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JP3605675B2 - 停電/復電に対応した利用者登録処理自動起動装置 - Google Patents
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JP3605675B2 - 停電/復電に対応した利用者登録処理自動起動装置 - Google Patents

停電/復電に対応した利用者登録処理自動起動装置 Download PDF

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Description

【0001】
【産業上の利用分野】
本発明は、停電/復電に対応した利用者登録処理自動起動装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、計算機は、電源投入時にシステムを外部記憶装置から主記憶装置にローディングおよび各種初期化を行い、システムが使用できる状態に立ち上げた後、更に、予め指定しておいた利用者プロセスを一義的に起動して実際の運用を開始できる状態にしていた。また、終了時にも、予め指定しておいた利用者プロセスを一義的に起動して終了処理を行った後に電源のシャットダウンなどしていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
このため、計算機を停電により停止させ、復電したときの起動時に適切なプロセスを適切な順序で適切な時間間隔を置いて順次起動できないという問題があった。
【0004】
また、計算機が停電して停止させるときにその旨を記憶し、次の立ち上げ時にこれを活かした適切な利用者プロセスを起動して立ち上げることができないという問題があった。
【0005】
また、停電や復電したときの終了処理や立上処理をユーザの用途に応じて簡単に変更できないという問題もあった。
本発明は、これらの問題を解決するため、停電フラグおよび利用者処理登録ファイルを設けて計算機の終了時に停電終了や通常終了などを停電フラグに記憶すると共に対応する利用者処理登録ファイルに設定されたプロセスを設定された順序で設定された時間間隔で自動起動および設定されていた権限を付与し、一方、立ち上げ時に停電フラグを参照して対応する利用者処理登録ファイルに設定されたプロセスを設定された順序で設定された時間間隔で自動起動および設定されていた権限を付与し、計算機の停電/通電に対応した適切な終了処理および立上処理の自動化を図ると共に用途に応じて簡易に変更可能であって、権限の付与を実現することを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】
図1は、本発明の原理ブロック図を示す。
図1において、計算機1は、利用者プロセスを起動して各種処理を行うものであって、立上手段2、終了手段3、および利用者プロセス4などから構成されるものである。
【0007】
立上手段2は、停電フラグ63を参照して停電終了あるいは通電終了に対応する利用者処理登録ファイル5を選択してこれから取り出したプロセス名のプロセスを起動した後、設定されていた時間経過後に、次のプロセス名を取り出してプロセスを起動することを繰り返したり、起動したプロセスに権限を設定したりすものである。
【0008】
終了手段3は、停電終了あるいは通電終了を停電フラグ63に設定すると共に、停電終了あるいは通電終了に対応する利用者処理登録ファイル5から取り出したプロセス名のプロセスを起動した後、設定されていた時間経過後に、次のプロセス名を取り出してプロセスを起動することを繰り返したり、起動したプロセスに権限を設定したりするものである。
【0009】
利用者プロセス4は、起動されたプロセスである。
利用者処理登録ファイル5は、プロセス名、時間、および権限を予め登録するものである。
【0010】
ステータスファイル6は、停電フラグ63を保存するものである。
停電フラグ63は、停電終了あるいは通電終了の区別を保存するものである。
電源制御装置7は、計算機1に電源を供給したり、切断したりするものである。ここでは、電源制御装置7への電源は、AC電源あるいはUPS(無停電電源装置)から供給され、停電時でもUPSから電源を供給するようにしている。
【0011】
【作用】
