ〕エチルアミノ〕プロピル〕インドリン−7−カルボキサミド又はその光学異性体を塩基の存在下相当するアシル化剤を用いて常法によりアシル化することにより、以下の化合物を製造した。
【化17】
Figure 0003552935
【0122】
【表1】
Figure 0003552935
【0123】
参考例13
5−〔2−〔N−tert−ブトキシカルボニル−2−〔2−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェノキシ〕エチルアミノ〕プロピル〕インドリン−7−カルボキサミド又はその光学異性体を塩基の存在下相当するアルキル化剤を用いて常法によりアルキル化することにより、以下の化合物を製造した。
【0124】
【化18】
Figure 0003552935
【0125】
【表2】
Figure 0003552935
【0126】
【表3】
Figure 0003552935
【0127】
参考例14
5−〔2−〔N−tert−ブトキシカルボニル−2−〔2−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェノキシ〕エチルアミノ〕プロピル−1−〔2−(tert−ブチルジメチルシロキシ)エチル〕インドリン−7−カルボキサミド
5−〔2−〔N−tert−ブトキシカルボニル−2−〔2−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェノキシ〕エチルアミノ〕プロピル〕インドリン−7−カルボキサミド314mgとcis−ジシクロヘキサノ−18−クラウン−6108mgをジオキサン2.9mlに溶かし、炭酸カリウム400mgと4−ニトロベンゼンスルホン酸 2−(tert−ブチルジメチルシロキシ)エチル764mgを加え、80℃で10時間反応させた。反応液に水を加え酢酸エチルで抽出し水洗したのち無水硫酸マグネシウムで乾燥した。減圧下に溶媒を留去し、残留物をシリカゲル中圧液体カラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:ヘキサン/酢酸エチル=1/1)で精製し、油状の5−〔2−〔N−tert−ブトキシカルボニル−2−〔2−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェノキシ〕エチルアミノ〕プロピル−1−〔2−(tert−ブチルジメチルシロキシ)エチル〕インドリン−7−カルボキサミド174mgを得た。
【0128】
Figure 0003552935
NMR(CDCl
δ:0.07(6H,s),0.90(9H,s),1.15〜1.30(3H,m),1.40(9H,s),2.65(1H,dd,J=13.2,5.5Hz),2.75〜3.05(3H,m),3.15(2H,t,J=4.9Hz),3.30〜3.60(4H,m),3.79(2H,t,J=5.5Hz),3.85〜4.35(3H,m),4.36(2H,q,J=8.6Hz),5.51(1H,br s),6.80〜7.20(5H,m),7.40〜7.55(2H,m)
【0129】
参考例15
参考例14とほぼ同様にアルキル化して表の化合物を製造した。
【0130】
【化19】
Figure 0003552935
【0131】
【表4】
Figure 0003552935
【0132】
【表5】
Figure 0003552935
【0133】
参考例16
水酸基がシリル基により保護された相当する化合物を用いて、常法によりシリル基を除去することにより、以下の化合物を合成した。
【0134】
(R)−(−)−5−〔2−〔N−tert−ブトキシカルボニル−2−〔2−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェノキシ]エチルアミノ]プロピル〕−1−(3−ヒドロキシプロピル)インドリン−7−カルボキサミド
【0135】
Figure 0003552935
比旋光度: 〔α〕25 −40.6°(c=1.00,MeOH)
NMR(CDCl
δ:1.20〜1.30(3H,m),1.38(9H,s),1.75〜1.85(2H,m),2.55〜2.90(2H,m),2.95(2H,t,J=8.4Hz),3.00〜3.60(6H,m),3.65〜4.15(5H,m),4.36(2H,q,J=8.4Hz),5.67(1H,br s),6.62(1H,br s),6.85〜7.20(6H,m)
【0136】
(R)−(−)−5−〔2−〔N−tert−ブトキシカルボニル−2−〔2−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェノキシ]エチルアミノ]プロピル〕−1−(2−ヒドロキシエチル)インドリン−7−カルボキサミド
