JP3674773B2 - 携帯電話機 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、入力したメロディに付加する伴奏を生成したり、入力したメロディに基づいて自動的に編曲したり、あるいはメロディ自体を自動的に作曲したりすることが可能な携帯電話機に関する。
【0002】
【従来の技術】
入力したメロディを再生したり、メロディ自体を作曲したりすることができる携帯通信端末(典型的には、携帯電話機)は、従来から知られている。
【0003】
かかる携帯通信端末では、その端末上で単音または複音のメロディを入力したり、単音または複音のメロディをサーバからダウンロードしたりして、内蔵メモリに記憶させ、この記憶されたメロディを、着信メロディとして再生したり、電子メールへ添付したりして用いていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、上記従来の携帯通信端末では、端末上で単音または複音のメロディを入力するのは、端末全体のサイズをできるだけ小さくしなければならない関係上、その操作スイッチの数や各操作スイッチのサイズに制約が課されるために、ユーザにとっては面倒で根気のいる作業であった。
【0005】
また、サーバからダウンロードするようにしたものでは、サーバに蓄えられている楽曲のバリエーションは一般に限られているため、同じメロディにはほぼ同じ伴奏が付加されており、同じメロディに異なる伴奏を付加することはできなかった。
【0006】
本発明は、この点に着目してなされたものであり、入力したメロディに端末上で簡単に異なる伴奏を付加したり、入力したメロディに基づいて自動的に編曲したり、あるいはメロディ自体を自動的に作曲することが可能な携帯電話機を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、請求項1に記載の携帯電話機は、メロディを入力するメロディ入力手段と、該入力されたメロディに付加する伴奏を、複数種類の伴奏生成用データに基づいて生成する伴奏生成手段と、前記複数種類の伴奏生成用データをそれぞれ設定するための複数のデータ設定領域を表示する表示手段と、ユーザが左方向または右方向を指示するための左/右方向指示手段と、ユーザが上方向または下方向を指示するための上/下方向指示手段と、前記左/右方向指示手段による左方向または右方向の指示に応じて、前記複数のデータ設定領域のいずれかを選択する選択手段と、前記上/下方向指示手段による上方向または下方向の指示に応じて、前記選択されたデータ設定領域に表示されるデータ値を変更して設定する設定手段とを有することを特徴とする。
【0008】
ここで、左/右方向指示手段および上/下方向指示手段は、それぞれ典型的には、左/右方向を指示する矢印キーおよび上/下方向を指示する矢印キーであるが、これに限らず、これら各機能を割り当てた他のキーであってもよいし、ジョイスティックタイプの操作子であってもよい。要するに、方向を指示できるものであれば、どのようなものであってもよい。データ設定領域は、各領域が横に連結されたものが望ましいが、横に連結されたものが複数段重なっているものであってもよい。この場合には、段数を指定する手段が必要であるが、たとえばテンキーで指示するようにすればよい。以上の事情は、請求項が変わっても同様である。
【0009】
上記目的を達成するため、請求項2に記載の携帯電話機は、メロディを入力するメロディ入力手段と、該入力されたメロディを、複数種類の編曲用データに基づいて編曲する編曲手段と、前記複数種類の編曲用データをそれぞれ設定するための複数のデータ設定領域を表示する表示手段と、ユーザが左方向または右方向を指示するための左/右方向指示手段と、ユーザが上方向または下方向を指示するための上/下方向指示手段と、前記左/右方向指示手段による左方向または右方向の指示に応じて、前記複数のデータ設定領域のいずれかを選択する選択手段と、前記上/下方向指示手段による上方向または下方向の指示に応じて、前記選択されたデータ設定領域に表示されるデータ値を変更して設定する設定手段とを有することを特徴とする。
【0010】
上記目的を達成するため、請求項3に記載の携帯電話機は、メロディを入力するメロディ入力手段と、該入力されたメロディに付加する伴奏を、複数種類の伴奏生成用データに基づいて生成する伴奏生成手段と、前記複数種類の伴奏生成用データをそれぞれ設定するための複数のデータ設定領域を表示する表示手段と、当該携帯電話機を操作するための複数の操作スイッチと、前記複数種類の伴奏生成用データのそれぞれを前記複数の操作スイッチのそれぞれに割り当てる割り当て手段と、ユーザが前記操作スイッチを操作することにより、前記複数のデータ設定領域中、前記操作された操作スイッチに割り当てられた伴奏生成用データに対応する領域のデータ値を設定する設定手段とを有することを特徴とする。
【0011】
ここで、操作スイッチは、典型的には、テンキーである。もちろん、これに限られるわけではない。複数種類の伴奏生成用データのそれぞれと、複数の操作スイッチのそれぞれとの割り当ては、たとえば予め設定されメモリに記憶されている割当テーブルに基づいて行うようにすればよいが、これに限らず、ユーザが、端末上で自由に割り当てを行うことができるようにしてもよい。以上の事情は、請求項が変わっても同様である。
【0012】
上記目的を達成するため、請求項4に記載の携帯電話機は、メロディを入力するメロディ入力手段と、該入力されたメロディを、複数種類の編曲用データに基づいて編曲する編曲手段と、前記複数種類の編曲用データをそれぞれ設定するための複数のデータ設定領域を表示する表示手段と、当該携帯電話機を操作するための複数の操作スイッチと、前記複数種類の編曲用データのそれぞれを前記複数の操作スイッチのそれぞれに割り当てる割り当て手段と、ユーザが前記操作スイッチを操作することにより、前記複数のデータ設定領域中、前記操作された操作スイッチに割り当てられた編曲用データに対応する領域のデータ値を設定する設定手段とを有することを特徴とする。
【0013】
上記目的を達成するため、請求項5に記載の携帯電話機は、メロディを入力するメロディ入力手段と、該入力されたメロディに付加する伴奏を、複数種類の伴奏生成用データに基づいて生成する伴奏生成手段と、前記複数種類の伴奏生成用データをそれぞれ設定するための複数のデータ設定領域、および、前記複数種類の伴奏生成用データの各データ値を配列したデータパレットを表示する、タッチパネル式の表示手段と、前記データパレットに配列された各データ値のいずれかをユーザがタッチすることにより選択し、該選択されたデータ値を、前記複数のデータ設定領域中、前記選択されたデータ値の伴奏生成用データに対応する領域に設定する設定手段とを有することを特徴とする。
【0014】
ここで、設定手段としては、各種態様が考えられる。たとえば、データパレットに配列された各データの選択から、この選択されたデータを設定する領域の選択までをユーザに任せるようにしたもの、データパレットに配列された各データの選択のみをユーザに任せ、データが選択されると、自動的に対応する領域に設定されるようにしたものなどが考えられる。以上の事情は、請求項が変わっても同様である。
【0015】
上記目的を達成するため、請求項6に記載の携帯電話機は、メロディを入力するメロディ入力手段と、該入力されたメロディを、複数種類の編曲用データに基づいて編曲する編曲手段と、前記複数種類の編曲用データをそれぞれ設定するための複数のデータ設定領域、および、前記複数種類の編曲用データの各データ値を配列したデータパレットを表示する、タッチパネル式の表示手段と、前記データパレットに配列された各データ値のいずれかをユーザがタッチすることにより選択し、該選択されたデータ値を、前記複数のデータ設定領域中、前記選択されたデータ値の編曲用データに対応する領域に設定する設定手段とを有することを特徴とする。
【0016】
上記目的を達成するため、請求項7に記載の携帯電話機は、メロディを入力するメロディ入力手段と、コード進行を設定するためのコード進行設定領域であって、設定される複数のコードに対応して複数のコード設定領域を備えたものを表示する表示手段と、ユーザが左方向または右方向を指示するための左/右方向指示手段と、ユーザが上方向または下方向を指示するための上/下方向指示手段と、前記左/右方向指示手段による左方向または右方向の指示に応じて、前記複数のコード設定領域のいずれかを選択する選択手段と、前記上/下方向指示手段による上方向または下方向の指示に応じて、前記選択されたコード設定領域に表示されるコード名を設定する設定手段とを有し、前記表示手段は、前記入力されたメロディを表示するとともに、前記コード進行設定領域に設定されたコード進行を、前記表示されたメロディに対応付けて表示することを特徴とする。
【0017】
ここで、コード名は、典型的には、「根音」と「タイプ」で指定する。もちろん、コードを指定できるものであれば、これに限らない。以上の事情は、請求項が変わっても同様である。
【0018】
上記目的を達成するため、請求項8に記載の通信電話機は、メロディを入力するメロディ入力手段と、コード進行を設定するためのコード進行設定領域であって、設定される複数のコードに対応して複数のコード設定領域を備えたものを表示する表示手段と、左方向または右方向を指示するための左/右方向指示スイッチを含む、当該携帯電話機を操作するための複数の操作スイッチと、前記左/右方向指示スイッチによる左方向または右方向の指示に応じて、前記複数のコード設定領域のいずれかを選択する選択手段と、前記複数の操作スイッチのうち、前記左/右方向指示スイッチを除いた所定の操作スイッチの繰り返し操作に応じて、前記選択されたコード入力領域に表示されるコード名を変更して設定する設定手段とを有し、前記表示手段は、前記入力されたメロディを表示するとともに、前記コード進行設定領域に設定されたコード進行を、前記表示されたメロディに対応付けて表示することを特徴とする。
【0019】
上記目的を達成するため、請求項9に記載の携帯電話機は、メロディを入力するメロディ入力手段と、コード進行を設定するためのコード進行設定領域であって、設定される複数のコードに対応して複数のコード設定領域を備えたものを表示する、タッチパネル式の表示手段と、前記複数のコード設定領域のうち、ユーザがタッチしたコード設定領域を選択する選択手段と、該選択されたコード設定領域をユーザが繰り返しタッチすることにより、当該コード設定領域に表示されるコード名を変更して設定する設定手段とを有し、前記表示手段は、前記入力されたメロディを表示するとともに、前記コード進行設定領域に設定されたコード進行を、前記表示されたメロディに対応付けて表示することを特徴とする。
【0020】
上記目的を達成するため、請求項10に記載の携帯電話機は、メロディを入力するメロディ入力手段と、コード進行を設定するためのコード進行設定領域であって、設定される複数のコードに対応して複数のコード設定領域を備えたもの、および、各種コード名を配列したデータパレットを表示する、タッチパネル式の表示手段と、前記データパレットに配列されたコード名のいずれかをユーザがタッチすることにより選択し、該選択されたコード名を、前記複数のコード設定領域中選択したいずれかの領域に設定する設定手段とを有し、前記表示手段は、前記入力されたメロディを表示するとともに、前記コード進行設定領域に設定されたコード進行を、前記表示されたメロディに対応付けて表示することを特徴とする。
【0021】
上記目的を達成するため、請求項11に記載の携帯電話機は、メロディを入力するメロディ入力手段と、コード進行を設定するためのコード進行設定領域であって、設定される複数のコードに対応して複数のコード設定領域を備えたものを表示する表示手段と、当該携帯電話機を操作するための複数の操作スイッチと、複数の音名のそれぞれを前記複数の操作スイッチのそれぞれに割り当てる割り当て手段と、ユーザが前記複数の操作スイッチから選択した複数の操作スイッチを組み合わせて操作したときに、該組み合わせて操作された各操作スイッチにそれぞれ割り当てられた音名からコードを検出する検出手段と、該検出されたコードを、前記複数のコード設定領域のいずれかに設定する設定手段とを有し、前記表示手段は、前記入力されたメロディを表示するとともに、前記コード進行設定領域に設定されたコード進行を、前記表示されたメロディに対応付けて表示することを特徴とする。
【0024】
上記目的を達成するため、請求項12に記載の携帯電話機は、曲を構成する構成要素を複数配列したデータパレットを表示する、タッチパネル式の表示手段と、前記データパレットに配列された複数の構成要素からユーザがタッチすることによりなされた指示に応じた構成要素を選択する選択手段と、該選択された構成要素からなる曲構成を設定する設定手段とを有することを特徴とする。
【0027】
上記目的を達成するため、請求項13に記載の携帯電話機は、複数種類の作曲用データに基づいて作曲する作曲手段と、前記複数種類の作曲用データをそれぞれ設定するための複数のデータ設定領域を表示する表示手段と、方向を指示するための方向指示スイッチを含む、当該携帯電話機を操作するための複数の操作スイッチと、前記方向指示スイッチによる方向の指示に応じて、前記複数のデータ設定領域のいずれかを選択する選択手段と、前記複数の操作スイッチのうち、前記方向指示スイッチを除いた所定の操作スイッチの繰り返し操作に応じて、前記選択されたデータ設定領域に表示されるデータ値を変更して設定する設定手段とを有することを特徴とする。
【0045】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。
【0046】
図1は、本発明の一実施の形態に係る携帯通信端末が他の通信端末と通信するときに必要なシステム構成の一例を示す図であり、図示例では、本実施の形態の携帯通信端末1として携帯電話機を採用し、他の通信端末4として有線の通信端末、たとえばデスクトップ型パーソナルコンピュータを採用している。もちろん、他の通信端末4は、これに限らず、無線の通信端末、たとえば携帯通信端末1と同様の携帯電話機または携帯用のノート型パーソナルコンピュータであってもよい。要するに、他の通信端末4は、携帯通信端末1と通信できるものであればどのようなものであってもよい。
