JP3640611B2 - 偏向ヨーク - Google Patents
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【発明が属する技術分野】
本発明は、テレビジョン受像機やコンピュータ用ディスプレイ等のカラー陰極線管に装着される偏向ヨークに係わり、特にはコイルセパレーターにベンドレスタイプの垂直偏向コイルのリード線引き回しに好適な突起部を設けた偏向ヨークに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
ベンドレスタイプの水平偏向コイルと垂直偏向コイルを具備する偏向ヨークの概略を図3により説明する。この偏向ヨークは、コイルセパレーター1の内周面に水平偏向コイル(図示されず)を装着し、外周面には垂直偏向コイル2を装着するほか、垂直偏向コイル2の外周にコイルセパレーター1の小径側から挿入せしめた環状一体型の磁性体コア3を装着している。そして、図示してないが性体コア3をコイルセパレーター1に固定するためのリアカバーを取り付けて構成される。また、垂直偏向コイル2のリード線5は絶縁テープ9により磁性体コア3に固定しながら引き回し、偏向ヨークの外周に設配した基板6の接続端子等に接続している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、前述した偏向ヨークの組み立てに際しては、垂直偏向コイルのリード線が邪魔になったり、後工程で切断しないよう絶縁テープで磁性体コアに固定しながら引き回して基板側に接続する工程が不可欠であった。従って、工程数が多くなるほか得られる偏向ヨークが高価になる難点があった。また、水平偏向コイルと垂直偏向コイル間の絶縁性確保の必要性や金型の構造上、コイルセパレーター1に穴を開けることは難しく、絶縁テープに代わるリード線引き回し用突起物等の形成は困難であった。
【0004】
そこで、本発明の目的は簡便な手段で、リード線引き回しが容易で組み立て作業性が向上し、また水平,垂直偏向コイル間の絶縁が確保される安価な偏向ヨークを提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
第1の観点では、本発明は水平偏向コイルと、垂直偏向コイル2と、磁性体コア3と、内周面に水平偏向コイルを外周面に垂直偏向コイル2を装着するコイルセパレーター1とを具備しカラー陰極線管に装着される偏向ヨークであって、 前記偏向ヨークのX軸に対応するコイルセパレーター1部分に垂直偏向コイル2のリード線5引き回し用の突起部4を設け、また前記コイルセパレーター1には突起部4の形成に必要な穴7方向に延びる筒状壁8を設け、前記垂直偏向コイル2のリード線5を突起部4に絡げて引き回すとともに、基板6に接続するよう構成したことを特徴とする偏向ヨークを提供する。 第1の観点による偏向ヨークは、コイルセパレーター1に設けた突起部4に垂直偏向コイル2のリード線5を絡げて引き回し、基板6に接続すればよいので、絶縁テープが不要になり工程数が低減し組み立て作業性が向上した安価な偏向ヨークを提供できる。また、第1の観点による偏向ヨークは、突起部4の形成に必要な穴7方向に延びる筒状壁8を設けたので、水平偏向コイルと垂直偏向コイル2間の沿面距離が延び、水平,垂直偏向コイル間の絶縁が確保される。
【0006】
【発明の実施の形態】
以下、本発明を図に示す実施例により具体的に説明する。なお、これにより本発明が限定されるものではない。
【0007】
−第1の実施形態 − 図1は本発明の第1の実施形態にかかる偏向ヨークの構成を示す斜視図で、図2は実施形態にかかる偏向ヨークに用いられるコイルセパレーター1の説明図で、同図 (a) はその構成を示す斜視図、同図 (b) は同図 (a) の要部断面図である。 図において、1は本発明による偏向ヨークの特徴をなすコイルセパレーターで、絶縁性樹脂をモールド成型して形成され、偏向ヨークには一対のコイルセパレーター1が用いられる。また、コイルセパレーター1の内周面にはベンドレスタイプの水平偏向コイル(図示せず)が装着され、外周面には同じくベンドレスタイプの垂直偏向コイル2が装着される。3は垂直偏向コイル2の外周面に装着される一体型の磁性体コアであり、4は偏向ヨークの X 軸に対応するコイルセパレーター1のツバ部分に設けた垂直偏向コイル2のリード線5を引き回すための突起部であり、 L 字状に構成されている。なお、突起部4の形状は L 字状に限定されることはなく、 T 字状に構成してもよいことはいうまでもない。6は偏向ヨークの外周上に配設される基板であり、突起部4を介して引き回されたリード線5が接続される。7は突起部4の近傍に設けたコイルセパレーター1のモールド成形用金型の構造上必要な穴であり、8はこの穴7方向に延ばして設けた筒状の壁である。
