JP3577755B2 - 多結晶シリコン薄膜の製造方法 - Google Patents
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Description
【産業上の利用分野】
この発明は多結晶シリコン薄膜の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
アモルファスシリコン薄膜を多結晶化して例えば薄膜トランジスタを製造する方法には、比較的大きなガラス基板等からなる絶縁基板の上面全体にアモルファスシリコン薄膜を形成し、このアモルファスシリコン薄膜にエキシマレーザビームを照射することにより該アモルファスシリコン薄膜を多結晶化して多結晶シリコン薄膜とし、この多結晶シリコン薄膜を素子分離して多数の薄膜トランジスタを形成する方法がある。この場合、絶縁基板の大きさに対してエキシマレーザビームのビームサイズが最大でも10mm角程度とかなり小さいので、エキシマレーザビームをスキャンさせて絶縁基板上のアモルファスシリコン薄膜全体を照射するようにしている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、従来のこのような多結晶シリコン薄膜の製造方法では、絶縁基板上のアモルファスシリコン薄膜全体を確実に照射するには、例えば図3(A)において斜線(ハッチング)で示すように、互いに隣接する4つのレーザビーム照射領域の境界部分を左右方向および上下方向で重複して照射する必要がある。しかるに、高エネルギ密度のエキシマレーザビームを照射しているので、重複して照射すると、結晶粒同士の融着が起こり、この結果多結晶シリコン薄膜の結晶粒の大きさにバラツキが生じ、また多結晶シリコン薄膜の表面の凸凹が大きくなり、ひいては移動度やオン電圧、リーク電流等の薄膜トランジスタ特性に大きなバラツキが生じ、量産には適さないという問題があった。
この発明の目的は、多結晶シリコン薄膜の結晶粒の大きさを均一化することができ、また多結晶シリコン薄膜の表面の凸凹を小さくすることのできる多結晶シリコン薄膜の製造方法を提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】
請求項1記載の発明は、レーザビームのスキャン照射によりアモルファスシリコン薄膜を多結晶化して多結晶シリコン薄膜とする際に、レーザビーム照射領域を異ならせて複数回スキャン照射する方法であって、2回目またはそれ以降のスキャン照射を1回目のスキャンピッチより小さいスキャンピッチで行うようにしたものである。
請求項2記載の発明は、レーザビームのスキャン照射によりアモルファスシリコン薄膜を多結晶化して多結晶シリコン薄膜とする際に、レーザビーム照射領域を異ならせて複数回スキャン照射する方法であって、2回目またはそれ以降のスキャン照射を1回目のスキャンピッチとは異なるスキャンピッチであり、しかも、レーザビームのビームサイズよりも小さく且つその1/3以上のスキャンピッチで行うようにしたものである。
【0005】
【作用】
この発明によれば、レーザビーム照射領域を異ならせて複数回スキャン照射する方法において、2回目またはそれ以降のスキャン照射を、1回目のスキャンピッチより小さいスキャンピッチで行うか、あるいは1回目のスキャンピッチとは異なるスキャンピッチであり、しかも、レーザビームのビームサイズよりも小さく且つその1/3以上のスキャンピッチで行うようにしたものであり、これにより、多結晶シリコン薄膜の結晶粒の大きさを均一化することができ、また多結晶シリコン薄膜の表面の凹凸を小さくすることができる。
【0006】
【実施例】
次に、この発明の第1実施例における多結晶シリコン薄膜の製造方法について図1〜図3を参照しながら説明する。まず、図1に示すように、厚さが1.1mmで320×340mmの比較的大きなガラス基板1の上面にマグネトロンスパッタリング装置を用いて酸化シリコンからなる厚さが1000Å程度の下地層2を成膜する。次に、下地層2の上面にPECVD装置を用いて厚さが500Å程度の水素化アモルファスシリコン薄膜3を成膜する。次に、後の工程でエキシマレーザビーム照射により高エネルギを与えたとき水素が突沸して欠陥が生じるのを回避するために、窒素ガス雰囲気中において450℃程度の温度で1時間程度の脱水素処理を行う。
