JP3608494B2 - 印刷装置および記憶媒体 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、記憶メディアから画像データを直接読み出して印刷するにあたり、複数の画像をまとめて1枚の用紙に一覧印刷できる機能を備えた印刷装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、デジタルカメラなどの普及により、記憶メディアに保存された画像データを直接読み出して印刷する、いわゆるダイレクト印刷機能を備えた印刷装置がある。また、この種の印刷装置には、記憶メディアから画像データを直接読み出して印刷するにあたり、複数の画像をまとめて1枚の用紙に一覧印刷できる機能、いわゆるサムネイル形式のインデックスプリント機能を備えた機種もある。インデックスプリント機能によれば、あらかじめ行数および列数を規定したマトリクス表現形式(一覧印刷パターン)に基づき多数の縮小画像が1枚の用紙に印刷され、その印刷結果を見てユーザは、好みの画像を選んで印刷させることが可能とされている。
【0003】
一方、最近のファクシミリ装置は、メインとなる通信機能のほか、プリンタ機能やスキャナ機能を単独動作可能として多機能化される傾向にあり、これに漏れず、上記のダイレクト印刷機能やインデックスプリント機能を備えたファクシミリ装置もある。そのため、ファクシミリ装置に備えられるメモリは、各種多数の機能に共用され、各機能実行時における空き容量を確保すべく大容量化される傾向にある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、インデックスプリント機能を備えたファクシミリ装置により複数の縮小画像をまとめて1枚の用紙に一覧印刷する際、他の通信機能などによる利用状況によっては、メモリの空き容量が十分な場合もあれば少ない場合もある。特にメモリの空き容量が相対的に少ない場合、行数および列数を固定したマトリクス表現形式に基づく一覧印刷では、1枚の用紙に対して行数分または列数分の画像を印刷できないおそれがあった。
【0005】
たとえば、インクジェット方式による印刷動作の主走査方向を縦長方向に搬送する用紙の横方向とし、縦横各方向に沿ってm×nのマトリクス表現形式により縮小画像を印刷する場合、横方向の画像配列数nに応じてn個の画像データをメモリの空き容量を利用して展開できなければ、主走査方向に沿う印刷動作に応じてn個の画像データを併行処理できず、結局のところ、複数の縮小画像を一覧印刷することができなかった。これは、メモリの空き容量だけでなく、画像データそのものの解像度などに依存したデータサイズによっても左右され、低解像度では一覧印刷できても高解像度では一覧印刷できない場合もあった。
【0006】
本発明は、上記の点に鑑みて提案されたものであって、メモリの空き容量やデータサイズに応じて、複数の縮小画像をまとめて1枚の用紙に一覧印刷することができる印刷装置、およびそのような印刷装置の動作を実現するためのプログラムを記憶した記憶媒体を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明は、少なくとも印刷機能を含む複数の機能を共通のメモリを用いて処理するように構成され、印刷対象となる複数の画像データを上記メモリに展開しながら縮小し、複数の縮小画像をまとめて1枚の用紙に一覧印刷するインデックスプリント機能を備えた印刷装置であって、上記1枚の用紙に一覧印刷される複数の縮小画像のデータを1行分単位で上記メモリに展開し、このメモリに展開されたデータに基づいて上記用紙に行単位で印刷を行う印刷手段と、上記インデックスプリント機能による印刷処理に際し、上記用紙の縦横に上記複数の縮小画像を配列する配列パターンを上記メモリの空き容量に応じて決定する配列パターン決定手段と、上記インデックスプリント機能による印刷処理において、上記印刷手段を、上記配列パターン決定手段により決定された配列パターンに基づいて印刷対象となる複数の画像データを上記メモリに展開しながら縮小し、複数の縮小画像をまとめて1枚の用紙に一覧印刷させる印刷制御手段とを備えたものである。