【0008】
このような構成の偏向ヨークでは、垂直偏向コイル2のリード線5を突起部4に絡げて引き回して基板6の端子等に接続するので、従来必要とした絶縁テープが不要になり、組み立て作業性が向上した安価な偏向ヨークが得られる。また第1の実施形態では、コイルセパレーター1のモールド金型の抜き構造上、突起部4を形成するのに穴7を必要とする場合に有効であり、筒状壁8により水平偏向コイルと垂直偏向コイル2間の沿面距離を延ばせるので偏向ヨークの絶縁性を確保することができる。
【0009】
【発明の効果】
本発明の偏向ヨークは、簡便な手段によりベンドレスタイプの水平偏向コイルと垂直偏向コイルを具備してなる偏向ヨークの組み立て作業性を大幅に向上させ、工程数が低減し安価な偏向ヨークを提供できる。また筒状壁により水平偏向コイルと垂直偏向コイル間の沿面距離を延ばせるので偏向ヨークの絶縁性を確保することができる。等その実用上の効果は大きなものがある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1の実施形態にかかる偏向ヨークの構成を示す斜視図である。
【図2】 本発明の実施形態にかかる偏向ヨークに用いられるコイルセパレーター1の説明図で、同図(a)はその構成を示す斜視図、同図(b)は同図(a)の要部断面図である。
【図3】 従来例の偏向ヨークの構成を示す斜視図である。
【符号の説明】
1 コイルセパレーター 2 垂直偏向コイル 3 磁性体コア 4 突起部 5 リード線 6 基板 7 穴 8 筒状壁 9 絶縁テープ
Claims (1)
- 水平偏向コイルと、垂直偏向コイル2と、磁性体コア3と、内周面に水平偏向コイルを外周面に垂直偏向コイル2を装着するコイルセパレーター1とを具備しカラー陰極線管に装着される偏向ヨークであって、 前記偏向ヨークのX軸に対応するコイルセパレーター1部分に垂直偏向コイル2のリード線5引き回し用の突起部4を設け、また前記コイルセパレーター1には突起部4の形成に必要な穴7方向に延びる筒状壁8を設け、前記垂直偏向コイル2のリード線5を突起部4に絡げて引き回すとともに、基板6に接続するよう構成したことを特徴とする偏向ヨーク。
Priority Applications (1)
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|---|---|---|---|
| JP2000358644A JP3640611B2 (ja) | 2000-11-27 | 2000-11-27 | 偏向ヨーク |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2000358644A JP3640611B2 (ja) | 2000-11-27 | 2000-11-27 | 偏向ヨーク |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2002164002A JP2002164002A (ja) | 2002-06-07 |
| JP3640611B2 true JP3640611B2 (ja) | 2005-04-20 |
Family
ID=18830506
Family Applications (1)
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|---|---|---|---|
| JP2000358644A Expired - Fee Related JP3640611B2 (ja) | 2000-11-27 | 2000-11-27 | 偏向ヨーク |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3640611B2 (ja) |
-
2000
- 2000-11-27 JP JP2000358644A patent/JP3640611B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP2002164002A (ja) | 2002-06-07 |
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