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JP3655151B2 - フィルタ付きホースコネクタ - Google Patents
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JP3655151B2 - フィルタ付きホースコネクタ - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ホースの一端に連結され、構造物に接続するためのフィルタ付きホースコネクタに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
構造物の内部にホースを配置する際、そのホースの端部を外部に開放しなくてはならない場合がある。その一例として、自動車のキャニスタ装置のドレンホースがある。
【0003】
キャニスタ装置とは、自動車の燃料タンクとエンジンに接続され、燃料タンクから放出される気体状の燃料を回収すると同時に、その回収した燃料をエンジンに供給するための装置である。このキャニスタ装置には、燃料タンクから放出された気体状の燃料を除いた空気を大気に放出し、回収し切れなかった燃料をドレンとして外部に排出し、更に、回収燃料をエンジンへ供給するのに必要な空気を大気から取り入れるために、大気に開放されたホースが接続されなければならない。そして、その大気に開放されたホースがドレンホースである。
【0004】
ホースの端部を構造物の外部に開放しなくてはならない場合、従来、例えば合成樹脂などホースとは異なる材質により形成された、ホースよりも硬い筒状のホースコネクタを介して構造物に取り付ける。この従来のホースコネクタによれば、ホースコネクタをその一端部が構造物の外部に突出するように構造物に取り付け、他端部にホースを外挿することにより、ホースを構造物に取り付けることができ、しかもその端部は構造物の外部に開放された状態となる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、上記従来のホースコネクタにおいて、例えば上記ドレンホースの端部を車体に取りつけるために使用した場合、車体外部に突出した開口端部から侵入したクモなどが内部に巣を作り、ドレンホースを閉塞してしまうことがあった。
【0006】
また、大気から空気が供給される場合、異物などが空気と同伴して混入し、ドレンホース等を閉塞してしまうことがあった。
【0007】
そこで、本発明の目的は、開口部を経てホースに異物等が侵入することを防止できるホースコネクタを提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明の第1は、ホースの一端に連結され、構造物に接続するためのホースコネクタにおいて、全体としてエルボ状に屈曲された筒体をなし、その一端部は前記ホースに接続され、その他端外周に構造物の取付け孔に嵌合する係止部を有し、前記エルボ状の筒体の角部に配置されたフィルタ部が設けられ、全体が合成樹脂により一体成形されていることを特徴とするフィルタ付きホースコネクタを提供するものである。
【0009】
上記第1の発明によれば、フィルタ部が設けられているので、開口部からホースに異物等が侵入することを防ぐことができる。
【0010】
また、全体としてエルボ状に屈曲されているので、ホースを、構造物の取付け部(例えば車体のサイドメンバ、バンパなど)と平行に配置してコネクタに取付けることができ、ホースの収まり等がよくなる。
【0011】
更に、エルボ状に屈曲された筒体の角部に、フィルタ部を配置したことにより、射出成形時に金型を抜くことが可能となり、筒体とフィルタ部とを一体成形できるので、生産性を著しく向上させることができる。そして、筒体とフィルタ部とが合成樹脂により一体成形されているので、筒体とフィルタ部を別体で構成する場合に比べて生産性を向上させることができる。
【0012】
なお、前記フィルタ部は、大気側中央部が突出するように形成された格子を有していることが好ましい。
【0013】
この態様によれば、格子は大気側中央部が突出するように形成されているので、例えば落ち葉などの広い面積を有する異物が格子に貼りついた場合でも、格子の周縁部において格子表面と前記異物との間に隙間ができ、開口部が完全に閉塞されることを防ぐことができる。
【0014】
さらに、前記係止部は、前記構造物の取付け孔に挿入する方向に沿った平行な1対のスリットによって分割された弾性片と、この弾性片の外方に突出する爪とを有していることが好ましい。
【0015】
この態様によれば、筒体が構造物の取付け孔に挿入される場合、この構造物の取付け孔に挿入する方向に沿った平行な1対のスリットによって分割された弾性片が内方向に撓み、挿入が終わるとこの弾性片が弾性力により元の形状に戻る。そして、この弾性片の外方に突出する爪が前記構造物の取付け孔の周縁部に引っ掛かるため、筒体が取付け孔から外れることを防ぐことができる。
