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JP3597732B2 - 開閉体移動装置 - Google Patents
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JP3597732B2 - 開閉体移動装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、たとえば、折り戸、引き戸等の開閉体を開閉移動する開閉体移動装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、この種の開閉体移動装置としては、たとえば、ガイドレールに係合するガイドローラを回転可能に軸支した移動体に開閉体に取り付けるシャフトを上下方向に移動可能に設け、このシャフトを上下方向に移動調整するシャフト調整手段を設け、前記シャフト調整手段は、前記シャフトに固定され下方に向かって縮径した被係合面を外周に形成したシャフト移動体と、前記移動体に進退可能に螺合され前記シャフト移動体の被係合面が係合した係合面を基端側に形成するとともに前記移動体の外面に配置され操作部を先端側に形成した回転調整体とを備えた構成が知られている。
【0003】
そして、操作部の調整操作で移動体に螺合した回転調整体を回転しこの回転調整体を移動体に対して上下方向に移動させてシャフト移動体を上下動させるとともにシャフトを上下方向に調整するようになっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
前記従来の開閉体移動装置では、開閉体を設ける位置の上部に配設した上部のガイドレールに移動体のガイドローラを係合した状態で、シャフトを上方に移動調整するときは、回転調整体の係合面にシャフト移動体の被係合面が係合しているため、この回転調整体の係合面でシャフト移動体の被係合面を押動してこのシャフト移動体を押し上げる強い押動力を必要とし、シャフトを簡単かつ確実に上方に移動調整できない、という問題がある。
【0005】
本発明は、このような点に鑑みてなされたもので、開閉体に取り付けるシャフトを上下方向に簡単にかつ確実に調整することができ、シャフトを上下方向に調整する調整操作が容易な開閉体移動装置を提供することを目的とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
請求項1記載の開閉体移動装置は、ガイドレールに係合するガイドローラを回転可能に軸支した移動体と、この移動体に上下方向にのみ移動可能に設けられ前記移動体から突出した先端側を開閉体に取り付けるシャフトと、このシャフトを前記移動体に上下方向に移動調整するシャフト調整手段とを具備し、前記シャフト調整手段は、前記シャフトの外周面に螺合した状態で前記移動体に回転可能に嵌合され被回転歯車部を外周面に形成し回転により前記シャフトを移動させるシャフト移動歯車体と、前記移動体に回転可能に嵌合され前記シャフト移動歯車体の被回転歯車部に噛合しこのシャフト移動歯車体を回転させる歯車部を基端側に形成するとともに前記移動体の外面に配置される操作部を先端側に形成し前記シャフト移動歯車体を回転させる回転調整体と、を備えているものである。
【0007】
そして、移動体の外面に配置した操作部の調整操作で回転調整体が回転されると、この回転調整体の歯車部にてシャフト移動歯車体に形成した被回転歯車部が確実に回転されるとともに、シャフトの外周面に螺合したシャフト移動歯車体がシャフトを上下に移動させる方向に確実に回転される。
【0008】
また、このシャフト移動歯車体の回転でこのシャフト移動歯車体にて開閉体に先端側を取り付けたシャフトが上下方向に確実に調整され、開閉体が移動体に対して上下位置を調整される。
【0009】
したがって、開閉体に取り付けるシャフトが上下方向に簡単かつ確実に調整され、このシャフトを上下方向に調整する調整操作が容易である。
【0010】
請求項2記載の開閉体移動装置は、請求項1記載の開閉体移動装置において、シャフト移動歯車体の被回転歯車部は傘歯車にて形成し、回転調整体は、移動体にシャフトの先端側から基端側に向かって傾斜して交叉する状態で回転可能に嵌合され、この回転調整体の基端側に形成した歯車部は前記傘歯車に噛合した傘歯車にて形成したものである。
