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JP3637645B2 - 自動倉庫の在庫管理装置 - Google Patents
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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、自動倉庫の在庫管理装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、複数の自動倉庫に収納された荷を管理する在庫管理システムが提案されている。各自動倉庫は荷を収納するための複数の収納部、荷を搬送するスタッカクレーン及びスタッカクレーンを制御して荷の入庫又は出庫作業を行わせるリモート操作盤を備えている。更に、在庫管理システムには全自動倉庫に収納された荷の在庫を管理する在庫管理コンピュータが設けられ、これら各リモート操作盤は在庫管理コンピュータに接続されている。
【0003】
在庫管理コンピュータは、入庫又は出庫要求データに基づいて入庫又は出庫作業指示データを作成し、その作業指示データを当該データが指示するリモート操作盤に出力することにより作業指示を行うようになっている。
【0004】
在庫管理コンピュータは、入庫又は出庫作業指示データを出力したリモート操作盤に対して完了モニタリング処理を行うようになっている。完了モニタリング処理とは、作業指示されたスタッカクレーンを制御するリモート操作盤と順次通信を行うことによって、作業指示された作業が完了したか否かをモニタリングする処理のことである。この場合、在庫管理コンピュータは、リモート操作盤に作業指示すると、直ちにその作業が完了したか否かのモニタリングを開始する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、作業指示がなされてから、荷を搬送して入庫又は出庫するまで、即ち、作業が完了するまでには所定の時間を要する。しかしながら、作業指示を行ってから直ちに、モニタリングが開始されるため、例えば作業指示直後のように、明らかに作業が完了していない状態の場合でも、モニタリングが行われることになる。従って、モニタリングの効率が悪く、効率良くモニタリングが行われないため、自動倉庫の入庫又は出庫作業の作業性も低下するという問題がある。
【0006】
本発明は上記問題点を解決するためになされたものであって、その目的は、モニタリングを効率良く行うことができる自動倉庫の在庫管理装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記問題点を解決するため、請求項1記載の発明は、荷を収納する複数の収納部を備えた複数の荷収納棚と、各荷収納棚毎に設けられ、荷を搬送することによって入庫又は出庫作業のための動作を行う搬送機器とを備えた自動倉庫において、各搬送機器毎に設けられ、対応する搬送機器を制御する搬送制御手段と、前記搬送制御手段に対して作業指示データを出力することによって、その搬送制御手段が制御する搬送機器に対して作業指示を行う作業指示手段と、各搬送機器毎に設けられ、対応する搬送機器に作業指示がなされた時点から完了待ち時間を計時する計時手段と、各搬送機器毎に設けられ、作業指示データによって作業指示された搬送機器の動作の完了を判別する完了判別手段と、前記計時手段による完了待ち時間の計時を終了した搬送機器に対応する完了判別手段と順次通信し、当該搬送機器の動作が完了したか否かをモニタリングする完了モニタリング手段とを備えたことをその要旨とする。
【0008】
請求項2記載の発明は、請求項1記載の発明において、前記完了待ち時間は、搬送機器の入庫又は出庫作業のための動作の内で、最も短い動作時間よりも若干短い時間であることをその要旨とする。
【0009】
請求項3記載の発明は、請求項1記載の発明において、前記完了判別手段は搬送機器がホームポジションに達した時に動作が完了したと判断することをその要旨とする。
【0010】
