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JP3707600B2 - ファクシミリ装置 - Google Patents
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JP3707600B2 - ファクシミリ装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、待機状態では消費電力を節減することが可能な省エネルギー機能を持つファクシミリ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
ファクシミリ装置では、環境に対する配慮から、その消費電力を低減する事が強く求められている。とくにオペレータによる操作が無く、回線からの着信を待っているだけの待機状態では、オペレータ操作や回線からの着信を監視する機能以外の回路動作を抑制する事により、不要な電力消費を抑える等が行われる。
【0003】
特に、変復調処理を担うモデムのディジタル信号処理装置(以下、DSP、という)は、高速の信号処理を行う為に、その動作時の消費電力は小さくない為、ファクシミリの待機状態では、モデムへの電源供給を行わない、あるいは低消費電力動作へ移行させる等が行われる。
【0004】
図4は、従来の省エネルギー機能を持つファクシミリ装置の構成を示す図である。図4に於いて、ファクシミリ装置は、CPU401,プログラムROM(PROGROM)402、データRAM(DATERAM)403,操作部404,読み取り部405、書き込み部406,圧縮伸張部407,モデムディジタル信号処理装置(モデムDSP)408,モデムアナログフロントエンド(モデムAFE)409,I/Oポート410,省電力動作制御部411、2値化回路412,モニタスピーカ駆動回路413,及び電話回線とモデムとの間でインターフェースするデータアクセス装置(DAA)420から構成されている。
【0005】
図4では、DAA420は電話回線とファクシミリ装置とのインターフェース(I/F)を担う部分であり、電話回線に接続される。DAA420では、回線からの着呼検出、電話回線へ発呼処理等の網制御機能と、電話回線と授受するアナログ信号を、モデム409,408やIOポート410とアイソレートして 接続するという、二つの機能を担っている。この為にDAAはモデムとIOポートの双方に接続される。
【0006】
このDAA420は、電話回線に接続される一次側回路と、モデムに接続される二次側回路と、フォトカプラリレー等と、ハイインピーダンス終端と、一次側と二次側とを絶縁して信号を授受するための絶縁変成器から構成されている。
【0007】
ファクシミリ装置が省電力動作に移行する場合には、CPU401が省電力動作制御部411に指示し、モデムDSP408、モデムAFE409、を含む省電力動作時に電力供給の不要な回路への電源供給を止め、ファクシミリ装置全体の消費電力を低減させる。この際、省電力動作制御部411で必要とする信号が接続されるIOポート410や操作部404は、最小限の電力で動作を継続している。
【0008】
省電力動作状態で、電話回線からの着信があった場合には、DAA420から、直接接続されたIOポート410に着信信号が供給され、IOポート410を介して省電力制御部411が着信を検知、確認する。省電力制御部411の着信確認に応答して、CPU401に対して割込みが発生され、CPU401がファクシミリ装置全体を通常動作へ復帰させる。
【0009】
ところで、日本国内向けのファクシミリに固有の機能として、ファクシミリ通信網(F網)からの1300Hzのトーン信号による着呼検出がある。この1300Hzのトーン信号は、大きな振幅の通常のリング信号とは異なり、電送される信号レベルとほぼ等しいレベルで送出される。1300Hzのトーン信号検出を簡便な手段で行う場合には、しばしば誤検出をする場合があった。
【0010】
例えば、モデムのトーン検出機能の多くは、狭帯域のフィルタによる方式であるが、この方式は1300Hzの成分を含むノイズが回線上に重畳されている場合には、誤検出を発生しやすい。そのためモデムを用いた場合には、図4の例ではCPU401にて冗長処理を行い、1300Hzの信号が一定時間連続して検出した場合にのみ検出と判定している。