【0011】
そして、回転調整体の先端側の操作部の調整操作で、この回転調整体が回転されると、この回転調整体の基端側の傘歯車及びこの傘歯車に噛合したシャフト移動歯車体の傘歯車にてシャフトの基端側に向かって傾斜して交叉する状態で回転される回転調整体の回転が上下方向のシャフトに螺合したシャフト移動歯車体に伝達され、このシャフト移動歯車体が確実に回転される。
【0012】
また、回転調整体が移動体にシャフトの先端側から基端側に向かって傾斜して交叉する状態で回転可能に嵌合されていることにより、この回転調整体の先端側の操作部がシャフトの先端側から離れた位置で移動体の外面に配設され、シャフトを取り付けた開閉体によって操作部の調整操作がやりにくくなることを防止できる。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の一実施の形態を図面を参照して説明する。
【0014】
図1及び図2において、1は開閉体移動装置で、この開閉体移動装置1は、ガイドレール2に係合するガイドローラ3を回転可能に軸支した移動体4と、この移動体4に上下方向にのみ移動可能に設けられ前記移動体4から突出した先端側5を開閉体6に取り付けるシャフト7と、このシャフト7を前記移動体4に上下方向に移動調整するシャフト調整手段8とを具備している。
【0015】
そして、前記ガイドレール2は前記移動体4を開閉移動させる建物の開口部の梁、家具の開口部の天板部及び間仕切り部の天井等の上面側に水平状に配設固定されている。前記ガイドレール2は、図4及び図5に示すように、レール本体2aに所定の間隔で離間して2条が平行に形成され、これらガイドレール2は前記ガイドローラ3の外周面が係合するように下方に向かって突出する凸円弧状に形成されている。また、前記2条のガイドレール2間には前記移動体4が移動する通路2bが形成されている。
【0016】
また、前記移動体4は、図1、図2及び図5に示すように、この移動体4の移動方向に長手方向を有した平面視矩形状のブロック部材9にて形成されている。
【0017】
前記ブロック部材9は、二分割して形成された一対のブロック体9a,9bにて形成され、このブロック体9a,9bの長手方向の両側に互いに連通するボルト挿通孔9cがそれぞれ形成され、これらボルト挿通孔9cの一方側から他方側のボルト挿通孔9cに固定されたナット9dにボルト9eがそれぞれ螺着され、これらボルト9eとナット9dとにより、一対のブロック体9a,9bがそれぞれの対向面9fを接合した状態で着脱可能に固着されている。
【0018】
また、前記移動体4にはこの移動体4の両端側に位置してこの移動体4の移動方向に対して交叉する方向に軸方向を有したローラ支軸10がそれぞれ固定され、これらローラ支軸10の両端部に前記移動体4の両側に位置して前記ガイドローラ3がそれぞれ回転可能に軸支されている。そして、前記各ガイドローラ3は前記ガイドレール2にそれぞれ移動可能に係合されている。
【0019】
また、前記移動体4にこの移動体4の中間部すなわち、前記一対のブロック体9a,9bの対向面9fに位置して上下方向に貫通した収容室11が形成され、この収容室11は、この収容室11の上部に形成された平面視略矩形状の収容部12と、この収容室11の下部に形成された中空円筒状の嵌合部13とを有し、この嵌合部13は前記収容部12の一端側に連通して形成されている。そして、前記嵌合部13は中空円筒状の嵌合孔13a にて形成されている。
【0020】
また、前記収容部12の一端側の内壁面に、図1及び図2に示すように、多角形状の回り止め部14が形成されている。また、前記嵌合部13には前記収容部12側の内壁面にこの嵌合部13の内径より大径の環状凹部15が形成されているとともに、前記移動体4の下面側に開口した前記嵌合部13の開口縁に環状の係合縁部16が嵌合部13の中心に向かって突出して形成されている。
【0021】
