JP3577334B2 - 厨芥処理機 - Google Patents
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】
本発明は厨芥を微生物により分解処理する厨芥処理機に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、家庭における厨芥を微生物により分解処理する厨芥処理機が供されている。このものは、厨芥を微生物と共に処理容器に収容して、該処理容器内の撹拌羽根を回転させたり、あるいは処理容器自体を回転させたりして、厨芥及び微生物を撹拌させ、微生物による厨芥の分解処理を盛んにするようにしている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上述の厨芥及び微生物の撹拌を処理容器内の撹拌羽根の回転により行なうものでは、厨芥が撹拌羽根にからみついてロックを起こすことがあり、その修復をするメンテナンスに手間取っていた。又、それを極力避けるべく撹拌羽根を大きな動力で回転させる必要があり、大形モータを必要とする等の理由から、コスト高となっていた。更に、処理容器内の収容物を排出するとき、撹拌羽根が邪魔になって、容易に排出することができなかった。
【0004】
一方、厨芥及び微生物の撹拌を処理容器自体の回転により行なうものでは、回転負荷に処理容器の重量が加わるため、やはり大きな動力を必要とし、上述同様に大形モータを必要とする等の理由から、コスト高となっていた。
【0005】
本発明は上述の事情に鑑みてなされたものであり、従ってその目的は、メンテナンスが容易で、しかも、大きな動力を必要とすることなく厨芥及び微生物の撹拌ができ、更に、収容物の排出等も容易に行なうことのできる厨芥処理機を提供するにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明の厨芥処理機においては、厨芥処理室を有する機体を具えると共に、その厨芥処理室に配設されて厨芥を分解処理する微生物を収容し且つ厨芥を収容する柔軟な処理袋と、この処理袋より強靭な材質から成って該処理袋を覆う柔軟な外袋とを具え、そして、その処理袋を外部から前記外袋を介して圧しその後に解放することを繰返して内部の微生物及び厨芥を撹拌する撹拌装置、並びに前記厨芥処理室の外部で温風を生成し該温風を前記厨芥処理室の内部であって且つ前記処理袋の外部に供給する手段を具えて成ることを特徴とする。
【0007】
この場合、処理袋は厨芥処理室から取出し可能とすると良い。
更に、撹拌装置は、直進動作で処理袋を圧するものとすると良いし、回転動作で処理袋を圧するものとしても良い。
【0008】
【作用】
上記手段によれば、機体の厨芥処理室に配設されて厨芥を分解処理する微生物を収容し且つ厨芥を収容した柔軟な処理袋を、撹拌装置により外部から圧し、その後に解放することを繰返すことによって、処理袋内部の微生物及び厨芥の撹拌ができる。
【0009】
又、その場合、厨芥処理室に、処理袋より強靭な材質から成って該処理袋を覆う柔軟な外袋を具えたことにより、処理袋内部の微生物及び厨芥の撹拌効果を損なわずに、撹拌装置からの外部圧力に対する処理袋の保護ができる。
一方、処理袋を厨芥処理室から取出し可能としたものでは、処理袋の収容物を処理袋ごと取出して排出することができる。
【0010】
又、撹拌装置を、直進動作で処理袋を圧するものとしたものでは、処理袋内部の微生物及び厨芥の撹拌を力強く行なうことができ、それでいて又、撹拌装置の構成を簡単にすることができる。
更に、撹拌装置を、回転動作で処理袋を圧するものとしたものでは、処理袋内部の微生物及び厨芥にスムーズな撹拌力を及ぼすことができる。
【0011】
【実施例】
以下、本発明の第1実施例につき、図1ないし図4を参照して説明する。
まず図1には機体1を示しており、金属製で、内部に厨芥処理室2を有し、且つ、それと並べて脱臭室3及び加熱室4を有している。このうち、脱臭室3は上部に位置して、厨芥処理室2と上部連通口5により連通しており、機体1外には排気口6により連通していて、それらの間に排気ファン7及び脱臭器8を配設している。