【0011】
又、ファクシミリでは、回線を閉結していない状態(終端していない状態)で、インピーダンスの高いトランスにより常時回線上の信号を監視し、1300Hzのトーン信号の検出を行う。ところが終端していない回線上の信号には、さまざまなノイズが重畳されているため、IOポート410の周波数カウンタの様に、モデム以外の手段で1300Hzの検出を行っていた。
【0012】
このように構成されるファクシミリ装置に於いて、電話回線とファクシミリ装置とのインターフェース(I/F)を担うDAA420は必須の構成部であるが、一次側と二次側とを絶縁して信号を授受するために、比較的大きな形状の絶縁変成器が必要とされるから、ファクシミリ装置の小型化を阻む要因のひとつとなっていた。
【0013】
ところで、インターネット、ディジタル携帯電話等のデータ通信が普及するに伴い、携帯端末、小型端末等の通信装置の小型化が進んでいる。そして、ファクシミリ装置と同様に、公衆電話回線に接続する通信装置では、回線との接続に比較的大きな形状のトランスが必要であった。しかし最近では、半導体技術、アイソレーション技術が進み、従来のトランスの機能を半導体素子等によって代用するデバイスが登場し、普及しつつある。例えば特開平6−98038は、従来の大型のトランスに代り、集積化されたアナログ回路と従来のトランスより極めて小型なパルストランスにより、DAAを構成している。このほかの例としては、パルストランスではなく、コンデンサと半導体によるアイソレーション技術で同様な機能を実現したものもある(特開平9−116642号公報を参照)。
【0014】
これら半導体素子を用いたDAAは、半導体デバイスプロセスの進歩により、将来、一層の低コスト化が見込まれ、さらに機能を実現する為の部品点数削減、基板面積の縮小等により、例えばファクシミリのように携帯端末ではない通信装置に採用した場合にも、装置の低コスト化を実現する事が可能となる。
【0015】
これらの半導体素子で構成されたDAAを用いた従来のファクシミリ装置の構成を図5に示す。図5に於いて、ファクシミリ装置は、CPU501,PROGAM ROM402、DATE RAM403,操作部404,モデムDSP508、省電力動作制御部511、及び電話回線とモデムDSP508との間でインターフェースする半導体DAA520から構成されている。
【0016】
このDAA520は、電話回線に接続される一次側回路と、二次側回路とからなり、一次側回路には網制御監視回路が設けられ、二次側回路にはモデムAFEが設けられ、従来のトランスの機能を半導体素子等によって代替して構成されている。ここで示す半導体DAAの代表的な例では、装置側への接続はモデムDSPとのディジタルI/Fのみを介して接続されている。このディジタルI/Fは、例えば汎用的なCODECに用いられるシリアルI/Fである。変復調信号のアナログ/ディジタル変換、およびディジタル/アナログ変換を担うAFEのディジタル信号と共に、従来のDAAが担っていた網制御指示・網監視状態の信号が、このシリアルI/F経由で授受される。モデムDSPには、、網制御指示・網監視状態の信号をCPUに受け渡す機能が、本来の変復調データ処理に追加される。DSP508が網制御指示・網監視状態の信号をCPU501と授受する手段としてCPUバスを使用している。
【0017】
【発明が解決しようとする課題】
この図5の例では、図4との対比より明らかなように、モデムDSP508が動作していない場合には、網監視信号をCPU501に受け渡す事ができない。したがって、電話回線からの着信を検知する事ができないから、省電力動作時においてもモデムDSP508を動作させておく必要がある。
【0018】
このように、半導体DAA520を用いたモデムをファクシミリに用いた場合には、外部からの着信はモデムDSPとディジタルI/Fを介して通知されるため、省電力動作時にもDSPを動作させておく必要があり、ファクシミリ装置の消費電力が従来のDAAを用いた場合より大きくなってしまうと言う不具合がある。
【0019】
