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JP3595359B2 - 設計支援装置 - Google Patents
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JP3595359B2 - 設計支援装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【産業上の利用分野】
本発明は、壁が壁パネルから構成される住宅を設計するための設計支援装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、住宅の設計においても設計支援装置としてのCAD(computer aided design) システムが用いられるようになった。
従来の住宅設計用のCAD システムにおいては、オペレータの指示のもとに、住宅の設計をアシストすることができ、住宅の設計の省力化を図ることができた。特に、設計された住宅を様々な図面として出力することができ、図面の製作等において、大きく省力化を図ることができた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、住宅の設計においては、住宅の強度を保つために柱や梁や耐力壁等の躯体の強度を設計時に確保する必要があり、これら躯体の強度や配置を設定する必要がある。
また、住宅には、例えば、床、壁、屋根等が床パネルや壁パネルや屋根パネル等のパネルから構成されるパネル工法によって構築されるものがある。
【0004】
上記パネル工法においては、柱や梁があまり用いられずに、主に上記各パネルにより住宅の強度を保つようになっている。
従って、上記パネル工法からなる住宅を設計する際には、住宅の強度を保つように壁等の配置を決める必要があるとともに、配置された壁に壁パネルを割り付けていく必要がある。
【0005】
しかし、従来の一般的な住宅用のCAD システムにおいては、必ずしもパネル工法に対応したものではなく、パネルの割り付けの機能を有するとは限らなかった。
また、CAD システム上において、パネルの割り付けを可能としても、単に、設計された壁に所定の形状の壁パネルを割り付けただけでは、所定の強度を有する壁パネルの組み合わせから得られる最も高い強度を得られるとは限らなかった。
【0006】
また、単に、壁に所定の形状の壁パネルを割り付けただけでは、施工性の面で問題がでる可能性があり、最悪の場合には、建築現場で壁パネルの割り付けを変更しなければ、実際に施工できない可能性もある。
【0007】
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、パネル工法により構築される住宅を設計するに際し、壁に壁パネルを割り付ける前に、壁の領域を壁パネルの割り付けに最適な状態となるように設定することができる設計支援装置を提供することを目的とするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明の上記請求項1記載の設計支援装置は、建築物の壁が設置される位置を示す壁線の配置及び壁線の種類を記憶した壁線記憶手段aと、上記壁線同士の交点において、互いに接する壁の取り合いの勝ち負けを決定するための優先順位を壁線の種類及び配置毎に予め設定し、この壁線の種類及び配置毎の優先順位を記憶した優先順位記憶手段bと、上記壁線記憶手段aに記憶された壁線の配置において、該壁線同士の交点を認識するとともに、該交点で壁線を分割する壁線分割手段cと、上記壁線分割手段cに認識された壁線の交点において互いに接する各壁線の種類及び配置を認識するとともに、上記優先順位記憶手段dの壁線の種類及び配置毎の優先順位に基づいて、上記各壁線の優先順位を決定する優先順位決定手段dと、上記優先順位決定手段dにより決められた優先順位に基づいて、各壁線の取り合いの勝ち負けを決定し、該勝ち負けに基づいて上記壁線の交点において互いに接する壁の端部の長さを調整する端部調整手段eとを具備してなり、前記優先順位記憶手段bには、壁線を内壁と外壁に分け、内壁の壁線と外壁の壁線との交点においては外壁の壁線を勝ちとし、出隅の壁線の交点においては、屋根の妻側に沿った壁線に対して、屋根の桁側に沿った壁線を勝ちとする優先順位が記憶されていることを上記課題の解決手段とした。
【0009】
また、本発明の上記請求項2記載の設計支援装置は、上記壁線分割手段cによりT字状もしくは十字状の交点で分割された壁線のうちの直線状に互いに連続する二つの壁線を、残りの壁線の種類に応じて連続する一つの壁線に再結合する壁線結合手段fを有することを上記課題の解決手段とした。
【0010】
【作用】
