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JP3628466B2 - タコの揚げ食材製造装置 - Google Patents
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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、生タコ、イカ、ゲソの揚げ食材製造装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来の生タコ、イカ、ゲソの揚げ食材製造装置は、食用澱粉で生タコ等をくるみ、その後一回だけ食用油で揚げて揚げ食材としたものが一般に知られている。
しかしこの様な従来の製造装置では、水分のないサクっとした食感の揚げ食材にすることが難しく、商品の歩留まりがきわめて悪いものとなり、せいぜい19%程度のものしか製品として出荷できるものではなかった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
かくして、本発明は従来の課題に鑑みて創案されたものであり、味もきわめて美味でしかも水分のないサクっとした食感の揚げ食材にすることができ、製品の歩留まりも著しく向上したタコ、イカ、ゲソの揚げ食材製造装置を提供することを目的とするものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本発明によるタコ、イカ、ゲソの揚げ食材製造装置は、
味付け液材中にタコを浸して該生タコに下味をつける味付け機と、
下味のついたタコの外面を澱粉でくるみ、前記澱粉でくるまれたタコを焼き上げる焼成機と、
前記焼き上げた食材を冷やす冷却機と、
冷却後、食用油で揚げ食材にする揚げ機と、を有するタコの揚げ製造装置であって、
前記冷却機は、両側面が貫通されて一方が導入口に、他方が排出口とされ、外周面には直径10乃至18ミリメートルの網目を外周に複数有する略円筒状の形状をなす金網状冷却機本体と該冷却機本体を軸方向に回転させる回転機とを有し、
前記冷却機本体の内部へ導入口から焼き上げた食材を収納し、回転させて該食材から熱をなくすと共に水分を除去せしめ、かつゴミあるいは微細な食材片を網目より除去せしめたことを特徴とし、
または、
味付け液材中にイカあるいはゲソを浸して該イカあるいはゲソに下味をつける味付け機と、
下味のついたイカあるいはゲソの外面を澱粉でくるみ、前記澱粉でくるまれたイカあるいはゲソを焼き上げる焼成機と、
前記焼き上げた食材を冷やす冷却機と、
冷却後、食用油で揚げ食材にする揚げ機と、を有するイカあるいはゲソの揚げ製造装置であって、
前記冷却機は、両側面が貫通されて一方が導入口に、他方が排出口とされ、外周面には直径10乃至18ミリメートルの網目を外周に複数有する略円筒状の形状をなす金網状冷却機本体と該冷却機本体を軸方向に回転させる回転機とを有し、
前記冷却機本体の内部へ導入口から焼き上げた食材を収納し、回転させて該食材から熱をなくすと共に水分を除去せしめ、かつゴミあるいは微細な食材片を網目より除去せしめたことを特徴とする。
【0005】
(作用)
本発明によれば、味付け液材中にタコを浸して該タコに下味をつけ、下味のついたタコの外面を澱粉でくるみ、澱粉でくるまれたタコを焼き上げ、焼き上げた食材を冷却する。そして、冷却した食材をさらに、食用油で揚げる。
この様に本発明では、焼き上げた後、冷却し、さらに食用油で揚げてタコの揚げ食材を製造している。よって、味もきわめて美味でしかも揚げ食材としての商品の歩留まりも著しく向上しうるタコ揚げ食材の製造装置を提供できる。
【0006】
【発明の実施の形態】
以下、本発明によるタコ、イカ、ゲソの揚げ食材製装置の好適な実施の態様につき説明する。
通常、生タコは冷凍されて運搬されるため、まず解凍することが必要となる。生タコの解凍体1ブロック7Kg乃至20Kgのものを全部で600Kg程度解凍する作業が行われる(図1参照)。
【0007】
かかる解凍装置あるいは解凍方法については何ら限定されない。
例えば、高温度の解凍用液体1(例えば熱湯)が充填され、方形状をなした解凍漕2内に前記冷凍タコ3を所定時間浸し、解凍後に回収するものとする。
次いで解凍されて回収されたタコは、味付機4内に収納され、該味付機4内に予め納められた味付け液材5に浸され、もって下味がつけられる(図2参照)。
【0008】
ここで、味付け機4の構造についても限定されるものではないが、凹状の収納部を有する味付け機本体6の側壁に回転式の撹拌器7を取り付け、該撹拌器7で撹拌しながらタコに味付け液材5を塗布することが考えられる。
ここで、前記味付け液材5は、塩、グルタミン酸ソーダ、唐辛子、しょう油、油、ステビア等を混在して作製される。
【0009】
しかして、下味の付されたタコは、馬鈴薯澱粉内に浸けられ、撹拌されてタコの外面に馬鈴薯澱粉がまんべんなく付され、タコは馬鈴薯澱粉にくるまれる。
馬鈴薯澱粉をまんべんなく外面にまぶされたタコは鉄板8上で焼成される(図3参照)。