本発明は、図1に示すように、立ち上げ時に、立上手段2がステータスファイル6中の停電フラグ63を参照して停電終了あるいは通電終了に対応する利用者処理登録ファイル5を選択し、この選択した利用者処理登録ファイル5から取り出したプロセス名のプロセスを起動した後、設定されていた時間経過後に、次のプロセス名を取り出してプロセスを起動することを繰り返し、利用者プロセス4を立ち上げるようにしている。
【0012】
また、終了時に、終了手段3が停電終了あるいは通電終了をステータスファイル6中の停電フラグ63に設定すると共に、停電終了あるいは通電終了に対応する利用者処理登録ファイル5から取り出したプロセス名のプロセスを起動した後、設定されていた時間経過後に、次のプロセス名を取り出してプロセスを起動することを繰り返し、利用者プロセス4の終了処理を行うようにしている。
【0013】
また、立上手段2がプロセスを起動して立上処理中に、複数の終了通知があったときに最新の終了通知を保持し、当該立上処理完了時に、終了手段3が続けて保持している最新の終了通知についてプロセスを順次起動して終了処理を行うようにしている。
【0014】
また、終了手段3がプロセスを起動して終了処理中に、複数の立ち上げ通知があったときに最新の立ち上げ通知を保持し、当該終了処理完了時に、立上手段2が続けて保持している最新の立ち上げ通知についてプロセスを順次起動して立上処理を行うようにしている。
【0015】
従って、停電フラグ63および利用者処理登録ファイル6を設けて計算機の終了時に停電終了や通常終了などを停電フラグ63に記憶すると共に対応する利用者処理登録ファイル5に設定されたプロセスを設定された順序で設定された時間間隔で自動起動および設定されていた権限を付与し、一方、立ち上げ時に停電フラグ63を参照して対応する利用者処理登録ファイル5に設定されたプロセスを設定された順序で設定された時間間隔で自動起動および設定されていた権限を付与することにより、計算機の停電/通電に対応した終了処理および立上処理の自動化を図ると共に用途に応じて簡易に変更可能であって、権限の付与を実現することを目的としている。
【0016】
【実施例】
次に、図2から図8を用いて本発明の実施例の構成および動作を順次詳細に説明する。
【0017】
図2は、本発明の全体動作説明フローチャートを示す。これは、図1の構成の全体の動作説明フローチャートである。
図2において、S1は、利用者処理登録する。これは、後述する例えば図3の(a)の利用者処理登録ファイル5に示すように、プロセス名に対応づけて次の処理起動までの待ち時間およびプロセスの実行UID(プロセスの権限)を登録する。これにより、利用者が予め通常立ち上げ時、復電立ち上げ時、あるいは通常終了時、停電終了時に使う利用者処理登録ファイル5を予め登録できたこととなる。
【0018】
S2は、PON(電源ON)の通知を受ける。
S3は、システムを立ち上げる。これは、S2の電源ONの通知に対応して、計算機1の電源を投入すると共にシステムをローディングおよび各種初期化を行い立ち上げて動作状態にする。
【0019】
S4は、ステータスファイル6から終了フラグを読み込む。これは、後述する図4に示すように、計算機1の終了時にそのときの状態(停電終了、通電終了)を終了フラグ61に設定して保存しておいたので、当該終了フラグ61を読み込み、計算機1の終了時の状態(停電終了、通電終了)を認識する。この計算機1の終了時の状態(停電終了、通電終了)に対応した利用者処理登録ファイル5を使って立ち上げ処理を行う。
【0020】
S5は、S4で読み込んだ終了フラグ61が“00”あるいは“01”の場合、図4から判明するように、システムフラグ=0(ハードへ電源OFFコマンド送信完了後に計算機1が停止した旨を表す)で停電フラグ=0(停電終了を表す)のときは停電終了と判明し、一方、システムフラグ=0(ハードへ電源OFFコマンド送信完了後に計算機1が停止した旨を表す)で停電フラグ=1(通電終了を表す)のときは通電終了と判明し、停電終了か通電終了かの違いがあるのみで、システムは正常終了していたので、S6に進む。
【0021】
S6は、システムフラグ=1(システム立ち上げからハードへ電源OFFコマンド送信迄の間の状態を表す)、停電フラグ=1(通電中を表す)とセットしてその状態を記憶する。
【0022】
S7は、対応する利用者処理登録ファイルを読み込み、先頭から順に起動する。この起動は、後述する図5に示すように、先頭のプロセスを起動した後、設定されている時間経過後に次のプロセスを起動することを繰り返す。また、起動したプロセスに設定されていた権限(実行UID)を設定する。
