JP3586443B2 - 伝送装置及び送信レベル補正方法並びに伝送制御プログラム - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、互いに隣接する複数のメタリック伝送路を使用して信号を伝送する伝送装置及び送信レベル補正方法並びに伝送制御プログラムに関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、網を介して伝送される情報量の増加に伴ない、伝送路をメタリック回線から光ファイバ回線に置き換える作業が進められている。しかしながら、光ファイバ網が完成するまでにはかなりの時間とコストを要するので、既存のメタリック伝送路は、しばらくの間は使用されるものと推測される。
【0003】
このような状況のなかで、既存のメタリック伝送路を利用して高速の通信サービスを提供する技術が普及してきている。これらの通信サービスのうち、ISDNやxDSL(x−Digital Subscriber Line)は広く知られ、メタリック伝送路を用いてコンピュータネットワークに高速で遠隔アクセスする需要が増大しており、これに伴ない既存の電話網を利用して様々な高速デジタルデータ伝送サービスが提供されている。
【0004】
ところで、既存の電話網では、1本のケーブルの中に複数のメタリック伝送路であるペア線が互いに隣接しながら収容されている。サービスリクエストに従ってケーブル内でペア線を割り当てると、一般的にはペア線の組合せはケーブル断面内でランダムに分布することになる。そして、ペア線を割り当てた結果は正しく記録されないのが普通なので、後から構成(分布状態)を正確に知ることは困難な状況にある。
【0005】
また、ケーブルの分岐点や接続点では、ペア線を構成するメタリック伝送路が離れていることに起因してメタリック伝送路の長さが異なることになる。ペア線の長さの異なる部分で他のペア線とが隣接すると、回線どうしの間で干渉又は漏話が発生する可能性がある。また、アマチュア無線やAMラジオの電波は外来雑音としてペア線に影響を与え、ISDN及びPSTNのペア線に重畳する。この干渉、漏話及び雑音は、低速のアナログ信号においては問題とならなかったが、伝送速度が高くなるに伴なって問題が顕在化している。
【0006】
ところが、ペア線の組合せはケーブル断面内でランダムに分布しており、ペア線の長さが異なっている片方のメタリック伝送路にだけ干渉、漏話及び雑音の影響がでるような場合には復元が困難である。そこで、従来は、隣接メタリック伝送路に与える影響を低減させるために、特開2000−13283号公報に記載されているような対策が提案されている。すなわち、信号伝送装置が、通信開始時に、相手通信装置の間でトレーニング信号を送受信して、当該メタリック伝送路で信号を伝送するために最低限必要な送信レベルを判定し、この最低限の送信レベルを送信器に設定し、以降のデータ伝送では常に最低限の送信レベルとなるように送信器の信号レベルを調整することにより、隣接メタリック伝送路に与える影響を低減させている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、通信開始時の伝送距離、干渉、漏話、雑音の状態に基づいて送信器の信号レベルを調整することにより隣接メタリック伝送路に与える影響を低減させたとしても、隣接メタリック伝送路の状況及び当該メタリック伝送路の伝送路状態が通信開始後に変化すると、通信開始時に調整された信号レベルが適切値とならなくなり、隣接メタリック伝送路及び当該メタリック伝送路における干渉、漏話、雑音の影響を低減できなるといった不具合があった。
【0008】
本発明は、以上のような実情に鑑みてなされたものであり、隣接メタリック伝送路及び当該メタリック伝送路において通信開始後に伝送路状態が変化しても、隣接メタリック伝送路及び当該メタリック伝送路における干渉、漏話、雑音を低減できる伝送装置及び送信レベル補正方法並びに伝送制御プログラムを提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本発明の伝送装置は、メタリック伝送路を介して回線接続した相手伝送装置に対してデータ伝送の途中で固定パターンのテスト信号を発出する信号発出手段と、前記相手伝送装置が発出した信号の内容を解析して変更要求の要求出力レベルを検出する信号解析手段と、前記信号解析手段が検出した要求出力レベルになるように送信レベルを調整するレベル変更手段とを具備する構成とした。
【0010】
また、本発明の伝送装置は、メタリック伝送路を介して回線接続した相手伝送装置がデータ伝送の途中で発出した固定パターンのテスト信号の状態を解析する信号解析手段と、前記信号解析手段による解析結果に基づいて送信レベルの適否を判定する判定手段と、「否」判定されたときは不足出力レベルを推測して要求出力レベルを決定する決定手段と、前記決定手段により決定した要求出力レベルを前記相手伝送装置へ通知する通知手段とを具備する構成とした。
【0011】
また、本発明の送信レベル補正方法は、メタリック伝送路を介して回線接続した相手伝送装置に対してデータ伝送の途中で固定パターンのテスト信号を発出し、前記相手伝送装置が発出した信号の内容を解析して変更要求の要求出力レベルを検出し、前記検出した要求出力レベルになるように送信レベルを調整するものである。