従って、請求項1記載の発明によれば、作業指示手段は例えば入庫又は出庫を要求するデータに基づいて入庫又は出庫作業指示データを作成し、その作業指示データを所定の搬送制御手段に出力する。搬送制御手段は入庫又は出庫作業指示データに基づいて搬送機器を制御して、荷の入庫又は出庫作業のための動作を行わせる。計時手段は対応する搬送機器に作業指示がなされた時点から完了待ち時間を計時する。一方、完了判別手段は、作業指示データによって作業指示された搬送機器の作業が完了したか否かを判別する。
【0011】
そして、完了モニタリング手段は、計時手段による完了待ち時間の計時を終了した搬送機器に対応する完了判別手段と順次通信し、当該搬送機器の作業が完了したか否かをモニタリングする。
【0012】
請求項2記載の発明によれば、前記完了待ち時間は、搬送機器の入庫又は出庫作業のための動作の内で、最も短い動作時間よりも若干短い時間である。従って、入庫又は出庫作業のための動作の完了間際の搬送機器に対して、モニタリングを行うことができる。
【0013】
請求項3記載の発明によれば、前記完了判別手段は搬送機器がホームポジションに達した時に作業が完了したと判断する。従って、作業の完了とともに、迅速に次の入庫又は出庫作業のための動作に移ることができる。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下、本発明を具体化した一実施の形態を図1〜図3に従って説明する。
図1は、自動倉庫に収納された荷の在庫を管理するための在庫管理装置を示す概略構成図である。
【0015】
前記荷を収納するための自動倉庫は複数台(第1〜第3自動倉庫Z1〜Z3)設けられ、各自動倉庫Z1〜Z3は荷収納棚としての一対の枠組棚1a,1bを備えている。そして、各枠組棚1a,1bには荷を収納するための複数の収納部1が設けられている。又、各自動倉庫Z1〜Z3には搬送機器としてのスタッカクレーンK1〜K3がそれぞれ設けられている。スタッカクレーンK1〜K3は荷を搬送するとともに、収納部1との間で荷の受け渡しを行うことによって荷の入庫又は出庫作業のための各種の動作を行うようになっている。即ち、各自動倉庫Z1〜Z3では、スタッカクレーンK1〜K3の動作によって荷の入庫作業又は出庫作業が行われる。そして、入庫又は出庫作業の完了時には、スタッカクレーンK1〜K3はホームポジションHPに位置するようになっている。枠組棚1a,1bのホームポジションHPに対応する位置には、通常、入庫又は出庫される荷を載置するための荷受け台(図示せず)が形成され、スタッカクレーンK1〜K3は荷受け台との間で入庫又は出庫作業のための荷の受け渡し作業を行うようになっている。
【0016】
各スタッカクレーンK1〜K3には、当該スタッカクレーンK1〜K3を制御するためのクレーンコントローラC1〜C3が設けられている。クレーンコントローラC1〜C3には光通信器T1a〜T3aが接続されている。
【0017】
又、各自動倉庫Z1〜Z3には、リモート操作盤R1〜R3が設けられている。各リモート操作盤R1〜R3はCPU等から構成され、各種データを記憶するためのメモリM1〜M3を備えている。更に、各リモート操作盤R1〜R3には光通信器T1b〜T3bが設けられている。即ち、リモート操作盤R1〜R3とクレーンコントローラC1〜C3とは、光通信器T1a〜T3a,T1b〜T3bを介して互いに通信できるようになっている。そして、各リモート操作盤R1〜R3はRS485ケーブル(以下、単に「ケーブル」という。)10に並列に接続されている。
【0018】
ケーブル10には、在庫管理コンピュータ11が接続され、在庫管理コンピュータ11と各リモート操作盤R1〜R3とはマルチドロップ方式の通信ができるようになっている。
【0019】
在庫管理コンピュータ11はCPU(中央演算処理装置)等からなり、各種データを記憶するためのメモリ11aを備えている。更に、在庫管理コンピュータ11は各自動倉庫Z1〜Z3に対応したタイマX1〜X3が設けられている。加えて、在庫管理コンピュータ11にはタイマX4が設けられている。在庫管理コンピュータ11には、作業者が各種のデータを入力するためのキーボード12及び各種データを表示するためのディスプレイ13が接続されている。
