JP3582682B2 - 不良解析方法及び装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、メモリデバイスの不良解析時のフェイルデータを、画面に高速に表示する装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
図4は、従来の不良解析装置の一構成例を示すブロック図である。
【0003】
本従来例は図4に示すように、被試験対象となる不良解析メモリ102に対する試験を行うためのパターンプログラムを生成、出力するパターンジェネレータ101と、パターンプログラムによる試験データを不良解析メモリ102から抽出し、不良解析メモリ102から特定のI/Oデータを選択する選択部103と、選択部103にて指定されたI/Oデータの全アドレスをいくつかのアドレス部分に等分割し、分割された各部分においてフェイルしたアドレスの数をカウントするフェイルカウンタ104と、フェイルカウンタ104においてカウントされた情報が格納されるバッファ(RDBM)105とから構成されている。
【0004】
以下に、上記のように構成された装置の動作について説明する。
【0005】
パターンジェネレータ101において生成されたパターンプログラムが、不良解析メモリ102に印加されると、まず、選択部103において、不良解析メモリ102から指定されたI/Oデータが選択され、フェイルカウンタ104において、選択部103にて指定されたI/Oデータの全アドレスがいくつかのアドレス部分に等分割され、分割された各部分においてフェイルしたアドレスの数がカウントされる。
【0006】
その後、フェイルカウンタ104においてカウントされた情報がバッファ105に格納され、格納された情報を検証することにより、不良解析メモリ102の不良の解析が行われる。
【0007】
また、上述したような不良解析を、ハードウェアではなくソフトウェアによってシュミレーションする方法もある。
【0008】
図5は、従来の、ソフトウェアによる不良解析を説明するための図であり、(a)はデータの構成を示す図、(b)は処理手順を示す図である。
【0009】
図5に示すように、例えば、1バイト中のビット“1”の数を求めるのに、8個のマスク・データを適応させてビット“1”の数がカウントされる。
【0010】
そのためこの方法では、マスク処理が8回繰返し行われることにより不良が解析される。データのビット数が16ビットの場合は、2倍の16回のマスク処理が必要となる。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】
上述したような従来のものにおいては、以下に記載するような問題点がある。
(1)不良解析メモリ内のフェイルをスキャンするためのパターンプログラムが必要であるため、使用時には、ユーザのパターンプログラムと置き換えなければならない。
(2)パターンプログラムを実行する毎に、前データが失われてしまう。
(3)パターンプログラムを生成するためのオンライン環境が必要である。
(4)不良解析を、ハードウェアではなくソフトウェアによってシュミレーションした場合は、ビット数分のマスク処理が必要であるため、不良解析に要する時間が長くなってしまう。
【0012】
近年、メモリデバイスの大容量化が進むに伴い、不良解析の高速化が望まれている。
【0013】
本発明は、上述したような従来の技術が有する問題点に鑑みてなされたものであって、メモリデバイスのビット数が多い場合においても不良解析を高速で行うことができる不良解析装置を提供することを目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために本発明は、
メモリデバイスのフェイルデータを抽出し、該フェイルデータのフェイル数を検出する不良解析方法であって、
予め、所定のビット数のデータを10進数に変換したものをアドレス値として設定し、
該アドレス値を2進数で表した場合のビット“1”の数をフェイル数として前記アドレス値に対応させて設定し、
前記メモリデバイスから前記フェイルデータを読み出し、
該フェイルデータを10進数に変換し、前記アドレス値と比較して合致するアドレス値に対応するフェイル数を前記フェイルデータのフェイル数として検出することを特徴とする。
【0015】
また、前記フェイルデータを表示する表示手段を用い、
前記表示手段の1ピクセルに複数のアドレスにおけるフェイルデータを表示することを特徴とする。
【0016】
また、前記表示手段の1ピクセルにおける前記フェイルデータの表示は、前記1ピクセルに表示されるアドレスにおけるデータのうちのフェイル数によって色分けすることにより行うことを特徴とする。
【0017】
また、メモリデバイスのフェイルデータを抽出し、該フェイルデータのフェイル数を検出する不良解析装置であって、
前記メモリデバイスから前記フェイルデータを読み出す読み出し手段と、
予め、所定のビット数のデータを10進数に変換したものをアドレス値として設定し、該アドレス値を2進数で表した場合のビット“1”の数をフェイル数として前記アドレス値に対応させて設定し、前記読み出し手段において読み出されたフェイルデータを10進数に変換して前記アドレス値と比較して合致するアドレス値に対応するフェイル数を前記フェイルデータのフェイル数として検出する制御手段とを有することを特徴とする。
