JP3708684B2 - 組付け構造 - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明に係る組付け構造は、部材相互を確実に組付けると共に、組付け具を備えた側の部材に設けられている操作穴よりの押動操作のみによって、部材相互の組付けを容易に解除することのできる組付け構造の提供に関する。
【0002】
【従来の技術】
部材相互を組付ける組付け構造には、その組付けの目的に対応した夫々の形態の組付け構造が要求されており、例えば、板状部材の組付けにあって、この組付けられる板状部材を、その組付け後に解除可能とする組付け構造の提供が求められることがあった。
【0003】
かかる要求に対応する組付け構造に用いられる留め具として、例えば、実公平5−6408号の実用新案出願公告公報所載の考案に係る留め具が、板状部材の組付け手段として、その組付け後にあって、その組付け状態を解除できる留め具として提案されている。
【0004】
この実公平5−6408号公報所載の考案に係る留め具は、2枚の板状部材を結合する手段として、外方に開き出す脚部を、その頭部から延びる中空管状の形態をなすものとして備え、しかも、この頭部に、この脚部の内径孔に連通する貫通孔を備えた第1の留め具部分と、この第1の留め具部分の頭部の貫通孔、及びその脚部の内径孔に挿入される頭部及び脚部とを備えた第2の留め具部分とを有し、板状部材に設けた貫通孔に対して、第1の留め具部分の脚部を挿通し、この第1の留め具部分の貫通孔から脚部の内径孔内に挿し入れられている第2の留め具部分を更に押し入れることによって、この第2の留め具部分の脚部を拡開し、これによって、第1の留め具部分の脚部を拡開することで、この第1の留め具部分の脚部と頭部との間で、各板状部材の組付けをなすようにしていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
この実公平5−6408号公報所載の考案に係る留め具にあっては、重ね合せられた板状部材を、第1の留め具部分の頭部と、第2の留め具部分によって開き出された第1の留め具部分の脚部とによって挾持状態に留めつける構成としてあることから、比較的薄手の板状物などの留めつけに都合の良い反面、厚手の板状物の留めつけには不向きであった。
【0006】
また、第1の留め具部分の脚部を、重ね合せの状態とされている板状物の貫通孔に挿通し、これを該貫通孔の挿通前方側で撓ませると共に、この撓められた脚部と、該第1の留め具部分の頭部とによって、重ね合せの状態にある板状物の貫通孔の各孔縁を挾持させる構成としてあることから、この貫通孔から前方に向けて突き出されている脚部が、かかる撓み込みによる孔縁の保持を可能とする形態、より具体的には、かかる撓み変形に伴う孔縁の挾持を可能つする突き出し寸法を備えたものとして構成される必要があった。
【0007】
また、この実公平5−6408号公報所載の考案に係る留め具にあっては、この第1の留め具部分の脚部の開き出し、及び、この開き出されている脚部の弾性復帰に用いられる第2の留め具部分の脚部が、その組み付け、及び組み外しの操作に際して、この第1の留め具部分の脚部から、前方に、比較的大きく突き出される構成とされていた。
【0008】
この発明は、かかる板状部材の取付けにあって、厚手の板状部材の組付けにも適し、しかも、組付けられる板状部材の内部方に、組付け具における係合手段などの撓み変形のための大きな操作空間を設ける必要のない組付け構造の提供を目的としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】
この発明に係る組付け構造は、前記の目的を達成するものとして、請求項1記載に係る組付け構造を、操作穴を有する第1の部材と、引っ掛け手段及び操作受け面とを有する第2の部材と、前記第1の部材に取付けられる取付け部と前記第2の部材に掛合される弾性掛合片とを一体に有し、且つ前記第2の部材の操作受け面に押し付けられて側方に開き出されると共に前記第2の部材に掛合される弾性掛合片の掛合を解く向きに該弾性掛合片を押動する解除片を有している操作体を前記取り付け部の取り付け面側から該弾性掛合片に沿って構成されている操作空所に移動可能に備えている組付け具とを有し、前記組付け具が、この組付け具に備えられている操作体を前記第1の部材における操作穴から押動操作可能となるように該第1の部材に取り付けてあると共に、前記第1の部材または該第1の部材に取り付けられている組付け具が前記第2の部材に接するように、しかも、該第2の部材における操作受け面に対して前記操作体の押し付けを可能とするように、該組付け具の弾性掛合片を前記第2の部材の引っ掛け手段に引っ掛けるようにして、該第2の部材を前記第1の部材に組み付けた構成としてある。
【0010】
このように構成される組付け構造にあっては、第1の部材に対して、この第1の部材の操作穴から操作体の押動操作を可能とするように組付け具を組付けると共に、第1の部材又は該第1の部材に取り付けた組付け具を、前記第2の部材に当接させた状態で、この第2の部材の引っ掛け手段に対して前記組付け具の弾性掛合片を掛合させることによって、前記第1の部材に対して第2の部材の組付けをなすことができる。
【0011】
このように組付け具によって組付けられる第1の部材と、第2の部材とは、この組付け具に備えられている操作体が、第2の部材に設けられている操作受け面に向けて移動可能、且つ、この操作受け面に押しつけられて、その解除片を側方に向けて開き出し可能とするように組付けられており、第1の部材の操作穴から、棒状の操作手段などを用いて、この操作体を、第2の部材における操作受け面に押しつけ、この操作体の解除片を側方に開き出すと共に、この開き出された解除片によって、第2の部材の引っ掛け手段に掛合されている弾性掛合片の掛合を解き、これによって、第1の部材と、第2の部材との組付け状態を解除することができる。
【0012】
また、請求項2記載の発明に係る組付け構造を、前記目的を達成するために、前記請求項1記載の発明に係る組付け構造にあって、組付け具が、該組付け具を第2の部材に組み付ける際に該第2の部材に接する接触部を有する少なくとも一対の脚片を、該組付け具の第1の部材に対する取付け部から弾性掛合片と同一の向きに突設してあると共に、この対をなす脚片間に第2の部材の操作受け面に接する弾性片が設けられている構成としてある。
【0013】
このように構成される組付け構造にあっては、第1の部材に取付けられている組付け具における脚片の接触部を第2の部材に接した状態で、第1の部材と、第2の部材とが組付け具によって組付けられると共に、第2の部材が、この第2の部材における操作受け面に接する組付け具の弾性片によって該組付け具に対して弾性的に組付けられる。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下、本発明に係る組付け構造の典型的な一実施の形態について詳細に説明する。