【0023】
S8は、プロセスを全て起動済となったので、運用を開始する。
以上のS5からS8によって、立ち上げ時に終了フラグ61を読み込んで、システムフラグ62と停電フラグ63とが“00”あるいは“01”の場合に、対応する停電終了あるいは通電終了の利用者処理登録ファイル6を読み出し、この利用者処理登録ファイル5のプロセスを起動および権限の付与を繰り返し全てのプロセスを起動して立ち上げ、運用を開始する。これらにより、立ち上げ時に停電終了あるいは通電終了に対応した利用者処理登録ファイルを選択し自動的にプロセスを起動、権限付与することが可能となる。
【0024】
S9は、S4で読み込んだ終了フラグ61が“10”あるいは“11”の場合、図4から判明するように、システムフラグ=1(システム立ち上げからハードへ電源OFFコマンド送信迄の間に計算機1が停止した旨を表す)と判明したので、S10で警告メッセージを出力(表示)し、利用者プロセス未起動のまま、システムのみでS8の運用を開始する。
【0025】
以上のS9、S10、S8によって、立ち上げ時に終了フラグ61を読み込んで、システムフラグ62と停電フラグ63とが“10”あるいは“11”の場合に、計算機1のシステムが立ち上げからハードへ電源OFFコマンド送信迄の間に当該計算機1が停止してしまった異常と判明したので、利用者プロセスの起動を行うことなく、管理者にその旨の警告メッセージを表示し、システム(OS)を立ち上げたままで運用を行う。
【0026】
S11は、終了依頼(電源OFF通知(=終了通知)、停電通知)を受け付ける。
S12は、停電通知の場合、停電フラグを設定する(停電フラグ=0)。
【0027】
S13は、対応する利用者処理登録ファイルを起動する。これは、S11で依頼の有った電源OFF通知(=終了通知)あるいは停電通知に対応する利用者処理登録ファイル5を選択して読み込み、この利用者処理登録ファイル5内のプロセスを取り出して起動および権限を付与し、設定されている時間経過後に次のプロセスを取り出して起動および権限を付与することを繰り返し、全てのプロセスを起動する。
【0028】
S14は、電源制御装置へのPOFF(電源OFF)を依頼する。
S15は、システムフラグ62を“0”にセットする。
S16は、終了フラグ63のファイル出力する。これにより、ステータスファイル6中に、図4に示すように、終了フラグ61を構成するシステムフラグ62および停電フラグ63にその状態をセットする。ここでは、
Figure 0003605675
のいずれかにセットする。
【0029】
S17は、シャットダウンフラグが“有り”か判別する。これは、後述する図3の(b)の利用者処理登録ファイル(通常終了)5の“シャットダウン実行”に“有り”が登録されているか判別する。YESの場合には、S18でシステム停止させ、S19で電源をシャットダウンする。一方、NOの場合には、オペレータから電源OFF指示(シャットダウン指示)があるのを待機し、指示があったときにシステム停止、電源をシャットダウンする。
【0030】
以上によって、終了依頼(終了通知あるいは停電通知)があった場合に、終了通知あるいは停電通知に対応する、利用者処理登録ファイル5を選択して読み込み、この読み込んだ利用者処理登録ファイル5内のプロセスを起動および設定されいる権限を起動したプロセスに付与した後、設定されている時間経過後に次のプロセス起動、権限付与を繰り返し、全てのプロセスを起動し、終了処理を行う。そして、電源制御装置に電源OFF依頼を行うと共にシステムフラグ=1、終了フラグの値をステータスファイル6に保存し、システム停止、電源シャットダウンする。これらにより、終了通知あるいは停電通知に対応した利用者処理登録ファイル5を選択して適切なプロセスを順次所定間隔に起動して適切な終了処理を実行させることが可能となると共に、終了時の状態(システムの状態、通常終了、停電終了などの区別)をステータスファイル6に保存することが可能となる。
【0031】
図3は、本発明の利用者処理登録ファイル例を示す。
図3の(a)は、通常立ち上げ時の利用者処理登録ファイル5の例を示す。これは、図2のS4で読み込んだ終了フラグ61の状態から通常立ち上げのときの利用者登録ファイル5と選択されたときに、S7で読み込むときの利用者処理登録ファイル5の例である。この通常立ち上げ時の利用者処理登録ファイル5には、図示のように、
・プロセス名
・次の処理起動までの待時間t
