JP3554950B2 - 廃プラスチック油化装置 - Google Patents
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- Processing Of Solid Wastes (AREA)
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、廃プラスチックを熱分解させ、発生した熱分解ガスを冷却、凝縮させ、凝縮油を回収する廃プラスチック油化装置に関し、特に、凝縮しなかったガス(エチレン、メタン、エタン等の低分子成分であり、以下軽質ガスと称す)の有効利用に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
廃プラスチックを熱分解する熱分解釜と、熱分解釜より発生する油蒸気および分解ガスを凝縮する凝縮装置と、凝縮した油分を蓄える油回収タンクと、油回収タンクから熱分解釜の加熱バーナに凝縮油を供給する凝縮油供給ラインとを備えている廃プラスチック油化装置は、従来より知られている。
【0003】
上記従来の廃プラスチック油化装置は、廃プラスチックを熱分解し、分解ガスとするためには高エネルギーを必要とし、そのエネルギーすべてを凝縮油の燃焼により得ていた。また、凝縮装置で凝縮しなかった軽質ガスは、水で洗浄後、オフガス燃焼炉で燃やされて大気に放出されていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
上記従来の装置は、このように、高エネルギーを持った軽質ガスを無駄に大気に放出するものであり、効率的ではなかった。
【0005】
本発明は、高エネルギーを持った軽質ガスを無駄にしないで有効に利用することにより、効率的な運転が可能な廃プラスチック油化装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明による廃プラスチック油化装置は、廃プラスチックを熱分解する熱分解釜と、熱分解釜より発生する油蒸気および分解ガスを凝縮する凝縮装置と、凝縮した油分を蓄える油回収タンクと、油回収タンクから熱分解釜加熱用バーナに凝縮油を供給する凝縮油供給ラインと、凝縮装置で凝縮しなかったガス分を上記バーナに供給するガス供給ラインとを備えている廃プラスチック油化装置において、凝縮装置で凝縮しなかったガス分を蓄えるガス回収用の第1および第2ガスタンクと、凝縮装置に近い第1ガスタンクの後流側に設けられてガス分を第2ガスタンクに送るとともに第1ガスタンク内圧力が所定圧力以下または第2ガスタンク内圧力が高位所定圧力となった場合に停止する昇圧ブロワーとをさらに備えており、第1タンク内の圧力が設定範囲内にあるときには、第1タンク内ガスが第2タンクを経てバーナに供給されて油・ガス混焼運転およびガス専焼運転のいずれかとされ、第1タンク内圧力および第2タンク内圧力が両方とも設定圧力以下のときには、油専焼運転とされることを特徴とするものである。
【0007】
余剰のガス分がシールポットを経てガス燃焼炉で燃焼されることが好ましい。この場合、第2タンク内圧力が高位所定圧を越えたときには、第2タンクを保護するために第1タンクから第2タンクへのガスの供給が停止され、さらに第1タンク内圧力がシールポットで設定した高位所定圧を越えたときに、第1タンクを保護するために第1タンク内のガスがシールポットを経てガス燃焼炉で燃焼されることがより好ましい。
【0008】
また、この発明による廃プラスチック油化装置の運転方法は、上記廃プラスチック油化装置を運転する方法であって、第1タンクの圧力が低位規定圧力以下かどうかが判定されるステップ1と、第1タンクの圧力が低位規定圧力以下のときに昇圧ブロワがOFFのままとされるステップ2と、ステップ2に続いて第2タンクの圧力が低位規定圧力以下かどうかが判定されるステップ3と、第2タンクの圧力が低位規定圧力以下のときにガス供給ラインがOFFのままとされるステップ4と、ステップ4に続いて凝縮油供給ラインがONとされて油専焼運転が行われるステップ5と、ステップ1において第1タンクの圧力が低位規定圧力より大のときに第1タンクの圧力が高位規定圧力以下かどうかが判定されるステップ6と、ステップ6において第1タンクの圧力が高位規定圧力以下のときに第2タンクの圧力が高位規定圧力以下かどうかが判定されるステップ7と、ステップ6において第1タンクの圧力が高位規定圧力より大のときにガス分が排出されるとともに余剰分が焼却されてステップ7に至るステップ8と、ステップ7において第2タンクの圧力が高位規定圧力以下のときに昇圧ブロワがONとされるステップ9と、ステップ9に続いてガス供給ラインがONとされるステップ10と、ステップ7において第2タンクの圧力が高位規 