上記請求項1記載の構成によれば、壁の配置や壁の種類がほぼ決定され、壁の設置位置を示す壁線の配置や壁の種類等に基づく壁線の種類が壁線記憶手段aに記憶された段階で、壁同士が接する交点(角部となるL字状交点、T字状交点、十字状交点)において、壁の取り合いの勝ち負けを決定する際に、予め壁線の種類及び配置による優先順位を優先順位記憶手段bに記憶しておき、壁線分割手段cが上記交点において壁線を分割する。
【0011】
そして、上記優先順位決定手段dが上記優先順位記憶手段bに記憶された優先順位に基づいて、上記交点で互いに接する各壁線の種類及び配置に基づいて、上記各壁線の優先順位を決定することなる。
そして、端部調整手段eが、上記優先順位決定手段dにより決定された優先順位に基づいて、上記壁線の取り合いの勝ち負けを判定し、該判定に基づいて、上記交点において互いに接する壁の端部の長さを調整することになる。
【0012】
すなわち、壁を壁パネルから構成する場合には、壁の配置におけるL字状、T字状、十字状の交点において、壁パネルの端部を斜めに切断した形状として突き合わせて結合しない限りは、互いに接する壁の端部の取り合いの勝ち負けを決定する必要があるが、本発明の設計支援装置によれば、上述のように壁同士の交点における壁の端部の取り合いの勝ち負けを自動的に決定することができる。
さらに、上記優先順位を壁の種類及び配置毎に設定することにより、施工性や強度等を配慮して、上記勝ち負けを決定することが可能となる。
【0013】
また、本発明の上記請求項2記載の構成によれば、壁線結合手段fが、T字状もしくは十字状の交点において、壁線分割手段cにより、3つもしくは4つの壁線に分割された壁のうちの直線状に連続する二つの壁線を、該二つの壁線に直交する残りの壁線の種類に応じて、再び結合して一つの壁線とする。
すなわち、上記残りの壁線の種類が住宅の強度にあまり影響しないものであれば、残りの壁線を負けとして、上記直線状に連続する二つの壁線にまたがって一つの壁パネルを配置しても強度的に問題が生じる可能性がなく、直線状の壁線が二つに分断されることにより、壁パネルの割り付けが煩雑になるのを防止することができる。
【0014】
なお、木製の壁パネルの場合には、壁の端部に芯材が配置されるので、壁同士の結合部には、芯材の部分が配置されることが強度的に好ましく、上記残りの壁線の種類が住宅の強度に影響を与えるものであれば、直線状に連続する二つの壁線上に配置される壁においても、上記交点に壁の端部の芯材の部分がくるように、それぞれ別の壁線として、交点に壁線の端部が配置されることが好ましく、直線状に連続する二つの壁線を結合して一本の壁線とすることは好ましくない。
なお、上記「課題を解決するための手段」及び「作用」の欄においては、図1の符号を参照して説明したが、本発明が図1によって限定されるものではない。
【0015】
【実施例】
以下に、本発明の一実施例の図面を参照して説明する。
なお、この実施例の設計支援装置は、床、壁、屋根等がパネルから構築される住宅の設計に用いられるものである。
また、上記パネルは、例えば、木製の芯材を矩形枠状に組んで、枠体を形成し、該枠体の少なくとも一面に面材を貼設したものである。
【0016】
また、上記設計支援装置は、住宅の間取りや各種建具や各種仕上部材等の配置(住宅の意匠)を入力するための意匠入力機能と、上記意匠において、床、壁、屋根等にパネルを配置するとともに、その他の躯体となる部材や該部材及び上記パネルに付随する部材を配置し、かつ、住宅の必要強度をチェックする構造決定機能と、上記意匠入力及び構造決定において割り付けられた部材に基づいて、設計される住宅の見積りを求める積算機能とを有するものである。
【0017】
そして、図2に示すように、本実施例の設計支援装置は、CAD システムとしていわゆる一般的なコンピュータシステムとしてのシステム構成を有するものであり、図示しないCPU(central processing unit)、RAM(random access memory)、ROM(read only memory)等から構成される演算処理装置(コンピュータ本体)1と、ハードディスクドライブ等からなる記憶装置2と、キーボード及びマウス、タブレット、デジタイザーなどのポインティングデバイスからなる入力装置3と、CRTディスプレイ等のディスプレイからなる表示装置4と、プリンタやプロッター等からなるハードコピーの出力装置5とを有するものである。
【0018】
上記記憶装置2には、設計支援装置で用いられる各種プログラムや、該プログラムで用いられる各種データが記憶されている。
上記各種プログラムは、本発明に係わる部分を除いて、基本的に、周知のCAD システムとしてのものであり、設計支援装置上での住宅の設計を行うためのものである。
また、上記各種データとしては、上記設計支援装置上での住宅の設計に際して、住宅に割り付けられる各種部材のデータであり、例えば、各種部材の形状や、価格等の様々なデータが記憶されている。
【0019】
また、記憶装置2には、上記意匠、構造、積算等の各段階において行われた設計の操作により生じた設計のデータが記憶されている。