【0008】
このような印刷装置によれば、メモリの空き容量に応じて一覧印刷パターンが決定されるので、その空き容量を利用できる範囲内で一覧印刷パターンにおける縦横の画像配列数を変えることができ、複数の縮小画像を1枚の用紙の縦横に具合良く収めて一覧印刷することができる。
【0009】
また、本発明は、少なくとも印刷機能を含む複数の機能を共通のメモリを用いて処理するように構成され、印刷対象となる複数の画像データを上記メモリに展開しながら縮小し、複数の縮小画像をまとめて1枚の用紙に一覧印刷するインデックスプリント機能を備えた印刷装置であって、上記1枚の用紙に一覧印刷される複数の縮小画像のデータを1行分単位で上記メモリに展開し、このメモリに展開されたデータに基づいて上記用紙に行単位で印刷を行う印刷手段と、上記インデックスプリント機能による印刷処理に際し、上記メモリに上記複数の縮小画像のデータを展開することにより当該メモリに展開可能な縮小画像の横方向の配列数を決定し、この横方向配列数と印刷対象となる複数の画像データの総数とから配列パターンを決定する配列パターン決定手段とを備え、上記インデックスプリント機能による印刷処理において、上記印刷手段を上記配列パターン決定手段により決定された配列パターンに基づいて、印刷対象となる複数の画像データを、上記メモリに展開しながら縮小し、複数の縮小画像をまとめて1枚の用紙に一覧印刷させる印刷制御手段とを備えたものである。
【0010】
【0011】
【0012】
このような印刷装置によれば、メモリに実際に縮小画像を展開して当該縮小画像の横方 向の配列数が決定されるので、メモリの空き容量を最大限に利用しつつ、用紙の主走査方向にできる限り多くの縮小画像を配列するように画像配列数を決定して一覧印刷することができる。
【0013】
【0014】
また、たとえば同じ画像総数の一覧印刷でも、メモリの空き容量や画像データそのもののデータサイズに応じて、1枚の用紙の縦方向に縮小画像を詰めて一覧印刷することができる一方、逆に、1枚の用紙の横方向に縮小画像を詰めて一覧印刷することもでき、メモリの利用状況に応じて臨機応変に対応することができる。
【0015】
【0016】
【0017】
また、本発明は、上記印刷装置において、上記印刷機能を除く複数の機能には、少なくともファクシミリ通信機能を含むものである。
【0018】
このような印刷装置によれば、印刷機能およびファクシミリ通信機能においてメモリを共用することができ、ファクシミリ通信機能によってメモリが利用される状況でも、その時点におけるメモリの空き容量に応じて一覧印刷することができ、たとえばファクシミリ装置と印刷装置との複合化に伴い、メモリを大容量化せずとも効率的に利用することができる。
【0019】
さらに、本発明は、コンピュータを、少なくとも印刷機能を含む複数の機能を共通のメモリを用いて処理するように構成され、印刷対象となる複数の画像データを上記メモリに展開しながら縮小し、複数の縮小画像をまとめて1枚の用紙に一覧印刷するインデックスプリント機能を備えた印刷装置として機能させるためのプログラムを記憶したコンピュータ読み取り可能な記憶媒体であって、上記コンピュータを、上記1枚の用紙に一覧印刷される複数の縮小画像のデータを1行分単位で上記メモリに展開し、このメモリに展開されたデータに基づいて上記用紙に行単位で印刷を行う印刷手段と、上記インデックスプリント機能による印刷処理に際し、上記用紙の縦横に上記複数の縮小画像を配列する配列パターンを上記メモリの空き容量に応じて決定する配列パターン決定手段と、上記インデックスプリント機能による印刷処理において、上記印刷手段を、上記配列パターン決定手段により決定された配列パターンに基づいて印刷対象となる複数の画像データを上記メモリに展開しながら縮小し、複数の縮小画像をまとめて1枚の用紙に一覧印刷させる印刷制御手段として機能させるためのプログラムを記憶したことを特徴とする。
