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JP3560281B2 - ベースキャビネット装置 - Google Patents
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  • Sink And Installation For Waste Water (AREA)

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明はベースキャビネット装置に関し、詳しくはパネル製のキャビネット本体が水槽からの排水管を隠蔽する配管カバーを兼ねたベースキャビネット装置に関する。
【0002】
【発明の背景】
従来、前板と一対の側板と底板及び背板とを含んで箱型に組まれ、手洗器等の水槽の下側に設置されるベースキャビネット装置が公知である。
このベースキャビネット装置の場合箱内部に広い収納空間を有しており、その収納空間内に物品を収納可能となっている。
【0003】
このベースキャビネット装置では、水槽からの排水管をその収納空間内に通すようにしている。即ちこの形態のベースキャビネット装置では、箱内部の収納空間が配管スペースとしても用いられている。
【0004】
このベースキャビネット装置の場合、床に設けた排水配管の接続口がキャビネット下の何れの位置にあっても、収納空間内部で排水管の向きを変えることで排水管の下端部とその接続口とを支障なく接続することができる。
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
これに対して、狭いトイレ空間等において壁に接して配した手洗器の下側にパネル製の配管カバーを設けて、手洗器の排水口から下向きに延び出した排水管をその前面側から配管カバーにて隠蔽するといったことが行われている。
【0006】
図9はその一例を示している。
同図において200はトイレ等の壁202に接するように設けた手洗器であって、その下側にパネル製の配管カバー204が設けられ、この配管カバー204により、手洗器200の排水口から下向きに延び出した、途中に排水トラップ206を有する排水管208がその前面側から囲い込まれ隠蔽されている。
ここで排水管208の下端部は、床210に設けた排水配管の接続口212に接続されている。
尚、214は吐水管216に給水を行うための給水管である。
【0007】
ところでこのように水槽の下側に単に配管カバー204を設けただけであると、上記箱型に組んだ従来のベースキャビネット装置のように物品を収納することができず不便である。
そこでパネル製の配管カバーの前面部を後方の壁側に凹陥させることにより収納ボックスを設けるといったことが本発明者等によって考えられている。
【0008】
但しこの場合、配管カバーの前面部を後側に凹陥させることによって、即ち後向きに突き出した収納ボックスによって配管カバー裏側の配管スペースが狭小化されてしまう。
特に排水管208を硬質管にて構成した場合、床の接続口212が収納ボックスの下側に位置していると、その収納ボックスが邪魔となって排水管208の下端部と接続口212とを良好に接続できなくなってしまう。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本願の発明のベースキャビネット装置はこのような課題を解決するために案出されたものである。
而して請求項1のものは、水槽の排水口から下方に縦向きに延び出させた排水管を前面側から隠蔽するパネル製の配管カバーの前面部を後方の壁側に凹陥させることにより収納ボックスを設けて該配管カバーにてキャビネット本体を構成せしめ、該収納ボックスはその底部と床との間に配管接続用スペースを形成するように該底部を該床から上方に離隔して位置させ、前記排水管を該収納ボックスの側方に沿って垂下させて該排水管の下端部と前記床に設けた排水配管の接続口とを、該収納ボックス下側の前記配管接続用スペースに配置した曲管状の接続管にて接続するようになしたことを特徴とする。
【0010】
請求項2のものは、請求項1に記載のベースキャビネット装置において、前記配管カバーにおける前面部の右部と左部とを後方に凹陥させて右部と左部とに前記収納ボックスを設け、該配管カバーの左右中間位置においてその裏側且つそれら収納ボックス間に配管スペースを設けて該配管スペース内に該排水管を位置させたことを特徴とする。
【0011】