【0007】
次に、図2に示すように、真空熱処理炉中において脱水素処理後のアモルファスシリコン薄膜3にエキシマレーザビームを照射することにより、アモルファスシリコン薄膜3を多結晶化して多結晶シリコン薄膜4とする。この場合、7.2〜9.3mm角のパルス化したエキシマレーザビームをビームサイズよりもある程度小さいスキャンピッチでスキャン照射し、図3(A)において斜線(ハッチング)で示すように、互いに隣接する4つのレーザビーム照射領域の境界部分を左右方向および上下方向に重複照射する。また、このときのエネルギ密度は、アモルファスシリコン薄膜3が溶融した後急冷により再アモルファス化しないようにするために、390〜520mJ/cm2程度の高エネルギ密度とする。
【0008】
次に、同じく真空熱処理炉中において多結晶シリコン薄膜4に180〜350mJ/cm2程度の低エネルギ密度のエキシマレーザビームを照射する。この場合も、7.2〜9.3mm角のパルス化したエキシマレーザビームをビームサイズよりもある程度小さいスキャンピッチでスキャン照射するが、レーザビーム照射領域を図3(A)に示す先のレーザビーム照射領域とは異ならせる。すなわち、図3(B)において斜線(ハッチング)で示すように、点線で示す図3(A)のレーザビーム照射領域とは異なるレーザビーム照射領域とする。これは、今回のレーザビーム重複照射領域と前回のレーザビーム重複照射領域とをなるべく異ならせることにより、過度のエネルギ吸収領域が生じるのを避けるためである。そして、今回のエネルギ密度は180〜350mJ/cm2程度の低エネルギ密度であるので、先のレーザビーム照射により多結晶化した多結晶シリコン薄膜4を溶融させることなく、先のレーザビーム照射により形成された微細なシリコン種結晶粒の成長が促進されるとともに、先のレーザビーム照射により多結晶化した多結晶シリコン薄膜4の急冷による歪が緩和されることになる。この結果、多結晶シリコン薄膜4の結晶粒の大きさを均一化することができ、また多結晶シリコン薄膜の表面の凸凹を小さくすることができる。
【0009】
次に、この多結晶シリコン薄膜4を用いて構成した薄膜トランジスタの構造の一例について図4を参照しながら説明する。まず、多結晶シリコン薄膜4を周知の如く素子分離した後、ゲート絶縁膜5およびゲート電極6を形成し、ゲート電極6をマスクとして多結晶シリコン薄膜4に不純物を拡散し、層間絶縁膜7およびこの層間絶縁膜7に形成したコンタクトホール8を介して不純物拡散層に接続されるソース・ドレイン電極9を形成すると、薄膜トランジスタが完成する。この薄膜トランジスタでは、移動度やオン電圧、リーク電流等の特性を均一化することができる。
【0010】
次に、この発明の第2実施例における多結晶シリコン薄膜の製造方法について説明する。この第2実施例では、上記第1実施例の場合と比較して、エキシマレーザビーム照射工程が異なるだけであるので、この工程について説明する。まず、1回目のエキシマレーザビームの照射は、7.2〜9.3mm角のパルス化したエキシマレーザビームを390〜520mJ/cm2程度の高エネルギ密度で且つビームサイズと同一のスキャンピッチでスキャン照射する。したがって、この1回目のスキャン照射だけでは、重複照射領域は生じない。次に、2回目のエキシマレーザビームの照射は、7.2〜9.3mm角のパルス化したエキシマレーザビームを180〜350mJ/cm2程度の低エネルギ密度で且つビームサイズよりも小さいスキャンピッチでスキャン照射する。
【0011】
次に、具体的な例について説明するに、まず、スキャン照射回数を2回とし、各スキャン照射におけるエネルギ密度の最適値を選択する場合について説明する。さて、上記第1実施例において図1を参照して説明したように、厚さが1.1mmで320×340mmの比較的大きなガラス基板1の上面に酸化シリコンからなる厚さが1000Å程度の下地層2を成膜し、その上面に厚さが500Å程度の水素化アモルファスシリコン薄膜3を成膜した後脱水素処理を行い、かくして得られた試料を複数用意する。
【0012】
