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JP3635899B2 - 情報処理装置、その制御方法およびメモリアドレス変換装置 - Google Patents
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JP3635899B2 - 情報処理装置、その制御方法およびメモリアドレス変換装置 - Google Patents

情報処理装置、その制御方法およびメモリアドレス変換装置 Download PDF

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【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、プリンタの制御装置などに適した情報処理装置およびその制御方法に関し、特に、RAMモジュールに対するメモリアドレスの変換に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
ページプリンタの画像処理部を構成する情報処理装置などにおいては、CPUの作業領域などの一時記憶領域としてRAMモジュールが用いられている。近年、処理速度が速くて安価な同期型のDRAM(SDRAM)を搭載したRAMモジュールが多く用いられるようになっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、RAMモジュールは、搭載されるメモリデバイス(以降においてはデバイス)のビット幅および容量により、メモリアドレスの数が変わるので、現状ではさまざまなアドレス仕様のRAMモジュールが存在している。例えば、図2に表を用いて示してあるように、デバイス容量が4Mビット、16Mビットおよび64Mビットで、ビット幅が4、8および16のデバイスでは、それぞれローアドレス数およびカラムアドレス数が異なる。従来、RAMモジュールのメモリアドレスに対するアドレスの割付は情報処理装置毎に一意的に決められており、このため、仕様の異なるデバイスを搭載したRAMモジュールをそのまま利用することは不可能である。従って、RAMモジュールを増設するときは、予め指定された仕様に合致するRAMモジュールが必要であり、選択できるモジュールが限られ、ユーザーが入手可能な適当な価格のモジュールが使用できないなどの問題があった。
【0004】
仕様の異なるモジュールを使用できる情報処理装置もあるが、アドレス仕様を変更するためには、ユーザーがジャンパなどのハードウェア、あるいは、BIOSなどのソフトウェアを操作してRAMモジュールの仕様にマッチした条件を設定する必要があり、面倒である。さらに、メモリ等に対する十分な知識が必要であり、一般のユーザーでは難しい。
【0005】
そこで、本発明においては、仕様の異なるRAMモジュールであっても簡単に使用することができ、低コストでメモリの増設が可能な情報処理装置およびその制御方法、メモリアドレス変換装置などを提供することを目的としている。さらに、仕様の異なるRAMモジュールを用いる際に、アドレスの割付を間違えずに確実に使用することができる情報処理装置およびその制御方法を提供することを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】
このため、本発明の情報処理装置においては、装着されたRAMモジュールのデバイス容量およびビット幅を判断する仕様判断機能と、この仕様判断機能で判明したデバイス容量およびビット幅によってメモリアドレスの割付を変更可能な割付設定機能とを設け、自動的にRAMモジュールの仕様を判断すると共に、それに合わせてメモリアドレスの割付を自動的に設定できるようにしている。また、本発明の情報処理装置の制御方法においては、RAMモジュールのデバイス容量およびビット幅を判断する仕様判断工程と、この仕様判断工程で判明したデバイス容量およびビット幅によってメモリアドレスの割付を変更する割付設定工程とを設けて、自動的にアドレスの割付を変更できるようにしている。
【0007】
本発明の情報処理装置およびその制御方法においては、自動的にRAMモジュールの仕様を判断し、その仕様に従ってメモリアドレスの割付が自動的に行われる。このため、ユーザーはRAMモジュールに搭載されたデバイスタイプの差を意識することなく利用でき、入手可能な仕様で低コストのRAMモジュールを利用することができる。さらに、RAMモジュールの仕様が自動的に判断され、それに適したメモリアドレスの割付が自動的に行われるので、アドレスの割付を間違えたりすることなく、仕様の異なるRAMモジュールを確実に利用することができる。従って、信頼性が高く、RAMモジュールをフレキシブルに選択可能な半導体処理装置およびその制御方法を提供することができる。RAMモジュールの仕様判断は、RAMモジュールの不揮発記憶領域に用意された仕様情報を読み取ることによって判断可能である。
【0008】
割付設定するときは、アドレスに対し、次のようにローアドレスおよびカラムアドレスを割り付けるメモリアドレス変換装置あるいはメモリアドレス変換方法を採用することが望ましい。まず、ローアドレスストローブ時は、メモリアドレスMA0〜MA7に対しアドレスA11〜A18を、メモリアドレスMA8〜MA9に対しアドレスA21〜A22を、プリチャージアドレスPA(MA10)に対しアドレスA19を、バンクアドレスBA0に対しアドレスA20を割り当てる。さらに、カラムアドレスストローブ時には、メモリアドレスMA0〜MA7に対しアドレスA3〜A10を、メモリアドレスMA8〜MA9に対しアドレスA23〜A24を割り当てる。
【0009】
ただし、デバイス容量が64MビットのRAMモジュールに対しては、ビット幅が4ビットのときは、メモリアドレスMA11およびバンクアドレスBA1/MA12に対しアドレスA25およびA26を、ビット幅が8ビットのときは、メモリアドレスMA11およびバンクアドレスBA1/MA12に対しアドレスA25およびA24を、さらに、ビット幅が16ビットのときは、メモリアドレスMA11およびバンクアドレスBA1/MA12に対しアドレスA23およびA24を割り当てる。なお、デバイス容量およびビット幅により、ローアドレスストローブ時、あるいはカラムアドレスストローブ時に無効なメモリアドレスにアドレスが割り当てられているものについては無効となる。
【0010】
このような割付を採用することにより、デバイス容量が4Mビットから64Mビットでビット幅が4ビットから16ビットのデバイスを搭載した全てのRAMモジュールに対しアドレスを連続して割り付けることが可能となる。さらに、カラムアドレスが下位アドレスに割り付けられているのでRAMモジュールのページ領域を大きくできる。そして、デバイスの仕様によって変更する箇所は、デバイス容量が64MビットのときのメモリアドレスMA11およびバンクアドレスBA1/MA12に限られる。従って、非常に簡易なメモリアドレス変換用のソフトウェアあるいはハードウェアによってデバイスの仕様に対応した割付を自動的に設定することができる。
【0011】
さらに、本発明の割付を用いて、不揮発記憶領域が用意されていない、あるいは不揮発記憶領域に仕様情報が記載されていないRAMモジュールに対しては、搭載されているデバイスの仕様を自動的に判別することも可能となる。すなわち、仕様判断機能あるいは工程において、ローアドレスおよびカラムアドレスの割付を、デバイス容量が64Mビットでビット幅が4ビットのRAMモジュールに対する状態に設定し、8Mバイト毎に異なるデータを想定される最大メモリ容量まで書き込むことにより、データが連続して記録され、あるいは上書きされるので、その後、想定される最大メモリ容量まで読み取り、読み取ったデータによりデバイス容量およびビット幅を判断することができる。
【0012】
本発明の情報処理装置の制御方法およびメモリアドレス変換方法は、上記の各処理を行う命令を備えたプログラムとして実現することが可能であり、そのプログラムをROM、ROMモジュールあるいはフロッピーディスクなどのCPUに読み取り可能な記録媒体に記録して提供することができる。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下に図面を参照しながら本発明の実施の形態を説明する。図1に、本発明に係るプリンタ1の概略構成を示してある。このプリンタ1は、パソコンなどのホスト側から印刷用の入力データを受信して印刷機構(プリンタエンジン)で印刷可能な構成の出力データに変換する画像処理部10と、出力データに基づき印刷用紙上に印刷を行う印刷機構2とを備えている。
【0014】
画像処理部10は、ホストから入力データを受信する入力インタフェース回路部25と、画像データを作成する印刷処理プログラム22およびIPL21などが収納されたプログラム収納用のROM12と、画像データを作成するためのフォントのビットマップデータなどが収納されたフォント収納用のROM13を備えており、メモリコントローラ15とメモリバス17を介して接続されている。また、画像処理部10は、画像データを作成する際の作業領域となり、中間のデータなどが格納される同期型のDRAM(SDRAM)14を備えており、このSDRAM14と、CPU11およびメモリコントローラ15がCPUバス18によって接続されている。この画像処理部10によってホストから入力された入力データが情報処理されて画像データに変換され、メモリバス17に接続されたビデオインタフェース回路部20を介してプリンタエンジン2に供給されてページ毎の印刷が行われる。
【0015】
SDRAMモジュール14に対しては、CPUから発生されたアドレスが、メモリコントローラ15のアドレス変換部16によりメモリアドレスに変更され、そのメモリアドレス(ローアドレスおよびカラムアドレス)がメモリアドレスバス19を介して供給されてSDRAMモジュール14に対する入出力が行われる。SDRAMモジュール14は、8MB(メガバイト)から128MB程度までの種々の容量のものが市販されている。このため、ユーザーは適当な容量のモジュールを購入して置き換えることにより、メモリの増設を行うことが可能であり、メモリ容量を大きくして大量の画像データをより高速で処理可能にするなど、プリンター10の機能アップを図ることができる。しかしながら、上述したように、RAMモジュール14に搭載されているデバイスによってアドレス仕様が異なり、従来のプリンターでは、どのようなRAMモジュール14でもそのまますぐに使用できるようにはなっていない。
【0016】
図2に、デバイス容量およびビット幅毎のアドレス仕様を表を用いて示してある。本図に示したように、例えば、デバイス容量が4Mビットでビット幅が16のデバイスを搭載したRAMモジュールにおいては、9ビットのローアドレスRA、1ビットのバンクアドレスBA、および8ビットのカラムアドレスCAがローアドレスストローブ(RAS)信号が供給されたとき(アドレスストローブ時)およびカラムアドレスストローブ(CAS)信号が供給されたとき(カラムアドレスストローブ時)にそれぞれ有効になる。加えて、カラムアドレスストローブ時には、ローアドレスの1ビットに相当するプリチャージアドレスPAが有効になる。
【0017】
一方、デバイス容量が64Mビットでビット幅が4のデバイスを搭載したRAMモジュールにおいては、12または13ビットのローアドレスRA、2または1ビットのバンクアドレスBA、および10ビットのカラムアドレスCAがローアドレスストローブ時およびカラムアドレスストローブ時にそれぞれ有効になる。また、ローアドレスの1ビットであるMA10がプリチャージアドレスであり、カラムアドレスストローブ時にはプリチャージ信号も有効になる。
【0018】
このように搭載されているデバイスによってアドレス仕様の異なるRAMモジュールに対し、従来のプリンターでは、いずれかのアドレス仕様のRAMモジュールがプリンターメーカーによって指定されており、メモリを増設する際はその仕様に則したRAMモジュールを購入する必要があった。これに対し、本願出願人は、よりフレキシブルに、また低コストでメモリの増設ができるように、アドレス仕様の異なるRAMモジュールでも利用可能なアドレス割付方法を検討し、その結果、図3(a)に示すようなアドレス割付マップを得ることができた。このアドレス割付マップでは、バイト単位でデータが入出力可能であることを考慮し、アドレスA3から最大でアドレスA26までが連続してローアドレス、バンクアドレスおよびカラムアドレスに割り付けられている。すなわち、次にようにアドレスA3から最大でA26MAまでがローアドレス、バンクアドレスおよびカラムアドレスに変換されるようになっている。
【0019】
1.ローアドレスストローブ時:
メモリアドレスMA0〜MA7に対し、アドレスA11〜A18、
メモリアドレスMA8〜MA9に対し、アドレスA21〜A22、
プリチャージアドレスPAに対し、アドレスA19、
バンクアドレスBA0に対し、アドレスA20、
2.カラムアドレスストローブ時:
メモリアドレスMA0〜MA7に対し、アドレスA3〜A10、
メモリアドレスMA8〜MA9に対し、アドレスA23〜A24、
3.ただし、デバイス容量が64MビットのRAMモジュールに対して:
ビット幅が4では:
メモリアドレスMA11およびバンクアドレスBA1/MA12に、アドレスA25およびA26、
ビット幅が8では:
メモリアドレスMA11およびバンクアドレスBA1/MA12に、アドレスA25およびA24、
ビット幅が16では:
メモリアドレスMA11およびバンクアドレスBA1/MA12に、アドレスA23およびA24を割り当てる。
【0020】
このアドレス割付マップは、全ての仕様のRAMモジュールに対しアドレスを連続的に割り付けること、RAMのページ領域を大きくするために、カラムアドレスに下位アドレスを割り付けること、および仕様の異なるRAMモジュールに対応して割り当てを変える必要があるメモリアドレスをできるだけ少なくすることが考慮されている。このため、図3(b)に示すように、本発明のアドレス割付マップに基づいてメモリアドレスの変換を行うと、デバイス容量が4Mビットおよび16Mビットの場合は変更はなく、デバイス容量が64MビットのRAMモジュールに対しては、ビット幅に対応してメモリアドレスMA11およびバンクアドレスBA1(MA12)の2つのアドレスについて割付を変更するだけで全ての仕様のRAMモジュールに対しアドレスを連続して割り付けることが可能となっている。
【0021】
図4に、本発明の割付マップに基づき、それぞれのデバイスのアドレス仕様に対応してメモリアドレスにアドレスを割り付けた様子を示してある。例えば、デバイス容量が4Mビットでビット幅が16のデバイスを使用したRAMモジュールに対しては、ローアドレスストローブ時にメモリアドレスMA0〜MA7、プリチャージアドレスPAおよびバンクアドレスBA0にアドレスA11〜A20が連続して割り当てられており、カラムアドレスストローブ時にメモリアドレスMA0〜MA7にアドレスA3〜A10が割り当てられ、全体としてアドレスA3〜A20がローアドレス、バンクアドレスおよびカラムアドレスに連続して割り当てられている。そして、カラムアドレスストローブ時にはプリチャージアドレスPAにプリチャージ信号が割り当てられ、バンクアドレスBAとともにプリチャージを制御する信号となる。
【0022】
なお、図3(a)のアドレス割り当てマップに示したメモリアドレスの内、4Mビットのデバイスではアドレスストローブ時にメモリアドレスMA8およびMA9などは図4に「×」で示したように有効になっておらず、このメモリアドレスに割り当てられたアドレスは4Mビットのデバイスのアクセスには用いられていない。
【0023】
一方、デバイス容量が64Mビットでビット幅が4のデバイスを使用したRAMモジュールに対しては、ローアドレスストローブ時にメモリアドレスMA0〜MA7、プリチャージアドレスPA、バンクアドレスBA0、メモリアドレスMA8〜MA9にアドレスA11〜A22が連続して割り当てられ、さらに、メモリアドレスMA11およびバンクアドレスBA1(MA12)にアドレスA25およびA26が割り当てられている。また、カラムアドレスストローブ時にメモリアドレスMA0〜MA7にアドレスA3〜A10が割り当てられ、さらに、メモリアドレスMA8〜MA9にアドレスA23およびA24が割り当てられている。このため、全体としてアドレスA3〜A26がローアドレス、バンクアドレスおよびカラムアドレスに連続して割り当てられている。プリチャージアドレスPAにプリチャージ信号が割り当てられているのも上記と同様である。
【0024】
図5に、本例のプリンター10において、RAMモジュール14に搭載されているデバイスの仕様を識別してアドレスの割付を自動的に設定する処理の概要をフローチャートを用いて示してある。これらの処理は、電源投入直後などのIPL21がロードされたときに行われ、まず、RAMモジュール14にEEPROMが内蔵されているものとして、ステップ51でEEPROMのデータを読む。RAMモジュールの多くには、通常はEEPROMなどによって不揮発性の記憶領域が用意されており、そこにSPDと称されるモジュールの仕様情報(構成、性能など)が格納されている。従って、RAMモジュールのSPDを取得することにより、RAMモジュールに搭載されているデバイスの仕様を判断することが可能である。このため、ステップ52でEEPROMのデータが正常であることを判断し、正常の場合はステップ53でSPDをデコードし、ステップ54でデバイスの容量およびビット幅といったデバイスの仕様を判断する。
【0025】
そして、デバイスの容量が16Mビット以下であれば、先に図3(a)に示したアドレスの割付マップに従い、メモリアドレスMA11およびバンクアドレスBA1(MA12)を除いてアドレスを割り付けることにより、デバイス容量あるいはビット幅が異なるデバイスに対しても連続してアドレスをメモリアドレスに変換することが可能である。このため、仕様の異なるデバイスが搭載されたメモリーモジュールを使用することができる。このような割付をソフトウェアを用いて行ってももちろん良いが、本例のプリンター1においては、メモリアドレス変換部16でハードウェア的に図3(a)に示した割付(メモリアドレスMA11およびバンクアドレスBA1(MA12)を除き)が設定されている。
【0026】
従って、本例のプリンター1においては、ステップ54で判断されたデバイス容量が64Mビット以上のときにステップ59以降において、残りのメモリアドレスMA11およびバンクアドレスBA1(MA12)の割付をソフトウェアで設定している。まず、ステップ59でビット幅が4のときは、ステップ60でバンクアドレスBA1(MA12)にアドレスA26を、また、メモリアドレスMA11にアドレスA25を設定する。ステップ61でビット幅が8のときは、ステップ62でバンクアドレスBA1(MA12)にアドレスA24を、また、メモリアドレスMA11にアドレスA25を設定する。ステップ63でビット幅が16のときは、ステップ64でバンクアドレスBA1(MA12)にアドレスA24を、また、メモリアドレスMA11にアドレスA23を設定する。
【0027】
このようにデバイスの容量およびビット幅によってアドレスの割付設定を変更することにより、仕様の異なるデバイスが搭載されたRAMモジュールに対し適切なアドレスを設定して入出力を行うことが可能となる。従って、プリンター1で使用可能なRAMモジュールの仕様を限定せずに種々なRAMモジュールを利用することができる。さらに、RAMモジュールに搭載されたデバイスの仕様の判断およびそれに適したアドレスの割付が自動的に行われるので、ユーザーの手間を省略でき、また、アドレスの割付の間違いを防止することも可能である。
【0028】
これらの処理は、本例のプリンター1においては、初期設定を行うプログラムであるIPL21に含まれており、電源投入時あるいはリセット時などに実行される。従って、本例のプリンター1においては、デバイスの容量およびビット幅を判断する仕様判断機能、および仕様判断機能で判明したデバイス容量およびビット幅によってメモリアドレスの割付を変更可能な割付設定機能は、IPL21に基づきCPU11で実現される。
【0029】
このように、RAMモジュールにEEPROMが搭載され、その中にデバイスの仕様などを含んだSPDが収納されていれば上記のような手順でRAMモジュールに対するアドレスの割付を設定できる。しかしながら、現状では、パソコンあるいはプリンターなどの情報処理装置の側で設置できるRAMモジュールの仕様を限定しているのでSPDが情報処理装置の側で利用されておらず、低コスト化などのためにSPDを省略したRAMモジュールも存在する。そこで、本例のプリンター1においては、ステップ52でEEPROMから読まれたデータが正常でない場合は、SPDを利用しないでデバイスタイプを判断できるようにしている。このため、ステップ55に移行し、バンクアドレスBA1(MA12)にアドレスA26を、また、メモリアドレスMA11にアドレスA25を割り付けてローアドレスおよびカラムアドレスに対しフルにアドレスを設定できるようにする。そして、ステップ56において、現状で想定される最大のメモリ容量である128MBまで8MB毎に異なったデータを書き込む。
【0030】
このような書き込みを行うと、図6に表を用いて示してあるように、メモリ容量および搭載されているデバイスの仕様によってRAMモジュールに記憶される内容が異なる。このため、ステップ57で想定される最大のメモリ容量である128MBまでRAMモジュールに記憶された値を読み取ることにより、ステップ58でRAMモジュールの容量およびそのRAMモジュールに搭載されているデバイスの仕様を判断することが可能となる。例えば、RAMモジュールの容量が8MBであれば、メモリの内容が8MB毎に上書きされるので、読み取り可能なデータは120MBから128Mバイトまでのアドレスに対応して最終的に記録された「15」の値となる。
【0031】
一方、ビット幅が4で64Mビットの容量のデバイスを搭載した128MBのRAMモジュールにおいては、0から128MBまで異なったデータが書き込まれるので、書き込まれた通りのデータが読み取られる。また、64Mビットでビット幅が16のデバイスが搭載されたRAMモジュールにおいては、カラムアドレスストローブ時にメモリアドレスMA8およびMA9に割り当てられたアドレスA23およびA24が有効にならない。従って、16MBピッチの領域にしかアクセスができず、その領域が上書きされるので、表6に示したような値が読み取られることになる。
【0032】
このような方法により、EEPROMを搭載していないRAMモジュールに対してもデバイス容量およびビット幅を自動的に判断できるので、上記と同様にステップ59以降のプロセスによってRAMモジュールに搭載されたデバイスの仕様に則したメモリアドレスの割付けを設定し、RAMモジュールを利用することが可能となる。
【0033】
このように、本例のプリンター1は、仕様の異なるRAMモジュール、特に、SDRAMモジュールであってもそのまま設置して利用することが可能である。従って、大量の画像データを扱うために大容量のSDRAMモジュールに差し替えるときに、ユーザーが入手可能な仕様のSDRAMモジュールを設置することが可能であり、メーカーに指定された仕様のSDRAMモジュールを選択する必要はなくなる。このため、ユーザーが容易に、また、安価に入手できるSDRAMモジュールを利用できるので、手間がかからずに、低コストでメモリの増設を行うことが可能となる。
【0034】
なお、上記では、プリンターを例に説明しているが、パソコンなどの情報処理装置であってももちろん良く、本発明を適用することにより、搭載されているRAMモジュールのデバイスタイプに左右されずに、ユーザーが最も入手し易いRAMモジュールを利用することが可能となる。さらに、デバイスタイプをユーザーが調べてアドレスの割付を調整する必要がないので、割付設定を間違えることもなく、どのようなデバイスタイプのRAMモジュールであっても確実に利用することが可能となる。
【0035】
【発明の効果】
以上に説明したように、従来の情報処理装置においては、その情報処理装置のメモリアドレスの割付に合致した定められた仕様のデバイスが搭載されたRAMモジュールが指定されており、ユーザーがメモリを増設する際などにおいては、その定められた仕様のRAMモジュール以外は利用できなかった。これに対し、本発明においては、RAMモジュールに搭載されているデバイスの仕様を自動的に判断し、それに合わせてメモリアドレスの割付を変更すると機能および工程を備えた情報処理装置およびその制御方法を提供するようにしている。従って、ユーザーは入手可能な仕様の異なるRAMモジュールであっても自由に利用することが可能であり、手軽にメモリの増設など行うことができる。
【0036】
さらに、本発明においては、図3に示したようなアドレスの割付マップを採用しており、これにより、デバイスの仕様が異なるRAMモジュールに対し、ほとんど割付を変更することなくアドレス空間が連続するようにメモリアドレスに割り付けることが可能となる。従って、デバイスタイプの相違に対応して割付を調整する処理が簡単となり、簡易なソフトウェアあるいはハードウェアて対応することができる。
【0037】
また、本発明においては、デバイスの仕様情報を搭載していないRAMモジュールに対しても所定のメモリ領域毎に異なるデータを書き込んだ後に、その内容を読み取ることによりメモリ容量およびそれに搭載されているデバイスタイプを判断できるようにしている。従って、市販されているどのようなRAMモジュール、特に、SDRAMモジュールであっても、そのデバイスタイプを自動的に判断し、それに適した割付を設定して利用することが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係るプリンタの概略構成を示すブロック図である。
【図2】デバイスタイプに対応したアドレス仕様を示した表である。
【図3】(a)は本発明において採用したメモリアドレスの割付マップであり、(b)はデバイスタイプによって変更する部分を示す表である。
【図4】図3に示す割付マップによって各デバイスタイプ毎にアドレスを割り付けた状態を示す表である。
【図5】RAMモジュールに搭載されたデバイス仕様を判断し、それに適した割付設定を行う処理を示すフローチャートである。
【図6】RAMモジュールに所定のデータを書き込んだ後に読みだして、その容量およびデバイスタイプを判断する条件を示した表である。
【符号の説明】
1 プリンタ
2 印刷機構
10 画像処理部
11 CPU
12 プログラム用ROM
13 フォント用ROM
14 SDRAMモジュール
15 メモリコントローラ
16 メモリアドレス変換部
17 メモリバス
18 CPUバス
19 メモリアドレスバス
20 ビデオインタフェース部
25 入力インタフェース部

Claims (10)

  1. 装着されたRAMモジュールに搭載されているメモリデバイスのデバイス容量およびビット幅を判断する仕様判断機能と、
    この仕様判断機能で判明したデバイス容量およびビット幅に応じて、次のように、CPUから発生されたアドレスAを、ローアドレスストローブ時およびカラムアドレスストローブ時に夫々前記RAMモジュールに供給するローアドレス又はカラムアドレス,プリチャージアドレス,およびバンクアドレスとして、前記RAMモジュールのメモリアドレスMA,プリチャージアドレスPA,バンクアドレスBAに割り付ける割付設定機能と
    を有することを特徴とする情報処理装置。
    ローアドレスストローブ時:
    メモリアドレスMA0〜MA7に対し、アドレスA11〜A18、
    メモリアドレスMA8〜MA9に対し、アドレスA21〜A22、
    プリチャージアドレスPAに対し、アドレスA19、
    バンクアドレスBA0に対し、アドレスA20、
    カラムアドレスストローブ時:
    メモリアドレスMA0〜MA7に対し、アドレスA3〜A10、
    メモリアドレスMA8〜MA9に対し、アドレスA23〜A24。
    ただし、ローアドレスストローブ時において、判明したデバイス容量が64MビットのRAMモジュールに対しては、
    判明したビット幅が4ビットのときは、メモリアドレスMA11およびバンクアドレスBA1/MA12に対し、アドレスA25およびA26を、
    判明したビット幅が8ビットのときは、メモリアドレスMA11およびバンクアドレスBA1/MA12に対し、アドレスA25およびA24を、
    判明したビット幅が16ビットのときは、メモリアドレスMA11およびバンクアドレスBA1/MA12に対し、アドレスA23およびA24を、更に割り付ける。
  2. 請求項において、前記仕様判断機能は、RAMモジュールに供給されるローアドレスおよびカラムアドレスの割付を、デバイス容量が64Mビットでビット値が4ビットのRAMモジュールに対する状態に設定し、8Mバイト毎に異なるデータを想定される最大メモリ容量まで書き込んだ後、その想定される最大メモリ容量まで読み取り、その読み取りデータに基づいてデバイス容量およびビット幅を判断する機能を備えていることを特徴とする情報処理装置。
  3. RAMモジュールに搭載されているメモリデバイスのデバイス容量およびビット幅を判断する仕様判断工程と、
    この仕様判断工程で判明したデバイス容量およびビット幅に応じて、次のように、CPUから発生されたアドレスAを、ローアドレスストローブ時およびカラムアドレスストローブ時に夫々前記RAMモジュールに供給するローアドレス又はカラムアドレス,プリチャージアドレス,およびバンクアドレスとして、前記RAMモジュールのメモリアドレスMA,プリチャージアドレスPA,バンクアドレスBA0,BA1/MA12に割り付ける割付設定工程と
    を有することを特徴とする情報処理装置の制御方法。
    ローアドレスストローブ時:
    メモリアドレスMA0〜MA7に対し、アドレスA11〜A18、
    メモリアドレスMA8〜MA9に対し、アドレスA21〜A22、
    プリチャージアドレスPAに対し、アドレスA19、
    バンクアドレスBA0に対し、アドレスA20、
    カラムアドレスストローブ時:
    メモリアドレスMA0〜MA7に対し、アドレスA3〜A10、
    メモリアドレスMA8〜MA9に対し、アドレスA23〜A24。
    ただし、ローアドレスストローブ時において、判明したデバイス容量が64MビットのRAMモジュールに対しては、
    判明したビット幅が4ビットのときは、メモリアドレスMA11およびバンクアドレスBA1/MA12に対し、アドレスA25およびA26を、
    判明したビット幅が8ビットのときは、メモリアドレスMA11およびバンクアドレスBA1/MA12に対し、アドレスA25およびA24を、
    判明したビット幅が16ビットのときは、メモリアドレスMA11およびバンクアドレスBA1/MA12に対し、アドレスA23およびA24を、更に割り付ける。
  4. 請求項において、前記仕様判断工程では、RAMモジュールに供給されるローアドレスおよびカラムアドレスの割付を、デバイス容量が64Mビットでビット値が4ビットのRAMモジュールに対する状態に設定し、8Mバイト毎に異なるデータを想定される最大メモリ容量まで書き込んだ後、その想定される最大メモリ容量まで読み取り、その読み取りデータに基づいてデバイス容量およびビット幅を判断することを特徴とする情報処理装置の制御方法。
  5. RAMモジュールに対しデータを入出力する際に、CPUから発生されたアドレスAを、次のように、ローアドレスストローブ時およびカラムアドレスストローブ時に夫々前記RAMモジュールに供給するローアドレス又はカラムアドレス,プリチャージアドレス,およびバンクアドレスとして、前記RAMモジュールのメモリアドレスMA,プリチャージアドレスPA,バンクアドレスBAに割り付けることを特徴とするメモリアドレス変換装置。
    ローアドレスストローブ時:
    メモリアドレスMA0〜MA7に対し、アドレスA11〜A18、
    メモリアドレスMA8〜MA9に対し、アドレスA21〜A22、
    プリチャージアドレスPAに対し、アドレスA19、
    バンクアドレスBA0に対し、アドレスA20、
    カラムアドレスストローブ時:
    メモリアドレスMA0〜MA7に対し、アドレスA3〜A10、
    メモリアドレスMA8〜MA9に対し、アドレスA23〜A24
    ただし、ローアドレスストローブ時において、搭載されているメモリデバイスのデバイス容量が64MビットのRAMモジュールに対しては、
    前記メモリデバイスのビット幅が4ビットのときは、メモリアドレスMA11およびバンクアドレスBA1/MA12に対し、アドレスA25およびA26
    前記メモリデバイスのビット幅が8ビットのときは、メモリアドレスMA11およびバンクアドレスBA1/MA12に対し、アドレスA25およびA24
    前記メモリデバイスのビット幅が16ビットのときは、メモリアドレスMA11およびバンクアドレスBA1/MA12に対し、アドレスA23およびA24を、更に割り付ける。
  6. 前記請求項に記載のメモリアドレス変換装置と、アドレスの発生元であるCPUと、RAMモジュールとを有することを特徴とする情報処理装置。
  7. RAMモジュールに対しデータを入出力する際に、CPUから発生されたアドレスAを、次のように、ローアドレスストローブ時およびカラムアドレスストローブ時に夫々前記RAMモジュールに供給するローアドレス又はカラムアドレス,プリチャージアドレス,およびバンクアドレスとして、前記RAMモジュールのメモリアドレスMA,プリチャージアドレスPA,バンクアドレスBAに割り付けることを特徴とするメモリアドレス変換方法。
    ローアドレスストローブ時:
    メモリアドレスMA0〜MA7に対し、アドレスA11〜A18、
    メモリアドレスMA8〜MA9に対し、アドレスA21〜A22、
    プリチャージアドレスPAに対し、アドレスA19、
    バンクアドレスBA0に対し、アドレスA20、
    カラムアドレスストローブ時:
    メモリアドレスMA0〜MA7に対し、アドレスA3〜A10、
    メモリアドレスMA8〜MA9に対し、アドレスA23〜A24
    ただし、ローアドレスストローブ時において、搭載されているメモリデバイスのデバイス容量が64MビットのRAMモジュールに対しては、