【0020】
このような記憶媒体によれば、記憶されたプログラムに基づいてCPUを動作させることにより、請求項1に記載の印刷装置の動作を実現することができる。
【0021】
また、本発明は、コンピュータを、少なくとも印刷機能を含む複数の機能を共通のメモリを用いて処理するように構成され、印刷対象となる複数の画像データを上記メモリに展開しながら縮小し、複数の縮小画像をまとめて1枚の用紙に一覧印刷するインデックスプリント機能を備えた印刷装置として機能させるためのプログラムを記憶したコンピュータ読み取り可能な記憶媒体であって、上記コンピュータを、上記1枚の用紙に一覧印刷される複数の縮小画像のデータを1行分単位で上記メモリに展開し、このメモリに展開されたデータに基づいて上記用紙に行単位で印刷を行う印刷手段と、上記インデックスプリント機能による印刷処理に際し、上記メモリに上記複数の縮小画像のデータを展開することにより当該メモリに展開可能な縮小画像の横方向の配列数を決定し、この横方向配列数と印刷対象となる複数の画像データの総数とから配列パターンを決定する配列パターン決定手段と、上記インデックスプリント機能による印刷処理において、上記印刷手段を上記配列パターン決定手段により決定された配列パターンに基づいて、印刷対象となる複数の画像 データを上記メモリに展開しながら縮小し、複数の縮小画像をまとめて1枚の用紙に一覧印刷させる印刷制御手段として機能させるためのプログラムを記憶したことを特徴とする。
【0022】
このような記憶媒体によれば、記憶されたプログラムに基づいてCPUを動作させることにより、請求項2に記載の印刷装置の動作を実現することができる。
【0023】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の好ましい実施の形態について図面を参照して説明する。
【0024】
図1は、本発明に係る印刷装置の一実施形態として、ファクシミリ装置の構成を示したブロック図である。この図に示すように、本発明に係るファクシミリ装置Aは、CPU10、NCU11、RAM12、モデム13、ROM14、EEPROM15、ゲートアレイ16、コーデック17、DMAC18、読取部21、印刷部22、操作部23、表示部24、スロット部25、および外部接続部26などを具備して概略構成されている。CPU10、NCU11、RAM12、モデム13、ROM14、EEPROM15、ゲートアレイ16、コーデック17、およびDMAC18は、バス線27により相互に接続されている。バス線27には、アドレスバス、データバス、および制御信号線が含まれる。ゲートアレイ16には、読取部21、印刷部22、操作部23、表示部24、スロット部25、および外部接続部26が接続されている。NCU11には、公衆電話回線28が接続されている。また、外部接続部26には、パーソナルコンピュータBが接続されている。
【0025】
CPU10は、ファクシミリ装置全体の動作を制御する。NCU11は、公衆電話回線28に接続されて網制御を行う。RAM12は、CPU10の作業領域や各種データの格納領域などを提供する。モデム13は、ファクシミリデータの変調や復調などを行う。ROM14は、CPU10が実行すべきプログラムや設定値などのデータを記憶している。EEPROM15は、各種のフラグや設定データなどを記憶する。ゲートアレイ16は、CPU10と各部21〜26とのインターフェイスとして機能する。コーデック17は、ファクシミリデータの符号化や復号化を行う。DMAC18は、主にRAM12へのデータの書き込みや読み出しを行う。
【0026】