さらに、この実施例においては、上記意匠機能において、間取りを決定するに際して、設計すべき住宅の部屋の領域(居間、食堂、台所、トイレ、バス、居室、収納、その他基本的に壁で囲まれる領域が含まれる)が入力されるとともに、上記部屋の外周線が壁線10(図3に図示)とされ、また、壁線10上には、窓、出入口、通路等の開口部(図示略)が配置され、該開口部を含む壁線の配置が設計データファイル2aとして記憶されている。
【0020】
また、この実施例においては、上記構造機能において、図3に示すように、予め設定されたロジックにより、壁線10を、耐力壁線10a、支持壁線10b、属性未設定壁線10c、手摺壁線10d等に種類分けするようになっており、上記設計データファイル2aの壁線10の配置には、上記開口部や壁線10の種類が記憶されている。
すなわち、上記設計データファイル2aにおいては、少なくとも壁線10の配置と壁線10の種類と開口部の配置が記憶されている。
【0021】
ここで、上記壁線10の種類について説明する。
まず、壁線10の種類は、外壁と内壁とに分類される。上記外壁は、基本的に、住宅の外周部分に配置される壁の位置を示すものである。そして、上記内壁は、上記外壁以外の壁線10である。
【0022】
次に、壁線10は、該壁線10上に配置される壁の構造的分類に基づいて、上述のように耐力壁線10a、支持壁線10b、属性未設定壁線10c、手摺壁線10dに分類される。
上記耐力壁線10a上には、基本的に水平荷重及び垂直荷重を支持する耐力壁が配置される。なお、耐力壁は、耐力壁線10a上の全ての部分に配置されるものではない。例えば、耐力壁線10a上に窓、出入口、通路等のような開口部が配置される場合には、該開口部の部分が耐力壁とされることはない。
【0023】
また、上記支持壁線10b上には、基本的に垂直荷重を支持する支持壁が配置される。また、耐力壁線10aの場合と同様に、支持壁線10b上の全ての部分に支持壁が配置されるとは限らない。
上記属性未設定壁線10cは、特に問題がなければ、間仕切り壁線とされるものであり、属性未設定壁線10c上には、特に荷重を支持しない間仕切り壁が配置される。
【0024】
上記手摺壁線10dは、基本的に床から天井まで達せずに、床から僅かに上方に立設され、その上部が手摺となる壁が配置される位置を示すものである。
また、部屋の領域の外周となる壁線10以外に、以下に説明する場合には、図4に示す直上壁線10eが作成され、該直上壁線10eも、上述の壁線10の一種として扱う。
【0025】
直上壁線10eは、例えば、図4に示すように二階の壁線配置11と一階の壁線配置12との間取りが異なり、二階の耐力壁線10aもしくは支持壁線10b(図4には、図3に図示した支持壁線10bが配置されていないが、直上壁線10eの設定においては、支持壁線10bも耐力壁線10aと同様に扱われる)の下の一階部分に壁線10が配置されていない場合に、一階に上記二階の耐力壁線10aもしくは支持壁線10bに沿って配置されるものである。
【0026】
なお、上記直上壁線10e部分には、通常の壁線10が配置されないので、この直上壁線10eにより部屋が区切られることはないが、該直上壁線10eの天井裏部分には、梁、もしくはマグサが配置され、直上の耐力壁線10aもしくは支持壁線10bの荷重を受けるようになっており、壁線10と直上壁線10eとが接する部分においては、梁もしくはマグサと壁とが接合されることになり、後述する交点13(図5に図示)が生ずることになる。
【0027】
そして、上記記憶装置2には、図5に示すように、住宅の各壁線同士の交点13において、互いに端部で接合される壁の取り合いの勝ち負けを判定するための壁線10の配置及び種類に基づく優先順位が登録された優先順位ファイル2bが記憶されている。
以下に、上記優先順位ファイル2bにおける壁線10の配置及び種類に基づく優先順位について説明する。
【0028】
まず、壁線10の種類としては、内壁と外壁とに分離されるが、内壁の壁線10と外壁の壁線10との交点13においては、壁の取り合いにおいて、外壁が勝つようにされている。
すなわち、内壁と外壁とでは、外壁が優先順位の最上位とされる。
【0029】
次に、外壁同士の壁線10の交点13においては、図6に示すように交点側端部に端部開口部14が形成される壁線10fが優先順位の最上位とされ、端部開口部14が形成されていない壁線10gに対して端部開口部14を有する方の壁線10fが勝ちとされる。
なお、上記端部開口部14は、交点13からの距離が予め設定された長さ以下の開口部であり、端部開口部14を有する壁の端部においては、端部開口部14の上部に配置される部材を支持する柱状部材Sが配置されるようになっている。
【0030】
