JP3602831B2 - 情報再生システム - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、音声や音楽等のオーディオ情報、カメラやビデオ機器等から得られる映像情報、及びパーソナルコンピュータやワードプロセッサ等から得られるディジタルコードデータ、等を含めた所謂マルチメディア情報を光学的に読み取り可能な2次元コードパターンとして記録した紙等の情報記録媒体から上記コードパターンを光学的に読み取って元のマルチメディア情報を再生する情報再生システムに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より、音声や音楽等を記録する媒体として、磁気テープや光ディスク等、種々のものが知られている。しかしこれらの媒体は、大量に複製を作ったとしても単価はある程度高価なものとなり、またその保管にも多大な場所を必要としていた。さらには、音声を記録した媒体を、遠隔地にいる別の者に渡す必要ができた場合には、郵送するにしても、また直に持っていくにしても、手間と時間がかかるという問題もあった。また、オーディオ情報以外の、カメラ,ビデオ機器等から得られる映像情報、及びパーソナルコンピュータ,ワードプロセッサ等から得られるディジタルコードデータ、等をも含めた所謂マルチメディア情報全体に関しても同様であった。
【0003】
このような問題に対処するべきものとして、特開平6−231466号公報には、オーディオ情報,映像情報,ディジタルコードデータの少なくとも一つを含むマルチメディア情報を、ファクシミリ伝送が可能で、また大量の複製が安価に可能な画像情報即ち符号化情報としての複数のドットを2次元に配置してなる2次元コードパターンの形で紙等の情報記録媒体に記録するシステム及びそれを再生するためのシステムが開示されている。
【0004】
この公報に開示されている2次元コードパターンは、図9に示すようなものである。即ち、この図は、上記公報における図14に相当するものであり、2次元コードパターンとしてのドットコード170を示している。このドットコード170のデータフォーマットでは、一つのブロック172は、マーカ174、ブロックアドレス176、及びアドレスのエラー検出,エラー訂正データ178と、実際のデータが入るデータエリア180とから成っている。そして、このブロック172が縦,横、2次元的に配列され、それが集まってドットコード170という形で形成される。
【0005】
また、図10は、上記公報の図15に相当するもので、マルチメディア情報の再生装置の構成を示す図である。この情報再生装置は、ドットコード170が印刷されているシート182からドットコードを読み取るための検出部184、検出部184から供給される画像データをドットコードとして認識しノーマライズを行う走査変換部186、多値データを二値にする二値化処理部188、復調部190、データ列を調整する調整部192、再生時の読取りエラー,データエラーを訂正するデータエラー訂正部194、データをそれぞれの属性に合わせて分離するデータ分離部196、それぞれの属性に応じたデータ圧縮処理に対する伸長処理部、表示部あるいは再生部、あるいは他の入力機器から成る。
【0006】
検出部184に於いては、光源198にてシート182上のドットコード170を照明し、反射光をレンズ等の結像光学系200及びモアレ等の除去等のための空間フィルタ202を介して、光の情報を電気信号に変換する例えばCCD,CMD等の撮像部204で画像信号として検出し、プリアンプ206にて増幅して出力する。これらの光源198,結像光学系200,空間フィルタ202,撮像部204,及びプリアンプ206は、外光に対する外乱を防ぐための外光遮光部208内に構成される。そして、上記プリアンプ206で増幅された画像信号は、A/D変換部210にてディジタル情報に変換されて、次段の走査変換部186に供給される。
【0007】
なお、上記撮像部204は、撮像部制御部212により制御される。例えば、撮像部204としてインターライン転送方式のCCDを使用する場合には、撮像部制御部212は、撮像部204の制御信号として、垂直同期のためのVブランク信号、情報電荷をリセットするための撮像素子リセットパルス信号、二次元に配列された電荷転送蓄積部に蓄積された電荷を複数の垂直シフトレジスタへ送るための電荷転送ゲートパルス信号、水平方向に電荷を転送し外部に出力する水平シフトレジスタの転送クロック信号である水平電荷転送CLK信号、上記複数の垂直シフトレジスタ電荷を垂直方向に転送して上記水平シフトレジスタに送るための垂直電荷転送パルス信号、等を出力する。
【0008】
そして、撮像部制御部212は、このタイミングに合せながら光源198の発光のタイミングをとるための発光セルコントロールパルスを光源に与える。
【0009】
画像データは、この1フィールドのVブランクからVブランクまでの間に読み出される。光源198は連続点灯するのではなくてパルス点灯を行い、フィールド単位に同期させながら、後続のパルス点灯を行うものとしている。この場合、パルス点灯させる上でのクロックノイズが信号出力に入らないように、Vブランキング期間中、即ち画像電荷を出力していない間に露光するようなタイミングにコントロールされる。即ち、発光セルコントロールパルスは、瞬間的に発生する非常に細いディジタルのクロックパルスであり、光源に大きな電力を与えるものであるため、それによるノイズがアナログの画像信号に入らないようにすることが必要であり、そのための処置として、Vブランキング期間中に光源をパルス点灯させるようにしている。こうすることによって、S/Nの向上が図られる。また、パルス点灯させるということは、発光時間を短くすることであり、よって手動走査の振れと移動によるぼけの影響をなくすという大きな効果がある。これによって、高速にスキャンすることが可能になる。