【0047】
携帯通信端末1、すなわち携帯電話機は、中継局2を介して、たとえば公衆電話回線等のネットワークNに接続され、ネットワークNには、携帯通信端末1から送信されたデータを他の通信端末4に転送したり、携帯通信端末1にデータをダウンロードしたりするサーバ3と、携帯通信端末1と通信する他の通信端末4が接続されている。
【0048】
図2は、本実施の形態の携帯通信端末1の概略構成を示すブロック図である。
【0049】
同図に示すように、端末全体の制御を司るCPU11には、テンキーや各種機能スイッチからなる操作スイッチ群12、CPU11が実行する制御プログラムや、各種テーブルデータ等を記憶するROM13、演奏データ(着信メロディ用のものを含む)、各種入力情報(たとえば、住所録や、留守番電話機能により記録される音声情報等)および演算結果等を一時的に記憶するRAM14、半導体メモリ(たとえばメモリスティック)等の外部記憶装置15と、タイマ割込み処理における割込み時間や各種時間(後述するテンポを含む)、時刻を計時するタイマ16、各種情報等を表示する、たとえば液晶ディスプレイ(LCD)および発光ダイオード(LED)等を備えた表示器17と、他の端末(図示せず)と接続するための通信インターフェース(I/F)18とが接続されている。
【0050】
また、CPU11には、音声を入力するためのマイクロフォン19が、該マイクロフォン19からのアナログ信号出力をデジタル信号に変換するA/D変換器20を介して接続され、このようにして入力された音声信号や各種制御信号を電波に変換し、アンテナ22を介して中継局2に送信するとともに、アンテナ22を介して中継局2からの電波を受信し、音声信号や各種制御信号に変換する電波送受信機21も接続されている。
【0051】
さらに、CPU11には、相手の会話、たとえば相手の通信端末4から送信されてきた音声信号を音声に変換する音声用スピーカ24が、CPU11からのデジタル音声信号をアナログ音声信号に変換するD/A変換器23を介して接続され、CPU11の制御に応じて音色が変化した各種デジタル楽音信号を生成する楽音生成用音源25が接続されている。楽音生成用音源25の出力側には、そのデジタル楽音信号出力をアナログ楽音信号に変換するD/A変換器26が接続され、D/A変換器26の出力側には、そのアナログ楽音信号出力を音響に変換する楽音用スピーカ27が接続されている。
【0052】
図3は、携帯通信端末1の外観図であり、操作パネル面を示している。同図に示すように、操作パネル面は、主として、操作スイッチ群12および表示器17によって構成されている。
【0053】
操作スイッチ群12を構成するスイッチとしては、たとえば表示器17上に表示されたカーソル(図示せず)を上/下/左/右方向にそれぞれ移動させるアップキー12u、ダウンキー12d、左キー12l、右キー12rと、設定したデータの内容を確定させるエンターキー12eと、0〜9の整数値と“*”および“#”を入力するテンキー12tとが図示されている。これらのキーの他にも、たとえば、電話をかけたり、電話を受けたりする通話キーや、電話を切ったりする切断キーなどのキーが設けられているが、本発明を説明する上で必須の要素ではないため、図示されていない。また、複数のモードを設け、各モードを適宜切り替えることにより、1つのキーで複数の機能を実現するようにしてもよい。たとえば、テンキー12tの各数字キーに、数字とともに「かな」や「アルファベット」を割り当てるようにしてもよい。同様に、数字キーのうちいずれか4つのキーに、前記アップキー12u、ダウンキー12d、左キー12l、右キー12rの各機能を割り当てるようにしてもよい。さらに、アップキー12u、ダウンキー12d、左キー12l、右キー12rに代えて、ジョイスティックタイプの操作子を用いるようにしてもよい。
【0054】
表示器17は、たとえばタッチパネル形式のLCDからなり、携帯通信端末1の動作状態や、携帯通信端末1に入力すべき各種情報を表示する。ここで、LCDはタッチパネル形式のものとしているが、LCD面を何か(たとえばスタイラスペンや指)で振れたときまたはLCD面に何かを近づけたときに、それを検出できるものであれば、その制御方式(たとえば、光学式、電磁式等)は問わない。ただし、本実施の形態では、LCD面にスタイラスペンや指を接触させたときに、その位置を検出するような表示器を例に挙げて説明している。もちろん、これは便宜上に過ぎない。また、LCDは、白黒表示のものでもよいが、カラー表示できるものを採用すると、表示のバリエーションが広がってよい。
【0055】
以上のように構成された携帯通信端末1が実行する制御処理を、まず図4〜図6を参照してその概要を説明し、次に図7〜図29を参照して詳細に説明する。
【0056】
携帯通信端末1は、本発明の特徴となる機能として、次の3種類の機能を備えている。すなわち、
(1)メロディと伴奏生成用データを入力し、入力された伴奏生成用データに基づいて、入力されたメロディに自動的に伴奏を付加する自動伴奏機能(図4参照)
(2)メロディと編曲用データを入力し、入力された編曲用データに基づいて、入力されたメロディを自動的に編曲する自動編曲機能(図5参照)
(3)作曲用データ(およびモチーフ)を入力し、入力された作曲用データに基づいて自動的に作曲する自動作曲機能(図6参照)
の3種類の機能を備えている。
【0057】
図4は、自動伴奏機能を実現するための制御ブロック図である。
【0058】
同図に示すように、自動伴奏機能は、メロディを入力するメロディ入力部31と、伴奏生成用データを入力する伴奏生成用データ入力部32と、伴奏生成用データ入力部32から入力された伴奏生成用データに基づいて、伴奏を生成する伴奏生成部33と、メロディ入力部31から入力されたメロディと伴奏生成部33によって生成された伴奏とを組み合わせて1つの曲データとして記憶する曲データ記憶部34と、この記憶された曲データを各種状況に応じて再生する曲データ再生部35と、この記憶された曲データを各種状況に応じて外部に送信する曲データ送信部36によって実現されている。
【0059】
メロディ入力部31は、携帯通信端末1上のスイッチ(たとえば、前記カーソル移動キー12u,12d,12l,12rや前記テンキー12t)を用いて入力したり、前記サーバ3に蓄積されている各種メロディデータのうちいずれかを指定してダウンロードしたり、前記通信I/F12を介して他の端末(たとえば、前記他の通信端末4)に記憶されているメロディデータをロードしたり、前記ROM13,RAM14または外部記憶装置15からロードしたり、さらには、図6を用いて後述する自動作曲機能により作曲されて記憶されているメロディデータをロードしたりして、単旋律または複旋律のメロディを入力する。
【0060】
伴奏生成用データ入力部32は、伴奏生成部33が伴奏を生成するときに、その基礎となる各種データ(パラメータ)を入力する。その入力方法は、本発明の特徴の一つであるので、その詳細は、ここでは説明せずに、別途後述する。
【0061】
伴奏生成部33は、伴奏生成用データ入力部32から入力された伴奏生成用データ(パラメータ)に基づいて伴奏パートの伴奏データを生成する。この伴奏データの生成は、本実施の形態では、既存の技術を用いて行う。
【0062】
曲データ記憶部34は、メロディ入力部31から入力されたメロディと、伴奏生成部33によって生成された伴奏パートの伴奏データとを組み合わせて、1つの曲データとして、たとえば前記RAM14または外部記憶装置15の曲データ記憶領域に記憶させる。なお、曲データ記憶部34は、メモリの容量に応じた数の曲だけ記憶できるようにするのが好ましい。
【0063】
曲データ再生部35は、上述のように、記憶されている曲データを各種状況に応じて再生する。各種状況に応じた再生の例としては、通話や電子メールの着信時の報知音としての再生、目覚ましやスケジューラの報知音としての再生、通話の保留時や留守番電話時のBGMとしての再生、音楽鑑賞としての再生等が考えられる。そして、これら各状況に応じて、再生する曲データの種類を異ならせるようにしてもよい。
【0064】
曲データ送信部36は、上述のように、記憶されている曲データを各種状況に応じて外部に送信する。各種状況に応じた送信の例としては、電子メールに添付して他の端末(たとえば、前記他の通信端末4)やサーバ(たとえば、前記サーバ2)への送信、FTP(File Transfer Protocol)によるサーバへの送信等が考えられる。サーバに送信された曲データは、他者が自由にダウンロードしたり、コンテストに応募したり等の用途として利用できる。
【0065】
図5は、自動編曲機能を実現するための制御ブロック図である。なお、同図中、図4と同様の制御を行うブロックには同一符号を付して、その説明を省略する。
【0066】
図5に示すように、自動編曲機能は、メロディを入力するメロディ入力部31と、編曲用データを入力する編曲用データ入力部42と、メロディ入力部31から入力されたメロディおよび編曲用データ入力部42から入力された編曲用データに基づいて自動編曲する自動編曲部43と、自動編曲部43によって編曲された曲データを記憶する曲データ記憶部34と、この記憶された曲データを各種状況に応じて再生する曲データ再生部35と、この記憶された曲データを各種状況に応じて外部に送信する曲データ送信部36によって実現されている。
【0067】
編曲用データ入力部42は、自動編曲部43が入力されたメロディを自動編曲するときに、その基礎となる各種データ(パラメータ)を入力する。その入力方法は、本発明の特徴の一つであるので、その詳細は、ここでは説明せずに、別途後述する。
【0068】
自動編曲部43は、編曲用データ入力部42から入力された編曲用データ(パラメータ)に基づいて、メロディ入力部31から入力されたメロディを自動的に編曲する。この自動編曲は、本実施の形態では、既存の技術を用いて行う。
【0069】
図6は、自動作曲機能を実現するための制御ブロック図である。なお、同図中、図4と同様の制御を行うブロックには同一符号を付して、その説明を省略する。
【0070】
図6に示すように、自動作曲機能は、作曲用データを入力する作曲用データ入力部52と、作曲用データ入力部52から入力された作曲用データに基づいて自動作曲する自動作曲部53と、自動作曲部53によって作曲された曲データを記憶する曲データ記憶部34と、この記憶された曲データを各種状況に応じて再生する曲データ再生部35と、この記憶された曲データを各種状況に応じて外部に送信する曲データ送信部36によって実現されている。なお、作曲したい曲のモチーフを入力するモチーフ入力部51を追加し、自動作曲部53に対して、この入力されたモチーフに適合する曲を作曲させるようにしてもよい。
【0071】
作曲用データ入力部52は、自動作曲部53が自動作曲するときに、その基礎となる各種データ(パラメータ)を入力する。その入力方法は、本発明の特徴の一つであるので、その詳細は、ここでは説明せずに、別途後述する。
【0072】
自動作曲部53は、作曲用データ入力部52から入力された作曲用データ(パラメータ)に基づいて自動的に作曲する。この自動作曲は、本実施の形態では、既存の技術を用いて行う。なお、モチーフ入力部51から曲のモチーフが入力されたときには、自動作曲部53は、この入力されたモチーフに適合するように自動作曲する。
【0073】
モチーフ入力部51は、携帯通信端末1上のスイッチ(たとえば、前記カーソル移動キー12u,12d,12l,12rや前記テンキー12t)を用いて入力したり、前記サーバ3に蓄積されている各種モチーフデータのうちいずれかを指定してダウンロードしたり、前記通信I/F12を介して他の端末(たとえば、前記他の通信端末4)に記憶されているモチーフデータをロードしたり、前記ROM13,RAM14または外部記憶装置15からロードしたりして、単旋律のモチーフデータ(数小節程度の短いメロディデータ)を入力する。
【0074】
次に、これら自動伴奏機能、自動編曲機能および自動作曲機能を実現する制御処理を、伴奏生成用データ入力部32、編曲用データ入力部42および作曲用データ入力部52が実行する制御処理を中心に、この順序で詳細に説明する。
【0075】
まず、伴奏生成用データ入力部32が実行する制御処理を説明する。
【0076】
伴奏生成用データとして入力可能なデータは、本実施の形態では、1.音楽ジャンル、2.伴奏スタイル、3.拍子、4.調、5.テンポ、6.コード進行の6種類である。もちろん、これは例示に過ぎず、これより多くてもよいし、少なくてもよい。
【0077】
伴奏生成用データ入力部32は、この伴奏生成用データを、データの種類に応じた入力方法を用いて入力する。すなわち、1.音楽ジャンル、2.伴奏スタイル、3.拍子の3種類のデータは、1つの共通した入力方法を用いて入力し、4.調、5.テンポ、6.コード進行は、それぞれ異なった個別の入力方法(以下、各入力方法を実現するための入力処理を、それぞれ、「調入力処理」、「テンポ入力処理」および「コード進行入力処理」という)を用いて入力する。
【0078】
まず、「音楽ジャンル」、「伴奏スタイル」および「拍子」を入力するための共通した入力方法は、本実施の形態では、次の3種類の伴奏生成用データ共通入力処理1〜3のうちいずれかの入力処理、すなわち予め固定的に選択したいずれかの入力処理を用いて実現するようにしている。もちろん、これに限らず、3種類の伴奏生成用データ共通入力処理に対応して3種類のモードを設けておき、ユーザが各モードを切り替えることにより、ユーザの好みに合う入力方法を選択できるようにしてもよい。
【0079】
図7は、伴奏生成用データ共通入力処理1および2を説明するための図であり、そのうち(a)が、主として伴奏生成用データ共通入力処理1を説明するためのものであり、(b)が、主として伴奏生成用データ共通入力処理2を説明するためのものである。そして、図8は、伴奏生成用データ共通入力処理3を説明するための図である。