さらに、前記収容部12の他端側に位置して、図1及び図2に示すように、前記移動体4に、すなわち、前記一対のブロック体9a,9bの対向面9fに前記シャフト7の先端側である前記移動体4の他端側の下側角部17から前記シャフト7の基端側に向かってシャフト7の軸心に対して所定の傾斜角度で傾斜して交叉する状態の嵌合部18が形成されている。この嵌合部18は、中空円筒状の嵌合孔19にて形成され、この嵌合孔19の基端側が前記収容部12の他端側の内壁面に開口され、この嵌合孔19の先端側が前記移動体4の他端側の下側角部17に開口されている。
【0022】
つぎに、前記シャフト7は、このシャフト7の外周面に軸方向に雄ねじ20を有している。また、シャフト7は、このシャフト7の基端側に前記収容部12の一端側の内壁面に形成した回り止め部14内に上下方向にのみ移動可能に嵌合した多角形状の被回り止め部21を有している。
【0023】
そして、前記シャフト7は、前記被回り止め部21が前記回り止め部14内に回り止めされて前記収容室11に上下方向にのみ移動可能に設けられ、この収容室11の前記嵌合孔13a から前記シャフト7の先端側5が突出されている。前記シャフト7は、上下方向に軸方向を有し基端側に多角形状のボルト頭部を有したボルトにて形成されている。
【0024】
また、前記シャフト7の先端側5にはこの先端側5の外周面を被覆する中空円筒状の上下のカラー22,23がそれぞれ嵌合され、上部のカラー22の上端部が前記移動体4に形成した前記係合縁部16内に嵌合され、この上部のカラー22の上端縁部に前記係合縁部16の上面に当接した環状の当接縁部24が形成されている。この当接縁部24の当接上面は滑りやすい滑動面に形成されている。
【0025】
また、前記下部のカラー23の下端部にこの下部のカラー23の外周面から突出した抜止め用フランジ25が環状に形成されている。そして、前記上下のカラー22,23に対して前記シャフト7が上下方向に移動されるようになっている。
【0026】
なお、前記シャフト7の先端側5に前記上下のカラー22,23を介して前記開閉体6の上端側に埋設固定される図示しない開閉体連結具が取り付けられるようになっている。
【0027】
つぎに、前記シャフト調整手段8は、前記シャフト7の外周面に螺合した状態で前記移動体4に回転可能に嵌合され前記シャフト7を移動させるシャフト移動歯車体27と、前記移動体4に回転可能に嵌合され前記シャフト移動歯車体27を回転させる回転調整体30と、を備えている。
【0028】
そして、前記シャフト移動歯車体27は被回転歯車部26を外周面に形成し回転により前記シャフト7を移動させるようになっている。また、前記回転調整体30は前記シャフト移動歯車体27の被回転歯車部26に噛合しこのシャフト移動歯車体27を回転させる歯車部28を基端側に形成するとともに前記移動体4の外面に配置される操作部29を先端側に形成している。
【0029】
また、前記シャフト移動歯車体27は、前記移動体4に形成した前記嵌合部13の嵌合孔13a 内に回転可能に嵌合された円筒状の本体部31を有し、この本体部31の基端側の外周面に前記被回転歯車部26が一体に形成され、この被回転歯車部26が前記嵌合部13に形成した前記環状凹部15内に回転可能に嵌合されている。
【0030】
また、前記シャフト移動歯車体27の前記本体部31は、前記シャフト7の外周面に形成した前記雄ねじ20に螺合した雌ねじ32を内周面に形成したねじ孔33を有している。また、前記被回転歯車部26は傘歯車34にて形成されている。
【0031】
そして、前記本体部31の下端部が前記上部のカラー22の当接縁部24の滑動面に回転可能に当接するとともに、前記被回転歯車部26が前記嵌合部13に形成した前記環状凹部15内に位置した状態で、このシャフト移動歯車体27が軸方向に移動することなく前記嵌合部13の嵌合孔13a 内で回転されるようになっている。
【0032】
また、前記回転調整体30は、前記移動体4に前記シャフト7の先端側から基端側に向かって傾斜して交叉する状態に形成した前記嵌合部18の嵌合孔19内に回転可能に嵌合されている。すなわち、前記回転調整体30は、前記移動体4に形成した前記嵌合部18の嵌合孔19内に回転可能に嵌合された円筒状の本体部35を有し、この本体部35の基端側の外周面に前記歯車部28が一体に形成され、この歯車部28が前記移動体4に形成した前記収容室11の収容部12内に回転可能に配設されている。
【0033】