【0010】
また、再生装置が傾いたりして、外光遮光部208があるにも拘らずなんらかの原因で外光等の外乱が入った場合にも、S/N劣化を最低限に抑えるために、Vブランキング期間に光源198を発光させる直前に一度、撮像素子リセットパルスを出力して画像の信号をリセットし、その直後に発光を行い、その後すぐに、読出しを行っていくようにしている。
【0011】
次に、走査変換部186を説明する。この走査変換部186は、検出部184から供給される画像データをドットコードとして認識し、ノーマライズを行う部分である。その手法として、まず検出部184からの画像データを画像メモリ214に格納し、そこから一度読出してマーカ検出部216に送る。このマーカ検出部216では、各ブロック毎のマーカを検出する。そして、データ配列方向検出部218は、そのマーカを使って、回転あるいは傾き、データの配列方向を検出する。アドレス制御部220は、その結果をもとに上記画像メモリ214からそれを補正するように画像データを読出して補間回路222に供給する。なおこの時に、検出部184の結像光学系200に於けるレンズの収差の歪みを補正用のメモリ224からレンズ収差情報を読出して、レンズの補正も併せ行う。そして、補間回路222は、画像データに補間処理を施して、本来のドットコードのパターンという形に変換していく。
【0012】
補間回路222の出力は、二値化処理部188に与えられる。基本的には、ドットコード170は、白と黒のパターン、即ち二値情報であるので、この二値化処理部188で二値化する。その時に、閾値判定回路226により、外乱の影響、信号振幅等の影響を考慮した閾値の判定を行いながら適応的に二値化が行われる。
【0013】
そして、記録時に変調が行われているので、復調部190でそれをまず復調した後、データ列調整部192にデータが入力される。
【0014】
このデータ列調整部192では、まずブロックアドレス検出部228により前述した二次元ブロックのブロックアドレスを検出し、その後、ブロックアドレスの誤り検出,訂正部230によりブロックアドレスのエラー検出及び訂正を行った後、アドレス制御部232に於いてそのブロック単位でデータをデータメモリ部234に格納していく。このようにブロックアドレスの単位で格納することで、途中抜けた場合、あるいは途中から入った場合でも、無駄なくデータを格納していくことができる。
【0015】
その後、データメモリ部234から読出されたデータに対してデータエラー訂正部194にてエラーの訂正が行われる。このエラー訂正部194の出力は二つに分岐されて、一方はI/F236を介して、ディジタルデータのままパソコンやワープロ,電子手帳,等に送られていく。他方は、データ分離部196に供給され、そこで、画像、手書き文字やグラフ、文字や線画、音(そのままの音の場合と音声合成をされたものとの2種類)に分けられる。
【0016】
画像は、自然画像に相当するもので、多値画像である。これは、伸長処理部238により、圧縮した時の例えばJPEGに対応した伸長処理が施され、さらにデータ補間回路240にてエラー訂正不能なデータの補間が行われる。
【0017】
また、手書き文字やグラフ等の二値画像情報については、伸長処理部242にて、圧縮で行われたMR/MH/MMR等に対する伸長処理が行われ、さらにデータ補間回路244にてエラー訂正不能なデータの補間が行われる。
【0018】
文字や線画については、PDL(ページ記述言語)処理部246を介して表示用の別のパターンに変換される。なおこの場合、線画,文字についても、コード化された後にコード用の圧縮処理が施されているものについては、それに対応する伸長処理部248で伸長(ハフマンやジブレンペル等)処理を行ってから、PDL処理部246に供給されるようになっている。
【0019】
上記データ補間回路240,244及びPDL処理部246の出力は、合成又は切り換え回路250により、合成あるいはセレクトを行って、D/A変換部252でアナログ信号に変換後、CRT(テレビモニタ)やFMD(フェイスマウンテッドディスプレイ)等の表示装置254にて表示される。なお、上記FMDとは、顔面装着用の眼鏡型モニタ(ハンデーモニタ)であり、例えばバーチャルリアリティー等の用途や、小さな場所で大きな画面で構成されたものを見るときに効果がある。
【0020】
また、音声情報については、伸長処理部256にてADPCM等に対する伸長処理が行われ、さらにデータ補間回路258にてエラー訂正不能なデータの補間が行われる。あるいは、音声合成の場合には、音声合成部260にて、その音声合成のコードをもらって実際にコードから音声を合成して出力する。なおこの場合、コードそのものが圧縮されている時には、上記文字,線画と同様に、伸長処理部262にてハフマンもしくはジブレンペル等の伸長処理を行ってから音声合成を行う。
【0021】
データ補間回路258及び音声合成部260の出力は、合成又は切り換え回路264により、合成あるいはセレクトを行って、D/A変換部266でアナログ信号に変換後、スピーカやヘッドホン、その他それに準ずる音声出力装置268に出力される。
【0022】
