JP3665697B2 - エアーマッサージ装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
この発明は、エアー供給装置からのエアーの給排気によって膨縮するエアーバッグによって被施療部のマッサージを行うエアーマッサージ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、エアー供給装置からのエアーの給排気によって膨縮するエアーバッグによって、被施療部のマッサージを行うエアーマッサージ装置は布団式エアーマッサージ機あるいは椅子式エアーマッサージ機と称され広く知られている。
【0003】
前記布団式エアーマッサージ装置は、複数のエアーバッグつまり首部用、背中用、腰部用、臀部用および脚用のエアーバッグが配置された布団部と、前記各エアーバッグにエアーを給排気するエアー供給装置とから構成されている。
【0004】
前記布団式エアーマッサージ装置によってマッサージをする場合は、首部ないし脚部を前記首部用エアーバッグないし脚用エアーバッグに対応させて布団部に身体を横たえて、各エアーバッグに所定の順序でエアーを給排気してマッサージをなすものである。
上記従来のエアーマッサージ装置は、エアーバッグの押圧力が略一定に設定されていることから、この略一定の押圧力によってマッサージが継続されると、この押圧力に馴れが生じるため物足りなさを覚え、結局良好なマッサージ効果が得られなくなるという問題がある。
【0005】
また、押圧力が略一定であることから、マッサージ開始時つまり動作開始時に被施療部に加えられる押圧力(初期では同じ押圧力であっても相対的に強く作用する)は強く作用することから、例えば腰痛等の疾患を有する使用者は、場合によっては痛みを覚える等の不快感が与えられるという問題がある。
また、布団式エアーマッサージ装置は、眠りに入り易くすることを促進するために就寝時に使用するという使い方もされるものである。しかし、上記従来のエアーマッサージ装置は、上述したようにエアーバッグの圧力が略一定に設定されていて、身体は膨縮するエアーバッグによって上下方向に動かされるために、眠りに入り易くすることを促進させるという点では必ずしも満足いくものではない。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
上記従来のエアーマッサージ装置は、エアーバッグの押圧力が略一定に設定されていることから、この略一定の押圧力により継続してマッサージがされると、この押圧力に馴れが生じるため物足りなさを感じ、この精神的作用も加わり結局良好なマッサージ効果が得られなくなるという問題がある。また、押圧力が略一定であることから、動作開始時に被施療部に初めに加えられる押圧力は強く作用するため、例えば腰痛等の疾患を有する使用者は場合によっては痛みを覚える等の不快感が与えられるという問題がある。
【0007】
また、布団式エアーマッサージ装置は、眠りに入り易くすることを促進するために就寝時に使用するという使い方もされるものであるが、上記従来の布団式エアーマッサージ装置ではエアーバッグの圧力は略一定に設定されていることから、身体は膨縮するエアーバッグによって上下方向に動かされることから、眠りに入り易くすることを促進させるという点では必ずしも満足いくものではない。
【0009】
【課題を解決するための手段】
この発明は上記事情に鑑みなされたものであり、請求項1記載の発明は、エアーの給排気により膨縮する複数のエアーバッグが配設された布団部と、筐体、この筐体内に設けられたエアー生成手段、このエアー生成手段からのエアーを前記エアーバッグに給排気する給排気手段を有するエアー供給装置と、前記エアー生成手段および給排気手段を制御して前記エアーバッグに所定の順序でエアーの給排気をする制御手段とを備え、
前記制御手段によりエアー生成手段および給排気手段を初期、中期、後期で制御して、動作開始から所定時間の初期については、エアーバッグへのエアーの供給量を中期におけるエアーの供給量より少なくして押圧力を中期におけるエアーバッグの押圧力より小さくし、前記所定時間を経過した後さらに所定時間の中期については、エアーバッグへのエアーの供給量を初期におけるエアーの供給量より多くして押圧力を初期におけるエアーバッグの押圧力より大きくし、この所定時間を経過した後マッサージが終了するまでの後期については、再びエアーバッグへのエアーの供給量を中期におけるエアーの供給量より少なくして押圧力を中期におけるエアーバッグの押圧力より小さくすることとしたエアーマッサージ装置としたものである。