請求項3のものは、請求項1,2の何れかに記載のベースキャビネット装置において、前記接続管は、前記排水管の下端部に接続される第一縦管部と、該第一縦管部の下端から前記接続口の側に向って横方向に延びる横管部と、該横管部の先端から下向きに折れ曲り該接続口に接続される第二縦管部とを有していることを特徴とする。
【0012】
【作用及び発明の効果】
上記のように請求項1のベースキャビネット装置は、パネル製の配管カバーの前面部を後側に凹陥させて、その配管カバーにより収納ボックスを有するキャビネット本体を構成させるようにし、またその収納ボックスはその底部を床から所定距離上方に離隔して位置させて収納ボックスの下側に配管接続用スペースを形成し、その配管接続用スペースに配置した曲管状の接続管にて排水管の下端部と床の排水配管の接続口を接続するようになしたもので、このベースキャビネット装置の場合、排水管を硬質管で構成した場合にも且つ床の接続口が収納ボックス下側に位置していても、支障なく収納ボックス下側の配管接続用スペースを用いて且つ曲管状の接続管を用いて排水管と床に設けた排水配管の接続口とを接続することができる。
【0013】
即ちこのベースキャビネット装置によれば、配管カバー裏側の、収納ボックス形成により狭小化された限られた狭いスペース内で排水管を配管でき且つ床の接続口に対して良好に接続することができる。
【0014】
請求項2のベースキャビネット装置は、配管カバー前面部の右部と左部とを後側に凹陥させて、右部と左部とに収納ボックスを設けるとともに、配管カバーの裏側且つそれら収納ボックスの間に排水管用の配管スペースを設けてそこに排水管を位置させたもので、この請求項2のベースキャビネット装置においては、配管カバーの前面部と壁との間の限られた狭い空間を有効に活用して広い収納空間と排水管用のスペースとを確保することができる。
【0015】
上記曲管状の接続管は、排水管の下端部に接続される第一縦管部とこれより横方向に延びる横管部及び上記接続口に接続される第二縦管部とを有するものとなすことができる(請求項3)。
接続管をこのように構成することで、排水管の下端部の位置と床の排水配管の接続口との位置が左右にずれていても、また接続口の上側に収納ボックスが位置していても、支障なくその接続管にて排水管と接続口とを接続することができる。
【0016】
ここで上記接続管は、2つの曲管を嵌合状態に互いに組み付けて構成することができる。またそれらの嵌合深さ(飲込代)を調整することで或いはまた一方又は両方を切断することで、接続管の左右長さを調整することができる。
これにより排水管の下端部と接続口との間の左右方向距離のばらつきを良好に吸収することができる。
【0017】
本発明では、エルボ形状をなす一対の曲管を嵌合状態に組み付けて配管接続用の接続管を構成し、且つそれら一対の曲管を同一形状となすことができ、このようにして接続管を構成した場合、一対の曲管の嵌合深さ(飲込代)を調整し或いはまた一対の曲管の一方又は両方を適宜の位置で切断することで、左右方向長を調整することができるとともに、一対の曲管は互いに同一形状としてあることから、接続管を製造するに際して一種類の曲管を製造するだけで複数の曲管から成る接続管を構成でき、従ってこれを樹脂の成形品で構成する場合において、一種類の成形金型を用意するだけで良く、接続管を安価に製造することができる。
【0018】
この場合において上記一対の曲管は、それぞれ同一形状の管本体と、その管本体に形成した雄ねじ部及び袋ナットを有するものとなすことができる。
【0019】
【実施例】
次に本発明の実施例を図面に基づいて詳しく説明する。
図1において、10は例えばトイレの壁Wに接するように設けられたカウンターで、12は手洗器、14は吐水口ハウジングで、この吐水口ハウジング14には手洗水栓の吐水口16が手洗器12に向かって突出する状態で設けられている。一方洗面器12にはその手洗水栓のハンドル18が設けられている。
【0020】
手洗器12の下側には本例のベースキャビネット装置20が配設されている。
尚、22はカウンター10の下側においてカウンター10に取り付けられたトイレットペーパーホルダである。
【0021】
図2に示しているように、手洗器12の下側には手洗水栓の水栓本体26が設けられており、この水栓本体26と上記吐水口16とが導管28にて連絡されている。
この水栓本体26には、また、床30の給水元管32からの水を水栓本体26に導く給水管34が接続されている。
【0022】
図2及び図3に示しているように、手洗器12の排水口24からは硬質の排水管36が下向きに延び出している。