【0012】
一方、加熱室4は下部に位置して、機体1外に吸気口9により連通し、厨芥処理室2とは下部連通口10により連通していて、それらの間に吸気ファン11及びヒータ12を配設している。
【0013】
しかして、厨芥処理室2は、上記上部連通口5及び下部連通口10のほか、厨芥投入口である上部開口13を除く内周部に断熱壁14を装設しており、上部開口13には蓋15を枢設している。又、この厨芥処理室2内には処理袋16及び外袋17を配設している。このうち、処理袋16は柔軟な例えばポリエチレン製の袋から成っており、外袋17はそれより強靭な材質例えば化学繊維の糸や金属線製の柔軟なネット袋から成っている(図2参照)。
【0014】
上記外袋17には又、口部にプラスチックあるいは金属製の枠18を装着しており、この枠18には孔19を適当間隔で適数個形成している。これに対して、厨芥処理室2の上部開口13縁部には図3に示す止めピン20を同数,同位置で形成しており、このピン20に枠18の孔19を、処理袋15の口部の縁部を挟んでそれと共に嵌め、もって、外袋17を処理袋16と共に支持するようにしている。
【0015】
そして更に、厨芥処理室2内の下部には撹拌装置21を配設している。この撹拌装置21は、詳細には例えば前記断熱壁14中に埋設した複数個のシリンダ22と、この各シリンダ22から空気圧あるいは油圧により上昇されることによって、上方へ直進動作し、外袋17を介して処理袋16を圧するピストン23から成っている。この場合、ピストン23はモータにより上昇されるようになっていても良い。
【0016】
さて、上述のごとく構成したものの場合、厨芥を処理するに当たっては、蓋15をあけて、処理袋16内に処理媒体としての例えばおが屑24を収容し、更に厨芥を分解処理する微生物を収容する。そして、厨芥を収容し、蓋15を閉じて、図示しない始動スイッチを操作する。すると、撹拌装置21が作動すると共に、吸気ファン11及びヒータ12が作動し、更に、排気ファン7が作動する。
【0017】
そのうち、撹拌装置21ではピストン23が上昇し、外袋17を介して処理袋16を圧する。図4はこのときの状況を示しており、図中中央のピストン23が上昇して処理袋16を圧しており、他のピストン23は未だ下降位置にあって処理袋16を圧してはいない。しかし、その後、図中中央のピストン23は下降して処理袋16を解放し、それに代わって、他のピストン23が上昇し処理袋16を圧する。そして、更にその後、図中中央のピストン23が上昇して処理袋16を圧し、他のピストン23は下降し処理袋16を解放する。これを繰返して、処理袋16を底部の中央と左右とから交互に圧し、内部のおが屑24と微生物及び厨芥を撹拌する。
【0018】
このように厨芥が微生物と撹拌されて盛んに接触することにより、厨芥は微生物により分解され、卵殻や貝殻等の分解不可能なもの以外、やがて水と化す。又、このとき、排気ファン7の作動によって、処理袋16内の空気が上部連通口5を通って、更に脱臭器8を通り、排気口6から機体1外に排出されるもので、この排気流により処理袋16内の水分は盛んに蒸発されて、機体1外に排出される。更に、このとき、吸気ファン11及びヒータ12の作動により、図1に示すように、処理袋16が存する厨芥処理室2内(処理袋16の外部)には温風が供給され、微生物による厨芥の分解、並びに処理袋16内の水分の蒸発が促進される。
【0019】
なお、処理袋16内には引続き厨芥を収容すれば良く、微生物も随時補充するようにすれば良い。又、処理袋16内の卵殻や貝殻等の分解不可能なものが多くなったとき等には、おが屑24を交換し、新たに微生物を収容するようにすれば良い。
【0020】
このように本構成のものでは、機体1の厨芥処理室2に配設されて厨芥を分解処理する微生物を収容し且つ厨芥を収容した柔軟な処理袋16を、撹拌装置21により外部から圧し、その後に解放することを繰返すことによって、処理袋16内部の微生物及び厨芥の撹拌ができるもので、その撹拌装置21は、従来の処理容器内で回転される撹拌羽根と違って、厨芥と接触することがないので、それに厨芥がからみついてロックを起こすこというようなこともなく、その修復の手間を省くことができて、メンテナンスを容易ならしめることができる。