【0015】
図1〜図7は、本発明の典型的な実施の形態に係る組付け構造と、これに用いられる組み付け具Aを示すものである。
図1は、この組付け構造の各構成部分を、分離した状態で、しかも、この実施の形態に係る組付け構造が、より良く理解されるように組み付け具A部分を実線で、他を仮想線の状態で斜視図として示している。
また、図2〜図4は、これらの構成各部分を、具体的に組付けた組付け構造として、同様に組み付け具Aを実線で、他の部分を仮想線として、断面図の状態で示しており、図2では、操作体20をセットして組付けた状態を正面側から、また、図3では、これを側面側から、更に、図4では、操作体20によって弾性係合片13を押し開いている状態を正面側から見た状態として示してある。
更に、図5〜図7は、この組付け構造に用いられる組み付け具Aを示したものであって、図5では、この組み付け具Aの組付け具本体10と操作体20とを分離した状態を正面側から見た一部破断の状態で、図6では、同様に、これを側面側から見た一部破断の状態で、図7では、操作体20を組付け具本体10に組付けた状態を上面から見て示している。
【0016】
この実施の形態に係る組付け構造は、第1の部材Bと第2の部材Cとの組み付けに構造に関し、典型的には、操作穴31を有する第1の部材Bと、引っ掛け手段41及び操作受け面42とを有する第2の部材Cと、前記第1の部材Bに取付けられる取付け部11と前記第2の部材Cに掛合される弾性掛合片13とを一体に有し、且つ前記第2の部材Cの操作受け面42に押し付けられて側方に開き出されると共に前記第2の部材Cに掛合される弾性掛合片13の掛合を解く向きに該弾性掛合片13を押動する解除片22を有している操作体20を前記取り付け部11の取り付け面11a側から該弾性掛合片13に沿って構成されている操作空所Yに移動可能に備えている組付け具Aとを有して構成してあり、この組付け具Aが、この組付け具Aに備えられている操作体20を前記第1の部材Bにおける操作穴31から押動操作可能となるように該第1の部材Bに取り付けてあると共に、前記第1の部材Bまたは該第1の部材Bに取り付けられている組付け具Aが前記第2の部材Cに接するように、しかも、該第2の部材Cにおける操作受け面42に対して前記操作体20の押し付けを可能とするように、該組付け具Aの弾性掛合片13を前記第2の部材Cの引っ掛け手段41に引っ掛けるようにして、該第2の部材Cを前記第1の部材Bに組み付けてある構成としてある。
【0017】
このように構成される組付け構造にあっては、第1の部材Bに対して、この第1の部材Bの操作穴31から操作体20の押動操作を可能とするように組付け具Aを組付けると共に、第1の部材B又は該第1の部材Bに取り付けた組付け具Aを、前記第2の部材Cに当接させた状態で、この第2の部材Cの引っ掛け手段41に対して前記組付け具Aの弾性掛合片13を掛合させることによって、第1の部材Bに対して第2の部材Cの組付けをなすことができる。
【0018】
このように組付け具Aによって組付けられる第1の部材Bと、第2の部材Cとは、この組付け具Aに備えられている操作体20が、第2の部材Cに設けられている操作受け面42に向けて移動可能、且つ、この操作受け面42に押しつけられて、その解除片22を側方に向けて開き出し可能とするように組付けられており、第1の部材Bの操作穴31から、ドライバーなどの棒状の操作手段などを用いて、この操作体20を、第2の部材Cにおける操作受け面42に押しつけ、この操作体20の解除片22を側方に開き出すと共に、この開き出された解除片22によって、第2の部材Cの引っ掛け手段41に掛合されている弾性掛合片13の掛合を解き、これによって、前記第1の部材Bと第2の部材Cとの組付け状態を解除することができる。
【0019】
次いで、前記の構成に係る組付け構造にあって、組付け具Aが、該組付け具Aを第2の部材Cに組み付ける際に該第2の部材Cに接する接触部12aを有する少なくとも一対の脚片12、12を、該組付け具Aの第1の部材Bに対する取付け部11から弾性掛合片13と同一の向きに突設してあると共に、この対をなす脚片12、12間に第2の部材Bの操作受け面42に接する弾性片14が設けられている構成としたことを、他の典型的な実施の形態の一つとしている。
【0020】
このように構成される組付け構造にあっては、第1の部材Bに取付けられている組付け具Aにおける脚片12の接触部12aを第2の部材Cに接した状態で、第1の部材Bと、第2の部材Cとが組付け具Aによって組付けられると共に、第2の部材Cが、この第2の部材Cにおける操作受け面42に接する組付け具Aの弾性片14によって該組付け具Aに対して弾性的に組付けられる。
【0021】
以下、この実施の形態に係る組付け構造を、より具体的に説明する。
ここで構成される組付け構造は、組付け具Aによって組付けられる第1の部材B、及び第2の部材C、例えば、各種器材などを装備したパネル材、ボード材などの板状体を、第1の板状体30と、第2の板状体40とし、これを、組付け具Aによって相互に組付ける組み付け構造として示されている。
【0022】
かかる第1の部材Bとして構成される第1の板状体30は、組付け具Aを所定間隔を離した状態で取付ける一対のボス32、32が設けてあり、このボス32、32に組付け具Aの取付け部11における鍔部11bを添装状態として、この鍔部11bの孔11cから止めネジ51をワッシャー51aを介してボス32の孔32aにネジ込み止着する構成としてある。
【0023】
また、この第1の板状体30には、このボス32、32間に操作穴31が貫通状態に設けてあり、この操作穴31を利用して、この操作穴31から棒状の操作手段などの差し入れを可能としてあり、これによって、この第1の板状体30に取付けられる組付け具Aにおける操作体20の押動操作をなし得る構成としてある。
【0024】
次いで、前記組付け具Aを用いて該第1の板状体30に対して、組付けられる第2の部材Cとしての第2の板状体40は、この組付け具Aを構成する脚片12の先端部分と、この脚片12に沿って設けられている組付け具Aの弾性掛合片13の先端部分の挿通される一対の貫通孔43、43と、この貫通孔43、43間にあって、第1の部材Bの側に向けて隆起するように設けられた受け台部44とを備えた構成としてある。
【0025】
かかる第2の板状体40に設けられる受け台部40は、長方形状の頂端面44aを備えた台形の隆起体として、該第2の板状体40における第1の部材Bの組み付け側の面40aから突き出すように設けてあると共に、この面40aから突き出し状態に設けられている受け台部44の長手側にある夫々の下縁に沿って長方形状をなす前記貫通孔43を設けてあり、この貫通孔43に差し入れられる弾性掛合片13の掛合される掛合手段41が、この向き合って設けられている貫通孔43の夫々の内側にある面43aと、前記面40aと反対の側にある第2の部材Cの面40b、特に、この貫通孔43、43間にある面40b’とによって構成するようにしてある。
