JP3555393B2 - 監視制御システム - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、各種プラント設備の監視制御システムに係り、特に多重故障発生時の故障情報の出力方式に関する。
【0002】
【従来の技術】
プラント設備の監視制御システムは、例えば図2に変電所の監視制御システムを示すように、監視室側は監視盤1とCRTディスプレイ2とプリンタ3等がマンマシンLANで結合され、これらとプロセスLAN4で結合されるローカル側は受電コントローラ5による遮断器6等の監視制御や運転コントローラ7による機器8等の監視制御を行う。
【0003】
このようなシステムにおいて、プラント機器に故障が発生した場合など、監視対象機器の故障発生には監視室側でその故障情報出力として以下の手順で操作員に通知している。
【0004】
(1)警報鳴動
(2)監視盤等でのシンボル表示
(3)CRTグラフィック画面上でのシンボル表示(自動表示あり)
(4)CRTメッセージ画面上での故障メッセージ出力
(5)メッセージプリンタでの故障メッセージ出力
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
従来の故障情報出力方式は、単一故障の場合は故障状況を的確に判別できるが、多重故障が発生した場合に故障情報が一斉に発生し、しかも各情報の検出タイミングがローカル側での処理タイミングに依存するため、真の故障原因となったトリガ故障と、この故障が原因で故障発生した波及故障が混在した形でCRTディスプレイ等に表示されるため、真の故障原因を判別するのを困難にしている。
【0006】
各情報の検出タイミングのずれは、例えば図2の遮断器CB1のトリップによって受電が停止し、ここから電源を供給されていた機器A1〜ANが停止し、その計測値B1〜BNも異常となったとする。その際、上記のCB1、A1〜AN、B1〜BNの故障情報はランダムな順番でCRTディスプレイ及び監視盤へ伝送出力されることになる。
【0007】
また、故障画面の自動表示及び故障メッセージの表示や印刷は、故障の属性によらず、情報として到着したものから処理され、プラント機器における故障の発生と波及状況と順序が異なる表示や印刷となってしまう。
【0008】
本発明の目的は、多重故障の発生にもトリガ故障を確実に出力できるようにした監視制御システムを提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本発明は、前記の課題を解決するため、故障情報にその故障がトリガ故障となるか否か等の故障属性情報を付加し、この属性情報によりランダムに到着する故障情報からトリガとなる故障を頂点とした故障状況を認識・出力できるようにしたもので、以下の構成を特徴とする。
【0010】
各種プラント設備の機器等の故障を検出して監視室側に故障情報として伝送し、監視室側で故障情報を出力して操作員に故障状況を知らせる故障情報出力手段を備えた監視制御システムにおいて、
前記故障情報は、他の故障に波及するトリガ故障となり得る故障か否かの属性情報と、故障原因になるトリガ故障が存在する波及故障となり得る故障か否かの属性情報、及び該トリガ故障が存在するならその故障を特定する属性情報を付加して伝送する手段と、
前記属性情報から受信した故障情報が前記トリガ故障又は波及故障でないときに独立故障として故障情報を出力する処理手段と、
前記トリガ故障又は波及故障のときはそれぞれに時限を持たせて他の故障発生に待機するタイマー登録を行い、全タイマーのタイムアップ後に前記属性情報からトリガ故障と波及故障のグルーピングを行い、トリガ故障のみを画面表示し、波及故障はメッセージ表示・印字を行う処理手段とを備えたことを特徴とする。
【0011】
【発明の実施の形態】
本実施形態においては、故障情報には以下の属性情報を付加する。
【0012】
(1)他の故障に波及するトリガ故障となり得る故障か否かの属性情報。例えば、図2の遮断器CB1の故障には、トリガ故障となることの属性情報を付加する。
【0013】
(2)故障原因になるトリガ故障が存在する波及故障となり得る故障か否かの属性情報、及びトリガ故障が存在するならその故障を特定する番号等の属性情報。例えば、図2の機器A1の故障は、トリガ故障として遮断器CB1が存在するため、波及故障となり得ることの属性情報と、遮断器CB1を特定できる属性情報を付加する。この特定は、複数の場合もある。
【0014】
上記の2つの種別の故障情報は、故障検出対象によっては、その故障がトリガ故障となり、かつ波及故障となる場合もある。
【0015】
図1は、本実施形態における故障情報出力処理フローである。故障発生時には前記の属性情報を付加した故障情報を図2の監視盤側に伝送する(S1)。監視盤側では、受信した故障情報の属性情報から当該故障が独立故障か否かを判定する(S2)。すなわち、属性情報から当該故障がトリガ故障となり得ず、しかも波及故障にもなり得ない故障を独立故障(単一故障)とし、その他の故障をトリガ故障か波及故障として判定する。
【0016】
この判定処理(S2)で独立故障と判定された場合、従来の単一故障と同様に、故障画面の自動表示処理を行い(S3)、メッセージ表示・印字を行い、操作員による単独処理を促す(S4)。
【0017】