【0010】
この請求項1記載の発明は、エアー生成手段および給排気手段を制御して、布団部のエアーバッグの膨縮間隔を動作開始から時間の経過とともに大きくするとともに、初期(動作開始から所定時間の間)および後期(動作開始から所定時間が経過した後さらに所定時間が経過した後から終了するまでの間)エアーバックに供給する供給量を少なくして押圧力を小さく、初期および後期の間つまり中期はエアーバックに供給するエアーの供給量を多くして押圧力を大きくするから、開始時の押圧力が大き過ぎて例えば被施療部に痛み等の不快感を与えることはなく、また、同一の押圧力による馴れを防止できることから良好なマッサージ効果が得られるという作用を有するものである。また、マッサージにより血行が促進された後押圧力は小さくなるつまり膨脹量は少なくなり、エアーバッグによる身体の動きが沈静化されるため、特に就寝時眠りに入り易くできるという作用を有するものである。
【0011】
【発明の実施の形態】
つぎに、この発明の実施の形態を図1ないし図6に基づいて説明する。図1に示すように、この布団式エアーマッサージ機(以下エアーマッサージ機という)1は、マッサージ本体としての布団部10、エアー供給装置30、マッサージ本体としての脚用マッサージ具60、布団部10とエアー供給装置30とを接続するエアーホース50、脚用マッサージ具60とエアー供給装置30とを接続するエアーホース70等から構成されている。
【0012】
なお、以下の説明において、前記エアーホース50、エアーホース70等のエアーホースは単にホースということとする。
【0013】
そして、前記布団部10は、図2に示すように内部下面側に設けられた発泡ウレタンフォーム等からなる長方形状の板状の台部材12と、この台部材12の外周表面を覆うカバー12aと、前記台部材12上に配設された臀部用エアーバッグ13、14、腰用エアーバッグ15、一対の脇腹用エアーバッグ16、背中用エアーバッグ17および首部用エアーバッグ18とから構成されている。そして、臀部用エアーバッグ13ないし首部用エアーバッグ18は図示しない適宜の位置決め手段で位置決めされて、図2に示すように布団部10の首部が位置する部位と臀部が位置する部位との間に布団部10の長手方向に沿って配列されているものである。
【0014】
また、前記布団部10の下側縁部(使用者がマッサージをするために布団部10に仰向け等の姿勢で横たわった際に足部が位置する側の側縁部)19aの略中央部には接続口20が設けられている。
【0015】
また、前記臀部用エアーバッグ13ないし首部用エアーバッグ18には図2、および図5に示すようにホース13aないし18aの一端側が接続され、これらホース13aないし18aのうちのホース13a、15a、17aおよび18aの他端側は直接前記接続口20に接続されている。また、一対のホース14aの他端側は一本のホース14bに纏められ、また、一対のホース16aの他端側は一本のホース16bに纏められて前記接続口20に接続されている。
【0016】
つぎに、前記エアー供給装置30について説明する。このエアー供給装置30は、筐体31(図1参照)、図5の制御ブロック図に示すように筐体31内に収納された周知のエアー生成手段としてのエアーコンプレッサー35、このエアーコンプレッサー35にホース35aを介して接続されエアーを所定の順序で分配するつまり給排気する給排気手段としてのロータリー弁36、同じくエアーコンプレッサー35に接続されたホース35bを介してエアーの給排気をする給排気手段としての電磁弁36a、この電磁弁36aおよび前記ロータリー弁36および前記エアーコンプレッサー35を制御する制御手段37等から構成されている。
【0017】
そして、前記ロータリー弁36の図示しない6個の接続口には、6本のホース38aないし38fの一端が接続されている。
【0018】
また、前記筐体31の上面部には図1に示すように操作パネル32が設けられ、この操作パネル32には、図示しないが電源スイッチ、後に説明する各種マッサージモードを設定する複数のモード設定スイッチ、マッサージ時間設定スイッチおよび始動スイッチ等が設けられている。
【0019】