ここで、焼成温度は120度Cから190度C程度で約30秒から3分程度の時間で焼成される。
【0010】
かかる焼成工程の後、例えば鉄板上からベルトコンベアー等で冷却機9内に移送される。
当該冷却機9内では焼成された製品の温度が下げられ、かつ製品の水分が蒸発するよう作業される。
ここで、冷却機9の構成についても本発明では何ら限定されないが、一例を挙げれば、外周が直径15メリメートル程度の網目からなる金網で形成された円筒状の冷却機本体10と、該冷却機本体10を軸方向に回転させる回転部材と、冷却機本体の外周側から内部に冷却空気を送風する送風機とから構成することが出来る。
【0011】
そして、冷却機本体10内に収納された製品は回転して冷却され、水分が抜かれる。 この様な構成とすることにより、焼成された製品は、該製品の内部中央部分に残った熱あるいは水分が回転動作により製品の全体に拡散されることとなり、もって次工程での揚げ食材作業の際、製品を均一に揚げることが出来る。
尚、外周が直径15メリメートル程度の網目からなる金網で形成された円筒状の冷却機本体10を使用するため、それ以下の大きさのものは外部に出てしまうことになり、一定の大きさのものに製品を整えることが出来る。
【0012】
冷却機9で冷却された後は、所定時間おかれる。
ここで、所定時間経過させる理由は、製品の内部中央側においてまだ残っている熱を下げるためである。すなわち、まだ熱が残っている場合には、製品の酸化が急速に起こり、製品の風味、味が急速に劣化するからである。
つぎに、所定時間おかれた製品を菜種油で揚げにする。そして揚げ温度は120Cから190度Cの範囲である。
【0013】
ここで揚げに要する時間は15秒から3分の間である。この時間揚げられた製品は取り出され、その後やはり所定時間おかれる。
ここでの所定時間経過させる理由はやはり前工程のときと同様に、製品の内部中央側においてまだ残っている熱を下げるためである。すなわち、まだ熱が残っている場合には、製品の酸化が急速に起こり、製品の風味、味が急速に劣化するからである。
【0014】
しかして、所定時間おかれた後は、計量機に移送され、計量された後、包装工程へと移る。
【0015】
【発明の効果】
かくして、本発明は以上の構成よりなる
そして、本発明によるタコ、イカ、ゲソの揚げ食材製造装置であれば、味もきわめて美味でしかも製品の歩留まりも著しく向上したタコ、イカ、ゲソの揚げ食材を製造出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による解凍漕の概略構成を説明する説明図である。
【図2】本発明による味付機の概略構成を説明する説明図である。
【図3】鉄板上で焼成した状態を説明する説明図である。
【図4】本発明による冷却機の概略構成を説明する説明図である。
【図5】鉄板上で焼成した状態を説明する説明図である。
【図6】本発明による冷却機本体の概略構成を説明する説明図である。
【符号の説明】
1 解凍用液体
2 解凍漕
3 冷凍タコ
4 味付機
5 味付け液材
6 味付機本体
7 撹拌器
8 鉄板
9 冷却機
10 冷却機本体

Claims (2)

  1. 味付け液材中にタコを浸して該タコに下味をつける味付け機と、
    下味のついたタコの外面を澱粉でくるみ、前記澱粉でくるまれたタコを焼き上げる焼成機と、
    前記焼き上げた食材を冷やす冷却機と、
    冷却後、食用油で揚げ食材にする揚げ機と、を有する生タコの揚げ製造装置であって、
    前記冷却機は、両側面が貫通されて一方が導入口に、他方が排出口とされ、外周面には直径10乃至18ミリメートルの網目を外周に複数有する略円筒状の形状をなす金網状冷却機本体と該冷却機本体を軸方向に回転させる回転機とを有し、
    前記冷却機本体の内部へ導入口から焼き上げた食材を収納し、回転させて該食材から熱をなくすと共に水分を除去せしめ、かつゴミあるいは微細な食材片を網目より除去せしめたことを特徴とする生タコの揚げ食材製造装置。
  2. 味付け液材中にイカあるいはゲソを浸して該イカあるいはゲソに下味をつける味付け機と、
    下味のついたイカあるいはゲソの外面を澱粉でくるみ、前記澱粉でくるまれたイカあるいはゲソを焼き上げる焼成機と、
    前記焼き上げた食材を冷やす冷却機と、
    冷却後、食用油で揚げ食材にする揚げ機と、を有するイカあるいはゲソの揚げ製造装置であって、
    前記冷却機は、両側面が貫通されて一方が導入口に、他方が排出口とされ、外周面には直径10乃至18ミリメートルの網目を外周に複数有する略円筒状の形状をなす金網状冷却機本体と該冷却機本体を軸方向に回転させる回転機とを有し、
    前記冷却機本体の内部へ導入口から焼き上げた食材を収納し、回転させて該食材から熱をなくすと共に水分を除去せしめ、かつゴミあるいは微細な食材片を網目より除去せしめたことを特徴とするイカあるいはゲソの揚げ食材製造装置。
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