【0012】
また、本発明の送信レベル補正方法は、メタリック伝送路を介して回線接続した相手伝送装置がデータ伝送の途中で発出した固定パターンのテスト信号の状態を解析し、その解析結果に基づいて送信レベルの適否を判定し、「否」判定されたときは不足出力レベルを推測して要求出力レベルを決定し、前記決定した要求出力レベルを前記相手伝送装置へ通知するものである。
【0013】
また、本発明の伝送制御プログラムは、コンピュータを、メタリック伝送路を介して回線接続した相手伝送装置に対してデータ伝送の途中で固定パターンのテスト信号を発出する信号発出手段と、前記相手伝送装置が発出した信号の内容を解析して変更要求の要求出力レベルを検出する信号解析手段と、前記信号解析手段が検出した要求出力レベルになるように送信レベルを調整するレベル変更手段として機能させるようにしたものである。
【0014】
また、本発明の伝送制御プログラムは、コンピュータを、メタリック伝送路を介して回線接続した相手伝送装置がデータ伝送の途中で発出した固定パターンのテスト信号の状態を解析する信号解析手段と、前記信号解析手段による解析結果に基づいて送信レベルの適否を判定する判定手段と、「否」判定されたときは不足出力レベルを推測して要求出力レベルを決定する決定手段と、前記決定手段により決定した要求出力レベルを前記相手伝送装置へ通知する通知手段として機能させるようにしたものである。
【0015】
これら発明によれば、伝送装置間で通信中にテスト信号を送受信することで通信途中のメタリック伝送路の状態を把握して出力レベルを決定して通知するので、通信開始時に設定した送信レベルを現在のメタリック伝送路の状態に応じて動的に変更することができ、隣接メタリック伝送路及び当該メタリック伝送路において通信開始後に伝送路状態が変化しても、隣接メタリック伝送路及び当該メタリック伝送路における干渉、漏話、雑音を低減できる。
【0016】
また、本発明の伝送装置は、メタリック伝送路を介して回線接続した相手伝送装置とのデータ伝送の途中で伝送プロトコルにより検出されるエラー量がしきい値を超えたときはテスト信号発出要求を発生させるテスト信号発出要求手段と、前記テスト信号発出要求に応えて前記相手伝送装置が発出した固定パターンのテスト信号の状態を解析する信号解析手段と、前記信号解析手段による解析結果に基づいて送信レベルの適否を判定する判定手段と、「否」判定されたときは不足出力レベルを推測して要求出力レベルを決定する決定手段と、前記決定手段により決定した要求出力レベルを前記相手伝送装置へ通知する通知手段とを具備する構成とした。
【0017】
また、本発明の伝送装置は、メタリック伝送路を介して回線接続した相手伝送装置がデータ伝送の途中で発出した信号の内容を解析する信号解析手段と、前記信号解析手段がテスト信号発出要求を検出したときは固定パターンのテスト信号を発出する信号発出手段と、前記信号解析手段が変更要求の要求出力レベルを検出したときはその検出された要求出力レベルになるように送信レベルを調整するレベル変更手段とを具備する構成とした。
【0018】
また、本発明の送信レベル補正方法は、メタリック伝送路を介して回線接続した相手伝送装置とのデータ伝送の途中で伝送プロトコルにより検出されるエラー量がしきい値を超えたときはテスト信号発出要求を発生し、前記テスト信号発出要求に応えて前記相手伝送装置が発出した固定パターンのテスト信号の状態を解析し、その解析結果に基づいて送信レベルの適否を判定し、「否」判定されたときは不足出力レベルを推測して要求出力レベルを決定し、その決定した要求出力レベルを前記相手伝送装置へ通知するものとした。
【0019】
また、本発明の送信レベル補正方法は、メタリック伝送路を介して回線接続した相手伝送装置がデータ伝送の途中で発出した信号の内容を解析し、その解析の結果テスト信号発出要求を検出したときは固定パターンのテスト信号を発出し、前記解析の結果変更要求の要求出力レベルを検出したときはその検出された要求出力レベルになるように送信レベルを調整するものとした。
【0020】
また、本発明の伝送制御プログラムは、コンピュータを、メタリック伝送路を介して回線接続した相手伝送装置とのデータ伝送の途中で伝送プロトコルにより検出されるエラー量がしきい値を超えたときはテスト信号発出要求を発生させるテスト信号発出要求手段と、前記テスト信号発出要求に応えて前記相手伝送装置が発出した固定パターンのテスト信号の状態を解析する信号解析手段と、前記信号解析手段による解析結果に基づいて送信レベルの適否を判定する判定手段と、「否」判定されたときは不足出力レベルを推測して要求出力レベルを決定する決定手段と、前記決定手段により決定した要求出力レベルを前記相手伝送装置へ通知する通知手段として機能させるようにしたものである。
【0021】
また、本発明の伝送制御プログラムは、コンピュータを、メタリック伝送路を介して回線接続した相手伝送装置がデータ伝送の途中で発出した信号の内容を解析する信号解析手段と、前記信号解析手段がテスト信号発出要求を検出したときは固定パターンのテスト信号を発出する信号発出手段と、前記信号解析手段が変更要求の要求出力レベルを検出したときはその検出された要求出力レベルになるように送信レベルを調整するレベル変更手段として機能させるようにしたものである。