また、半導体DAA520では、その設定により、回線を閉結せずに高いインピーダンスで回線上の信号検出を行えるのが通例である。ところがファクシミリ装置が、図5のように半導体DAA520を搭載し、なおかつ省電力動作を行った場合には、例えモデムDSP508を通常動作させていても、CPUの動作は抑制あるいは制限されているため、上記の図5について説明したような1300Hzのトーン信号の誤検出を回避する手段は極めて限定される。この様な構成で、省電力動作中に1300Hzのトーン検出信号の誤検出が発生すれば、ファクシミリ装置が応答してしまう為に、省電力動作を中断する事になり、電力を有効に抑制する事ができなくなる。この様に、トーン信号の誤検出による不具合は、1300Hzの信号の誤検出において顕著であるが、ファクシミリ通信で用いられる他の周波数のトーン信号についても、誤検出の可能性が少ない方式が望ましいことは言うまでもない。
【0020】
そこで、本発明では、省電力動作時の電力消費を抑えつつ、安価な半導体DAAを搭載した低コストのファクシミリを提供することを目的とする。
【0021】
又、着呼検出用トーン信号の誤検出を低減する事により、装置の省電力動作時の電力消費を抑え、安価な半導体DAAを採用した低コストのファクシミリを提供する事を目的とする。
【0022】
又、着呼検出用トーン信号の検出について最適な構成の半導体DAAを供給し、低電力動作を含めたファクシミリ装置のコストを低減することを目的とする。
【0023】
【発明を解決するための手段】
本発明の請求項1記載のファクシミリ装置は、送信信号、受信信号を変復調するディジタル信号処理装置(以下、DSP)と、電話回線と前記DSPとを結合するものであって、前記DSPと接続されるディジタルインターフェース、変復調の為のアナログ/ディジタル変換及びディジタル/アナログ、及び網制御を行う半導体データアクセス装置(以下、半導体DAA)と、ファクシミリ装置全体の制御を行うホストCPUと、ファクシミリ装置の省電力動作を制御する省電力制御部と、を有しファクシミリ装置の省電力動作時には、前記半導体DAAのディジタルインターフェースの接続を前記DSPから前記省電力制御部に切替え、且つ前記DSPの動作を停止または抑制する事を特徴とする。
【0024】
請求項1のファクシミリ装置では、省電力動作時には半導体DAAからの信号をモデムDSPではなく、省電力動作制御部で監視するので、省電力動作時にモデムDSPの電力を抑制することができ、安価な半導体DAAを用いてファクシミリ装置のコストを低減させる事ができる。
【0025】
本発明の請求項2記載のファクシミリ装置は、送信信号、受信信号を変復調するDSPと、電話回線と前記DSPとを結合するものであって、前記DSPと接続されるディジタルインターフェース手段、変復調の為のアナログ/ディジタル変換器及びディジタル/アナログ変換器、及び網制御機構、通信信号をモニタするためのアナログ出力端子を持つ半導体DAAと、前記アナログ出力端子のアナログ出力を二値化するコンパレータと、前記コンパレータで二値化された信号の周波数を検知する周波数カウンタを持ち、ファクシミリの省電力動作を制御する省電力制御部と、ファクシミリ装置全体の制御を行うホストCPUと、を有し、省電力動作時には変復調用のDSPを用いずに、通信網の着呼検出制御を行う事を特徴とする。
【0026】
請求項2のファクシミリ装置では、回線モニタ用のアナログ信号出力を用いてトーンの検出を行う為に、低電力動作時にモデムDSPの動作が抑制されていても、誤検出の無いトーン検出、とりわけファクシミリ通信網の1300Hzの着信検出を行う事ができ、安価な半導体DAAを用いてファクシミリ装置のコストを低減させる事ができる。
【0027】
本発明の請求項3記載のファクシミリ装置は、送信信号、受信信号を変復調するDSPと、電話回線と前記DSPとを結合するものであって、前記DSPと接続されるディジタルインターフェース手段、変復調の為のアナログ/ディジタル変換器及びディジタル/アナログ変換器、及び網制御機構、通信信号をモニタするためのアナログ出力端子、通信信号をモニタするアナログ信号を予め定められた閾値にて2値化し出力するディジタル出力端子、を持つ半導体DAAと、前記ディジタル出力端子からの二値化された信号の周波数を検知する周波数カウンタを持ち、ファクシミリの省電力動作を制御する省電力制御部と、ファクシミリ装置全体の制御を行うホストCPUと、を有し、省電力動作時には変復調用のDSPを用いずに、通信網の着呼検出制御を行う事を特徴とする。
【0028】