この排水管36は、トラップ部38とこれに続いて真直ぐ下向きに垂下する垂下部40とを有しており、その下端が後述の接続管42にて床30に設けた排水配管44の接続口46に接続されている。
【0023】
図4において、48は上記給水管34及び排水管36を前面側から隠蔽する配管カバーであって、本例ではこの配管カバー48によりベースキャビネット装置20のキャビネット本体が構成されている。
【0024】
この配管カバー48は樹脂製のパネルからなるものであって前面部50と一対の側面部52とを有しており、その後面と上面及び下面が開放形状とされている。この配管カバー48は、その上部が手洗器カバー54として、また下部が蹴込部56としてそれぞれ構成されている。
【0025】
配管カバー48には舌片状の固定片58が設けられており、この固定片58と後述の収納ボックス64,66の後壁部とにおいて、図3の親ビス60と子ビス62との2重ビスにより壁Wに取付固定されている。
【0026】
親ビス60には軸方向に雌ねじ孔が形成されており、この親ビス60を壁Wにねじ込み固定した状態で、配管カバー48の固定片58及び収納ボックス64,66の後壁部を親ビス60に重ね合せ、その状態で子ビス62を固定片58および収納ボックス64,66の後壁部を貫通して親ビス60の雌ねじ孔にねじ込むことで、配管カバー48を壁Wに取付固定してある。
尚、図3において68は蹴込部カバーであって、蹴込部56を覆った状態で固定具70により蹴込部56に固定されている。
【0027】
図4に示しているように、キャビネット本体を構成する配管カバー48はその右部と左部とが壁W側に部分的に後方に凹陥させられており、これによって配管カバー48の右部と左部とに収納ボックス64,66が設けられている。
ここで収納ボックス64,66は、その底部69が床30から上方に離隔して位置させられており、それら底部69と床30との間に、上記接続管42用の配管接続用スペースが形成されている。
【0028】
尚、図1に示しているように配管カバー48の前面には一対の扉71,72が設けられており、それら扉71,72によって収納ボックス64,66の内部が開閉されるようになっている。
【0029】
上記配管カバー48の裏側且つ一対の収納ボックス64,66の間は、上記排水管36のための配管スペースとされており、そこに排水管36及び前記給水管34、詳しくはそれらの垂下部40,35が位置させられている。
【0030】
図5,図6は上記曲管状の接続管42の構成を具体的に示している。
この接続管42は、第一縦管部74とその下端から横方向に延びる横管部76と更に続いて下向きに延びる第二縦管部78とを有しており、その第一縦管部74において排水管36に接続され、また第二縦管部78において上記床30に設けた接続口46に水密に接続されている。
【0031】
本例において、この接続管42は互いに同一種,同一形状の一対のエルボ状の曲管80にて構成されている。
一対の同種の曲管80は、管本体82とその端部外周面に形成された雄ねじ部84と袋ナット86とを有しており、そして一方の曲管80の内部に排水管36の下端部が嵌入された状態で雄ねじ部84への袋ナット86のねじ込みにより、一方の曲管80と排水管36とが接続されている。
尚排水管36と一方の曲管80との間は、袋ナット86の締込みにより圧迫変形させられるゴム製パッキン88にて水密にシールされている。
このパッキン88はまた、排水管36の外面を自身の変形を伴って圧迫し、その抜止めをなしている。
【0032】
排水管36に接続された一方の曲管80の他端部は、今一方の曲管80の雄ねじ部84側の端部内側に嵌入された上、同様にして袋ナット86及びパッキン88により、今一方の曲管80に対し水密に接続されている。そしてその今一方の曲管80の他端部が、上記接続口46に対して水密に接続されている。
尚、これら一対の曲管80の管本体82は、図7に示しているようにその折曲角度θが90+αとされている。ここでαは水抜きのための水抜き勾配である。
【0033】
尚、図5では第二縦管部78を接続口46内部に深く入り込ませているが、必要に応じて切断位置Pで切断した状態でこれを接続口46内部に入り込ませておくことができる。
【0034】
図8は接続管48の左右方向長の調節方法を示したもので、ここでは一方の曲管80をPの切断位置で切断することで、左右方向長を短く調節するようにしている。但し一方の曲管80を他方の曲管80に対し深く嵌入できるようにしておいて、その嵌入深さ、即ち飲込代を調整することで接続管42の左右長を調節するようになすこともできる。