【0137】
Figure 0003552935
比旋光度: 〔α〕25 −43.1°(c=1.01,MeOH)
NMR(CDCl
δ:1.15〜1.30(3H,m),1.38(9H,s),2.55〜3.05(5H,m),3.10〜3.65(6H,m),3.75〜4.10(4H,m),4.36(2H,q,J=8.4Hz),5.61(1H,brs),6.65〜7.20(7H,m)
【0138】
5−〔2−〔N−tert−ブトキシカルボニル−2−〔2−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェノキシ]エチルアミノ]プロピル〕−1−(3−ヒドロキシプロピル)インドリン−7−カルボキサミド
【0139】
Figure 0003552935
NMR(CDCl
δ:1.20〜1.35(3H,m),1.37(9H,s),1.75〜1.85(2H,m),2.55〜2.90(2H,m),2.95(2H,t,J=8.3Hz),3.00〜3.60(7H,m),3.65〜4.30(5H,m),4.36(2H,q,J=8.4Hz),5.73(1H,s),6.64(1H,br s),6.85〜7.20(6H,m)
【0140】
参考例17
(R)−(−)−4−〔5−〔2−〔N−tert−ブトキシカルボニル−2−〔2−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェノキシ]エチルアミノ]プロピル〕−7−カルバモイルインドリン−1−イル]酪酸アミド
(R)−(−)−4−〔5−〔2−〔N−tert−ブトキシカルボニル−2−〔2−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェノキシ]エチルアミノ]プロピル〕−7−カルバモイルインドリン−1−イル]酪酸メチル187mgをアンモニア飽和メタノール2mlに溶かし、シアン化ナトリウム2mgを加えたのち、封管中50℃で71時間撹拌した。反応液を減圧下に濃縮後、残留物をシリカゲル中圧液体カラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:塩化メチレン/ジエチルエーテル/メタノール=5/5/1)で精製し、油状の(R)−(−)−4−〔5−〔2−〔N−tert−ブトキシカルボニル−2−〔2−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェノキシ〕エチルアミノ〕プロピル〕−7−カルバモイルインドリン−1−イル]酪酸アミド145mgを得た。
【0141】
Figure 0003552935
比旋光度: 〔α〕25 −39.7°(c=1.01,MeOH)
NMR(CDCl
δ:1.10〜1.50(12H,m),1.80〜2.00(2H,m),2.28(2H,t,J=7.2Hz),2.50〜3.70(10H,m),3.80〜4.20(3H,m),4.36(2H,q,J=8.4Hz),5.30(1H,br),5.67(1H,br s),6.03(1H,brs),6.70〜7.30(7H,m)
【0142】
参考例18
参考例17と同様にして以下の化合物を合成した。
(R)−(−)−4−〔5−〔2−〔N−tert−ブトキシカルボニル−2−〔2−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェノキシ]エチルアミノ]プロピル〕−7−カルバモイルインドリン−1−イル〕−N−メチル酪酸アミド
【0143】
Figure 0003552935
比旋光度: 〔α〕25 −36.4°(c=1.03,MeOH)
NMR(CDCl
δ:1.10〜1.50(12H,m),1.80〜2.00(2H,m),2.22(2H,t,J=7.1Hz),2.50〜3.70(14H,m),3.80〜4.20(2H,m),4.36(2H,q,J=8.4Hz),5.60(1H,br),6.08(1H,br s),6.70〜7.10(7H,m)
【0144】
参考例19
窒素原子がBoc基により保護されている相当する化合物を用いて、常法に従い保護基を除去することにより、表の化合物を製造した。
【0145】
【化20】
Figure 0003552935
【0146】
【表6】
Figure 0003552935
【0147】
【表7】
Figure 0003552935
【0148】
【表8】
Figure 0003552935
【0149】
【表9】
Figure 0003552935
【0150】
【表10】
Figure 0003552935
【0151】
参考例20
相当する化合物を用い、常法に従い水酸基のアセチル化およびBoc保護基の除去を行い、以下の化合物を製造した。
