Deprecated: The each() function is deprecated. This message will be suppressed on further calls in /home/zhenxiangba/zhenxiangba.com/public_html/phproxy-improved-master/index.php on line 456
JP3555896B2 - 情報記録装置及び情報記録装置用コントローラ - Google Patents
[go: Go Back, main page]

JP3555896B2 - 情報記録装置及び情報記録装置用コントローラ - Google Patents

情報記録装置及び情報記録装置用コントローラ Download PDF

Info

Publication number
JP3555896B2
JP3555896B2 JP2003357380A JP2003357380A JP3555896B2 JP 3555896 B2 JP3555896 B2 JP 3555896B2 JP 2003357380 A JP2003357380 A JP 2003357380A JP 2003357380 A JP2003357380 A JP 2003357380A JP 3555896 B2 JP3555896 B2 JP 3555896B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
power
recording
rotation speed
recording power
optimum
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2003357380A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2004079182A (ja
Inventor
晴之 鈴木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Ricoh Co Ltd filed Critical Ricoh Co Ltd
Priority to JP2003357380A priority Critical patent/JP3555896B2/ja
Publication of JP2004079182A publication Critical patent/JP2004079182A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3555896B2 publication Critical patent/JP3555896B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Optical Recording Or Reproduction (AREA)
  • Optical Head (AREA)