従って、上記端部開口部14を有する壁を負けとして壁の端部を後退させた場合には、上記柱状部材Sを配置することが困難になり、端部開口部14の位置をずらすか、端部開口部14上の部材を端部開口部14を有する壁に接合される壁線10g側の壁に支持させる必要が出てくるので、上述のように端部開口部14を有する壁線10fを勝ちとした方が、構造及び施工上において好ましい。
また、図6及び以下に示す図7、図12、図13、図14においては、壁の厚みを仮想線で示し、勝ちの壁線10を実線で示すとともに、その端部を黒丸で示し、負けの壁線10を破線で示すとともに、その端部を白抜き丸で示した。
【0031】
次に、外壁の壁線10同士の交点13において、勝ち負けを決めるべき二つの壁線10に、共に端部開口部14がある場合もしくは共にない場合には、図7(a)に示す出隅(外側に凸となる角部)の交点13において、屋根の妻側に沿った壁線10アに対して、屋根の桁側に沿った壁線10イが勝ちとなる。
ここで、図8の(A)は、妻側の壁Kイを図面上で水平に配置した状態での出隅外壁角部の妻側の壁Kイと桁側の壁Kアの平面を示し、図8(B)は、上記妻側の壁Kイ上に屋根裏面に達する三角形状の壁パネルKtを配置し、桁側の壁Kア上に後述する結合桁Kkを配置した状態で、妻側から見た側面を示している。
【0032】
また、図8の(C)は、桁側の壁Kアを図面上で水平に配置した状態での出隅外壁角部の桁側の壁Kアと妻側の壁Kイの平面を示し、図8(D)は、図8(B)に示す出隅外壁角部を桁側から見た側面を示している。また、図8においては、上述のように桁側の壁を勝ちとしている。なお、この実施例においては、後述するように外壁のL字状の交点においては、外壁の壁Kア、Kイの壁パネルの芯材の配置の問題等により、角部に調整材Tを配置するようになっている。
【0033】
図8に示すように、この実施例において設計される住宅において、最上階の壁(ここでは上記耐力壁及び支持壁のこと)は、屋根の裏面まで達するようになっている。従って、屋根の傾斜方向に沿って配置される壁(妻側の壁)の上部は上記三角形状の壁パネルKtにより屋根の勾配に沿った三角形状に形成されている。
また、屋根の傾斜方向に直交する壁(桁側の壁)は、上辺を水平にされるととともに、その上部に壁の厚み方向に屋根の傾斜に沿った傾斜を有する結合桁Kkが配置されるようになっている。
【0034】
すなわち、屋根の下の外壁同士のL字状の交点においては、図8に示すように、桁側の壁Kア及び調整材Tの上に上記傾斜を有する結合桁Kkが配置され、妻側の壁Kイの上辺は上記結合桁Kkの頂点からさらに上に向かった斜面とされている。ここで、上記勝ち負けの条件に反して、妻側の壁を勝ちとし、桁側の壁を負けとした場合には、図9の(A)、(B)、(C)、(D)に示すようになる。なお、図9の(A)及び(C)は、図8の(A)及び(C)に対応する平面図であり、図9の(B)は図8の(B)に対応する側面図であり、図9の(D)は図9の(D)に対応する側面図である。
【0035】
図9の(B)及び図(D)に示すように、勝ちの妻側の壁の上辺を形成する三角形状の壁パネルKtが、負けの桁側の壁Kアの厚みの中央部まで達することになり、桁側の壁Kア上に配置される結合桁Kkを上記調整材Tの上まで配置しようとすると、結合桁Kkの調整材T上に配置される部分において、妻側の三角形状の壁パネルKtの先端部が配置される部分に切り欠き部nを形成する必要があり、壁及び結合桁の製作における施工性を低下させることになる。
言い換えれば、外壁同士の出隅の角部においては、桁側を勝ちとすることにより、施工性を向上することができる。
【0036】
なお、外壁の壁線10同士の交点13は、外壁の壁線10が住宅の外周部分に配置されるので、基本的にL字状の交点(出隅もしくは入隅)となるが、玄関ポーチや駐車スペース等において、外部に単独で突出する突出壁がある場合には、T字状の交点13がある場合があるが、この場合には、突出壁を負けとする。
【0037】
また、外壁の壁線10同士の入隅(内側に凸となる角部)の交点13においては、図7(b)に示すように、屋根の桁側に沿った壁線10イに対して、屋根の妻側に沿った壁線10アが勝ちとなる。
なお、外壁の壁線10同士の入隅の交点13は、屋根の下において、例えば、図10(A)及び(B)に示すような状態となっている。
【0038】
なお、図10(A)は、妻側の壁Kイを勝ちとした場合における外壁同士の入隅の角部の平面図であり、図10(B)は、外壁同士の入隅の角部の妻側の内面からの側面図である。
この場合には、妻側の壁Kイは、桁側の壁Kアとの交点において、外壁Kイと内壁Knとが接合された状態となっており、この内壁Knと外壁Kイとが接合された壁の上辺が屋根の傾斜に沿った斜面となっている。
【0039】
ここで、図11(A)及び(B)に示すように桁側の壁Kアを勝ちとすると、妻側の壁Kイと内壁Knとの間に桁側の壁Kアが割り込む形となるとともに、さらに、後述するように壁パネルの芯材の配置等により、桁側の壁Kアの端部に調整材Tを配置する必要がでてくることになる。
従って、桁側の壁Kアを勝ちとすると施工性の低下を免れない。