また、文字や線画等については、データ分離部196からページプリンタやプロッタ等270に直接出力されて、文字等はワープロ文字として紙に印刷され、あるいは、線画等は図面等としてプロッタ出力されることもできる。
【0023】
もちろん、画像についても、CRTやFMDだけではなく、ビデオプリンタ等でプリントすることも可能であるし、その画像を写真に撮ることも可能である。
【0024】
そして、このような情報再生装置では、例えば、検出部184及び走査変換部186をペン型の筐体内に収納して構成し、これをシート182上のドットコード170を光学的に読み取る読取部として、この読取部を手で保持し、記録されているドットコード170に沿ってシート182上を手動で走査することによって、コードを読み取るようになっている。
【0025】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、上記のような閾値判定回路226により閾値の判定を行いながら適応的に二値化を行う二値化処理部188としては、例えば、特開昭59−61383号公報に開示されているような二値化回路が知られている。この二値化回路は、A/Dコンバータで変換されたディジタルデータに対して前フレームの最大値及び最小値を求め、そこから閾値を算出し、これを現在のフレームの閾値として二値化を行うというものである。
【0026】
上記のようなドットコード170の再生システムにおいては、シート182面から撮像部204までの距離が近いことによって正反射の影響を大きく受け、撮像部204から得られる映像信号はノイズを含むものとなってしまう。また、撮像部204に画素欠陥があった時にも、それがノイズとなってしまう。このようなノイズによって、上記公報に開示されているような二値化回路の構成では、最大値や最小値が正確に得られなくなり、結果として、適切な閾値での二値化が行われなくなってしまう。
【0027】
本発明は、上記の点に鑑みてなされたもので、適切に二値化を行って情報を再生する情報再生システムを提供することを目的とする。
【0028】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するために、本発明による情報再生システムは、
情報が光学的に読み取り可能なコードパターンとして記録された記録媒体から、前記コードパターンを光学的に読み取って前記情報を再生する情報再生システムにおいて、
前記コードパターンを照明する光源と、
前記光源によって照明されたコードパターンを撮像して対応する画像信号を出力する撮像部と、
前記撮像部からの画像信号に基づいて前記光源の照明光量を制御するシステムコントロール部と、
前記撮像部からの画像信号を二値化するための閾値を当該画像信号に基づいて算出する閾値検出部と、
前記閾値検出部で算出された閾値で前記撮像部からの画像信号を二値化する二値化手段と、
を具備し、
前記閾値検出部は、前記システムコントロール部による前記光源の照明光量の変化に基づいて、算出する前記閾値を変化させるように構成されたものであって、
前記光源は、前記画像信号の所定の単位に同期してパルス点灯を行うように構成され、
前記システムコントロール部は、前記パルスの幅もしくは高さを変更して前記所定の単位毎に前記光源の照明光量を制御可能なように構成され、
前記閾値検出部は、前記所定の単位毎に前記閾値を算出するように構成され、
前記二値化手段は、前記所定の単位毎に前記画像信号を二値化するように構成され、
前記コードパターンが、複数のブロックから成り、この各ブロックが、再生されるべき情報の内容に相当して複数のドットを2次元に配置してなるデータエリアと、前記データエリアの読み取り基準点を決定するための当該データエリアに関して予め決められた位置に配置されたマーカと、ブロックアドレスと、を有する、手動走査による読み取りが可能なドットコードであるとき、
前記システムコントロール部によって変更される1露光期間としての前記パルスの幅は、予め規定されている前記ブロック抜けの起きない最大走査速度で前記ドットコードを手動走査したときに前記ドットが検出できるような範囲内に制御される、
ことを特徴とする。
【0029】
即ち、本発明の情報再生システムによれば、システムコントロール部によって、撮像部からの画像信号に基づいてコードパターンを照明する光源の照明光量を制御し、撮像部からの画像信号に基づいて該画像信号を二値化するための閾値を算出する閾値検出部は、このシステムコントロール部による光源の照明光量の変化に基づいて、算出する閾値を変化させる。
【0030】
従って、光量制御動作直後の画像信号を正確に二値化して情報を再生することができるようになる。
【0031】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して、本発明の実施の形態を説明する。
【0032】
図1の(A)は、図10に示した二値化部188と閾値判定部226として利用可能な本発明の第1の実施の形態における二値化回路の構成を示す図である。
【0033】
入力端子10から入力される画像信号は、画像内の特定の周期を抽出する周期抽出部12に供給される。この周期抽出部12は、例えば、図1の(B)に示すようにドットコードにおいて周期的に配置されているマーカ174の周期を抽出するものとすることができる。即ち、同図の一番上に示すようなマーカ174とデータドット174Aのパターンを撮像した場合、実際に撮像部から得られる画像は、同図の真ん中に示すようなものとなる。このような画像信号からマーカ174の周期だけを抜き出すために、この周期抽出部12は、ローパスフィルタとして構成される。これにより、同図の一番下に示すように、データドット174Aのような細かいパターンを除去し、このドットコードの記録されていない白部分とマーカ174の部分だけの振幅を保存した信号が得られる。