定圧力より大のときに昇圧ブロワがOFFとされてステップ10に至るステップ11と、ステップ11に続いてガス供給量が基準値以上かどうかが判定されるステップ12と、ガス供給量が基準値以上のときに凝縮油供給ラインがOFFとされてガス専焼運転が行われるステップ13と、ステップ12においてガス供給量が基準値未満のときに凝縮油供給ラインがONとされて油・ガス混焼運転が行われるステップ14とを備えており、油専焼運転、ガス専焼運転および油・ガス混焼運転のいずれの場合でも、ステップ1に戻り、上記1〜14のステップが適宜繰り返されることを特徴とするものである。
【0009】
【発明の実施の形態】
本発明の実施の形態を下記実施例によって具体的に説明する。
【0010】
実施例1
図1において、ポリ塩化ビニル等の塩素系樹脂を含まない廃プラスチックは、フィーダによって熱分解釜(1) 内に投入される。熱分解釜(1) は加熱炉(2) によって加熱され、廃プラスチックは分解されて、分解油蒸気と分解ガスを生じる。分解油蒸気と分解ガスの混合気体は、触媒反応塔(3) でさらに低分子成分に改質され、還流ポット(4) で一部の重質成分が凝縮して分解釜(1) に戻される。還流ポット(4) を出た分解油蒸気と分解ガスの混合気体は、凝縮器(5) へ送られる。
【0011】
凝縮器(5) 内には、チラーユニット(31)により冷却された水が冷媒として循環させられており、分解油蒸気と分解ガスの混合気体は、凝縮器(5) 内を循環した冷却水との熱交換によって40℃程度にまで冷却され、凝縮される。凝縮器(5) を出た冷却水は、一旦冷却水タンク(32)に蓄えられ、ポンプ(33)によって凝縮器(5) 内へ戻されている。凝縮器(5) で得られた凝縮油は、オーバーフロー形式で循環水と共に凝縮器(5) から抜き出され、油水分離槽(8) へ送られる。油水分離槽(8) の上層の回収油は油回収タンク(10)に貯留され、油水分離槽(8) から出た排水は排水処理装置(13)で処理された後に径該へ排出される。油回収タンク(10)に貯留された回収油の一部は、回収油供給ライン(19)を通って加熱炉(2) のバーナ(2a)に燃料として供給され、余剰の回収油は工場ボイラー(11)等の燃料に使用される。
【0012】
凝縮器(5) で凝縮しなかった軽質ガスは、軽質ガス回収用の第1ガスタンク(20)に貯留される。第1ガスタンク(20)内の軽質ガスは、同タンク(20)の後流側に設けられた昇圧ブロワー(21)によって第2ガスタンク(22)に送られ、さらにここから軽質ガス供給ライン(23)を通って加熱炉(2) のバーナ(2a)に燃料として供給される。このように、軽質ガスを燃料に使用することにより、加熱炉(2) のバーナ(2a)に供給される回収油量が減少し、工場ボイラー(11)等の燃料として使用できる回収油量が増加する。昇圧ブロワー(21)は、第1ガスタンク(20)内圧力が所定圧力以下または第2ガスタンク(22)内圧力が高位所定圧力となった場合に停止する。第1ガスタンク(20)内圧力がシールポット(24)で設定した圧力以上になると、軽質ガスは余剰ガスとしてオフガス燃焼炉(9) により焼却処理される。
【0013】
実施例2
図2において、ポリ塩化ビニル等の塩素系樹脂を含む廃プラスチックは、フィーダによって熱分解釜(1) 内に投入される。熱分解釜(1) は加熱炉(2) によって加熱され、廃プラスチックは分解されて、分解油蒸気と分解ガスを生じる。分解油蒸気と分解ガスの混合気体は、触媒反応塔(3) でさらに低分子成分に改質され、還流ポット(4) で一部の重質成分が凝縮して分解釜(1) に戻される。還流ポット(4) を出た分解油蒸気と分解ガスの混合気体は、急冷塔(クエンチャー式の凝縮器)(25)へ送られる。
【0014】
急冷塔(25)内を散水した冷却水は塔底から塔頂へ塔外部のポンプ(6) により循環させられるとともに、急冷塔(25)には補給水供給ライン(7) から補給水が常時供給されている。そして、分解油蒸気と分解ガスの混合気体が冷却水との直接接触によって30℃程度にまで冷却され、凝縮される。凝縮油は、オーバーフロー形式で循環水と共に急冷塔(25)から抜き出され、油水分離槽(8) へ送られる。
【0015】
油水分離槽(8) の上層の回収油は油回収タンク(10)に貯留され、一部は加熱炉(2) のバーナ(2a)の燃料として使用され、余剰の回収油は工場ボイラー(11)等の燃料に使用される。油水分離槽(8) の下層の水分(排水)の大部分は、排水冷却用熱交換器(16)を含む排水循環ライン(12)を経て、急冷塔(25)に戻される。油水分離槽(8) から出た排水の一部は排水処理装置(13)で処理された後に排出される。