(R)−(−)−1−(2−アセトキシエチル)−5−〔2−〔2−〔2−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェノキシ〕エチルアミノ〕プロピル〕インドリン−7−カルボキサミド
【0152】
Figure 0003552935
比旋光度: 〔α〕25 −16.2°(c=1.01,MeOH)
NMR(CDCl
δ:1.09(3H,d,J=6.4Hz),2.05(3H,s),2.55(1H,dd,J=13.5,7.0Hz),2.75(1H,dd,J=13.5,6.4Hz),2.95〜3.15(5H,m),3.31(2H,t,J=5.8Hz),3.52(2H,t,J=8.3Hz),4.05〜4.15(2H,m),4.26(2H,t,J=5.8Hz),4.31(2H,q,J=8.4Hz),5.64(1H,br s),6.85〜7.10(6H,m),7.35(1H,s)
【0153】
(R)−(−)−1−(3−アセトキシプロピル)−5−〔2−〔2−〔2−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェノキシ〕エチルアミノ〕プロピル〕インドリン−7−カルボキサミド
【0154】
Figure 0003552935
比旋光度: 〔α〕25 −13.2°(c=1.00,MeOH)
NMR(CDCl
δ:1.08(3H,d,J=6.2Hz),1.85〜2.00(2H,m),2.04(3H,s),2.54(1H,dd,J=13.5,7.0Hz),2.73(1H,dd,J=13.5,6.4Hz),2.90〜3.15(7H,m),3.45(2H,t,J=8.3Hz),4.05〜4.15(4H,m),4.31(2H,q,J=8.4Hz),5.58(1H,br
s),6.85〜7.15(6H,m),7.35(1H,s)
【0155】
参考例21
4−〔5−〔2−〔2−(2−エトキシフェノキシ)エチルアミノ〕プロピル〕−7−カルバモイルインドリン−1−イル〕酪酸ナトリウム塩
4−〔5−〔2−〔2−(2−エトキシフェノキシ)エチルアミノ〕プロピル〕−7−カルバモイルインドリン−1−イル〕酪酸エチル88mgをエタノール1mlに溶かし、1N水酸化ナトリウム水溶液180μlを加え室温で6時間反応させた。反応液を逆相シリカゲル中圧液体カラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:メタノール/水=1/1)で精製し、油状の4−〔5−〔2−〔2−(2−エトキシフェノキシ)エチルアミノ〕プロピル〕−7−カルバモイルインドリン−1−イル〕酪酸ナトリウム塩51mgを得た。
【0156】
Figure 0003552935
NMR(CDCl
δ:0.99(3H,d,J=5.9Hz),1.36(3H,t,J=6.9Hz),1.70(2H,br s),2.14(2H,br s),2.37(1H,dd,J=13.4,6.9Hz),2.63(1H,dd,J=13.4,5.9Hz),2.70〜3.10(7H,m),3.15〜3.35(2H,m),3.90〜4.15(4H,m),6.84(6H,m),7.01(1H,s),7.90(1H,s)
【0157】
参考例22
参考例21と同様に相当するエステル化合物を加水分解して、表の化合物を製造した。
【0158】
【化21】
Figure 0003552935
【0159】
【表11】
Figure 0003552935
【0160】
参考例23
(R)−(−)−1−アセチル−5−〔2−〔2−〔2−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェノキシ〕エチルアミノ〕プロピル〕インドリン−7−カルボキサミド
(R)−(−)−1−アセチル−5−〔2−〔2−〔2−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェノキシ〕エチルアミノ〕プロピル〕インドリン−7−カルボニトリル2.00gのイソプロパノール4.2ml溶液に、氷冷撹拌下濃塩酸4.2mlをゆっくり滴下した。反応液を40分間撹拌後飽和炭酸水素ナトリウム水溶液で中和したのち、塩化メチレンで抽出した。有機層を水で洗ったのち無水硫酸マグネシウムで乾燥後、溶媒を減圧下に留去し、融点144〜146℃の(R)−(−)−1−アセチル−5−〔2−〔2−〔2−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェノキシ〕エチルアミノ〕プロピル〕インドリン−7−カルボキサミド1.70gを得た。
【0161】
Figure 0003552935