読取部21は、イメージセンサやLED光源などを備え、原稿などから文字や図形などの画像を読み取る。印刷部22は、たとえばインクジェット方式などにより文字や図形などの画像を印刷する。操作部23は、テンキーや文字キーなどのキースイッチ群を備え、使用者のキー操作に応じた指令をCPU10に伝える。表示部24は、LCDなどのディスプレイを備え、動作状態や操作ガイダンスなどを表示する。スロット部25は、たとえばスマートメディアやコンパクトフラッシュなどといった記憶メディアCを接続するためのコネクタを備え、これらの記憶メディアCを抜き差し可能としつつ、記憶メディアCとの間でデータを読み書きするリーダ/ライタとしての機能を有する。外部接続部26は、周辺機器として本ファクシミリ装置Aを利用する場合にケーブルを介してパーソナルコンピュータBと接続され、このパーソナルコンピュータBとの間でデータや信号を交換する。
【0027】
要点について説明すると、本ファクシミリ装置Aは、メインとなるファクシミリ通信機能のほか、図示しないデジタルカメラなどで撮影して記憶メディアCに保存された画像データを直接読み出して印刷するといったダイレクト印刷機能を備える。ファクシミリ通信機能には、基本的なファクシミリ送受信機能のほか、コピー機能、ポーリング機能、自動縮小機能、同報送信機能、メモリ送信機能、ファクス転送機能、タイマ送信機能、通信管理レポート出力機能、通話録音機能、留守録機能、リダイヤル機能、着信番号表示機能などといったメモリとしてのRAM12を利用する各種の機能がある。そのため、RAM12は、ファクシミリ通信機能および印刷機能に共用され、印刷を行う際のRAM12の空き容量は、ファクシミリ通信機能などの利用状況に応じてその都度大きさが異なる。
【0028】
また、このファクシミリ装置Aは、ダイレクト印刷機能に基づき記憶メディアCから画像データを直接読み出して印刷するにあたり、記憶メディアCに保存されている画像データに応じた多数の画像をまとめて1枚の用紙に一覧印刷できる機能、いわゆるサムネイル形式のインデックスプリント機能を備える。このインデックスプリント機能によれば、マトリクス状に画像を表現する形式の一覧印刷パターンに基づき多数の縮小画像が1枚の用紙に一覧印刷され、その印刷結果を見てユーザは、好みの画像を選んで印刷させることができる。
【0029】
ところで、インデックスプリント機能に基づく一覧印刷の際には、たとえばインクジェット方式による印刷動作の主走査方向を、縦長方向に搬送する用紙の横方向とし、用紙の縦横各方向に沿って配列されるように複数の縮小画像が印刷される。
【0030】
ところが、一覧印刷の際、RAM12がファクシミリ通信機能にも利用されていることで空き容量が少ない場合、主走査方向(用紙の横方向)の印刷動作に伴いRAM12を介して展開や縮小、さらには印刷用データへの変換など併行処理すべき画像データの数が制限されてしまう。また、画像データには、解像度の高低に応じてデータサイズの大きいものと小さいものがあり、データサイズの大きい画像データでは、RAM12の空き容量を大きく占有してしまう。言い換えれば、RAM12の空き容量は、主走査方向に沿う印刷動作に伴い複数の画像データを同時に処理するためにできる限り大きいサイズが必要とされる。しかしながら、利用状況に応じてRAM12の空き容量は異なるため、縦横に画像配列数を固定した一覧印刷パターンとすると、場合によってはRAM12の空き容量が横方向の画像配列数に応じた大きさに満たず、画像データの所要数をRAM12に展開などできずに一覧印刷できないおそれがある。
【0031】
そこで、本実施形態におけるCPU10は、RAM12の空き容量や画像データのデータサイズに応じて、一覧印刷パターンによる縦横の画像配列数を変更する。具体的にCPU10は、主走査方向に沿う印刷動作に伴いRAM12の空き容量に対して展開縮小などできる画像データの上限数を算出し、その上限数に基づいて用紙の横方向に沿う画像配列数を最大とする。この際、CPU10は、用紙1枚当たりに一覧印刷すべき画像総数が同じでも、RAM12の空き容量や画像データのデータサイズに応じて用紙の縦横各方向に沿う画像配列数の比を変更する。
【0032】