【0016】
急冷塔(25)には、循環冷却水のpHを検知するpHメータ(14)が設けられており、pHメータ(8) からの信号に基づいてアルカリ注入装置(14)より循環冷却水にNaOH水が注入され、急冷塔内液のpHがコントロールされている。したがって、中和槽を別途設ける必要はなく、また、急冷塔(25)の内部や冷却水循環ラインを耐酸性材質で構成する必要もない。
【0017】
油水分離槽(8) から急冷塔(25)に戻される排水のCl2 濃度は、Cl2 濃度検出装置(17)により検出されている。この検出値に基づいて、補給水供給ライン(7) のバルブ(18)の開度が調整され、塩濃度が排出規制値(3wt%)を上回らないように急冷塔(25)に供給される補給水の量が調節されている。例えば、1%塩ビ含有廃プラスチックを125kg/hで処理した場合、補給水の流量は50リットル/h以下でよい。
【0018】
急冷塔(25)で凝縮しなかった軽質ガスは、第1実施例と同様に処理される。第1実施例と同じ構成のものについては同じ符号を付して説明を省略する。この第2実施例の装置によると、予め塩化ビニルを除去することなく、廃プラスチックをそのまま熱分解釜(1) に投入することができる。
【0019】
実施例3
図3において、ポリ塩化ビニル等の塩素系樹脂を含まない廃プラスチックは、フィーダによって熱分解釜(1) 内に投入される。熱分解釜(1) は加熱炉(2) によって加熱され、廃プラスチックは分解されて、分解油蒸気と分解ガスを生じる。分解油蒸気と分解ガスの混合気体は、触媒反応塔(3) でさらに低分子成分に改質され、還流ポット(4) で一部の重質成分が凝縮して分解釜(1) に戻される。還流ポット(4) を出た分解油蒸気と分解ガスの混合気体は、第1凝縮器(26)を経て第2凝縮器(27)へ送られる。第1凝縮器(26)には、オイルクーラ(34)により冷却された冷媒が循環させられており、分解油蒸気と分解ガスの混合気体は、第1凝縮器(26)内を循環した冷媒との熱交換によって150℃程度にまで冷却され、高沸点成分の分解ガスのみが凝縮される。第1凝縮器(26)を出た熱媒は、一旦熱媒タンク(35)に蓄えられ、ポンプ(36)によって第1凝縮器(26)内へ戻されている。第2凝縮器(27)には、冷却水導入ライン(37)により冷却水が循環させられており、第1凝縮器(26)で凝縮しなかった分解油蒸気と分解ガスの混合気体は、この冷却水によって20℃程度にまで冷却され、軽質ガスを除いた分解ガスが凝縮される。第1凝縮器(26)および第2凝縮器(27)で得られた凝縮油は、オーバーフロー形式でそれぞれ第1ポンプ(28)および第2ポンプ(29)により抜き出され、油回収タンク(10)へ送られる。第2凝縮器(27)でも凝縮しなかった軽質ガスは、第1実施例と同様に処理される。第1実施例と同じ構成のものについては同じ符号を付して説明を省略する。
【0020】
上記第1〜第3実施例の装置では、運転立上がり時は、凝縮油専焼運転が行われる。そして、釜内温度が400℃に到達後、第2ガスタンク(22)内圧力が低位所定圧力以上の条件で、上記運転が凝縮油・軽質ガス混焼運転に切り換えられる。凝縮油・軽質ガス混焼運転中に第2ガスタンク(22)内圧力が低位所定圧力未満となった場合、上記混焼運転が再び凝縮油専焼運転に切り換えられる。廃プラスチックによっては、軽質ガス量が多いものがあり、そのような場合には、軽質ガス専焼運転が行われる。次いで、図4を参照して、第1〜第3実施例の装置の運転フローについて説明する。
【0021】
まず、第1タンクの圧力が低位規定圧力以下かどうかが判定される(ステップ1)。第1タンクの圧力が低位規定圧力以下のときは、昇圧ブロワはOFFのままとされ(ステップ2)、さらに、第2タンクの圧力が低位規定圧力以下かどうかが判定される(ステップ3)。第2タンクの圧力が低位規定圧力以下のときは、ガス供給ラインはOFFのままとされ(ステップ4)、回収油供給ラインがONとされる(ステップ5)。すなわち、回収油専焼運転が行われる。ステップ1において、第1タンクの圧力が低位規定圧力より大のときは、さらに、第1タンクの圧力が高位規定圧力(シールポットで設定した圧力)以下かどうかが判定され(ステップ6)、この第1タンクの圧力が高位規定圧力以下のときは、さらに、第2タンクの圧力が高位規定圧力以下かどうかが判定される(ステップ7)。ステップ6において、第1タンクの圧力が高位規定圧力より大のときは、軽質ガスがオフガス焼却炉へ排出されて余剰ガスが焼却されてから(ステップ8)、ステップ7に至る。