また、このエアー供給装置30の筐体31の側壁31aには図3に示すように、前記布団部10に設けた接続口20に対応する第一の接続口40、この第一の接続口40に隣接して後に詳述する前記脚用マッサージ具60に設けた接続口68に対応する第二の接続口41が設けられている。
【0020】
なお、第一の接続口40には図5に示すように、前記ロータリー弁36の図示しない接続口に一端を接続した前記6本のホース38aないし38fの他端が接続されている。また、前記第二の接続口41は図5に示すようにホース38gを介して電磁弁36aに接続されている。
【0021】
そして、前記エアー供給装置30の第一の接続口40と前記布団部10の接続口20とに着脱可能に接続される前記ホース50は、図2に示すように6本のホース51aないし51fからなるホース群51と、前記6本のホース51aないし51fの一端側に接続された第一の接続部52と他端側に接続された第二の接続部56とから構成されている。そして、前記第一の接続部52は前記布団部10に設けた接続口20に接続されるものであり、また、第二の接続部56は前記エアー供給装置30に設けた第一の続口40に接続されるものである。
【0022】
また、前記エアー供給装置30の第二の接続口41と前記脚用マッサージ具60の接続口68とは、前記ホース70によって接続されるようになっている。つまりホース70の一端側には第一の接続部67aが、また、他端側には第二の接続部67bが設けられており、この第一の接続部67aを前記脚用マッサージ具60の接続口68に、また、第二の接続部67bをエアー供給装置30の第二の接続口41に接続することにより、エアー供給装置30の第二の接続口41と前記脚用マッサージ具60の接続口68とは連通接続されるものである。
【0023】
また、前記第一の接続口40には、ホース50の第二の接続部56が接続されていないとき信号を送出するマイクロスイッチ等からなる検知手段45(図5参照)が設けられており、この検知手段45の信号は図5に示すように制御手段37に送られるようになっている。そして、制御手段37は前記検知手段45から信号を受けると前記ロータリー弁36を非動作状態として、エアーコンプレッサー35からのエアーを第一の接続口40から流出させないようにつまり阻止するように制御するようになっている。
【0024】
そして、第一の接続口40に第二の接続部56つまりホース50が接続されないときに、制御手段37によって非動作状態とされるロータリー弁36は第一の接続口40からエアーの流出を阻止する阻止手段を構成しているものである。
【0025】
同様に、前記第二の接続口41には前記ホース70が接続されていないとき検知信号を送出するマイクロスイッチ等からなる検知手段46が設けられており、この検知手段45の信号は図5に示すように制御手段37に送られるようになっている。制御手段37は、前記検知手段46から信号を受けると、前記電磁弁36aを非動作状態として、エアーコンプレッサー35からのエアーを第二の接続口41から流出させないように制御するようになっている。
【0026】
そして、同様に第二の接続口41に第二の接続部67bつまりホース70が接続されないときに、制御手段37によって非動作状態とされる電磁弁36aは、第二の接続口41からエアーの流出を阻止する阻止手段を構成しているものである。
【0027】
つぎに、前記脚用マッサージ具60について説明する。この脚用マッサージ具60は図4に示すように、内部を中空としたベース部61とこのベース部61に配設された脚用エアーバッグ66とから構成されている。前記ベース部61は、図4に示すように平面長方形状に形成されるとともに、上面側に平行に形成された一対の溝状凹部62が設けられている。また、この溝状凹部62と平行な一方の側壁には前記接続口68が設けられている。この接続口68および前記エアー供給装置30に設けた第二の接続口41には、前述したようにホース70が着脱可能に接続されている。そして、このホース70を介して前記脚用エアーバッグ66にエアーを給排気して脚部つまりふくらはぎ部をマッサージするようになっているものである。なお、前記脚用エアーバッグ66は、前記溝状凹部62のそれぞれに図示しない取付具によって取り付けられ、かつ、布等により形成され互いに対向する袋状の収納部65に収納されて、前記ベース部61に配設されているものである。
【0028】