Description

この発明は、ディスクに光ビームを照射して情報記録マークを形成する光ディスク装置のような情報記録装置及び情報記録装置用コントローラに関する。
ディスクに光ビームを照射して情報記録マークを形成する光ディスク装置等の情報記録装置においては、レーザから出射される記録パワーを正確に制御する必要がある。
記録パワーの補正方法としては、第1の従来技術として、レーザの記録パワーを数段階に変化させて試し書きを行い、この試し書きを行った領域を再生し、その再生信号の品質を示す指標が最も良い値を示した領域の試し書き時におけるパワーを、最適記録パワーとする光ディスク装置が、すでに提案されている(例えば、特許文献1)。
この光ディスク装置では、2次高調波成分を再生信号の品質を示す指標とし、これが最小となったときのパワーを最適パワーとしている。
この光ディスク装置によれば、ディスク毎の記録感度の違いや、周囲温度による感度の違いに応じた最適な記録パワーを設定することができる。
第2の従来技術として、記録レーザビームによって実際の記録動作中でピットが形成されているときの戻りレーザビーム(反射光)の強度に基づいて、記録パワーを制御することにより、記録媒体の感度のバラツキや傾き等で最適記録パワーが変化しても、常に最適なピットが形成されるようにした記録レーザビームの制御方法も、すでに提案されている(例えば、特許文献2)。
この記録レーザビームの制御方法によれば、ディスク内の記録感度の違いや、実際の情報記録動作中に生じるレーザ波長変動、ビーム位置決め誤差などによる記録効率の変動について補償することができる。
特開平5−109077号公報 特開平4−10237号公報
先に述べた第1の従来技術では、レーザの記録パワーを数段階に変化させて試し書きを実行することにより、記録パワーを設定するので、ディスク毎の記録感度の違いや、周囲温度による感度の違いに応じた最適な記録パワーの設定が可能である。
しかし、ディスク内の記録感度の違いや、実際の情報記録動作中に生じるレーザ波長変動、ビーム位置決め誤差などによる記録効率の変動については補償することができない、という問題が残されている。
また、試し書きにおいて2次高調波が最小になる記録パワーが、変化させた記録パワー範囲の上限になった場合には、多分実際の最適パワーは、検出されたパワーより高いパワーであることが想像される。
そのため、この検出された記録パワー範囲の上限状態で記録を行うと、パワー不足の記録マークになり、再生エラーが増大することになる。
この方法でも、外挿によって最適パワーを求めることは可能であるが、その場合には、そのパワーがレーザの定格を超えるレベルがあるかも知れず、レーザの破壊が生じる虞がある。
他方、第2の従来技術では、記録レーザビームによって実際の記録動作中でピットが形成されている状態のパワーを検出しているので、ディスク内の記録感度の違いや、実際の情報記録動作中に生じるレーザ波長変動、ビーム位置決め誤差などによる記録効率の変動については補償することが可能である。
しかしながら、この第2の従来技術でも、第1の従来技術と同様に、記録パワー要求がレーザ定格を超える虞がある。
そこで、一般的な、例えばCD−R(CD Recordable)装置のような光ディスク装置では、第1の従来技術のように、試し書きによる最適パワーの決定方法と、第2の従来技術のような、記録動作中のパワーの補正方法とを組み合せて用いるようにしている。
また、このような問題を回避するために、レーザ定格内で記録パワーが設定できるように制限してしまうと、本来のパワー要求に応えられず、良好な記録マーク形成が行えない、という不都合がある。
さらに、第1と第2の従来技術では、いずれも記録中のディスクの回転数、すなわち、線速度は所定値のままであって変化しない。
ところが、試し書きによって決定した最適パワーが定格上限より低い場合、原理的には、定格一杯で使用すれば線速度をさらに上げることが可能であり、記録時間の短縮ができるはずである。
以上を要約すると、第1の従来技術で説明した試し書きによる最適パワーの決定機能を備えた装置や、第2の従来技術で説明した記録中のパワーの補正機能を備えた装置、あるいは両機能を組み合せて備えている装置は、本来のレーザの性能を十分に生かしておらず、効率が低下した状態で使用していることになる。
この発明の課題は、第1と第2の従来技術における問題点を解決することであり、具体的にいえば、第1に、ディスクの記録感度の違いや周囲温度等の違いによって、最適記録パワーが異なっても、良好な記録マークが形成できるようにすることである。
第2の課題は、ディスク毎の記録感度の違いや周囲温度等の違いによって、最適記録パワーがレーザ定格を超えても、レーザ破壊が生じないようにすることである。
第3の課題は、ディスクの記録感度の違いや周囲温度等の違いによって、記録パワーに余裕があるときは、高速記録を行わせることである。
第4の課題は、実際に情報を記録している最中に、ディスク内の記録感度の違いやレーザ波長変動、ビーム位置決め誤差などによって、記録効率の変動が生じても、常に良好な記録マークが形成できるようにすることである。
第5の課題は、同じく実際に情報を記録している最中に、ディスク内の記録感度の違いやレーザ波長変動、ビーム位置決め誤差などによって、記録効率の変動が生じても、記録パワー要求がレーザ定格を超えないようにして、レーザ破壊を防止することである。
第6の課題は、同じく実際に情報を記録している最中に、記録パワーに余裕があるときは、高速記録を行わせることである。
請求項の発明では、ディスクに光ビームを照射して情報記録マークを形成する情報記録装置において、前記光ビームの記録パワーを可変させて試し書きを行う手段と、前記試し書きの結果により最適記録パワーを求める最適パワー算出手段と、前記最適記録パワーが所定値を上回っていないか判断する判断手段と、判断の結果、前記最適記録パワーが前記所定値を上回っていないと判断されない場合にはディスクの回転数を一定値だけ小さくし、かつ、前記最適記録パワーが前記所定値を上回っていないと判断されるまで前記試し書き手段、前記最適パワー算出手段、前記判断手段による処理を繰り返す回転数設定手段と、前記判断手段により前記最適記録パワーが前記所定値を上回っていないと判断された場合の前記ディスクの回転数により情報記録時の回転数を決定する回転数決定手段とを設けている。
請求項の発明では、ディスクの回転制御を行う回転制御手段と前記ディスクに照射する光ビームを駆動するレーザパワー制御手段とに対して指令を出力する情報記録装置用コントローラであって、前記レーザパワー制御手段へ指令を出力することにより前記光ビームの記録パワーを可変させて試し書きを行わせる試し書き手段と、前記試し書きの結果により最適記録パワーを求める最適パワー算出手段と、前記最適記録パワーが所定値を上回っていないか判断する判断手段と、前記判断の結果、前記最適記録パワーが前記所定値を上回っていないと判断されない場合には前記回転制御手段へ指令を出力することにより前記ディスクの回転数を一定値小さくする回転数設定手段と、前記回転数設定手段により前記ディスクの回転数を一定値小さくした場合には前記判断手段により前記最適記録パワーが前記所定値を上回っていないと判断されるまで前記試し書き手段、前記最適パワー算出手段、前記判断手段、前記回転数設定手段による処理を繰り返す手段と、前記判断手段により前記最適記録パワーが前記所定値を上回っていないと判断された場合の前記ディスクの回転数により情報記録時の回転数を決定する回転数決定手段とを設けている。
本発明は、記録パワーを可変させて試し書きを行った結果により、ディスク回転数を決定するようにしている。
したがって、ディスクの記録感度の違いや周囲温度等の違いにより、最適記録パワーが異なっても、回転数が調整され、良好な記録マークを形成することが可能になる。
また、記録パワーが不足している場合には、回転数が下がるので、レーザパワーのカバーできる範囲外のディスクも使用可能となり、多くの種類のディスクを扱うことができ、互換性が向上される。