【0020】
在庫管理コンピュータ11は、キーボード12から作業者の操作に基づいて入力された入庫要求データ又は出庫要求データに基づいて入庫作業指示データ又は出庫作業指示データを作成するようになっている。入庫又は出庫要求データとは、荷の入庫又は出庫を要求するデータであって、入庫又は出庫すべき荷の品番及び数量のデータからなる。入庫又は出庫作業指示データとは、荷の入庫又は出庫作業を指示するためのデータであって、入庫又は出庫すべき収納部1を特定するデータ等からなる。即ち、入庫又は出庫作業指示データは、どの自動倉庫Z1〜Z3に対して入庫又は出庫作業を行うかを示すデータを有している。
【0021】
在庫管理コンピュータ11は作成した入庫又は出庫作業指示データを該当する自動倉庫Z1〜Z3に設けられたリモート操作盤R1〜R3に出力するようになっている。即ち、在庫管理コンピュータ11はリモート操作盤R1〜R3に作業指示データを出力することによって、作業指示を行うようになっている。
【0022】
在庫管理コンピュータ11は入庫又は出庫作業指示データを出力すると同時に、該当するタイマX1〜X3を起動させて、予め定められた完了待ち時間(本実施の形態では30秒)を計時させる。即ち、第1自動倉庫Z1へ作業指示を行った場合にはタイマX1を、第2自動倉庫Z2へ作業指示を行った場合にはタイマX2を、第3自動倉庫Z3へ作業指示を行った場合にはタイマX3を起動する。前記完了待ち時間とは、スタッカクレーンK1〜K3が行う入庫又は出庫作業のための動作の内で、最も短い動作時間よりも若干短い時間である。
【0023】
在庫管理コンピュータ11は、完了待ち時間を経過した自動倉庫Z1〜Z3に対して完了モニタリング処理を行うようになっている。完了モニタリング処理とは、リモート操作盤R1〜R3に対して作業指示した作業が完了したか否かを監視(モニタリング)する処理である。即ち、完了モニタリング処理時において、在庫管理コンピュータ11は確認信号をリモート操作盤R1〜R3に出力する。すると、リモート操作盤R1〜R3は、作業が完了していれば、確認信号に応答して作業完了信号を、作業が完了していなければ、確認信号に応答して作業未完了信号を在庫管理コンピュータ11に出力する。
【0024】
リモート操作盤R1〜R3は、入庫又は出庫作業指示データに基づいて入庫又は出庫作業のための動作をスタッカクレーンK1〜K3に行わせるための作業データをクレーンコントローラC1〜C3に出力するようになっている。
【0025】
リモート操作盤R1〜R3はクレーンコントローラC1〜C3からの後記する動作完了信号に基づいて作業指示された作業の完了を判断するようになっている。即ち、リモート操作盤R1〜R3はクレーンコントローラC1〜C3から動作完了信号が出力されると、作業指示された作業が完了したと判断する。
【0026】
クレーンコントローラC1〜C3は、作業データに基づいてスタッカクレーンK1〜K3を制御して、入庫又は出庫作業のための動作を行わせるようになっている。又、作業指示した作業を終了してスタッカクレーンK1〜K3がホームポジションHPに到着すると、クレーンコントローラC1〜C3は光通信器T1a〜T3a,T1b〜T3bを介してリモート操作盤R1〜R3に動作完了信号を出力するようになっている。
【0027】
次に、上記のように構成した在庫管理装置の作用及び効果について図2,図3に示すフローチャートに基づいて説明する。尚、説明の便宜上、フローチャート中の「ステップ」の記載は、図2,図3のフローチャートでは「S」と略記する。
【0028】
在庫管理コンピュータ11は、入庫又は出庫要求データが入力されると、入庫又は出庫作業指示データを作成する。そして、在庫管理コンピュータ11は作成した入庫又は出庫作業指示データをメモリ11aに記憶させる。
【0029】
ステップ101にて、在庫管理コンピュータ11は入庫又は出庫作業を指示できる作業指示データがあるか否かを判断する。即ち、在庫管理コンピュータ11は作業指示がなされていない自動倉庫Z1〜Z3を判別する。そして、在庫管理コンピュータ11は、その作業指示がなされていない自動倉庫Z1〜Z3に対して作業指示を行うことができる入庫又は出庫作業指示データがメモリ11aに記憶されているか否かを判別する。