また、前記収納部65はそれぞれの溝状凹部62の互いに対向する対向壁63に沿わせて配設されており、このことによって脚用エアーバッグ66は収納部65を介して前記溝状凹部62の互いに対向する対向壁63に沿って配設されるものである。
【0029】
なお、前記脚用エアーバッグ66は図示しないが外周を発泡ウレタンフォーム等からなる緩衝部材で覆って前記収納部65に収納されている。
【0030】
また、前記それぞれの収納部65に収納されたそれぞれの脚用エアーバッグ66には図5に示すようにホース71aないし71dの一端側が接続され、これら4本のホースの他端側は一本のホース72に纏められ、このホース72は前記接続口68に接続されている。
【0031】
そして、この脚用エアーマッサージ具60は、布団部10とともに使用する場合は、図1に示すように布団部10の脚部が位置する部位に載置し、脚部つまりふくらはぎ部を前記互いに対向する脚用エアーバッグ66、66の間に挿入して使用されるものである。そして、この挿入状態でエアー供給装置30からホース70を介してエアーの給排気がされると、脚部は膨脹する脚用エアーバッグ66、66によって締め付けられるよう押圧されてマッサージがなされるものである。このように、脚用エアーバッグ66、66の膨脹は、脚部を上方に押上げるものではなく横方向から締め付けるように作用することから、押圧力も大きく、また、足の重さは押圧力とは無関係となるものである。
【0032】
つぎに、上記のように構成されたエアーマッサージ機の制御構成を図5に示す制御ブロック図に基づいて説明する。
【0033】
図5に示すように制御手段37には、メモリー手段からなるマッサージモード記憶手段39が接続されており、このマッサージモード記憶手段39には後述する各種マッサージモードが記憶設定されている。また、制御手段37は前記エアーコンプレッサー35、ロータリー弁36および電磁弁36aを制御するようになっている。
【0034】
また、制御手段37には前記操作パネル32に設けた各種マッサージモードを設定する複数のモード設定スイッチ、マッサージ時間設定スイッチ、始動スイッチからの出力が入力されるようになっている。これらモード設定スイッチから所定のマッサージモードおよびマッサージ時間等が設定されると、制御手段37は、設定されたマッサージモードをマッサージ記憶手段39から読み出して実行し、このマッサージモードによって定められた順序にしたがって、前記布団部10内に配設された臀部用エアーバッグ13ないし首部用エアーバッグ18、および脚用エアーマッサージ具60が同時に使用される場合は、この脚用エアーマッサージ具60の各脚部用エアーバッグ66にエアーを給排気して膨縮させるようにエアーコンプレッサー35、ロータリー弁36および電磁弁36aを動作させるように制御するものである。
【0035】
つぎに、前記各種マッサージモードについて説明する。このマッサージモードとしては、従来と同様な全身マッサージコース、上半身マッサージコースおよび下半身マッサージコースのコース別モードと、首部、背中部、脇腹部および腰部等の各部分を個別にマッサージするポイントマッサージモードの他に、以下に述べるマッサージモードが備えられているものである。
【0036】
その一つ目のモード(以下第一のモードという)は、動作開始つまりモードの実行が開始されマッサージ動作が開始されると、制御手段37によりエアーコンプレッサー35、ロータリー弁36および電磁弁36aを制御し、図6(なお、図6においてプロットした点はエアーバッグにエアーの給排気がされてこのエアーバッグが膨縮することを示している)に示すように初めの所定時間(図6では5分間)は、各脚用エアーバッグ66にのみエアーの給排気をして脚部のマッサージをなし、脚部の血行が促進された状態でつぎに脚用エアーバッグのエアーの給排気を停止するとともに、布団部10の各袋体13ないし18に所定の順序で所定時間(図6では15分間)エアーの給排気をして上半身のマッサージをなすものである。すなわち、図6に示すように、脚用エアーバッグ66へのエアーの給排気が終了すると、ついでエアーバッグ13−エアーバッグ14−エアーバッグ16の順に膨縮させる動作を3回繰り返し、ついでエアーバッグ13のみの膨縮を3回繰り返し、ついでエアーバッグ14のみの膨縮を3回繰り返し、ついでエアーバッグ16のみの膨縮を3回繰り返し、ついでエアーバッグ13−エアーバッグ14−エアーバッグ15−エアーバッグ16−エアーバッグ17−エアーバッグ18の順に膨縮させる動作を3回繰り返し、ついで、エアーバッグ13、エアーバッグ14、エアーバッグ15、エアーバッグ16、エアーバッグ17、エアーバッグ18の順に各エアーバッグのみを膨縮させる動作を3回繰り返し、ついでエアーバッグ14−エアーバッグ16の順に膨縮させる動作を3回繰り返し、ついでエアーバッグ13−エアーバッグ14−エアーバッグ16−エアーバッグ18の順に膨縮させる動作を2回繰り返して終了するモードである。なお、このモードは所望により繰り返して実行させることもできるものである。