判定処理(S2)でトリガ故障又は波及故障と判定されたとき、各故障情報についてそれぞれタイマー登録をしておく(S5)。このタイマー登録は、各故障情報に一定時限又は故障情報別に予め定める時限を持つタイマーを割り当て、故障情報の受信時点からの計時を行うことで他の故障情報の発生(多重故障発生)に備えて待機時間を確保する。
【0018】
各故障情報別に登録したタイマーの全てがタイムアップするまで待ち(S6)、このタイムアップ後に故障情報の属性情報からトリガ故障と波及故障のグルーピングを行う(S7)。このグルーピングは、トリガ故障を頂点とする階層化され、複数のグループができることもある。
【0019】
グルーピングした故障情報のうち、トリガ故障情報のみを画面に表示する自動表示処理を行う(S8)。これにより、多数の波及故障を含む多重故障発生時にも画面にはトリガ故障のみが表示されて故障原因の認識を容易にする。
【0020】
最後に、多重故障発生に対するメッセージ表示・印字にはトリガ故障を頂点としたグループ別の出力を得る(S9)。この出力は、以下のように、トリガ故障を頂点としたメッセージの編集を行う。
【0021】
このような出力により、波及故障についてはメッセージの表示・印字からその故障原因(トリガ故障)を容易に認識できる。
【0022】
従って、本実施形態によれば、多重故障発生時には、各情報の検出タイミングにずれがある場合にもトリガ故障のみを認識して画面表示し、メッセージの表示・印字にはトリガ故障を頂点として各故障情報を階層化して出力し、操作員は多重故障発生に画面表示からトリガ故障を確実に認識でき、その確実な対応ができることになる。また、波及故障についてはメッセージの表示・印字からその故障原因を容易に認識できる。
【0023】
【発明の効果】
以上のとおり、本発明によれば、故障情報にその故障がトリガ故障となるか否か等の故障属性情報を付加し、この属性情報によりランダムに到着する故障情報からトリガとなる故障を頂点とした故障状況を認識・出力できるようにしたため、多重故障が発生し各情報の検出タイミングにずれがある場合にもトリガ故障のみを確実に出力でき、真の故障原因の認識を確実容易にする効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態を示す故障情報出力処理フロー。
【図2】監視制御システム例。
【符号の説明】
1…監視盤
2…CRTディスプレイ
3…プリンタ
4…LAN
5…受電コントローラ
7…運転コントローラ
8…機器
Claims (1)
- 各種プラント設備の機器等の故障を検出して監視室側に故障情報として伝送し、監視室側で故障情報を出力して操作員に故障状況を知らせる故障情報出力手段を備えた監視制御システムにおいて、
前記故障情報は、他の故障に波及するトリガ故障となり得る故障か否かの属性情報と、故障原因になるトリガ故障が存在する波及故障となり得る故障か否かの属性情報、及び該トリガ故障が存在するならその故障を特定する属性情報を付加して伝送する手段と、
前記属性情報から受信した故障情報が前記トリガ故障又は波及故障でないときに独立故障として故障情報を出力する処理手段と、
前記トリガ故障又は波及故障のときはそれぞれに時限を持たせて他の故障発生に待機するタイマー登録を行い、全タイマーのタイムアップ後に前記属性情報からトリガ故障と波及故障のグルーピングを行い、トリガ故障のみを画面表示し、波及故障はメッセージ表示・印字を行う処理手段とを備えたことを特徴とする監視制御システム。
Priority Applications (1)
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|---|---|---|---|
| JP19954897A JP3555393B2 (ja) | 1997-07-25 | 1997-07-25 | 監視制御システム |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP19954897A JP3555393B2 (ja) | 1997-07-25 | 1997-07-25 | 監視制御システム |
Publications (2)
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| JPH1145116A JPH1145116A (ja) | 1999-02-16 |
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Family
ID=16409665
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP19954897A Expired - Fee Related JP3555393B2 (ja) | 1997-07-25 | 1997-07-25 | 監視制御システム |
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|---|---|
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-
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