図2は、一覧印刷パターンの変更の例を説明するための説明図である。なお、一例として、一覧印刷すべき画像総数は12とし、印刷動作の主走査方向Sを用紙Pの横方向とする。
【0033】
図2の(a)に示すように、RAM12の空き容量が十分大きい場合、CPU10は、用紙Pの縦横各方向に3×4とした一覧印刷パターンに基づいて画像Gを印刷させる。つまり、このときのRAM12の空き容量は、主走査方向Sに沿う印刷動作に伴い最大4つの画像データを展開縮小などできるサイズとされる。これにより、CPU10は、用紙Pの横方向に最大4つの画像を配列させるとともに、画像総数に応じて用紙Pの縦方向に3つの画像を配列させるのである。
【0034】
一方、図2の(b)に示すように、RAM12の空き容量が画像データに比べて相対的に小さい場合、CPU10は、用紙Pの縦横各方向に4×3とした一覧印刷パターンに基づいて画像Gを印刷させる。つまり、このときのRAM12の空き容量は、主走査方向Sに沿う印刷動作に伴い最大3つの画像データを展開縮小などできるサイズとされ、4以上の画像データを展開縮小などすることはできない。これにより、CPU10は、用紙Pの横方向に最大3つの画像を配列させるとともに、画像総数に応じて用紙Pの縦方向に4つの画像を配列させ、一覧印刷パターンをRAM12の空き容量や画像データのデータサイズに応じて変更するのである。
【0035】
【0036】
【0037】
次に、インデックスプリント機能に基づく動作について図面を参照して説明する。
【0038】
図3は、インデックスプリント機能に基づくデータ処理手順を示すフローチャートであって、まず、CPU10は、インデックスプリント機能により一覧印刷を開始させるユーザのキー操作がなされたか否かを判断する(S1)。
【0039】
一覧印刷を開始する場合(S1:YES)、CPU10は、スロット部25に挿入された記憶メディアCから直接画像データを読み出し、順次画像データをRAM12に展開しながら縮小する(S2)。ここで、RAM12に展開される画像データは、用紙Pに対する主走査方向Sの印刷動作により打ち出すべきデータであって、展開縮小など経て印刷に伴うバッファリング処理のために、印刷用データに変換されてRAM12に一時蓄積される。なお、画像データは、同一解像度のものが連続して読み出されるのが望ましいが、異なる解像度のものが混在して読み出されるとしても良い。
【0040】
こうして順次画像データを展開縮小するのに伴い、CPU10は、RAM12の空き容量に対してオーバフローする画像データがあるか否かを調べている(S3)。
【0041】
RAM12の空き容量に対してオーバフローする画像データがある場合(S3:YES)、CPU10は、その時点でオーバフローした画像データを除き、それまでにRAM12の空き容量を利用して展開した画像データの数を主走査方向Sに沿って印刷すべき画像配列数として決定する(S4)。つまり、RAM12においてオーバフローすることなく展開された画像データの数は、RAM12の空き容量を最大限に利用できる上限数とされる。なお、主走査方向Sに沿って印刷すべき画像配列数としては、あらかじめ標準値を設定しておき、この標準値に相当する数の画像データをRAM12の空き容量を利用して展開縮小できる場合には、S3,S4をスキップして次の処理(S5)に進んでも良い。
【0042】
主走査方向Sに沿って印刷すべき画像配列数を決定すると、CPU10は、その画像配列数に基づいて一覧印刷処理を行う(S5)。この一覧印刷処理においては、RAM12を介して展開縮小などされた画像データが印刷用データとされ、主走査方向Sに沿う印刷動作に応じて画像Gが1枚の用紙Pに対して行単位で打ち出される。つまり、1枚の用紙Pの横方向には、RAM12の空き容量を利用して併行処理できる画像データの上限数に応じて、画像Gが横並びに印刷されるのである。なお、用紙Pの縦方向には、記憶メディアCに保存された全ての画像データ数から横方向の画像配列数を除算して求められる数に応じて、画像Gが縦並びに印刷される。また、用紙Pの横方向に沿って1行分の印刷処理を終えると、同様にして次行目の印刷処理が行われる。これにより、1枚の用紙Pには、記憶メディアCから読み出された全ての画像Gが指定番号などとともにマトリクス状のサムネイル形式で一覧印刷される。