【0080】
以下、伴奏生成用データ共通入力処理1〜3の各処理を、この順序で個別に説明する。
【0081】
[伴奏生成用データ共通入力処理1]
伴奏生成用データ共通入力処理1によるデータ入力方法は、前記図3の表示器17の表示領域17aに、図7(a)に示すような伴奏生成用データ入力領域、具体的には、横長のたすき形状をなし、上記入力可能な6種類のデータに対応して6ブロック(項目)に分割された伴奏生成用データ入力領域を表示し、この伴奏生成用データ入力領域の各ブロックにカーソルを合わせて、その表示内容を変更することで、ユーザの好みのデータを入力するようにしている。ただし、本伴奏生成用データ共通入力処理1では、伴奏生成用データ入力領域の先頭のブロックから3番目のブロックまで(それぞれ「音楽ジャンル」から「拍子」に対応する)の入力方法を示している(後述する伴奏生成用データ共通入力処理2および3についても同様である)。
【0082】
各ブロックの枠外には、該各ブロックからそれぞれ入力可能なデータの種類が分かるように、そのデータ名称(「音楽ジャンル」、「伴奏スタイル」、「拍子」、‥‥)が表示されている。
【0083】
ユーザは、前記左/右キー12r,12lを操作することで、入力したい項目のブロックにカーソルを合わせ、前記アップ/ダウンキー12u,12dを操作することで、カーソル位置のブロックに表示される内容を変更し、その内容を確定するときには、次のブロックにカーソルを移動させる。そして、すべての項目に対して、入力内容の確定を終了したときには、前記エンターキー12eを操作することで、各伴奏生成用データを一括して入力する。なお、各伴奏生成用データの一括入力は、このようなエンターキー12eの操作に限らず、たとえば、表示器17上に一括入力ボタンを表示しておき、この一括入力ボタンにカーソルを合わせて、エンターキー12eを操作し、一括入力ボタンをオンすることによって行うようにしてもよい。また、この一括入力ボタンのオン指示は、エンターキー12eとは異なったキーを用いて行うようにしてもよい。
【0084】
図7(a)は、伴奏生成用データ共通入力処理1が最初に起動された状態を示しており、各ブロックにはデフォルトのデータが表示され、カーソルは、最初に入力すべき項目である「音楽ジャンル」に合わされている。図示例では、カーソルが合っている状態は、そのブロックに斜線を付すことで示されているが、これは便宜上に過ぎず、白抜き文字としてもよいし、ブロックの背景色を他のブロックと異ならせるようにしてもよい。要するに、カーソルが合っている状態であることが分かれば、その表示態様はどのようなものであってもよい。
【0085】
「音楽ジャンル」の項目には、図示例では、デフォルトの音楽ジャンルとして、「ジャズ」が設定されている。この音楽ジャンルの内容を変更したい場合には、上述のように、ユーザは、アップ/ダウンキー12u,12dを操作することで、変更することができる。
【0086】
図7(b)は、上述のように主として、伴奏生成用データ共通入力処理2を説明するためのものであるが、伴奏生成用データ共通入力処理1の説明にも用いることにする。同図は、伴奏生成用データのうち、「音楽ジャンル」、「伴奏スタイル」および「拍子」として設定可能なデータ内容の一例を示し、図示例では、音楽ジャンルとして、「ジャズ」、「ロック」および「ラテン」の3種類、伴奏スタイルとして、ジャズの範疇で「スイング」と「デキシー」の2種類、ロックの範疇で「8ビート」と「16ビート」の2種類、ラテンの範疇で「ボサノバ」の1種類、拍子として、「4/4」、「3/4」および「12/8」の3種類を設定できるようになっている。このように、各項目に設定可能なデータの種類が少ないのは、同図が伴奏生成用データ共通入力処理2を説明するためのものであるからであり、実際には、各項目とも、より多くの種類の中から選択できるように構成されている。
【0087】
ユーザが、たとえば「音楽ジャンル」の内容を変更したい場合には、カーソルを「音楽ジャンル」に合わせ、ダウンキー12dを操作すると、その操作毎にその表示内容が、「ジャズ」→「ロック」→「ラテン」→「ジャズ」の順に変化して行き、これとは逆にアップキー12uを操作すると、その操作毎にその表示内容が「ジャズ」→「ラテン」→「ロック」→「ジャズ」の順に変化して行く。ユーザが、この中からデフォルトの「ジャズ」を選択した後、右キー12rを操作してカーソルを「伴奏スタイル」に移動させると、「音楽ジャンル」の内容は「ジャズ」に確定し、「伴奏スタイル」には、ジャズが選択されたときのデフォルト内容である「スイング」が表示される。なお、ユーザが「音楽ジャンル」として「ロック」を選択したときには、「伴奏スタイル」には、「ロック」が選択されたときのデフォルト内容である、たとえば「8ビート」が表示される。
【0088】
そして、「伴奏スタイル」の表示内容も、「音楽ジャンル」と同様に、ダウンキー12dを操作する毎に、「スイング」→「デキシー」→「スイング」の順に変化して行く。ただし、「伴奏スタイル」として選択可能な内容は、図示例では2種類であるため、アップキー12uを操作しても、ダウンキー12dの場合と同様に、その操作毎に、「スイング」→「デキシー」→「スイング」の順に変化して行く。
【0089】
なお、「伴奏スタイル」と「音楽ジャンル」とは関連性が深く、「音楽ジャンル」が決まれば、「伴奏スタイル」として選択可能なものは限られている。図示例では、「ジャズ」に対して、「スイング」と「デキシー」の2種類、「ロック」に対しては、「8ビート」と「16ビート」の2種類、「ラテン」に対しては、「ボサノバ」の1種類のみを選択でき、「音楽ジャンル」に「ジャズ」が選択されているときに、他の「音楽ジャンル」で選択されるべき「伴奏スタイル」、たとえば「ロック」で選択されるべき「8ビート」または「16ビート」を選択できないようにしている。このため、「伴奏スタイル」の項目に表示される内容も、「伴奏スタイル」として選択可能な範囲内のものに規制され、上述のように、「音楽ジャンル」として「ジャズ」が選択された場合には、「伴奏スタイル」としては、「スイング」と「デキシー」の2種類のみをトグルで表示させ、他の「音楽ジャンル」、たとえば「ロック」の「伴奏スタイル」(「8ビート」および「16ビート」)を表示させないようにしている。
【0090】
ユーザが、「伴奏スタイル」として「デキシー」を選択した後、右キー12rを操作してカーソルを「拍子」に移動させると、「拍子」のブロックには、図7(a)に示すように、デフォルトの表示内容である「4/4拍子」が表示される。「拍子」として選択可能なものは、図7(b)の例では、「4/4」、「3/4」、「12/8」の3種類であり、ユーザは、この中から、上記「音楽ジャンル」および「伴奏スタイル」の内容を確定したときと同様の方法により、好みのものを選択して確定する。なお、本実施の形態では、「拍子」として選択可能なものは、「音楽ジャンル」や「伴奏スタイル」として選択されたものに依存しないようにしているが、これに限らず、依存するようにしてもよい。
【0091】
図9は、伴奏生成用データ共通入力処理1の手順を示すフローチャートであり、上述した伴奏生成用データ共通入力処理1をフローチャートの形式で視覚的に表現したものである。
【0092】
同図において、まず、表示器17の表示領域17aに、横長のたすき形状をなした伴奏生成用データ入力領域であって、該領域が6ブロックに分割されたものを表示し(図7(a)参照)、この6ブロックのうち先頭から3番目までに、デフォルト値を設定して表示し、カーソルを所定項目(図示例では先頭位置)にセットする(ステップS1,S2)。
【0093】
次に、アップ/ダウンキー12u,12dが操作されたか否かを判別し(ステップS3)、操作されたときには、その操作に応じてカーソル位置の項目(ブロック)のデータを、上述のように順次変更して表示する(ステップS4)一方、操作されないときには、ステップS3をスキップしてステップS4に進む。
【0094】
ステップS4では、左/右キー12r,12lが操作されたか否かを判別し、操作されたときには、その直前のカーソル位置の項目のデータを確定する(ステップS6)とともに、カーソル位置をその操作に応じた位置に移動する(ステップS7)一方、操作されないときには、ステップS6,S7をスキップしてステップS8に進む。
【0095】
ステップS8では、エンターキー12eが操作されたか否か、すなわちすべての項目に対する入力を終了したか否かを判別し、エンターキー12eが操作されたときには、入力された伴奏生成用データを、たとえば前記RAM14の所定位置に確保された伴奏生成用データ記憶領域に一括して保存した後に、本伴奏用データ共通入力処理1を終了する一方、エンターキー12eが操作されないときには、前記ステップS3に戻って、上述の処理を繰り返す。
【0096】
[伴奏生成用データ共通入力処理2]
伴奏生成用データ共通入力処理2によるデータ入力方法は、図7(b)に示すように、「音楽ジャンル」、「伴奏スタイル」および「拍子」として入力可能な各データに対して、前記テンキー12tを構成する各キーを割り当て、この割り当てられたキーを操作することにより、該キーに対応するデータを、該データに対応する項目に直接入力するものである。図7(a)中、各データに対応して記載されている丸数字が、当該データの割り当てられた数字キーを示している。
【0097】
なお、本伴奏用データ共通入力処理2においても、伴奏生成用データ入力領域は、上記伴奏用データ共通入力処理1と同様のもの、すなわち図7(a)に図示された伴奏生成用データ入力領域を使用する。もちろん、これは説明の便宜上に過ぎず、他の表示形態のものを使用してもよい。
【0098】
本伴奏用データ共通入力処理2が最初に起動されると、まず、上記伴奏用データ共通入力処理1と同様に、表示器17の表示領域17aに、図7(a)に示すような伴奏生成用データ入力領域が表示されて、この伴奏生成用データ入力領域の先頭から3番目までの各ブロックに、それぞれデフォルトのデータが表示される。この状態で、ユーザが、テンキー12tのうち1列目の数字キー、すなわち「1」、「4」または「7」のいずれかのキーを操作すると、その数字キーに割り当てられたデータが「音楽ジャンル」のブロックに表示される。具体的には、「4」キーを操作すると、「音楽ジャンル」のブロックに「ロック」が表示される。
【0099】
次に、テンキー12tのうち2列目のキー、すなわち「2」、「5」、「8」のいずれかのキーを操作すると、その数字キーに割り当てられたデータが「伴奏スタイル」のブロックに表示される。ここで、「伴奏スタイル」は、上述したように、「音楽ジャンル」と関連性が深いので、2列目のキーに割り当てられるデータは、「音楽ジャンル」に設定されたデータに応じて変化するようにしている。具体的には、「音楽ジャンル」として「ジャズ」が設定されているときには、すなわち「音楽ジャンル」のブロックに「ジャズ」が表示されているときには、「2」キーに「スイング」、「5」キーに「デキシー」が割り当てられ、「音楽ジャンル」として「ロック」が設定されているときには、「2」キーに「8ビート」、「5」キーに「16ビート」が割り当てられ、「音楽ジャンル」として「ラテン」が設定されているときには、「8」キーに「ボサノバ」が割り当てられる。したがって、同じ数字キーを操作したとしても、「音楽ジャンル」に設定されているデータが異なれば、「伴奏スタイル」には異なったデータが入力される。そして、「音楽ジャンル」として「ジャズ」や「ロック」が設定されている場合の「8」キーや、「音楽ジャンル」として「ラテン」が設定されている場合の「2」キーおよび「5」キーのように、データが割り当てられていないキーも存在する。
【0100】
なお、テンキー12tのうち2列目の各キーを操作する回数で、「伴奏スタイル」に設定するデータを変更するようにしてもよい。具体的には、「2」キーに、「音楽ジャンル」として「ジャズ」が設定されたときの「伴奏スタイル」のデータ(「スイング」または「デキシー」)を割り当て、「5」キーに、「音楽ジャンル」として「ロック」が設定されたときの「伴奏スタイル」のデータ(「8ビート」または「16ビート」)を割り当て、「8」キーに、「音楽ジャンル」として「ラテン」が設定されたときの「伴奏スタイル」のデータ(「ボサノバ」)を割り当てておく。そして、「音楽ジャンル」に、たとえば「ロック」が設定されている状態で、最初に「5」キーを操作したときには、「伴奏スタイル」のブロックに「8ビート」を表示し、再度「5」キーを操作したときには、同じブロックに「16ビート」を表示し、さらに「5」キーを操作したときには、同じブロックに「8ビート」を表示するというように、「5」キーを操作する回数によって「伴奏スタイル」に設定されるデータ内容を変更するようにする。
【0101】
さらに、テンキー12tのうち3列目のキー、すなわち「3」、「6」、「9」のいずれかのキーを操作すると、その数字キーに割り当てられたデータが「拍子」のブロックに表示される。本実施の形態では、「3」キーに「4/4拍子」、「6」キーに「3/4拍子」、「9」キーに「12/8拍子」が割り当てられており、たとえば「6」キーを操作すると、「拍子」のブロックに「3/4拍子」が表示される。
【0102】
なお、テンキー12tの各キーと、該各キーにそれぞれ割り当てられたデータ内容との対応関係が一目で分かるように、表示器17上にその対応関係を表示するようにしてもよい。
【0103】
図10は、伴奏生成用データ共通入力処理2の手順を示すフローチャートであり、上述した伴奏生成用データ共通入力処理2をフローチャートの形式で視覚的に表現したものである。なお、同図中、図9と同様の処理を行うステップには、図9のステップと同一のステップ番号を付している。
【0104】