【0022】
これら発明によれば、伝送装置間で通信中に伝送プロトコルにてエラー量を検出し、エラー量が予め定めたしきい値を超えた場合にのみテスト信号を送受信し、これにより通信中のメタリック伝送路における隣接メタリック伝送路からの干渉、又は当該メタリック伝送路におけるISDNやPSTN等の重畳雑音の影響、又はAMラジオやアマチュア無線等の外来雑音の影響に応じた伝送路送信レベルの補正を行うので、伝送路状態が変化した場合にのみテスト信号を送受信することとなり、受信側におけるテスト信号の解析処理及び送信側におけるテスト信号送出処理を低減させることができる。
【0023】
また、本発明の伝送装置は、メタリック伝送路を介して回線接続した相手伝送装置に対してデータ伝送の空き時間が発生したときに固定パターンのテスト信号を発出する信号発出手段と、前記相手伝送装置が発出した信号の内容を解析して変更要求の要求出力レベルを検出する信号解析手段と、前記信号解析手段が検出した要求出力レベルになるように送信レベルを調整するレベル変更手段とを具備する構成とした。
【0024】
また、本発明の伝送装置は、メタリック伝送路を介して回線接続した相手伝送装置がデータ伝送の途中で発出した固定パターンのテスト信号の状態を解析する信号解析手段と、前記信号解析手段による解析結果に基づいて送信レベルの適否を判定する判定手段と、「否」判定されたときは不足出力レベルを推測して要求出力レベルを決定する決定手段と、前記決定手段により決定した要求出力レベルをデータ伝送の空き時間が発生したときに前記相手伝送装置へ通知する通知手段とを具備する構成とした。
【0025】
また、本発明の送信レベル補正方法は、メタリック伝送路を介して回線接続した相手伝送装置に対してデータ伝送の空き時間が発生したときに固定パターンのテスト信号を発出し、前記相手伝送装置が発出した信号の内容を解析して変更要求の要求出力レベルを検出し、その検出した要求出力レベルになるように送信レベルを調整するものとした。
【0026】
また、本発明の送信レベル補正方法は、メタリック伝送路を介して回線接続した相手伝送装置がデータ伝送の途中で発出した固定パターンのテスト信号の状態を解析し、その解析結果に基づいて送信レベルの適否を判定し、「否」判定されたときは不足出力レベルを推測して要求出力レベルを決定し、その決定した要求出力レベルをデータ伝送の空き時間が発生したときに前記相手伝送装置へ通知するものとした。
【0027】
また、本発明の伝送制御プログラムは、コンピュータを、メタリック伝送路を介して回線接続した相手伝送装置に対してデータ伝送の空き時間が発生したときに固定パターンのテスト信号を発出する信号発出手段と、前記相手伝送装置が発出した信号の内容を解析して変更要求の要求出力レベルを検出する信号解析手段と、前記信号解析手段が検出した要求出力レベルになるように送信レベルを調整するレベル変更手段として機能させるようにしたものである。
【0028】
また、本発明の伝送制御プログラムは、コンピュータを、メタリック伝送路を介して回線接続した相手伝送装置がデータ伝送の途中で発出した固定パターンのテスト信号の状態を解析する信号解析手段と、前記信号解析手段による解析結果に基づいて送信レベルの適否を判定する判定手段と、「否」判定されたときは不足出力レベルを推測して要求出力レベルを決定する決定手段と、前記決定手段により決定した要求出力レベルをデータ伝送の空き時間が発生したときに前記相手伝送装置へ通知する通知手段として機能させるようにしたものである。
【0029】
これら発明によれば、伝送装置間での通信中においてデータ伝送の空き時間が発生した場合のみテスト信号を送受信し、これにより通信中のメタリック伝送路における隣接メタリック伝送路からの干渉、又は当該メタリック伝送路におけるISDNやPSTN等の重畳雑音の影響、又はAMラジオやアマチュア無線等の外来雑音の影響に応じた伝送路送信レベルの補正を行うので、通信トラヒックに影響を与えることなく信号レベルの補正を行うことができる。
【0030】
また、本発明の伝送装置は、上記伝送装置において、前記通知手段は、前記判定手段により「適」判定されたときは出力レベルを維持する旨を通知するようにした。
【0031】
この発明によれば、メタリック伝送路の状態が変化していない場合には、そのまま出力レベルを維持するように通知されるので、常にメタリック伝送路の状態を把握して変更不要であることを確認でき、信頼性の高いレベル補正が可能となる。
【0032】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して具体的に説明する。
【0033】
(実施の形態1)
図1は、局側装置1と宅側装置2との間のシーケンス図であり、図2は、本実施の形態の概略的な機器構成を示す図である。図2に示すように、局側装置1とn個の宅側装置2−1〜2−nとが、集線ケーブル3を通じて接続され、両者間でデータ伝送可能なシステム構成となっている。各メタリック伝送路4−1〜4−nは、集線ケーブル3に集線され、少なくとも局側装置1に近い部分では1本のケーブルの中にまとめて収容されている。
【0034】