【0043】
記憶メディアCに保存された全ての画像データについて一覧印刷処理を終えると(S6:YES)、次にCPU10は、ダイレクト印刷機能に基づくモードに移行する。ここで、CPU10は、上記の一連の処理を経て1枚の用紙Pに一覧印刷された複数の画像Gの中から、好みの画像の番号がユーザにより指定入力されたか否かを判断する(S7)。
【0044】
画像番号がユーザにより指定入力されると(S7:YES)、CPU10は、その番号に対応する画像データを記憶メディアCから読み出し、その画像データに基づいてダイレクト印刷処理を行う(S8)。このダイレクト印刷処理においては、記憶メディアCから読み出した画像データがRAM12を介して印刷用データとされ、1枚の用紙に対して1つの画像が印刷される。なお、画像番号が複数指定入力された場合には、対応する複数の画像データに基づいて各用紙ごとに画像が連続して印刷される。
【0045】
そして、CPU10は、ダイレクト印刷処理を終えると(S9:YES)、最終的に全体の処理を終えて元の待機状態に戻る。
【0046】
S9において、ダイレクト印刷処理を終えることなく続行中の場合(S9:NO)、CPU10は、そのままダイレクト印刷処理を続ける。
【0047】
S7において、画像番号がユーザにより指定入力されない場合(S7:NO)、CPU10は、この全体の処理を終えて元の待機状態に戻る。
【0048】
S6において、一覧印刷処理を終えることなく続行中の場合(S6:NO)、CPU10は、そのまま一覧印刷処理を続ける。
【0049】
S3において、RAM12の空き容量に対して画像データがオーバフローしない場合(S3:NO)、CPU10は、続けて次順の画像データをRAM12を介して展開縮小するためにS2に戻る。
【0050】
S1において、一覧印刷を開始しない場合(S1:NO)、CPU10は、このインデックスプリント処理を開始しない。
【0051】
したがって、上記ファクシミリ装置Aによれば、各種のファクシミリ通信機能にも利用されるRAM12の空き容量に応じて一覧印刷パターンが変更されるので、その空き容量を利用できる範囲内で一覧印刷パターンにおける縦横の画像配列数を変えることができ、特に主走査方向Sの印刷動作に伴いRAM12に展開できる画像データ数に応じて用紙Pの横方向に沿う画像配列数を適当に変えることができ、複数の画像Gを1枚の用紙Pの縦横に具合良く収めて一覧印刷することができる。このことは、RAM12を大容量化せずとも効率的に利用することにつながり、ファクシミリ通信機能とともにインデックスプリント機能などを加えてファクシミリ装置Aの多機能化を図ることができる。
【0052】
なお、本発明は、上記の実施形態に限定されるものではない。
【0053】
上記の実施形態では、1枚の用紙に対して全ての画像を一覧印刷するとしたが、全ての画像を1枚に収めきれない場合には、複数枚の用紙にわたって複数の画像を一覧印刷するとしても良い。
【0054】
また、CPU10は、RAM12を介して画像データを展開するとともに、縮小するとしたが、画像データの縮小については、ロジック回路などで構成されたハードウェアにより実現しても良い。
【0055】
画像データの縮小サイズ、一覧印刷パターンおける縦横の間隔、1枚の用紙に一覧印刷可能な画像総数などは、固定としても良いし可変としても良い。特に、1枚の用紙に一覧印刷可能な画像総数は、用紙1枚分の画像データ全てを一度にRAM12に展開する必要がある場合、可変とするのが望ましい。また、必ずしも縦横同数にして複数の画像を一覧印刷する必要はなく、たとえば1行目は4列で2行目は3列などであっても良い。さらに極端に言えば、RAM12の空き容量が極めて小さい場合、各行に1つの画像しか印刷されない1列分の一覧印刷であっても良い。