図10において、まず、たとえば前記ROM13に格納された割当テーブル、すなわちテンキー12tを構成する各キーと、該各キーにそれぞれ割り当てられる各データとを対応付けるテーブルに基づいて、各キーにデータを割り当て(ステップS11)、図9のステップS1と同様に、図7(a)に示すような、全体が6ブロックに分割された伴奏生成用データ入力領域を、表示器17の表示領域17aに表示し(ステップS1)、図9のステップS2と同様に、この6ブロックのうち先頭から3番目までに、デフォルト値を設定して表示する(ステップS12)。ただし、ステップS12では、図9のステップS2と異なり、カーソルは表示していない。
【0105】
次に、テンキー12tのいずれかが操作されたか否かを判別し(ステップS13)、操作されたときには、そのキーに割り当てられているデータを、対応する表示場所(ブロック)に表示する(ステップS14)一方、操作されないときには、ステップS14をスキップしてステップS8に進む。
【0106】
ステップS8およびS9の各処理は、図9のステップS8およびS9と同様であるため、その説明を省略する。
【0107】
なお、本伴奏生成用データ共通入力処理2では、上述のように、伴奏生成用データ入力領域の各ブロックを指示するカーソルを表示せずに、テンキー12tを構成する各キーには、設定される項目(表示されるブロック)が定まったデータを割り当て、キーを操作するだけで、そのキーに割り当てられたデータが対応するブロックに表示されるようにしているが、この場合には、上述のように、同じキーを押す回数に応じてデータ内容を変化させるというような特別な手法を用いない限り、設定可能なデータ数が多くとも10種類に制限されてしまう。したがって、より多くのデータを設定するようにするには、前記伴奏生成用データ共通入力処理1と同様に、伴奏生成用データ入力領域の各ブロックを指示するカーソルを表示し、カーソル位置に応じて、テンキー12tの各キーに割り当てるデータの種類を変更するようにすればよい。具体的には、「音楽ジャンル」の位置にカーソルが合っているときには、「1」キーに「ジャズ」、「2」キーに「ロック」、「3」キーに「ポップス」、「4」キーに「ラテン」、「5」キーに「ワルツ」‥‥というようにデータを割り当て、「拍子」の位置にカーソルが合っているときには、「1」キーに「4/4拍子」、「2」キーに「3/4拍子」、「3」キーに「12/8拍子」、「4」キーに「2/4拍子」、「5」キーに「3/8拍子」‥‥というようにデータを割り当て、カーソルの位置と操作されたテンキー12tの位置に応じて、設定すべきデータを決定するようにすればよい。
【0108】
[伴奏生成用データ共通入力処理3]
伴奏生成用データ共通入力処理3によるデータ入力方法は、図8に示すように、表示器17の表示領域17aに、図7(a)に示すような伴奏生成用データ入力領域を表示し、各ブロックにカーソルを合わせて、その表示内容を変更する点は、前記伴奏生成用データ共通入力処理1と同様であるが、その変更の仕方が異なっている。すなわち、本伴奏生成用データ共通入力処理3では、いずれかのブロックにカーソルを合わせると、そのブロックに設定可能なデータが、たとえばデータパレットの形式で、表示領域17aの外に表示され、そのデータパレット17bから、ユーザが好みのデータを選択すると、そのデータがカーソル位置のブロックに設定されて表示される。そして、カーソルを移動させると、移動前のブロックに表示されているデータが確定するとともに、移動後のブロックに表示すべきデータの種類に応じたデータパレットが表示される。
【0109】
データパレット17bが表示されると、ユーザは、たとえばスタイラスペン(stylus pen)や指(ともに図示せず)で、データパレット17b内の好みのデータを指示(ヒット)し、ドラッグしながらカーソル位置のブロックに移動させると、そのブロックにヒットしたデータが表示される。前述のように、表示器17はタッチパネル形式のLCDからなっているので、このようなスタイラスペンや指を用いたデータの入力を行うことができる。なお、データの入力方法は、これに限らず、スタイラスペンや指でデータをヒットした後、一旦スタイラスペンや指を表示器17上から離し、再度カーソル位置のブロックに接触させたときに、ヒットしたデータがそのブロックに入力されるようにしてもよい。また、表示されたデータパレット17b内のデータとテンキー12tの各キーとを対応付け、キーを操作すると、該キーに対応したデータがカーソル位置のブロックに入力されるようにしてもよい。この場合には、前記伴奏生成用データ共通入力処理1と同様に、カーソル位置を移動させることによって、入力されたデータが確定されるようにすればよい。
【0110】
図11は、伴奏生成用データ共通入力処理3の手順を示すフローチャートであり、上述した伴奏生成用データ共通入力処理3をフローチャートの形式で視覚的に表現したものである。なお、同図中、図9と同様の処理を行うステップには、図9のステップと同一のステップ番号を付している。
【0111】
図11において、まず、図9のステップS1およびS2と同様に、図7(a)に示すような、全体が6ブロックに分割された伴奏生成用データ入力領域を、表示器17の表示領域17aに表示し、この6ブロックのうち先頭から3番目までに、デフォルト値を設定して表示し、カーソルを所定項目(図示例では先頭位置)にセットする。そして、カーソル位置に応じたデータパレットを表示する(ステップS21)。
【0112】
次に、カーソル位置が変更されたか否かを判別し(ステップS22)、変更されたときには、上記ステップS21と同様に、カーソル位置に応じたデータパレットを表示する(ステップS23)一方、変更されないときには、ステップS23をスキップしてステップS24に進む。
【0113】
ステップS24では、ユーザがデータパレット内に表示されている複数のデータからいずれかのデータをドラッグしたか否かを判別し、ドラッグされたときには、そのデータをカーソル位置のブロックに表示させる(ステップS25)一方、ドラッグされないときには、ステップS25をスキップしてステップS8に進む。
【0114】
ステップS8およびS9の各処理は、それぞれ、図9のステップS8およびS9の各処理と同様であるため、その説明を省略する。
【0115】
[調入力処理]
調入力処理によるデータ入力方法は、ユーザが楽譜に表記されている#や♭の数を入力すると、CPU11が自動的に調を特定し、この特定された調を入力するものである。この入力方法によれば、楽譜に表記されている調号の意味を理解できない初心者でも、調を入力することができる。
【0116】
前述のようにして、伴奏生成用データ入力領域の先頭から3番目のブロックまでのデータ入力が終了し、カーソルが3番目のブロックの位置にあるときに、ユーザが右キー12rを操作すると、カーソルは「調」のブロックの位置に移動する。
【0117】
この状態で、入力したい調号を構成する“♯”または“♭”の個数を入力する。たとえば、テンキー12tの「#」キーに“♯”、「*」キーに“♭”を割り当てておき、入力したい調号に応じて、いずれかのキーを所定回数操作することで、ユーザは、好みの調を「調」のブロックに入力できる。たとえば、調号“##”で表記された調を入力する場合には、「#」キーを2回操作し、調号“♭♭♭”で表記された調を入力する場合には、「*」キーを3回操作する。ただし、調号は同じであっても、長音階の調と短音階の調があり、調号からだけでは、ユーザがいずれの音階の調を入力したいのか分からないので、いずれの音階であるかを特定する必要がある。この特定の方法としては、伴奏を付加するメロディ、すなわち、前記図4のメロディ入力部31から入力されたメロディを解析することによって、「調」を特定する方法が考えられる。もちろん、長音階か短音階かをユーザが特定して入力するようにしてもよい。
【0118】
「調」の入力方法は、上記方法の他にも、(1)「調」の名称を直接入力する方法、(2)「主音」の名称のみ直接入力し、長音階か短音階かをメロディに基づいて検出する方法、(3)「主音」と「音階」の各名称を直接入力する方法等が考えられる。
【0119】
上記(1)の方法は、調の名称を、たとえば英米名で入力するものである。たとえば、テンキー12tの各キーに「アルファベット」を割り当てておき、ハ長調(英米名“CM(ajor)”)を入力する場合には、“C”,“M”と入力し、イ短調(英米名“Am(inor)”)を入力する場合には、“A”,“m”と入力する。なお、この入力方法は、後述するコード進行入力処理による入力方法と同様であるので、その詳細な説明はコード進行入力処理に譲ることにする。
【0120】
上記(2)の方法は、「主音」の名称を上記(1)の方法と同様にして入力し、長音階か短音階かは、上述したように、入力されたメロディに基づいて検出して特定するものである。ここで、長音階か短音階かの判別は、本発明の特徴ではないため、既知の方法を用いて行うようにすればよい。
【0121】
上記(3)の方法は、「主音」と「音階」の各名称とを上記(1)の方法と同様にして入力するものである。
【0122】
なお、「調」、「主音」および「音階」の各名称は、英米名として説明したが、これは入力がし易いからであり、日本名をひらがなやカタカナで入力したり、漢字変換機能がある場合には漢字で入力したりするようにしてもよい。もちろん、ドイツ名やイタリア名等、どのような名称で入力するようにしてもよい。
【0123】
[テンポ入力処理]
テンポ入力処理によるデータ入力方法は、ユーザが好みのテンポ値(整数値)をテンキー12tを操作することで入力するものである。
【0124】
「調」のブロックにカーソルが合っているときに、ユーザが右キー12rを操作すると、カーソルは「テンポ」のブロックの位置に移動する。
【0125】
この状態で、テンキー12tを用いて、好みのテンポ値を入力すると、その値が「テンポ」のブロックに表示される。たとえば、「1」キー、「2」キー、「0」キーの順に操作すると、テンポ値として“120”が入力される。この場合、テンポ値は数値で入力する必要があり、初心者にとっては、入力したテンポ値が実際どのくらいのテンポに相当するかをイメージしづらい。このため、テンポ値を入力したときに、そのテンポ値に応じたメトロノーム音(音色は、実際のメトロノームに合わせる必要はない)を発生させるようにしてもよい。
【0126】
また、特定のキー(たとえば、「*」キー)を、入力したいテンポに応じて叩き、この叩く時間間隔を検出し、この検出結果に基づいてテンポ値を算出するようにしてもよい。さらに、表示器17上に、所定の領域を表示させ、この領域を前記スタイラスペンや指でタッピングし、このタッピングの時間間隔を検出して、テンポ値を算出するようにしてもよい。
【0127】
[コード進行入力処理]
コード進行入力方法は、本実施の形態では、次の4種類のコード進行入力処理1〜4のうちいずれかの入力処理、すなわち予め固定的に選択したいずれかの入力処理を用いて実現するようにしている。もちろん、これに限らず、4種類のコード進行入力処理に対応して4種類のモードを設けておき、ユーザが各モードを切り替えることにより、ユーザの好みに合う入力方法を選択できるようにしてもよい。
【0128】
[コード進行入力処理1]
コード進行入力処理1によるデータ入力方法は、前記伴奏生成用データ共通入力処理1と同様に、前記図3の表示器17の表示領域17aに、図12(a)に示すような、横長のたすき形状のコード進行入力領域であって、全体が複数個のブロックに分割されているものを表示し、入力すべき位置のブロックをカーソルによって指定し、その表示内容を、たとえばアップ/ダウンキー12u,12dを用いて変更することで、ユーザの好みのデータを入力するものである。
【0129】
コード進行入力領域は、図12(a)に示すように、たとえば、1小節を4拍(4/4拍子の曲の場合)とし、その2拍区間毎に1コード(和音)を入力できるように構成されている。そして、1コードは、根音とタイプによって指定するので、1コードを入力するための領域は、根音を入力するボックスとタイプを入力するボックスにより構成されている。このような領域が、入力されたメロディの長さ分連結されて、コード進行入力領域を形成している。なお、表示領域17aは、コード進行入力領域全体を表示できる幅を有していないため、表示領域17aには、コード進行入力領域の一部が表示され、表示されていない領域は、たとえば左/右キー12r,12lの操作によるカーソル移動とともに、コード進行入力領域全体をスクロールさせることで表示するようにしている。ここで、スクロールの方法は、これに限らず、スクロール専用のキーを設けて(割り当てて)このキーを用いて行わせるようにしたり、表示器17上にスクロールを指示する矢印を表示させ、その矢印にカーソルを合わせてクリックすることで、行わせるようにしたりしてもよい。また、カーソルがコード進行入力領域全体のどの位置に合っているのかをユーザが一目で分かるように、コード進行入力領域に小節番号や拍番号など、データを入力する場所を特定できる情報を表示するようにしてもよい。
【0130】
本コード進行入力処理1が最初に起動されると、コード進行入力領域の先頭ブロックから所定個(すなわち、表示領域17aに表示可能な個数)のブロックが表示されるとともに、先頭ブロック、すなわち最初に入力すべきコードの根音のブロックにカーソルが表示される。カーソルは、前記伴奏生成用データ入力領域上のカーソルと同様に、斜線で表現されている(図12(a)参照)が、これは便宜上に過ぎず、その表示態様はどのようなものであってもよい。なお、図12(a)は、本コード進行入力処理が最初に起動された状態を示しているものではなく、コード入力の途中で、最初に入力したコードの根音を修正するために、その根音のブロックにカーソルを移動させた状態を示している。すなわち、本コード進行入力処理1が最初に起動された状態では、コード進行入力領域の各ブロックには何も表示されておらず、ただその最初のブロックにカーソルが表示されているだけである。もちろん、前記伴奏生成用データ共通入力処理1を最初に起動した場合のように、コード進行入力領域の各ブロックにデフォルト値を表示するようにしてもよい。
【0131】