ステップ7において、第2タンクの圧力が高位規定圧力以下のときは、昇圧ブロワがONとされ(ステップ9)、ガス供給ラインがONとされる(ステップ10)。ステップ7において、第2タンクの圧力が高位規定圧力より大のときは、昇圧ブロワがOFFとされ(ステップ11)てから、ステップ10に至る。なお、ステップ3において、第2タンクの圧力が低位規定圧力より大のときも、ステップ10に至る。次いで、ガス供給量が基準値(燃焼に必要な量)以上かどうかが判定される(ステップ12)。ガス供給量が基準値以上のときは、回収油供給ラインがOFFとされる(ステップ13)。すなわち、軽質ガス専焼運転が行われる。ステップ12において、ガス供給量が基準値未満のときは、回収油供給ラインがONとされる(ステップ14)。すなわち、凝縮油・軽質ガス混焼運転が行われる。回収油専焼運転、軽質ガス専焼運転および凝縮油・軽質ガス混焼運転のいずれの場合でも、ステップ1に戻り、上記1〜14のステップが適宜繰り返されることにより、凝縮油専焼運転、凝縮油・軽質ガス混焼運転または軽質ガス専焼運転のいずれかに切り換えられる。
【0022】
なお、上記実施例のガスタンク(20)(22)は、運転立上がり時に必要な燃料をすべて蓄えておくものではないが、ガスタンク(20)(22)のガス貯留容量を大きくすることにより、余剰ガスとしてオフガス燃焼炉(9) により焼却処理される軽質ガスを無くすとともに、運転立上がり時から軽質ガス専焼運転または凝縮油・軽質ガス混焼運転とすることもできる。
【0023】
【発明の効果】
請求項1の発明によると、従来は焼却廃棄処分されてた軽質ガスを熱分解釜の加熱用燃料として使用するので、エネルギーを無駄にしなくて済む。また、装置で回収された凝縮油のうち自己消費に費やされる分が減少するので、ボイラ等の他施設で使用できる凝縮油が増加する。そして、運転立上がり時には、凝縮油専焼運転とし、定常運転時には、凝縮油・軽質ガス混焼運転または軽質ガス専焼運転とすることにより、エネルギー効率を上げることができる。
【0024】
請求項3の発明によると、請求項1の発明の廃プラスチック油化装置を適切に運転することができ、上記請求項1の発明の効果をより効果的に発揮することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例を示す系統図である。
【図2】本発明の第2実施例を示す系統図である。
【図3】本発明の第3実施例を示す系統図である。
【図4】本発明の運転条件を示すフロー図である。
【符号の説明】
(1) 熱分解釜
(2) 加熱炉
(2a) 熱分解釜加熱用バーナ
(5) 凝縮装置
(9) オフガス燃焼炉
(10) 油回収タンク
(19) 凝縮油供給ライン
(20) ガス回収用第1タンク
(21) 昇圧ブロワー
(22) ガス回収用第2タンク
(23) ガス供給ライン
(24) シールポット
(25) 急冷塔
(26) 第1凝縮器
(27) 第2凝縮器
【発明の属する技術分野】
本発明は、廃プラスチックを熱分解させ、発生した熱分解ガスを冷却、凝縮させ、凝縮油を回収する廃プラスチック油化装置に関し、特に、凝縮しなかったガス(エチレン、メタン、エタン等の低分子成分であり、以下軽質ガスと称す)の有効利用に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
廃プラスチックを熱分解する熱分解釜と、熱分解釜より発生する油蒸気および分解ガスを凝縮する凝縮装置と、凝縮した油分を蓄える油回収タンクと、油回収タンクから熱分解釜の加熱バーナに凝縮油を供給する凝縮油供給ラインとを備えている廃プラスチック油化装置は、従来より知られている。
【0003】
上記従来の廃プラスチック油化装置は、廃プラスチックを熱分解し、分解ガスとするためには高エネルギーを必要とし、そのエネルギーすべてを凝縮油の燃焼により得ていた。また、凝縮装置で凝縮しなかった軽質ガスは、水で洗浄後、オフガス燃焼炉で燃やされて大気に放出されていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
上記従来の装置は、このように、高エネルギーを持った軽質ガスを無駄に大気に放出するものであり、効率的ではなかった。
【0005】