【0056】
さらに、上記の実施形態では、画像データを順次RAM12に取り込みながらオーバフローを判断して画像配列数を決定するとしたが、あらかじめ定めたRAM12の空き容量に応じて画像配列数を決定するとしても良い。
【0057】
【発明の効果】
以上説明したように、請求項1に記載した発明の印刷装置によれば、メモリの空き容量に応じて一覧印刷パターンが決定されるので、その空き容量を利用できる範囲内で一覧印刷パターンにおける縦横の画像配列数を変えることができ、複数の縮小画像を1枚の用紙の縦横に具合良く収めて一覧印刷することができる。
【0058】
【0059】
また、請求項2に記載した発明の印刷装置によれば、メモリに実際に縮小画像を展開して当該縮小画像の横方向の配列数が決定されるので、メモリの空き容量を最大限に利用しつつ、用紙の主走査方向にできる限り多くの縮小画像を配列するように画像配列数を決定して一覧印刷することができる。
【0060】
また、たとえば同じ画像総数の一覧印刷でも、メモリの空き容量や画像データそのもののデータサイズに応じて、1枚の用紙の縦方向に縮小画像を詰めて一覧印刷することができる一方、逆に、1枚の用紙の横方向に縮小画像を詰めて一覧印刷することもでき、メモリの利用状況に応じて臨機応変に対応することができる。
【0061】
【0062】
また、請求項3に記載した発明の印刷装置によれば、請求項1又は2に記載の印刷装置による効果に加えて、印刷機能およびファクシミリ通信機能においてメモリを共用することができ、ファクシミリ通信機能によってメモリが利用される状況でも、その時点におけるメモリの空き容量に応じて一覧印刷することができ、たとえばファクシミリ装置と印刷装置との複合化に伴い、メモリを大容量化せずとも効率的に利用することができる。
【0063】
さらに、請求項4に記載した発明の記憶媒体によれば、記憶されたプログラムに基づいてCPUを動作させることにより、請求項1に記載の印刷装置の動作を実現することができる。
【0064】
また、請求項5に記載した発明の記憶媒体によれば、記憶されたプログラムに基づいてCPUを動作させることにより、請求項2に記載の印刷装置の動作を実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る印刷装置の一実施形態として、ファクシミリ装置の構成を示したブロック図である。
【図2】一覧印刷パターンの変更の例を説明するための説明図である。
【図3】インデックスプリント機能に基づくデータ処理手順を示すフローチャートである。
【符号の説明】
10 CPU
11 NCU
12 RAM
13 モデム
14 ROM
15 EEPROM
16 ゲートアレイ
17 コーデック
18 DMAC
21 読取部
22 印刷部
23 操作部
24 表示部
25 スロット部
26 外部接続部
A ファクシミリ装置
B パーソナルコンピュータ
C 記憶メディア
G 画像
P 用紙
Claims (5)
- 少なくとも印刷機能を含む複数の機能を共通のメモリを用いて処理するように構成され、印刷対象となる複数の画像データを上記メモリに展開しながら縮小し、複数の縮小画像をまとめて1枚の用紙に一覧印刷するインデックスプリント機能を備えた印刷装置であって、
上記1枚の用紙に一覧印刷される複数の縮小画像のデータを1行分単位で上記メモリに展開し、このメモリに展開されたデータに基づいて上記用紙に行単位で印刷を行う印刷手段と、
上記インデックスプリント機能による印刷処理に際し、上記用紙の縦横に上記複数の縮小画像を配列する配列パターンを上記メモリの空き容量に応じて決定する配列パターン決定手段と、
上記インデックスプリント機能による印刷処理において、上記印刷手段を、上記配列パターン決定手段により決定された配列パターンに基づいて印刷対象となる複数の画像データを上記メモリに展開しながら縮小し、複数の縮小画像をまとめて1枚の用紙に一覧印刷させる印刷制御手段と、