【0021】
又、そのように、厨芥のからみつきによるロックの心配がなく、更に、従来の処理容器自体を回転させるもののような高負荷もないため、撹拌装置21をことさら大きな動力で作動させる必要がなく、その動力装置を小形化できて、コスト安にできる。
加えて、処理袋16内の収容物を排出するときにも、従来の撹拌羽根が邪魔になるようなことがなく、容易に排出することができる。
【0022】
そして、処理袋16より強靭な材質から成って該処理袋16を覆う柔軟な外袋17を具えたことにより、処理袋16内部の微生物及び厨芥を所望に撹拌できつつ、撹拌装置21からの外部圧力に対する処理袋16の保護ができる。又、この場合、特に外袋17をネット袋としたことにより、処理袋16の加温効果を損ねることもない。
【0023】
一方、厨芥処理室2の上部開口13縁部のピン20から枠18の孔19を抜き取って、同ピン20から処理袋16を抜き取れば、処理袋16を厨芥処理室2から取出すことができるもので、これにより、処理袋16内の収容物を処理袋16ごと取出して排出することができ、その収容物の排出を一層簡単に行なうことができる。
【0024】
又、撹拌装置21を、直進動作で処理袋16を圧するものとしたことにより、処理袋16内部の微生物及び厨芥の撹拌を力強く行なうことができ、それでいて又、撹拌装置21の構成を、シリンダ22とピストン23とのように簡単にでき、一層コスト安にできる。
【0025】
以上に対して、図5は本発明の第2実施例を示すもので、シリンダ22及びピストン23を、処理袋16を左右の両外側方からも圧するように設けたものを示しており、このようにすることによって、処理袋16内の微生物及び厨芥の撹拌を一層盛んに行なうことができる。
【0026】
又、図6は本発明の第3実施例を示すもので、処理袋16を回転動作で圧する撹拌装置25を用いるようにしたものを示しており、このようにすることによって、処理袋16内部の微生物及び厨芥にスムーズな撹拌力を及ぼすことができ、その撹拌をより具合良く行なうことができる。
【0027】
なお、撹拌装置21,25の作動は厨芥の収容から一定時間だけ行なうようにしても良く、間欠運転により常時行なうようにしても良い。又、外袋17はネット袋でなく、単に通気性あるいは伝熱性の高いだけのものであっても良い。更に、厨芥は微生物により分解だけして捨てるようにしても良く、従って、排気ファン7や脱臭器8、並びに吸気ファン11やヒータ12は、必要な場合にのみ設けるようにしても良い。
そのほか、本発明は上記し且つ図面に示した実施例にのみ限定されるものではなく、要旨を逸脱しない範囲内で適宜変更して実施し得る。
【0028】
【発明の効果】
本発明の厨芥処理機は以上説明したとおりのもので、下記の効果を奏する。
第1に、厨芥処理室を有する機体を具えると共に、その厨芥処理室に配設されて厨芥を分解処理する微生物を収容し且つ厨芥を収容する柔軟な処理袋と、この処理袋より強靭な材質から成って該処理袋を覆う柔軟な外袋とを具え、そして、その処理袋を外部から前記外袋を介して圧しその後に解放することを繰返して内部の微生物及び厨芥を撹拌する撹拌装置、並びに前記厨芥処理室の外部で温風を生成し該温風を前記厨芥処理室の内部であって且つ前記処理袋の外部に供給する手段を具えたことにより、メンテナンスが容易で、しかも、大きな動力を必要とすることなく厨芥及び微生物の撹拌ができ、更に、収容物の排出等も容易に行なうことができる。又、処理袋より強靭な材質から成って該処理袋を覆う柔軟な外袋により、処理袋内部の微生物及び厨芥を所望に撹拌できつつ、撹拌装置からの外部圧力に対する処理袋の保護ができる。
【0029】
第2に、上記処理袋を厨芥処理室から取出し可能としたことにより、処理袋内の収容物を処理袋ごと取出して排出することができ、その収容物の排出を一層簡単にすることができる。
【0030】
第3に、上記撹拌装置を、直進動作で処理袋を圧するものとしたことにより、撹拌装置の構成を簡単にすることができる。