比旋光度: 〔α〕25 −16.1°(c=1.20,MeOH)
NMR(CDCl
δ:1.07(3H,d,J=6.2Hz),2.22(3H,s),2.58(1H,dd,J=13.5,6.8Hz),2.75(1H,dd,J=13.5,6.5Hz),2.90〜3.10(5H,m),4.00〜4.20(4H,m),4.32(2H,q,J=8.4Hz),5.60(2H,br s),6.85〜7.05(4H,m),7.12(1H,s),7.21(1H,s)
【0162】
参考例24
参考例23と同様にして以下の化合物を製造した。
(S)−(+)−1−アセチル−5−〔2−〔2−〔2−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェノキシ〕エチルアミノ〕プロピル〕インドリン−7−カルボキサミド
Figure 0003552935
比旋光度: 〔α〕25 +16.1°(c=1.19,MeOH)
【0163】
この物のNMRは参考例23で得られた化合物と完全に一致した。
【0164】
参考例25
(R)−(−)−1−(4−ヒドロキシブチル)−5−〔2−〔2−〔2−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェノキシ〕エチルアミノ〕プロピル〕インドリン−7−カルボキサミド
(R)−(−)−1−(4−ベンジルオキシブチル)−5−〔2−〔N−tert−ブトキシカルボニル−2−〔2−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェノキシ〕エチルアミノ〕プロピル]インドリン−7−カルボキサミド523mgを塩化メチレン7.5mlに溶かし、氷冷撹拌下にトリフルオロ酢酸1.5mlを滴下後、室温で4時間反応させた。反応液に飽和炭酸水素ナトリウム水溶液を加え酢酸エチルで抽出したのち無水硫酸マグネシウムで乾燥した。減圧下に溶媒を留去後、残留物をシリカゲル中圧液体カラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:クロロホルム/メタノール=10/1)で精製し、融点101〜102℃の(R)−(−)−1−(4−ベンジルオキシブチル)−5−〔2−〔2−〔2−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェノキシ〕エチルアミノ〕プロピル〕インドリン−7−カルボキサミド388mgを得た。
【0165】
Figure 0003552935
比旋光度: 〔α〕25 −12.3°(c=1.00,MeOH)
NMR(CDCl
δ:1.06(3H,d,J=6.2Hz),1.55〜1.80(4H,m),2.52(1H,dd,J=13.5,7.2Hz),2.73(1H,dd,J=13.5,6.2Hz),2.90〜3.10(7H,m),3.43(2H,t,J=8.4Hz),3.48(2H,t,J=6.1Hz),4.05〜4.15(2H,m),4.31(2H,q,J=8.4Hz),4.50(2H,s),5.48(1H,br s),6.85〜7.10(5H,m),7.20〜7.40(7H,m)
【0166】
得られた(R)−(−)−1−(4−ベンジルオキシブチル)−5−〔2−〔2−〔2−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェノキシ〕エチルアミノ〕プロピル〕インドリン−7−カルボキサミド200mgをエタノール3.3mlに溶かし、1N 塩酸0.8mlと10%パラジウム炭素20mgを加え、常圧水素雰囲気下室温で4時間撹拌した。触媒をろ去後ろ液を減圧下に濃縮し、残留物を水12mlに溶かし、炭酸ナトリウム106mgを加え室温で一晩撹拌した。析出結晶をろ取し水洗後、50℃減圧下に乾燥し、融点116〜118℃の(R)−(−)−1−(4−ヒドロキシブチル)−5−〔2−〔2−〔2−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェノキシ〕エチルアミノ〕プロピル〕インドリン−7−カルボキサミド160mgを得た。
【0167】
Figure 0003552935
比旋光度: 〔α〕25 −14.4°(c=1.01,MeOH)
NMR(CDCl
δ:1.06(3H,d,J=6.2Hz),1.50〜1.80(4H,m),2.52(1H,dd,J=13.5,6.9Hz),2.70(1H,dd,J=13.5,6.4Hz),2.85〜3.10(7H,m),3.45(2H,t,J=8.4Hz),3.65(2H,t,J=6.1Hz),4.00〜4.15(2H,m),4.31(2H,q,J=8.4Hz),5.72(1H,br s),6.85〜7.15(6H,m),7.31(1H,s)