本発明は、高エネルギーを持った軽質ガスを無駄にしないで有効に利用することにより、効率的な運転が可能な廃プラスチック油化装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明による廃プラスチック油化装置は、廃プラスチックを熱分解する熱分解釜と、熱分解釜より発生する油蒸気および分解ガスを凝縮する凝縮装置と、凝縮した油分を蓄える油回収タンクと、油回収タンクから熱分解釜加熱用バーナに凝縮油を供給する凝縮油供給ラインと、凝縮装置で凝縮しなかったガス分を上記バーナに供給するガス供給ラインとを備えている廃プラスチック油化装置において、凝縮装置で凝縮しなかったガス分を蓄えるガス回収用の第1および第2ガスタンクと、凝縮装置に近い第1ガスタンクの後流側に設けられてガス分を第2ガスタンクに送るとともに第1ガスタンク内圧力が所定圧力以下または第2ガスタンク内圧力が高位所定圧力となった場合に停止する昇圧ブロワーとをさらに備えており、第1タンク内の圧力が設定範囲内にあるときには、第1タンク内ガスが第2タンクを経てバーナに供給されて油・ガス混焼運転およびガス専焼運転のいずれかとされ、第1タンク内圧力および第2タンク内圧力が両方とも設定圧力以下のときには、油専焼運転とされることを特徴とするものである。
【0007】
余剰のガス分がシールポットを経てガス燃焼炉で燃焼されることが好ましい。この場合、第2タンク内圧力が高位所定圧を越えたときには、第2タンクを保護するために第1タンクから第2タンクへのガスの供給が停止され、さらに第1タンク内圧力がシールポットで設定した高位所定圧を越えたときに、第1タンクを保護するために第1タンク内のガスがシールポットを経てガス燃焼炉で燃焼されることがより好ましい。
【0008】
また、この発明による廃プラスチック油化装置の運転方法は、上記廃プラスチック油化装置を運転する方法であって、第1タンクの圧力が低位規定圧力以下かどうかが判定されるステップ1と、第1タンクの圧力が低位規定圧力以下のときに昇圧ブロワがOFFのままとされるステップ2と、ステップ2に続いて第2タンクの圧力が低位規定圧力以下かどうかが判定されるステップ3と、第2タンクの圧力が低位規定圧力以下のときにガス供給ラインがOFFのままとされるステップ4と、ステップ4に続いて凝縮油供給ラインがONとされて油専焼運転が行われるステップ5と、ステップ1において第1タンクの圧力が低位規定圧力より大のときに第1タンクの圧力が高位規定圧力以下かどうかが判定されるステップ6と、ステップ6において第1タンクの圧力が高位規定圧力以下のときに第2タンクの圧力が高位規定圧力以下かどうかが判定されるステップ7と、ステップ6において第1タンクの圧力が高位規定圧力より大のときにガス分が排出されるとともに余剰分が焼却されてステップ7に至るステップ8と、ステップ7において第2タンクの圧力が高位規定圧力以下のときに昇圧ブロワがONとされるステップ9と、ステップ9に続いてガス供給ラインがONとされるステップ10と、ステップ7において第2タンクの圧力が高位規 定圧力より大のときに昇圧ブロワがOFFとされてステップ10に至るステップ11と、ステップ11に続いてガス供給量が基準値以上かどうかが判定されるステップ12と、ガス供給量が基準値以上のときに凝縮油供給ラインがOFFとされてガス専焼運転が行われるステップ13と、ステップ12においてガス供給量が基準値未満のときに凝縮油供給ラインがONとされて油・ガス混焼運転が行われるステップ14とを備えており、油専焼運転、ガス専焼運転および油・ガス混焼運転のいずれの場合でも、ステップ1に戻り、上記1〜14のステップが適宜繰り返されることを特徴とするものである。
【0009】
【発明の実施の形態】
本発明の実施の形態を下記実施例によって具体的に説明する。
【0010】
実施例1
図1において、ポリ塩化ビニル等の塩素系樹脂を含まない廃プラスチックは、フィーダによって熱分解釜(1) 内に投入される。熱分解釜(1) は加熱炉(2) によって加熱され、廃プラスチックは分解されて、分解油蒸気と分解ガスを生じる。分解油蒸気と分解ガスの混合気体は、触媒反応塔(3) でさらに低分子成分に改質され、還流ポット(4) で一部の重質成分が凝縮して分解釜(1) に戻される。還流ポット(4) を出た分解油蒸気と分解ガスの混合気体は、凝縮器(5) へ送られる。
【0011】
凝縮器(5) 内には、チラーユニット(31)により冷却された水が冷媒として循環させられており、分解油蒸気と分解ガスの混合気体は、凝縮器(5) 内を循環した冷却水との熱交換によって40℃程度にまで冷却され、凝縮される。凝縮器(5) を出た冷却水は、一旦冷却水タンク(32)に蓄えられ、ポンプ(33)によって凝縮器(5) 内へ戻されている。凝縮器(5) で得られた凝縮油は、オーバーフロー形式で循環水と共に凝縮器(5) から抜き出され、油水分離槽(8) へ送られる。油水分離槽(8) の上層の回収油は油回収タンク(10)に貯留され、油水分離槽(8) から出た排水は排水処理装置(13)で処理された後に径該へ排出される。油回収タンク(10)に貯留された回収油の一部は、回収油供給ライン(19)を通って加熱炉(2) のバーナ(2a)に燃料として供給され、余剰の回収油は工場ボイラー(11)等の燃料に使用される。