カーソルが根音のブロックに合っているときに、ダウンキー12dを操作すると、そのブロックに表示されている根音の次の根音が表示される。根音を表示する順序は、たとえば音高の低い順であり、図12(b)に示す順序、すなわち、“C→C#→D→D#→‥‥→C”である。なお、“#”の代わりに、“♭”を用いて表現するようにしてもよい。すなわち、“C→D♭→D→E♭→‥‥→C”というようにである。また、幹音(C〜B)と派生音(変化記号#,♭の付いたもの)とを混在させたものの中から、ある一つのキー(たとえば、アップ/ダウンキー12u,12d)によって根音を指定するものに限らず、幹音のいずれかを指定するキーと、変化記号のいずれかを指定するキーとを別々に設け(割り当て)、この両キーを用いて根音を指定するようにしてもよい。
【0132】
今の状態は、コード進行入力領域のすべてのブロックに何も表示されていない状態であるので、最初にダウンキー12dを操作すると“C”が表示され、続いてダウンキー12dを操作すると“C#”が表示され、以下、ダウンキー12dを操作する毎に上記順序で表示が切り替わって行く。逆に、アップキー12uが操作されると、上記順序と逆の順序で表示が切り替わって行く。そして、好みの根音が表示されたときに、アップ/ダウンキー12u,12dによる操作を中止し、右キー12rを操作して、カーソルを次のタイプのブロックに移動させると、直前のブロック(この場合には根音のブロック)に表示されているデータが入力値として確定する。
【0133】
同様にして、カーソルがタイプのブロックに合っているときに、ダウンキー12dを操作すると、そのブロックに表示されているタイプの次のタイプが表示される。タイプを表示する順序は、たとえば図12(b)に示す順序、すなわち、“M(ajor)→m(inor)→7(th)→m(inor)7(th)→‥‥→M”の順序である。
【0134】
今の状態は、タイプのブロックには何も表示されていない状態であるので、最初にダウンキー12dを操作すると“M”が表示され、続いてダウンキー12dを操作すると“m”が表示され、以下、ダウンキー12dを操作する毎に上記順序で表示が切り替わって行く。逆に、アップキー12uが操作されると、上記順序と逆の順序で表示が切り替わって行く。そして、好みのタイプが表示されたときに、アップ/ダウンキー12u,12dによる操作を中止し、右キー12rを操作して、カーソルを次の根音のブロックに移動させると、直前のタイプのブロックに表示されているデータが入力値として確定する。
【0135】
以上のようにして、コードを1つずつ指定して行き、曲全体に亘って指定を終了したときには、前記エンターキー12eを操作することで、各入力コードを一括して入力する。
【0136】
図15は、コード進行入力処理1の手順を示すフローチャートであり、上述したコード進行入力処理1をフローチャートの形式で視覚的に表現したものである。
【0137】
同図において、まず、表示器17の表示領域17aに、横長のたすき形状をなしたコード進行入力領域であって、該領域が複数のブロックに分割されたものを表示し(図12(a)参照)、この複数のブロックのうち先頭から所定番目までを表示し、カーソルを先頭のブロックにセットする(ステップS31)。
【0138】
次に、アップ/ダウンキー12u,12dが操作されたか否かを判別し(ステップS32)、操作されたときには、現在カーソルが根音ブロックに合っているか否かを判別する(ステップS33)。
【0139】
ステップS33で、現在カーソルが根音ブロックに合っているときには、アップ/ダウンキー12u,12dの操作に応じて、次の順番の根音データを表示する(ステップS34)一方、現在カーソルが根音ブロックに合っていないとき、すなわちタイプブロックに合っているときには、アップ/ダウンキー12u,12dの操作に応じて、次の順番のタイプデータを表示する(ステップS35)。
【0140】
一方、ステップS32で、アップ/ダウンキー12u,12dが操作されないときには、ステップS33〜S35をスキップしてステップS36に進む。
【0141】
ステップS36では、左/右キー12r,12lが操作されたか否かを判別し、操作されたときには、その直前のカーソル位置のデータを確定する(ステップS37)とともに、カーソル位置をその操作に応じた位置に移動する(ステップS38)一方、操作されないときには、ステップS37,S38をスキップしてステップS39に進む。
【0142】
ステップS39では、エンターキー12eが操作されたか否か、すなわち曲全体に対する入力を終了したか否かを判別し、エンターキー12eが操作されたときには、入力されたコード進行データを、たとえば前記RAM14の所定位置に確保されたコード進行データ記憶領域に保存した後に、本コード進行入力処理1を終了する一方、エンターキー12eが操作されないときには、前記ステップS32に戻って、上述の処理を繰り返す。
【0143】
次に、コード進行入力処理1の変形例について説明する。
【0144】
コード進行入力処理1では、ブロックの移動を左/右キー12r,12lを操作することによって行い、コードの入力をアップ/ダウンキー12u,12dを操作することによって行うようにしたが、本変形例では、ブロックの移動は同様に左/右キー12r,12lを操作することによって行うものの、コードの入力を、専用のデータ入力キーを設け(割り当て)、これを繰り返し操作することにより行うようにしている。すなわち、カーソルが根音ブロックに合っているときに、データ入力キーを操作すると、その操作毎に、C→C#→D→‥‥→A#→B→Cと変化して行き、カーソルがタイプブロックに合っているときに、データ入力キーを操作すると、その操作毎に、M→m→7→m7→Mと変化して行く。
【0145】
[コード進行入力処理2]
コード進行入力処理2によるデータ入力方法は、上記コード進行入力処理1と同様に、表示器17の表示領域17aに、図13に示すような横長のたすき形状のコード進行入力領域であって、全体が複数個のブロックに分割されているものを表示し、そのブロック、すなわち根音ブロックまたはタイプブロックのいずれかを1つずつ指定して、その表示内容を変更することで、ユーザの好みのデータを入力するものである。しかし、本コード進行入力処理2は、各ブロックの指定方法および該各ブロックの表示内容の変更方法が、上記コード進行入力処理1と異なっている。
【0146】
すなわち、本コード進行入力処理2では、図13に示すように、入力すべきブロックを指定するときには、スタイラスペンP(または指)でそのブロックを指定(ヒット)し、その入力内容、すなわち表示内容を変更するときには、同じブロックを繰り返しヒットする度に、表示内容が変更されるようになっているので、ユーザの好みの内容が表示されたところで、スタイラスペンPによるヒット処理を終了するようにする。
【0147】
また、表示内容の確定は、ユーザが異なるブロックをスタイラスペンPでヒットしたときになされ、曲全体に亘る入力の終了は、上記コード進行入力処理1と同様に、エンターキー12eによってなされる。もちろん、曲全体に亘る入力の終了は、これに限らず、たとえば入力終了ボタンを表示器17上に表示させ、この終了ボタンをスタイラスペンPでヒットするようにしてもよい。
【0148】
図16は、コード進行入力処理2の手順を示すフローチャートであり、上述したコード進行入力処理2をフローチャートの形式で視覚的に表現したものである。なお、同図中、図15と同様の処理を行うステップには、図15のステップと同一のステップ番号を付している。
【0149】
図16において、まず、図15のステップS31と同様に、表示器17の表示領域17aに、横長のたすき形状をなしたコード進行入力領域であって、該領域が複数のブロックに分割されたもののうち、先頭から所定番目までを表示する(ステップS31′)。ただし、図15のステップS31と異なり、カーソルは表示されない。
【0150】
次に、ユーザがスタイラスペンPでいずれかのブロック、すなわち複数の根音ブロックまたは複数のタイプブロック中のいずれか1つのブロックをタッチしたか否かを判別し(ステップS51)、タッチしたときには、図15のステップS33と同様に、そのブロックが根音ブロックか否かを判別する(ステップS33)。
【0151】
ステップS33で、ユーザがタッチしたブロックが根音ブロックのときには、そのタッチした根音ブロックが前回タッチしたブロックと同じであるか否かを判別し(ステップS52)、同じブロックのときには、図15のステップS34と同様に、次の順番の根音データを表示する(ステップS34)一方、異なるブロックのときには、初期根音として設定されている根音データを表示する(ステップS53)。
【0152】
一方、ステップS33で、ユーザがタッチしたブロックが根音ブロックでないとき、すなわちタイプブロックのときには、そのタッチしたタイプブロックが前回タッチしたブロックと同じであるか否かを判別し(ステップS54)、同じブロックのときには、図15のステップS35と同様に、次の順番のタイプデータを表示する(ステップS35)一方、異なるブロックのときには、初期タイプとして設定されているタイプデータを表示する(ステップS55)。
【0153】
続くステップS39,S40の各処理は、図15のステップS39,S40の各処理と同様であるので、その説明を省略する。
【0154】
[コード進行入力処理3]
コード進行入力処理3によるデータ入力方法は、上記コード進行入力処理1と同様に、表示器17の表示領域17aに、図14に示すような横長のたすき形状のコード進行入力領域であって、全体が複数個のブロックに分割されているものを表示し、そのブロック、すなわち根音ブロックまたはタイプブロックのいずれかを1つずつ指定しながら、ユーザの好みのデータを入力するものである。しかし、本コード進行入力処理3は、下記の点で、上記コード進行入力処理1と異なっている。
【0155】
すなわち、本コード進行入力処理3では、図14に示すように、任意の根音データを選択可能な根音データパレット17cと、任意のタイプデータを選択可能なタイプデータパレット17dを表示し、ユーザが、たとえばスタイラスペンまたは指で、根音データパレット17c内の好みのデータを指示(ヒット)し、ドラッグしながら目的の根音ブロックに移動させ、ドロップすると、そのデータが目的の根音ブロックに張り付けられて表示され、タイプデータパレット17d内の好みのデータをヒットし、ドラッグしながら目的のタイプブロックに移動させ、ドロップすると、そのデータが目的のタイプブロックに張り付けられて表示される。ただし、根音データパレット17c内のデータをタイプブロックにドロップしたとき、または、これとは逆に、タイプデータパレット17d内のデータを根音ブロックにドロップしたときには、そのデータはそのブロックに張り付けられないようにしている。このとき、ユーザの操作が間違っていることを警告するようにしてもよい。警告の方法としては、たとえば、このブロックには張り付けられない旨の表示をするようにしたり、警告音を発生するようにしたり、または、「このブロックには張り付けられません」と音声で発音するようにしたりする方法が考えられる。
【0156】
本実施の形態では、根音データパレット17cには、幹音(C〜B)と変化記号(#,♭)とが別々に配列され、根音として派生音(変化記号の付いた音)、たとえば“C#”を入力するときには、根音データパレット17cから、まず“C”をヒットして目的の根音ブロックにドロップし、次に“#”をヒットして同じ根音ブロックにドロップする。もちろん、これに限らず、根音データパレットには、幹音データとともに派生音データ(たとえば、C#,D#,F#,G#,A#)も配列しておくようにしてもよい。この場合には、1回の操作で、派生音を根音ブロックに入力することができる。ただし、根音データパレットに配列されるデータの数が、本実施の形態の根音データパレット17cと比較して多くなってしまう。
【0157】
図17は、コード進行入力処理3の手順を示すフローチャートであり、上述したコード進行入力処理3をフローチャートの形式で視覚的に表現したものである。なお、同図中、図15と同様の処理を行うステップには、図15のステップと同一のステップ番号を付している。
【0158】
図17において、まず、図15のステップS31と同様に、表示器17の表示領域17aに、横長のたすき形状をなしたコード進行入力領域であって、該領域が複数のブロックに分割されたもののうち、先頭から所定番目までを表示する(ステップS61)。ただし、図15のステップS31と異なり、カーソルを表示せず、また、データパレット、すなわち根音データパレット17cおよびタイプデータパレット17dを表示する。
【0159】
次に、データパレットからいずれかのブロック、すなわち根音ブロックまたはタイプブロックにデータ、すなわち根音データまたはタイプデータをドラッグ&ドロップしたか否かを判別し(ステップS62)、いずれかのブロックにいずれかのデータをドラッグ&ドロップしたときには、そのブロックにそのデータを表示させる(ステップS63)一方、いずれかのブロックにいずれかのデータをドラッグ&ドロップしないときには、ステップS63をスキップして、ステップS39に進む。
【0160】
続くステップS39,S40の各処理は、図15のステップS39,S40の各処理と同様であるので、その説明を省略する。
【0161】
[コード進行入力処理4]
コード進行入力処理4によるデータ入力方法は、上記コード進行入力処理1と同様に、表示器17の表示領域17aに、横長のたすき形状のコード進行入力領域であって、全体が複数個のブロックに分割されているものを表示し、そのブロックを1つずつ指定して、その表示内容を変更することで、ユーザの好みのデータを入力するものである。しかし、本コード進行入力処理4は、下記の点で、上記コード進行入力処理1と異なっている。
【0162】