【0030】
作業指示できる入庫又は出庫作業指示データがある場合には、ステップ102にて、在庫管理コンピュータ11は作業指示データが示す該当する自動倉庫Z1〜Z3のリモート操作盤R1〜R3に対して入庫又は出庫作業指示データを出力することにより作業指示を行う。ステップ102での作業指示が完了すると、在庫管理コンピュータ11は、ステップ103へとその処理を移る。
【0031】
ステップ103にて、在庫管理コンピュータ11は前記作業指示と同時に、該当するタイマX1〜X3を起動させて完了待ち時間の計時を開始する。
そして、在庫管理コンピュータ11は、ステップ104にて、完了待ち時間の計時が完了したか否かを判断し、完了待ち時間に達すると、ステップ105にて当該コンピュータ11に内蔵のCPUに対して完了待ち時間に達した旨の信号を出力する。
【0032】
尚、在庫管理コンピュータ11は、1つの作業指示が完了すると、次の作業指示を行うために、再度ステップ101からの処理を開始し、順次作業指示可能なリモート操作盤R1〜R3に対して作業指示を行う。
【0033】
図3は、在庫管理コンピュータ11が行う完了モニタリング処理を示している。
ステップ201にて、在庫管理コンピュータ11は、モニタリングすべきリモート操作盤R1〜R3の選択を行う。この場合、在庫管理コンピュータ11は「リモート操作盤R1」→「リモート操作盤R2」→「リモート操作盤R3」→「リモート操作盤R1」…の順番でサイクリックに順次リモート操作盤R1〜R3を選択する。
【0034】
ステップ202にて、在庫管理コンピュータ11は、ステップ201で選択したリモート操作盤R1〜R3がモニタリングの対象か否かを判断する。即ち、在庫管理コンピュータ11は、完了待ち時間の計時が終了しているか否かを判断する。この場合、在庫管理コンピュータ11はステップ105での内蔵のCPUに完了待ち時間に達した旨の信号が出力されているか否かに基づいて判断する。完了待ち時間の計時が完了していなければ(計時動作中であれば)、モニタリングの対象外であるとして、再度ステップ201へその処理を移る。
【0035】
又、完了待ち時間の計時が完了していれば、在庫管理コンピュータ11は、ステップ203にて、前記選択したリモート操作盤R1〜R3のモニタリングを行う。即ち、在庫管理コンピュータ11は、選択したリモート操作盤R1〜R3に対して確認信号を出力する。すると、リモート操作盤R1〜R3は、スタッカクレーンK1〜K3の入出庫作業のための動作が完了していれば、確認信号に応答して動作完了信号を出力し、その動作が完了していなければ、確認信号に応答して動作未完了信号を出力する。
【0036】
在庫管理コンピュータ11は、ステップ204にて、モニタリングによって入力された動作完了信号又は動作未完了信号に基づいて、クレーン動作が完了したか否かを判断する。クレーン動作が完了した場合には、ステップ205にて、前記メモリ11aに記憶された該当する入庫又は出庫作業指示データを削除する。
【0037】
在庫管理コンピュータ11はクレーン動作が完了していなければ、ステップ206にて、第4タイマX4によって基準時間の計時を行う。尚、この基準時間はモニタリングを行う間隔を示す時間であって、本実施の形態では、1秒に設定している。
【0038】
ステップ207にて、在庫管理コンピュータ11は、基準時間が経過したか否かを判断し、基準時間が経過したら、再度、その処理をステップ201へと移る。
【0039】
このように行われる完了モニタリング処理では、在庫管理コンピュータ11は完了待ち時間を経過したリモート操作盤R1〜R3に対してのみ順次1秒毎に完了モニタリングを行うことになる。例えばリモート操作盤R1とリモート操作盤R2とが、完了待ち時間を経過している場合には、「リモート操作盤R1」→「リモート操作盤R2」→「リモート操作盤R1」…のように、リモート操作盤R1とリモート操作盤R2とを交互に1秒間隔でモニタリングを行う。
【0040】