【0018】
また、1ピクセルに複数のアドレスにおけるフェイルデータを表示する表示手段を有することを特徴とする。
【0019】
また、前記表示手段の1ピクセルにおける前記フェイルデータの表示は、前記1ピクセルに表示されるアドレスにおけるデータのうちのフェイル数によって色分けすることにより行われることを特徴とする。
【0020】
また、前記読み出し手段において読み出されたフェイルデータが格納される格納手段を有し、
前記制御手段は、前記格納手段から前記フェイルデータを読み出すことを特徴とする。
【0021】
(作用)
上記のように構成された本発明においては、制御手段において、予め、所定のビット数のデータを10進数に変換したものがアドレス値として設定され、アドレス値を2進数で表した場合のビット“1”の数がフェイル数としてアドレス値に対応して設定され、読み出し手段においてメモリアドレスから読み出されたフェイルデータが10進数に変換されてアドレス値と比較され、合致するアドレス値に対応するフェイル数がフェイルデータのフェイル数として検出されるので、メモリアドレスから読み出されるデータのビット数が多い場合においても、処理時間が長くなることはない。
【0022】
【発明の実施の形態】
以下に、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
【0023】
図1は、本発明の不良解析装置の実施の一形態を示すブロック図である。
【0024】
本形態は図1に示すように、被測定デバイス30内の不良解析メモリ2の不良を解析し、表示するグラフィカル・ユーザ・インターフェース20が内蔵されており、グラフィカル・ユーザ・インターフェース20には、不良解析メモリ2からフェイルデータを読み出す読み出し手段24と、読み出し手段24において読み出されたフェイルデータが格納される格納手段であるファイル21と、ファイル21に格納されたフェイルデータが表示される表示手段23と、ファイル21からフェイルデータを読み出し、表示手段23に表示するとともにフェイルデータのフェイル数を検出する制御手段22とが設けられている。
【0025】
以下に、上記のように構成された不良解析装置の動作について説明する。
【0026】
まず、読み出し手段24において、不良解析メモリ2からフェイルデータが読み出され、ファイル21に格納される。
【0027】
次に、制御手段22において、ファイル21に格納されているフェイルデータが読み出され、表示手段23において表示されるためにフェイル数がカウントされる。
【0028】
ここで、制御手段22におけるフェイル数のカウント動作について詳細に説明する。
【0029】
図2は、図1に示した制御手段22における処理動作について説明するための図である。
【0030】
図2に示すように、例えば、1バイト中のフェイル数をカウントする場合は、28=256個(0〜255)のアドレス値を有し、そのアドレス値をそれぞれ2進数にて表現した場合のビット“1”の数をフェイル数としてそれぞれのアドレス値に対応させているフェイルカウントテーブルが用いられる。
【0031】
1バイトのフェイルデータがファイル21から読み出されると、読み出されたフェイルデータが10進数に変換され、変換結果がフェイルカウントテーブルのアドレス値と比較される。
【0032】
そして、10進数に変換されたフェイルデータと合致するアドレス値に対応するフェイル数が検出され、そのフェイル数がファイル21から読み出されたフェイルデータのフェイル数となる。
【0033】
上述したような方法を用いた場合、フェイル数をカウントするためには、フェイルデータを得てから、フェイルカウントテーブル内において対応する位置を求めるだけでよいので、図5に示したようなマスク処理による方法でのアセンブラ言語での処理手順と比較すると、1バイトのデータを処理する場合は14倍、2バイトのデータを処理する場合は約30倍の速さでフェイルデータを処理することができる。
【0034】
その後、制御手段22においてカウントされたフェイル数を用いてフェイルデータが表示手段23に表示される。
【0035】
以下に、表示手段23における表示動作について詳細に説明する。
【0036】
図3は、図1に示した表示手段23における処理動作について説明するための図である。
【0037】
画面表示領域に512×512ピクセルの制限がある表示手段23において画面表示を行なう場合であって、1Mビット以上のデータを表示する場合、1ピクセル当たり、数アドレス分のフェイルデータをフェイル情報として色分けして表示する必要がある(圧縮処理)。
【0038】
例えば、1Mビットのフェイルデータ(1024×1024ビット)を画面表示する場合を考えると、X/Y両方向とも2アドレス分のフェイル数をまとめて表示することになるため、画面表示では、4つのアドレスのフェイルしたアドレスの数が求められ(この場合、フェイル数は、0〜4のいずれか)、フェイル数に応じて色分けして画面上の1つのピクセルに表示される。
【0039】