さらに、低パワーのレーザの使用も可能になると共に、出射光学系のバラツキによるパワー効率許容範囲を広くとることもできるので、結果的に安価な部品の使用も可能になり、製品のコストダウンも実現される。
その上、記録パワーに余裕があれば、回転数が上昇されるので、高速記録を行わせることもできる。
この発明の情報記録装置について、図面を参照しながら、その実施の形態を詳細に説明する。
以下に順次説明する実施の形態は、第1から第までである。
このように、記録パワーを可変させて試し書きを行って回転数を決定する第1の理由は、先に述べたように、ディスクの記録感度の違いや周囲温度等の違いによって、最適記録パワーが異なっても、良好な記録マークが形成できるようにするためである。
第2の理由は、ディスク毎の記録感度の違いや周囲温度等の違いによって、最適記録パワーがレーザ定格を超えても、レーザ破壊が生じないようにするためである。
第3の理由は、ディスクの記録感度の違いや周囲温度等の違いによって、記録パワーに余裕があるときは、高速記録を行わせるためである。
最初に、この発明の情報記録装置について説明する。
図1は、この発明の情報記録装置について、その要部構成の実施の形態の一例を示す機能ブロック図である。図において、1はディスク、2は回転モータ、3は光ヘッド、4は再生信号検出手段、5は上下振幅検出手段、6はレーザパワー制御手段、7は回転制御手段、8はコントローラを示し、WDataはライトデータを示す。
この図1に示す情報記録装置は、上下振幅検出手段5が付加されている点、およびコントローラ8が後出の図2のフローに従って制御する点を除けば、基本的な構成は従来の装置と同様である。なお、第2の実施の形態でも、ハード構成は同一で、コントローラ8が後出の図4のフローに従って制御している。
各部の構成と動作を簡単に述べる。
ディスク1は、回転モータ2によって回転駆動される。
光ヘッド3は、図示されないレーザ光源や光学系などからなり、ディスク1の任意の情報トラックにアクセスすることが可能である。
光ヘッド3から出射されるレーザビームの熱によって、ディスク1の記録面に記録マークが形成される。
また、レーザビームの反射光も、光ヘッド3によって検出され、再生信号検出手段4により、記録マークからの反射光が電気信号に変換される。
通常、記録時には、強いパワーのレーザビームを出射させて記録マークを形成し、再生時には、それよりも弱いパワーで読み取りを行う。
この再生信号検出手段4の出力から、上下振幅検出手段5によって、再生信号の上側包絡線レベルと下側包絡線レベルとが検出される。
この上側と下側の包絡線レベルは、コントローラ8によって読み取ることが可能である。
コントローラ8は、公知のマイクロプロセッサやA/D変換器、D/A変換器などで構成されている。
また、コントローラ8は、レーザパワー制御手段6に対して記録パワー指令を出力する。
レーザパワー制御手段6は、この記録パワー指令値に基いて、記録データ(ライトテークWData)に同期して光ヘッド3のレーザを記録パワーで発光させる。
詳しくいえば、レーザパワー制御手段6は、レーザの発光パワーを検出するパワー検出手段と、記録パワー指令値と検出された発光パワーとを比較する比較手段とを備え、比較結果に基いて記録レーザを駆動するよう構成されている。
したがって、記録用のレーザは、記録パワー指令値に比例したパワーで発光可能である。
また、先のコントローラ8は、レーザパワー制御手段6に対して記録パワー指令値を出力するだけでなく、回転制御手段7に対しては回転指令を出力する。
回転制御手段7は、回転指令値に基いて、回転モータ2を回転させる。
詳しくいえば、回転制御手段7は、ディスク1の回転数または線速度を検出する検出手段と、回転指令値と検出された回転数または線速度とを比較する比較手段とを備え、比較結果に基いて回転モータ2を駆動するよう構成されている。
したがって、回転モータ2は、回転指令値に比例した角速度または像速度で回転可能である。
図2は、図1に示した情報記録装置1において、記録パワーを可変させて情報記録時の回転数を決定する主要な処理の流れを示すフローチャートである。図において、#1〜#6はステップを示す。
この図2のフローで、ステップ#1〜#3の処理自体は公知であり、ステップ#4〜#6の処理に特徴がある。
ステップ#1で、記録パワーPwを下限Llimから上限Ulimまで可変させて、ディスク1の所定の試し書き領域にテスト用記録パターンを順次記録する。
このとき、コントローラ8は、記録パワーPwを可変させるために、記録パワー指令をレーザパワー制御手段6に出力する。
記録パターンとしては、例えばランダム記録データを所定の記録変調方式に基いてデジタル変調したものを用いる。また、記録パワーPwの可変量(きざみ)をPdで示す。
ここで、パワー下限Llimとパワー上限Ulim、および可変量(きざみ)Pdの具体的な値の一例を示すと、Llim=6mw,U1im=10mw,Pd=0.5mwのように設定することができる。
そして、この場合には、9通りの記録パワーPwで順次記録することが可能である。
なお、パワー上限Ulimは、レーザ定格値の近くに設定しておけば、レーザを破壊しない範囲で、幅広い感度の異なるディスクに対応することができるので、好ましい。
ステップ#2で、先に記録した試し書き領域を順次再生し、再生信号品質の指標(βと呼ばれている)を検出する。
この再生信号品質の指標βは、記録パワーPw毎に得られるので、Pw対βの表を求めることができる。
この指標βについては、後で詳しく説明するが、この指標βは、記録パワーPwが不足のときは負の値で、過大のときは正の値となり、記録パワーPwに対して単調に増加する指標である。
次のステップ#3で、得られたPw対β表から、最適な記録パワーPwoを求める。例えば、β=0となるPwが、最適パワーである。
この最適な記録パワーPwoは、先のPw対β表のデータから適当な近似直線または曲線を求めることによって、容易に算出することができる。
先に述べたように、この第1の実施の形態では、以下のステップ#4〜#6の処理に特徴があり、コントローラ8が制御を司る。
ステップ#4で、先に得られた最適な記録パワーPwoが、パワー上限Ulimを上回っていないかどうか判断する。
最適な記録パワーPwoがパワー上限Ulimを上回っていれば、ステップ#5へ進み、記録パワーPwをその上限値であるUlimに設定し、ディスク回転数を補正する。
例えば・ディスクの通常回転数(または線速度)をfoとすれば、ディスクの回転数fo'は、
fo'=fo*(Ulim/Pwo)……(1)
の式(1)のように補正する。
したがって、この場合の回転数は、記録パワーの不足分の2乗に比例して小さくする。なお、この状態では、記録パワーPwは、パワー上限Ulimになっているはずである(Pw=Ulim)。
一般的に、記録可能な回転式光ディスクの必要記録エネルギーは、線速度の平方根にほぼ比例するので、上記の式(1)に従って回転数を下げれば、良好な記録が可能になるので、好ましい結果が得られる。
また、先のステップ#4で判断した結果、最適な記録パワーPwoがパワー上限Ulimを上回っていないとき(パワー上限U1im値以下のとき)は、ステップ#6へ進み、最適な記録パワーPwoをそのまま記録パワーPwとし、回転数もディスクの通常回転数(または線速度)foのままにする。
なお、以上の実施の形態では、ディスクの回転数を中心に述べたが、線速度一定の記録方式の場合には、「回転数」の代りに「線速度」を採用すればよい。
この発明の情報記録装置は、回転数(角速度)一定あるいは線速度一定のいずれの方式にも適用することが可能である。以下の説明においても、全て同様で、「回転数」を中心にして説明するが、「線速度」についても適用することが可能であり、両者を包含することはいうまでもない。
以上のステップ#1〜#6、特に後半のステップ#4〜#6の処理により、レーザパワーはパワー上限Ulim値を超えることがないように制御され、結果としてレーザ破損も防止される。