又、全てのリモート操作盤R1〜R3が完了待ち時間を経過している場合には、「リモート操作盤R1」→「リモート操作盤R2」→「リモート操作盤R3」→「リモート操作盤R1」…の順で順次1秒毎にモニタリングを行う。
【0041】
又、例えば1つだけのリモート操作盤R1が、完了待ち時間を経過している場合には、そのリモート操作盤R1だけを順次1秒毎にモニタリングする。
この実施の形態によれば、下記(イ)〜(ニ)の効果を有する。
【0042】
(イ)在庫管理コンピュータ11は作業指示を行っても、直ちにその作業指示を行ったリモート操作盤R1〜R3に対してモニタリングを行わないで、完了待ち時間の経過後、モニタリングを行う。従って、例えば全リモート操作盤R1〜R3に対して作業指示がなされ、それらの中でリモート操作盤R1,R2だけが完了待ち時間を経過した状態にある場合には、リモート操作盤R1,R2が交互に1秒毎にモニタリングされる。このため、従来のように全リモート操作盤R1〜R3に対して1秒毎に順次モニタリングする必要はなく、効率良く且つ迅速にモニタリングを行うことができる。しかも、効率良く且つ迅速にモニタリングを行うことができることから、スタッカクレーンK1〜K3の入庫又は出庫作業のための動作の完了を迅速に知り、次の入庫又は出庫作業に移ることができ、自動倉庫Z1〜Z3の作業性を向上させることができる。
【0043】
(ロ)完了待ち時間は、スタッカクレーンK1〜K3が行う入庫又は出庫作業のための動作の内で、最も短い動作時間よりも若干短い時間であるので、作業指示されたスタッカクレーンK1〜K3による動作が完了する間際に、完了待ち時間に達する。従って、在庫管理コンピュータ11はより効率良くモニタリングを行うことができる。
【0044】
(ハ)在庫管理コンピュータ11は、モニタリングを行うリモート操作盤R1〜R3をサイクリックに選択するので、完了待ち時間に達したリモート操作盤R1〜R3を順次平均した状態でモニタリングすることができる。従って、より効率良く且つ迅速にモニタリングを行うことができる。
【0045】
(ニ)スタッカクレーンK1〜K3がホームポジションHPに到着した時、作業が完了したと判断するので、スタッカクレーンK1〜K3の走行位置を判断することにより、容易に作業の完了を判断できる。しかも、ホームポジションHPであることから、作業の完了と同時に、例えば荷をスタッカクレーンK1〜K3に載せることによって、次の入庫又は出庫作業へ迅速に移ることができる。
【0046】
尚、本発明は上記実施の形態に限定されるものではなく、発明の趣旨を逸脱しない範囲で、構成の一部を適宜に変更して次のように実施してもよい。
(1)上記実施の形態において、完了待ち時間は、作業指示データによって指示された作業の作業時間に基づいて順次変更してもよい。即ち、完了待ち時間を指示された作業の作業時間よりも若干短い時間に設定してもよい。この場合、作業指示された作業の作業時間に基づいて完了待ち時間が設定されるので、より効率良くモニタリング及び自動倉庫の入庫又は出庫作業を行うことができる。
【0047】
(2)上記実施の形態では、基準時間を1秒に設定したが、例えば基準時間を適宜な値に設定できるようにしてもよい。この場合、例えばスタッカクレーンK1〜K3の入庫又は出庫作業のための動作の内で、その最短の動作時間と最長の動作時間とに基づいて数10ミリ秒〜数秒の毎に値を設定できるようにしてもよい。
【0048】
(3)上記実施の形態において、自動倉庫の台数は複数台であれば良く、例えば4台以上であってもよい。この場合、完了待ち時間を計時するタイマは、各自動倉庫に対応してそれぞれ在庫管理コンピュータ11に生成される。
【0049】
(4)上記実施の形態において、完了モニタリング処理時に、作業指示された作業が完了していなければ、リモート操作盤R1〜R3は、在庫管理コンピュータ11からの確認信号に応答することなく何らの信号を出力しなくてもよい。
【0050】
(5)上記実施の形態では、完了待ち時間を計時するタイマX1〜X3を在庫管理コンピュータ11に設けた。これに対して、これらタイマX1〜X3を、リモート操作盤R1〜R3側に設けてもよい。この場合、リモート操作盤R1〜R3は、タイマX1〜X3が完了待ち時間を計時すると、在庫管理コンピュータ11側に、その旨の信号を出力する。すると、在庫管理コンピュータ11はその旨の信号が出力されたリモート操作盤R1〜R3に対してモニタリングを行う。