・プロセスの実行UID
を組にして、起動する順番に登録する。ここで、プロセス名は、起動するプロセス名を表す。次の処理起動までの待時間tは、次のプロセスを起動するまでの時間間隔tを表す。プロセスの実行UIDは、起動したプロセスに付与する権限(実行UID)を表す。プロセスを起動するときは、立上手段2がシステムの持つ権限(通常は全ての資源を使用できる権限を持つ)を使って必要な資源を確保(例えばメモリを確保)してプロセスを起動し、起動したプロセスに実行UIDを付与しておく。この実行UIDの付与されて起動されたプロセスは、実行UIDで決まる権限を使って資源を確保やデータベースをアクセスしたりする。これにより、起動したプロセスが使用できる資源を制限できる。
【0032】
尚、通常立ち上げの利用者処理登録ファイル5の他に、復電立ち上げの利用者処理登録ファイル5も同様に登録する。
図3の(b)は、通常終了時の利用者処理登録ファイル5の例を示す。これは、図2のS13で終了依頼の内容が“通常終了(OFF依頼)”の場合のものである。この通常終了時の利用者処理登録ファイル5には、図示のように、
・プロセス名
・次の処理起動までの待時間t
・プロセスの実行UID
を組にして起動する順番に登録すると共に、
・シャットダウン実行の有無
・システム停止までの時間間隔T
・その他
を登録する。ここで、プロセス名、次の処理起動までの待時間t、およびプロセスの実行UIDは、図3の(a)のものと同一であるので説明を省略する。シャットダウン実行の有無は、全てのプロセスを順次実行終了した後、シャットダウン(電源を切断)するか否かである。システム停止するまでの時間間隔Tは、全てのプロセスを起動した後、システム停止までの時間間隔であって、プロセスによって終了処理の実行を終了する時間に若干の余裕を持たせた値を登録する。
【0033】
尚、通常終了の利用者処理登録ファイル5の他に、停電終了の利用者処理登録ファイル5も同様に登録する。
図4は、本発明のステータスファイル例を示す。このステータスファイル6には、図示のように終了フラグ61を登録して保存するものであって、計算機1の直前の終了状態を保存するものであり、システムフラグ62および停電フラグ63から構成されている。システムフラグ62の“1”(ON)は、直前の計算機1の処理終了したときの状態が、システム立ち上げからハードへPOFF(電源OFF)コマンドを送信する迄の状態にあった旨を表し、動作状態のときに異常終了した状態を表す。システムフラグ62の“0”(OFF)は、直前の計算機1の処理終了したときの状態が、ハードへPOFF(電源OFF)コマンド送信完了後を表し、正常に終了した状態を表す。停電フラグ63の“1”(通電)は、電源が通電状態のときに処理終了したことを表す。停電フラグ63が“0”(停電)は、電源が停電してUPS(無停電電源)から電源が供給した状態で処理終了したことを表す。
【0034】
次に、図5のフローチャートに示す順序に従い、図1の構成のもとで計算機1の立ち上げ時の動作を詳細に説明する。
図5において、S21は、PON(電源ON)指示する。
【0035】
S22は、システム立ち上げる。これは、システムプログラムをローディングして各種初期化を行い、計算機1のシステム(OS)を立ち上げる。
S23は、終了フラグ61をステータスファイル6から読み出し、その内容を判断する。
【0036】
S24は、終了フラグ61が“00”(システムフラグ=0、停電フラグ=0)の場合には、システムは正常に終了し、停電のために終了したと判明するので、復電立ち上げを、以下のS25からS29によって行う。
【0037】
S25は、利用者処理登録ファイル(復電立ち上げ)を読み込む。
S26は、利用者プロセス1を起動する。これは、S25で読み込んだ利用者処理登録ファイル5の先頭から利用者プロセス1を取り出して起動する。この起動の際、システムのアカウント(システムが持つ権限、通常な全ての資源を利用可能)で起動処理を実行する。
【0038】
S27は、プロセスの実行UIDに変更する。これは、利用者処理登録ファイル5に設定されていたプロセスに対応する実行UID(権限)を取り出し、起動したプロセスに付与し、使用可能な資源を制限する。これにより、起動されたプロセスは、実行UIDが持つ権限のもとで、資源を使用して処理を独立に実行する。
【0039】
S28は、t1秒経過後に次のステップのS29に進む。これは、利用者処理登録ファイル5に設定されていた時間t1を経過後に次のプロセスを起動するためにS29に進む。