【0026】
従って、第2の部材Cとしての第2の板状体40の受け台部44の頂端面44aに連続した傾斜面44bに当接される弾性掛合片13は、この傾斜面44bから、互に開き出す向きに撓められながら貫通孔43の面43aに接して移動し、この貫通孔43から、その先端側、特に、掛合突部13aが前方に突き出され、その掛合突部13aを、該引っ掛け手段41としての面43aを含む面40b’に対して掛合される構成としてある。
【0027】
また、前記受け台部44における頂端面44aと、この頂端面44aに続いて設けられている傾斜面44bとが、操作体20の操作受け面42として機能するように構成してある。
【0028】
かかる第1の部材Bと第2の部材Cとの連結に用いられる組付け具Aは、組付け具本体10と、この組付け具本体10内に移動可能に組み込まれている操作体20とを備えたものとして構成してある。
【0029】
この組付け具Aを構成する組付け具本体10は、長方形の板状体11’として構成される第1の部材Bに対する取付け部11と、この取付け部11から一体に突設されている一対の弾性掛合片13と、この各弾性掛合片13を両側方から覆うように該取付け部11から一体に突き出し状態に設けられた各対をなす脚片12を2組備えた構成としてある。
【0030】
先ず、この組付け具Aの取付け部11は、長方形の板状体11’に四角形の操作穴11dが、その板厚方向に貫設してあると共に、長手側にある板状体11’の延長部分、即ち、板状体11’の短手側縁に鍔部11bが張出し状態に設けてあり、これにネジ51の取付け挿通孔11cが設けてある。
【0031】
また、この板状体11’の各短手側縁に平行な操作穴11dの穴縁における、該板状体11’の一方の側にある面11e(図2〜図6における各図の下側にある面)から、該面11eと直交する向きに平板状をなす形態の一対の弾性掛合片13を互いに向き合うように設けてある。
【0032】
また、この取付け部11の板状体11’における操作穴11dの開口縁から一体に突設されている弾性掛合片13は、その先端側に互に向き合う側に突き出す掛合突部13aが設けてあると共に、この掛合突部13aを含む該弾性掛合片13の先端部分が、その先端側に向けて楔状に突き出す突部13bとしてあり、しかも、この掛合突部13aにおける該突部13bと反対の側が段部13cとして構成してある。
そして、この対をなす弾性掛合片13は、前記貫通孔43間にある受け台部44の夫々の面44b、43aに対して、夫々の掛合突部13aを当接し、面43aによって、一旦、互に離れる向きに撓み変形された後、掛合突部13aが該貫通孔43を抜け出した際に、略平行となり、しかも、該掛合突部13aの段部13cが、面40b’に対して引っ掛けられる構成、即ち、この各弾性掛合片13、13間の内側の間隔を、前記受け台部44の両側にある互の内側の面43a、43aの間隔と近似させた構成とし、しかも、この弾性掛合片13が、この貫通孔43に向けた押し込みに伴って必要な弾性変形を生ずる構成としてある。
【0033】
また、取付け部11の板状体11’における前記弾性掛合片13の突設側と反対の側の面、即ち、この組付け具Aの取付け面11aの面にあって、前記操作穴11dの短幅側として構成される穴縁から、該面11aに直交するように板状をなすガイド片11fが向き合うように突設してあり、しかも、このガイド片11fの内側の面と前記操作穴11dの内面と、前記弾性掛合片13の内側の面とが面一の状態に構成してあり、このガイド片11fの先端から、弾性掛合片13の先端部に向けて操作体20の一対のガイド溝11g、11gが向き合うように設けてある。
【0034】
また、前記ガイド片11fの設けられている操作穴11dの穴縁に連続した他の操作穴11dの穴縁の略中央部分には、このガイド片11fと同一の向きに、しかも略同一の突き出し寸法で突設された一対の掛合片11h、11hが向き合って設けてあり、この掛合片11hが、その先端部分に、互に向き合った側に突き出す掛合突部11h’を備えており、この掛合突部11h’の掛合凹部23に対する掛合によって、操作空所Y内に収め入れられている操作体20の抜け出しを防止する構成としてある。
【0035】
かかる取付け部11にあって、この取付け部11の板状体11’の各隅部、この実施の形態に係る組付け具本体10にあっては、板状体11’の長手側縁にある両端部分から、前記弾性掛合片13の突き出しの向きに4本の板状をなす脚片12を突き出し状態に設けてある。
【0036】
かかる板状をなす脚片12は、その板面によって前記弾性掛合片13の側方を覆う構成としてあり、この実施の形態に係る組付け具本体10にあっては、長手側の一つの側縁にある脚片12、12の互に向き合っている側縁12bの面が、前記弾性掛合片13、13における互に向き合った内側面と同一の面上にある構成としてある。
【0037】
また、この脚片12は、前記側縁12bと反対の側にある側縁12cの先端側が段状にカットされて段面12dから先端が細幅部12eとされていると共に、更に、側縁12bの側に傾斜する傾斜縁12fによって先窄まりの形状としてあり、この細幅部12eと段面12d、及び、脚片12の外側の面12gとによって、組付け具本体10を第2の部材Cにおける貫通孔43に対して略がたなく収め得る形態としてあり、しかも、前記段面12dを、組付け具Aの第2の部材Cに対して当接される接触部12aとしてある。
【0038】
また、前記の脚片12は、前記弾性掛合片13が、この脚片12における側縁12cと、前記段面12dに続く細幅部12eの側縁12e’、及び傾斜縁12fから、その撓み出しに際して、外方に突き出すことで、該弾性掛合片13の設置位置から、これらの側縁12c、12e’及び、傾斜縁12fが所要間隔離れるて位置付けられる板幅を備えたものとして構成してある。
【0039】
また、この取付け部11の板状体11’の長手側にある同一縁に設けられている夫々に対をなす脚片12、12における側縁12b、12b間に亘って、この側端12b、12bの各面のなす幅を、その幅として備えた帯状の弾性片14が設けてあり、この帯状をなす弾性片14が、その中央部分において、前記取付け部11と離れる側に湾曲14aし、この取付け部11と反対の側にある彎曲14a部分の面が接触面14a’としてある。
【0040】
かかる構成よりなる組付け具本体10にあっては、前記取付け部11の操作穴11dと、前記弾性掛合片13、特に、この弾性掛合片13の段部13cと前記操作穴11dとの間に操作体20の組み込み操作空所Yが構成してある。
【0041】