【0035】
本例のベースキャビネット装置20の場合、排水管36を硬質管で構成した場合にも且つ床30の接続口46が収納ボックス64(又は66)の下側に位置していても、支障なく収納ボックス64下側の配管接続用スペースを用いて且つ曲管状の接続管42を用いて排水管36と接続口46とを接続することができる。
【0036】
即ち本例のベースキャビネット装置20によれば、配管カバー48裏側の、収納ボックス64,66形成により狭小化された限られた狭いスペース内で排水管36と床30の接続口46とを良好に接続することができる。
【0037】
また配管カバー48の前面部50と壁Wとの間の限られた狭い空間を有効に活用して収納ボックス64,66による広い収納空間と排水管36用のスペースを確保することができる。
【0038】
更に接続管42は2つの曲管80を嵌合状態に互いに組み付けて構成しているため、一対の曲管80の嵌合深さ(飲込代)を調整し或いはまた一対の曲管80の一方又は両方を適宜の位置で切断することで左右方向長さを容易に調整することができ、これにより排水管36の下端部と接続口46との間の左右方向距離のばらつきを良好に吸収することができる。
【0039】
加えて接続管42を構成する一対の曲管80は互いに同一形状としてあることから、接続管42を製造するに際して一種類の曲管80を製造するだけで良く、従ってこれを樹脂の成形品で構成する場合において一種類の成形金型を用意するだけで良く、製造コストを安価とすることができる。
【0040】
以上本発明の実施例を詳述したがこれはあくまで一例示である。
例えば本発明は流し台のベースキャビネット装置に適用することも可能であるし、上例の手洗器以外の形態の手洗器或いは水槽下部の配管を隠蔽する配管カバーを兼ねたキャビネット装置に適用することも可能である等、本発明はその主旨を逸脱しない範囲において種々変更を加えた形態で構成可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例であるベースキャビネット装置を手洗器及びカウンターとともに示す図である。
【図2】図1のベースキャビネット装置を手洗器カウンターとともに示す正面図及び側面図である。
【図3】同実施例のキャビネット装置を分解して示す図である。
【図4】図3の配管カバーの単品図である。
【図5】図2及び図3の接続管の構成を示す図である。
【図6】図5の接続管を各部材に分解して示す図である。
【図7】図5及び図6の曲管の要部を単品で示す図である。
【図8】図5及び図6の接続管の左右長の調節方法の説明図である。
【図9】本発明の背景説明のための説明図である。
【符号の説明】
12 手洗器
20 ベースキャビネット装置
24 排水口
30 床
36 排水管
42 接続管
44 排水配管
46 接続口
48 配管カバー
50 前面部
64,66 収納ボックス
69 底部
74 第一縦管部
76 横管部
78 第二縦管部
80 曲管
82 管本体
84 雄ねじ部
86 袋ナット

Claims (3)

  1. 水槽の排水口から下方に縦向きに延び出させた排水管を前面側から隠蔽するパネル製の配管カバーの前面部を後方の壁側に凹陥させることにより収納ボックスを設けて該配管カバーにてキャビネット本体を構成せしめ、該収納ボックスはその底部と床との間に配管接続用スペースを形成するように該底部を該床から上方に離隔して位置させ、前記排水管を該収納ボックスの側方に沿って垂下させて該排水管の下端部と前記床に設けた排水配管の接続口とを、該収納ボックス下側の前記配管接続用スペースに配置した曲管状の接続管にて接続するようになしたことを特徴とするベースキャビネット装置。
  2. 請求項1に記載のベースキャビネット装置において、前記配管カバーにおける前面部の右部と左部とを後方に凹陥させて右部と左部とに前記収納ボックスを設け、該配管カバーの左右中間位置においてその裏側且つそれら収納ボックス間に配管スペースを設けて該配管スペース内に該排水管を位置させたことを特徴とするベースキャビネット装置。
  3. 請求項1,2の何れかに記載のベースキャビネット装置において、前記接続管は、前記排水管の下端部に接続される第一縦管部と、該第一縦管部の下端から前記接続口の側に向って横方向に延びる横管部と、該横管部の先端から下向きに折れ曲り該接続口に接続される第二縦管部とを有していることを特徴とするベースキャビネット装置。
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