【0037】
この第一のモードは、心臓から離れた脚部の血行を良好とした状態の後上半身のマッサージをするものであることから、マッサージ効果を向上させることができるものである。また、就寝時にマッサージをなす場合は、初めに脚部の血行の促進が図れることから、足に冷え症を持つ使用者にとっては特に有効であり、さらに、心臓から離れた脚部の血行の促進が初めになされることから、このことが相乗して全身の血行を促進させることができるものである。
【0038】
また、二つ目のモード(以下第二のモードという)は、所望のマッサージモードが設定されて、マッサージ動作が開始されると、制御手段37は、動作開始つまりモードの実行が開始されると、マッサージ開始から計時を開始し、エアーコンプレッサー35、ロータリー弁36および電磁弁36aを制御し、所定時間経過するにつれてエアーバッグ(この場合は動作するエアーバッグであれば、布団部のエアーバッグ13ないし18および脚用エアーマッサージ具60のエアーバッグ66のいずれのエアーバッグでもよい)へのエアーの供給量を増加させてその膨脹量を大きくして押圧力を増加させるモードである。
【0039】
なお、この場合当然ことではあるが、無限に膨脹量を大きくするものではなく上限を有するものである。つまり供給するエアーの供給量を上限の膨脹量に達するまで連続あるいは不連続に増加させて押圧力を増加させるものである。
【0040】
この第二のモードでは、動作開始つまりマッサージが開始されるとその直後から時間が経過するにつれて、順次エアーバッグの被施療部に対する押圧力が大きくなる。このことから、同一の押圧力による馴れ、つまり同一の押圧力であると、被施療部が揉みほぐされることに応じて押圧力の作用を弱く感じて物足りなさを覚えることを防止して、マッサージ効果を向上させることができる。また、開始時の押圧力が大き過ぎて(初期では同じ押圧力であっても、被施療部が揉みほぐされていないことから相対的に強く作用する)例えば被施療部に痛みなどの不快感を与えることを防止できるものである。
【0041】
つぎに、三つ目のモード(以下第三のモードという)は、布団部10を使用する場合のモードである。このモードでは、動作開始つまりモードの実行が開始されマッサージ動作が開始されると、制御手段37はマッサージ開始から計時を開始し、エアーコンプレッサー35、ロータリー弁36および電磁弁36aを制御し、所定時間の経過とともにエアーバッグの膨縮間隔を大きくするとともに、マッサージ開始の初期つまり動作開始から所定時間の間は、エアーエアーバックに供給するエアーの供給量を少なくして押圧力を小さくするように制御する。前記所定時間が経過した時点からつぎの所定時間の間、つまり、中期はエアーバックに供給するエアーの供給量を多くして押圧力を大きくするように制御する。ついで前記中期の所定時間が経過した後の後期、つまり中期の所定時間が経過した後の所定時間の間は、再びエアーエアーバックに供給するエアーの供給量を少なくして押圧力を小さくしてマッサージをするモードである。なお、この場合、初期は少ない一定の押圧力とするのではなく初め小さく順次大きくするように、また、同様に後期においては次第に小さくするように制御してもよいものである。
【0042】
このように、この第三のモードでは、布団部10のエアーバッグの膨縮間隔を時間の経過とともに大きくするとともに、初期および後期においてはエアーバックに供給する供給量を少なくして押圧力を小さく、初期および後期の間はエアーバックに供給する供給量を多くして押圧力を大きくするものである。このことから、動作開始時に押圧力が大き過ぎて例えば被施療部に痛みなどの不快感を与えることはなく、また、同一の押圧力による馴れを防止できることから良好なマッサージ効果が得られるものである。また、マッサージにより血行が促進されると押圧力が小さくなるつまり膨脹量が少なくなることから、エアーバッグによる身体の動きが沈静化されるため、特に就寝時には眠りに入り易くすることができるものである。
【0043】
また、特に後期において次第に押圧力を小さくするつまり膨脹量を次第に小さくするようにした場合は、膨脹間隔が大きくなることと相俟って、身体の動きの沈静化がさらにされることから、さらに眠りに入り易くすることができるものである。
【0044】
なお、この第三のモードによりマッサージをする場合においても、脚用エアーマッサージ具60を併用することができることは勿論であり、この場合脚用エアーマッサージ具60の脚用エアーバッグ66の膨縮に、前記第三のモードを適用することもできるものである。
【0045】
つぎに、上記エアーマッサージ機1の動作について説明する。まず、布団部10のみを使用する場合について説明する。
【0046】
まず、使用者は、エアー供給装置30と布団部10とをホース50によって接続し電源スイッチを閉成し、ついで前記各種マッサージモードの中から所望のマッサージモードをモード設定スイッチにより設定し、また、マッサージ時間をマッサージ時間設定スイッチにより設定した後図示しない始動スイッチを閉成する。この始動スイッチが閉成されると、制御手段37は、前記設定されたマッサージモードを前記マッサージモード記憶手段39から読み出し、このマッサージモードを実行し、このマッサージモードによって定められているエアーバッグに所定の順序でエアーの給排気をするようにエアーコンプレッサー35およびロータリー弁36を駆動させるとともに、前記モードの実行が終了したとき、エアーコンプレッサー35およびロータリー弁36を停止させるように制御する。
【0047】
なお、布団部10のみを使用する場合に脚用エアーマッサージ具60を接続するホース70は第二の接続口41から外されていることから、検知手段46から信号が出力され、制御手段37は電磁弁36aを非動作状態とすることからエアーコンプレッサー35からのエアーは第二の接続口41から流出しないようになっている。
【0048】
そして、使用者が選択したマッサージモードに前記第二のモードあるいは第三のモードが含まれていると、上述したように制御手段37は前記マッサージモード記憶手段39から読み出してこのモードを実行するものである。
【0049】
つぎに、布団部10と脚用マッサージ具60を同時に使用してマッサージをする場合は、ホース70によってエアー供給装置30と脚用マッサージ具60とを接続するとともに布団部10の脚部が位置する部位に脚用マッサージ具60を載置する。この場合はホース70が第二の接続口41に接続されることから検知手段46から制御手段37には出力が送られていない。このことから、制御手段37は前記電磁弁36aを動作状態として制御するものである。
【0050】
そして、布団部10に上半身を横たえるとともに、脚部を脚用エアーバッグ66、66の間に挿入する。ついで前記各種マッサージモードのなかから所望のマッサージモードをモード設定スイッチにより設定し、また、マッサージ時間をマッサージ時間設定スイッチにより設定した後図示しない始動スイッチを閉成する。この始動スイッチが閉成されると、制御手段37は、前記設定されたマッサージモードを前記マッサージモード記憶手段39から読み出し、このマッサージモードを実行しこのマッサージモードによって定められているエアーバッグに所定の順序でエアーの給排気をするようにエアーコンプレッサー35、ロータリー弁36および電磁弁36a(脚用エアーマッサージ具が使用されるモードのときのみ制御される)駆動させるとともに、前記モードの実行が終了したときエアーコンプレッサー35、ロータリー弁36および電磁弁36aを停止させるように制御する。
【0051】
そして、使用者が選択したマッサージモードに前記第一のモードないし第二のモードが含まれていると、上述したように制御手段37は前記マッサージモード記憶手段39から読み出してこのモードを実行するものである。
【0052】
なお、前記脚用エアーマッサージ具60は、単独でも使用できるものであり、この場合前記ホース50が第一の接続口40から外されたとすると、検知手段45は制御手段37に出力を送る。これにより、制御手段37はロータリー弁36を非動作状態とすることから、エアーコンプレッサー35からのエアーは第一の接続口40から流出することはないものである。
【0053】
以上のように上記エアーマッサージ装置1は、布団部10に脚用マッサージ具60を載置して、布団部10に身体を横たえるとともに脚部を溝状凹部62に配設された脚用エアーバッグ66の間に位置させ、布団部10および脚用マッサージ具60のそれぞれのエアーバッグ13ないし18および66にエアー供給装置30からエアーを給排気することにより、上半身は布団部10に配設されたエアーバッグ13ないし18の押圧によってマッサージされるとともに、脚部は膨縮するエアーバッグ66によって挟み付けられるように押圧されることから、脚部の重さに関係なく良好なマッサージ効果が得られるものである。
【0054】
また、布団部10の脚部の位置する部位には脚用エアーマッサージ具60を載置するものであることから、エアーバッグ13ないし18は少なくとも首部を位置させる部位から臀部を位置させる部位に配設すれば足りるため、布団部における脚部が位置する部位のエアーバッグを省略することもできる。このことから、省略した時は布団部10の組み立てが容易であるとともに布団部10を安価とすることができるという作用を有するものである。なお、布団部10内に脚部の位置する部位に脚用のエアーバッグを設け、脚用エアーマッサージ具60を使用する場合に、前記布団部10内に設けた脚用のエアーバッグを動作させないようにしてもよいものである。
【0055】
また、動作初期に所定時間脚用マッサージ具60のエアーバッグ66のみ膨縮をさせた後に布団部10のエアーバッグ13ないし18を所定順序で膨縮させるように、前記制御手段37により前記エアーコンプレッサー35、ロータリー弁36および電磁弁36aを制御することとしたことから、心臓から離れた脚部の血行を良好とした状態で上半身のマッサージをすることができるため、マッサージ効果を向上させることができるものである。このことは、特に就寝時にマッサージをなす場合は、初めに脚部の血行の促進が図れることから、足に冷え症を有する使用者にとっては特に有効であり、さらに、心臓から離れた脚部の血行の促進が初めになされることから、このことが相乗されて全身の血行を促進させることができるものである。
【0056】
また、エアー供給装置30に第一の接続口40および第二の接続口41を設けたことから、エアー供給装置30にマッサージ本体としての布団部10と脚用エアーマッサージ具60を同時または選択的に接続できる。このため、二つのマッサージ本体を同時に使用して身体の各被施療部のマッサージを可能とするとともに、第一の接続口40または第二の接続接続口41にホース50またはホース70が接続されないときは、第一の接続口40および第二の接続接続口41がそれぞれ連通するロータリー弁36および電磁弁36aを非動作状態にすることができる。このことから、二つのマッサージ本体の内いずれかを選択的に接続したとしても、ホースが接続されない接続口からエアーは流出することなく使い勝手の向上が図れるものである。
【0057】
また、制御手段37によりエアーコンプレッサー35、ロータリー弁36a、電磁弁36aを制御して、エアーの給排気開始後、時間の経過とともにエアーバック13ないし18またはエアーバッグ66に供給するエアーの供給量を所定量まで増加させエアーバックの押圧力を増加させたから、マッサージを開始すると時間の経過とともにエアーバッグ13ないし18またはエアーバッグ66の押圧力が増加する。このため、マッサージ開始直後から順次に被施療部に対する押圧力が大きくることから、開始時の押圧力が大き過ぎて例えば被施療部に痛みなどの不快感を与えることはなく、また、同一の押圧力による馴れを防止してマッサージ効果を向上させることができるものである。
【0058】
また、エアーコンプレッサー35およびロータリー弁36を制御して、布団部10のエアーバッグ13ないし18の膨縮間隔を時間の経過とともに大きくするとともに、初期および後期にエアーバックに供給するエアーの供給量を少なくして押圧力を小さく、初期と後期との間つまり中期はエアーバックに供給する供給量を多くして押圧力を大きくするようにしたことから、マサージ開始時の押圧力が大き過ぎて例えば被施療部に痛みなどの不快感を与えることはなく、また、同一の押圧力による馴れを防止できることから良好なマッサージ効果が得られるものである。また、マッサージにより血行が促進されると押圧力が小さくなるつまり膨脹量が少なくなり、エアーバッグによる身体の動きが沈静化されることから、特に就寝時には眠りに入り易くすることができるものである。
なお、上記実施の形態においては、エアー供給装置30に接続されるマッサージ本体は布団部10と脚用エアーマッサージ具60の二つとしたが、これは例えば腕部をマッサージする腕用エアーマッサージ具等を同時に接続するように接続口を三つ設けるようにしてもよいものである。つまり必要に応じて数を増やすこともできるものである。
【0059】
また、上記実施の形態では、使用しないマッサージ本体へのエアーの給排気を阻止する阻止手段を、制御手段37によって制御されるロータリー弁36、電磁弁36aによって構成したが、これは第一の接続口40および第二の接続口41へのエアーの流れを開閉する弁体を設け、この弁体によって阻止手段を構成するようにしてもよいものである。また、このように構成した場合は、複数のマッサージ本体を接続したままで、選択的に使用できるという利点がある。しかし、上記実施の形態のように構成した場合は、使用しないマッサージ本体が外されたときは自動的にエアーの給排気が阻止されるという利点があるものである。また、阻止手段を前記弁体で構成した場合は、この弁体を制御手段37の制御によって開閉するようにしてもよく、手動操作によって開閉するようにしてもよいものである。
【0061】
【発明の効果】
上記のように請求項1記載の発明は、エアー生成手段および給排気手段を制御して、布団部のエアーバッグの膨縮間隔を動作開始から時間の経過とともに大きくするとともに、初期の所定時間および後期の所定時間にはエアーバックに供給する供給量を少なくして押圧力を小さく、初期と後期との間つまり中期はエアーバックに供給するエアーの供給量を多くして押圧力を大きくするようにしたことから、動作開始時の押圧力が大き過ぎて例えば被施療部に痛み等の不快感を与えることはなく、また、同一の押圧力による馴れを防止できることから良好なマッサージ効果が得られるという効果を有するものである。また、マッサージにより血行が促進された後、押圧力は小さくなるつまり膨脹量は少なくなり、エアーバッグによる身体の動きが沈静化されるため、特に就寝時眠りに入り易くできるという効果を有するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態のエアーマッサージ装置の全体斜視図。
【図2】上記実施の形態の布団部の一部を断面した平面図。
【図3】上記実施の形態のエアー供給装置の一部を示す斜視図。
【図4】上記実施の形態の脚用エアーマッサージ具の斜視図。
【図5】上記実施の形態のエアーマッサージ装置の制御ブロック図。
【図6】上記実施の形態の第一のモードにおけるエアーバッグの膨縮状態を表した図。
【符号の説明】
1 エアーマッサージ装置
10 布団部(マッサージ本体)
13〜18 エアーバッグ
30 エアー供給装置
31 筐体
35 エアーコンプレッサー(エアー生成手段)
36 ロータリー弁(給排気手段)
36a 電磁弁(給排気手段)
37 制御手段
50 エアー供給装置と布団部を接続するエアーホース
60 脚用エアーマッサージ具(マッサージ本体)
62 脚用エアーマッサージ具の溝状凹部
66 脚用エアーマッサージ具のエアーバッグ
70 エアー供給装置と脚用エアーマッサージ具を接続するエアーホース
Claims (1)
- エアーの給排気により膨縮する複数のエアーバッグが配設された布団部と、
筐体、この筐体内に設けられたエアー生成手段、このエアー生成手段からのエアーを前記エアーバッグに給排気する給排気手段を有するエアー供給装置と、
前記エアー生成手段および給排気手段を制御して前記エアーバッグに所定の順序でエアーの給排気をする制御手段とを備え、
前記制御手段によりエアー生成手段および給排気手段を初期、中期、後期で制御して、
動作開始から所定時間の初期については、エアーバッグへのエアーの供給量を中期におけるエアーの供給量より少なくして押圧力を中期におけるエアーバッグの押圧力より小さくし、
前記所定時間を経過した後さらに所定時間の中期については、エアーバッグへのエアーの供給量を初期におけるエアーの供給量より多くして押圧力を初期におけるエアーバッグの押圧力より大きくし、
この所定時間を経過した後マッサージが終了するまでの後期については、再びエアーバッグへのエアーの供給量を中期におけるエアーの供給量より少なくして押圧力を中期におけるエアーバッグの押圧力より小さくすることを特徴としたエアーマッサージ装置。
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