請求項3のファクシミリ装置では、請求項2のファクシミリ装置と同様の効果を奏するとともに、さらに、通信信号をモニタするディジタル出力端子も半導体DAAに含ませているから、ファクシミリ通信網の1300Hzの着信検出に最適な構成とすることができる。
【0029】
【発明の実施の形態】
本発明の実施の形態について、図を参照して、説明する。図1は、本発明の第1の実施の形態に係るファクシミリ装置の構成を示す図であり、半導体DAAを用い且つ省エネルギー機能を持つものである。
【0030】
図1に於いて、ファクシミリ装置は、CPU101,PROGROM102、DATERAM103,操作部104,モデムDSP108,省電力動作制御部111、電話回線とモデムDSP108との間でインターフェースする半導体DAA120、及び半導体DAA120とモデムDSP108との接続を省電力動作制御部111側に切り換えるための切替手段130から構成されている。なお、読み取り部、書き込み部,圧縮伸張部等は図示省略している。
【0031】
半導体DAA120は、従来と同様に電話回線からの着呼検出、電話回線へ発呼処理等の網制御機能と、電話回線と授受するアナログ信号を、モデムDSP108とアイソレートして接続するという、二つの機能を担っている。この為に半導体DAA120は、一次側回路121に網制御監視回路122を備えるとともに、二次側回路123にモデムAFE109を備えている。図示は省略しているが、モデムAFE109には変復調のためのA/D変換器、D/A変換器、モデムDSP108との接続のためのディジタルインターフェース(ディジタルI/F)が設けられている。そして、一次側回路121と二次側回路123とのアイソレーションは、従来のような絶縁トランスでは無く、集積化されたアナログ回路と極めて小型なパルストランスにより構成されたもの、或いはコンデンサと半導体により同様な機能を実現したものが用いられている。
【0032】
さて、図1の実施の形態では、半導体DAA120は、通常の状態では切替スイッチ130により、モデムDSP108と接続されており、両者間はCODECI/Fシリアル信号を用いて送信信号及び受信信号が授受される。
【0033】
本ファクシミリ装置が省電力モードに移行する際には、CPU101が省電力動作制御部111に指示し、モデムDSP108を含む省電力動作時に電力供給の不要な回路への電源供給を止め、ファクシミリ装置全体の消費電力を低減させる。この際、省電力動作制御部111で必要とする信号が接続される操作部104などは、最小限の電力で動作を継続している。この時、省電力動作制御部111はCODEC I/F切換え制御信号を発生し、切替スイッチ130を省電力動作制御部111側に切替え、半導体DAA120のCODEC I/F信号を省電力動作制御部111に接続する。
【0034】
省電力動作制御部111は、汎用CODECI/Fからの信号を受信できるシリアルI/Fを持ち、半導体DAA120からの網監視状態をモニタし、着信を検出した場合には、CPU101に対して割込みを発生し、CPU101がファクシミリ装置全体を、省電力状態から通常動作へと復帰させる。
【0035】
このように第1の実施の形態によれば、省電力動作時には半導体DAA120からのCODECI/Fシリアル信号を、モデムDSP108ではなく、省電力動作制御部111で監視するので、省電力動作時にモデムDSP108の電力を抑制することができ、安価な半導体DAAを用いてファクシミリ装置のコストを低減させる。
【0036】
図2は、本発明の第2の実施の形態に係るファクシミリ装置の構成を示す図であり、図1と同様に半導体DAAを用い且つ省エネルギー機能を持つものである。
【0037】
図2に於いて、ファクシミリ装置は、CPU201,PROGROM202、DATERAM203,操作部204,モデムDSP208,周波数カウンタ211aを持つ省電力動作制御部211、電話回線とモデムDSP208との間でインターフェースする半導体DAA220、及び半導体DAA220からモニタ用として出力されるアナログ信号を2値化し、2値化ディジタル信号を周波数カウンタ211aに供給する2値化回路212、及びモニタスピーカ駆動回路213を備えている。なお、読み取り部、書き込み部,圧縮伸張部等は図示省略している。
【0038】