【0016】
本発明の第2は、前記第1の発明において、前記フィルタ部は、前記エルボ状の筒体の内側の角部から傾斜配置されているフィルタ付きホースコネクタを提供するものである。
【0017】
上記第2の発明によれば、エルボ状に屈曲された筒体の内側の角部からフィルタ部を傾斜配置したことにより、流路幅に対してフィルタの面積を広くとることができ、筒体内部を流れる流体の抵抗が低減され、流体を円滑に流すことができる。
【0018】
なお、前記フィルタ部は、大気側中央部が突出するように形成された格子を有していることが好ましく、その作用は、上記フィルタ部において述べた通りである。
【0019】
【発明の実施の形態】
図1〜5には、本発明を理解するための参考例であるホースコネクタを自動車のキャニスタ装置のドレンホースに適用した場合が示されている。図1は、同ホースコネクタのフィルタキャップを取り外した状態の外観を示す斜視図、図2は、同ホースコネクタのフィルタキャップを取付けた状態における(A)は側面図、(B)は底面図、図3は、同ホースコネクタのフィルタキャップを示し、(A)は正面図、(B)は側面図、(C)は底面図、(D)は平面図、図4は、同フィルタキャップの断面図であり、(A)は図3におけるA−A’矢視線に沿った断面図、(B)はB−B’矢視線に沿った断面図、図5は同ホースコネクタを車体に取付けた状態を示す断面図である。
【0020】
図1及び図2に示すように、このホースコネクタ100は、筒体200とフィルタキャップ300とからなる。筒体200は、角部250において屈曲したエルボ状をなし、その一端には、筒体200の外周に対して拡径した段部271と、この段部271から先端に向けて徐々に縮径したテーパ部270が設けられている。そして、テーパ部270は、後述するドレンホースに内挿される。
【0021】
前記筒体200のもう一方の端部は、開口部210をなし、この開口部210から前記角部250の方向に所定長さ離れた位置に、前記筒体200の外周から突出する環状の鍔224が設けられている。筒体200の鍔224より開口部210に至る周壁には、この鍔224に沿って所定長さ伸びたスリットと、このスリットの両端部から筒体200の軸方向に沿って開口部210に向かって所定長さ伸びる平行な2本のスリットとからなるコ字状のスリット223が形成され、このスリット223によって片持ち梁状の弾性片221が形成されている。この弾性片221には、外方に突出する爪222が設けられている。前記爪222から前記弾性片221の基部に向かう部分には弾性片221の基部に向かって徐々に低くなる斜面225が形成され、車体の取付け孔に挿入する際に、弾性片221が内側に撓みやすくしている。また、爪222から前記弾性片221の先端に至る部分は、車体の取付け孔に係合しやすくするため、ほぼ垂直な急勾配をなす面となっている。なお、前記弾性片221と爪222と鍔224とが車体の取付け孔に嵌合する係止部220を構成している。
【0022】
前記弾性片221は、前記筒体200の周壁の対向する2箇所に設けられ、各々の弾性片221の基部から前記開口部210に至る部分に穴230が設けられている。この穴230には、フィルタキャップ300の嵌合突起320が嵌合するようになっている。なお、穴230は、筒体200の内面から外面に貫通する穴でもよいし、筒体200の内面に設けられた凹状の穴でもよい。
【0023】
更に、前記2つの弾性片221の各々から筒体200の外周に沿って90度ずれた位置には、開口部210から前記筒体200の軸方向に沿って所定長さ伸びる溝240、240が、筒体200の周方向に対向して形成されている。これらの溝240、240により、フィルタキャップ300を挿入するときに、筒体200が弾性的に拡径することを可能にすると共に、後述するようにフィルタキャップ200の突条323と協働して、フィルタキャップ200の位置決めをする役割をなす。
【0024】
図1、図3及び図4に示すように、前記フィルタキャップ300は、筒状のフレーム330と、このフレーム330の一端面に設けられた格子310とからなる。この格子310は、互いに平行に配置された複数の板状部材312と、これらの板状部材312に直交して互いに平行に配置された複数の棒状部材313とから構成されている。板状部材312は、側方から見て中央部が弓形に盛り上がった形状をなしている。この盛り上がった部分がフレーム330の他端開口面に向かって突出している。また、前記複数の板状部材312の中で中央に配設されたものは、その両脇に配設されたものよりも大きく盛り上がった弓形をなしており、前記格子310は、全体として中央部311が最も突出し、そこからフレーム330に向かって徐々に低くなる形状となっている。
【0025】