    前記メモリデバイスのビット幅が4ビットのときは、メモリアドレスMA11およびバンクアドレスBA1/MA12に対し、アドレスA25およびA26
    前記メモリデバイスのビット幅が8ビットのときは、メモリアドレスMA11およびバンクアドレスBA1/MA12に対し、アドレスA25およびA24
    前記メモリデバイスのビット幅が16ビットのときは、メモリアドレスMA11およびバンクアドレスBA1/MA12に対し、アドレスA23およびA24を、更に割り付ける。
  8. RAMモジュールに搭載されているメモリデバイスのデバイス容量およびビット幅を判断する仕様判断処理と、
    この仕様判断処理で判明したデバイス容量およびビット幅に応じて、次のように、CPUから発生されたアドレスAを、ローアドレスストローブ時およびカラムアドレスストローブ時に夫々前記RAMモジュールに供給するローアドレス又はカラムアドレス,プリチャージアドレス,およびバンクアドレスとして、前記RAMモジュールのメモリアドレスMA,プリチャージアドレスPA,メモリアドレス,バンクアドレスBAに割り付ける割付設定処理と
    を実行可能な命令を有するプログラムが記録されていることを特徴とする記録媒体。
    ローアドレスストローブ時:
    メモリアドレスMA0〜MA7に対し、アドレスA11〜A18、
    メモリアドレスMA8〜MA9に対し、アドレスA21〜A22、
    プリチャージアドレスPAに対し、アドレスA19、
    バンクアドレスBA0に対し、アドレスA20、
    カラムアドレスストローブ時:
    メモリアドレスMA0〜MA7に対し、アドレスA3〜A10、
    メモリアドレスMA8〜MA9に対し、アドレスA23〜A24。
    ただし、ローアドレスストローブ時において、判明したデバイス容量が64MビットのRAMモジュールに対しては、
    判明したビット幅が4ビットのときは、メモリアドレスMA11およびバンクアドレスBA1/MA12に対し、アドレスA25およびA26を更に割り付け、
    判明したビット幅が8ビットのときは、メモリアドレスMA11およびバンクアドレスBA1/MA12に対し、アドレスA25およびA24を更に割り付け、
    判明したビット幅が16ビットのときは、メモリアドレスMA11およびバンクアドレスBA1/MA12に対し、アドレスA23およびA24を更に割り付ける。
  9. 請求項において、前記仕様判断処理では、RAMモジュールに供給されるローアドレスおよびカラムアドレスの割付を、デバイス容量が64Mビットでビット値が4ビットのRAMモジュールに対する状態に設定し、8Mバイト毎に異なるデータを想定される最大メモリ容量まで書き込んだ後、その想定される最大メモリ容量まで読み取り、その読み取りデータに基づいてデバイス容量およびビット幅を判断する処理を実行可能な命令を有するプログラムが記録されていることを特徴とする記録媒体。
  10. RAMモジュールに対しデータを入出力する際に、CPUから発生されたアドレスAを、次のように、ローアドレスストローブ時およびカラムアドレスストローブ時に夫々前記RAMモジュールに供給するローアドレス又はカラムアドレス,プリチャージアドレス,およびバンクアドレスとして、前記RAMモジュールのメモリアドレスMA,プリチャージアドレスPA,バンクアドレスBAに割り付ける処理を実行可能なプログラムが記録されていることを特徴とする記録媒体。
    ローアドレスストローブ時:
    メモリアドレスMA0〜MA7に対し、アドレスA11〜A18、
    メモリアドレスMA8〜MA9に対し、アドレスA21〜A22、
    プリチャージアドレスPAに対し、アドレスA19、
    バンクアドレスBA0に対し、アドレスA20、
    カラムアドレスストローブ時:
    メモリアドレスMA0〜MA7に対し、アドレスA3〜A10、
    メモリアドレスMA8〜MA9に対し、アドレスA23〜A24
    ただし、ローアドレスストローブ時において、前記RAMモジュールに搭載されているメモリデバイスのデバイス容量が64MビットのRAMモジュールに対しては、
    前記メモリデバイスのビット幅が4ビットのときは、メモリアドレスMA11およびバンクアドレスBA1/MA12に対し、アドレスA25およびA26を更に割り付け
    前記メモリデバイスのビット幅が8ビットのときは、メモリアドレスMA11およびバンクアドレスBA1/MA12に対し、アドレスA25およびA24を更に割り付け
    前記メモリデバイスのビット幅が16ビットのときは、メモリアドレスMA11およびバンクアドレスBA1/MA12に対し、アドレスA23およびA24を更に割り付ける。
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