また、最適な記録状態が、一方では記録パワーPwを選択することによって、他方では、回転数を選択することによって、それぞれ実現される。
次に、先に述べた再生信号品質の指標βについて、詳しく説明する。
図3は、再生信号品質の指標の一つとして、β値を説明する波形図で、(1)は記録パワーが不足の場合、(2)は適正な場合、(3)は過大な場合を示す図である。図の横軸は時間t、縦軸は高周波信号(再生信号)HF Signalを示し、A1は上側包絡線のレベル、A2は下側包絡線のレベルを示す。
再生信号は、この図3の縦軸に示すように、高周波信号HF Signa1と呼ばれる信号で検出される。
記録マークは、一般的に、短いマークから長いマークまで複数の種類が存在している。
この図3では、この高周波信号HF Signa1をAC結合(直流成分を遮断した信号)して、再生したときの波形を模式的に示している。
例えば、図3(1)のように、記録パワーが不足しているときは、上側包絡線のレベルA1と下側包絡線のレベルA2とが下側にシフトされ、逆に、図3(3)のように、記録パワーが過大なときは、上側包絡線のレベルA1と下側包絡線のレベルA2とが上側にシフトされている。
ここで、β値を、シフト量を振幅で正規化した量として、
β=(A1+A2)/(Al−A2)……(2)
の式(2)のように定義する。
したがって、適正ならば、ほぼβ=0になる。
なお、このような指標βの値の代りに、従来技術(特開平5−109077号公報)で説明したように、再生信号2次高周波成分という指標を用いることも可能である。
要するに、パワーを変化させながら(ふりながら)記録した試し書き領域の再生信号から、最適な記録パワーPwoが得られる方法であれば十分である。
<第2の実施の形態>
この第2の実施の形態でも、ハード構成は、先の図1と同様であり、コントローラ8による制御(アルゴリズム)が、先の第1の実施の形態の場合と異なるだけである。
次に、第2の実施の形態における動作を、フローに示す。
図4は、図1に示した情報記録装置において、第2の実施の形態による記録パワーの可変と情報記録時の回転数決定時における主要な処理の流れを示すフローチャートである。図において、#11〜#16はステップを示す。
ステップ#11からステップ#14の処理は、先の図2のステップ#1からステップ#4と同様である。
すなわち、ステップ#11からステップ#13までの処理によって、最適な記録パワーPwoが得られる。
そして、ステップ#14で、得られた最適な記録パワーPwoが、パワー上限Ulimを上回っていないかどうか判断する。
この第2の実施の形態では、このステップ#14で判断した結果、最適な記録パワーPwoがパワー上限Ulimを上回っていれば、ステップ#15へ進み、線速度(または回転数)を一定値だけ小さくする。
その後、再び先のステップ#11へ戻り、最適な記録パワーPwoがパワー上限Ulimを上回わらない値になるまで、同様の処理を繰り返えす。
このような処理によって、最適な記録パワーPwoがパワー上限Ulimを上回わらない値になると、このループを抜け、ステップ#16で記録パワーをPwoに設定する。
その他の処理は、先の図2と同様である。
したがって、最適な記録パワーが上限Ulimを超えない範囲で、必要な回転数を下げて良好な記録状態が得られる。
この第2の実施の形態による効果は、最適パワーとして、Pw対β表から直接求められた値を採用しているので、先の図2の処理を行うアルゴリズムよりも、正確な最適記録状態が得られる、という点である。
また、先の図2や図4に関連して説明した処理では、記録パワーが不足のときは、ほぼ上限のパワーに制限されるため、レーザ破壊にいたることがなく、しかもレーザ能力を最大限に活用すると共に、記録速度を不必要に遅くすることがない、という効果も得られる。
ここで、先の図3によって説明した再生信号品質の指標βと、記録パワーPwとの関係について、説明を加える。
図5は、記録パワーPwと指標βとの関係を示す特性図で、〔1〕はPw対βの関係が複数存在することを説明する図、(2)は線速度を小さくするとPw対βの特性が上方向にシフトすることを説明する図である。図の横軸は記録パワーPw、縦軸は指標βを示す。
図5(1)は、ディスクの記録感度の違いや、周囲温度等によって、Pw対βの関係が複数存在していることを示している。
この図5(1)では、3つの特性曲線を示しているが、どの特性となるかは、ディスクの記録感度の違いや、周囲温度等によって決定される。
また、図5(2)は、線速度を変化させた場合で、線速度を小さくすると、Pw対βの特性曲線が上方向にシフトされることが判る。
例えば、線速度が最も速い一番下のプロットについて、最適記録パワーPwoを求めると、パワー上限Ulimを超えてしまう。
したがって、このままの状態で記録パワーPwを設定すると、レーザ破壊が生じる危険性がある。
そこで、線速度を遅くすると、例えば中央に示した特性曲線のように、プロットが上方にシフトされ、そのパワー上限Ulimより以下に、最適記録パワーPwoが入るようになる。
先の図2や図4に示したコントローラ8による制御(アルゴリズム)は、この図5(2)に示したような特性を利用している。
第1の参考例
先の第1と第2の実施の形態では、記録パワーを可変させて試し書きを行い、その結果によって情報記録時の回転数を決定する場合を説明した。
この第1の参考例では、記録パワーを一定にし、ディスクの回転数を可変させて試し書きを行い、その結果によって情報記録時の回転数を決定する点に特徴を有している。
このように、ディスクの回転数を可変させて試し書きを行い、その結果によって情報記録時の回転数を決定する理由は、先の第1や第2の実施の形態と同様である。
すなわち、第1の理由は、先に述べたように、ディスクの記録感度の違いや周囲温度等の違いによって、最適記録パワーが異なっても、良好な記録マークが形成できるようにするためである。
第2の理由は、ディスク毎の記録感度の違いや周囲温度等の違いによって、最適記録パワーがレーザ定格を超えても、レーザ破壊が生じないようにするためである。
第3の理由は、ディスクの記録感度の違いや周囲温度等の違いによって、記録パワーに余裕があるときは、高速記録を行わせるためである。
この第1の参考例でも、ハード構成は、先の図1と同様であるが、この場合には、記録パワーPwを所定値とする。例えば、先に説明したようなパワー上限Ulimの付近に設定する。
図6は、図1に示した情報記録装置において、第1の参考例によるディスクの回転数を可変させて情報記録時の回転数を決定する主要な処理の流れを示すフローチャートである。図において、#21〜#23はステップを示す。
ステップ#21で、線速度(または回転数)を下限Llimから上限Ulimまで可変させて、ディスク1の所定の試し書き領域にテスト用記録パターンを順次記録する。
ステップ#22で、先に記録した試し書き領域を順次再生して、「線速度」対「再生信号品質の指標(β)」の表を得る。
次のステップ#23で、得られた「線速度」対「再生信号品質の指標(β)」の表から、最適な線速度Voを算出する。
この最適なVoを算出する手法には、先の図2の制御(アルゴリズム)で説明したような、適当な近似法を利用することができる。
このようにして求められたVoの値を、線速度として回転指令を出して、実際のデータ記録を行う。
このような制御により、パワー上限Ulimの付近における最適線速度による記録が可能になる。
この場合に、通常の線速度(または回転数)を設定したとき、記録パワーPwに余裕があれば、性能としては、さらに速い線速度で記録することができるはずである。
この第1の参考例では、記録パワーの上限Ulimの付近で可能な限り速い線速度が設定されるので、高速記録を行うことができる。
なお、先の図6のフローでは、記録パワーの可変制御は行わないため、装置の構成は、図1の装置よりも簡単で済むので、その分だけ低コストになる。また、先の図2に示したフローに、「記録パワーPwに余裕があれば、回転数を増加させる」という変更も、容易に行うことができる。
