JP3603262B2 - 門柱 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、ポスト、照明、インターホン、表札などの門柱部材を備えた門柱に関する。
【0002】
【従来の技術】
実公平7−55272号公報に示された門柱が提案されている。
この門柱はアルミ押出形材の一対の支柱間に表面パネルと裏面パネルを取付けて空間部を有する門柱本体とし、この門柱本体の空間部に門柱部材の一種であるポスト(郵便受け)を取付けてある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
前述の門柱は、その門柱本体を形成する一対の支柱がそれぞれ独立しているので、表面パネルの幅方向両端部と裏面パネルの幅方向両端部を一対の支柱にそれぞれ連結している。
このために、支柱とパネルの連結箇所が多く、その連結作業が面倒で門柱本体の組立作業効率が悪い。
【0004】
そこで、本発明は前述の課題を解決できるようにした門柱を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
第1の発明は、幅と奥行が略等しい略矩形状の一側中空部と、この一側中空部の内側面に奥行方向に間隔を置いて略平行に一体的に設けた表面板、裏面板と、この表面板の端部に裏面板に向けて一体的に設けた連結板を備えたアルミ押出形材の一側本体と、
幅と奥行が略等しい略矩形状の他側中空部と、この他側中空部の内側面に奥行方向に間隔を置いて略平行に一体的に設けた表面板、裏面板と、この裏面板の端部に表面板に向けて一体的に設けた連結板を備え、前記一側本体と同一断面形状のアルミ押出形材の他側本体を備え、
前記一側本体の連結板と前記他側本体の連結板を連結して幅広く奥行が短かい略長方形状の中間中空部と、この中間中空部の幅方向両側と一体的に連続した幅と奥行が略等しい略矩形状の一側中空部、他側中空部を有し、前記一側中空部、他側中空部の幅が中間中空部の幅よりも小さい偏平縦板状で、かつ中間中空部の奥行が一側中空部、他側中空部の奥行よりも短く中間中空部の表面と裏面に凹部を有する門柱本体と、
前記門柱本体の中間中空部に取付けた門柱部材と、
前記中間中空部の表面と裏面の凹部に設けた表面パネル、裏面パネルで構成したことを特徴とする門柱である。
【0006】
第2の発明は、第1の発明において前記一側本体の連結板と他側本体の連結板に、相互に嵌合する凹凸部を形成した門柱である。
【0008】
【作 用】
第1の発明によれば、一側中空部と他側中空部で門柱本体の強度を向上できる。中間中空部に門柱部材を取付けできる。中間中空部の表面と裏面と裏面の凹部に表面パネル、裏面パネルを設けたので、その表面パネル、裏面パネルが一側中空部、他側中空部の表面、裏面と略面一にできる。
これによって、幅広く奥行が短かいスッキリとした外観の門柱とすることができる。
また、門柱本体は、アルミ押出形材の一側本体の連結板と他側本体の連結板を連結したものであるから面倒な組立作業が不要で、門柱を簡単に組立できる。
また、中間中空部の表面と裏面の外観を表面パネル、裏面パネルで見栄え良いものにできる。
また、一側本体と他側本体は同一断面形状のアルミ押出形材で、その一側本体と他側本体を連結して門柱本体としたので、一側本体、他側本体が門柱本体よりも幅狭く、それらの押出成形が容易である。
【0009】
第2の発明によれば、一側本体の連結板と他側本体の連結板を、凹凸部を相互に嵌合することで位置決めして仮止めできるので、一側本体と他側本体を容易に正確に連結できる。
【0011】
【発明の実施の形態】
図1と図2と図3に示すように、門柱本体1の上端部に照明2、上部寄りに表札3、表札3の下方にインターホン4、インターホン4の下方にポスト(郵便受け)5が取付けてある。この照明2、表札3、インターホン4、ポスト5が門柱部材である。
前記門柱本体1は幅広(左右寸法大)で奥行が短かい(表裏寸法小)偏平縦板状で、門柱として玄関等に設置した場合に正面から見ると幅広く重厚な外観で、側面から見ると薄くスッキリとした外観である。