すなわち、本コード進行入力処理4では、根音データとタイプデータとを入力することにより目的のコードを入力するのではなく、コード構成音を入力し、この入力した構成音からコードを検出することで、目的のコードを入力するようにしている。そして、コード構成音の入力方法として、各構成音を1つずつ指定して入力する、いわゆるステップ入力方法と、各構成音を同時に指定して入力する、いわゆるリアルタイム入力方法のいずれかを選択できるように構成されている。すなわち、ステップ入力方法およびリアルタイム入力方法に対応して、それぞれステップ入力モードおよびリアルタイム入力モードを設け、ユーザはいずれかの入力モードを選択することにより、好みの入力方法でコード進行を入力することができる。以下、ステップ入力方法、リアルタイム入力方法の順にさらに詳細に説明する。
【0163】
ステップ入力方法は、上述のように、コード構成音を1つずつ指定した後、そのコードを自動的に検出することにより、すなわち、コード検出プログラムをCPU11に実行させることにより、目的のコードを入力するようにしたものである。ここで、コード構成音は、たとえばテンキー12tの各キーに割り当て、該各キーを押さえることで、目的のコード構成音を入力する。コード構成音の各キーへの割り当て方法としては、たとえば、(1)上記コード進行入力処理3と同様に、幹音と変化記号とを別々のキーに割り当てる方法、(2)各コード構成音に対して、それぞれ1つのキーを割り当てる方法が考えられる。
【0164】
上記(1)の割り当て方法は、たとえば、7種類の幹音(C〜B)を、それぞれ前記テンキー12tの1〜7の各数字キーに割り当てるとともに、2種類の変化記号(#,♭)を、それぞれテンキー12tの“#”,“*”に割り当てる。そして、幹音は、テンキー12tのうち、対応する数字キーを押すことによって入力し、派生音は、テンキー12tのうち、対応する数字キーを押し、続いて対応する変化記号の割り当てられたキーを押すことによって入力する。
【0165】
また、上記(2)の割り当て方法は、たとえば、12種類の音名を、それぞれテンキー12tの全キー(10種類の数字キーと“#”,“*”の2種類のキーとを合わせた12種類のキー)のそれぞれに割り当てる。そして、コード構成音は、テンキー12tのうち、対応するキーを押すことにより、1回の操作で入力する。
【0166】
このようにして、割り当て方法に応じた方法で、コード構成音を1つずつ指定して行き、1つのコードを構成する構成音をすべて入力し終えたときに、ユーザがそのコードを検出する要求をCPU11に対して行うと、これに応じて、CPU11は、コード構成音からコードを検出するコード検出プログラムを実行し、入力したコード構成音に対応するコードを自動的に検出する。そして、このコードに対応する根音とタイプを、それぞれ、カーソル位置の根音ブロックとタイプブロックに入力して表示する。なお、本実施の形態では、コードを自動的に検出する契機は、ユーザが与えるようにしたが、これに限らず、ユーザが所定個のコード構成音を入力した時点で、CPU11が自動的に上記コード検出プログラムを実行するようにしてもよい。
【0167】
リアルタイム入力方法は、上記ステップ入力方法と、キー操作の仕方のみが異なり、コード構成音のテンキー12tへの割り当て(ただし、入力操作のし易さから上記(2)の方法のみを採る)や、コード構成音からコードの検出等は同じ(ただし、コードを検出する契機は自動的にする)である。すなわち、リアルタイム入力方法では、上述のようにして割り当てたテンキー12tのうち、目的のコード構成音に対応するキーを、たとえば鍵盤からコードを入力するように同時押しすることによって目的のコードを入力し、さらに、この入力操作をリアルタイムで行うようにしている。
【0168】
したがって、コード構成音に対応するキーを同時押した時点でコードを検出して表示した後、カーソルを次のブロックに移動させ、次のコード構成音に対応するキーを同時押しした時点で、直前のブロックに表示されたコード、すなわち根音とタイプが表示されたコードが確定するととともに、次のコードを検出して表示した後、カーソルを次のブロックに移動させ、この処理をユーザが構成音の入力を中止するまで繰り返して行う。
【0169】
なお、ステップ入力方法においても、リアルタイム入力方法においても、コード構成音を入力するたびに、その構成音を発音させて、ユーザがどの構成音を入力しているかが分かるようにした方が好ましい。また、入力したコード構成音からコード、すなわちその根音とタイプを検出したときに、そのコードの音を発音させたり、そのコードの名称を発音させたりしてもよい。
【0170】
図18は、コード進行入力処理4の手順を示すフローチャートであり、上述したコード進行入力処理4をフローチャートの形式で視覚的に表現したものである。なお、同図中、図15と同様の処理を行うステップには、図15のステップと同一のステップ番号を付している。
【0171】
図18において、まず、図15のステップS31と同様に、表示器17の表示領域17aに、横長のたすき形状をなしたコード進行入力領域であって、該領域が複数のブロックに分割されたもののうち、先頭から所定番目までを表示する(ステップS31)。
【0172】
次に、コードを入力したいブロックにカーソルを設定し(ステップS71)、現在の入力モードがステップ入力モードであるか否かを判別する(ステップS72)。
【0173】
ステップS72で、現在の入力モードがステップ入力モードのときには、少なくとも3つの音名に対応するキーを順次操作することにより目的のコード構成音を入力する(ステップS73)一方、現在の入力モードがステップ入力モードでないとき、すなわちリアルタイム入力モードのときには、少なくとも3つの音名に対応するキーを同時操作することにより目的のコード構成音を入力する(ステップS74)。
【0174】
続くステップS75では、ユーザによってコードを検出する指示がなされたか否かを判別し、コード検出の指示がなされたときにはステップS76に進む一方、コード検出の指示がなされないときには前記ステップS72に戻って、上述の処理を繰り返す。なお、このステップS75の判別処理は、リアルタイム入力モードのときには必要がなく、ステップ入力モードのときでも、上述のように省略するようにしてもよい。
【0175】
ステップS76では、入力されたコード構成音からコードを検出し、ステップS77では、コード検出に成功したか否かを判別する。この判別の結果、コード検出に成功したときには、カーソルが合っている位置のブロックに、検出したコードに対応する根音およびタイプを表示する(ステップS78)一方、コード検出に失敗したときには、コード検出に失敗した旨を表示するとともに、入力したコード構成音を削除した(ステップS79)後に、前記ステップS72に戻る。
【0176】
続くステップS39,S40の各処理は、図15のステップS39,S40の各処理と同様であるので、その説明を省略する。
【0177】
次に、以上のような各種コード進行入力処理によって入力されたコード進行を、前記メロディ入力部31によって入力されたメロディとともに、前記表示器17上に表示する表示方法について説明する。
【0178】
コード進行は、上述のように、コード進行を入力するための専用領域、すなわち横長のたすき形状のコード進行入力領域に入力するようにしていたが、このコード進行入力領域は、コード進行を入力し易くする目的のみで形成されているので、ユーザが他の目的、たとえば入力されたコード進行と入力されたメロディとの対応関係を知る目的で、このコード進行入力領域を使ったときには、必ずしも使い易いものではなかった。このため、本実施の形態では、次の各種表示方法で、入力されたコード進行と入力されたメロディとの対応関係を明瞭化するようにしている。
【0179】
図19は、表示器17上に表示された表示の一例を示す図であり、(a)〜(f)の6種類の表示例が図示されている。
【0180】
図19(a)は、入力されたメロディを、その音長を音符で表すとともにその音高をイタリア式音名で表して表示し、入力されたコード進行を、その対応する位置に表示するようにした例を示している。
【0181】
図19(b)は、図19(a)の例に対して、音名の表記を英米式に変更した例を示している。
【0182】
図19(c)は、入力されたメロディを、ピアノロールのように表示し、入力されたコード進行を、その対応する位置に表示するようにした例を示している。
【0183】
図19(d)は、入力されたメロディを、五線譜上に表示し、入力されたコード進行を、その対応する位置に表示するようにした例を示している。
【0184】
図19(e)は、縦軸を音高とするとともに横軸を進行方向とした碁盤の目上に、入力されたメロディを黒点で表示し、入力されたコード進行を、その対応する位置に表示するようにした例を示している。ここで、横軸の1目盛りは、4分音符長に対応し、目盛り上に黒点がない場合には、その前の音が継続していることを示す(この事情は、図19(f)に対しても同様である)。
【0185】
図19(f)は、図19(e)の例に対して、黒点に代えて、イタリア式音名を記載した碁石状のものを表示するようにした例を示している。
【0186】
なお、上記6種類の表示例はあくまでも一例に過ぎず、様々な変形例を考えることができる。たとえば、音名は、上記イタリア式および英米式に限らず、日本式やドイツ式等どのようなものを採用してもよい。また、図19(e),(f)では、上述のように、進行方向の目盛りの単位を4分音符長として、その目盛り上に黒点または碁石状のものがない場合には、その前にある音が継続していることを暗示するが、その状態をより明確化するためには、図19(a),(b),(d)のように、黒点や碁石状のものを音符形状にすればよい。
【0187】
次に、編曲用データ入力部42が実行する制御処理を説明する。
【0188】
編曲用データとして入力可能なデータは、本実施の形態では、1.音楽ジャンル、2.拍子、3.調、4.コード進行、5.編曲指示の5種類である。もちろん、これは例示に過ぎず、これより多くてもよいし、少なくてもよい。ここで、上記1.〜4.の4種類のデータは、前記伴奏生成用データとして入力可能なデータの一部と共通し、その入力方法と同様の方法を用いて入力すればよいため、その入力方法についての説明を省略する。
【0189】
上記5.編曲指示として入力可能なデータは、(1)入力されたメロディにハーモニー音を付加するか否かを指示するデータ、(2)編曲後の曲構成を指示するデータである。
【0190】
上記(1)のデータは、次のようにして入力する。すなわち、表示器17上に、「入力されたメロディにハーモニー音を付加する」という文言とともにチェックボックス(“□”)を表示し、ユーザが、たとえば前記左/右キー12r,12lや前記アップ/ダウンキー12u,12dを操作することで、チェックボックスにカーソルを合わせ、入力されたメロディにハーモニー音を付加させたいときには、前記エンターキー12eを操作することで、チェックボックスにチェック(“×”)を付ける。チェック後、そのチェックを取り消したいときには、再度、チェックボックスにカーソルを合わせて、エンターキー12eを操作することで、チェックを外す。もちろん、チェックを外す方法はこれに限らず、たとえば、エンターキー12eの他に、取り消しキーを設け、チェックボックスにカーソルを合わせた状態で、取り消しキーを操作することにより、チェックボックスのチェックを外すようにしてもよい。また、チェックボックスにチェックを付けたり外したりする動作を、前記スタイラスペンをチェックボックスに接触させる度にトグルで行わせるようにしてもよい。
【0191】
また、入力されたメロディにハーモニー音を付加するときに、同時にハーモニー音を付加するパート数を入力できるようにしてもよい。このとき、ハーモニー音の音色を指定できるようにしてもよい。
【0192】
次に、上記(2)のデータは、本実施の形態では、次の3種類の入力方法、すなわち曲構成データ入力方法1〜3からいずれかを選択して入力できるように構成されている。たとえば、曲構成データ入力方法1〜3に対応してそれぞれモードを設け、ユーザがいずれかのモードを選択することにより、好みの曲構成データ入力方法を選択する。もちろん、これに限らず、予め固定的に選択されたいずれかの曲構成データ入力方法のみをユーザに提示するようにしてもよい。
【0193】
[曲構成データ入力処理1]
曲構成データ入力処理1によって実現される曲構成データ入力方法1は、図20に示すように、表示器17上に、複数の構成要素(各構成要素は、それぞれブロックで示される)からなる曲構成例を表示しておき、この中からユーザが編曲後の曲構成として相応しいものののみを選択することにより、曲構成データを入力するものである。図中、斜線が付されたブロック(図示例では、「間奏」ブロックと「2コーラス」ブロック)は、最初に提示された曲構成から除外する構成要素を示している。したがって、図示例では、ユーザは、編曲後の曲構成として、「イントロ」、「1コーラス」、「エンディング」という構成を選択したことになる。
【0194】
ここで、曲の構成要素を選択する方法は、たとえば、前記左/右キー12r,12lを操作することで、表示された曲構成の複数ブロックのうち目的のブロックにカーソルを合わせ、前記アップ/ダウンキー12u,12dを操作することで、選択/除外をトグルで行う。そして、目的のブロックを除外するときにのみ、上述のように、そのブロックに斜線が付される。もちろん、表示態様は、これに限らず、たとえば、白抜き文字にしたり、背景色を他のブロックのそれと異ならせるようにしたり等、除外ブロックであることがユーザに認識できる表示態様であれば、その表示態様を問わないことは言うまでもない。
【0195】
そして、すべてのブロックの状態、すなわち選択ブロックであるか除外ブロックであるかの選択を終了したときには、たとえば前記エンターキー12eを操作することにより、曲構成データの入力を確定する。
【0196】
図23は、曲構成データ入力処理1の手順を示すフローチャートであり、上述した曲構成データ入力処理1をフローチャートの形式で視覚的に表現したものである。
【0197】
同図において、まず、表示器17上に、全ブロックの曲構成を表示する(ステップS81)。
【0198】