半導体DAA220は、図1の半導体DAA120と同様に、一次側回路221に網制御監視回路222を備えるとともに、二次側回路223にモデムAFE109、モニタ用回路224及び、このモニタ用回路のアナログ出力を出力するアナログ出力端子を備えている。図示は省略しているが、モデムAFE209には変復調のためのA/D変換器、D/A変換器、モデムDSP208との接続のためのディジタルI/Fが設けられている。そして、一次側回路221と二次側回路223とのアイソレーションは、従来のような絶縁トランスでは無く、集積化されたアナログ回路と極めて小型なパルストランスにより構成されたもの、或いはコンデンサと半導体により同様な機能を実現したものが用いられている。
【0039】
半導体DAA120のモニタ用回路224は、通常、発呼中の回線上の呼出し信号等を、ファクシミリ装置の持つスピーカを駆動して操作者が回線の接続を確認するために、二次側回路223にアナログ出力を出すものである。本実施の形態では、このアナログ出力をスピーカ駆動回路213だけでなく、二値化回路212にて適切な閾値を超える振幅の信号を二値化しディジタル信号として周波数カウンタ211aへも供給する。周波数カウンタ211aは、二値化されたディジタル信号の周期を監視し、あらかじめ定められた範囲の周期が、あらかじめ定められた回数だけ連続して検出できた時にのみ、検出と判定する。
【0040】
さて、図2の実施の形態では、通常の動作状態では、モデムDSP108にも正常に電力が供給されており、半導体DAA120と接続されて、両者間はCODECI/Fシリアル信号を用いて送信信号及び受信信号が授受される。
【0041】
本ファクシミリ装置が省電力モードに移行する際には、CPU201が省電力動作制御部211に指示し、モデムDSP208を含む省電力動作時に電力供給の不要な回路への電源供給を止め、ファクシミリ装置全体の消費電力を低減させる。この際、省電力動作制御部211で必要とする信号が接続される操作部204などは、最小限の電力で動作を継続している。
【0042】
省電力動作中に於いて、ファクシミリ通信網からの1300Hzのトーン信号による着呼検出があると、半導体DAA220の一次側回路221から二次側回路223にアナログ信号の形態のまま伝達される。この1300Hzのトーン信号がモニタ回路224により抽出されて、二次側回路223のアナログ信号出力端子から出力される。このアナログ信号出力端子からの1300Hzのトーン信号は、二値化回路212にて適切な閾値を超える振幅の信号を二値化しディジタル信号として周波数カウンタ211aへ入力する。周波数カウンタ211aは、検出判定する為の周期値と、検出と判定すべき回数が、あらかじめ設定されており、二値化されたディジタル信号の周期を監視し、あらかじめ定められた範囲の周期が、あらかじめ定められた回数だけ連続して検出できた時にのみ、検出と判定し、ファクシミリ網からの着信検出としてCPU201に対して割込みを発生し、CPU201がファクシミリ装置全体を通常動作へと復帰させる。
【0043】
このように第2実施の形態によれば、半導体DAA220に設けられた回線モニタ用のアナログ信号出力を利用し、この信号をディジタル信号処理した上で、トーン信号の検出を行うから、省電力動作時にモデムDSP208の動作が抑制されていても、誤検出の無いトーン検出、とりわけファクシミリ通信網の1300Hzの着信検出を行う事ができ、安価な半導体DAAを用いてファクシミリ装置のコストを低減させる事ができる。
【0044】
図3は、本発明の第3の実施の形態に係るファクシミリ装置の構成を示す図であり、図2とは半導体DAA320が異なるのみであり、他の構成は同様であり、対応する構成要素には同一の符号を付している。
【0045】
半導体DAA320では、その二次側回路323の内部に、2値化回路212を取り込んでいる。これにより、モニタ回路224により抽出された1300Hzのトーン信号は、二値化回路212にて適切な閾値を超える振幅の信号を二値化され、半導体DAA320のディジタル信号出力端子からディジタル信号として出力される。尚、その他の動作などは、図2の第2の実施の形態におけると同様である。
【0046】
この第3実施の形態によれば、第2の実施の形態におけると同様の効果を奏するとともに、さらに、半導体DAA320を、トーン信号をモニタするための2値化回路212、ディジタル出力端子も備えるように構成しているから、ファクシミリ通信網の1300Hzの着信検出に最適な構成とすることができる。