また、前記本体部35の基端側の外周面に形成した前記歯車部28が前記嵌合孔19の内径より大径に形成され、この歯車部28にて本体部35が前記移動体4の外面である前記下側角部17に向かって移動しないように抜止めされている。また、前記回転調整体30の本体部35の基端側に形成した前記歯車部28は前記被回転歯車部26の傘歯車34に噛合した傘歯車36にて形成されている。
【0034】
また、前記本体部35の先端側に前記操作部29が形成され、この操作部29が前記移動体4の外面である前記下側角部17に配設され、この操作部29の操作面が前記下側角部17に露出されている。この操作部29はこの操作部29を調整操作するプラスドライバーなどの操作具を嵌合可能に形成されている。
【0035】
そして、前記嵌合孔19の内径より大径に形成した前記歯車部28が前記嵌合孔19の基端側の開口縁部に当接した状態でこの歯車部28にて前記回転調整体30の本体部35が抜止めされ、この本体部35の先端側に形成した前記操作部29が前記開閉体6側に向かって突出しないようになっている。
【0036】
つぎに、前記実施の形態の作用を説明する。
【0037】
移動体4に設けたシャフト7の先端側5に上下のカラー22,23を介して回動可能に取り付けた図示しない開閉体連結具を開閉体6の上端側に埋設固定し、この開閉体連結具にてシャフト7の先端側5を開閉体6に取り付ける。
【0038】
また、図4及び図5に示すように、開閉体6に取り付けたシャフト7の基端側の移動体4に軸支した各ガイドローラ3をガイドレール2にそれぞれ係合することにより、これらガイドローラ3にてガイドレール2に開閉体6が開閉移動可能に吊り下げられる。
【0039】
なお、開閉体6の下端側はこの開閉体6の下端側から下方に向かって突出されている図示しないガイドを有し、このガイドを前記ガイドレール2の下方に位置して床面等に配設された図示しない下部ガイドレールに移動可能に係合する。
【0040】
つぎに、移動体4の外面である移動体4の下側角部17に配置した操作部29の調整操作で回転調整体30が回転されると、この回転調整体30の基端側に形成した歯車部28にてシャフト移動歯車体27の基端側に形成した被回転歯車部26が確実に回転されるとともに、シャフト7の外周面に螺合したシャフト移動歯車体27がシャフト7を上下に移動させる方向に確実に回転される。
【0041】
すなわち、回転調整体30の基端側の傘歯車36及びこの傘歯車36に噛合したシャフト移動歯車体27の傘歯車34にて回転調整体30の回転が上下方向のシャフト7に螺合したシャフト移動歯車体27に伝達され、このシャフト移動歯車体27がシャフト7を上下に移動させる方向に確実に回転される。
【0042】
また、このシャフト移動歯車体27の回転でこのシャフト移動歯車体27にて開閉体6に先端側5を取り付けたシャフト7が図1及び図3に示すように上下方向に確実に移動調整され、このシャフト7の先端側5を取り付けた開閉体6が移動体4に対して上下に移動調整される。
【0043】
すなわち、シャフト移動歯車体27が回転されると、このシャフト移動歯車体27のねじ孔33に挿通したシャフト7がこのシャフト7の雄ねじ20とこの雄ねじ20を螺合したねじ孔33の雌ねじ32とにより上下方向に確実に移動され、このシャフト7の先端側5を取り付けた開閉体6が上下方向に確実に移動調整される。また、雄ねじ20と雌ねじ32とによりシャフト7の上下方向への移動が微調整される。
【0044】
また、回転調整体30の傘歯車36及びこの傘歯車36に噛合したシャフト移動歯車体27の傘歯車34にてシャフト移動歯車体27が回転されるとき、このシャフト移動歯車体27の本体部31の下端部が上部のカラー22の当接縁部24の滑動面に当接してこの滑動面に対して本体部31の下端部が滑りやすく形成されていることにより、回転調整体30にてシャフト移動歯車体27が円滑に回転される。
【0045】
また、このシャフト移動歯車体27の傘歯車34に回転調整体30の傘歯車36が噛合していることにより、このシャフト移動歯車体27が移動体4に形成した嵌合部13内に嵌合した状態で回転調整体30にて確実に回転される。
【0046】