【0034】
また、ドットコードとして、データドット174Aと同様の大きさのドットで予め決められた位置及びパターンで構成されたパターンマッチングドットを有するものを使用する場合には、この周期抽出部12は、このパターンマッチングドットの周期を抜き出すものとしても良い。この場合には、そのパターンマッチングコードの周期を抜き出すようなバンドパスフィルタとして、この周期抽出部12は構成される。
【0035】
図1の(C)及び(D)はそれぞれ、マーカ174を抜き出す場合及びパターンマッチングドット(データドット174A)を抜き出す場合の周期抽出部12を構成するフィルタの特性を示す図である。これらの例は、撮像部を構成するCCDの1画素のデータの周波数が10MHz、データドット174Aの最小ドットサイズが3画素、マーカ174のドットサイズが21画素の場合を示すものである。
【0036】
このような周期抽出部12から出力される画像信号は、検出ゲート14を介して最大値検出部16及び最小値検出部18に供給される。ここで、検出ゲート14は、周期抽出部12の出力信号を、所定の単位、例えばフィールドやフレーム単位に分割するものであり、以降の説明はフィールド単位に分割するものとして説明する。従って、最大値検出部16及び最小値検出部18は、1フィールドの範囲内で、画像信号の最大値及び最小値を検出する。
【0037】
これら検出された最大値及び最小値は、閾値検出部20に供給される。この閾値検出部20で検出された閾値は、上記所定の単位つまり1フィールドの間、データ保持部22に保持される。なお、閾値検出部20は、例えば、閾値thを、最大値maxと最小値minとを使用して次の(1)式により算出する。
【0038】
th=min+k(max−min) …(1)
ここで、kは閾値を決定するための内分比であり、固定の値でも良いし、予め大きさのわかっているドットを撮像し二値化した結果より適応的に設定するようにしても良い。
【0039】
一方、入力端子10に入力された画像信号は、信号処理回路24にも供給される。この信号処理回路24は、例えば、波形等化回路であり、ドット周期を持ち上げるフィルタとして機能するものである。
【0040】
そして、この信号処理回路24の出力と上記データ保持部22の出力とがコンパレータ26にて比較され、その結果が二値化信号として出力端子28から出力される。
【0041】
なお、システムコントロール部30は、上記各部を制御すると共に、上記最大値検出部16及び最小値検出部18で検出された最大値max及び最小値minを常に監視してエラー検出等を行う。
【0042】
また、上記信号処理回路24は、図2の(A)に示すような構成となっている。即ち、入力信号は2個の遅延回路24A,24Bを介して加算器24Cに与えられると共に、直接その加算器24Cに与えられている。ここで、2個の遅延回路24A,24Bによって1ドット分遅延されるようになっている。従って、加算器24Cは、1ドット分の周期の両側を加算することになる。この加算結果は、乗算器24Dによってシステムコントロール部30からの係数が乗じられた後、減算器24Eに供給される。この減算器24Eの他方の入力には、乗算器24Fによって遅延回路24Aの出力つまり1ドット分の真ん中の周期にシステムコントロール部30からの係数が乗じられた結果が与えられている。そして、これらの乗算結果の差に対して乗算器24Gにてシステムコントロール部30からの係数が乗じられ、その結果がこの信号処理回路24の出力として、コンパレータ26へ出力されるようになっている。
【0043】
なお実際には、システムコントロール部30から各係数を与える代わりに、最後にハードウェア的に一つの係数を乗じる構成にしても良い。
【0044】
以上のように、本第1の実施の形態では、コード内の特定周期、例えばマーカの周期を抜き出すため、不要なノイズを除去できる。つまり、ノイズによる誤検出を防止できるので、適切な閾値を求めることができるようになる。
【0045】
また、上記遅延回路24A,24Bでの遅延の方向としては、ドットコードの変調方向と同一の一次元の方向となっている。即ち、図10における画像メモリ214の読出し方向と変調方向とが同一になっている。よって、このような簡単な回路構成で効果のある波形等化が行えるようになる。また、この波形等化回路によりドット周期を強調するものであるので、ドット周期の信号の振幅が増幅され、確実な二値化をすることができるようになる。
【0046】
なお、入力端子10に入力される画像信号が走査変換部の画像メモリ214からデータ配列方向に従って読出されたものであるため、読み出し方向、変調方向、及び遅延の方向が同じとして説明したが、これが撮像部204から直接入力される場合には、撮像部204のCCDの画素の走査方向と、変調方向及び遅延の方向とを同じにする。
【0047】
次に、本発明の第2の実施の形態を説明する。
【0048】
図3の(A)はその構成を示す図で、第1の実施の形態の図1の(A)と同様のものには同一の参照番号を付すことによりその説明を省略するものとする。
【0049】
即ち、本第2の実施の形態においては、システムコントロール部30にLEDドライバ32を介してLED34が接続されている。即ち、システムコントロール部30は、基本的には、最大値検出部16にて検出された最大値に応じてLED34の光量を可変するよう制御する。ここで、LED34は、図10の構成における光源198に相当するもので、シート182面に記録されたドットコード170を照明するためのものである。
【0050】
LEDドライバ32は、図3の(B)に示すように、トランジスタと抵抗により構成されるもので、その駆動パルスは、システムコントロール部30より印加される。この場合、システムコントロール部30は、図3の(C)に示すように、最大値検出部16で検出された最大値を飽和検出比較器30A及び暗検出比較器30Bに入力し、最大値が飽和しているか、または暗めに出力されているかという比較を行う。そして、その比較結果に応じて、パルス発生部30Cより発生する駆動パルスの幅もしくは高さ(振幅)を変更する。
【0051】
例えば、今現在発光している光量が暗いとき、一番照度を与えないような状態になっていたときに飽和してしまっている場合でなければ、まだ明るくすることができるので、光量を上げるようにパルスの幅を変え、逆に、高い最大値つまり明るい状態の露光量になっていたときに、飽和してしまった場合には、まだ暗くすることができるので、暗くなるようにパルスの幅を変える。
【0052】
なお、ここでは2個の検出比較器しか使用していないため、2段階の光量制御となっているが、検出比較器の数を増すことにより、その数分だけ離散的に光量を制御することが可能になる。このように最大値に基づいて離散的に光量を制御することにより、信号のダイナミックレンジを確保することができ、確実な二値化をすることができるようになる。
【0053】
次に、この光量制御を、図4及び図5のタイミングチャートを参照して説明する。
【0054】
なお、これらの図において、一番上に示されている波形は、入力端子10に与えられる映像信号である。ここで、ロウの期間は垂直ブランキング期間である。
【0055】
上から二番目に示されている波形は、検出ゲート14に対しその開閉のためのシステムコントロール部30から与えられる信号検出ゲートパルスである。これは、映像信号内のどこの部分について検出するかという枠を決める信号であり、フィールド単位でハイになる。検出ゲート14は、このハイになっている期間だけ、周期検出部12の出力信号を後段の最大値,最小値検出回路16,18に供給する。
【0056】
次の三番目に示される波形は、閾値検出部20における閾値演算タイミングを制御する閾値演算信号であり、ハイ状態のときに演算が行われる。システムコントロール部30は、垂直ブランキング期間中のタイミングでこの信号をハイ状態とする。
【0057】
四番目の波形は、システムコントロール部30からデータ保持部22に与えられる閾値保持のタイミングを制御するためのサンプルアンドホールド(S/H)パルスである。データ保持部22は、このS/Hパルスがハイとなったときに閾値演算結果をサンプリングし、ロウの期間つまり1フィールドの期間それをホールドする。
【0058】
五番目に示されている波形は、閾値検出部20へのリセット(RES)パルスである。これは、閾値検出部20での閾値演算結果がデータ保持部22にホールドされたならば、その閾値演算結果は閾値検出部20にて保持する必要はなくなるので、ここでリセットするようになっている。
【0059】
六番目は、閾値検出部20で算出されデータ保持部22に保持される閾値演算結果を示すものである。例えば、これには、予め設定された規定内に入っている、規定以下(ロウ)である、あるいは規定以上(ハイ)であるという3種類の状態がある。
【0060】
七番目は、設定係数Lの状態を示すものである。この設定係数Lは、次のようなものである。即ち、本実施の形態では、閾値検出部20においては、閾値thを次の(2)式により算出するようにしている。
【0061】
th={min+k(max−min)}L …(2)
そして、この設定係数Lは、通常つまりLED34の光量を変えていない時は「1」となっており、LED34の光量を変化させたフィールドだけ「1」以上、あるいは「1」以下に設定される。
【0062】
八番目に示すものは、LED34の照射光量であり、ロウは暗くしていることを意味し、ハイは明るくしていることを意味する。
【0063】
そして、最後の九番目の波形は、不図示撮像部における露光タイミングを示すものである。
【0064】
まず、図4を参照して光量が不足していた場合を説明する。
【0065】
閾値検出部20における閾値演算は、前フィールドとして示すフィールドと第一フィールドとして示すフィールドの間の垂直ブランキング期間に行われるが、この閾値演算は、前フィールドの映像信号から得られた最大値及び最小値に基づいて、上記(2)式により行われる。こうして得られた閾値演算結果が規定値以下の値だったとすると、これはかなり暗いということを意味するので、この光量のまま撮像を続けていると適切な二値化が行われないことになる。そこで、LED34の照射光量を高くするという制御を行うが、本実施の形態では、フィールド単位で行っているので、第一フィールド内では光量はロウのまま維持され、第二フィールドの開始に先だって照射光量をハイにする。
【0066】
ところが、第一フィールドと第二フィールドとの間の垂直ブランキング期間に行われる閾値演算は、前フィールドと第一フィールドの間の垂直ブランキング期間に露光された第一フィールドの映像信号に基づくものである。これに対して、コンパレータ26で実際二値化される信号は、第一フィールドと第二フィールドの間の垂直ブランキング期間に露光された、つまり照射光量がハイの状態で露光された第二フィールドの映像信号である。即ち、映像信号は高くなっているのに、閾値は前のままということになり、適切な二値化が行われないことになる。そこで、この第二フィールドに関しては、上記設定係数Lの値を「1」以上に設定する。こうすることによって、光量不足を検出してロウからハイに照射光量が変わったフィールドのデータも取り込むことがでるようになる。