次に、左/右キー12r,12lが操作されたか否かを判別し(ステップS82)、左/右キー12r,12lが操作されたときには、その操作状態に応じて左または右のブロックにカーソルを移動させる(ステップS83)一方、左/右キー12r,12lが操作されないときには、ステップS83をスキップしてステップS84に進む。、
ステップS84では、アップ/ダウンキー12u,12dが操作されたか否かを判別し、アップ/ダウンキー12u,12dが操作されたときには、その操作状態に応じてカーソル位置のブロックをオン(選択)/オフ(除外)する(ステップS85)一方、アップ/ダウンキー12u,12dが操作されないときには、ステップS85をスキップしてステップS86に進む。
【0199】
ステップS86では、エンターキー12eの操作による、曲構成データの決定指示がなされたか否かを判別し、決定指示がなされたときには、その曲構成データを、たとえば前記RAM14の所定位置に確保された曲構成データ記憶領域に保存した(ステップS87)後に、本曲構成データ入力処理1を終了する一方、決定指示がなされないときには、前記ステップS82に戻って上述の処理を繰り返す。
【0200】
[曲構成データ入力処理2]
曲構成データ入力処理2によって実現される曲構成データ入力方法2は、図21に示すように、表示器17上に、曲の各構成要素が配列されたデータパレット17eを表示し、この中から編曲後の曲構成として相応しいものを1つずつドラッグして、表示領域17a上でドロップすることで、曲構成データを入力するものである。図示例では、データパレット17eから、まず、「イントロ」ブロックがドラッグ&ドロップされ、次に、「1コーラス」ブロックがドラッグ&ドロップされた状態を示している。2番目の「1コーラス」ブロックを、最初にドロップした「イントロ」ブロックの後にドロップすると、図示例のように両ブロックが自動的に結線されるようになっている。
【0201】
ここで、ブロックのドラッグ&ドロップは、たとえば前記スタイラスペンを用いて行えばよいが、もちろんこれに限らず、スタイラスペンに代えて、指で操作するようにしてもよい。
【0202】
図24は、曲構成データ入力処理2の手順を示すフローチャートであり、上述した曲構成データ入力処理2をフローチャートの形式で視覚的に表現したものである。なお、同図中、図23と同様の処理を行うステップには、図23のステップと同一のステップ番号を付している。
【0203】
図24において、まず、曲構成ブロックの要素をデータパレット形式で、表示器17上に表示する(ステップS91)。
【0204】
次に、いずれかの要素を曲構成作成領域(前記表示領域17a)にドラッグ&ドロップされたか否かを判別し(ステップS92)、ドラッグ&ドロップされたときには、そのドラッグ&ドロップされた要素を曲構成作成領域に表示し、複数の要素が表示されたときには、その要素間を自動結線する(ステップS93)一方、ドラッグ&ドロップされないときには、ステップS93をスキップしてステップS86に進む。
【0205】
ステップS86,S87の各処理は、図23のステップS86,S87の各処理と同様であるので、その説明を省略する。
【0206】
[曲構成データ入力処理3]
曲構成データ入力処理3によって実現される曲構成データ入力方法3は、図22に示すように、表示器17上に、複数(図示例では、2個)の曲構成データの候補(タイプ)を表示しておき、その中からユーザが選択したものを曲構成データとして入力するようにしたものである。
【0207】
曲構成データの選択方法としては、たとえば、表示されているタイプ番号をテンキー12tの対応する数字キーを用いて指定する方法、左/右キー12r,12lやアップ/ダウンキー12u,12dを用いてカーソル位置を好みのタイプ番号に合わせ、その位置でエンターキー12eを操作することによって指定する方法、スタイラスペンや指を用いて、好みのタイプ番号を指定する方法等が考えられる。
【0208】
なお、曲構成データの候補中にユーザの好みの曲構成データがないときには、候補の曲構成データを、上記曲構成データ入力処理1と同様にして編集できるようにしてもよい。
【0209】
図25は、曲構成データ入力処理3の手順を示すフローチャートであり、上述した曲構成データ入力処理3をフローチャートの形式で視覚的に表現したものである。なお、同図中、図23と同様の処理を行うステップには、図23のステップと同一のステップ番号を付している。
【0210】
図25において、まず、複数の曲構成データをメモリ(ROM13、RAM14または外部記憶装置15)から読み出して、表示器17上に表示する(ステップS101)。
【0211】
次に、ユーザが、上述したいずれかの方法を用いて、いずれかの曲構成データを選択すると、その選択された曲構成データを、ユーザがその選択を認識できる態様で表示する(ステップS102)。
【0212】
そして、図23のステップS87と同様に、選択された曲構成データを曲構成データ記憶領域に保存した(ステップS87)後に、本曲構成データ入力処理1を終了する。
【0213】
次に、作曲用データ入力部52が実行する制御処理を説明する。
【0214】
作曲用データとして入力可能なデータは、本実施の形態では、1.音楽ジャンル、2.拍子、3.調、4.小節数、5.コード進行、6.ブロック構成、7.楽節構成、8.メロディピッチ生成用データ、9.メロディリズム生成用データの9種類である。もちろん、これは例示に過ぎず、これより多くてもよいし、少なくてもよい。ここで、上記1.〜3.,5.の4種類のデータは、前記伴奏生成用データとして入力可能なデータの一部と共通し、その入力方法と同様の方法を用いて入力すればよいため、その入力方法についての説明を省略する。
【0215】
作曲用データに特有のデータ、たとえば上記4.,6.〜9.の6種類のデータは、本実施の形態では、次の2種類の作曲用データ入力処理1,2によって入力するようにしている。なお、この2種類の作曲用データ入力処理1,2は、それぞれ対応するモードを設け、ユーザがそのいずれかのモードを選択することで、いずれかの作曲用データ入力処理を選択するようにしてもよいし、予め固定的に選択したいずれかの作曲用データ入力処理のみをユーザに提示するようにしてもよい。
【0216】
[作曲用データ入力処理1]
作曲用データ入力処理1によって実現される作曲用データ入力方法1は、図26に示すように、作曲すべき曲のジャンル毎に、それぞれ異なった曲風を示す複数個の名称が付けられたテンプレートを予め記憶しておき、ユーザが作曲したい曲のジャンルで、その曲の曲風に最も近い名称を選択すると、この名称に対応するテンプレートが読み出されて、そのテンプレートに記載された作曲用データを一括して入力するというものである。すなわち、各テンプレートには、それぞれ異なった名称が付与され、該各名称に相応しい作曲用データ、たとえばブロック構成、楽節構成、メロディピッチ生成用データおよびメロディリズム生成用データが選択されて記載され、曲のジャンル毎に、たとえばメモリ(ROM13、RAM14または外部記憶装置15)に記憶されている。
【0217】
作曲用データ入力処理1に処理が移行すると、メモリに記憶されているテンプレートが属する曲のジャンルの一覧が、図26に示すように、表示器17上に表示される。ユーザは、この曲のジャンルの一覧から、作曲したい曲が属するジャンルを選択する。その選択は、たとえば、前記スタイラスペンや指で好みのジャンルを押さえたり、カーソルを好みのジャンルに合わせて、エンターキー12eを操作したりして行うようにすればよい。
【0218】
このようにして好みのジャンルが指定されると、指定されたジャンルに属する曲の曲風を示す名称の一覧がポップアップされる。図26には、ユーザが曲のジャンルとして「ロック」を選択した場合が図示されており、「ロック」に属する曲風の名称、具体的には「1970年代ロック」、「ヘビーメタル」および「スローロック」の各名称がポップアップウィンドウ上に表示されている。これにより、ユーザは、メモリには「ロック」のジャンルとして、これら3種類の曲風にそれぞれ相応しい作曲用データが記載されたテンプレートが記憶されていることが分かり、この中から作曲したい曲の曲風に最も近い名称を選択することで、作曲データの個々の内容を詳細に知らなくても、好みの作曲用データを一括して入力することができる。
【0219】
図28は、作曲用データ入力処理1の手順を示すフローチャートであり、上述した作曲用データ入力処理1をフローチャートの形式で視覚的に表現したものである。
【0220】
同図において、まず、複数の作曲用テンプレートのグループ名称をメモリから読み出して、表示器17に表示し(ステップS111)、ユーザの指示に応じて、表示されたグループ名称のうちいずれかを選択して表示する(ステップS112)。
【0221】
次に、選択されたグループ名称に属する複数の作曲用テンプレートの名称をメモリから読み出して、表示器17に表示し(ステップS113)、ユーザの指示に応じて、表示された名称のうちいずれかを選択して表示する(ステップS114)。
【0222】
そして、選択した名称の作曲用テンプレートを読み出して(ステップS115)、その作曲用テンプレートに記載されている作曲用データを、たとえば前記RAM14の所定位置に確保された作曲用データ記憶領域に保存した(ステップ116)後に、本作曲用データ入力処理1を終了する。
【0223】
[作曲用データ入力処理2]
作曲用データ入力処理2によって実現される作曲用データ入力方法2は、図27に示すように、複数の作曲用データを入力できる作曲用データ入力枠を表示し、各ブロックをそれぞれ指定しながら作曲用データを入力するものである。
【0224】
図示例では、作曲用データとして、ブロック構成、楽節構成、メロディピッチダイナミクスおよび基本音長の各データを入力できるように構成されている。もちろん、これは一例に過ぎず、作曲用データとして入力できるデータの個数は、これよりも多くてもよいし、少なくてもよい。また、作曲用データの種類も、図示例のものに限らないことは言うまでもない。
【0225】
作曲用データ入力枠内の各ブロックの指定は、左/右キー12r,12lまたはアップ/ダウンキー12u,12dを操作し、カーソル位置を移動させることで行われる。そして、作曲用データの入力は、目的のブロックにカーソルを合わせた状態で、値変更キー、たとえばテンキー12tの所定キーに割り当てたものを操作する度に、当該ブロックに表示されるデータ値が変更されて行く。
【0226】
図29は、作曲用データ入力処理2の手順を示すフローチャートであり、上述した作曲用データ入力処理2をフローチャートの形式で視覚的に表現したものである。
【0227】
同図において、まず、作曲用データ入力枠を表示器17上に表示する(ステップS121)。
【0228】
次に、前記左/右キー12r,12lが操作されたか否かを判別し(ステップS122)、左/右キー12r,12lが操作されたときには、その操作状態に応じて左または右の枠にカーソルを移動させる(ステップS123)一方、左/右キー12r,12lが操作されないときには、ステップS123をスキップしてステップS124に進む。
【0229】
ステップS124では、前記アップ/ダウンキー12u,12dが操作されたか否かを判別し、アップ/ダウンキー12u,12dが操作されたときには、その操作状態に応じて上または下の枠にカーソルを移動させる(ステップS125)一方、アップ/ダウンキー12u,12dが操作されないときには、ステップS125をスキップしてステップS126に進む。
【0230】
ステップS126では、値変更キーが操作されたか否かを判別し、値変更キーが操作されたときには、カーソル位置の枠に表示されるデータを交換して表示する(ステップS127)一方、値変更キーが操作されないときには、ステップS127をスキップしてステップS128に進む。
【0231】
ステップS128,S129の各処理は、それぞれ前記図26のステップS115,S116の各処理と同様であるので、その説明を省略する。
【0232】
このように、本実施の形態では、伴奏用データ、編曲用データ、作曲用データの各データを、携帯通信端末というデータの設定が困難な装置からでも、用意に設定できるようにし、このようにして設定したデータに基づいて、入力されたメロディに付加する伴奏を生成し、入力されたメロディを自動編曲し、あるいはメロディ自体を作曲するようにしたので、携帯通信端末上で、簡単にオリジナルの曲を得ることができる。
【0233】
なお、上述した実施の形態の機能を実現するソフトウェアのプログラムコードを記録した記憶媒体を、システムまたは装置に供給し、そのシステムまたは装置のコンピュータ(またはCPUやMPU)が記憶媒体に格納されたプログラムコードを読出し実行することによっても、本発明の目的が達成されることは言うまでもない。
【0234】
この場合、記憶媒体から読出されたプログラムコード自体が本発明の新規な機能を実現することになり、そのプログラムコードを記憶した記憶媒体は本発明を構成することになる。
【0235】
プログラムコードを供給するための記憶媒体としては、たとえば、フロッピーディスク、ハードディスク、光ディスク、光磁気ディスク、CD−ROM、CD−R、磁気テープ、不揮発性のメモリカード、ROMなどを用いることができる。また、他のMIDI機器や通信ネットワークを介してサーバコンピュータからプログラムコードが供給されるようにしてもよい。
【0236】
また、コンピュータが読出したプログラムコードを実行することにより、上述した実施の形態の機能が実現されるだけでなく、そのプログラムコードの指示に基づき、コンピュータ上で稼働しているOSなどが実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって上述した実施の形態の機能が実現される場合も含まれることは言うまでもない。
【0237】