前記フレーム330の周壁の対向する部分には、格子310取付面に対向する開口面から軸方向に所定長さ伸びる一対の平行なスリット322がそれぞれ形成され、これらのスリット322によって一対の弾性片321が形成されている。弾性片321は、フレーム330の周壁の対向する2箇所に設けられ、その中央部に嵌合突起320が形成されている。この嵌合突起320の格子310取付面側は、前記筒体200に挿入しやすくするためテーパ状になっている。
【0026】
フレーム330の弾性片321の各々からフレーム330の外周に沿って90度ずれた位置には、軸方向に伸びる突条323が周方向に対向して2つ形成されている。
【0027】
フィルタキャップ300は、筒体200の開口部210に取付けられる。すなわち、フィルタキャップ300の突条323を筒体200の溝240に挿入しつつ、フィルタキャップ300を、その格子310取付面側から筒体200の開口部210に挿入する。このとき、溝240は穴230から筒体200の外周に沿って90度ずれた位置に設けられ、突条323は嵌合突起320からフレーム330の外周に沿って90度ずれた位置に設けられているため、突条323を溝240に挿入することにより、嵌合突起320を穴230に嵌合する位置に合わせることができる。フィルタキャップ300の嵌合突起320が筒体200の開口部210端面に接すると、筒体200の開口部210は、溝240により2分割されているため、嵌合突起320の端面に形成されたテーパ面に沿って押される方向に撓み拡径する。同様に、フィルタキャップ300の弾性片321が内側に撓む。その結果、フィルタキャップ300の嵌合突起320が前記筒体200の穴230に嵌合する。こうして、フィルタキャップ300が開口部210に取付けられる。
【0028】
次に、このホースコネクタ100の車体への取付け方法について説明する。図13は、燃料タンク周辺装置の概略を示す斜視図である。
【0029】
図13に示すように、燃料タンク610は、給油口660に連結された給油管670を介して給油される。そして、給油された燃料は、燃料供給管710を通ってエンジン620に供給される。なお、前記燃料供給管710を通って供給された燃料のうち過剰分は、燃料返送管720を通って前記燃料タンク610に返送される。
【0030】
前記燃料タンク610の内圧が、例えば、燃料の蒸発などにより上昇した場合は、気体放出管730とキャニスタ装置630とドレンホース750とを通って気体が放出され、前記燃料タンク610の内圧による破損が防止される。なお、前記ドレンホース750の途中に設置されたセパレータ640は、後述の、ドレンホース750を通って大気から流入する空気の、水分を除去するためのものである。
【0031】
上記ドレンホース750の大気側端部を、車体の一部である例えばサイドメンバ650に取付けるために、このホースコネクタ100が使用される。なお、ホースコネクタ100は、バンパ等に取付けてもよい。
【0032】
図5に示すように、ホースコネクタ100をサイドメンバ650に取付けるためには、まず、サイドメンバ650に設けられた取付け孔651に、ホースコネクタ100のフィルタキャップ300取付側の端部を挿入する。このとき、筒体200の周壁に形成した弾性片221の爪222が、取付け孔651の周縁に接し、弾性片221が爪222の斜面225に沿って押されて内方に撓む。更に挿入を続けると、鍔224がサイドメンバ650に当接するとともに、爪222が取付け孔651から抜け出してサイドメンバ650の裏面側に係合する。こうして、爪222と鍔224とで取付け孔651の周縁部を挟みこみ、ホースコネクタ100がサイドメンバ650に取付けられる。
【0033】
ホースコネクタ100をサイドメンバ650に取付けた後、ドレンホース750の大気側端部内周に、ホースコネクタ100のテーパ部270を有する端部を挿入し、ドレンホース750とホースコネクタ100とを接続する。このとき、ホースコネクタ100はエルボ状であるため、ドレンホース750を曲げることなく、サイドメンバ650に沿って配置することができ、ドレンホース750を車体内部にコンパクトに収納することが可能となる。なお、ホースコネクタ100を予めドレンホース750に接続しておき、ホースコネクタ100をサイドメンバ650に取付けてもよい。
【0034】
このホースコネクタ100の作用について説明すると、燃料タンク610内が高圧となって燃料タンク610から気体が放出されると、その気体に含まれる気化したガソリンは、キャニスタ装置630の内部に収納された吸収剤により回収される。そして、ガソリンを除かれた気体及び前記吸収剤で回収しきれなかったガソリンは、ドレンとしてドレンホース750及びホースコネクタ100を通って外部に排出される。
【0035】