【0040】
S29は、最終プロセスか判別する。YESの場合には、全てのプロセスの起動を終了したので、S30で運用を開始する。一方、NOの場合には、全てのプロセスを起動していないと判明したので、S26に戻り繰り返し、利用者処理登録ファイル5に登録されている次のプロセスを起動、実行UID付与することを繰り返す。
【0041】
以上のS24からS30によって、利用者プロセスの立ち上げ時に終了フラグを読み込んで復電立ち上げと判明した場合、復電立ち上げ用の利用者処理登録ファイル5を読み込み、この利用者処理登録ファイル5の先頭のプロセスから順次起動、実行UIDを付与、設定されている時間経過後に次のプロセスを起動、実行UIDを付与することを繰り返し、全てのプロセスを順次自動起動することが可能となる。
【0042】
S31は、終了フラグ61が“01”(システムフラグ=0、停電フラグ=1)の場合には、システムは正常に終了し、通電のときに終了したと判明するので、通常の立ち上げを、以下のS32からS36によって行う。
【0043】
S32は、利用者処理登録ファイル(通常立ち上げ)を読み込む。
S33は、利用者プロセス1を起動する。これは、S32で読み込んだ利用者処理登録ファイル5の先頭から利用者プロセス1を取り出して起動する。この起動の際、システムのアカウント(システムが持つ権限、通常な全ての資源を利用可能)で起動処理を実行する。
【0044】
S34は、プロセスの実行UIDに変更する。これは、利用者処理登録ファイル5に設定されていたプロセスに対応する実行UID(権限)を取り出し、起動したプロセスに付与し、使用可能な資源を制限する。これにより、起動されたプロセスは、実行UIDが持つ権限のもとで、資源を使用して処理を独立に実行する。
【0045】
S35は、t1秒経過後に次のステップのS36に進む。これは、利用者処理登録ファイル5に設定されていた時間t1を経過後に次のプロセスを起動するためにS36に進む。
【0046】
S36は、最終プロセスか判別する。YESの場合には、全てのプロセスの起動を終了したので、S30で運用を開始する。一方、NOの場合には、全てのプロセスを起動していないと判明したので、S33に戻り繰り返し、利用者処理登録ファイル5に登録されている次のプロセスを起動、実行UIDを付与することを繰り返す。
【0047】
以上のS31からS36およびS30によって、利用者プロセスの立ち上げ時に終了フラグを読み込んで通常立ち上げと判明した場合、通常立ち上げ用の利用者処理登録ファイル5を読み込み、この利用者処理登録ファイル5の先頭のプロセスから順次起動、実行UIDを付与、設定されている時間経過後に次のプロセスを起動、実行UIDを付与することを繰り返し、全てのプロセスを順次自動起動することが可能となる。
【0048】
S37は、終了フラグ61が“10”(システムフラグ=1、停電フラグ=0)、あるいは“11”(システムフラグ=1、停電フラグ=1)の場合には、システムは異常に終了し(動作中に何らかの原因によって異常終了)したと判明するので、無実行(利用者プロセスを立ち上げる処理を無実行)とし、S38で警告(計算機1が前回システムが動作中に異常停止した旨のメッセージを表示)し、S30でシステムのみの運用に入る。
【0049】
以上のS37、S38およびS30によって、利用者プロセスの立ち上げ時に終了フラグを読み込んでシステムが動作中に計算機1が停止してしまっていた場合、利用者プロセスを立ち上げる処理を実行することなく、その旨の警告を表示などし、システムのみの運用を開始する。
【0050】
次に、図6のフローチャートに示す順序に従い、図1の構成のもとで起動したプロセスに権限を付与するときの動作を詳細に説明する。
図6において、S41は、プロセス1を起動する。これは、図2のS5あるいはS12で、利用者処理登録ファイル5から取り出した利用者プロセス1を起動する。
【0051】
S42は、実行UIDを変更する。これは、後述する図7の共有メモリ11上の当該利用者プロセスの実行UIDに変更する。これは、プロセスを起動するときは、プロセス作成手段2がシステムの持つ権限(通常は全ての資源を使用する権限を持つ)を使って領域を獲得などして当該プロセスを起動し、起動後に利用者処理登録ファイル5に登録されていた実行UIDにこのプロセスの権限を変更する。
【0052】
S43は、プロセスIDを取得する。これは、起動したプロセスのIDを取得する。