集線ケーブル3では、同一カッドや近傍カッドに収容されているメタリック伝送路4を介して伝送される信号同士の干渉が発生し、また当該メタリック伝送路4に重畳されて伝送されるISDNやPSTN等の重畳雑音、配線環境によりAMラジオやアマチュア無線などの当該メタリック伝送路4に重畳される外来雑音等が、定常的もしくは不定期に様々な帯域や信号レベルで発生する。
【0035】
図3は局側装置1及び宅側装置2−1〜2−nに共通するハードウエア構成を示すブロック図である。CPU31は、伝送制御プログラムを実行することによって後述する送信レベル補正を実現するものである。CPU31から出力されるビットデータが変復調回路32に入力されてアナログ信号に変換され、所定の変調方式で変調されてドライバ33からペア線を構成するメタリック伝送路4へ送出される。また、メタリック伝送路4から到来する信号がドライバ33で検出されて変復調回路32でビットデータに変換され、このビットデータがCPU31に渡されて処理される。
【0036】
図1に示すシーケンスでは、電源投入時に実行されるトレーニングシーケンスが省略されている。すなわち、宅側装置2(n個の宅側装置2−1〜2−nを総称する場合は単に「宅側装置2」と表記する)は、電源が投入されて局側装置1との間に回線が接続されると、実際のデータ通信を開始する前に、予め送信レベルとビットパターンとが定められたトレーニング信号を局側装置1へ送信する。局側装置1は、宅側装置2から受信した信号を解析してトレーニング信号であると判定した場合には、当該受信したトレーニング信号の信号レベルを検出し、検出した信号レベルに応じた送信レベルを宅側装置2に通知して、宅側装置2がメタリック伝送路4に送信する信号のレベルを伝送に必要な最低限度まで低下させる。本実施の形態は、図3に示すCPU31が変復調回路32に制御信号を与えることで送信レベルの調整を行っている。宅側装置2における送信レベルの調整も同様である。
【0037】
一方、局側装置1は、宅側装置2との間に回線が接続したとき、実際のデータ通信を開始する前に、予め送信レベルとビットパターンとが定められたトレーニング信号を宅側装置2へ送信する。そして、宅側装置2においてもトレーニング信号の信号レベルを検出し、検出した信号レベルに応じて局側装置1の送信レベルを通知して、局側装置1がメタリック伝送路4に送信する信号のレベルを伝送に必要な最低限度まで低下させる。
【0038】
以上のように、通信開始時に、トレーニング信号の送受信により局側装置1及び宅側装置2の双方で送信レベルの調整が行われ、通信開始時の状況下で干渉、漏話を最大限抑制し得る最低限度の送信レベルまで低下させられる。
【0039】
次に、図1を参照してデータ伝送時における局側装置1及び宅側装置2の双方での動作内容について詳しく説明する。図1は、前半期間が干渉等の発生していないときのシーケンスとなっており、後半期間が干渉等の発生したときのシーケンスとなっている。
【0040】
先ず、シーケンス前半部の干渉等の発生していない期間での動作内容について説明する。局側装置1は、通信開始時に決定した送信レベルに基づいて宅側装置2へデータ伝送を実行している。そして、局側装置1は、通信開始時に決定した送信レベルに基づいて、データ伝送の途中に適切な間隔で、宅側装置2へテスト信号TSを送信する(ST100)。このテスト信号TSは、予め定めた既知パターンで構成されていて、データ伝送に使用する送信信号の周波数スペクトラムに対応した周波数スペクトラムを有している。このように、テスト信号TSに送信信号の周波数スペクトラムに対応した周波数スペクトラムを持たせることにより、伝送帯域の全体に亘り回線状況を検査することができる。
【0041】
一方、図1には一部しか示されていないが、宅側装置2も局側装置1と同様に適当な間隔でテスト信号NSを発出している。宅側装置2が発出するテスト信号NSも予め定めた既知パターンで構成されていて、データ伝送に使用する送信信号の周波数スペクトラムに対応した周波数スペクトラムを有している。
【0042】
宅側装置2は、データ通信の途中で局側装置1が発出したテスト信号TSを受信すると、そのテスト信号TSを解析して(ST101)、メタリック伝送路4上で伝送異常が発生しているか否か判定する(ST102)。テスト信号TSがメタリック伝送路4上で干渉等の影響を受けると、信号の内容(ビットパターン)、信号レベル、周波数スペクトラムが変化するので、これらを検査することにより受信側で伝送異常の発生を検出することができる。または、隣接メタリック伝送路からの影響、ISDN等の重畳雑音の影響、外来雑音の影響などが変化したことを検出できる。
【0043】
今は、伝送異常は発生していない場合なので、上記ST101の処理では「問題なし」と判定される。受信したテスト信号TSを解析した結果、伝送異常又は影響変化がないことを確認すると、局側装置1に対して適当な間隔で発出しているテスト信号NSを用いて、現在の出力レベルを維持するように通知する(ST103)。
【0044】
局側装置1は、テスト信号NSを解析し(ST104)、送信レベルの調整の要否を判定する(ST105)。上記したように、テスト信号NSが現在の出力レベルを維持することを指示している場合は、伝送異常又は影響変化がないことを確認して宅側装置2へのデータ伝送の送信レベルとして現在の出力レベルを維持する。
【0045】