例えば、ステップ#4(先に得られた最適な記録パワーPwoが、パワー上限Ulim を上回っていないかどうか判断する処理)と、ステップ#6(最適な記録パワーPwoをそのまま記録パワーPwとし、回転数もディスクの通常回転数foのままにする処理)とを削除して、ステップ#3の処理の後は、ステップ#5へ移るようにすればよい。
ステップ#5の処理は、記録パワーPwをその上限値であるUlimに設定し、ディスク回転数を補正する処理である。
パワーに余裕があるときは、必ず、記録パワーPwo<パワー上限Ulimであるから、(Ulim/Pwo)>1となり、回転数が増加される。
ところで、線速度を大きくすれば、指標βの値は減少する。
この関係を、次の図7に示す。
図7は、線速度と指標βとの関係を示す特性図である。図の横軸は線速度、縦軸は指標βを示す。
この図7に示すように、再生信号品質の指標βは、線速度が大きくなると、反対に小さくなる、という特性をもっている。
この図7に示した特性が、先の図6に示した制御(アルゴリズム)で使用する「線速度」対「β値」の一例である。
なお、すでに何回も述べたように、この発明の実施の形態では、再生信号品質の指標βを使用する場合を主として説明したが、このようなβ値に限定されるものではなく、別の再生信号品質の指標を使用することが可能である。
しかし、このβ値は、簡単な包絡線検出回路とマイクロコンピュータによって測定できるので、例えば2次高調波や再生エラー率を測定して指標とする方法に比べて、装置をかなり簡単に構成することが可能である。
したがって、このβ値を利用するのが、実用上は極めて好ましい方法であることはいうまでもない。
第2の参考例
先の第1から第の実施の形態及び第1の参考例では、記録パワーを可変させたり、ディスクの回転数を可変させて試し書きを行い、その結果によって情報記録時の回転数を決定する場合を説明した。
この第2の参考例では、記録動作中において、記録マークからの再生信号のレベルと所定値との比較結果により、記録パワーとディスクの回転数の一方または両方を可変する点に特徴を有している。
そのため、実際の情報を記録している最中に、ディスク内の記録感度の違いや、レーザ波長変動、ビーム位置決め誤差などによる記録効率の変動が生じても、常に良好な記録マークを形成することができる、という効果が得られる。
具体的にいえば、マーク形成状況を示すBレベルを基準として設定しておき、実際に行われた記録を再生し、その再生信号レベルをサンプリングして、このBレベルと比較する。
図8は、この発明の情報記録装置の第2の参考例について、要部構成の一例を示す機能ブロック図である。図における符号は図1と同様であり、11はBレベル検出手段、12は比較器、13は第1の積分器、14は第2の積分器、15はコントローラを示し、Pwは目標パワー指令、Vは回転指令値を示す。
この図8に示す情報記録装置は、先の図1の上下振幅検出手段5の代りに、11〜14で示した各ブロックが設けられている。なお、コントローラ15は、基本的な制御動作は、図1のコントローラ8とほぼ同様であるが、制御が異なるので別の符号を付けている。
Bレベル検出手段11は、レーザが記録パワーレベルで発光しているときの再生信号レベルをサンプリングして、Bレベルという信号を出力する。
先に述べたように、このBレベルの信号は、マーク形成状況を示す信号で、例えば、マーク形成が不足のときは、Bレベルが高いレベルとなり、逆に、マーク形成が過剰のときは、Bレベルは低いレベルになる。
そして、Bレベルが所定の値になっている状態が、最適な記録状態である。
この所定のBレベルを目標レベルとし、実際のBレベルと比較器12で比較する。
その比較結果は、第1の積分器13と、第2の積分器14へ送られる。
まず、一方の第1の積分器13は、検出Bレベルを積分して、目標パワー指令Pwを出力する。
この状態で、検出Bレベルが目標Bレベルより低くなると、目標パワー指令Pwを減少させて、マーク形成が過剰にならないように制御する。
したがって、検出Bレベルは上昇され、目標Bレベルと一致する。
他方の第2の積分器14は、目標Bレベルを積分して、回転指令値Vを出力する。
そして、検出Bレベルが目標Bレベルより低くなると、回転指令値Vが増加してディスクの回転が速くなり、マーク形成が過剰にならないように制御する。
そのため、検出Bレベルは上昇され、目標Bレベルと一致する。
これらの第1の積分器13と第2の積分器14は、それぞれコントローラ15からの保持指令によって積分を停止し、直前の積分値を保持する。
また、保持指令が解除されると、積分を行う。
コントローラ15は、第1の積分器13の出力(Pw)と、第2の積分器14の出力(V)とを入力し、また、これら第1と第2の積分器13,14に対して、それぞれの保持指令を出力する。
この状態で、現在の記録パワー(Pw)と回転数(V)に応じて、第1と第2の積分器13,14のいずれか一方を動作させ、他方を保持状態にする。
すなわち、現在の記録パワー(Pw)と回転数(V)とを監視し、パワー目標値と異なるときは、検出Bレベルと目標Bレベルとの比較結果により、記録パワー(Pw)と回転数(V)のどちらかを可変制御する。
より具体的にいえば、記録パワー(Pw)がその上限Ulim を超えそうになったら、それ以上にパワーが上がらないように第1の積分器13を保持状態にし、第2の積分器14をオンにして積分を開始させる。
その結果、回転数が下がり、記録状態が適切な状態にされる。
その後、記録状態が過剰気味になると、回転数が上昇し始め、ある回転数(例えば最初の通常回転数)に達すると、今度は、第2の積分器14を保持状態にして、第1の積分器13をオンにして積分を開始させる。
この関係を状態遷移図で示すと、次の図9のようになる。
図9は、第2の参考例によるコントローラ15の状態遷移図である。図において、S1とS2は状態、int1は第1の積分器13、int2は第2の積分器14を示し、UlimはパワーPwの上限値、Vnは通常回転数(nominal)を示す。
この図9に示すように、図8のコントローラ15は、2つの状態S1,S2からなる順序回路構成になっている。
まず、状態S1で、int1(第1の積分器13)はオン、int2(第2の積分器14)はホールドにする。
状態S2では、逆に、int1(第1の積分器13)をホールド、int2(第2の積分器14)をオンにする。
この状態S2は、回転指令値Vと実際の回転数(検出された回転数)との関係が、V<Vn(最初の通常回転数)の間は持続され、両者の関係が、V≧Vnになると、状態S1にする。
コントローラ15がこのような動作を行うことにより、パワーPwがその上限Ulim に達するまでは、目標Bレベルと検出Bレベルとの比較結果によってパワーPwを制御し、パワーPwがその上限Ulim に達すると、目標Bレベルと検出Bレベルとの比較結果によって、回転数Vを制御することができる。
この場合の記録パワーPwと回転数Vの関係を波形図で示すと、次の図10に示すように変化する。
図10は、第2の参考例において、コントローラ15の状態遷移に基く記録パワーPwと回転数Vの関係を示す波形図である。図の横軸は時間tで、波形Pwは記録パワーPw、Vは回転数Vを示し、S1とS2は状態、Ulim はパワーの上限値、Vnは通常回転数を示す。
この図10からも明らかなように、最初は、回転数Vが一定で、記録パワーPwが順次増加する。
そして、記録パワーPwが、その上限Ulim に達すると、記録パワーPwは一定になり、回転数Vが低下する。
回転数Vが低下すると、記録パワーPwに余裕が生じるので、回転数Vは一旦最低のレベルまで低下するが、その後は上昇する。
回転数Vが通常回転数Vnに戻ると、その後は一定になり、記録パワーPwが上限Ulim から下がることになる。
この間の状態は、先の図9の状態遷移図に示したとおりで、状態は、S1→S2→S1→S2のように変化する。