【0047】
【発明の効果】
請求項1のファクシミリ装置では、省電力動作時には半導体DAAからの信号をモデムDSPではなく、省電力動作制御部で監視するので、省電力動作時にモデムDSPの電力を抑制することができ、安価な半導体DAAを用いてファクシミリ装置のコストを低減させる事ができる。
【0048】
請求項2のファクシミリ装置では、回線モニタ用のアナログ信号出力を用いてトーンの検出を行う為に、低電力動作時にモデムDSPの動作が抑制されていても、誤検出の無いトーン検出、とりわけファクシミリ通信網の1300Hzの着信検出を行う事ができ、安価な半導体DAAを用いてファクシミリ装置のコストを低減させる事ができる。
【0049】
請求項3のファクシミリ装置では、請求項2のファクシミリ装置と同様の効果を奏するとともに、さらに、通信信号をモニタするディジタル出力端子も半導体DAAに含ませているから、ファクシミリ通信網の1300Hzの着信検出に最適な構成とすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係るファクシミリ装置の構成を示す図。
【図2】本発明の第2の実施の形態に係るファクシミリ装置の構成を示す図。
【図3】本発明の第3の実施の形態に係るファクシミリ装置の構成を示す図。
【図4】従来の省エネルギー機能を持つファクシミリ装置の構成を示す図。
【図5】従来の半導体DAAを用いたファクシミリ装置の構成を図。
【符号の説明】
108,208 モデムDSP
111,211 省電力動作制御部
212 2値化回路
120,220,320 半導体DAA
122,222 網制御監視回路
109,209 モデムAFE
224 モニタ用回路
130 切換回路

Claims (3)

  1. 送信信号、受信信号を変復調するディジタル信号処理装置(以下、DSP)と、
    電話回線と前記DSPとを結合するものであって、前記DSPと接続されるディジタルインターフェース、変復調の為のアナログ/ディジタル変換及びディジタル/アナログ、及び網制御を行う半導体データアクセス装置(以下、半導体DAA)と、
    ファクシミリ装置全体の制御を行うホストCPUと、
    ファクシミリ装置の省電力動作を制御する省電力制御部と、を有し
    ファクシミリ装置の省電力動作時には、前記半導体DAAのディジタルインターフェースの接続を前記DSPから前記省電力制御部に切替え、且つ前記DSPの動作を停止または抑制する事を特徴とするファクシミリ装置。
  2. 送信信号、受信信号を変復調するDSPと、
    電話回線と前記DSPとを結合するものであって、前記DSPと接続されるディジタルインターフェース手段、変復調の為のアナログ/ディジタル変換器及びディジタル/アナログ変換器、及び網制御機構、通信信号をモニタするためのアナログ出力端子を持つ半導体DAAと、
    前記アナログ出力端子のアナログ出力を二値化するコンパレータと、
    前記コンパレータで二値化された信号の周波数を検知する周波数カウンタを持ち、ファクシミリの省電力動作を制御する省電力制御部と、
    ファクシミリ装置全体の制御を行うホストCPUと、を有し、
    省電力動作時には変復調用のDSPを用いずに、通信網の着呼検出制御を行う事を特徴とするファクシミリ装置。
  3. 送信信号、受信信号を変復調するDSPと、
    電話回線と前記DSPとを結合するものであって、前記DSPと接続されるディジタルインターフェース手段、変復調の為のアナログ/ディジタル変換器及びディジタル/アナログ変換器、及び網制御機構、通信信号をモニタするためのアナログ出力端子、通信信号をモニタするアナログ信号を予め定められた閾値にて2値化し出力するディジタル出力端子、を持つ半導体DAAと、
    前記ディジタル出力端子からの二値化された信号の周波数を検知する周波数カウンタを持ち、ファクシミリの省電力動作を制御する省電力制御部と、
    ファクシミリ装置全体の制御を行うホストCPUと、を有し、
    省電力動作時には変復調用のDSPを用いずに、通信網の着呼検出制御を行う事を特徴とするファクシミリ装置。
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