なお、図11(A)は、桁側の壁Kアを勝ちとした場合における外壁同士の入隅の角部の平面図であり、図11(B)は、外壁同士の入隅の角部の妻側の内面からの側面図である。
【0040】
次に内壁の壁線10同士のL字状の交点13においては、図12に示すように、内壁同士の取り合いの違いにより、強度的な問題や施工上の問題が発生する可能性がほとんどないので、図面上のX方向に沿った壁線10ウに対し、図面上のY方向に沿った壁線10エを勝ちとしている。
なお、壁パネルの設置において、勝ちと負けをXY方向で統一することにより、施工性を向上することができる。
【0041】
次に内壁の壁線10同士のT字状の交点13においては、図13に示すように、3つの壁線10…に順位を付ける必要があるので、まず、直線状に連続する二つの壁線10オ、10カに直交する一つの壁線10キを負けとする。
次に、上記連続する二つの壁線10オ、10カのうちの図面上の原点(図示略)より遠い方の壁線10カを負けとし、最後に残った壁線10オだけを勝ちとする。
【0042】
次に内壁の壁線10同士の十字状の交点13においては、図14に示すように、4つの壁線10…に順位を付ける必要があるので、まず、直線上に連続する二つの壁線10ク、10ヶ(10コ、10サ)からなる2組のうちの図面上でX方向に沿った連続する二つの内壁線10コ、10サをそれぞれ負けとする。次に、残った連続する二つの壁線10ク、10ケのうちの図面上の原点より遠い方の壁線10ケを負けとし、残りの一つの壁線10クを勝ちとする。
【0043】
また、上記内壁の壁線10及び外壁の壁線10において、他の壁線10と接しない端点、すなわち、上記突出壁の端点は、内壁及び外壁において、それぞれ勝ちとする。
そして、上記以外の壁線10の交点における組み合わせ、もしくは、上記優先順位により引き分けとなった場合には、以下の壁の種類毎に設けられた最終優先順位を、壁線10同士で比較し、優先順位の高い方を勝ちとし、それでも勝ち負けが決定しない場合には、引き分けとする。
【0044】
以下に、優先順位の上位から壁の種類を記載する。
(1)支持柱
(2)耐力壁、支持壁、耐力壁線10a、支持壁線10b上の無開口壁(窓、出入口等の開口の無い壁)
(3)通常の厚みの半分の壁パネルが連続して配置される半厚壁
(4)間仕切り壁、属性未設定壁線10c上の無開口壁
(5)下がり壁
(6)通常の厚みの半分の壁パネルからなる半厚壁
(7)手摺壁10d
(8)出窓壁
(9)耐力壁線10a・支持壁線10b上の全開口
(10)直上階耐力・支持壁線直下(直上壁線10e上)の全開口
(11)属性未設定壁線10c上の全開口
【0045】
上記演算処理装置1は、周知のCAD システムとしての機能を有するとともに、この実施例においては、上記設計データファイルの壁線10の配置を読み込み、壁線10がL字状、T字状、十字状に交差する交点13を交点13として認識する機能を有し、また、壁線10の配置に壁線10の端点がある場合には、この端点も交点13の一種として認識する機能を有する。
【0046】
また、上記演算処理装置1は、上記認識された壁線10の交点13において壁線10を分割する、すなわち、L字状の交点13において壁線10を二本に分割し、T字状の交点13において壁線10を三本に分割し、十字状の交点13において壁線10を四本に分割する機能を有する。
また、上記演算処理装置1は、上記交点13において、分割された各壁線10…の優先順位を判定し、各壁線10…の勝ち負けを判定する。
【0047】
そして、上記演算処理装置1は、上記勝ち負けの判定に基づき、壁線10…の交点において、各壁の取り合いを後述する所定の方法に基づいて決定する。
さらに、上記演算処理装置1は、T字状もしくは十字状の交点13において、直線状に連続する壁線10が二つに分割された場合に、上記二つの壁線10、10に接する他の壁線10の種類によって、上記二つに分割された壁線10、10を一つの壁線10に再結合する機能を有する。
【0048】
次に、以上のような構成の設計支援装置における壁の接合部での壁パネル端部の取り合いの勝ち負けの決定方法を図15及び図16のフローチャートを参照して説明する。
まず、例えば、図5に示すような壁線10の配置を記憶装置2の設計データファイル2aから読み込む(ステップA1)。
【0049】
上記壁線10の配置においては、各壁線10…の属性が、耐力壁線10a、支持壁線10b、属性未設定壁線10c、手摺壁線10d等とされている。また、上記壁線10の配置には、上述の直上壁線10eの配置も含まれている。
また、住宅の外周に対応する壁線10は、外壁とされ、それ以外の壁線10は内壁とされている
【0050】
そして、演算処理装置1は、上記壁線10のL字状、T字状、十字状の交点13及び壁線10の端点を交点(端点も交点の一種とする)13として認識する(ステップA2)。
そして、上記交点13において、各壁線10を分割する(ステップA3)。