次に、シーケンス後半部でのメタリック伝送路4上で干渉等が発生した期間での動作内容について説明する。通信開始時に送信レベルを決定した後に回線状況が変化してメタリック伝送路4上で干渉等が新たに発生すると、テスト信号TSがその影響を受けて、信号の内容や信号レベル又は周波数スペクトラムに変化が生じる。具体的に説明すると、テスト信号TSは既知の固定パターンであるので、受信したテスト信号TSのパターンと受信側で保持している既知パターンとを照合して両者の一致度から信号の内容が変化しているか否か判断できる。また、ADSL方式の通信のようにマルチキャリア通信の場合は、回線状況に応じてキャリア単位で受信レベルが変化するので、前回送信レベルを決定した時の周波数スペクトラムと今回受信したテスト信号TSの周波数スペクトラムとを比較すれば全てのキャリアについて回線状況の変化を確認できる。また、シングルキャリア通信の場合であっても回線状況に応じて周波数スペクトラムが変化するのでマルチキャリア通信の場合と同様に周波数スペクトラムを比較すれば影響変化を確認できる。
【0046】
局側装置1は、適切な間隔で宅側装置2へテスト信号TSを送信しており、図1に示すように、メタリック伝送路4上で干渉等が発生している期間にも同様に宅側装置2へテスト信号TSを送信することになる(ST106)。
【0047】
上記ST106で局側装置1から発出されたテスト信号TSはメタリック伝送路4上で干渉等の影響を受けて信号の内容や信号レベル又は周波数スペクトラムに変化が生じている。このようなテスト信号TSを受信した宅側装置2は、テスト信号TSを解析して(ST107)、メタリック伝送路4上で伝送異常又は影響変化が発生していることを検出する(ST108)。宅側装置2は、メタリック伝送路4上で伝送異常又は影響変化が発生していることを検出したときは、信号レベル又はスペクトラム変化に基づいて、信号伝送に対する干渉、雑音の影響を低減させるために不足している送信出力レベルを推定して、新たに適切な送信レベルを決定する(ST109)。そして、宅側装置2は、局側装置1へ発出しているテスト信号NSを用いて、出力レベルの変更要求及びST109で決定した送信レベルを必要な出力レベルとして通知する(ST110)。
【0048】
一方、局側装置1は、上記ST110で宅側装置2から発出されたテスト信号NSを解析して(ST111)、出力レベルの変更要求及び必要な出力レベルを認識して局側装置1の出力レベルを通知された出力レベルに変更する(ST112)。局側装置1は、出力レベルの変更後も変更後の出力レベルでデータ伝送及びテスト信号TSを継続して送信する。
【0049】
宅側装置2は、変更後の出力レベルによるテスト信号TSを解析し(ST113)、出力レベル変更の要否を判定する(ST114)。図1に示す例のように、出力レベルを変更する必要がないと判定された場合は、出力レベルを維持することを指示するテスト信号NSを発出する(ST115)。局側装置1は、ST115で発出されたテスト信号NSを解析し(ST116)、出力レベルの維持が指示されていることを確認して出力レベルを維持する(ST117)。
【0050】
このように本実施の形態によれば、局側装置1と宅側装置2との通信中に適切な間隔で相互にメタリック伝送路4の状態を確認するテスト信号TS,NSを送受信し、これにより通信中のメタリック伝送路4における隣接メタリック伝送路からの影響、又は通信開始後の当該メタリック伝送路4におけるISDNやPSTN等の重畳雑音の影響、又は通信開始後の当該メタリック伝送路4におけるAMラジオやアマチュア無線等の外来雑音の影響に応じた伝送路送信レベルの補正を行い、通信開始後にこれらの影響が変化してもその影響に応じた最低限の送信レベルで伝送を行って、隣接メタリック伝送路への影響を最低限にしつつ、通信開始後に変化した隣接メタリック伝送路からの影響、当該メタリック伝送路におけるISDNやPSTN等の重畳雑音の影響、AMラジオやアマチュア無線等の外来雑音の影響をも低減させて、ADSL等の伝送プロトコルに組み込まれている変調密度変更(シンボル数減少、サブキャリアオフ等)の発生によるデータ転送レートの低下を招くことなく常に安定したメタリック伝送路における伝送が可能になる。
【0051】
なお、以上の説明では局側装置1から宅側装置2へデータ伝送を行い、メタリック伝送路4上に干渉、雑音が無い状態から発生した場合について説明したが、宅側装置2から局側装置1へデータ伝送を行う場合や、メタリック伝送路4上に干渉、雑音が発生している状態からそれらが無くなった場合や、メタリック伝送路4上の干渉、雑音が、発生と消滅を繰り返している場合においても同様に対応可能である。
【0052】
(実施の形態2)
次に、本発明の実施の形態2について説明する。上述した実施の形態1では、局側装置1及び宅側装置2が適切な間隔で自動的にテスト信号TS,NSを送受信していたが、本実施の形態では伝送プロトコルで検出されるエラー量がしきい値を超えたときに初めて相手局に対しテスト信号の発出を要求する。なお、局側装置1及び宅側装置2の機器構成(図2)、概略的なハードウエア構成(図3)は上述した実施の形態1であるので、ここでは局側装置1及び宅側装置2でのテスト信号の発出に関する動作内容について詳しく説明する。
【0053】