以上のように、記録パワーが不足すると、ディスクの回転数が下がり、記録パワーに余裕が生じると、ディスクの回転数が上がるので、記録パワーを常に上限に近いレベルに設定することが可能になる。
なお、以上の実施の形態では、記録中のマーク形成状況の検出に、Bレベルという量を採用する場合を説明したが、記録中のマーク形成状況には、必ずしもBレベルという量を採用することは必要ではない。
例えば、先に第2の従来技術(特開平4−10237号公報)として説明した記録レーザビームの制御方法では、その図1や図2に示されているような記録パルスの発光中の再生信号の初期強度(VA:マーク形成過程の前)と、後半強度(VB:マーク形成過程の後)との差を初期強度(VA)で正規化した量(変調度)を使用している。
この発明の情報記録装置でも、先に述べたBレベルという量の代りに、この第2の従来技術で使用している記録パルスの発光中の再生信号の初期強度(VA)と後半強度(VB:マーク形成過程の後)との差を初期強度(VA)で正規化した量(変調度)を使用しても、同様の効果が得られることは明らかである。
第3の参考例
先の第2の参考例では、状態S2の判断基準となる回転数Vが、通常回転数Vnの場合を説明した。
この第3の参考例では、この回転数Vを、通常回転数Vnより大きいVn2に設定する点に特徴を有している。
この第3の参考例でも、ハード構成は、先の図8と同様であるが、コントローラ15による制御が異なっている。
この第3の参考例のように、状態S2の判断基準となる回転数Vを、通常回転数より高くする(Vn2>Vn)ことによって、記録パワーPwがその上限Ulim に限定された後に、記録パワーPwに余裕が生じたときは、記録パワーPwを低下させる代りに、回転数Vを通常のVnより増加させることが可能になるので、高速に記録を行うことができる。
この関係を状態遷移図で示すと、次の図11のようになる。
図11は、第3の参考例によるコントローラ15の状態遷移図である。図における符号は図9と同様であり、Vn2は通常回転数より大きい基準回転数を示す。
この図11の状態遷移図は、先の図9の状態遷移図とほとんど同様であるが、状態S2の判断基準となる回転数Vが、先の通常回転数Vnより大きいVn2になっている。
状態S1は先の図9と同様で、int1(第1の積分器13)はオン、int2(第2の積分器14)はホールドにする。
そして、目標パワー指令Pwとパワー上限Ulimとの関係が、Pw<Ulimのときは、状態S1のままにし、Pw≧Ulimのときは、状態S2にする。
状態S2では、逆に、int1(第1の積分器13)をホールド、int2(第2の積分器14)をオンにする。
この状態S2は、回転指令値Vと実際の回転数Vn2との関係が、V<Vn2の間は持続され、両者の関係が、V≧Vn2になると、状態S1にする。
コントローラ15がこのような動作を行うことにより、パワーPwがその上限Ulim に達するまでは、目標Bレベルと検出Bレベルとの比較結果によってパワーPwを制御し、パワーPwがその上限Ulim に達すると、目標Bレベルと検出Bレベルとの比較結果によって、回転数Vを制御することができる。
このように設定することにより、記録パワーPwがパワー上限Ulim で制限された後に、記録パワーに余裕があれば、記録パワーPwを下げるのではなく、ディスク回転数を通常回転数Vnより上昇させることが可能になる。
したがって、先の第2の参考例の場合に比べて、さらに高速に記録動作を行うことができる。
この場合の記録パワーPwと回転数Vの関係を波形図で示すと、次の図12に示すようになる。
図12は、第3の参考例において、コントローラ15の状態遷移に基く記録パワーPwと回転数Vの関係を示す波形図である。図の横軸や波形の符号は図10と同様であり、Vn2は通常回転数より大きい基準回転数を示す。
この図12の場合にも、状態S1の間は、先の図10と同様である。
この状態S1において、記録パワーPwがその上限Ulim に達すると、状態S2に切り換えられ、記録パワーPwは一定になり、回転数Vが低下する。
この状態S2において、記録パワーPwに余裕があると、ディスクの回転数Vを上昇させる。
この場合には、通常の回転数Vnに達しても、なお、記録パワーPwに余裕があれば、回転数Vはさらに上昇され、予め設定された切り換え基準回転数Vn2なるまで、回転数Vを上昇させることができる。
ここで、基準回転数Vn2を十分に大きく設定しておけば、記録パワーPwが上限Ulim に貼り付いた状態(最大パワー)で、可能な限り速い回転を行うことができる。
したがって、高速に記録動作を行うことが可能になる。
なお、この基準回転数Vn2を余り大きな値に設定すると、ヘッドの位置決め制御が問題になるので、装置の性能に合せて可能な限り大きな値を選択することは改めていうまでもない。
以上に説明した第3の参考例および先の第2の参考例では、目標Bレベルと検出Bレベルとの比較結果によって、記録パワーPwあるいは回転数Vのいずれか一方を可変制御する場合を説明した。
しかし、目標Bレベルと検出Bレベルとの比較結果によって、記録パワーPwと回転数Vの両方を同時に可変制御することもできる。
この場合には、先の図8の第1の積分器13と第2の積分器14を、いずれもオンにする。
その際、第1の積分器13の積分利得を、第2の積分器14の積分利得よりも高く設定しておけば、急速な記録パワー要求の変化(すなわち、Bレベル変化)には記録パワーPwが追従し、ゆっくりとした記録パワー要求の変化には回転モータが追従する(回転数Vの変化)ように構成することができる。なお、レーザ破壊を生じさせないために、記録パワーPwに上限Ulim を設けておくことはいうまでもない。
このように構成すれば、基本的には、記録パワーPwが、ほぼ上限Ulim に達した状態で、回転数Vを可能な限り速くする動作が実現される。
そして、急速に記録パワー要求が変化したとき(この場合は、記録パワーPwを下げる方向に変化する)には、速やかに記録パワーPwが制御されるので、より精密な制御により、良好な記録状態を維持することが可能になる。
なお、この第3の参考例においても、Bレベルという量の代りに、第2の従来技術で使用している記録パルスの発光中の再生信号の初期強度(VA)と後半強度(VB:マーク形成過程の後)との差を初期強度(VA)で正規化した量(変調度)を使用することが可能である。
この発明の情報記録装置について、その要部構成の実施の形態の一例を示す機能ブロック図である。 図1に示した情報記録装置において、記録パワーを可変させて情報記録時の回転数を決定する主要な処理の流れを示すフローチャートである。 再生信号品質の指標の一つとして、β値を説明する波形図である。 図1に示した情報記録装置において、第2の実施の形態による記録パワーの可変と情報記録時の回転数決定時における主要な処理の流れを示すフローチャートである。 記録パワーPwと指標βとの関係を示す特性図である。 図1に示した情報記録装置において、第1の参考例によるディスクの回転数を可変させて情報記録時の回転数を決定する主要な処理の流れを示すフローチャートである。 線速度と指標βとの関係を示す特性図である。図の横軸は線速度、縦軸は指標βを示す。 この発明の情報記録装置の第2の参考例について、要部構成の一例を示す機能ブロック図である。 第2の参考例によるコントローラ15の状態遷移図である。 第2の参考例において、コントローラ15の状態遷移に基く記録パワーPwと回転数Vの関係を示す波形図である。 第3の参考例によるコントローラ15の状態遷移図である。 第3の参考例において、コントローラ15の状態遷移に基く記録パワーPwと回転数Vの関係を示す波形図である。
符号の説明
1 ディスク
2 回転モータ
3 光ヘッド
4 再生信号検出手段
5 上下振幅検出手段
6 レーザパワー制御手段
7 回転制御手段
8 コントローラ
11 Bレベル検出手段
12 比較器
13 第1の積分器
14 第2の積分器
15 コントローラ