さらに、記憶媒体から読出されたプログラムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張ボードやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメモリに書込まれた後、そのプログラムコードの指示に基づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備わるCPUなどが実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって上述した実施の形態の機能が実現される場合も含まれることは言うまでもない。
【0238】
【発明の効果】
以上説明したように、請求項1,3または5のいずれかに記載の発明によれば、簡単な操作によって伴奏生成用データを設定することができ、このようにして設定した伴奏生成用データに基づいて、入力されたメロディに付加される伴奏が生成されるので、簡単にオリジナルの曲を得ることができる。
【0239】
また、請求項2,4または6のいずれかに記載の発明によれば、簡単な操作によって編曲用データを設定することができ、このようにして設定した伴奏生成用データに基づいて、入力されたメロディが編曲されるので、簡単にオリジナルの曲を得ることができる。
【0240】
さらに、請求項7〜11のいずれかに記載の発明によれば、簡単な操作によって、伴奏生成用データ、編曲用データおよび作曲用データに含まれるコード進行を設定することができ、このようにして設定したコード進行に基づいて、入力されたメロディに付加される伴奏が生成され、入力されたメロディが編曲され、あるいはメロディ自体が作曲されるので、簡単にオリジナルの曲を得ることができる。
【0241】
また、請求項12または13のいずれかに記載の発明によれば、簡単な操作によって、作曲用データを設定することができ、このようにして設定した作曲用データに基づいて、メロディ自体が作曲されるので、簡単にオリジナルの曲を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施の形態に係る携帯通信端末が他の通信端末と通信するときに必要なシステム構成の一例を示す図である。
【図2】 図1の携帯通信端末の概略構成を示すブロック図である。
【図3】 図2の携帯通信端末の外観図である。
【図4】 自動伴奏機能を実現するための制御ブロック図である。
【図5】 自動編曲機能を実現するための制御ブロック図である。
【図6】 自動作曲機能を実現するための制御ブロック図である。
【図7】 伴奏生成用データ共通入力処理1および2を説明するための図である。
【図8】 伴奏生成用データ共通入力処理3を説明するための図である。
【図9】 伴奏生成用データ共通入力処理1の手順を示すフローチャートである。
【図10】 伴奏生成用データ共通入力処理2の手順を示すフローチャートである。
【図11】 伴奏生成用データ共通入力処理3の手順を示すフローチャートである。
【図12】 コード進行入力処理1を説明するための図である。
【図13】 コード進行入力処理2を説明するための図である。
【図14】 コード進行入力処理3を説明するための図である。
【図15】 コード進行入力処理1の手順を示すフローチャートである。
【図16】 コード進行入力処理2の手順を示すフローチャートである。
【図17】 コード進行入力処理3の手順を示すフローチャートである。
【図18】 コード進行入力処理4の手順を示すフローチャートである。
【図19】 図2の表示器上に表示された表示の一例を示す図である。
【図20】 曲構成データ入力処理1を説明するための図である。
【図21】 曲構成データ入力処理2を説明するための図である。
【図22】 曲構成データ入力処理3を説明するための図である。
【図23】 曲構成データ入力処理1の手順を示すフローチャートである。
【図24】 曲構成データ入力処理2の手順を示すフローチャートである。
【図25】 曲構成データ入力処理3の手順を示すフローチャートである。
【図26】 作曲用データ入力処理1を説明するための図である。
【図27】 作曲用データ入力処理2を説明するための図である。
【図28】 作曲用データ入力処理1の手順を示すフローチャートである。
【図29】 作曲用データ入力処理2の手順を示すフローチャートである。
【符号の説明】
11 CPU(メロディ入力手段、伴奏生成手段、表示手段、選択手段、設定手段、編曲手段、割り当て手段、検出手段)
12 操作スイッチ群(メロディ入力手段、左/右方向指示手段、上/下方向指示手段、操作スイッチ)
13 ROM(割り当て手段)
15 外部記憶装置(メロディ入力手段)
17 表示器(表示手段)
18 通信I/F(メロディ入力手段)
Claims (13)
- メロディを入力するメロディ入力手段と、
該入力されたメロディに付加する伴奏を、複数種類の伴奏生成用データに基づいて生成する伴奏生成手段と、
前記複数種類の伴奏生成用データをそれぞれ設定するための複数のデータ設定領域を表示する表示手段と、
ユーザが左方向または右方向を指示するための左/右方向指示手段と、
ユーザが上方向または下方向を指示するための上/下方向指示手段と、
前記左/右方向指示手段による左方向または右方向の指示に応じて、前記複数のデータ設定領域のいずれかを選択する選択手段と、
前記上/下方向指示手段による上方向または下方向の指示に応じて、前記選択されたデータ設定領域に表示されるデータ値を変更して設定する設定手段と
を有することを特徴とする携帯電話機。 - メロディを入力するメロディ入力手段と、
該入力されたメロディを、複数種類の編曲用データに基づいて編曲する編曲手段と、
前記複数種類の編曲用データをそれぞれ設定するための複数のデータ設定領域を表示する表示手段と、
ユーザが左方向または右方向を指示するための左/右方向指示手段と、
ユーザが上方向または下方向を指示するための上/下方向指示手段と、
前記左/右方向指示手段による左方向または右方向の指示に応じて、前記複数のデータ設定領域のいずれかを選択する選択手段と、
前記上/下方向指示手段による上方向または下方向の指示に応じて、前記選択されたデータ設定領域に表示されるデータ値を変更して設定する設定手段と
を有することを特徴とする携帯電話機。 - メロディを入力するメロディ入力手段と、
該入力されたメロディに付加する伴奏を、複数種類の伴奏生成用データに基づいて生成する伴奏生成手段と、
前記複数種類の伴奏生成用データをそれぞれ設定するための複数のデータ設定領域を表示する表示手段と、
当該携帯電話機を操作するための複数の操作スイッチと、
前記複数種類の伴奏生成用データのそれぞれを前記複数の操作スイッチのそれぞれに割り当てる割り当て手段と、
ユーザが前記操作スイッチを操作することにより、前記複数のデータ設定領域中、前記操作された操作スイッチに割り当てられた伴奏生成用データに対応する領域のデータ値を設定する設定手段と
を有することを特徴とする携帯電話機。 - メロディを入力するメロディ入力手段と、
該入力されたメロディを、複数種類の編曲用データに基づいて編曲する編曲手段と、
前記複数種類の編曲用データをそれぞれ設定するための複数のデータ設定領域を表示する表示手段と、
当該携帯電話機を操作するための複数の操作スイッチと、
前記複数種類の編曲用データのそれぞれを前記複数の操作スイッチのそれぞれに割り当てる割り当て手段と、
ユーザが前記操作スイッチを操作することにより、前記複数のデータ設定領域中、前記操作された操作スイッチに割り当てられた編曲用データに対応する領域のデータ値を設定する設定手段と
を有することを特徴とする携帯電話機。 - メロディを入力するメロディ入力手段と、
該入力されたメロディに付加する伴奏を、複数種類の伴奏生成用データに基づいて生成する伴奏生成手段と、
前記複数種類の伴奏生成用データをそれぞれ設定するための複数のデータ設定領域、および、前記複数種類の伴奏生成用データの各データ値を配列したデータパレットを表示する、タッチパネル式の表示手段と、
前記データパレットに配列された各データ値のいずれかをユーザがタッチすることにより選択し、該選択されたデータ値を、前記複数のデータ設定領域中、前記選択されたデータ値の伴奏生成用データに対応する領域に設定する設定手段と
を有することを特徴とする携帯電話機。 - メロディを入力するメロディ入力手段と、
該入力されたメロディを、複数種類の編曲用データに基づいて編曲する編曲手段と、
前記複数種類の編曲用データをそれぞれ設定するための複数のデータ設定領域、および、前記複数種類の編曲用データの各データ値を配列したデータパレットを表示する、タッチパネル式の表示手段と、
前記データパレットに配列された各データ値のいずれかをユーザがタッチすることにより選択し、該選択されたデータ値を、前記複数のデータ設定領域中、前記選択されたデータ値の編曲用データに対応する領域に設定する設定手段と
を有することを特徴とする携帯電話機。 - メロディを入力するメロディ入力手段と、
コード進行を設定するためのコード進行設定領域であって、設定される複数のコードに対応して複数のコード設定領域を備えたものを表示する表示手段と、
ユーザが左方向または右方向を指示するための左/右方向指示手段と、
ユーザが上方向または下方向を指示するための上/下方向指示手段と、
前記左/右方向指示手段による左方向または右方向の指示に応じて、前記複数のコード設定領域のいずれかを選択する選択手段と、
前記上/下方向指示手段による上方向または下方向の指示に応じて、前記選択されたコード設定領域に表示されるコード名を設定する設定手段と
を有し、
前記表示手段は、前記入力されたメロディを表示するとともに、前記コード進行設定領域に設定されたコード進行を、前記表示されたメロディに対応付けて表示することを特徴とする携帯電話機。 - メロディを入力するメロディ入力手段と、
コード進行を設定するためのコード進行設定領域であって、設定される複数のコードに対応して複数のコード設定領域を備えたものを表示する表示手段と、
左方向または右方向を指示するための左/右方向指示スイッチを含む、当該携帯電話機を操作するための複数の操作スイッチと、
前記左/右方向指示スイッチによる左方向または右方向の指示に応じて、前記複数のコード設定領域のいずれかを選択する選択手段と、
前記複数の操作スイッチのうち、前記左/右方向指示スイッチを除いた所定の操作スイッチの繰り返し操作に応じて、前記選択されたコード入力領域に表示されるコード名を変更して設定する設定手段とを有し、前記表示手段は、前記入力されたメロディを表示するとともに、前記コード進行設定領域に設定されたコード進行を、前記表示されたメロディに対応付けて表示することを特徴とする携帯電話機。 - メロディを入力するメロディ入力手段と、
コード進行を設定するためのコード進行設定領域であって、設定される複数のコードに対応して複数のコード設定領域を備えたものを表示する、タッチパネル式の表示手段と、
前記複数のコード設定領域のうち、ユーザがタッチしたコード設定領域を選択する選択手段と、
該選択されたコード設定領域をユーザが繰り返しタッチすることにより、当該コード設定領域に表示されるコード名を変更して設定する設定手段と
を有し、
前記表示手段は、前記入力されたメロディを表示するとともに、前記コード進行設定領 域に設定されたコード進行を、前記表示されたメロディに対応付けて表示することを特徴とする携帯電話機。 - メロディを入力するメロディ入力手段と、
コード進行を設定するためのコード進行設定領域であって、設定される複数のコードに対応して複数のコード設定領域を備えたもの、および、各種コード名を配列したデータパレットを表示する、タッチパネル式の表示手段と、
前記データパレットに配列されたコード名のいずれかをユーザがタッチすることにより選択し、該選択されたコード名を、前記複数のコード設定領域中選択したいずれかの領域に設定する設定手段と
を有し、
前記表示手段は、前記入力されたメロディを表示するとともに、前記コード進行設定領域に設定されたコード進行を、前記表示されたメロディに対応付けて表示することを特徴とする携帯電話機。 - メロディを入力するメロディ入力手段と、
コード進行を設定するためのコード進行設定領域であって、設定される複数のコードに対応して複数のコード設定領域を備えたものを表示する表示手段と、
当該携帯電話機を操作するための複数の操作スイッチと、
複数の音名のそれぞれを前記複数の操作スイッチのそれぞれに割り当てる割り当て手段と、
ユーザが前記複数の操作スイッチから選択した複数の操作スイッチを組み合わせて操作したときに、該組み合わせて操作された各操作スイッチにそれぞれ割り当てられた音名からコードを検出する検出手段と、
該検出されたコードを、前記複数のコード設定領域のいずれかに設定する設定手段と
を有し、
前記表示手段は、前記入力されたメロディを表示するとともに、前記コード進行設定領域に設定されたコード進行を、前記表示されたメロディに対応付けて表示することを特徴とする携帯電話機。 - 曲を構成する構成要素を複数配列したデータパレットを表示する、タッチパネル式の表示手段と、
前記データパレットに配列された複数の構成要素からユーザがタッチすることによりなされた指示に応じた構成要素を選択する選択手段と、
該選択された構成要素からなる曲構成を設定する設定手段と
を有することを特徴とする携帯電話機。 - 複数種類の作曲用データに基づいて作曲する作曲手段と、
前記複数種類の作曲用データをそれぞれ設定するための複数のデータ設定領域を表示する表示手段と、
方向を指示するための方向指示スイッチを含む、当該携帯電話機を操作するための複数の操作スイッチと、
前記方向指示スイッチによる方向の指示に応じて、前記複数のデータ設定領域のいずれかを選択する選択手段と、
前記複数の操作スイッチのうち、前記方向指示スイッチを除いた所定の操作スイッチの繰り返し操作に応じて、前記選択されたデータ設定領域に表示されるデータ値を変更して設定する設定手段と
を有することを特徴とする携帯電話機。
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