一方、キャニスタ装置630で回収されたガソリンは、エンジン620が作動しているときには、気体放出管730を途中まで戻った後、回収燃料供給管740を通って前記エンジン620に供給される。このとき、ホースコネクタ100及びドレンホース750を通って大気から空気が流入する。その際、ホースコネクタ100の開口部210には、上記で説明したように、格子310を有するフィルタキャップ300が取付けられているので、流入空気に同伴した異物が内部に侵入することを防止できる。更に、格子310は、大気側中央部311が最も突出した形状となっているので、例えば落ち葉等の広い面積を有する異物が貼りついた場合でも、周縁部に隙間ができ、全面が閉塞されるのを防ぐことができる。
【0036】
図6〜8には、本発明によるホースコネクタの一実施形態が示されている。図6は同ホースコネクタの側断面図、図7は同ホースコネクタを射出成形するための金型を示す断面図、図8は同ホースコネクタの射出成形時に使用される中子を示し、(A)は第1の中子の正面図、(B)は同中子の側面図、(C)は第2の中子の正面図、(D)は同中子の側面図である。なお、以下の実施形態の説明においては、前記参考例のホースコネクタ100と実質的に同一部分には同符号を付して、その説明を省略又は簡略化することにする。
【0037】
図6に示すように、このホースコネクタ110には、エルボ状の筒体200の角部250に、内側の角部251から外側の角部252にわたって、傾斜配置されたフィルタ部260が設けられている。すなわち、上記ホースコネクタ100においてフィルタキャップ300を取付ける代わりに、フィルタ部260を筒体200と一体に設けたものである。
【0038】
このホースコネクタ110は、図7、8に示す金型を用いて射出成形することにより、一体に成形できる。この金型は、樹脂の射出タイミングに合わせて開閉動作する一対の型400(図7においてはそのうち一方のみを図示)を有する。一対の型400にはホースコネクタ110の外周に適合する形状の凹部401がそれぞれ形成され、一対の型400を閉じることにより凹部401どうしが整合して、樹脂が注入されるキャビティ空間が形成されるようになっている。また、型400には、第1の中子510を挿入する孔部402と、第2の中子520を挿入する孔部403とが設けられ、これらの孔部402、403を通して、第1の中子510と第2の中子520とが挿脱可能に挿入されている。第1の中子510は、先端面が斜面をなし、この斜面に櫛歯状の突起部511を有する棒状部材からなり、第2の中子520は、先端面が前記第1の中子の先端面に90度の角度で当接する斜面をなし、この斜面に櫛歯状の突起部521を有する棒状部材からなる。第1の中子510の突起部511と第2の中子520の突起部521は、互いに突き当ったとき、相互に直交し、それによって格子状の抜き空間が形成されるようになっている。
【0039】
成形に際しては、まず、一対の型400を閉じて凹部401からなるキャビティを形成し、このキャビティ内に第1の中子510及び第2の中子520を挿入し、第1の中子510の突起部511と第2の中子520の突起部521とを突き合わせる。この状態で、一対の型400の凹部401と、第1の中子510及び第2の中子520との隙間、すなわちキャビティ空間に、熱可塑性樹脂等を注入し固化させる。そして、第1の中子510及び第2の中子520を引抜き、型400を開いて成形されたホースコネクタ110を取出す。なお、フィルタ部260は、第1の中子510の突起部511と第2の中子520の突起部521とが突き合わされた部分に、第1の中子510の軸心L1と第2の中子520の軸心L2の交差角を二等分する傾斜角度をなして形成される。
【0040】
上記ホースコネクタ110によれば、筒体200とフィルタ部260とを合成樹脂により一体に成形しているので、筒体とフィルタ部を別体で構成する場合に比べ、部品点数が削減されるので、生産性を向上することができる。また、フィルタ部260の傾斜角度を、第1の中子510の軸心L1と第2の中子520の軸心L2の交差角を二等分した角度にしたことにより、フィルタ部260の面積を大きくすることができ、筒体200の内部を流れる流体の抵抗を低減することができる。
【0041】
図9〜11には、本発明によるホースコネクタの他の実施形態が示されている。図9は、同ホースコネクタの側断面図、図10は、同ホースコネクタを射出成形するための金型を示す断面図、図11は同ホースコネクタの射出成形時に使用される中子を示し、(A)は第1の中子の正面図、(B)は同中子の底面図、(C)は第2の中子の平面図、(D)は同中子の平面図である。
【0042】
このホースコネクタ120は、図6〜8に示したホースコネクタにおけるフィルタ部の形状を変えたものである。すなわち、このホースコネクタ120は、エルボ状に屈曲された筒体200を有し、この筒体200の角部250にフィルタ部260が形成されている。ただし、この実施形態では、角部250の内側251から内径側に突出する壁253が形成されており、上記フィルタ部260は、この壁253の端縁と角部250の外周254とにわたって、ホースコネクタ120の一方の端部の軸心と平行に形成されている。