Claims (2)

  1. ディスクに光ビームを照射して情報記録マークを形成する情報記録装置において、
    前記光ビームの記録パワーを可変させて試し書きを行う手段と、
    前記試し書きの結果により最適記録パワーを求める最適パワー算出手段と、
    前記最適記録パワーが所定値を上回っていないか判断する判断手段と、
    判断の結果、前記最適記録パワーが前記所定値を上回っていないと判断されない場合にはディスクの回転数を一定値だけ小さくし、かつ、前記最適記録パワーが前記所定値を上回っていないと判断されるまで前記試し書き手段、前記最適パワー算出手段、前記判断手段による処理を繰り返す回転数設定手段と、
    前記判断手段により前記最適記録パワーが前記所定値を上回っていないと判断された場合の前記ディスクの回転数により情報記録時の回転数を決定する回転数決定手段とを備えたことを特徴とする情報記録装置。
  2. ディスクの回転制御を行う回転制御手段と前記ディスクに照射する光ビームを駆動するレーザパワー制御手段とに対して指令を出力する情報記録装置用コントローラであって、
    前記レーザパワー制御手段へ指令を出力することにより前記光ビームの記録パワーを可変させて試し書きを行わせる試し書き手段と、
    前記試し書きの結果により最適記録パワーを求める最適パワー算出手段と、
    前記最適記録パワーが所定値を上回っていないか判断する判断手段と、
    前記判断の結果、前記最適記録パワーが前記所定値を上回っていないと判断されない場合には前記回転制御手段へ指令を出力することにより前記ディスクの回転数を一定値小さくする回転数設定手段と、
    前記回転数設定手段により前記ディスクの回転数を一定値小さくした場合には前記判断手段により前記最適記録パワーが前記所定値を上回っていないと判断されるまで前記試し書き手段、前記最適パワー算出手段、前記判断手段、前記回転数設定手段による処理を繰り返す手段と、
    前記判断手段により前記最適記録パワーが前記所定値を上回っていないと判断された場合の前記ディスクの回転数により情報記録時の回転数を決定する回転数決定手段とを備えたことを特徴とする情報記録装置用コントローラ。
JP2003357380A 2003-10-17 2003-10-17 情報記録装置及び情報記録装置用コントローラ Expired - Fee Related JP3555896B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003357380A JP3555896B2 (ja) 2003-10-17 2003-10-17 情報記録装置及び情報記録装置用コントローラ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003357380A JP3555896B2 (ja) 2003-10-17 2003-10-17 情報記録装置及び情報記録装置用コントローラ