【0067】
このように光量をロウからハイに変化させたフィールドについてのみ設定係数Lの値を「1」以上にする。ここで、この設定係数Lの「1」以上の値としては、例えば照射光量を15%増したのであれば、「1.15」というような値に設定する。勿論、この値は、適用される装置構成に対応して適切な値に設定することが必要である。
【0068】
そして、次の第二フィールドから第三フィールドに関しては、光量変化が行われていないので、設定係数Lの値はもとの「1」に戻す。
【0069】
また、図5を参照して光量オーバーの場合を示すタイミングチャートであり、基本的には図4と同様である。
【0070】
この例では、明るすぎたのでLED34の照明を暗くした場合に、第二フィールドの設定係数Lを「1」以下にし、第三フィールドに入るとまた「1」に戻すという制御がなされている。
【0071】
なお、LED34の光量は、前述したように、パルス発生部30Cで発生されるパルスの振幅もしくは幅を変えることにより変化させることができるが、パルスの幅を変える場合には、ドットコードの特性上、暗いからといって幅を即ち発光時間をいくらでも延ばせるというわけではない。
【0072】
即ち、ドットコードを手動走査して撮像する場合、その1露光期間中、ドットコードの各ドットと撮像部の位置関係は刻一刻と変わってくる。例えば、今、図6の(A)に(イ)で示すような状態であったのが、1露光期間に、(イ)、(ロ)、又は(ハ)で示す状態になった場合を考える。ここで、a,b,c,d,e,f,gは、撮像部の例えばCCDの画素を示すものとする。
【0073】
まず、1露光期間に(イ)の状態から(イ)の状態になったときは、これは静止している状態であり、この場合の各画素の積算出力は、図6の(B)に最初の波形として示すように、画素a,b及びf,gが黒に相当する値(振幅)に、画素d,eが白に相当する値(振幅)に、画素cが中間の値(振幅)になる。つまり、画素a〜eでドットサイクルが保存されている。
【0074】
次に、(イ)の状態から(ロ)の状態になったときは、図6の(B)に真ん中の波形として示すように、画素aはほとんど黒の部分しか通過していないのでほぼ黒に相当する値、画素bは黒ドットの真中から白い部分の真中まで移動しているので積算出力は黒と白の中間の値、…という積算出力が得られる。従って、静止時と同様に、画素aからe迄がほぼ1周期になっているので、周期は保存されている。よって、1露光期間にこのような(イ)の状態から(ロ)の状態にまで移動するような手動走査を行っても、振幅は下がってくるが、周期は保存されてるので、検出される可能性はある。
【0075】
しかしながら、1露光期間に(イ)の状態から(ハ)の状態まで移動してしまうと、すべての画素が黒と白の間を同様に通過することになるので、図6の(B)に最後の波形として示すように、積算出力電位としては、中間値の平らな値になってしまう。即ち、1露光期間の時間内に移動量が多くなりすぎると、移動ぼけとなって、検出できなくなってしまう。
【0076】
従って、1露光期間の長さつまりLED34の発光時間は、予め装置によって規定されているブロック抜けの起きない最大走査速度で手動走査したときに、ドットが検出できるような範囲内に露光時間を制御することが必要である。即ち、図6の(B)に示すように移動量が多くなるにつれて振幅が小さくなり、コントラスト比が無くなってノイズに埋もれてしまい、検出不可能になる場合があるので、あるコントラスト以上になる最大許容移動量範囲内にLED34の発光時間を規定することが必要である。この最大許容移動量範囲としては、経験的には、1ドットの3/4程度であることが確かめられている。
【0077】
次に、本発明の第3の実施の形態を説明する。
【0078】
図7はその構成を示す図で、第1の実施の形態の図1の(A)と同様のものには同一の参照番号を付すことによりその説明を省略するものとする。
【0079】
即ち、本第3の実施の形態においては、システムコントロール部30にエラー検出回路30Dが設けられている。このエラー検出回路30Dは、最大値検出部16及び最小値検出部18で検出された映像信号の最大値と最小値を取り込み、それが正しくドットコードを読んでいるかどうかを検出し、もし、ドットコードを正しく読んでないことがわかれば、閾値検出部20にエラー信号を送ったり、あるいはドットコードを走査していないということを、この二値化回路の後段の処理によって再生されたマルチメディア情報を出力するためのモニタ36に表示させたり、あるいはエラー音を出力してエラー発生を報知するという回路である。
【0080】
例えば、最小値が予定よりも大きかったという場合には、まっ白のものを走査したことになるので、その場合には、閾値検出部20からはある固定の閾値を出力させておいて、モニタ36にこれはドットコードではないというような表示をさせる。
【0081】
逆に、最大値が規定よりも小さい場合というのは、真っ黒の部分を走査しているとか、あるいは、光源から発光した光が返ってきていないという状態つまり撮像部が媒体を撮像していないような場合である。このような場合においても、同様に、ドットコードを走査していないと表示したり、ある固定の閾値を閾値検出部20から強制的に出力させる。
【0082】
