JP3580694B2 - 携帯型バーコードリーダ用警報装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は電源電圧の低下を使用者に報知する警報装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、情報読取り装置の一種である携帯型バーコードリーダでは、システムが起動する時(電源オン時)や、システムが終了する時(電源オフ時)に内蔵電源の電圧を検出している。その際、検出した電圧が所定の電圧以下に低下していれば、その旨をLCD表示部で警告表示したり、ブザーで警音報知したりして、使用者に報知している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、上記従来のバーコードリーダでは、システム起動時やシステム終了時に電源電圧低下の警告報知を行うものなので、例えば使用者がシステムの起動操作だけをしてその場所を離れたり、システムの終了動作だけをしてその場所を離れたりすることがある。こうした場合、たとえ電源電圧の低下を警告報知しても使用者がその場所に居ないため使用者に認識させられないという問題がある。
【0004】
まして、近年、内蔵電源の節電という目的で上記バーコードリーダには、所定時間使用者が操作しないことを検出した場合に自動的に電源をオフする機能(オートパワーオフ機能)が備え付けられており、使用者がバーコードリーダの近くにいない状態で電源が自動的にオフされて警告表示が行われるという可能性が高く、使用者が的確に電源電圧の低下を知ることができないという問題がある。
【0005】
そこで本発明は上記問題点に鑑みてなされたものであり、正確な電源電圧を検出しつつ、使用者に電源低下を的確に報知せしめることが可能な携帯型バーコードリーダ用警報装置を提供することを目的とするものである。
【0006】
【課題を達成するための手段】
そのため請求項1記載の発明においては、電源と、動作時所定周期毎に電源の電圧を検出する電圧検出手段と、電圧検出手段により検出された電源電圧が所定の電圧以下である場合に異常信号を出力する異常信号出力手段と、異常信号を記憶する記憶手段と、使用者による使用状態を検出する使用状態検出手段と、使用状態検出手段が使用状態を検出した際、記憶手段に異常信号が記憶されている場合には、電源の異常を使用者に報知する報知手段と、を備えている。
【0007】
上記構成により、電圧検出手段は動作時所定周期毎に電源の電圧を検出し、その検出結果に基づいて電源電圧が所定の電圧以下であるかが判断され、異常であれば、その旨を記憶手段に記憶させる。そして、使用者による使用状態を検出した際、すなわち使用者が警報装置の近くにいるということを判断した上で電源の異常を報知することができる。
従って、動作時所定周期毎に電源の電圧を検出することにより、電源電圧が安定した後の正確な電圧を検出することができるので、携帯型バーコードリーダのような電源オン時に電源電圧が不安定になる装置であっても、的確に電源電圧の検出ができるという優れた効果がある。
しかも、使用者不在の動作中に電源の異常が検出されても、まずその旨を記憶手段に記憶させておき、使用者による使用状態を検出した際、すなわち使用者が警報装置の近くにいるということを判断した上で電源の異常を報知するので、使用者不在の動作中に電源の異常が検出されても、的確に使用者に電源異常を報知することができるという優れた効果がある。
また、この使用状態の検出も、請求項2記載の発明のように、使用者による携帯型バーコードリーダの読取り開始操作を検出したり、請求項3記載の発明のように、使用者による携帯型バーコードリーダの把持状態を検出したりすることにより、使用者に特別な操作をさせることなく的確に電源異常を報知させることができるという優れた効果がある。
【0008】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の好ましい一実施形態を図面に基づいて説明する。図1は本発明の一実施例を示す構成図である。図1に示す携帯型バーコードリーダは、略直方体形状で使用者の手に握られるような所定の厚みと横幅と縦長さを有する把持部20と、その内部に図示されない読取りユニットを内蔵して把持部20より膨出する平面形状が略正方形状の読取りユニット部10とにより構成されている。
【0009】
読取りユニット部10には、その先端部に設けられた開口部11と、読取ったバーコードの内容および後述する数値キー部21の入力内容を表示するLCD表示部12とを有している。
読取りユニット部10の内部は、図4に示すように、バーコードに対して赤色光を照射する赤色発光ダイオード(LED)1と、バーコードラベルで反射した赤色光を受光素子(CCD)2に結像させる結像レンズ部(図示略)と、結像レンズにより結像された赤色光を、その受光強度に応じた電気信号に変換する受光素子(CCD)2と、上記各部位の作動を制御するCPU6と、により構成されている。
【0010】
このCPU6は、上記各部位以外にも、例えば上述したLCD表示部12の表示内容やブザー3の警音作動を制御すると共に、把持部20に設けられた各種キーやトリガーキー30の入力動作を制御する。そして、把持部20に内蔵された電源4の電圧を検出する電圧検出部(電圧検出手段に相当)5の検出結果を入力して警報作動を行う。なお、この点の詳細については後述するものとする。
また、このCPU6は、異常信号出力手段および記憶手段に相当し、かつ数値キー部21およびその他キー部22と共に使用状態検出手段を成し、かつブザー3と共に報知手段を成すものである。
【0011】
把持部20は、略直方体形状で使用者の手に握られるような所定の厚みと横幅と縦長さを有すると共に、その底面の断面形状は略半円形状となっており、把持部を手で握り易い外形形状としている。
この把持部20の上面には、手動入力用の点キー(・)、0〜9までの複数の数値キー、およびエンターキー(ENT)よりなる数値キー部21と、F1〜F9までの複数のファンクションキーよりなるファンクションキー部22と、パワーキー(PW)、バックスペースキー(BS)、クリアキー(C)、およびシフトキー(SF)よりなるその他のキー部23とが配設されている。