【0012】
前記門柱本体1は図4に示すように一側中空部10と中間中空部11と他側中空部12を有する偏平な縦板状のアルミ押出形材である。
前記一側中空部10、他側中空部12は幅と奥行が略等しい矩形状で、門柱本体1の強度を向上する。
前記中間中空部11は幅が広く、奥行が一側中空部11、他側中空部12よりも短かい略長方形状である。
前記一側中空部10の表面10a、裏面10bと他側中空部12の表面12a、裏面12bは面一である。前記中間中空部11の表面11a、裏面11bは前記各表面11a,12a、裏面11b,12bよりも幅方向内側寄りで、門柱本体1の幅方向中央部(中間中空部11の表面11a、裏面11b部分)に凹部13をそれぞれ有する。
前記各凹部13に表面パネル14と裏面パネル15がそれぞれ接着してある。
この表面パネル14、裏面パネル15が一側中空部10、他側中空部12の表面10a,12a、裏面10b,12bと略面一である。
【0013】
前記一側中空部10と他側中空部12には鋼材製の補強材16が、下端部から上下中間部までに亘って嵌合してある。
このようであるから、門柱本体1の強度を向上できると共に、要求される門柱本体1の強度(高さ寸法)によって補強材16の肉厚を変えることで外観を同じのままで対応することが可能である。
【0014】
前記門柱本体1は幅方向一側の一側本体20と幅方向他側の他側本体30より成る。
前記一側本体20は一側中空部10の内側面10cに表面板21と裏面板22を奥行方向に間隔を置いて平行に一体的に設けたアルミ押出形材で、表面板21の端部に連結板23が裏面側に向けて一体的に設けてあり、その連結板23は凹凸部24を有する。
前記他側本体30は他側中空部12の内側面12cに表面板31と裏面板32を奥行方向に間隔を置いて平行に一体的に設けたアルミ押出形材で、その裏面板32に連結片33が表面側に向けて一体的に設けてあり、その連結板33は凹凸部34を有する。
つまり、一側本体20と他側本体30は同一断面形状で、1つのアルミ押出形材を用いて表裏を反対として用いている。
【0015】
一側本体20の連結板23の凹凸部24と他側本体30の連結板33の凹凸部34を相互に嵌合して仮連結し、その連結板23と連結板33をボルト・ナット25で連結することで一側本体20と他側本体30を連結して門柱本体1とする。
各表面板21,31と各裏面板22,32で中間中空部11を形成し、その各表面板21,31が表面11a、各裏面板22,32が裏面11bを形成する。
【0016】
図5(a),(b)に示すように、門柱本体1の中間中空部11の表面11a、裏面11bにインターホン用開口部40、ポスト用開口部41がそれぞれ形成してある。
表面パネル14は上部パネル14a、中間パネル14b、下部パネル14cに三分割される。上部パネル14aが上部に接着される。中間パネル14bは上部パネル14aと離隔しかつインターホン用開口部40を閉塞するように接着され、この中間パネル14bにはインターホン用スリット42とテレビカメラ用開口43が形成してあり、それらがインターホン用開口部40と対向する。
前記下部パネル14cは中間パネル14bと離隔して接着し、この下部パネル14cと中間パネル14bの間にポスト用開口部41が開口する。
【0017】
前記裏面パネル15は上部パネル15aと下部パネル15bに二分割される。その上部パネル15aと下部パネル15bが離隔して接着され、その間にポスト用開口部41が開口する。
前記上部パネル15aにはインターホン取付用開口部44が形成してある。
【0018】
前記照明2は図6と図7に示すように、ランプ50等が取付けられた基板51と、略下向コ字状のカバー52と、このカバー52の両端面に取付けた小口キャップ53と、アクリルパネル等の透光板54と、透光板支持材55等を備えている。
【0019】