即ち、白ばかりあるいは黒ばかりを撮像したとしても、その中には必ず最大値と最小値が存在するので、閾値検出部20においてそれらを用いて閾値算出してしまうと、例えば白を撮っているにもかかわらず、媒体の表面の凹凸が二値化信号として出力されてしまうということになり、そういったことを排除するために、固定の閾値を出力するようにしている。
【0083】
次に、本発明の第4の実施の形態を説明する。
【0084】
図8の(A)はその構成を示す図で、第1の実施の形態の図1の(A)と同様のものには同一の参照番号を付すことによりその説明を省略するものとする。
【0085】
即ち、本第4の実施の形態においては、周期抽出部12及び信号処理回路24の前段に、非線形処理部38が構成されている。
【0086】
この非線形処理部38は、実際に媒体の紙面にインクによって記録されたドットコードを撮像した場合、インクが必ず映像信号でいう黒になっているとは限らず、図8の(B)に示すようにベースが浮いているものであるので、それを同図の(C)に示すようにある程度黒レベルに抑圧する処理を行うものである。この結果として、白と黒のコントラスト比が上がり、二値化し易くなる。
【0087】
なお、以上の第1乃至第4の実施の形態で説明した二値化回路は、アナログ回路によって構成することもできるし、ディジタル的な処理回路として構成することもできるものであり、適用する装置に合わせて適宜選択可能なことは勿論である。
【0088】
以上実施の形態に基づいて本発明を説明したが、本発明は上述した実施の形態に限定されるものではなく、本発明の要旨の範囲内で種々の変形や応用が可能である。ここで、本発明の要旨をまとめると以下のようになる。
【0089】
(1) オーディオ情報、画像情報、ディジタルコードデータの少なくとも一つを含むマルチメディア情報が光学的に読み取り可能なドットコードとして記録された記録媒体から前記ドットコードを光学的に走査して読み取る読取手段と、この読取手段によって読み取られたドットコードに対応した画像信号を二値化する二値化回路と、この二値化回路からの二値化データに対して所定の処理を行って、元のマルチメディア情報に復元する処理手段と、この処理手段からの出力信号に基づいて、各マルチメディア情報を再生して出力する出力手段とからなる情報再生システムにおける前記二値化回路であって、
前記読取手段によって読み取られたドットコードに対応した画像信号におけるドットコード内の特定周期を抜き出すためのフィルタと、
このフィルタによって抜き出された特定周期の所定の単位における最大値及び最小値を検出する最大値及び最小値検出手段と、
この最大値及び最小値検出手段によって検出された最大値及び最小値から二値化の閾値を算出する閾値算出手段と、
この閾値算出手段によって算出された閾値で、前記読取手段によって読み取られたドットコードに対応した画像信号を二値化する二値化手段と、
を具備することを特徴とする二値化回路。
【0090】
即ち、ドットコード内の特定周期を抜き出すため、ノイズによる誤検出を防止でき、確実な閾値を求めることができる。
【0091】
(2) 前記読取手段によって読み取られたドットコードに対応した画像信号を受け、ドットコードの変調方向と同一の一次元の波形等化処理を行った結果の信号を二値化するための信号として前記二値化手段に供給する信号処理回路をさらに具備することを特徴とする前記(1)に記載の二値化回路。
【0092】
即ち、読取手段の2次元撮像素子の走査方向と変調方向が同一であることにより、一次元の波形等化処理にて小規模で効果のある波形等化が行える。
【0093】
(3) 前記ドットコードは、再生されるべきマルチメディア情報の内容に相当するデータコードと、その読み取り基準点を決定するための前記データコードに関して予め決められた位置に配置されたマーカとを有し、
前記フィルタは、このマーカの周期を抜き出すためのフィルタであることを特徴とする前記(1)に記載の二値化回路。
【0094】
即ち、マーカの周期を抜き出すため、不要なノイズを除去でき、確実な閾値を求めることができる。
【0095】
(4) 前記信号処理回路における波形等化処理が前記データコードのドット周期を強調することを特徴とする前記(2)に記載の二値化回路。
【0096】
即ち、ドット周期の信号の振幅が増幅され、確実な二値化をすることができる。
【0097】
(5) 前記最大値及び最小値検出手段で検出された最大値に基づいて、前記読取手段に構成された光源の光量を離散的に制御する光量制御手段をさらに具備することを特徴とする前記(1)に記載の二値化回路。
【0098】
即ち、信号のダイナミックレンジを確保することができ、確実な二値化をすることができる。
【0099】
(6) 前記光量制御手段は、2段階に光量を制御することを特徴とする前記(5)に記載の二値化回路。
【0100】
即ち、回路構成が簡素になり、小規模回路にてダイナミックレンジを確保できる。
【0101】
(7) 前記光量制御手段による光量の変化に基づいて、前記閾値算出手段で算出される閾値を変化させる手段をさらに具備する前記(5)に記載の二値化回路。
【0102】
即ち、光量制御動作直後の入力信号を正確に二値化することができるようになる。
【0103】
(8) 前記最大値及び最小値検出手段で検出された最大値及び最小値の関係からエラーを検出する手段をさらに具備することを特徴とする前記(1)に記載の二値化回路。
【0104】
即ち、得られた入力信号が検出すべき2次元データのものでない(全て黒、全て白、もしくはその中間)ことを検出できる。また、制御している光量が適切かどうか検出することができる。