【0051】
上記実施の形態から把握できる請求項以外の技術思想について、以下にその効果とともに記載する。
(1)請求項1記載の発明において、在庫管理コンピュータ11はモニタリングすべきリモート操作盤R1〜R3をサイクリックに選択し、選択したリモート操作盤R1〜R3の内、完了待ち時間を経過したリモート操作盤R1〜R3を順次モニタリングするようにした自動倉庫の在庫管理装置。この在庫管理装置によれば、完了待ち時間を経過したリモート操作盤R1〜R3のモニタリングの割合を容易に平均化できる。
【0052】
(2)請求項1記載の発明において、計時手段(タイマX1〜X3)は在庫管理コンピュータ11に設けられた自動倉庫の在庫管理装置。この在庫管理装置によれば、在庫管理コンピュータ11にタイマX1〜X3が設けられているので、タイマX1〜X3の完了待ち時間の計時後、例えばリモート操作盤R1〜R3側に設けた場合と比較して当該操作盤R1〜R3との間で通信を行う必要が無いので、迅速にモニタリングを行うことができる。
【0053】
【発明の効果】
以上詳述したように請求項1記載の発明によれば、効率良く且つ迅速にモニタリングを行うことができ、自動倉庫での入庫又は出庫作業の作業性を向上することができる。
【0054】
請求項2記載の発明によれば、入庫又は出庫作業のための動作の完了間際の搬送機器に対して、モニタリングを行うことになるので、より効率良くモニタリングを行うことができる。
【0055】
請求項3記載の発明によれば、完了判別手段は、搬送機器がホームポジションに達した時、搬送機器の動作が完了したと判断するので、容易に次の入庫又は出庫作業のための動作に移ることができ、自動倉庫での入庫又は出庫作業の作業性を向上できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 自動倉庫の在庫を管理する在庫管理装置を示す概略構成図。
【図2】 在庫管理コンピュータによる作業指示の手順を示すフローチャート。
【図3】 在庫管理コンピュータによる完了モニタリング処理の手順を示すフローチャート。
【符号の説明】
1…収納部、1a,1b…荷収納棚としての一対の枠組棚、11…完了モニタリング手段及び作業指示手段としての在庫管理コンピュータ、Z1〜Z3…第1〜第3自動倉庫、K1〜K3…搬送機器としてのスタッカクレーン、R1〜R3…搬送制御手段及び完了判別手段としてのリモート操作盤、X1〜X3…計時手段としてのタイマ、HP…ホームポジション。

Claims (3)

  1. 荷を収納する複数の収納部を備えた複数の荷収納棚と、
    各荷収納棚毎に設けられ、荷を搬送することによって入庫又は出庫作業のための動作を行う搬送機器と
    を備えた自動倉庫において、
    各搬送機器毎に設けられ、対応する搬送機器を制御する搬送制御手段と、
    前記搬送制御手段に対して作業指示データを出力することによって、その搬送制御手段が制御する搬送機器に対して作業指示を行う作業指示手段と、
    各搬送機器毎に設けられ、対応する搬送機器に作業指示がなされた時点から完了待ち時間を計時する計時手段と、
    各搬送機器毎に設けられ、作業指示データによって作業指示された搬送機器の動作の完了を判別する完了判別手段と、
    前記計時手段による完了待ち時間の計時を終了した搬送機器に対応する完了判別手段と順次通信し、当該搬送機器の動作が完了したか否かをモニタリングする完了モニタリング手段と
    を備えた自動倉庫の在庫管理装置。
  2. 前記完了待ち時間は、搬送機器の入庫又は出庫作業のための動作の内で、最も短い動作時間よりも若干短い時間である請求項1記載の在庫管理装置。
  3. 前記完了判別手段は搬送機器がホームポジションに達した時に動作が完了したと判断する請求項1記載の自動倉庫の在庫管理装置。
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