【0012】
凝縮器(5) で凝縮しなかった軽質ガスは、軽質ガス回収用の第1ガスタンク(20)に貯留される。第1ガスタンク(20)内の軽質ガスは、同タンク(20)の後流側に設けられた昇圧ブロワー(21)によって第2ガスタンク(22)に送られ、さらにここから軽質ガス供給ライン(23)を通って加熱炉(2) のバーナ(2a)に燃料として供給される。このように、軽質ガスを燃料に使用することにより、加熱炉(2) のバーナ(2a)に供給される回収油量が減少し、工場ボイラー(11)等の燃料として使用できる回収油量が増加する。昇圧ブロワー(21)は、第1ガスタンク(20)内圧力が所定圧力以下または第2ガスタンク(22)内圧力が高位所定圧力となった場合に停止する。第1ガスタンク(20)内圧力がシールポット(24)で設定した圧力以上になると、軽質ガスは余剰ガスとしてオフガス燃焼炉(9) により焼却処理される。
【0013】
実施例2
図2において、ポリ塩化ビニル等の塩素系樹脂を含む廃プラスチックは、フィーダによって熱分解釜(1) 内に投入される。熱分解釜(1) は加熱炉(2) によって加熱され、廃プラスチックは分解されて、分解油蒸気と分解ガスを生じる。分解油蒸気と分解ガスの混合気体は、触媒反応塔(3) でさらに低分子成分に改質され、還流ポット(4) で一部の重質成分が凝縮して分解釜(1) に戻される。還流ポット(4) を出た分解油蒸気と分解ガスの混合気体は、急冷塔(クエンチャー式の凝縮器)(25)へ送られる。
【0014】
急冷塔(25)内を散水した冷却水は塔底から塔頂へ塔外部のポンプ(6) により循環させられるとともに、急冷塔(25)には補給水供給ライン(7) から補給水が常時供給されている。そして、分解油蒸気と分解ガスの混合気体が冷却水との直接接触によって30℃程度にまで冷却され、凝縮される。凝縮油は、オーバーフロー形式で循環水と共に急冷塔(25)から抜き出され、油水分離槽(8) へ送られる。
【0015】
油水分離槽(8) の上層の回収油は油回収タンク(10)に貯留され、一部は加熱炉(2) のバーナ(2a)の燃料として使用され、余剰の回収油は工場ボイラー(11)等の燃料に使用される。油水分離槽(8) の下層の水分(排水)の大部分は、排水冷却用熱交換器(16)を含む排水循環ライン(12)を経て、急冷塔(25)に戻される。油水分離槽(8) から出た排水の一部は排水処理装置(13)で処理された後に排出される。
【0016】
急冷塔(25)には、循環冷却水のpHを検知するpHメータ(14)が設けられており、pHメータ(8) からの信号に基づいてアルカリ注入装置(14)より循環冷却水にNaOH水が注入され、急冷塔内液のpHがコントロールされている。したがって、中和槽を別途設ける必要はなく、また、急冷塔(25)の内部や冷却水循環ラインを耐酸性材質で構成する必要もない。
【0017】
油水分離槽(8) から急冷塔(25)に戻される排水のCl2 濃度は、Cl2 濃度検出装置(17)により検出されている。この検出値に基づいて、補給水供給ライン(7) のバルブ(18)の開度が調整され、塩濃度が排出規制値(3wt%)を上回らないように急冷塔(25)に供給される補給水の量が調節されている。例えば、1%塩ビ含有廃プラスチックを125kg/hで処理した場合、補給水の流量は50リットル/h以下でよい。
【0018】
急冷塔(25)で凝縮しなかった軽質ガスは、第1実施例と同様に処理される。第1実施例と同じ構成のものについては同じ符号を付して説明を省略する。この第2実施例の装置によると、予め塩化ビニルを除去することなく、廃プラスチックをそのまま熱分解釜(1) に投入することができる。
【0019】
実施例3