かかる組付け具本体10の操作空所Yに収め入れられる操作体20は、長方体状をなす頭部21を有すると共に、この長方体状をなす頭部21の一方の面21aの各長手側にある縁から、互に板面を向き合わせるように略板状をなす解除片22、22を有しており、この解除片22が、前記面21aと直交するように設けてあると共に、この各解除片22の突設基部に、この解除片22に所期の撓み機能をもたらす溝22aを設けた構成としてある。
【0042】
また、この操作体20に備えられる解除片22、22は、前記頭部21から、互に向き合った面が略平行となる平行板部22bと、この平行板部22bの先端側にあって、互の面が八字状に離れる向きに屈曲された拡き出し板部22cとを有する構成としてあり、この八字状に構成されている拡き出し板部22c間に、前記受け台部44の頂端面44a及び傾斜面44bとして構成される操作受け面42、特に、その頂端面44aが収まる形状のものとして構成してある。
【0043】
また、この解除片22の平行板部22bと拡き出し板部22cの外側、即ち、互に向き合っている面と反対の側の面に、拡き出し板部22cの屈曲位置より稍々基部側にある平行板部22b部分に、この平行板部22bの幅方向に亘るリブ22dと、このリブ22dの前後に亘るように、この拡き出し板部22cの先端と、平行板部22bの途中間とに亘って、その幅方向の略中心を通るリブ22eとが設けてある。
【0044】
かかる解除片22に備えられるリブ22eは、操作空所Yに備えられる操作体20が、この操作空所Y内を移動する際に、当該解除片22におけるリブ22eが、前記弾性掛合片13に備えられているガイド溝11gに対して、都合良く案内される形状、及び突き出し量を備えたものとして構成してある。
【0045】
また、前記解除片22の備えられている頭部21の両側端部には掛合凹部23が設けてあり、前記操作穴11dの穴縁にある掛合片11hが弾性的に、その掛合突部11h’を掛合するように構成してある。
【0046】
また、この頭部21には、略その中央部分にあって、この頭部21と直交する向きにガイド突起24、24が、この頭部21と共に略十字状をなすように設けてあると共に、この各ガイド突起24の先端部分が、前記ガイド片11f、操作穴11d、及び弾性掛合片13に、一連に連続して構成されている前記ガイド溝11gに対して、都合よく収め入れ案内される構成としてある。
【0047】
更に、この操作体20の頭部21、特に、ガイド突起24と頭部21とが交差する当該頭部21部分に操作凹孔25が設けてあり、この操作凹孔25に棒状の操作具の先端などを差し入れることによる該操作体20の押動に都合の良い構成としてある。
【0048】
かくして構成される操作体20は、前記組付け具本体10に対して、この操作体20における解除片22のリブ22eをガイド溝11gに沿わせるように押し入れ、各解除片22、22の溝22a部分において、一旦、掛合片11hの掛合突部11h’を引っ掛け状態とし、次いで、組付け具本体10の操作空所Yに対して、これを押し入れることによって、ガイド突起24が、前記ガイド溝11gに、また、掛合片11hが掛合凹部23に掛合されると共に、リブ22eが、ガイド溝11gに沿って移動し、この解除片22における開き出し板部22cが、この組付け具Aの組み付けられる第2の部材Cの操作受け面42の上方に位置づけられるように構成される。(図2参照)
【0049】
また、この操作体20を構成する解除片22は、この解除片22が、この操作体20の操作空所Yに対する押し込み操作に際して、この組付け具Aの組み付けられる第2の部材Cの操作受け面42に当接、拡き出して、その背面、即ち、リブ22e、22dを備えた側が、弾性掛合片13の内側の面を押し、この弾性掛合片13の突部13aを、第2の部材Cにおける引っ掛け手段41、この図示例にあっては、面40b’に対する引っ掛り状態を解消する位置まで拡き出す構成としてあり、操作受け面42としての、例えば、受け台部44の頂端面44aの幅寸法、各傾斜面44b、44b間の傾斜の度合、操作体20における各平行板部22b間の間隔、各開き出し板部22cの開き出し角度、この操作体20の操作受け面42に対する摺動可能距離、弾性掛合片13に対する操作体20における解除片22の接触面の形態などが、前記要件を満たすように構成する。
【0050】
かくして用意された組付け具Aを、例えば組付け具本体10に操作体20を収め入れた状態(図2)として、取付け部11の鍔部11bをボス32に乗せかけ、これをワッシャー51aを介してネジ51で止めつけることで、第1の部材Bに取付ける。
かかる組付け具Aの取付けられる第1の部材Bにあっては、前記操作穴31が、この第1の部材Bに取付けられる組付け具Aの操作穴11dの略直上に位置づけられる構成として用意される。
【0051】
次いで、この組付け具Aによって第1の部材Bの組み付けられる第2の部材Cは、組付け具Aにおける各脚片12〜12と、この各脚片12間にある弾性掛合片13とを収める貫通孔43、特に、脚片12の細幅部12eが、この脚片12の外側にある面12gを接した状態で、これらが略がたなく収まる一対の貫通孔43と、この対をなす貫通孔43間に設けられて、前記操作体20の解除片22の開き出しに用いられる操作受け面42を構成する受け台部44を備えた構成としてある。
【0052】
また、ここで、組付け具Aの組み付けに用いられる第2の部材Cにおける貫通孔43は、この貫通孔43に差し入れる組付け具Aの脚片12における段面12dが、この第2の部材Cの面40aに当接された際に、この貫通孔43の面43aに当接、撓められながら押し入れられる弾性掛合片13が、その弾性復帰により突部13aを、この貫通孔43から前方に突き出し、しかも、その突き出しの状態で、面40b’に、その段部13cを引っ掛ける構成としてあり、この脚片12の段面12dと、弾性掛合片13の段部13cとの間において、第2の板状体40として構成される第2の部材Cの両面が都合よく保持される構成としてある。
【0053】
また、ここで組付け具Aの組み付けられる第2の部材Cにおける受け台部44は、前記の状態、即ち、脚片12の段面12dを面40aに当接するようになし、しかも、弾性掛合片13の段部13cを面40b’に引っ掛け状態とした際に、前記脚片12、12間にある弾性片14の彎曲14a部分の接触面14a’が、この受け台部44の頂端面44aとして構成される操作受け面42に対して弾性的に当接される構成としてある、
かかる弾性片14の操作受け面42に対する当接と、前記弾性掛合片13の第2の部材Cにおける引っ掛け手段41に対する引っ掛けとによって組付け具Aを第2の部材Cに対して弾性的に保持できる構成としてある。
【0054】
また、ここで、組付け具Aの組み付けられる第2の部材Cに設けられる操作受け面42は、前記操作体20と共に、この第2の部材Cに組付け具Aが組み付けられている状態で、この第2の部材Cに引っ掛けられている弾性掛合片13の引っ掛けを、当該第2の部材Cの引っ掛け手段41から解放するように、操作体20の解除片22を側方に拡き出す機能を備えたものとして構成してある。
【0055】
かかる操作受け面42を構成する受け台部44に跨るように、前記各貫通孔43に対して、組付け具本体10の脚片12と、弾性掛合片13とを差し入れ、この脚片12の段面12dとして構成される接触部12aを第2の部材Cの面40aに、また、操作受け面42とされている受け台部44の頂端面44aに対して弾性片14を当接させるようにして、弾性掛合片13の突部13aを面43aから、面40b’の側に撓み入れ、その段部13cを、この面40b’に引っ掛けることによって、組付け具Aを備えた第1の部材Bを第2の部材Cに対して組付けることができる。
【0056】
このようにして、組付け具Aによって組み付けられている第1の部材B、第2の部材Cは、第1の部材Bにおける操作穴31から、棒状の操作具などの先端を組付け具Aにおける操作体20の操作凹孔25に差し入れ、この操作体20を内方に押し入れることによって、相互の組付け状態、特に、第2の部材Cを必要に応じて、組付け具Aから取り外すことができる。
【0057】
かかる第2の部材Cの取り外しは、組付け具本体10の操作空所Y内にある操作体20を、内方に押し入れることによって、この操作体20における解除片22、22間の内側の面を、その開き出し板部22cの側から、操作受け面42としての受け台部44の面に押し当て、これによって、この解除片22、22を漸次側方に拡き出すと共に、この拡き出し解除片22、22によって、弾性掛合片13を、互に離れる側に開き出し、こてによって、この弾性掛合片13の面40b’に対する段部13cの引っ掛けを解放し、かかる状態で弾性掛合片13を、脚片12と共に第2の部材Cの貫通孔43から抜き出すことによってなすことができる。
【0058】
尚、前記組付け具Aを用いた第2の部材Cの組み付けにあっては、組付け具Aの脚片12の接触部12aとしての段面12dを、この組み付け対象である第2の部材Cの面40aに当接する構成としてあるが、かかる第2の部材Cに対する組付け具Aの接触をなすことなく、第1の部材Bと第2の部材Cとを何等かの形態で当接あるいは接触させるように構成してあっても良い。
【0059】
【発明の効果】
この発明に係る組付け構造は、第1の部材と第2の部材との組み付けに構造に関し、典型的には、操作穴を有する第1の部材と、引っ掛け手段及び操作受け面とを有する第2の部材と、前記第1の部材に取付けられる取付け部と前記第2の部材に掛合される弾性掛合片とを一体に有し、且つ前記第2の部材の操作受け面に押し付けられて側方に開き出されると共に前記第2の部材に掛合される弾性掛合片の掛合を解く向きに該弾性掛合片を押動する解除片を有している操作体を前記取り付け部の取り付け面側から該弾性掛合片に沿って構成されている操作空所に移動可能に備えている組付け具Aを有し、前記組付け具が、この組付け具に備えられている操作体を前記第1の部材における操作穴から押動操作可能となるように該第1の部材に取り付けてあると共に、前記第1の部材または該第1の部材に取り付けられている組付け具が前記第2の部材に接するように、しかも、該第2の部材における操作受け面に対して前記操作体の押し付けを可能とするように、該組付け具の弾性掛合片を前記第2の部材の引っ掛け手段に引っ掛けるようにして、該第2の部材を前記第1の部材に組み付けた構成としてあることから、
第1の部材に対して、この第1の部材の操作穴から操作体の押動操作を可能とするように組付け具を組付け、且つ、第1の部材又は該第1の部材に取り付けた組付け具を、前記第2の部材に当接させた状態で、この第2の部材の引っ掛け手段に対して前記組付け具の弾性掛合片を掛合させることによって、第1の部材に対して第2の部材の組付けをなすことができる。
【0060】
このように組付け具によって組付けられる第1の部材と、第2の部材とは、この組付け具に備えられている操作体が、第2の部材に設けられている操作受け面に向けて移動可能、且つ、この操作受け面に押しつけられて、その解除片を側方に向けて開き出し可能とするように組付けられており、第1の部材の操作穴から、ドライバーなどの棒状の操作手段などを用いて、この操作体を、第2の部材における操作受け面に押しつけることで、この操作体の解除片を側方に開き出し、この開き出された解除片によって、第2の部材の引っ掛け手段に掛合されている弾性掛合片の掛合が解かれる特長を有している。
また、前記の構成から、弾性掛合片及び操作体を、第2の部材から外方に向けて大きく突き出させないで組付け構造の構成をなすことができる特長を有している。
また、前記の構成から、薄手の板状物に限られることなく、第1の部材と第2の部材との組付けをなすことが可能であり、厚い板材相互の組み付けなどにも適する組付け構造として用い得る特長を有している。
【0061】
次いで、前記の構成に係る組付け構造にあって、組付け具が、該組付け具を第2の部材に組み付ける際に該第2の部材に接する接触部を有する少なくとも一対の脚片を、該組付け具の第1の部材に対する取付け部から弾性掛合片と同一の向きに突設してあると共に、この対をなす脚片間に第2の部材の操作受け面に接する弾性片が設けられている構成としたことによって、
第1の部材に取付けられている組付け具における脚片の接触部を第2の部材に接した状態で、第1の部材と、第2の部材とが組付け具によって組付けられると共に、第2の部材が、この第2の部材における操作受け面に接する組付け具の弾性片によって該組付け具に対して弾性的に組付けられる特長を有している。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の典型的な一実施の形態に係る組付け構造の構成部品を分離し、且つ、一部を仮想線で示した斜視図
【図2】同組付け構造を、その一部を仮想線として正面側から見て示した要部断面図
【図3】同一部を仮想線として側面から見て示した要部断面図
【図4】同操作体20を内方に押し入れて弾性掛合片13を第2の部材Cから解除している状態を、その一部を仮想線として正面側から見て示した断面図
【図5】同組付け構造に用いられる組付け具Aを分離し、しかも要部を破断して示した正面図
【図6】同要部を破断して示した側面図
【図7】同組付け構造に用いられる組付け具Aの平面図
【符号の説明】
A 組付け具
B 第1の部材
C 第2の部材
Y 操作空所
13 弾性掛合片
14 弾性片
20 操作体
22 解除片
31 操作穴
41 引っ掛け手段
42 操作受け面
【発明の属する技術分野】
この発明に係る組付け構造は、部材相互を確実に組付けると共に、組付け具を備えた側の部材に設けられている操作穴よりの押動操作のみによって、部材相互の組付けを容易に解除することのできる組付け構造の提供に関する。
【0002】
【従来の技術】
部材相互を組付ける組付け構造には、その組付けの目的に対応した夫々の形態の組付け構造が要求されており、例えば、板状部材の組付けにあって、この組付けられる板状部材を、その組付け後に解除可能とする組付け構造の提供が求められることがあった。
【0003】
かかる要求に対応する組付け構造に用いられる留め具として、例えば、実公平5−6408号の実用新案出願公告公報所載の考案に係る留め具が、板状部材の組付け手段として、その組付け後にあって、その組付け状態を解除できる留め具として提案されている。
【0004】
この実公平5−6408号公報所載の考案に係る留め具は、2枚の板状部材を結合する手段として、外方に開き出す脚部を、その頭部から延びる中空管状の形態をなすものとして備え、しかも、この頭部に、この脚部の内径孔に連通する貫通孔を備えた第1の留め具部分と、この第1の留め具部分の頭部の貫通孔、及びその脚部の内径孔に挿入される頭部及び脚部とを備えた第2の留め具部分とを有し、板状部材に設けた貫通孔に対して、第1の留め具部分の脚部を挿通し、この第1の留め具部分の貫通孔から脚部の内径孔内に挿し入れられている第2の留め具部分を更に押し入れることによって、この第2の留め具部分の脚部を拡開し、これによって、第1の留め具部分の脚部を拡開することで、この第1の留め具部分の脚部と頭部との間で、各板状部材の組付けをなすようにしていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
この実公平5−6408号公報所載の考案に係る留め具にあっては、重ね合せられた板状部材を、第1の留め具部分の頭部と、第2の留め具部分によって開き出された第1の留め具部分の脚部とによって挾持状態に留めつける構成としてあることから、比較的薄手の板状物などの留めつけに都合の良い反面、厚手の板状物の留めつけには不向きであった。
【0006】
また、第1の留め具部分の脚部を、重ね合せの状態とされている板状物の貫通孔に挿通し、これを該貫通孔の挿通前方側で撓ませると共に、この撓められた脚部と、該第1の留め具部分の頭部とによって、重ね合せの状態にある板状物の貫通孔の各孔縁を挾持させる構成としてあることから、この貫通孔から前方に向けて突き出されている脚部が、かかる撓み込みによる孔縁の保持を可能とする形態、より具体的には、かかる撓み変形に伴う孔縁の挾持を可能つする突き出し寸法を備えたものとして構成される必要があった。
【0007】
また、この実公平5−6408号公報所載の考案に係る留め具にあっては、この第1の留め具部分の脚部の開き出し、及び、この開き出されている脚部の弾性復帰に用いられる第2の留め具部分の脚部が、その組み付け、及び組み外しの操作に際して、この第1の留め具部分の脚部から、前方に、比較的大きく突き出される構成とされていた。
【0008】
この発明は、かかる板状部材の取付けにあって、厚手の板状部材の組付けにも適し、しかも、組付けられる板状部材の内部方に、組付け具における係合手段などの撓み変形のための大きな操作空間を設ける必要のない組付け構造の提供を目的としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】
この発明に係る組付け構造は、前記の目的を達成するものとして、請求項1記載に係る組付け構造を、操作穴を有する第1の部材と、引っ掛け手段及び操作受け面とを有する第2の部材と、前記第1の部材に取付けられる取付け部と前記第2の部材に掛合される弾性掛合片とを一体に有し、且つ前記第2の部材の操作受け面に押し付けられて側方に開き出されると共に前記第2の部材に掛合される弾性掛合片の掛合を解く向きに該弾性掛合片を押動する解除片を有している操作体を前記取り付け部の取り付け面側から該弾性掛合片に沿って構成されている操作空所に移動可能に備えている組付け具とを有し、前記組付け具が、この組付け具に備えられている操作体を前記第1の部材における操作穴から押動操作可能となるように該第1の部材に取り付けてあると共に、前記第1の部材または該第1の部材に取り付けられている組付け具が前記第2の部材に接するように、しかも、該第2の部材における操作受け面に対して前記操作体の押し付けを可能とするように、該組付け具の弾性掛合片を前記第2の部材の引っ掛け手段に引っ掛けるようにして、該第2の部材を前記第1の部材に組み付けた構成としてある。
【0010】
このように構成される組付け構造にあっては、第1の部材に対して、この第1の部材の操作穴から操作体の押動操作を可能とするように組付け具を組付けると共に、第1の部材又は該第1の部材に取り付けた組付け具を、前記第2の部材に当接させた状態で、この第2の部材の引っ掛け手段に対して前記組付け具の弾性掛合片を掛合させることによって、前記第1の部材に対して第2の部材の組付けをなすことができる。
【0011】
このように組付け具によって組付けられる第1の部材と、第2の部材とは、この組付け具に備えられている操作体が、第2の部材に設けられている操作受け面に向けて移動可能、且つ、この操作受け面に押しつけられて、その解除片を側方に向けて開き出し可能とするように組付けられており、第1の部材の操作穴から、棒状の操作手段などを用いて、この操作体を、第2の部材における操作受け面に押しつけ、この操作体の解除片を側方に開き出すと共に、この開き出された解除片によって、第2の部材の引っ掛け手段に掛合されている弾性掛合片の掛合を解き、これによって、第1の部材と、第2の部材との組付け状態を解除することができる。
【0012】
また、請求項2記載の発明に係る組付け構造を、前記目的を達成するために、前記請求項1記載の発明に係る組付け構造にあって、組付け具が、該組付け具を第2の部材に組み付ける際に該第2の部材に接する接触部を有する少なくとも一対の脚片を、該組付け具の第1の部材に対する取付け部から弾性掛合片と同一の向きに突設してあると共に、この対をなす脚片間に第2の部材の操作受け面に接する弾性片が設けられている構成としてある。
【0013】
このように構成される組付け構造にあっては、第1の部材に取付けられている組付け具における脚片の接触部を第2の部材に接した状態で、第1の部材と、第2の部材とが組付け具によって組付けられると共に、第2の部材が、この第2の部材における操作受け面に接する組付け具の弾性片によって該組付け具に対して弾性的に組付けられる。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下、本発明に係る組付け構造の典型的な一実施の形態について詳細に説明する。
【0015】
図1〜図7は、本発明の典型的な実施の形態に係る組付け構造と、これに用いられる組み付け具Aを示すものである。
図1は、この組付け構造の各構成部分を、分離した状態で、しかも、この実施の形態に係る組付け構造が、より良く理解されるように組み付け具A部分を実線で、他を仮想線の状態で斜視図として示している。
また、図2〜図4は、これらの構成各部分を、具体的に組付けた組付け構造として、同様に組み付け具Aを実線で、他の部分を仮想線として、断面図の状態で示しており、図2では、操作体20をセットして組付けた状態を正面側から、また、図3では、これを側面側から、更に、図4では、操作体20によって弾性係合片13を押し開いている状態を正面側から見た状態として示してある。
更に、図5〜図7は、この組付け構造に用いられる組み付け具Aを示したものであって、図5では、この組み付け具Aの組付け具本体10と操作体20とを分離した状態を正面側から見た一部破断の状態で、図6では、同様に、これを側面側から見た一部破断の状態で、図7では、操作体20を組付け具本体10に組付けた状態を上面から見て示している。
【0016】
この実施の形態に係る組付け構造は、第1の部材Bと第2の部材Cとの組み付けに構造に関し、典型的には、操作穴31を有する第1の部材Bと、引っ掛け手段41及び操作受け面42とを有する第2の部材Cと、前記第1の部材Bに取付けられる取付け部11と前記第2の部材Cに掛合される弾性掛合片13とを一体に有し、且つ前記第2の部材Cの操作受け面42に押し付けられて側方に開き出されると共に前記第2の部材Cに掛合される弾性掛合片13の掛合を解く向きに該弾性掛合片13を押動する解除片22を有している操作体20を前記取り付け部11の取り付け面11a側から該弾性掛合片13に沿って構成されている操作空所Yに移動可能に備えている組付け具Aとを有して構成してあり、この組付け具Aが、この組付け具Aに備えられている操作体20を前記第1の部材Bにおける操作穴31から押動操作可能となるように該第1の部材Bに取り付けてあると共に、前記第1の部材Bまたは該第1の部材Bに取り付けられている組付け具Aが前記第2の部材Cに接するように、しかも、該第2の部材Cにおける操作受け面42に対して前記操作体20の押し付けを可能とするように、該組付け具Aの弾性掛合片13を前記第2の部材Cの引っ掛け手段41に引っ掛けるようにして、該第2の部材Cを前記第1の部材Bに組み付けてある構成としてある。
【0017】
このように構成される組付け構造にあっては、第1の部材Bに対して、この第1の部材Bの操作穴31から操作体20の押動操作を可能とするように組付け具Aを組付けると共に、第1の部材B又は該第1の部材Bに取り付けた組付け具Aを、前記第2の部材Cに当接させた状態で、この第2の部材Cの引っ掛け手段41に対して前記組付け具Aの弾性掛合片13を掛合させることによって、第1の部材Bに対して第2の部材Cの組付けをなすことができる。
【0018】
このように組付け具Aによって組付けられる第1の部材Bと、第2の部材Cとは、この組付け具Aに備えられている操作体20が、第2の部材Cに設けられている操作受け面42に向けて移動可能、且つ、この操作受け面42に押しつけられて、その解除片22を側方に向けて開き出し可能とするように組付けられており、第1の部材Bの操作穴31から、ドライバーなどの棒状の操作手段などを用いて、この操作体20を、第2の部材Cにおける操作受け面42に押しつけ、この操作体20の解除片22を側方に開き出すと共に、この開き出された解除片22によって、第2の部材Cの引っ掛け手段41に掛合されている弾性掛合片13の掛合を解き、これによって、前記第1の部材Bと第2の部材Cとの組付け状態を解除することができる。
【0019】
次いで、前記の構成に係る組付け構造にあって、組付け具Aが、該組付け具Aを第2の部材Cに組み付ける際に該第2の部材Cに接する接触部12aを有する少なくとも一対の脚片12、12を、該組付け具Aの第1の部材Bに対する取付け部11から弾性掛合片13と同一の向きに突設してあると共に、この対をなす脚片12、12間に第2の部材Bの操作受け面42に接する弾性片14が設けられている構成としたことを、他の典型的な実施の形態の一つとしている。
【0020】
このように構成される組付け構造にあっては、第1の部材Bに取付けられている組付け具Aにおける脚片12の接触部12aを第2の部材Cに接した状態で、第1の部材Bと、第2の部材Cとが組付け具Aによって組付けられると共に、第2の部材Cが、この第2の部材Cにおける操作受け面42に接する組付け具Aの弾性片14によって該組付け具Aに対して弾性的に組付けられる。
【0021】
以下、この実施の形態に係る組付け構造を、より具体的に説明する。
ここで構成される組付け構造は、組付け具Aによって組付けられる第1の部材B、及び第2の部材C、例えば、各種器材などを装備したパネル材、ボード材などの板状体を、第1の板状体30と、第2の板状体40とし、これを、組付け具Aによって相互に組付ける組み付け構造として示されている。
【0022】
かかる第1の部材Bとして構成される第1の板状体30は、組付け具Aを所定間隔を離した状態で取付ける一対のボス32、32が設けてあり、このボス32、32に組付け具Aの取付け部11における鍔部11bを添装状態として、この鍔部11bの孔11cから止めネジ51をワッシャー51aを介してボス32の孔32aにネジ込み止着する構成としてある。
【0023】
また、この第1の板状体30には、このボス32、32間に操作穴31が貫通状態に設けてあり、この操作穴31を利用して、この操作穴31から棒状の操作手段などの差し入れを可能としてあり、これによって、この第1の板状体30に取付けられる組付け具Aにおける操作体20の押動操作をなし得る構成としてある。
【0024】
次いで、前記組付け具Aを用いて該第1の板状体30に対して、組付けられる第2の部材Cとしての第2の板状体40は、この組付け具Aを構成する脚片12の先端部分と、この脚片12に沿って設けられている組付け具Aの弾性掛合片13の先端部分の挿通される一対の貫通孔43、43と、この貫通孔43、43間にあって、第1の部材Bの側に向けて隆起するように設けられた受け台部44とを備えた構成としてある。
【0025】
かかる第2の板状体40に設けられる受け台部40は、長方形状の頂端面44aを備えた台形の隆起体として、該第2の板状体40における第1の部材Bの組み付け側の面40aから突き出すように設けてあると共に、この面40aから突き出し状態に設けられている受け台部44の長手側にある夫々の下縁に沿って長方形状をなす前記貫通孔43を設けてあり、この貫通孔43に差し入れられる弾性掛合片13の掛合される掛合手段41が、この向き合って設けられている貫通孔43の夫々の内側にある面43aと、前記面40aと反対の側にある第2の部材Cの面40b、特に、この貫通孔43、43間にある面40b’とによって構成するようにしてある。
【0026】
従って、第2の部材Cとしての第2の板状体40の受け台部44の頂端面44aに連続した傾斜面44bに当接される弾性掛合片13は、この傾斜面44bから、互に開き出す向きに撓められながら貫通孔43の面43aに接して移動し、この貫通孔43から、その先端側、特に、掛合突部13aが前方に突き出され、その掛合突部13aを、該引っ掛け手段41としての面43aを含む面40b’に対して掛合される構成としてある。