さらに、シャフト移動歯車体27を回転させる回転調整体30が移動体4にシャフト7の先端側5から基端側に向かって傾斜して交叉する状態で回転可能に嵌合されていることにより、この回転調整体30の先端側の操作部29がシャフト7の先端側5から離れた位置で移動体4の外面である下側角部17に配設され、シャフト7の先端側5を取り付けた開閉体6によって操作部29の調整操作がしにくくなることを防止できる。
【0047】
また、回転調整体30の基端側に形成した傘歯車36がシャフト移動歯車体27の傘歯車34に噛合した状態でこの回転調整体30が移動体4に形成した嵌合部18の嵌合孔19内に嵌合されていることにより、シャフト7を上下方向に移動調整するとき、回転調整体30の操作部29が開閉体6側に移動して突出することがなく、この操作部29が開閉体6に接近して操作部29の調整操作がしにくくなることがなく、この操作部29が移動体4の外面に位置した状態でこの操作部29にて回転調整体30が移動体4に嵌合された状態で回転される。
【0048】
また、シャフト7を上下方向に移動調整するとき、このシャフト7の基端側に形成した被回り止め部21が移動体4の収容部12の一端側に形成した回り止め部14に係合して回り止めされていることにより、シャフト移動歯車体27の回転でこのシャフト移動歯車体27にてシャフト7が上下方向に確実に移動調整される。
【0049】
そして、シャフト7は図1に示す上限位置と図2に示す下限位置との間で上下方向に確実に移動調整される。
【0050】
したがって、開閉体6に先端側5を取り付けたシャフト7が上下方向に簡単かつ確実に移動調整され、このシャフト7を移動調整するとき、回転調整体30の操作部29が開閉体6側に突出することがないのでシャフト7を上下方向に移動調整する調整操作を容易に行なうことができる。
【0051】
また、移動体4はブロック部材9にて形成され、ブロック部材9は二分割して形成された一対のブロック体9a,9bをそれぞれの対向面9fを接合した状態で着脱可能に固着されていることにより、この一対のブロック体9a,9bの対向面9fに形成した収容室11内にシャフト移動歯車体27を備えたシャフト7を簡単に配設することができ、また、この一対のブロック体9a,9bの対向面9fに形成した嵌合孔18内に歯車部28を備えた回転調整体30を簡単に配設することができる。
【0052】
つぎに、前記実施の形態では、移動体4は二分割して形成した一対のブロック体9a,9bを着脱可能に固着したブロック部材9にて形成する場合について説明したが、これに限らず、移動体4は一体のブロック部材9にて形成するようにしてもよい。
【0053】
この場合は、たとえば、図6に示すように、ブロック部材9に収容室11を形成するとともに、この収容室11の上部の収容部12は回転調整体30を斜め上方から嵌合孔19内に嵌合可能な大きさに拡開形成する。
【0054】
また、前記収容室11の上部の収容部12には、前記収容室11の下部の嵌合部13内にシャフト移動歯車体27を備えたシャフト7を、嵌合孔18内に歯車部28を備えた回転調整体30をそれぞれ配設した後に前記移動体4の収容部12にキャップ体37を着脱可能に嵌合し、このキャップ体37を図示しないビス等で移動体4に固定する。
【0055】
前記キャップ体37に前記シャフト移動歯車体27の上面に対向する第1の抜止め突部38をシャフト移動歯車体27に向かって突出して形成するとともに、前記歯車部28の上面に対向する第2の抜止め突部39を歯車部28に向かって突出して形成し、さらに、前記キャップ体37の中心部に前記シャフト7の被回り止め部21が嵌合してこの被回り止め部21が回り止めされる回り止め部14を形成する。
【0056】
その他の構成は前記実施の形態の場合と同様であるから、前記実施の形態の構成と同一構成については、前記実施の形態の説明に用いた符号を記入して説明を省略する。
【0057】
そして、このように構成することにより、キャップ体37の第1の抜止め突部38にてシャフト移動歯車体27を確実に抜止めでき、第2の抜け止め突部39にて歯車部28を確実に抜止めでき、さらに、回り止め部14にてシャフト7の被回り止め部21を確実に回り止めでき、キャップ体37にて収容部12内に塵埃などが入り込むことを確実に防止できる。
【0058】