門柱本体1の中間中空部11の上部寄り裏面側に一対の鉤形のブラケット56をビス57で固着し、カバー52の上面板52aを門柱本体1の上端面に接すると共に、その上面板52aのビスホール52bをブラケット56に当接し、係止片52cを門柱本体1の裏面上部に係止してカバー52を仮取付けする。上面板52aから図示しないビスをブラケット56に螺合してカバー52を取付ける。
前記基板51は門柱本体1の中間中空部11の表面に固着具58で取付ける。この固着具58はボルト58aと、そのボルト58aを締付けることで拡大変形するナット58bより成り、そのナット58bを上部パネル14a、中間中空部11表面の孔より中間中空部11内に挿入してボルト58aを締付けることで取付ける。
前記透光板支持材55は門柱本体1の中間中空部11表面にボルト59で取付ける。
前記透光板54はカバー52と透光板支持材55とに亘って取付ける。
【0020】
前記表札3は図6に示すように、門柱本体1の中間中空部11の表面11aにおける上部パネル14aと中間パネル14bとの間に接着などで取付ける。
この表札3は表面パネル14と面一としてある。
【0021】
前記インターホン4は図8と図9に示すように、インターホン本体60とテレビカメラ61を備えた取付板62と、この取付板62に固着した上下一対のブラケット63と、カバー64を備えている。
前記ブラケット63は鉤形状の取付板取付部63aと、この取付板取付部63aと一体的に連続した鉤形状の取付兼カバー取付部63bを有する。
【0022】
前記取付板62と一対のブラケット63の取付板取付部63aを、前記上部パネル15aのインターホン取付用開口部44、門柱本体1の中間中空部11の裏面11bのインターホン用開口部40を通して中間中空部11内に挿入し、取付板62を表面11aのインターホン用開口部40に嵌め込み、インターホン本体61を中間パネル14bのインターホン用スリット42に合致させると共に、テレビカメラ61をテレビカメラ用開口43に合致させる。
ブラケット63の取付兼カバー取付部63bを固着具65で裏面11bに固着する。この固着具65は前述の固着具58と同様である。
前記ブラケット63の取付兼カバー取付部63bにカバー64を嵌め合せ、ビス66で固着する。
【0023】
このようであるから、インターホン4を門柱本体1の裏面側から取付けでき、門柱本体1の表面パネル14(中間パネル14b)にはインターホン用スリット42とテレビカメラ用開口部43が形成されているだけであるので、スッキリとした外観である。
また、カバー64を外すことでインターホン本体60、テレビカメラ61に結線することができるし、それらを点検・修理できる。
【0024】
前記ポスト5は図10と図11に示すように、ポスト口(受口)70とポスト受箱80を備えている。
前記ポスト口70は上ポストガイド71と下ポストガイド72と開閉蓋73を備えている。上ポストガイド71に蓋73の上部がピン74で上下揺動自在に取付けられ、かつ蓋73はスプリング77で下方に揺動付勢されている。下ポストガイド72に水密材75が裏面側に向けて装着してある。
【0025】
前記上ポストガイド71と下ポストガイド72は門柱本体1の表裏側のポスト用開口部41の上縁部、下縁部に沿って表面側にビス76でそれぞれ固着されている。この上ポストガイド71に中間パネル14bの下端面、上部パネル15aの下端面がそれぞれ接し、下ポストガイド72に下部パネル14cの上端面と下部パネル15bの上端面がそれぞれ接し、前記ビス76が表面から見えないようにしてある。
【0026】
前記蓋73は下端部が水密材75に圧接して閉じ状態となり、蓋73と下ポストガイド72との間から雨水が浸入しないようにしてあると共に、蓋73が閉じ状態の時には蓋73の表面が表面パネル14と略面一となるようにしてある。
【0027】
前記ポスト受箱80は表面板81の上部に開口82を有し、裏面板83の下部に取出口84を有し、この取出口84はカバー体85で開閉可能としてある。
前記ポスト受箱80の表面板81を門柱本体1の裏面に固着具86で固着し、その開口82が上ポストガイド71、下ポストガイド72と合致するようにしてある。前記固着具86は前述の固着具58と同様である。