第4に、上記撹拌装置を、回転動作で処理袋を圧するものとしたことにより、処理袋内部の微生物及び厨芥にスムーズな撹拌力を及ぼすことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例を示す全体の縦断面図
【図2】外袋単体の斜視図
【図3】処理袋及び外袋のセット状態を示す部分縦断面図
【図4】撹拌装置の作動状況を示す部分縦断面図
【図5】本発明の第2実施例を示す図4相当図
【図6】本発明の第3実施例を示す図4相当図
【符号の説明】
1は機体、2は厨芥処理室、16は処理袋、17は外袋、21,25は撹拌装置を示す。
【産業上の利用分野】
本発明は厨芥を微生物により分解処理する厨芥処理機に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、家庭における厨芥を微生物により分解処理する厨芥処理機が供されている。このものは、厨芥を微生物と共に処理容器に収容して、該処理容器内の撹拌羽根を回転させたり、あるいは処理容器自体を回転させたりして、厨芥及び微生物を撹拌させ、微生物による厨芥の分解処理を盛んにするようにしている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上述の厨芥及び微生物の撹拌を処理容器内の撹拌羽根の回転により行なうものでは、厨芥が撹拌羽根にからみついてロックを起こすことがあり、その修復をするメンテナンスに手間取っていた。又、それを極力避けるべく撹拌羽根を大きな動力で回転させる必要があり、大形モータを必要とする等の理由から、コスト高となっていた。更に、処理容器内の収容物を排出するとき、撹拌羽根が邪魔になって、容易に排出することができなかった。
【0004】
一方、厨芥及び微生物の撹拌を処理容器自体の回転により行なうものでは、回転負荷に処理容器の重量が加わるため、やはり大きな動力を必要とし、上述同様に大形モータを必要とする等の理由から、コスト高となっていた。
【0005】
本発明は上述の事情に鑑みてなされたものであり、従ってその目的は、メンテナンスが容易で、しかも、大きな動力を必要とすることなく厨芥及び微生物の撹拌ができ、更に、収容物の排出等も容易に行なうことのできる厨芥処理機を提供するにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明の厨芥処理機においては、厨芥処理室を有する機体を具えると共に、その厨芥処理室に配設されて厨芥を分解処理する微生物を収容し且つ厨芥を収容する柔軟な処理袋と、この処理袋より強靭な材質から成って該処理袋を覆う柔軟な外袋とを具え、そして、その処理袋を外部から前記外袋を介して圧しその後に解放することを繰返して内部の微生物及び厨芥を撹拌する撹拌装置、並びに前記厨芥処理室の外部で温風を生成し該温風を前記厨芥処理室の内部であって且つ前記処理袋の外部に供給する手段を具えて成ることを特徴とする。
【0007】
この場合、処理袋は厨芥処理室から取出し可能とすると良い。
更に、撹拌装置は、直進動作で処理袋を圧するものとすると良いし、回転動作で処理袋を圧するものとしても良い。
【0008】
【作用】
上記手段によれば、機体の厨芥処理室に配設されて厨芥を分解処理する微生物を収容し且つ厨芥を収容した柔軟な処理袋を、撹拌装置により外部から圧し、その後に解放することを繰返すことによって、処理袋内部の微生物及び厨芥の撹拌ができる。
【0009】
又、その場合、厨芥処理室に、処理袋より強靭な材質から成って該処理袋を覆う柔軟な外袋を具えたことにより、処理袋内部の微生物及び厨芥の撹拌効果を損なわずに、撹拌装置からの外部圧力に対する処理袋の保護ができる。
一方、処理袋を厨芥処理室から取出し可能としたものでは、処理袋の収容物を処理袋ごと取出して排出することができる。
【0010】
又、撹拌装置を、直進動作で処理袋を圧するものとしたものでは、処理袋内部の微生物及び厨芥の撹拌を力強く行なうことができ、それでいて又、撹拌装置の構成を簡単にすることができる。
更に、撹拌装置を、回転動作で処理袋を圧するものとしたものでは、処理袋内部の微生物及び厨芥にスムーズな撹拌力を及ぼすことができる。
【0011】
【実施例】
以下、本発明の第1実施例につき、図1ないし図4を参照して説明する。