図3において、ポリ塩化ビニル等の塩素系樹脂を含まない廃プラスチックは、フィーダによって熱分解釜(1) 内に投入される。熱分解釜(1) は加熱炉(2) によって加熱され、廃プラスチックは分解されて、分解油蒸気と分解ガスを生じる。分解油蒸気と分解ガスの混合気体は、触媒反応塔(3) でさらに低分子成分に改質され、還流ポット(4) で一部の重質成分が凝縮して分解釜(1) に戻される。還流ポット(4) を出た分解油蒸気と分解ガスの混合気体は、第1凝縮器(26)を経て第2凝縮器(27)へ送られる。第1凝縮器(26)には、オイルクーラ(34)により冷却された冷媒が循環させられており、分解油蒸気と分解ガスの混合気体は、第1凝縮器(26)内を循環した冷媒との熱交換によって150℃程度にまで冷却され、高沸点成分の分解ガスのみが凝縮される。第1凝縮器(26)を出た熱媒は、一旦熱媒タンク(35)に蓄えられ、ポンプ(36)によって第1凝縮器(26)内へ戻されている。第2凝縮器(27)には、冷却水導入ライン(37)により冷却水が循環させられており、第1凝縮器(26)で凝縮しなかった分解油蒸気と分解ガスの混合気体は、この冷却水によって20℃程度にまで冷却され、軽質ガスを除いた分解ガスが凝縮される。第1凝縮器(26)および第2凝縮器(27)で得られた凝縮油は、オーバーフロー形式でそれぞれ第1ポンプ(28)および第2ポンプ(29)により抜き出され、油回収タンク(10)へ送られる。第2凝縮器(27)でも凝縮しなかった軽質ガスは、第1実施例と同様に処理される。第1実施例と同じ構成のものについては同じ符号を付して説明を省略する。
【0020】
上記第1〜第3実施例の装置では、運転立上がり時は、凝縮油専焼運転が行われる。そして、釜内温度が400℃に到達後、第2ガスタンク(22)内圧力が低位所定圧力以上の条件で、上記運転が凝縮油・軽質ガス混焼運転に切り換えられる。凝縮油・軽質ガス混焼運転中に第2ガスタンク(22)内圧力が低位所定圧力未満となった場合、上記混焼運転が再び凝縮油専焼運転に切り換えられる。廃プラスチックによっては、軽質ガス量が多いものがあり、そのような場合には、軽質ガス専焼運転が行われる。次いで、図4を参照して、第1〜第3実施例の装置の運転フローについて説明する。
【0021】
まず、第1タンクの圧力が低位規定圧力以下かどうかが判定される(ステップ1)。第1タンクの圧力が低位規定圧力以下のときは、昇圧ブロワはOFFのままとされ(ステップ2)、さらに、第2タンクの圧力が低位規定圧力以下かどうかが判定される(ステップ3)。第2タンクの圧力が低位規定圧力以下のときは、ガス供給ラインはOFFのままとされ(ステップ4)、回収油供給ラインがONとされる(ステップ5)。すなわち、回収油専焼運転が行われる。ステップ1において、第1タンクの圧力が低位規定圧力より大のときは、さらに、第1タンクの圧力が高位規定圧力(シールポットで設定した圧力)以下かどうかが判定され(ステップ6)、この第1タンクの圧力が高位規定圧力以下のときは、さらに、第2タンクの圧力が高位規定圧力以下かどうかが判定される(ステップ7)。ステップ6において、第1タンクの圧力が高位規定圧力より大のときは、軽質ガスがオフガス焼却炉へ排出されて余剰ガスが焼却されてから(ステップ8)、ステップ7に至る。ステップ7において、第2タンクの圧力が高位規定圧力以下のときは、昇圧ブロワがONとされ(ステップ9)、ガス供給ラインがONとされる(ステップ10)。ステップ7において、第2タンクの圧力が高位規定圧力より大のときは、昇圧ブロワがOFFとされ(ステップ11)てから、ステップ10に至る。なお、ステップ3において、第2タンクの圧力が低位規定圧力より大のときも、ステップ10に至る。次いで、ガス供給量が基準値(燃焼に必要な量)以上かどうかが判定される(ステップ12)。ガス供給量が基準値以上のときは、回収油供給ラインがOFFとされる(ステップ13)。すなわち、軽質ガス専焼運転が行われる。ステップ12において、ガス供給量が基準値未満のときは、回収油供給ラインがONとされる(ステップ14)。すなわち、凝縮油・軽質ガス混焼運転が行われる。回収油専焼運転、軽質ガス専焼運転および凝縮油・軽質ガス混焼運転のいずれの場合でも、ステップ1に戻り、上記1〜14のステップが適宜繰り返されることにより、凝縮油専焼運転、凝縮油・軽質ガス混焼運転または軽質ガス専焼運転のいずれかに切り換えられる。
【0022】
なお、上記実施例のガスタンク(20)(22)は、運転立上がり時に必要な燃料をすべて蓄えておくものではないが、ガスタンク(20)(22)のガス貯留容量を大きくすることにより、余剰ガスとしてオフガス燃焼炉(9) により焼却処理される軽質ガスを無くすとともに、運転立上がり時から軽質ガス専焼運転または凝縮油・軽質ガス混焼運転とすることもできる。
【0023】
【発明の効果】
請求項1の発明によると、従来は焼却廃棄処分されてた軽質ガスを熱分解釜の加熱用燃料として使用するので、エネルギーを無駄にしなくて済む。また、装置で回収された凝縮油のうち自己消費に費やされる分が減少するので、ボイラ等の他施設で使用できる凝縮油が増加する。そして、運転立上がり時には、凝縮油専焼運転とし、定常運転時には、凝縮油・軽質ガス混焼運転または軽質ガス専焼運転とすることにより、エネルギー効率を上げることができる。