図4を参照してデータ伝送時における局側装置1及び宅側装置2の双方での動作内容について詳しく説明する。図4は、前半期間が干渉等の発生していないときのシーケンスとなっており、後半期間が干渉等の発生したときのシーケンスとなっている。
【0054】
先ず、シーケンス前半部の干渉等の発生していない期間での動作内容について説明する。局側装置1及び宅側装置2は、後述するテスト信号発出要求が発生するまでテスト信号TS,NSの発出は行わない。また、局側装置1及び宅側装置2は、通信開始時のトレーニングによってデータ伝送を行うために最低限必要な送信レベルに調整されている。
【0055】
局側装置1は、先に決定した送信レベルにてデータ伝送を行っている。宅側装置2は、局側装置1からの信号を受信すると共に、伝送プロトコルにてデータ伝送で発生したエラー量を検出している。なお、本実施の形態は、エラーの検出は用いている伝送プロトコルに依存しているが、伝送プロトコルに依存しない独自のエラー検出機能を搭載しても良い。宅側装置2は、検出されたエラー量としきい値とを比較して、エラー量がしきい値を超えたか否か判定する(ST400)。宅側装置2は、このような判定を所定周期で又は所定のデータ単位で行うものとする。
【0056】
ここで、メタリック伝送路4に異常が発生したり、前回送信レベルを決定したときの状況から影響変化が発生した場合には、現在の機器設定(送信レベル)が現在の回線状況に適合しなくなるので、その結果としてエラー量が増大することが予想される。
【0057】
そこで、上記ST401でエラー量としきい値とを比較した結果、エラー量がしきい値以下と判定された場合は、前回決定した送信レベルによるデータ通信をそのまま継続する。一方、エラー量がしきい値を超えたと判定された場合は(ST401)、この時点で初めて宅側装置2が局側装置1に対してテスト信号発出要求を発生する(ST402)。本実施の形態では、上述した実施の形態1と同様のテスト信号NSを用いてテスト信号発出要求を通知する。
【0058】
このように、宅側装置2はエラー量がしきい値を超えるまでテスト信号NSを発出しないので、メタリック伝送路4での異常発生又は影響変化の有無に依らず定期的にテスト信号NSを発出する場合に比べて宅側装置2の負担を軽減できる効果がある。
【0059】
一方、局側装置1は、上記ST402で宅側装置2から発出されたテスト信号NSを解析し(ST403)、当該解析結果から宅側装置2がテスト信号発出要求を通知してきたことを認識する(ST404)。テスト信号発出要求か否かは所定フィールドのビットデータで伝えるようにすることができる。局側装置1は、テスト信号発出要求を検出すると、前回決定した送信レベルによりテスト信号TSを発出する(ST405)。なお、局側装置1が発出するテスト信号TSは上述した実施の形態1と同様の信号を用いるものとする。
【0060】
このように、局側装置1はテスト信号発出要求を検出したときにだけテスト信号TSを発出するので、宅側装置2からの要求を待たずに適当な間隔でテスト信号TSを発出する場合に比べて、局側装置1の負担を軽減できる効果がある。
【0061】
宅側装置2は、局側装置1の発出したテスト信号TSを解析し(ST406)、実施の形態1と同様にしてメタリック伝送路4に異常が発生していないか又は影響変化が生じていないか否か判定する(ST407)。ST407での判定の結果、メタリック伝送路4の伝送異常又は影響変化が検出されれば、不足している出力レベルを推定し、現在のメタリック伝送路4の状態に応じた出力レベルを決定して(ST408)、テスト信号NSを用いて送信出力レベルの変更要求及び新たに決定した送信レベルを局側装置1へ送信する(ST409)。
【0062】
ここで、上記ST406で解析したテスト信号TSは、宅側装置2によりエラー量がしきい値を超えたときに発生されたテスト信号発出要求に応えて発出されたものであるから、当該テスト信号TSの信号の内容、信号レベル、周波数スペクトラムが変化している可能性が非常に高い。したがって、ST406の解析した結果からメタリック伝送路4の伝送異常又は影響変化が検出される可能性が極めて高くなるので、ST406の解析及びST407の判定を実施した時には高い確率で送信レベルの補正が行われるので、効率の良い処理が実現される。
【0063】
一方、局側装置1は、テスト信号NSを解析して(ST410)、送信出力レベルの変更要求を検出し、新たに決定した送信レベルを認識したときは(ST411)、信号の送信レベルを宅側装置2から要求された新たな送信レベルに変更し(ST412)、以降の信号伝送には変更後の送信レベルを用いる。
【0064】
このように本実施の形態によれば、局側装置1と宅側装置2との通信中に伝送プロトコルにてエラー量を検出し、エラー量が予め定めたしきい値を超えた場合にのみテスト信号TS,NSを送受信し、これにより通信中のメタリック伝送路4における隣接メタリック伝送路からの干渉、又は当該メタリック伝送路4におけるISDNやPSTN等の重畳雑音の影響、又はAMラジオやアマチュア無線等の外来雑音の影響に応じた伝送路送信レベルの補正を行うので、伝送路状態が変化した場合にのみテスト信号TS,NSを送受信することとなり、受信側におけるテスト信号の解析処理及び送信側におけるテスト信号送出処理を低減させることができる。
【0065】