まず図1には機体1を示しており、金属製で、内部に厨芥処理室2を有し、且つ、それと並べて脱臭室3及び加熱室4を有している。このうち、脱臭室3は上部に位置して、厨芥処理室2と上部連通口5により連通しており、機体1外には排気口6により連通していて、それらの間に排気ファン7及び脱臭器8を配設している。
【0012】
一方、加熱室4は下部に位置して、機体1外に吸気口9により連通し、厨芥処理室2とは下部連通口10により連通していて、それらの間に吸気ファン11及びヒータ12を配設している。
【0013】
しかして、厨芥処理室2は、上記上部連通口5及び下部連通口10のほか、厨芥投入口である上部開口13を除く内周部に断熱壁14を装設しており、上部開口13には蓋15を枢設している。又、この厨芥処理室2内には処理袋16及び外袋17を配設している。このうち、処理袋16は柔軟な例えばポリエチレン製の袋から成っており、外袋17はそれより強靭な材質例えば化学繊維の糸や金属線製の柔軟なネット袋から成っている(図2参照)。
【0014】
上記外袋17には又、口部にプラスチックあるいは金属製の枠18を装着しており、この枠18には孔19を適当間隔で適数個形成している。これに対して、厨芥処理室2の上部開口13縁部には図3に示す止めピン20を同数,同位置で形成しており、このピン20に枠18の孔19を、処理袋15の口部の縁部を挟んでそれと共に嵌め、もって、外袋17を処理袋16と共に支持するようにしている。
【0015】
そして更に、厨芥処理室2内の下部には撹拌装置21を配設している。この撹拌装置21は、詳細には例えば前記断熱壁14中に埋設した複数個のシリンダ22と、この各シリンダ22から空気圧あるいは油圧により上昇されることによって、上方へ直進動作し、外袋17を介して処理袋16を圧するピストン23から成っている。この場合、ピストン23はモータにより上昇されるようになっていても良い。
【0016】
さて、上述のごとく構成したものの場合、厨芥を処理するに当たっては、蓋15をあけて、処理袋16内に処理媒体としての例えばおが屑24を収容し、更に厨芥を分解処理する微生物を収容する。そして、厨芥を収容し、蓋15を閉じて、図示しない始動スイッチを操作する。すると、撹拌装置21が作動すると共に、吸気ファン11及びヒータ12が作動し、更に、排気ファン7が作動する。
【0017】
そのうち、撹拌装置21ではピストン23が上昇し、外袋17を介して処理袋16を圧する。図4はこのときの状況を示しており、図中中央のピストン23が上昇して処理袋16を圧しており、他のピストン23は未だ下降位置にあって処理袋16を圧してはいない。しかし、その後、図中中央のピストン23は下降して処理袋16を解放し、それに代わって、他のピストン23が上昇し処理袋16を圧する。そして、更にその後、図中中央のピストン23が上昇して処理袋16を圧し、他のピストン23は下降し処理袋16を解放する。これを繰返して、処理袋16を底部の中央と左右とから交互に圧し、内部のおが屑24と微生物及び厨芥を撹拌する。
【0018】
このように厨芥が微生物と撹拌されて盛んに接触することにより、厨芥は微生物により分解され、卵殻や貝殻等の分解不可能なもの以外、やがて水と化す。又、このとき、排気ファン7の作動によって、処理袋16内の空気が上部連通口5を通って、更に脱臭器8を通り、排気口6から機体1外に排出されるもので、この排気流により処理袋16内の水分は盛んに蒸発されて、機体1外に排出される。更に、このとき、吸気ファン11及びヒータ12の作動により、図1に示すように、処理袋16が存する厨芥処理室2内(処理袋16の外部)には温風が供給され、微生物による厨芥の分解、並びに処理袋16内の水分の蒸発が促進される。
【0019】
なお、処理袋16内には引続き厨芥を収容すれば良く、微生物も随時補充するようにすれば良い。又、処理袋16内の卵殻や貝殻等の分解不可能なものが多くなったとき等には、おが屑24を交換し、新たに微生物を収容するようにすれば良い。
【0020】