Related Parent Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2002006611A Division JP3529092B2 (ja) 2002-01-15 2002-01-15 情報記録装置及び情報記録装置用コントローラ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2004079182A JP2004079182A (ja) 2004-03-11
JP3555896B2 true JP3555896B2 (ja) 2004-08-18

Family

ID=32025896

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2003357380A Expired - Fee Related JP3555896B2 (ja) 2003-10-17 2003-10-17 情報記録装置及び情報記録装置用コントローラ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3555896B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8264917B2 (en) 2006-03-29 2012-09-11 Sharp Kabushiki Kaisha Heat generation control device for heat-assisted magnetic recording and reproducing apparatus

Also Published As

Publication number Publication date
JP2004079182A (ja) 2004-03-11

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7009923B2 (en) Method of and apparatus for recording information
KR100429273B1 (ko) 광디스크 기록장치
US20020105874A1 (en) Optical disc apparatus with regulation of recording velocity and laser power
TWI230935B (en) Optical disc device
US7154825B2 (en) Optical recording/reproducing apparatus with APC and ACC processes
JP3413013B2 (ja) 情報記録装置
JP3858605B2 (ja) 光ディスク記録装置及び光ディスク記録媒体
US7301870B2 (en) Information recording method and an information recording apparatus
JP3830755B2 (ja) 光量制御装置と情報記録装置
JP3555896B2 (ja) 情報記録装置及び情報記録装置用コントローラ
US5539720A (en) Method and apparatus for driving light source by stored current value and for processing information
US7274643B2 (en) Information recording and reproducing apparatus and information recording medium
JP3529092B2 (ja) 情報記録装置及び情報記録装置用コントローラ
US7791998B2 (en) Information recording device, information recording method, and information recording program
TWI284894B (en) Information recording method and information recording apparatus
KR100505640B1 (ko) 디스크 구동기에 있어서 최적의 기록 파워 결정 장치 및방법
JP2005063546A (ja) 光ディスク装置とレーザパワー調整装置とレーザパワー調整方法
JP2006244668A (ja) 光記録装置および光記録方法
JPH09231571A (ja) ライトテスト方法及び光学的情報記録再生装置
JP2003187441A (ja) 光ディスク装置
JP4910407B2 (ja) レーザパワー制御装置及びレーザパワー制御方法
JP2001229563A (ja) 消去用レーザーパワー決定方法、光記録方法及び光記録装置
JPH0896364A (ja) 情報記録再生装置及び記録補正方式
JP2005122794A (ja) 光ディスクのデータ消去方法及び光ディスク装置
JPH10283687A (ja) レーザパワー調整方法及び記録再生装置

Legal Events

Date Code Title Description
A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20040219

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20040409

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20040506

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20040507

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080521

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090521

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100521

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110521

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120521

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120521

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130521

Year of fee payment: 9

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees