JP3637276B2 - 3レベル電力変換装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は,3レベル電力変換装置の実装技術に係り,特に直流電圧源,スイッチング素子間のインダクタンスの低減技術に関する。
【0002】
【従来の技術】
直流電圧源とスイッチング素子とによって構成され,直流と交流との間で電力の変換を行う電力変換装置において、スイッチング素子がターンオフするとき、直流電圧源とスイッチング素子間の配線インダクタンスにサージ電圧が誘起され、スイッチング素子に印加される。このため配線インダクタンスが大きいと、それだけスイッチング素子の耐圧を高く設計しなければならない。
【0003】
配線のインダクタンスを低減するために,電流の経路である導体をできるだけ幅広の平板状とし,かつターンオフによって電流が変化する電流経路(以下、転流経路と称する)の往路と復路の導体をできるだけ近接して接続するいわゆる平行平板状とすることが知られている。これは,転流経路の往路と復路を流れる電流によって発生する磁束を互いに相殺することで見かけ上の磁束の変化すなわちインダクタンスを小さくできるからである。ここで言うスイッチング素子の転流経路とは、そのスイッチング素子がターンオフする瞬間に生じている変換装置内の有電流路であって、そのスイッチング素子のターンオフによって電流が変化させられることでサージ電圧を発生する要因となるインダクタンスをもつ電路である。具体的には後述する。
【0004】
配線インダクタンスを低減する手段として,たとえば特開平11−89249号公報には、直流電圧源の正側アーム部は、前記直流電圧源に対して第2のスイッチング素子を最も近く、第1のスイッチング素子を最も遠く、第1の結合ダイオードを第1および第2のスイッチング素子の中間にそれぞれ配置し、負側アーム部は、直流電圧源に対して第3のスイッチング素子を最も近く、第4のスイッチング素子を最も遠く、第2の結合ダイオードを第3および第4のスイッチング素子の中間にそれぞれ配置することが開示されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
上記した従来技術においては、まだ、スイッチング素子に加わるサージ電圧が大きく、電力変換装置としての信頼性を確保するためには、導体が大きくなり装置の小型軽量化が不充分であった。
【0006】
本発明の目的は,3レベル電力変換装置におけるスイッチング素子のターンオフ時のサージ電圧を抑制し,電力変換装置を小形軽量化することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
4つのスイッチング素子がターンオフする時の転流経路は、種類として2通りが考えられる。第1,第4のスイッチング素子の転流経路と、第2,第3のスイッチング素子の転流経路である。第1,第4のスイッチング素子の転流経路は比較的短く、他方、第2,第3のスイッチング素子の転流経路は比較的長くなる。したがって,第2,第3のスイッチング素子に印加されるサージ電圧は、第1,第4のスイッチング素子に印加されるサージ電圧より大きくなる。
【0008】
そこで、本発明はその一面において、物理的に長くなる第2,第3のスイッチング素子の転流経路における配線インダクタンスを低減するため、転流経路をできるだけ短くするだけでなく、ターンオフするスイッチング素子の電流が流れる第1の電流路と、この第1の電流路の電流の減少に伴って電流が増大する第2の電流路の配線を沿わせるように構成することを特徴とする。
【0009】
これらの第1、第2の電流路を流れる電流は、詳細を後述するように、転流時に僅かの時間的重なりをもって一方が減少し他方が増大する。あるいは時間的に重ならないで、瞬間的に一方が消滅し、他方が立上がる。これら2つの電流路のインダクタンスを抑制するために、両者の配線を沿わせることが効果的である。
【0010】
本発明は他の一面において、前記第1、第2の電流路の長さがほぼ同一となるように、直流電圧源の接続端子を配置することを特徴とする。
【0011】
これにより、両電流路がバランスして、互いに相殺し合い、ターンオフ時のインダクタンスはより小さく抑えられる。
【0012】
本発明の望ましい一実施態様においては、平滑コンデンサ(単位電圧源)の接続端子を、直線状に配列された素子群のうち、結合ダイオードに最も近くなるように配置する。
【0013】
これによって、第2,第3のスイッチング素子の転流経路における上記第1、第2の電流路がバランスし、また配線の重なり部分が生じてターンオフ時の実質的なインダクタンスを小さく抑え、サージ電圧は小さくなる。
【0014】
本発明の他の一実施態様においては、直流電圧源と直線状に配列された素子群とに挟まれるように配置された2層の平板状の導体の間に、平板状の絶縁層を設ける。
【0015】
これによって、2層の平板状の導体をより接近して配置でき、さらに転流経路の短縮と、配線の重なりを強めることができ、よりサージ電圧は小さくなる。
【0016】
【発明の実施の形態】
以下本発明の実施の形態を図面を用いて説明する。
【0017】
図1は本発明の第1の実施例による3レベル電力変換装置の1相分の側面図、図2は同じく1相分の電気回路図、図3は同じく1相分の平面図である。ここでは,便宜上スイッチング素子としてIGBTを例にとって説明するが,MOSFET,バイポーラトランジスタなど,他のスイッチング素子を用いた場合も同様の効果が得られる。ここで,各スイッチング素子の正側の端子をコレクタ,負側の端子をエミッタと称する。
【0018】
図1〜3において,電力変換装置の一相分は図2の電気回路を構成しており、直線状に並べられた素子群と、直流電圧源を構成する第1,第2の単位電圧源である平滑コンデンサとが、平板状の導体層を挟むように配置されている。
【0019】
まず、素子群の構成から述べると、図1及び図3に示すように、第1のスイッチング素子1,中間電位導出用の第1の結合ダイオード5,第2のスイッチング素子2,第3のスイッチング素子3,中間電位導出用の第2の結合ダイオード6及び第4のスイッチング素子4が、ほぼ直線上に並べて配置される。
【0020】
次に,前記素子群の上側に、上下2層の平板状の導体層が配置される。導体層の下層は,図3(b)に示すように、第1の中間電位導体12,交流側導体13,第2の中間電位導体14からなり,図1に示すように,素子と平行となる平板状の部分は図3(c)の素子層の上側で同一平面内にある。導体層の上層は、図3(a)に示すように、正極側導体9,第3の中間電位導体11,負極側導体10からなり,図1から明らかなように,素子群と平行となる平板状の部分は導体層下層の上側に配置され、これら導体層の上層と下層は平行の関係にある。
【0021】
最後に、直流電圧源7,8が、この直流電圧源と前記素子群とで前記導体層を挟むように配置されている。直流電圧源は、単位電圧源である第1,第2の平滑コンデンサ7,8で構成されている。
【0022】
この実施例においては、第1の単位電圧源7の負極端子11pを,前記素子群の中で第1の結合ダイオード5に最も近くなるように配置するとともに、前記第2の単位電圧源8の正極端子11nを前記素子群の中で第2の結合ダイオード6に最も近くなるように配置している。
【0023】
次に,導体層による接続関係を述べる。導体層下層から述べると,第1の中間電位導体12は、第1のスイッチング素子1のエミッタと第2のスイッチング素子2のコレクタと第1の結合ダイオード5のカソードを接続しており、図3(b)に示すように、第1の結合ダイオードのアノードと接続される第3の中間電位導体11との絶縁用の穴もしくは切り込み15が設けてある。交流側導体13は、第2のスイッチング素子2のエミッタと第3のスイッチング素子のコレクタを接続しており,任意の場所に交流出力端子(図示せず)を設けている。第2の中間電位導体14は、第3のスイッチング素子3のエミッタと第4のスイッチング素子4のコレクタ及び第2の結合ダイオードのアノードを接続するものであり、図3(b)に示すように、第2の結合ダイオードのカソードと接続される第3の中間電位導体11との絶縁用の穴または切り込み16を設けている。
【0024】
一方、導体層上層での接続は、正極側導体9が,第1のスイッチング素子1のコレクタと第1の平滑コンデンサ7の正極端子9pを接続している。負極側導体10は、第4のスイッチング素子4のエミッタと第2の平滑コンデンサ8の負極端子10nを接続している。第3の中間電位導体11は,第1のダイオード5のアノードと第2のダイオード6のカソードを接続するとともに、第1の平滑コンデンサ7の負極端子11pと第2の平滑コンデンサ8の正極端子11nに接続している。
【0025】
ここで,各スイッチング素子のコレクタ,エミッタはそれぞれ一つずつ図示してあるが,コレクタ,エミッタをそれぞれ複数個有するスイッチング素子であっても同様の構成が可能である。また、各スイッチング素子1〜4は,図2に示すように、電流をオンオフするスイッチング機能部と,これに逆並列接続された環流ダイオード、すなわち交流回路に対するフリーホイール機能部で構成される。以上、特に図3(c)に示すように、一列に配置した前記素子群は、これら全ての素子の陽極端子(スイッチング素子のコレクタC,ダイオードのアノードA)と陰極端子(スイッチング素子のエミッタE,ダイオードのカソードK)とをほぼ一直線状に配置している。また、平板状の導体9〜14は、同図(a),(b)から明らかなように、前述端子群C,E,A及びKよりも十分に広い幅を持ち、その表裏方向に配置した前記直流電圧源7,8と前記素子群1〜6とにより挟まれるように配置している。
【0026】
さて、各スイッチング素子がターンオフする時の転流経路は、図4(a)〜(d)に示した4経路である。正側アームの第1のスイッチング素子1の転流経路(a)と負側アームの第4のスイッチング素子4の転流経路(d)及び正側アームの第2のスイッチング素子2の転流経路(b)と負側アームの第3のスイッチング素子3の転流経路(c)は、それぞれ電気回路上,相似の関係であり,物理的空間的にも相似の位置関係に配置すれば、インダクタンスも同等となる。したがって,転流経路の種類としては(a),(d)と(b),(c)の2通りを考えればよい。ここでは転流経路(a)と(b)について説明し、(c)と(d)については省略するが、全く同様に理解することができる。
【0027】
まず、転流経路(a)は、スイッチング素子1がターンオフする瞬間に生じていた変換器内の有電流路であって、スイッチング素子1のターンオフによって電流が遮断させられることで高電圧を発生する要因となるインダクタンスをもつ電路である。スイッチング素子1がオンしているときは必ずスイッチング素子2もオンしており、「第2の平滑コンデンサ8の正極→結合ダイオード5→第2のスイッチング素子2→交流端子→交流(負荷)回路→他相のスイッチング素子3,4→第2の平滑コンデンサ8の負極」の経路でダイオード5が通流している。したがって、その電流の大きさの範囲内ではダイオード5は逆方向にも通流し得るので、図4(a)に太線で示すように、スイッチング素子1のターンオフ時の転流経路は、「第1の平滑コンデンサ7の正極→第1のスイッチング素子1→ダイオード5(逆方向)→第1の平滑コンデンサ7の負極」の経路であり、スイッチング素子1がターンオフするとき、この転流経路の電流が遮断され、この経路のインダクタンスによってサージ電圧が発生し、スイッチング素子1に印加される。
【0028】
この転流経路(a)は比較的短く,配線インダクタンスも比較的小さいので、第1のスイッチング素子1に印加されるサージ電圧は小さく問題はない。特に、本実施例においては、図5に破線で示すように、転流経路(a)は短くなる。
【0029】
次に、転流経路(b)は、スイッチング素子2がターンオフする瞬間(前後の短時間)に生じる変換器内の有電流路であって、スイッチング素子2のターンオフによって電流が変化させられることでサージ電圧を発生する要因となるインダクタンスをもつ電路である。スイッチング素子2がターンオフするときは、第3,第4のスイッチング素子3,4内のフリーホイルダイオードが「交流(負荷)回路→スイッチング素子4,3の逆並列のダイオード→交流端子→交流(負荷)回路」の経路で導通し得る状態にあるため、図4(b)に太線で示すように、「第2の平滑コンデンサ8の正極→結合ダイオード5→第2のスイッチング素子2→第3,第4のスイッチング素子3,4のフリーホイルダイオード(逆方向)→第2の平滑コンデンサ8の負極」の経路で電流が流れ得る。スイッチング素子2がターンオフするとき、この転流経路のインダクタンスによって高電圧を発生し、スイッチング素子2に印加される。図6は、この転流経路(b)を破線で示す側面図である。
【0030】
ここで、この転流経路(b)の配線インダクタンスについて考える。この転流経路(b)は図からも明らかなように前記転流経路(a)に比べ比較的長くならざるを得ない。配線インダクタンスは経路の長さによって大きくなるため、転流経路をできる限り短く設計しなければならない。更に、スイッチング素子2がターンオフする直前,直後の電流経路が如何に沿わされ(重ねられ)ているかも重要である。3レベル電力変換装置は、PWM制御によって交流端子に、短時間に直流の3レベルに電圧を切替え出力する。一方、交流負荷電流は、負荷のインダクタンスを電流源としており、各スイッチング素子のターンオフ時間のようなPWM制御のごく短時間の出来事の間では殆ど変化しない。この交流負荷電流の継続のためにフリーホイルダイオードが設けられている。さて、スイッチング素子2がターンオフする直前の交流負荷への電流I1は、「コンデンサ8の正極→ダイオード5→スイッチング素子2→交流負荷→他の相のスイッチング素子3,4→コンデンサ8の負極」の経路で流れており、一方、スイッチング素子2がターンオフした直後の交流負荷の電流I2は、「交流負荷→他の相のスイッチング素子3,4→スイッチング素子4,3のフリーホイルダイオード→交流負荷」の経路で流れる。図7は、本実施例におけるこれらの電流I1,I2を加筆した側面図である。電流I1が減少するのに合せて電流I2は増加し、あるいは、電流I1が消滅すると同時に電流I2が立上がる関係にある。これらの電流が図7の(e)部で重なり合って同方向に流れることで、ターンオフの瞬間における実質的なインダクタンスを減少させることができる。すなわち、この部分においては、一方の増大(立上り)と他方の減少(消滅)とが重なり合って、トータルの電流変化dI/dtが小さくなり、実質的なインダクタンスが小さくなるのである。この結果、スイッチング素子2に印加されるサージ電圧を小さく抑制することができる。スイッチング素子3についても全く同様である。実験によれば、先に述べた公報に記載された従来技術に比べ、スイッチング素子2,3へのサージ電圧の大きさを20%低減することができた。
【0031】
このように、本実施態様においては、スイッチング素子がターンオフする時の(a),(b)の2種類の転流経路のうち、特に,転流経路が長く配線インダクタンスが大きくなる転流経路(b)の配線インダクタンスを低減するため、第1の直流電圧源としての平滑コンデンサ7は、その負極端子11pが,第1の結合ダイオード5に最も近くなるように配置され,他方,第2の直流電圧源としての平滑コンデンサ8は、その正極端子11nが,第2の結合ダイオード6に最も近くなるように配置される。すなわち、導体層の一個所の表裏に、その一方に第1の直流電圧源の負極端子11pがあり,その他方に第1の結合ダイオード5のアノード端子が存在するという位置関係である。同様に、導体層のもうひとつの個所の表裏に、その一方に第2の直流電圧源の正極端子11nがあり,その他方に第2の結合ダイオード6のカソード端子が存在する。
【0032】
このようにして、第2のスイッチング素子2のターンオフ直前に前記交流端子に向って電流I1が流れる第1の電流路と、前記第2のスイッチング素子2のターンオフ直後に前記交流端子に向って電流I2が流れる第2の電流路とを、ほぼ同一の長さとする位置(この実施例では結合ダイオード5,6に近接する位置)にそれぞれ前記第1,第2の単位電圧源7及び8の接続端子9p、11p及び10n,11nを配置するとともに、前記第1,第2の電流路を(e)部で互いに沿わせて配置するのである。
【0033】
図8は,本発明の第2の実施形態を示す側面図である。図1〜7の構成に加え,導体層の上層と下層との間に絶縁層17を設けたものである。絶縁層17は例えば絶縁材料でできた平板であり,第1及び第2の中間電位導体の絶縁確保用の穴または切り込みに合わせて穴または切り込みが設けられている。絶縁層を設けることにより,導体層の上層と下層の距離を近くすることが可能となり,相互誘導をさらに強めることができるので,さらにインダクタンスを低減可能である。絶縁層は上層,下層のどちらか一方または両方に接触していても構わない。
【0034】
図9は,本発明の第3の実施形態の平面図であり、上層、下層の導体層及び素子層を示している。この実施の形態は,第1の実施形態において,各スイッチング素子1〜4及びダイオード5,6をそれぞれ2つずつ並列に接続し、電流容量を2倍としたものである。この場合にも、上記実施例と同様の効果を奏する。主回路構成は前述した特開平11−89249号公報の図18と同一となる。
【0035】
【発明の効果】
本発明によれば、スイッチング素子のターンオフ時のサージ電圧を抑制でき、小形軽量化された3レベル電力変換装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例による3レベル電力変換装置の1相分の側面図である。
【図2】本発明の一実施例による3レベル電力変換装置の1相分の電気回路図である。
【図3】本発明の一実施例による3レベル電力変換装置の1相分の平面図である。
【図4】本発明の一実施例による4種の転流経路を示した電気回路図である。
【図5】本発明の一実施例による転流経路(a)を加筆した側面図である。
【図6】本発明の一実施例による転流経路(b)を加筆した側面図である。
【図7】本発明の一実施例による転流経路(b)の電流路を加筆した側面図である。
【図8】絶縁層を付加した本発明の他の実施例の側面図である。
【図9】並列接続した本発明の他の実施例の平面図である。
【符号の説明】
1…第1のスイッチング素子、2…第2のスイッチング素子、3…第3のスイッチング素子、4…第4のスイッチング素子、5…第1の結合ダイオード、6…第2の結合ダイオード、7,8…第1,第2の単位電圧源(平滑コンデンサ)、9〜14…平板状導体、17…絶縁層、9p,11p…第1の単位電圧源の接続端子、10n,11n…第2の単位電圧源の接続端子。
Claims (8)
- 直列接続された第1,第2の単位電圧源を含み,3つの直流電圧レベルの3端子を有する直流電圧源と、前記第1の単位電圧源の正極端子と交流端子との間に直列接続された第1,第2のスイッチング素子と、その直列接続点と前記第1,第2の単位電圧源の直列接続点との間に接続された第1の結合ダイオードと、前記交流端子と前記第2の単位電圧源の負極端子との間に直列接続された第3,第4のスイッチング素子と、その直列接続点と前記第1,第2の単位電圧源の直列接続点との間に接続された第2の結合ダイオードと、前記第1のスイッチング素子,第1の結合ダイオード,第2のスイッチング素子,第3のスイッチング素子,第2の結合ダイオード及び第4のスイッチング素子の順に一列に配置した素子群と、この素子群と前記直流電圧源とに挟まれるように配置され,前記の電気接続を担う平板状の導体とを備え、前記交流端子に3つの電圧レベルを出力する3レベル電力変換装置において、前記導体層の略同一個所の表裏の一方に第1の単位電圧源の負極端子を配置し,その他方に第1の結合ダイオードのアノード端子を配置し、導体層のもうひとつの略同一個所の表裏の一方に第2の単位電圧源の正極端子を配置し,その他方に第2の結合ダイオードのカソード端子を配置したことを特徴とする3レベル電力変換装置。
- 請求項1において、一列に配置した前記素子群は、これら全ての素子の陽極端子と陰極端子とをほぼ一直線状に配置し、前記平板状の導体は、これらの端子群よりも十分に広い幅を持ち、その表裏方向に配置した前記直流電圧源と前記素子群とにより挟まれるように配置したことを特徴とする3レベル電力変換装置。
- 請求項1又は2において、前記第2のスイッチング素子のターンオフ直前の電流が流れる平板状導体と、前記第2のスイッチング素子のターンオフ直後の電流が流れる平板状導体とを沿わせて配置するとともに、前記第3のスイッチング素子のターンオフ直前の電流が流れる平板状導体と、前記第3のスイッチング素子のターンオフ直後の電流が流れる平板状導体とを沿わせて配置したことを特徴とする3レベル電力変換装置。
- 直列接続された第1,第2の単位電圧源を含み,3つの直流電圧レベルの3端子を有する直流電圧源と、前記第1の単位電圧源の正極端子と交流端子との間に直列接続された第1,第2のスイッチング素子と、その直列接続点と前記第1,第2の単位電圧源の直列接続点との間に接続された第1の結合ダイオードと、前記交流端子と前記第2の単位電圧源の負極端子との間に直列接続された第3,第4のスイッチング素子と、その直列接続点と前記第1,第2の単位電圧源の直列接続点との間に接続された第2の結合ダイオードと、前記第1〜第4のスイッチング素子を一列に配置した素子群と、この素子群と前記直流電圧源とに挟まれるように配置され,前記の電気接続を担う平板状の導体とを備え、前記交流端子に3つの電圧レベルを出力する3レベル電力変換装置において、一列に配置した前記素子群は、これら全ての素子の陽極端子と陰極端子とをほぼ一直線状に配置し、前記平板状の導体は、これらの端子群よりも十分に広い幅を持ち、その表裏方向に配置した前記直流電圧源と前記素子群とにより挟まるように配置するとともに、前記第2のスイッチング素子のターンオフ直前に前記交流端子に向って電流が流れる電流路と、前記第2のスイッチング素子のターンオフ直後に前記交流端子に向って電流が流れる電流路とを、ほぼ同一の長さとする位置に前記第1,第2の単位電圧源の接続端子を配置したことを特徴とする3レベル電力変換装置。
- 請求項4において、前記第2のスイッチング素子のターンオフ直前に前記交流端子に向って電流が流れる第1の電流路と、前記第2のスイッチング素子のターンオフ直後に前記交流端子に向って電流が流れる第2の電流路とを、ほぼ同一の長さとする位置に前記第1,第2の単位電圧源の接続端子を配置するとともに、前記第1,第2の電流路の一部を互いに沿わせて配置したことを特徴とする3レベル電力変換装置。
- 請求項1〜5のうちのいずれかにおいて、下記(1)と(2)との間に挟まれるように平板状の絶縁層を設けたことを特徴とする3レベル電力変換装置。
(1)第1の単位電圧源の正極端子と第1のスイッチング素子とを接続する平板状の導体,第2の単位電圧源の負極端子と第4のスイッチング素子とを接続する平板状の導体及び第1,第2の単位電圧源を接続する平板状の導体。
(2)第1と第2のスイッチング素子を接続する平板状の導体,第2と第3のスイッチング素子を接続する平板状の導体及び第3と第4のスイッチング素子を接続する平板状の導体。 - 請求項1〜6のいずれかにおいて、第1〜第4のスイッチング素子及び第1及び第2のダイオードをそれぞれ並列に接続された複数のスイッチング素子及びダイオードで構成したことを特徴とする3レベル電力変換装置。
- 請求項1〜7のいずれかにおいて、前記第1及び第2の単位電圧源はそれぞれ第1及び第2のコンデンサを備えたことを特徴とする3レベル電力変換装置。
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