次に、上記認識された一つの交点13が端点か否かを判断する(ステップA4)。
【0051】
そして、上記交点13が端点の場合に、上記端点における壁の取り合いを勝ちとし(ステップA5)、完全に上記交点13における壁の接合端部の取り合いの勝ち負けが決定したかどうかを判断する未確定処理のステップA21の処理に進む。
次に、上記交点13が端点でない場合には、上記交点13において一端を接する各壁線10…が内壁か外壁かを認識する(ステップA6)。
【0052】
そして、上記交点13において、外壁と内壁とが、混在するかどうかを判定する(ステップA7)。
そして、外壁と内壁とが混在する場合には、上記交点13における壁の端部の取り合いにおいて内壁の壁線10を負けとし(ステップA8)、残りの外壁同士の勝ち負けを決めるステップA10の処理に進む。
【0053】
一方、内壁と外壁とが混在していない場合には、上記交点13で一端を接する各壁線10が外壁かどうかを判定する(ステップA9)。
そして、上記各壁線10…が外壁の場合には、まず、上記各壁線10(ステップA8からの処理により上記交点13において接する内壁がある場合には、ステップA8において内壁が負けとされているので無視する)の交点13側端部から所定の距離以内に端部開口部14がある壁線10が一つあるか否か判定する(ステップA10)。
【0054】
そして、端部開口部14がある壁線10が一つの場合には、図6に示すように上記端部開口部14を有する壁線10を勝ちとするとともに、残りの壁線10を負けとし(ステップA11)、上記ステップA21の処理に進む。
そして、端部開口部14がある壁線10が一つではない場合には、上記交点13が出隅か否かを判定する(ステップA12)。
【0055】
そして、出隅の場合には、図7(a)に示すように、住宅の屋根の妻側側縁に沿った壁線10アを負けとするとともに上記屋根の桁側側縁に沿った外壁線10イを勝ちとし(ステップA13)、ステップA21の処理に進む。
そして、出隅でない場合、すなわち、交点13が入隅の場合には、図7(b)に示すように、住宅の屋根の桁側側縁に沿った壁線10イを負けとするとともに上記屋根の妻側側縁に沿った壁線10アを勝ちとし(ステップA14)、ステップA21の処理に進む。
【0056】
次に、上記ステップA9において、各壁線10…が外壁ではなく内壁と判定された場合には、上記交点13がL字状か否かを判定する(ステップA15)。
そして、上記交点がL字状の場合には、図12に示すように、図面上において、Y方向に沿った壁線10エを勝ちとし、X方向に沿った壁線10ウを負けとする(ステップA16)。
そして、上記交点13がL字状でない場合には、次に、上記交点13がT字状か否かを判定する(ステップA17)。
【0057】
そして、上記交点13がT字状の場合には、図13に示すように、まず、直線上に連続する二つの壁線10オ、10カに接する壁線10キを負けとする(ステップA18)。
次に、上記連続する二つの壁線10オ、10カのうちの図面上の原点に近い方の壁線10オを勝ちとするとともに原点に遠い方の壁線10カを負けとし(ステップA19)、ステップA21の処理に進む。
【0058】
そして、上記交点13がL字状でもT字状でもない場合には、次に、上記交点が十字状のものとし、図14に示すように二組の連続する二つの壁線10コ10サ(10ケ、10ク)のうちの図面上でX方向に沿った二つの壁線10コ、10サを負けとする(ステップA20)。そして、残りの連続する二つの壁線10ケ、10クのうちの図面上で原点に近い方の壁線10クを勝ちとするとともに原点から遠い方の壁線10ケを負けとし(ステップA19)、ステップA21の処理に進む。
【0059】
次に、ステップA21における未確定処理を図16の上のフローチャートにより説明する。
ステップA21の未確定処理においては、各交点13における壁の接合端部の取り合いの勝ち負けが全て確定しているかどうか判断する(ステップB1)。
すなわち、交点13において、一つの壁線10が勝ちとなり、残りの壁線10が全て負けとなっているかどうかを判断する。
勝ち負けが決定している場合には、壁の接合端部の長さを調整するためにステップA22の端部調整処理に進む。
【0060】
一方、勝ち負けが決定していない場合には、次に、上記最終優先順位に基づき、上記交点13において、各壁線10…の優先順位を決定する(ステップB2)。
そして、上記交点13において、壁線10…同士の優先順位を比較し、上記交点において最も優先順位の高い壁線10が一つか否かを判断する(ステップB3)。
【0061】
上記交点13において、最も優先順位の高い壁線10が一つの場合には、該壁線10を勝ちとするとともに残りの壁線10を負けとし(ステップB4)、上記ステップA22の端部調整処理に進む。
また、上記交点13において、最も優先順位の高い壁線10が一つ以上の場合、すなわち、上記交点13において、最も優先順位が高い同位の壁線10が二つ以上存在する場合には、これら壁線10を引き分けとし(ステップB5)、上記ステップA22の端部調整処理に進む。