つぎに、前記実施の形態では、開閉体移動装置1の移動体4に軸支した各ガイドローラ3を、建物の開口部の梁、家具の開口部の天板部及び間仕切り部の天井等の上面側に水平状に配設固定した上部のガイドレール2に係合し、移動体4から突出したシャフト7の先端側5を開閉体6の上端側に取り付ける場合について説明したが、これに限らず、開閉体移動装置1を上下に反転し、この開閉体移動装置1の移動体4に軸支した各ガイドローラ3を、前記上部のガイドレール2に対向してこの上部のガイドレール2の下方に位置する床面に配設固定された図示しない下部のガイドレールに係合し、移動体4から突出したシャフト7の先端側5を開閉体6の下端側に取り付けるようにしてもよい。
【0059】
そして、このように構成することにより、回転調整体30及びこの回転調整体30の回転で回転されるシャフト移動歯車体27にてシャフト7が上下方向に移動調整され、このシャフト7にて開閉体6が下部のガイドレール上の移動体4に対して上下方向に移動調整される。
【0060】
【発明の効果】
請求項1の発明によれば、開閉体に取り付けるシャフトを上下方向に簡単にかつ確実に調整することができ、回転調整体の歯車部とシャフト移動歯車体の被回転歯車部との噛合回転で回転されるシャフト移動歯車体にてシャフトをスムーズに移動調整することができ、このシャフトを移動調整するとき回転調整体の操作部が移動体から開閉体側に突出することがなく、見栄えがよく、シャフトを上下方向に移動調整する調整操作が容易な開閉体移動装置を提供することができる。
【0061】
請求項2の発明によれば、請求項1の発明の効果に加え、回転調整体の基端側の傘歯車及びこの傘歯車に噛合したシャフト移動歯車体の傘歯車にて回転調整体の回転をシャフト移動歯車体に伝達してこのシャフト移動歯車体を確実に回転でき、この回転調整体の先端側の操作部をシャフトの先端側から離れた位置で移動体の外面に配設でき、シャフトを取り付けた開閉体によって操作部の調整操作がやりにくくなることを確実に防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態を示す開閉体移動装置の一部の断面図である。
【図2】同上開閉体移動装置の平面図である。
【図3】同上移動体からシャフトを下動調整した状態を示す開閉体移動装置の一部の断面図である。
【図4】同上ガイドレールに吊り下げた状態を示す開閉体移動装置の正面図である。
【図5】同上側面図である。
【図6】他の実施の形態を示す開閉体移動装置の断面図である。
【符号の説明】
2 ガイドレール
3 ガイドローラ
4 移動体
5 先端側
6 開閉体
7 シャフト
8 シャフト調整手段
20 雄ねじ
26 被回転歯車部
27 シャフト移動歯車体
28 歯車部
29 操作部
30 回転調整体
32 雌ねじ
33 ねじ孔
34,36 傘歯車

Claims (2)

  1. ガイドレールに係合するガイドローラを回転可能に軸支した移動体と、この移動体に上下方向にのみ移動可能に設けられ前記移動体から突出した先端側を開閉体に取り付けるシャフトと、このシャフトを前記移動体に上下方向に移動調整するシャフト調整手段とを具備し、
    前記シャフト調整手段は、
    前記シャフトの外周面に螺合した状態で前記移動体に回転可能に嵌合され被回転歯車部を外周面に形成し回転により前記シャフトを移動させるシャフト移動歯車体と、
    前記移動体に回転可能に嵌合され前記シャフト移動歯車体の被回転歯車部に噛合しこのシャフト移動歯車体を回転させる歯車部を基端側に形成するとともに前記移動体の外面に配置される操作部を先端側に形成し前記シャフト移動歯車体を回転させる回転調整体と、
    を備えている
    ことを特徴とする開閉体移動装置。
  2. シャフト移動歯車体の被回転歯車部は傘歯車にて形成し、回転調整体は、移動体にシャフトの先端側から基端側に向かって傾斜して交叉する状態で回転可能に嵌合され、この回転調整体の基端側に形成した歯車部は前記傘歯車に噛合した傘歯車にて形成した
    ことを特徴とする請求項1記載の開閉体移動装置。
JP20031599A 1999-07-14 1999-07-14 開閉体移動装置 Expired - Lifetime JP3597732B2 (ja)

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