【0012】
さらに、この把持部20の上面には、使用者が押下することによりバーコードの読取り動作を開始させるトリガーキー(M1)31、およびトリガーキー(M2)32を配設している。
把持部20および読取りユニット部10の境界部の一側面には、この一側面より突出してトリガーキー30が配設されている。そして、このトリガーキー30は把持部20の上面に配設した2つのトリガーキー31およびトリガーキー32より上方に配設されており、これらの各トリガーキー30、31、32のうちのいずれを使用者が選択して操作しても読取り開始指示がなされるように構成されている。
【0013】
次に、上記のように構成された携帯型バーコードリーダの作動について説明する。図2に示すように使用者が右手人差し指でトリガーキー30を操作したり、図3に示すように使用者が左手親指でトリガーキー31を操作したりすると、バーコードの読取り開始が指示される。
すると読取りユニット部10では、開口部11を介してLED1よりバーコードラベルに対して赤色光が照射され、その反射光をCCD2が受光して電気信号に変換してCPU6に出力する。CPU6ではその信号に基づいてバーコードの内容を読取る。
【0014】
以上のようにしてバーコードが読取られるが、ここで、電源電圧報知について図5および図6に基づいて説明する。なお、電源4の電圧検出は電圧検出部5で行われるが、その検出タイミングはこの実施例では動作中(例えば動作時10分間隔毎に行うものとする。
図5に示すように、ステップS100で電源検出部5が検出した検出データが入力されると、異常信号出力手段に相当するステップS110に進んで、検出された現在の電圧が所定電圧(例えば動作保証電圧)以下であるか否かが判定される。そして、検出電圧が所定電圧を超えている場合には、電源4は正常であるとしてステップS130へ進み、フラグをクリアして電圧判定に係わる処理を終了する。
【0015】
しかし、ステップS110で検出電圧が所定電圧以下であると判定された場合には電源4が異常であるため、ステップS120へ進んでその状態を示すフラグをセットして電圧判定に係わる処理を終了する。
その後、図6に示すように、使用状態検出手段に相当するステップS200では、使用者がトリガーキー30、31、32を操作したか否かを判定する。そして、使用者がこのトリガーキー30、31、32を操作するまで繰り返し処理を続ける。
【0016】
使用者がトリガーキー30、31、32のいずれかを操作したことが判定されると、ステップS210では、図5に示す電圧判定処理において、電源電圧異常を示すフラグがセットされているか否かを判定する。そして、フラグがセットされていなければ、電源電圧が正常であると判定されているので、警報処理を行わずに処理を終了する。
【0017】
しかし、フラグがセットされていると判定された場合には電源4が異常であるため、報知手段に相当するステップS220へ進んで、LCD表示部4,ブザー3により使用者に電源4の電圧が低下したことを報知する。そして、ステップS230へ進んでフラグをクリアして警告報知に係わる処理を終了する。
これにより、動作中に電源電圧の低下を検出しても、使用者がトリガーキー30、31、32を操作する、すなわち使用者が携帯型バーコードリーダの近くにいることを検出した上で電源電圧低下の報知動作を行わせるので、的確に使用者に対して警告報知することができる。しかも、上記一実施例では動作中に電源4の電圧を所定時間毎に監視しているので、使用中に電源電圧が低下しても、これを的確に検出して報知することができる。
【0018】
上記一実施例では、使用者によるトリガーキー30、31、32の操作状態を検出した場合に電源電圧低下の報知動作を行うようにしたが、これに限らず、例えば数値キー部21やその他のキー部23を操作したことを検出するようにしてもよい。さらに、これに限らず、例えば使用者がバーコードリーダを把持した状態を検出(例えば特開平4−160580号公報に開示されるようなタッチスイッチを使用した静電容量変化検出による把持状態検出等)を検出し、その検出タイミングに基づいて報知動作をするようにしてもよい。要するに、本発明においては、使用するために実際にトリガーキーを押すという行為だけでなく、使用するために把持するという行為も含めた「使用状態」を検出し、そのタイミングで警告報知すればよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す構成図である。
【図2】上記一実施例におけるトリガーキーの操作状態を説明するための説明図である。
【図3】上記一実施例におけるトリガーキーの他の操作状態を説明するための説明図である。
【図4】上記一実施例におけるCPUの接続関係を説明するためのブロック構成図である。
【図5】上記一実施例における電圧判定の作動を示すフローチャートである。
【図6】上記一実施例における警告報知の作動を示すフローチャートである。
【符号の説明】
3 ブザー
4 電源
5 電源検出部
6 CPU
12 LCD表示部
Claims (3)
- 電源と、動作時所定周期毎に前記電源の電圧を検出する電圧検出手段と、該電圧検出手段により検出された前記電源電圧が所定の電圧以下である場合に異常信号を出力する異常信号出力手段と、前記異常信号を記憶する記憶手段と、使用者による使用状態を検出する使用状態検出手段と、前記使用状態検出手段が前記使用状態を検出した際、前記記憶手段に前記異常信号が記憶されている場合には、前記電源の異常を前記使用者に報知する報知手段と、を備えることを特徴とする携帯型バーコードリーダ用警報装置。
- 前記使用状態検出手段は、使用者による前記携帯型バーコードリーダの読取り開始操作を検出するものであることを特徴とする請求項1記載の携帯型バーコードリーダ用警報装置。
- 前記使用状態検出手段は、使用者による前記携帯型バーコードリーダの把持状態を検出するものであることを特徴とする請求項1記載の携帯型バーコードリーダ用警報装置。
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1998
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