このように本構成のものでは、機体1の厨芥処理室2に配設されて厨芥を分解処理する微生物を収容し且つ厨芥を収容した柔軟な処理袋16を、撹拌装置21により外部から圧し、その後に解放することを繰返すことによって、処理袋16内部の微生物及び厨芥の撹拌ができるもので、その撹拌装置21は、従来の処理容器内で回転される撹拌羽根と違って、厨芥と接触することがないので、それに厨芥がからみついてロックを起こすこというようなこともなく、その修復の手間を省くことができて、メンテナンスを容易ならしめることができる。
【0021】
又、そのように、厨芥のからみつきによるロックの心配がなく、更に、従来の処理容器自体を回転させるもののような高負荷もないため、撹拌装置21をことさら大きな動力で作動させる必要がなく、その動力装置を小形化できて、コスト安にできる。
加えて、処理袋16内の収容物を排出するときにも、従来の撹拌羽根が邪魔になるようなことがなく、容易に排出することができる。
【0022】
そして、処理袋16より強靭な材質から成って該処理袋16を覆う柔軟な外袋17を具えたことにより、処理袋16内部の微生物及び厨芥を所望に撹拌できつつ、撹拌装置21からの外部圧力に対する処理袋16の保護ができる。又、この場合、特に外袋17をネット袋としたことにより、処理袋16の加温効果を損ねることもない。
【0023】
一方、厨芥処理室2の上部開口13縁部のピン20から枠18の孔19を抜き取って、同ピン20から処理袋16を抜き取れば、処理袋16を厨芥処理室2から取出すことができるもので、これにより、処理袋16内の収容物を処理袋16ごと取出して排出することができ、その収容物の排出を一層簡単に行なうことができる。
【0024】
又、撹拌装置21を、直進動作で処理袋16を圧するものとしたことにより、処理袋16内部の微生物及び厨芥の撹拌を力強く行なうことができ、それでいて又、撹拌装置21の構成を、シリンダ22とピストン23とのように簡単にでき、一層コスト安にできる。
【0025】
以上に対して、図5は本発明の第2実施例を示すもので、シリンダ22及びピストン23を、処理袋16を左右の両外側方からも圧するように設けたものを示しており、このようにすることによって、処理袋16内の微生物及び厨芥の撹拌を一層盛んに行なうことができる。
【0026】
又、図6は本発明の第3実施例を示すもので、処理袋16を回転動作で圧する撹拌装置25を用いるようにしたものを示しており、このようにすることによって、処理袋16内部の微生物及び厨芥にスムーズな撹拌力を及ぼすことができ、その撹拌をより具合良く行なうことができる。
【0027】
なお、撹拌装置21,25の作動は厨芥の収容から一定時間だけ行なうようにしても良く、間欠運転により常時行なうようにしても良い。又、外袋17はネット袋でなく、単に通気性あるいは伝熱性の高いだけのものであっても良い。更に、厨芥は微生物により分解だけして捨てるようにしても良く、従って、排気ファン7や脱臭器8、並びに吸気ファン11やヒータ12は、必要な場合にのみ設けるようにしても良い。
そのほか、本発明は上記し且つ図面に示した実施例にのみ限定されるものではなく、要旨を逸脱しない範囲内で適宜変更して実施し得る。
【0028】
【発明の効果】
本発明の厨芥処理機は以上説明したとおりのもので、下記の効果を奏する。
第1に、厨芥処理室を有する機体を具えると共に、その厨芥処理室に配設されて厨芥を分解処理する微生物を収容し且つ厨芥を収容する柔軟な処理袋と、この処理袋より強靭な材質から成って該処理袋を覆う柔軟な外袋とを具え、そして、その処理袋を外部から前記外袋を介して圧しその後に解放することを繰返して内部の微生物及び厨芥を撹拌する撹拌装置、並びに前記厨芥処理室の外部で温風を生成し該温風を前記厨芥処理室の内部であって且つ前記処理袋の外部に供給する手段を具えたことにより、メンテナンスが容易で、しかも、大きな動力を必要とすることなく厨芥及び微生物の撹拌ができ、更に、収容物の排出等も容易に行なうことができる。又、処理袋より強靭な材質から成って該処理袋を覆う柔軟な外袋により、処理袋内部の微生物及び厨芥を所望に撹拌できつつ、撹拌装置からの外部圧力に対する処理袋の保護ができる。
【0029】
第2に、上記処理袋を厨芥処理室から取出し可能としたことにより、処理袋内の収容物を処理袋ごと取出して排出することができ、その収容物の排出を一層簡単にすることができる。