を備えたことを特徴とする印刷装置。 - 少なくとも印刷機能を含む複数の機能を共通のメモリを用いて処理するように構成され、印刷対象となる複数の画像データを上記メモリに展開しながら縮小し、複数の縮小画像をまとめて1枚の用紙に一覧印刷するインデックスプリント機能を備えた印刷装置であって、
上記1枚の用紙に一覧印刷される複数の縮小画像のデータを1行分単位で上記メモリに展開し、このメモリに展開されたデータに基づいて上記用紙に行単位で印刷を行う印刷手段と、
上記インデックスプリント機能による印刷処理に際し、上記メモリに上記複数の縮小画像のデータを展開することにより当該メモリに展開可能な縮小画像の横方向の配列数を決定し、この横方向配列数と印刷対象となる複数の画像データの総数とから配列パターンを決定する配列パターン決定手段と、
上記インデックスプリント機能による印刷処理において、上記印刷手段を上記配列パターン決定手段により決定された配列パターンに基づいて、印刷対象となる複数の画像データを、上記メモリに展開しながら縮小し、複数の縮小画像をまとめて1枚の用紙に一覧印刷させる印刷制御手段と、
を備えたことを特徴とする印刷装置。 - 上記印刷機能を除く複数の機能には、少なくともファクシミリ通信機能を含むことを特徴とする、請求項1または2に記載の印刷装置。
- コンピュータを、少なくとも印刷機能を含む複数の機能を共通のメモリを用いて処理するように構成され、印刷対象となる複数の画像データを上記メモリに展開しながら縮小し、複数の縮小画像をまとめて1枚の用紙に一覧印刷するインデックスプリント機能を備えた印刷装置として機能させるためのプログラムを記憶したコンピュータ読み取り可能な記憶媒体であって、
上記コンピュータを、
上記1枚の用紙に一覧印刷される複数の縮小画像のデータを1行分単位で上記メモリに展開し、このメモリに展開されたデータに基づいて上記用紙に行単位で印刷を行う印刷手段と、
上記インデックスプリント機能による印刷処理に際し、上記用紙の縦横に上記複数の縮小画像を配列する配列パターンを上記メモリの空き容量に応じて決定する配列パターン決定手段と、
上記インデックスプリント機能による印刷処理において、上記印刷手段を、上記配列パターン決定手段により決定された配列パターンに基づいて印刷対象となる複数の画像デー タを上記メモリに展開しながら縮小し、複数の縮小画像をまとめて1枚の用紙に一覧印刷させる印刷制御手段と、
して機能させるためのプログラムを記憶したコンピュータ読み取り可能な記憶媒体。 - コンピュータを、少なくとも印刷機能を含む複数の機能を共通のメモリを用いて処理するように構成され、印刷対象となる複数の画像データを上記メモリに展開しながら縮小し、複数の縮小画像をまとめて1枚の用紙に一覧印刷するインデックスプリント機能を備えた印刷装置として機能させるためのプログラムを記憶したコンピュータ読み取り可能な記憶媒体であって、
上記コンピュータを、
上記1枚の用紙に一覧印刷される複数の縮小画像のデータを1行分単位で上記メモリに展開し、このメモリに展開されたデータに基づいて上記用紙に行単位で印刷を行う印刷手段と、
上記インデックスプリント機能による印刷処理に際し、上記メモリに上記複数の縮小画像のデータを展開することにより当該メモリに展開可能な縮小画像の横方向の配列数を決定し、この横方向配列数と印刷対象となる複数の画像データの総数とから配列パターンを決定する配列パターン決定手段と、
上記インデックスプリント機能による印刷処理において、上記印刷手段を上記配列パターン決定手段により決定された配列パターンに基づいて、印刷対象となる複数の画像データを上記メモリに展開しながら縮小し、複数の縮小画像をまとめて1枚の用紙に一覧印刷させる印刷制御手段と、
して機能させるためのプログラムを記憶したコンピュータ読み取り可能な記憶媒体。
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