前記ポスト受箱80の底部には穴付き補助プレート87が取付けてあり、このポスト受箱80内に浸入した雨水が穴付き補助プレート87よりも下方に流れ落ち、内部の郵便物などが雨水で漏れないようにしてある。
【0028】
前記門柱は図1、図2、図3に示すように、門柱本体1の下端部分を地中に埋設して立設される。
前記門柱本体1の地中に埋設した部分にはアンカー6が取付けてある。
【0030】
【発明の効果】
請求項1に係る発明によれば、一側中空部と他側中空部で門柱本体の強度を向上できる。中間中空部に門柱部材を取付けできる。中間中空部の表面と裏面と裏面の凹部に表面パネル、裏面パネルを設けたので、その表面パネル、裏面パネルが一側中空部、他側中空部の表面、裏面と略面一にできる。
これによって、幅広く奥行が短かいスッキリとした外観の門柱とすることができる。
また、門柱本体は、アルミ押出形材の一側本体の連結板と他側本体の連結板を連結したものであるから面倒な組立作業が不要で、門柱を簡単に組立できる。
また、中間中空部の表面と裏面の外観を表面パネル、裏面パネルで見栄え良いものにできる。
また、一側本体と他側本体は同一断面形状のアルミ押出形材で、その一側本体と他側本体を連結して門柱本体としたので、一側本体、他側本体が門柱本体よりも幅狭く、それらの押出成形が容易である。
【0031】
請求項2に係る発明によれば、一側本体の連結板と他側本体の連結板を、凹凸部を相互に嵌合することで位置決めして仮止めできるので、一側本体と他側本体を容易に正確に連結できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】門柱の正面図である。
【図2】門柱の背面図である。
【図3】門柱の側面図である。
【図4】門柱本体の横断面図である。
【図5】門柱本体と表面パネル、裏面パネルの分解斜視図である。
【図6】門柱の照明、表札取付部の縦断面図である。
【図7】図6のA−A断面図である。
【図8】門柱のインターホン取付部の縦断面図である。
【図9】図8のB−B断面図である。
【図10】門柱のポスト取付部の縦断面図である。
【図11】図10のC−C断面図である。
【符号の説明】
1…門柱本体
2…照明
3…表札
4…インターホン
5…ポスト
10…一側中空部
11…他側中空部
12…中間中空部
13…凹部
14…表面パネル
15…裏面パネル
16…補強材
20…一側本体
21…表面板
22…裏面板
23…連結板
24…凹凸部
30…他側本体
31…表面板
32…裏面板
33…連結板
34…凹凸部
Claims (2)
- 幅と奥行が略等しい略矩形状の一側中空部と、この一側中空部の内側面に奥行方向に間隔を置いて略平行に一体的に設けた表面板、裏面板と、この表面板の端部に裏面板に向けて一体的に設けた連結板を備えたアルミ押出形材の一側本体と、
幅と奥行が略等しい略矩形状の他側中空部と、この他側中空部の内側面に奥行方向に間隔を置いて略平行に一体的に設けた表面板、裏面板と、この裏面板の端部に表面板に向けて一体的に設けた連結板を備え、前記一側本体と同一断面形状のアルミ押出形材の他側本体を備え、
前記一側本体の連結板と前記他側本体の連結板を連結して幅広く奥行が短かい略長方形状の中間中空部と、この中間中空部の幅方向両側と一体的に連続した幅と奥行が略等しい略矩形状の一側中空部、他側中空部を有し、前記一側中空部、他側中空部の幅が中間中空部の幅よりも小さい偏平縦板状で、かつ中間中空部の奥行が一側中空部、他側中空部の奥行よりも短く中間中空部の表面と裏面に凹部を有する門柱本体と、
前記門柱本体の中間中空部に取付けた門柱部材と、
前記中間中空部の表面と裏面の凹部に設けた表面パネル、裏面パネルで構成したことを特徴とする門柱。 - 一側本体の連結板と他側本体の連結板に、相互に嵌合する凹凸部を形成した請求項1記載の門柱。
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