【0030】
第3に、上記撹拌装置を、直進動作で処理袋を圧するものとしたことにより、撹拌装置の構成を簡単にすることができる。
第4に、上記撹拌装置を、回転動作で処理袋を圧するものとしたことにより、処理袋内部の微生物及び厨芥にスムーズな撹拌力を及ぼすことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例を示す全体の縦断面図
【図2】外袋単体の斜視図
【図3】処理袋及び外袋のセット状態を示す部分縦断面図
【図4】撹拌装置の作動状況を示す部分縦断面図
【図5】本発明の第2実施例を示す図4相当図
【図6】本発明の第3実施例を示す図4相当図
【符号の説明】
1は機体、2は厨芥処理室、16は処理袋、17は外袋、21,25は撹拌装置を示す。
Claims (4)
- 厨芥処理室を有する機体と、前記厨芥処理室に配設されて厨芥を分解処理する微生物を収容し且つ厨芥を収容する柔軟な処理袋と、この処理袋より強靭な材質から成って該処理袋を覆う柔軟な外袋と、前記処理袋を外部から前記外袋を介して圧しその後に解放することを繰返して内部の微生物及び厨芥を撹拌する撹拌装置と、前記厨芥処理室の外部で温風を生成し該温風を前記厨芥処理室の内部であって且つ前記処理袋の外部に供給する手段とを具備して成ることを特徴とする厨芥処理機。
- 処理袋を厨芥処理室から取出し可能としたことを特徴とする請求項1記載の厨芥処理機。
- 撹拌装置を、直進動作で処理袋を圧するものとしたことを特徴とする請求項1記載の厨芥処理機。
- 撹拌装置を、回転動作で処理袋を圧するものとしたことを特徴とする請求項1記載の厨芥処理機。
Priority Applications (1)
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|---|---|---|---|
| JP04686994A JP3577334B2 (ja) | 1994-03-17 | 1994-03-17 | 厨芥処理機 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP04686994A JP3577334B2 (ja) | 1994-03-17 | 1994-03-17 | 厨芥処理機 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH07251150A JPH07251150A (ja) | 1995-10-03 |
| JP3577334B2 true JP3577334B2 (ja) | 2004-10-13 |
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Family Applications (1)
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|---|---|---|---|
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| Country | Link |
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| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP4702665B2 (ja) * | 2005-06-15 | 2011-06-15 | 清水建設株式会社 | 材料混練圧送装置 |
-
1994
- 1994-03-17 JP JP04686994A patent/JP3577334B2/ja not_active Expired - Fee Related
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|---|---|
| JPH07251150A (ja) | 1995-10-03 |
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