【0062】
次に、上記ステップA22の端部調整処理を、図16の下のフローチャートにより説明する。
端部調整処理においては、上記交点13において接する各壁線10のうちの一つの壁線10が負けか否かを判定し(ステップC1)、負けの場合には、図17(A)に示すように上記壁線10シを交点13から所定距離(壁の厚みの半分の距離)だけ後退させる(ステップC2)。
次に、上記壁線10が負けでない場合には、上記壁線10が引き分けの壁線10スか否かを判定し(ステップC3)、引き分けの場合には、図17(C)に示すように、上記壁線10スをそのまま交点13までの壁線とする(ステップC4)。
【0063】
次に、上記壁線10が負けでも引き分けでもない場合、すなわち、上記壁線10が勝ちの場合には、上記壁線10が外壁か否かを判定し(ステップC5)、外壁の場合には、図17(C)に示すように、上記外壁の勝ちの壁線10セをそのまま交点13までの長さとする(ステップC4)。
そして、上記勝ちの壁線10が外壁でない場合、すなわち、内壁の場合には、図17(B)に示すように、上記内壁の勝ちの壁線10ソを上記交点13から上記所定の距離だけ延長する(ステップC6)。
【0064】
そして、上記交点にまだ壁線10がある場合には(ステップC7)、次の壁線10に対して端部調整処理を行う。
また、一つの交点における端部調整処理が終了した場合には、最初に読み込まれた壁線10の配置に次の交点13が有るか否か判定し(ステップA23)、次の交点において、優先順位を決定する処理を繰り返す。
【0065】
なお、上記端部調整処理において、内壁の壁線10が勝った場合だけ、壁線10の端部を延長し、外壁の壁線10が負けた場合に、壁10の端部を延長しないのは以下の理由によるものである。
すなわち、上記交点13における壁パネル同士の接合は、基本的に、勝ち側の壁パネルの端部側面に、負け側の壁パネルの端面を接合する状態となるが、この実施例において、壁パネルの端部の芯材は、壁パネルの厚みの半分となっている。
【0066】
従って、負け側の壁パネルの端面を構成する芯材の半分しか勝ち側の壁パネルの芯材がないことになり、接合上問題がある。
そこで、この実施例では、内壁の場合に、勝ち側の壁パネルの端部の芯材の内側にもう一つ芯材を配置して、負け側の壁パネルの端面を構成する芯材の幅と勝ち側の壁パネルの端部の芯材の厚みとをほぼ同一のものとしている。
【0067】
それに対して外壁の場合には、勝ち側の壁パネルの端部の芯材の外側に、壁パネルの厚みと同じ幅を有するとともに、壁パネルの厚みの半分の厚みを有する調整材を配置して、壁パネル同士を接合するようにしている。
従って、外壁の接合部においては、壁線の端部の先に上述の調整材が配置されるので、壁線を延長しないようになっている。
【0068】
以上のような処理により、壁線10…の交点13となる壁パネル同士が接合される部分における接合端部の取り合いの勝ち負けを決定することができ、上記交点13において各壁の範囲を正確に限定して壁への壁パネルの割り付けを容易なものとすることができる。
【0069】
また、上記勝ち負けを決定する際の優先順位は、壁の強度及び施工性が考慮されているので、設計支援装置により、オペレータの介入なしに、壁同士の接合部の取り合いを決定しても、該取り合いにより、住宅の強度が低下したり、施工性が低下するようなことがなく、壁の領域に効率良く壁パネルを割り付けることができるとともに、強度的にも問題がない壁を構築することが可能となる。
【0070】
すなわち、壁の領域に自動的に壁パネルを割り付ける際に、上述の処理、すなわち、上記交点13部分の壁の接合部における壁の接合端部の勝ち負けを壁の強度及び施工性を考慮して決定することにより、壁の強度及び施工性を考慮した壁パネルの割り付けが可能な壁領域を設定することができる。
【0071】
次に、上記処理において交点13において分離された直線状に連続する二つの壁線10、10の再結合方法を図18を参照して説明する。
まず、上述の処理が終了した壁線10の配置のデータを読み込む。
そして、上記壁線10の配置において、直線状に連続する二つの壁線10(外壁の場合、壁線10ナ、10ナ、内壁の場合、壁線10ニ、10ニ)を含む交点13(T字状もしくは十字状交点)を抽出する。
【0072】
次に、上記交点13において、直線状に連続する二つの壁線10ナ、10ナ(10ニ、10ニ)に接する壁線10ヌが、耐力壁線10aもしくは支持壁線10bか否かを判定し、耐力壁線10aもしくは支持壁線10bの場合には、上記連続する二つの壁線10ナ、10ナ(10ニ、10ニ)をそのままとし、耐力壁線10aでも支持壁線10bでもない場合には、上記連続する二つの壁線10ナ、10ナ(10ニ、10ニ)を一つの壁線10ネに再結合する。
【0073】