【0105】
(9) 前記フィルタの前段に設けられ、前記読取手段によって読み取られたドットコードに対応した画像信号に対して非線形処理を施す手段をさらに具備することを特徴とする前記(1)に記載の二値化回路。
【0106】
即ち、黒レベルを圧縮することによりコントラストが向上し、確実な二値化をすることができる。
【0107】
(10) 前記閾値算出手段は、垂直ブランキング期間内に閾値演算を行うことを特徴とする前記(1)に記載の二値化回路。
【0108】
即ち、二次元データを再生する走査動作のブランキング期間に二値化に必要な閾値を得るための演算を完了することができる。
【0109】
(11) 前記光量制御手段は、露光時間によって光量を制御する露光時間制御手段を含み、
この露光時間制御手段は、露光時間を、最大走査速度における移動ぼけを考慮し、露光中の最大許容移動量以内に露光制御時間範囲を規定することを特徴とする前記(5)に記載の二値化回路。
【0110】
即ち、移動ぼけが少なくなり、ぼけの影響がなくなることによって、確実な二値化をすることができる。
【0111】
【発明の効果】
以上詳述したように、本発明によれば、適切に二値化を行って情報を再生する情報再生システムを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(A)は第1の実施の形態における二値化回路のブロック構成図であり、(B)乃至(D)はそれぞれ(A)中の周期抽出部の動作を説明するための図である。
【図2】(A)は図1の(A)中の信号処理回路のブロック構成図であり、(B)は遅延方向を説明するための図である。
【図3】(A)は第2の実施の形態における二値化回路のブロック構成図、(B)は(A)中のLEDドライバの回路構成図であり、(C)は(A)中のシステムコントロール部のブロック構成図である。
【図4】光不足の場合における光量のフィールド単位制御の例を説明するためのタイミングチャートである。
【図5】光オーバーの場合における光量のフィールド単位制御の例を説明するためのタイミングチャートである。
【図6】(A)ドットコードを走査しながら撮像する場合の各ドットと撮像素子との種々の位置関係を示す図であり、(B)は走査速度と撮像出力信号の関係を説明するための図である。
【図7】第3の実施の形態における二値化回路のブロック構成図である。
【図8】(A)は第4の実施の形態における二値化回路のブロック構成図であり、(B)及び(C)はそれぞれ(A)中の非線形処理部の動作を説明するための図である。
【図9】ドットコードのフォーマットを説明するための図である。
【図10】従来のマルチメディア情報の再生装置の構成を示す図である。
【符号の説明】
10…入力端子、12…周期抽出部、14…検出ゲート、16…最大値検出部、18…最小値検出部、20…閾値検出部、22…データ保持部、24…信号処理回路、24A,24B…遅延回路、24C…加算器、24D,24F,24G…乗算器、24E…減算器、26…コンパレータ、28…出力端子、30…システムコントロール部、30A…飽和検出比較器、30B…暗検出比較器、30C…パルス発生部、30D…エラー検出回路、32…LEDドライバ、34…LED、36…モニタ、38…非線形処理部。
Claims (2)
- 情報が光学的に読み取り可能なコードパターンとして記録された記録媒体から、前記コードパターンを光学的に読み取って前記情報を再生する情報再生システムにおいて、
前記コードパターンを照明する光源と、
前記光源によって照明されたコードパターンを撮像して対応する画像信号を出力する撮像部と、
前記撮像部からの画像信号に基づいて前記光源の照明光量を制御するシステムコントロール部と、
前記撮像部からの画像信号を二値化するための閾値を当該画像信号に基づいて算出する閾値検出部と、
前記閾値検出部で算出された閾値で前記撮像部からの画像信号を二値化する二値化手段と、
を具備し、
前記閾値検出部は、前記システムコントロール部による前記光源の照明光量の変化に基づいて、算出する前記閾値を変化させるように構成されたものであって、
前記光源は、前記画像信号の所定の単位に同期してパルス点灯を行うように構成され、
前記システムコントロール部は、前記パルスの幅もしくは高さを変更して前記所定の単位毎に前記光源の照明光量を制御可能なように構成され、
前記閾値検出部は、前記所定の単位毎に前記閾値を算出するように構成され、
前記二値化手段は、前記所定の単位毎に前記画像信号を二値化するように構成され、
前記コードパターンが、複数のブロックから成り、この各ブロックが、再生されるべき情報の内容に相当して複数のドットを2次元に配置してなるデータエリアと、前記データエリアの読み取り基準点を決定するための当該データエリアに関して予め決められた位置に配置されたマーカと、ブロックアドレスと、を有する、手動走査による読み取りが可能なドットコードであるとき、
前記システムコントロール部によって変更される1露光期間としての前記パルスの幅は、予め規定されている前記ブロック抜けの起きない最大走査速度で前記ドットコードを手動走査したときに前記ドットが検出できるような範囲内に制御される、
ことを特徴とする情報再生システム。 - 前記閾値検出部は、前記閾値の算出を、前記画像信号における垂直ブランキング期間内に行うことを特徴とする請求項1に記載の情報再生システム。
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