【0024】
請求項3の発明によると、請求項1の発明の廃プラスチック油化装置を適切に運転することができ、上記請求項1の発明の効果をより効果的に発揮することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例を示す系統図である。
【図2】本発明の第2実施例を示す系統図である。
【図3】本発明の第3実施例を示す系統図である。
【図4】本発明の運転条件を示すフロー図である。
【符号の説明】
(1) 熱分解釜
(2) 加熱炉
(2a) 熱分解釜加熱用バーナ
(5) 凝縮装置
(9) オフガス燃焼炉
(10) 油回収タンク
(19) 凝縮油供給ライン
(20) ガス回収用第1タンク
(21) 昇圧ブロワー
(22) ガス回収用第2タンク
(23) ガス供給ライン
(24) シールポット
(25) 急冷塔
(26) 第1凝縮器
(27) 第2凝縮器
Claims (3)
- 廃プラスチックを熱分解する熱分解釜(1) と、熱分解釜(1) より発生する油蒸気および分解ガスを凝縮する凝縮装置(5)(25)(26)(27) と、凝縮した油分を蓄える油回収タンク(10)と、油回収タンク(10)から熱分解釜加熱用バーナ(2a)に凝縮油を供給する凝縮油供給ライン(19)と、凝縮装置(5)(25)(26)(27) で凝縮しなかったガス分を上記バーナ (2a) に供給するガス供給ライン (23) とを備えている廃プラスチック油化装置において、凝縮装置 (5)(25)(26)(27) で凝縮しなかったガス分を蓄えるガス回収用の第1および第2ガスタンク (20)(22) と、凝縮装置 (5)(25)(26)(27) に近い第1ガスタンク (20) の後流側に設けられてガス分を第2ガスタンクに送るとともに第1ガスタンク (20) 内圧力が所定圧力以下または第2ガスタンク (22) 内圧力が高位所定圧力となった場合に停止する昇圧ブロワー (21) とをさらに備えており、第1タンク (20) 内の圧力が設定範囲内にあるときには、第1タンク (20) 内ガスが第2タンク (22) を経てバーナ (2a) に供給されて油・ガス混焼運転およびガス専焼運転のいずれかとされ、第1タンク (20) 内圧力および第2タンク (22) 内圧力が両方とも設定圧力以下のときには、油専焼運転とされることを特徴とする廃プラスチック油化装置。
- 余剰のガス分がシールポット(24)を経てガス燃焼炉(9) で燃焼されることを特徴とする請求項1記載の廃プラスチック油化装置。
- 請求項1または2記載の廃プラスチック油化装置を運転する方法であって、第1タンクの圧力が低位規定圧力以下かどうかが判定されるステップ1と、第1タンクの圧力が低位規定圧力以下のときに昇圧ブロワがOFFのままとされるステップ2と、ステップ2に続いて第2タンクの圧力が低位規定圧力以下かどうかが判定されるステップ3と、第2タンクの圧力が低位規定圧力以下のときにガス供給ラインがOFFのままとされるステップ4と、ステップ4に続いて凝縮油供給ラインがONとされて油専焼運転が行われるステップ5と、ステップ1において第1タンクの圧力が低位規定圧力より大のときに第1タンクの圧力が高位規定圧力以下かどうかが判定されるステップ6と、ステップ6において第1タンクの圧力が高位規定圧力以下のときに第2タンクの圧力が高位規定圧力以下かどうかが判定されるステップ7と、ステップ6において第1タンクの圧力が高位規定圧力より大のときにガス分が排出されるとともに余剰分が焼却されてステップ7に至るステップ8と、ステップ7において第2タンクの圧力が高位規定圧力以下のときに昇圧ブロワがONとされるステップ9と、ステップ9に続いてガス供給ラインがONとされるステップ10と、ステップ7において第2タンクの圧力が高位規定圧力より大のときに昇圧ブロワがOFFとされてステップ10に至るステップ11と、ステップ11に続いてガス供給量が基準値以上かどうかが判定されるステップ12と、ガス供給量が基準値以上のときに凝縮油供給ラインがOFFとされてガス専焼運転が行われるステップ13と、ステップ12においてガス供給量が基準値未満のときに凝縮油供給ラインがONとされて油・ガス混焼運転が行われるステップ14とを備えており、油専焼運転、ガス専焼運転および油・ガス混焼運転のいずれの場合でも、ステップ1に戻り、上記1〜14のステップが適宜繰り返されることを特徴とする廃プラスチック油化装置の運転方法。
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