【0043】
このホースコネクタ120の成形に際しては、図10,11に示すような形状の第1の中子510と第2の中子520とが用いられる。すなわち、第1の中子510は、その先端部に、軸心L4に沿った平面512と、この平面に対して垂直な壁面513とを有している。また、第2の中子520は、前記第1の中子510の平面512に当接する複数の突起部521を有し、この突起部521によってフィルタ部260の抜き孔が形成される。
【0044】
このように、フィルタ部260をホースコネクタ120の一方の端部の軸心と平行な面に沿って形成することにより、フィルタ部260の幅をホースコネクタ120の最大内径いっぱいにとることができ、フィルタ面積を大きくとることができる。
【0045】
図12には、上記図9〜11に示した実施態様における第2の中子520に形成する突起部の他の例が示されている。
【0046】
すなわち、図12(A)の例では、突起部521aが複数のピン状をなし、複数の丸い小孔を有するフィルタ部が形成される。図12(B)の例では突起部521bが同心円状に配列された、複数の半円弧状の突条からなり、同心円弧状の開口を有するフィルタ部が形成される。
【0047】
また、図1〜12は、自動車のキャニスタ装置のドレンホースに適用した場合であるが、本発明は、その他の各種ホースを構造物に固定する場合のコネクタとして適用することができる。
【0048】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、ホースの端部を構造物に接続するためのホースコネクタにフィルタを設けたことにより、ホースに異物等が侵入することを防止できる。また、本発明の第1では、エルボ状に屈曲された筒体の角部に、フィルタ部を配置したことにより、フィルタ部と筒体とを合成樹脂により一体成形することができる。それによって、筒体とフィルタ部を別体で構成する場合に比べて部品点数を減少できるので、生産性を向上させることができる。更に、本発明の第2では、エルボ状に屈曲された筒体の角部に、フィルタ部を傾斜して配置したことにより、フィルタ部の面積を大きくして、筒体内部を流れる流体の抵抗を低減し、流体を円滑に流すことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明を理解するための参考例であるホースコネクタにおける、フィルタキャップを取外した状態の外観を示す斜視図である。
【図2】 同ホースコネクタのフィルタキャップを取付けた状態を示し、(A)は側面図、(B)は底面図である。
【図3】 同ホースコネクタのフィルタキャップを示し、(A)は正面図、(B)は側面図、(C)は底面図、(D)は平面図である。
【図4】 同ホースコネクタのフィルタキャップの断面図であり、(A)は図3(C)におけるA−A’矢視線に沿った断面図、(B)は図3(C)におけるB−B’矢視線に沿った断面図である。
【図5】 同ホースコネクタを車体に取付けた状態を示す断面図である。
【図6】 本発明によるホースコネクタの一実施形態を示す側断面図である。
【図7】 同ホースコネクタを射出成形するための金型を示す側断面図である。
【図8】 同ホースコネクタの射出成形時に使用される中子を示し、(A)は第1の中子の正面図、(B)は同中子の側面図、(C)は第2の中子の正面図、(D)は同中子の側面図である。
【図9】 本発明によるホースコネクタの他の実施形態を示す側断面図である。
【図10】 同ホースコネクタを射出成形するための金型を示す側断面図である。
【図11】 同ホースコネクタの射出成形時に使用される中子を示し、(A)は第1の中子の正面図、(B)は同中子の底面図、(C)は第2の中子の平面図、(D)は同中子の正面図である。
【図12】 第2の中子の傾斜した端面に形成する突起部の他の例を示す平面図である。
【図13】 燃料タンク周辺装置の概略を示す斜視図である。
【符号の説明】
100、110、120 ホースコネクタ
200 筒体
210 開口部
220 係止部
230 穴
240 溝
250 角部
260 フィルタ部
300 フィルタキャップ
310 格子
320 嵌合突起
330 フレーム

Claims (2)

  1. ホースの一端に連結され、構造物に接続するためのホースコネクタにおいて、
    全体としてエルボ状に屈曲された筒体をなし、その一端部は前記ホースに接続され、その他端外周に構造物の取付け孔に嵌合する係止部を有し、
    前記エルボ状の筒体の角部に配置されたフィルタ部が設けられ、
    全体が合成樹脂により一体成形されていることを特徴とするフィルタ付きホースコネクタ。
  2. 前記フィルタ部は、前記エルボ状の筒体の内側の角部から傾斜配置されている請求項1記載のフィルタ付きホースコネクタ。
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