なお、以上の説明では、局側装置1から宅側装置2へデータ伝送を行い、メタリック伝送路4上に干渉、雑音が無い状態から発生した場合について説明したが、宅側装置2から局側装置1へデータ伝送を行う場合や、メタリック伝送路上に干渉、雑音が発生している状態からそれらが無くなった場合や、メタリック伝送路4上の干渉、雑音が発生、消滅を繰り返した場合にも同様に実施可能である。
【0066】
(実施の形態3)
次に、本発明の実施の形態3について説明する。上述した実施の形態1では、局側装置1及び宅側装置2が適切な間隔で自動的にテスト信号TS,NSを送受信していたが、本実施の形態ではデータ送信していない期間を利用してテスト信号を発出する。なお、局側装置1及び宅側装置2の機器構成(図2)、概略的なハードウエア構成(図3)は上述した実施の形態1であるので、ここでは局側装置1及び宅側装置2でのテスト信号の発出に関する動作内容について詳しく説明する。
【0067】
図5を参照してデータ伝送時における局側装置1及び宅側装置2の双方での動作内容について詳しく説明する。図5は、前半期間が干渉等の発生していないときのシーケンスとなっており、後半期間が干渉等の発生したときのシーケンスとなっている。
【0068】
先ず、シーケンス前半部の干渉等の発生していない期間での動作内容について説明する。局側装置1及び宅側装置2は、データ送出無し期間T1、T2になるまでテスト信号TS,NSの発出は行わない。また、局側装置1及び宅側装置2は、通信開始時のトレーニングによってデータ伝送を行うために最低限必要な送信レベルに調整されている。
【0069】
局側装置1は、通信開始時のトレーニングによって決定した送信レベルにてデータ通信を実行し、データ伝送の空き時間が発生すると、その期間T1にテスト信号TSを発出する。テスト信号TSは上述した実施の形態1と同様の構成であるものとする。
【0070】
宅側装置2は、局側装置1から発出されたテスト信号TSを解析し(ST501)、メタリック伝送路4に伝送異常が発生していないか又は影響変化が生じていないかを判定する(ST502)。今は、伝送異常は発生していないので「問題なし」と判定する。そして、宅側装置2でデータ伝送の空き時間が発生するまで待機する。データ伝送の空き時間T2となったら、テスト信号NSを用いて「出力レベル維持」を通知して現在の出力レベルを維持するように指示する(ST503)。なお、テスト信号NSは上述した実施の形態1と同様の構成であるものとする。
【0071】
局側装置1は、宅側装置2から発出されたテスト信号NSを解析して(ST504)、「出力レベル維持」を認識した場合には現在の出力レベルを維持すると判定する(ST505)。
【0072】
局側装置1は、データ伝送の空き時間であるデータ送出無し期間T3が発生すると、宅側装置2へテスト信号TSを発出するが、そのときメタリック伝送路4で干渉等が発生している場合は信号の内容、信号レベル、周波数スペクトルの変化したテスト信号TSが宅側装置2に受信される。
【0073】
宅側装置2は、伝送異常等が発生している時に発出されたテスト信号を解析したときは(ST506)、信号の内容、信号レベル、周波数スペクトルの変化等からメタリック伝送路4で伝送異常が発生していると判定する(ST507)。宅側装置2は、メタリック伝送路4上で伝送異常又は影響変化が発生していることを検出したときは、信号レベル又はスペクトラム変化に基づいて、信号伝送に対する干渉、雑音の影響を低減させるために不足している送信出力レベルを推定して、新たに適切な送信レベルを決定する(ST508)。そして、宅側装置2は、データ伝送の空き時間が来るまで待機して、次のデータ伝送の空き時間であるデータ送出無し期間T4が来たら、テスト信号NSを用いて、出力レベルの変更要求及びST508で決定した送信レベルを必要な出力レベルとして通知する(ST509)。
【0074】
一方、局側装置1は、上記ST509で宅側装置2から発出されたテスト信号NSを解析して(ST510)、出力レベルの変更要求及び必要な出力レベルを認識して局側装置1の出力レベルを通知された出力レベルに変更する(ST511)。局側装置1は、通知された出力レベルにてデータ伝送を行い、次のデータ伝送の空き時間であるデータ送出無し期間T5には再びテスト信号TSを送信する。
【0075】
宅側装置2は、変更後の出力レベルによるテスト信号TSを解析し(ST512)、出力レベル変更の要否を判定する(ST513)。図5に示す例のように、出力レベルを変更する必要がないと判定された場合は、宅側装置2での次のデータ伝送の空き時間であるデータ送出無し期間T6を見つけて出力レベルを維持することを指示するテスト信号NSを発出する(ST514)。局側装置1は、ST514で発出されたテスト信号NSを解析し(ST515)、出力レベルの維持が指示されていることを確認して出力レベルを維持する(ST516)。
【0076】
このように本実施の形態によれば、局側装置1と宅側装置2との通信中においてデータ伝送の空き時間が発生した場合のみテスト信号TS,NSを送受信し、これにより通信中のメタリック伝送路4における隣接メタリック伝送路からの干渉、又は当該メタリック伝送路4におけるISDNやPSTN等の重畳雑音の影響、又はAMラジオやアマチュア無線等の外来雑音の影響に応じた伝送路送信レベルの補正を行うので、通信トラヒックに影響を与えることなく信号レベルの補正を行うことができる効果がある。