そして、1回目のスキャン照射において、8.9mm角のパルス化したエキシマレーザビームを315〜520mJ/cm2の範囲内の予め設定した複数のエネルギ密度で且つビームサイズと同一のスキャンピッチでスキャン照射し、各照射エネルギ密度に対する各試料のシート抵抗を測定した。この測定は、各試料を切断して20×240mmの試料片を取り出し、この取り出した各試料片の表面に、1mm間隔で直列に並んだ4本のプローブを試料片の幅方向に並べて接触させ、0〜230mmの範囲を10mmピッチで移動させて行った。その結果、次の表1が得られた。なお、以下の説明において、シート抵抗を測定する場合の測定条件は上記の場合と同じである。
【表1】
【0013】
この表1は、照射エネルギ密度に対するシート抵抗の平均値とその確率誤差を示したものである。このうち確率誤差は次の式で求めた。ただし、xiはシート抵抗、xavはシート抵抗の平均値、nはシート抵抗の測定箇所数である。
確率誤差=0.6745√{Σ(xi−xav)2/n(n−1)}
そして、表1に示す数値データのうち照射エネルギ密度に対するシート抵抗の平均値をグラフ化したものを図5に示し、照射エネルギ密度に対するシート抵抗の平均値の確率誤差をグラフ化したものを図6に示す。図5および図6から明らかなように、シート抵抗の平均値とその確率誤差は、365mJ/cm2の照射エネルギ密度の付近で急激に減少している。この場合のシート抵抗の平均値とその確率誤差の減少比をそれぞれ概算してみると、390〜520mJ/cm2の照射エネルギ密度領域ではそれぞれ最大値の1/5〜1/8と1/8〜1/12となる。そして、シート抵抗の平均値が結晶子サイズや結晶化度と相関関係にあり、またシート抵抗の平均値の確率誤差が膜構造の均一性を反映することを考慮すると、1回目の照射エネルギ密度は390〜520mJ/cm2の範囲内から選択するのが望ましい。
【0014】
次に、1回目の照射エネルギ密度を340mJ/cm2として得られた複数の試料に対して、2回目のスキャン照射を行い、シート抵抗の平均値の確率誤差の2回目の照射エネルギ密度に対する依存性を調べたところ、図7に示す結果が得られた。この場合、1回目の照射エネルギ密度として340mJ/cm2を選択したのは、図6から明らかなように、この場合のシート抵抗の平均値の確率誤差が最大であるので、この最悪の場合を選択して、2回目のスキャン照射の影響を分析すると、得られるデータが最も顕著になるからである。また、この場合の1回目のスキャン照射は、8.9mm角のパルス化したエキシマレーザビームをビームサイズと同一のスキャンピッチでスキャン照射した。2回目のスキャン照射は、8.7〜9.2mm角のパルス化したエキシマレーザビームを175〜340mJ/cm2の範囲内の予め設定した複数のエネルギ密度で且つビームサイズと同一のスキャンピッチでスキャン照射した。この場合、2回目のスキャン照射のスキャンピッチをビームサイズと同一としたのは、シート抵抗の平均値の確率誤差の2回目の照射エネルギ密度に対する依存性をただ単に調べるためである。ただし、2回目のスキャン照射の出発点は、1回目のスキャン照射に対してXY方向にビームサイズの半分だけシフトさせた。
【0015】
さて、図7から明らかなように、シート抵抗の平均値の確率誤差は、2回目の照射エネルギ密度が180〜350mJ/cm2程度であると±10%以内であり、240〜300mJ/cm2程度であると±5%以内であり、275mJ/cm2付近であると±2.9%程度と最も小さい。したがって、2回目の照射エネルギ密度は、好ましくは180〜350mJ/cm2程度であり、より好ましくは240〜300mJ/cm2程度であり、最も好ましくは275mJ/cm2付近である。このような2回目の照射エネルギ密度の条件は、1回目の照射エネルギ密度が390〜520mJ/cm2程度である場合も同様であると言える。
【0016】
以上のことから、1回目の照射エネルギ密度として520mJ/cm2を選択し、2回目の照射エネルギ密度として275mJ/cm2を選択し、さらに実験を行った。この場合、1回目のスキャン照射は7.2mm角のパルス化したエキシマレーザビームをビームサイズと同一のスキャンピッチでスキャン照射し、2回目のスキャン照射は7.2mm角のパルス化したエキシマレーザビームをX=Y=3.6mm、2.4mm、1.5mmの3通りのスキャンピッチでスキャン照射した。以下、これにより得られた試料を順に第1、第2、第3試料という。また、比較のために、8.9mm角のパルス化したエキシマレーザビームを340mJ/cm2の照射エネルギ密度で且つスキャンピッチをX=Y=4.5mmとして1回だけスキャン照射したものを用意した。以下、これを比較試料という。