すなわち、X/Yアドレス(0,0),(0,1),(1,0),(1,1)においてフェイルしたアドレスの合計が、表示画面の1の位置に表示される。表示画面の他も位置についても同様である。この場合、4つの各領域内でのフェイルしたアドレスの数は、0〜4のいずれかであるので、画面表示では、0〜4のフェイル数に応じて、例えば、緑、赤、茶、青、橙で色分けされる。
【0040】
上述した実施の形態においては、制御手段22において、1バイト中のビット“1”の数を数えることによってフェイル数が検出されているが、その他の方法として、ビット“1”が1つでもあるかないかによってフェイルデータを検出する方法も考えられる。
【0041】
【発明の効果】
本発明は、以上説明したように構成されているので、以下に記載するような効果を奏する。
【0042】
請求項1及び請求項4に記載のものにおいては、予め、所定のビット数のデータを10進数に変換したものをアドレス値として設定し、アドレス値を2進数で表した場合のビット“1”の数をフェイル数としてアドレス値に対応させて設定し、メモリデバイスから読み出されたフェイルデータを10進数に変換してアドレス値と比較して合致するアドレス値に対応するフェイル数をフェイルデータのフェイル数として検出する構成としたため、メモリアドレスから読み出されるデータのビット数が多い場合においても、処理時間が長くなることはなく、高速で不良解析を行うことができる。
【0043】
請求項2,3,5,6に記載のものにおいては、1ピクセルに複数のアドレスにおけるフェイルデータを表示する構成としたため、画面の表示領域に制限がある場合であって、表示したいデータの量がその制限を上回る場合においても、フェイルデータを表示することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の不良解析装置の実施の一形態を示すブロック図である。
【図2】図1に示した制御手段における処理動作を説明するための図である。
【図3】図1に示した表示手段における処理動作について説明するための図である。
【図4】従来の不良解析装置の一構成例を示すブロック図である。
【図5】従来の、ソフトウェアによる不良解析を説明するための図であり、(a)はデータの構成を示す図、(b)は処理手順を示す図である。
【符号の説明】
2 不良解析メモリ
10 不良解析装置
20 グラフィカル・ユーザ・インターフェース
21 ファイル
22 制御手段
23 表示手段
24 読み出し手段
30 被測定デバイス
Claims (7)
- メモリデバイスのフェイルデータを抽出し、該フェイルデータのフェイル数を検出する不良解析方法であって、
予め、所定のビット数のデータを10進数に変換したものをアドレス値として設定し、
該アドレス値を2進数で表した場合のビット“1”の数をフェイル数として前記アドレス値に対応させて設定し、
前記メモリデバイスから前記フェイルデータを読み出し、
該フェイルデータを10進数に変換し、前記アドレス値と比較して合致するアドレス値に対応するフェイル数を前記フェイルデータのフェイル数として検出することを特徴とする不良解析方法。 - 請求項1に記載の不良解析方法において、
前記フェイルデータを表示する表示手段を用い、
前記表示手段の1ピクセルに複数のアドレスにおけるフェイルデータを表示することを特徴とする不良解析方法。 - 請求項2に記載の不良解析方法において、
前記表示手段の1ピクセルにおける前記フェイルデータの表示は、前記1ピクセルに表示されるアドレスにおけるデータのうちのフェイル数によって色分けすることにより行うことを特徴とする不良解析方法。 - メモリデバイスのフェイルデータを抽出し、該フェイルデータのフェイル数を検出する不良解析装置であって、
前記メモリデバイスから前記フェイルデータを読み出す読み出し手段と、
予め、所定のビット数のデータを10進数に変換したものをアドレス値として設定し、該アドレス値を2進数で表した場合のビット“1”の数をフェイル数として前記アドレス値に対応させて設定し、前記読み出し手段において読み出されたフェイルデータを10進数に変換して前記アドレス値と比較して合致するアドレス値に対応するフェイル数を前記フェイルデータのフェイル数として検出する制御手段とを有することを特徴とする不良解析装置。 - 請求項4に記載の不良解析装置において、
1ピクセルに複数のアドレスにおけるフェイルデータを表示する表示手段を有することを特徴とする不良解析装置。 - 請求項5に記載の不良解析装置において、
前記表示手段の1ピクセルにおける前記フェイルデータの表示は、前記1ピクセルに表示されるアドレスにおけるデータのうちのフェイル数によって色分けすることにより行われることを特徴とする不良解析装置。 - 請求項4乃至6のいずれか1項に記載の不良解析装置において、
前記読み出し手段において読み出されたフェイルデータが格納される格納手段を有し、
前記制御手段は、前記格納手段から前記フェイルデータを読み出すことを特徴とする不良解析装置。
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| JP16713196A JP3582682B2 (ja) | 1996-06-27 | 1996-06-27 | 不良解析方法及び装置 |
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