S44は、共有メモリへの管理情報(プロセスID、時刻等)の格納を行う。これは、図7に示すように、共有メモリ11上に設けた当該プロセスの領域中に、管理情報(S43で獲得したプロセスID、プロセスの起動時刻、実行UIDなど)を格納する。
【0053】
S45は、t1秒経過後にS46に進む。これは、利用者処理登録ファイル5に登録されていた、“次の処理起動までの待時間”を経過したので、次のプロセスを起動するためにS46に進む。
【0054】
S46は、最終プロセスか判別する。YESの場合には、利用者処理登録ファイル5中の全てのプロセスを起動したので、終了する(END)。一方、NOの場合には、次のプロセスについて、S41以降を繰り返す。
【0055】
以上によって、利用者処理登録ファイル5からプロセス名を順次取り出して起動すると共に実行UIDとプロセスIDと起動時刻を管理情報として共有メモリ11に格納することを繰り返し、プロセスに権限を付与して起動することが可能となる。
【0056】
図7は、本発明の立上中の終了通知による処理説明図を示す。これは、利用者プロセスを起動する立上処理中に、複数の終了通知(▲2▼通常終了、▲3▼停電通知)があったときに立上処理完了後に、最新の終了通知(ここでは、▲3▼停電通知)に対応した終了処理(停電)を行い。この終了処理(停電)中に複数の通知(▲5▼復電通知、▲6▼停電通知)があったときに最新の処理(ここでは▲6▼停電通知)を終了処理完了後に行おうとするが同じであって既に実行済であったので▲8▼で電源をシャットダウンする。以下詳細に説明する。
【0057】
▲1▼:利用者プロセスの立上処理を開始する。
▲2▼:通常終了依頼がある。ここでは、この依頼“通常終了”を予約する。
▲3▼:停電通知がある。ここでは、▲2▼の“通常終了”の予約をキャンセルし、最新の“停電通知(停電終了)”に予約更新する。
【0058】
▲4▼:▲1▼で開始した立上処理が完了したので、最新の▲3▼で予約した“停電通知”に対応する終了処理(停電)を開始する。
▲5▼:復電通知がある。ここでは、この“復電通知(復電立上)”を予約する。
【0059】
▲6▼:停電通知がある。ここでは、▲5▼の“復電通知(復電立上)をキャンセルし、最新の“停電通知(停電終了)”に予約更新して元の▲4▼に戻す。
▲7▼:POFF(電源OFF)依頼を行う。これは、▲4▼で開始した終了処理(停電)が完了したので、予約した最新のものが“停電通知(停電終了)”であって、既に実行済であったので、電源OFF依頼を電源制御装置7に通知すると共に、計算機1のシステム停止する。所定時間経過後に電源制御装置7が電源を▲8▼シャットダウンする。
【0060】
尚、下段に終了フラグ61(システムフラグ、停電フラグ)および依頼フラグ(依頼を受けた数を記憶するフラグ)の内容を▲1▼から▲7▼について示すと図示のようになる。簡単に説明すると、システムフラグは、
・▲1▼立上で“1”(ON)
・▲7▼POFF依頼(電源OFF依頼)で“0”(OFF)
と遷移する。一方、停電フラグは、
・▲1▼立上で“1”(通電)
・▲3▼停電通知で停電フラグが“0”(停電)
と遷移する。
【0061】
図8は、本発明の終了中の立上通知による処理説明図を示す。これは、利用者プロセスを終了させる終了処理中に、複数の通知(▲2▼通常終了、▲3▼復電通知)があったときに終了処理完了後に、最新の終了通知(ここでは、▲3▼復電通知)に対応した立上処理(復電)を行い。この立上処理(復電)中に複数の通知(▲5▼停電通知、▲6▼復電通知)があったときに最新の通知(ここでは▲6▼復電通知)を終了処理完了後に行おうとするとが同じであって既に実行済であったので▲8▼で運用を開始する。以下詳細に説明する。
【0062】
▲1▼:利用者プロセスの運用中に停電通知を受ける、終了処理(停電)を開始する。
▲2▼:通常終了依頼がある。ここでは、終了処理(停電)中であるので、この“通常終了”を無視する。
【0063】
▲3▼:復電通知がある。ここでは、この“復電通知(復電立上)”を予約する。
▲4▼:▲1▼で開始した終了処理(停電)が完了したので、予約した▲3▼の立上処理(復電)を開始する。
【0064】
▲5▼:停電通知がある。ここでは、この“停電通知(停電終了)”を予約する。
▲6▼:復電通知がある。ここでは、▲5▼の“停電通知(停電終了)をキャンセルし、最新の“復電通知(復電立上)”に予約更新して元の▲4▼に戻す。
【0065】
▲7▼:立上処理(復電)を完了する。