【0077】
なお、以上の説明では、局側装置1から宅側装置2へデータ伝送を行い、メタリック伝送路4上に干渉、雑音が無い状態から発生した場合について説明したが、宅側装置2から局側装置1へデータ伝送を行う場合や、メタリック伝送路上に干渉、雑音が発生している状態からそれらが無くなった場合や、メタリック伝送路4上の干渉、雑音が発生、消滅を繰り返した場合にも同様に実施可能である。
【0078】
【発明の効果】
以上詳記したように本発明によれば、隣接メタリック伝送路及び当該メタリック伝送路において通信開始後に伝送路状態が変化しても、隣接メタリック伝送路及び当該メタリック伝送路における干渉、漏話、雑音を低減できる伝送装置及び送信レベル補正方法並びに伝送制御プログラムを提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1における局側装置及び宅側装置間でのレベル補正に関するシーケンス図
【図2】本発明の実施の形態1、2、3における機器構成図
【図3】本発明の実施の形態1、2、3における局側装置及び宅側装置の概略的なハードウエア構成図
【図4】本発明の実施の形態2における局側装置及び宅側装置間でのレベル補正に関するシーケンス図
【図5】本発明の実施の形態3における局側装置及び宅側装置間でのレベル補正に関するシーケンス図
【符号の説明】
1 局側装置
2−1〜2−n 宅側装置
3 集線ケーブル
4−1〜4−n メタリック伝送路
31 CPU
32 変復調回路
33 ドライバ
Claims (7)
- メタリック伝送路を介して回線接続した相手伝送装置がデータ伝送の途中で発出した、伝送に使用する信号に対応した周波数スペクトラムを有する固定パターンのテスト信号の状態を解析する信号解析手段と、前記信号解析手段による解析結果に基づいて各キャリアにおける送信レベルの適否を判定する判定手段と、「否」判定されたときは各キャリアにおける不足出力レベルを推測して要求出力レベルを決定する決定手段と、前記決定手段により決定した要求出力レベルを前記相手伝送装置へ通知する通知手段とを具備する伝送装置。
- メタリック伝送路を介して回線接続した相手伝送装置がデータ伝送の途中で発出した、伝送に使用する信号に対応した周波数スペクトラムを有する固定パターンのテスト信号の状態を解析する信号解析手段と、前記信号解析手段による解析結果に基づいて各キャリアにおける送信レベルの適否を判定する判定手段と、「否」判定されたときは各キャリアにおける不足出力レベルを推測して要求出力レベルを決定する決定手段と、前記決定手段により決定した要求出力レベルをデータ伝送の空き時間が発生したときに前記相手伝送装置へ通知する通知手段とを具備する伝送装置。
- 前記通知手段は、前記判定手段により「適」判定されたときは出力レベルを維持する旨を通知する請求項1、2のいずれかに記載の伝送装置。
- メタリック伝送路を介して回線接続した相手伝送装置がデータ伝送の途中で発出した、伝送に使用する信号に対応した周波数スペクトラムを有する固定パターンのテスト信号の状態を解析し、その解析結果に基づいて各キャリアにおける送信レベルの適否を判定し、「否」判定されたときは各キャリアにおける不足出力レベルを推測して要求出力レベルを決定し、前記決定した要求出力レベルを前記相手伝送装置へ通知する送信レベル補正方法。
- メタリック伝送路を介して回線接続した相手伝送装置がデータ伝送の途中で発出した、伝送に使用する信号に対応した周波数スペクトラムを有する固定パターンのテスト信号の状態を解析し、その解析結果に基づいて各キャリアにおける送信レベルの適否を判定し、「否」判定されたときは各キャリアにおける不足出力レベルを推測して要求出力レベルを決定し、その決定した要求出力レベルをデータ伝送の空き時間が発生したときに前記相手伝送装置へ通知する送信レベル補正方法。
- コンピュータを、メタリック伝送路を介して回線接続した相手伝送装置がデータ伝送の途中で発出した、伝送に使用する信号に対応した周波数スペクトラムを有する固定パターンのテスト信号の状態を解析する信号解析手段と、前記信号解析手段による解析結果に基づいて各キャリアにおける送信レベルの適否を判定する判定手段と、「否」判定されたときは各キャリアにおける不足出力レベルを推測して要求出力レベルを決定する決定手段と、前記決定手段により決定した要求出力レベルを前記相手伝送装置へ通知する通知手段として機能させるための伝送制御プログラム。
- コンピュータを、メタリック伝送路を介して回線接続した相手伝送装置がデータ伝送の途中で発出した、伝送に使用する信号に対応した周波数スペクトラムを有する固定パターンのテスト信号の状態を解析する信号解析手段と、前記信号解析手段による解析結果に基づいて各キャリアにおける送信レベルの適否を判定する判定手段と、「否」判定されたときは各キャリアにおける不足出力レベルを推測して要求出力レベルを決定する決定手段と、前記決定手段により決定した要求出力レベルをデータ伝送の空き時間が発生したときに前記相手伝送装置へ通知する通知手段として機能させるための伝送制御プログラム。
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