【0017】
さて、第1、第2、第3試料および比較試料のシート抵抗の平均値とその確率誤差を測定したところ、次の表2に示す結果が得られた。
【表2】
【0018】
この表2から明らかなように、シート抵抗の平均値の確率誤差についてみると、第3試料では比較試料の1/4と小さく、第1および2試料では比較試料の約1/9、1/8とかなり小さい。したがって、特に第1および2試料では、多結晶シリコン薄膜の結晶粒の大きさの均一性に優れていることになる。ちなみに、最も良い場合の第1試料と比較試料とのシート抵抗の面内分布を調べたところ、図8に示す結果が得られた。この図8において、黒丸のグラフは第1試料を表し、白丸のグラフは比較試料を表している。この図8から明らかなように、第1試料では、多結晶シリコン薄膜の結晶粒の大きさの均一性が比較試料の9倍程度(表2に示す確率誤差の判断からして)改善されていることが判る。このことから、第2試料では比較試料の8倍程度改善され、第3試料では比較試料の4倍程度改善されていると言える。したがって、第1および第2試料の場合には第3試料よりもかなり改善され、2回目のスキャン照射のスキャンピツチがビームサイズよりもただ単に小さいだけでなく、その1/3以上である方が望ましいと言える。
【0019】
次に、第1、第3試料および比較試料の各中心付近の2μm角のエリアについて、AFM(原子間力顕微鏡)による膜表面粗さを調べたところ、次の表3に示す結果が得られた。
【表3】
【0020】
この表3から明らかなように、第1および第3試料では、膜表面粗さが比較試料の半分以下となっており、また膜表面構造の均一性が比較試料と比較してかなり改善されていることが判る。第2試料については調べなかったが、第1と第3試料の中間当たりの結果を示すものと思われる。
【0021】
以上のことから、1回目のスキャン照射はエネルギ密度390〜520mJ/cm2程度で且つレーザビームのビームサイズと同一のスキャンピッチで行い、2回目のスキャン照射はエネルギ密度180〜350mJ/cm2程度で且つレーザビームのビームサイズよりも小さいスキャンピッチで行うと、多結晶シリコン薄膜の結晶粒の大きさを均一化することができ、また多結晶シリコン薄膜の表面の凸凹を小さくすることができる。この場合、2回目のスキャン照射のスキャンピッチはレーザビームのビームサイズよりも小さく且つその1/3以上とするとより好ましく、また2回目のスキャン照射のエネルギ密度は240〜300mJ/cm2程度望ましくは275mJ/cm2程度とするとより好ましい。
【0022】
次に、第1、第3試料および比較試料を用いてNMOS型の図4に示すような薄膜トランジスタを形成し、移動度μFE、閾値電圧Vt1n、SパラメータS1の各バラツキを調べたところ、図9〜図11にそれぞれ示す結果が得られた。この場合、図10における閾値電圧Vt1nはドレイン電流IDが1nAのときのゲート電圧VGであり、また、図11におけるSパラメータS1はドレイン電流IDが1nA〜10nAに変化したときのゲート電圧VGの変化分である。なお、図9〜図11において各試料には、左側と右側との二列の測定点群が示されているが、これらは、それぞれ、PECVD装置を用いて水素化アモルファスシリコン薄膜を成膜する際に、PECVD装置内におけるガラス基板の設置位置を左側とした場合および右側とした場合での測定結果を示す。これらの図から明らかなように、第1および第3試料を用いて形成した薄膜トランジスタの場合、比較試料を用いて形成した薄膜トランジスタと比較して、移動度μFE、閾値電圧Vt1n、SパラメータS1のいずれもバラツキが小さく、トランジスタの性能バラツキを半分程度に抑えることができる。第2試料については調べなかったが、第1および第3試料と同様の結果を示すものと思われる。
【0023】