▲8▼:▲7▼の完了したので、予約した最新のものが“立上処理(復電)”で同一であって既に実行済であったので、運用を開始する。
【0066】
尚、下段に終了フラグ61(システムフラグ、停電フラグ)および依頼フラグ(依頼を受けた数を記憶するフラグ)の内容を▲1▼から▲7▼について示すと図示のようになる。簡単に説明すると、システムフラグは、
・▲1▼運用中の停電通知のときは既に立上時に“1”(ON)
となっており、図7の▲7▼POFF依頼(電源OFF依頼)がないので、常に“1”のままである。一方、停電フラグは、
・▲1▼停電通知で停電フラグが“0”(停電)
・▲3▼復電通知で停電フラグが“1”(通電)
・▲5▼停電通知で停電フラグが“0”
・▲6▼復電通知で停電フラグが“1”
と遷移する。
【0067】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、停電フラグ63および利用者処理登録ファイル5を設けて計算機1の終了時に停電終了や通常終了などに対応した利用者処理登録ファイル5を選択して設定されたプロセスを設定された順序で設定された時間間隔で自動起動および設定されていた権限を付与し終了処理を行い、一方、立ち上げ時に停電フラグ63を参照して対応する利用者処理登録ファイル5に設定されたプロセスを設定された順序で設定された時間間隔で自動起動および設定されていた権限を付与する構成を採用しているため、計算機の停電終了や通電終了時に適切なプロセスを起動、権限付与して終了処理を行うと共に、通常立上や復電立上などの立ち上げ時に対応する適切なプロセスを起動、権限付与して立上処理を自動的に行うことができる。更に、用途に応じて簡易に終了処理や立上処理を任意に変更することができ、しかも起動したプロセスに任意の権限を付与することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の原理ブロック図である。
【図2】本発明の全体動作説明フローチャートである。
【図3】本発明の利用者処理登録ファイル例である。
【図4】本発明のステータスファイル例である。
【図5】本発明の立上時の動作説明フローチャートである。
【図6】本発明の権限付与フローチャートである。
【図7】本発明の立上中の終了通知による処理説明図である。
【図8】本発明の終了中の立上通知による処理説明図である。
【符号の説明】
1:計算機
2:立上手段
3:終了手段
4:利用者プロセス
5:利用者処理登録ファイル
6:ステータスファイル
61:終了フラグ
62:システムフラグ
63:停電フラグ
7:電源制御装置

Claims (2)

  1. 停電終了あるいは通電終了に対応してプロセス名を予め登録する利用者処理登録ファイルと、
    停電状態あるいは通電状態のいずれかを設定して保存する停電フラグと、
    立上げ時に、上記停電フラグを参照し、当該停電フラグが停電状態であれば停電終了に対応する上記利用者処理登録ファイルを選択してこれから取り出したプロセス名のプロセスを起動し、当該停電フラグが通電状態であれば通電終了に対応する上記利用者処理登録ファイルを選択してこれから取り出したプロセス名のプロセスを起動する立上げ手段と、
    終了時に、上記停電フラグを参照し、当該停電フラグが停電状態であれば停電終了に対応する上記利用者処理登録ファイルを選択してこれから取り出したプロセス名のプロセスを起動し、当該停電フラグが通電状態であれば通電終了に対応する上記利用者処理登録ファイルを選択してこれから取り出したプロセス名のプロセスを起動する終了手段と
    を備え、
    上記立上げ手段は、立上げ処理中に、停電通知があった場合は上記停電フラグを停電状態に設定し、復電通知があった場合は上記停電フラグを通電状態に設定し、当該立ち上げ処理完了時に、当該停電フラグが停電状態と設定されていた場合に上記終了手段を起動することを特徴とする停電/復電に対応した利用者登録処理自動起動装置。
  2. 上記終了手段は、終了処理中に、停電通知があった場合は上記停電フラグを停電状態に設定し、復元通知があった場合は上記停電フラグを通電状態に設定し、当該終了処理完了時に、当該停電フラグが通電状態と設定されていた場合に上記立上げ手段を起動することを特徴とする請求項記載の停電/復電に対応した利用者登録処理自動起動装置。
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