以上のようにすることで、壁線10の交点13において、壁線10を分割してしまうことにより、強度の面もしくは施工の面から本来必要がない、壁の接合部を形成してしまい、施工の効率化を阻害するのを防止することができる。
【0074】
なお、上記実施例においては、端部調整において、勝ちの壁線の長さの調整を外壁と内壁とで別にしたが、外壁における壁の接合方法と内壁における壁の接合方法を同一のものとすれば、特に外壁と内壁とにおける端部調整を同様に行うことができる。
【0075】
【発明の効果】
上記請求項1記載の設計支援装置によれば、壁を壁パネルから構成する場合に、壁の配置におけるL字状、T字状、十字状の交点において、壁の端部の取り合いの勝ち負けを自動的に決定することができる。さらに、上記優先順位を壁の種類及び配置毎に設定することにより、施工性や強度等を配慮して、上記勝ち負けを決定することが可能となる。
【0076】
また、上記請求項2記載の設計支援装置によれば、上記残りの壁線の種類が住宅の強度にあまり影響しないものであれば、残りの壁線を負けとして、上記直線状に連続する二つの壁線にまたがって一つの壁パネルを配置しても強度的に問題が生じる可能性がなく、直線状の壁線が二つに分断されることにより、壁パネルの割り付けが煩雑になるのを防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の設計支援装置を説明するためのブロック図である。
【図2】本発明の一実施例の設計支援装置を説明するためのブロック図である。
【図3】上記実施例の設計支援装置により設定された壁線の配置を説明するための図面である。
【図4】上記設計支援装置により設定された壁線の配置を説明するための図面である。
【図5】上記設計支援装置により設定された壁線の配置を説明するための図面である。
【図6】上記設計支援装置における端部の取り合いの勝ち負けの優先順位を説明するための図面である。
【図7】上記優先順位を説明するための図面である。
【図8】上記優先順位の効果を説明するための外壁角部の平面図及び側面図である。
【図9】上記優先順位の効果を説明するための外壁角部の平面図及び側面図である。
【図10】上記優先順位の効果を説明するための外壁角部の平面図及び側面図である。
【図11】上記優先順位の効果を説明するための外壁角部の平面図及び側面図である。
【図12】上記優先順位を説明するための図面である。
【図13】上記優先順位を説明するための図面である。
【図14】上記優先順位を説明するための図面である。
【図15】上記設計支援装置における端部の取り合いの勝ち負けの決め方を説明するためのフローチャートである。
【図16】上記設計支援装置における端部の取り合いの勝ち負けの決め方を説明するためのフローチャートである。
【図17】上記設計支援装置による端部長さの調整方法を説明するための図面である。
【図18】上記設計支援装置による壁線の再結合を説明するための図面である。
【符号の説明】
1 演算処理装置(壁線分割手段c、優先順位決定手段d、壁線結合手段f、端部調整手段e)
2 記憶装置(壁線記憶手段a、優先順位記憶手段b)
2a 設計データファイル
2b 優先順位ファイル
10 壁線
13 交点

Claims (2)

  1. 建築物の壁が設置される位置を示す壁線の配置及び壁線の種類を記憶した壁線記憶手段と、
    上記壁線同士の交点において、互いに接する壁の取り合いの勝ち負けを決定するための優先順位を壁線の種類及び配置毎に予め設定し、この壁線の種類及び配置毎の優先順位を記憶した優先順位記憶手段と、
    上記壁線記憶手段に記憶された壁線の配置において、該壁線同士の交点を認識するとともに、該交点で壁線を分割する壁線分割手段と、
    上記壁線分割手段に認識された壁線の交点において互いに接する各壁線の種類及び配置を認識するとともに、上記優先順位記憶手段の壁線の種類及び配置毎の優先順位に基づいて、上記各壁線の優先順位を決定する優先順位決定手段と、
    上記優先順位決定手段により決められた優先順位に基づいて、各壁線の取り合いの勝ち負けを決定し、該勝ち負けに基づいて上記壁線の交点において互いに接する壁の端部の長さを調整する端部調整手段とを具備してなり、
    前記優先順位記憶手段には、壁線を内壁と外壁に分け、内壁の壁線と外壁の壁線との交点においては外壁の壁線を勝ちとし、
    出隅の壁線の交点においては、屋根の妻側に沿った壁線に対して、屋根の桁側に沿った壁線を勝ちとする優先順位が記憶されていることを特徴とする設計支援装置。
  2. 上記壁線分割手段によりT字状もしくは十字状の交点で分割された壁線のうちの直線状に互いに連続する二つの壁線を、残りの壁線の種類に応じて連続する一つの壁線に再結合する壁線結合手段を有することを特徴とする請求項1記載の設計支援装置。
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