なお、スキャン照射は2回のみに限らず、何回行ってもよい。その場合、3回目以降のスキャン照射の照射領域は例えば2回目のスキャン照射のときと同一であっても異ならせても構わず、またエネルギ密度も同一であっても異ならせても構わない。しかしながら、好ましくは、2回目以降のスキャン照射のエネルギ密度は1回目のスキャン照射のエネルギ密度よりも小さく、且つ前回のスキャン照射のエネルギ密度と同一かそれよりも小さくすることが望ましい。
【0024】
【発明の効果】
以上説明したように、この発明によれば、レーザビーム照射領域を異ならせて複数回スキャン照射する方法において、2回目またはそれ以降のスキャン照射を、1回目のスキャンピッチより小さいスキャンピッチで行うか、あるいは1回目のスキャンピッチとは異なるスキャンピッチであり、しかも、レーザビームのビームサイズよりも小さく且つその1/3以上のスキャンピッチで行うようにしたものであり、これにより、多結晶シリコン薄膜の結晶粒の大きさを均一化することができ、また多結晶シリコン薄膜の表面の凹凸を小さくすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1実施例において、ガラス基板上に形成された下地層上にアモルファスシリコン薄膜を形成した状態の断面図。
【図2】エキシマレーザビームの照射によりアモルファスシリコン薄膜を多結晶化して多結晶シリコン薄膜とした状態の断面図。
【図3】(A)は1回目のスキャン照射を説明するために示す平面図、(B)は2回目のスキャン照射を説明するために示す平面図。
【図4】図2に示す多結晶シリコン薄膜を用いて構成した薄膜トランジスタの構造の一例を示す断面図。
【図5】1回目の照射エネルギ密度に対するシート抵抗の平均値を示す図。
【図6】1回目の照射エネルギ密度に対するシート抵抗の平均値の確率誤差を示す図。
【図7】シート抵抗の平均値の確率誤差の2回目の照射エネルギ密度に対する依存性を示す図。
【図8】第1試料と比較試料とのシート抵抗の面内分布を示す図。
【図9】第1、第3試料および比較試料を用いて形成した薄膜トランジスタの移動度μFEのバラツキを示す図。
【図10】同薄膜トランジスタの閾値電圧Vt1nのバラツキを示す図。
【図11】同薄膜トランジスタのSパラメータS1のバラツキを示す図。
【符号の説明】
1 ガラス基板
2 下地層
3 アモルファスシリコン薄膜
4 多結晶シリコン薄膜
Claims (7)
- レーザビームのスキャン照射によりアモルファスシリコン薄膜を多結晶化して多結晶シリコン薄膜とする際に、レーザビーム照射領域を異ならせて複数回スキャン照射する方法であって、2回目またはそれ以降のスキャン照射を1回目のスキャンピッチより小さいスキャンピッチで行うことを特徴とする多結晶シリコン薄膜の製造方法。
- レーザビームのスキャン照射によりアモルファスシリコン薄膜を多結晶化して多結晶シリコン薄膜とする際に、レーザビーム照射領域を異ならせて複数回スキャン照射する方法であって、2回目またはそれ以降のスキャン照射を1回目のスキャンピッチとは異なるスキャンピッチであり、しかも、レーザビームのビームサイズよりも小さく且つその1/3以上のスキャンピッチで行うことを特徴とする多結晶シリコン薄膜の製造方法。
- 請求項1または2に記載の発明において、1回目のスキャン照射は高エネルギ密度で行い、2回目またはそれ以降のスキャン照射は1回目のスキャン照射よりも低エネルギ密度で行うことを特徴とする多結晶シリコン薄膜の製造方法。
- 請求項3記載の発明において、1回目のスキャン照射のエネルギ密度は390〜520mJ/cm2 であることを特徴とする多結晶シリコン薄膜の製造方法。
- 請求項3記載の発明において、2回目またはそれ以降のスキャン照射のエネルギ密度は180〜350mJ/cm2 であることを特徴とする多結晶シリコン薄膜の製造方法。
- 請求項3記載の発明において、2回目またはそれ以降のスキャン照射のエネルギ密度は240〜300mJ/cm2 であることを特徴とする多結晶シリコン薄膜の製造方法。
- 請求項3記載の発明において、2回目またはそれ以降のスキャン照射のエネルギ密度は275mJ/cm2 であることを特徴とする多結晶シリコン薄膜の製造方法。
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