Claims (1)

  1. 一般式
    Figure 0003552935
    (式中のRは水素原子、2−ヒドロキシエチル基、2−ブロモエチル基、2−(4−ニトロベンゼンスルホニルオキシ)エチル基または2−メタンスルホニルオキシエチル基である)で表されるフェノールエーテル誘導体またはその塩。
JP37798198A 1998-12-16 1998-12-16 フェノールエーテル誘導体 Expired - Lifetime JP3552935B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP37798198A JP3552935B2 (ja) 1998-12-16 1998-12-16 フェノールエーテル誘導体

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP37798198A JP3552935B2 (ja) 1998-12-16 1998-12-16 フェノールエーテル誘導体

Related Parent Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP5342177A Division JP2944402B2 (ja) 1992-12-02 1993-12-01 インドリン誘導体

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH11269117A JPH11269117A (ja) 1999-10-05
JP3552935B2 true JP3552935B2 (ja) 2004-08-11

Family

ID=18509301

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP37798198A Expired - Lifetime JP3552935B2 (ja) 1998-12-16 1998-12-16 フェノールエーテル誘導体

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3552935B2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPH11269117A (ja) 1999-10-05

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2944402B2 (ja) インドリン誘導体
EP0586490B1 (fr) Derives de perhydroisoindole, leur preparation et les compositions pharmaceutiques qui les contiennent
JP3331048B2 (ja) インドール誘導体
WO1992020654A1 (fr) Nouveaux derives de perhydroisoindole et leur preparation
JP2003505373A (ja) ビフェニル誘導体、その製法及び薬剤としての使用
JP2000507949A (ja) ピペラジンおよびピペリジン化合物
KR20020057949A (ko) 신규한 페닐피페라진
JPH0977742A (ja) 新規なベンズアミド誘導体
EP0787131A1 (fr) Derives de benzenesulfonamide comme antagonistes de la bradykinine
RU2162470C2 (ru) 2,7-замещенные производные октагидропирроло[1,2-а]пиразина, способ лечения, фармацевтическая композиция, промежуточные соединения
JP2006511522A (ja) N−(インドールエチル)シクロアミン化合物
EP0597112A1 (en) Novel imidazole derivative, pharmaceutical use thereof, and intermediate therefor
JP2008535824A (ja) 置換アミノアルキルベンゾピラン誘導体およびアミドアルキルベンゾピラン誘導体
RS50432B (sr) Novi tetrahidropiridini, postupak njihovog dobijanja i farmaceutski preparati koji ih sadrže
JPH0314548A (ja) 2―アミノ―7―ヒドロキシテトラリンカルボキシアルキルエーテル類およびその製造方法
JP3552935B2 (ja) フェノールエーテル誘導体
JP3331047B2 (ja) インドリン誘導体
US5071858A (en) Antipsychotic benzothiopyranylamines
WO1999062900A1 (fr) Derives d'oxindole utile comme antagonistes des recepteurs de neurokinines
JPH06157463A (ja) 置換されたキノル−2−イル−メトキシ−フエニル酢酸誘導体
JPH08510477A (ja) 新規なn−ベンゾイルメチル−ピペリジン類
WO1984001945A1 (fr) Derives de phenoxyaminopropanol
WO1999031097A1 (fr) Derives d'imidazole en tant qu'antagonistes des recepteurs muscariniques m3
KR20050065618A (ko) 신경이완 활성을 갖는 5-(2-(4-(1,2벤즈이소티아졸-3-일)-1-피페라지닐)에틸)-6-클로로-1,3-디히드로-2h-인돌-2-온의 아실 유도체
EP0514267B1 (fr) Nouveaux dérivés amidiques de 1-amino octahydropyrido (2,1-c) (1,4) oxazine, leurs procédés de préparation et les compositions pharmaceutiques qui les contiennent

Legal Events

Date Code Title Description
A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20040120

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20040312

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20040420

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20040427

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080514

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090514

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100514

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110514

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120514

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120514

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130514

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130514

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140514

Year of fee payment: 10

EXPY Cancellation because of completion of term