【0027】
また、前記受け台部44における頂端面44aと、この頂端面44aに続いて設けられている傾斜面44bとが、操作体20の操作受け面42として機能するように構成してある。
【0028】
かかる第1の部材Bと第2の部材Cとの連結に用いられる組付け具Aは、組付け具本体10と、この組付け具本体10内に移動可能に組み込まれている操作体20とを備えたものとして構成してある。
【0029】
この組付け具Aを構成する組付け具本体10は、長方形の板状体11’として構成される第1の部材Bに対する取付け部11と、この取付け部11から一体に突設されている一対の弾性掛合片13と、この各弾性掛合片13を両側方から覆うように該取付け部11から一体に突き出し状態に設けられた各対をなす脚片12を2組備えた構成としてある。
【0030】
先ず、この組付け具Aの取付け部11は、長方形の板状体11’に四角形の操作穴11dが、その板厚方向に貫設してあると共に、長手側にある板状体11’の延長部分、即ち、板状体11’の短手側縁に鍔部11bが張出し状態に設けてあり、これにネジ51の取付け挿通孔11cが設けてある。
【0031】
また、この板状体11’の各短手側縁に平行な操作穴11dの穴縁における、該板状体11’の一方の側にある面11e(図2〜図6における各図の下側にある面)から、該面11eと直交する向きに平板状をなす形態の一対の弾性掛合片13を互いに向き合うように設けてある。
【0032】
また、この取付け部11の板状体11’における操作穴11dの開口縁から一体に突設されている弾性掛合片13は、その先端側に互に向き合う側に突き出す掛合突部13aが設けてあると共に、この掛合突部13aを含む該弾性掛合片13の先端部分が、その先端側に向けて楔状に突き出す突部13bとしてあり、しかも、この掛合突部13aにおける該突部13bと反対の側が段部13cとして構成してある。
そして、この対をなす弾性掛合片13は、前記貫通孔43間にある受け台部44の夫々の面44b、43aに対して、夫々の掛合突部13aを当接し、面43aによって、一旦、互に離れる向きに撓み変形された後、掛合突部13aが該貫通孔43を抜け出した際に、略平行となり、しかも、該掛合突部13aの段部13cが、面40b’に対して引っ掛けられる構成、即ち、この各弾性掛合片13、13間の内側の間隔を、前記受け台部44の両側にある互の内側の面43a、43aの間隔と近似させた構成とし、しかも、この弾性掛合片13が、この貫通孔43に向けた押し込みに伴って必要な弾性変形を生ずる構成としてある。
【0033】
また、取付け部11の板状体11’における前記弾性掛合片13の突設側と反対の側の面、即ち、この組付け具Aの取付け面11aの面にあって、前記操作穴11dの短幅側として構成される穴縁から、該面11aに直交するように板状をなすガイド片11fが向き合うように突設してあり、しかも、このガイド片11fの内側の面と前記操作穴11dの内面と、前記弾性掛合片13の内側の面とが面一の状態に構成してあり、このガイド片11fの先端から、弾性掛合片13の先端部に向けて操作体20の一対のガイド溝11g、11gが向き合うように設けてある。
【0034】
また、前記ガイド片11fの設けられている操作穴11dの穴縁に連続した他の操作穴11dの穴縁の略中央部分には、このガイド片11fと同一の向きに、しかも略同一の突き出し寸法で突設された一対の掛合片11h、11hが向き合って設けてあり、この掛合片11hが、その先端部分に、互に向き合った側に突き出す掛合突部11h’を備えており、この掛合突部11h’の掛合凹部23に対する掛合によって、操作空所Y内に収め入れられている操作体20の抜け出しを防止する構成としてある。
【0035】
かかる取付け部11にあって、この取付け部11の板状体11’の各隅部、この実施の形態に係る組付け具本体10にあっては、板状体11’の長手側縁にある両端部分から、前記弾性掛合片13の突き出しの向きに4本の板状をなす脚片12を突き出し状態に設けてある。
【0036】
かかる板状をなす脚片12は、その板面によって前記弾性掛合片13の側方を覆う構成としてあり、この実施の形態に係る組付け具本体10にあっては、長手側の一つの側縁にある脚片12、12の互に向き合っている側縁12bの面が、前記弾性掛合片13、13における互に向き合った内側面と同一の面上にある構成としてある。
【0037】
また、この脚片12は、前記側縁12bと反対の側にある側縁12cの先端側が段状にカットされて段面12dから先端が細幅部12eとされていると共に、更に、側縁12bの側に傾斜する傾斜縁12fによって先窄まりの形状としてあり、この細幅部12eと段面12d、及び、脚片12の外側の面12gとによって、組付け具本体10を第2の部材Cにおける貫通孔43に対して略がたなく収め得る形態としてあり、しかも、前記段面12dを、組付け具Aの第2の部材Cに対して当接される接触部12aとしてある。
【0038】
また、前記の脚片12は、前記弾性掛合片13が、この脚片12における側縁12cと、前記段面12dに続く細幅部12eの側縁12e’、及び傾斜縁12fから、その撓み出しに際して、外方に突き出すことで、該弾性掛合片13の設置位置から、これらの側縁12c、12e’及び、傾斜縁12fが所要間隔離れるて位置付けられる板幅を備えたものとして構成してある。
【0039】
また、この取付け部11の板状体11’の長手側にある同一縁に設けられている夫々に対をなす脚片12、12における側縁12b、12b間に亘って、この側端12b、12bの各面のなす幅を、その幅として備えた帯状の弾性片14が設けてあり、この帯状をなす弾性片14が、その中央部分において、前記取付け部11と離れる側に湾曲14aし、この取付け部11と反対の側にある彎曲14a部分の面が接触面14a’としてある。
【0040】
かかる構成よりなる組付け具本体10にあっては、前記取付け部11の操作穴11dと、前記弾性掛合片13、特に、この弾性掛合片13の段部13cと前記操作穴11dとの間に操作体20の組み込み操作空所Yが構成してある。
【0041】
かかる組付け具本体10の操作空所Yに収め入れられる操作体20は、長方体状をなす頭部21を有すると共に、この長方体状をなす頭部21の一方の面21aの各長手側にある縁から、互に板面を向き合わせるように略板状をなす解除片22、22を有しており、この解除片22が、前記面21aと直交するように設けてあると共に、この各解除片22の突設基部に、この解除片22に所期の撓み機能をもたらす溝22aを設けた構成としてある。
【0042】
また、この操作体20に備えられる解除片22、22は、前記頭部21から、互に向き合った面が略平行となる平行板部22bと、この平行板部22bの先端側にあって、互の面が八字状に離れる向きに屈曲された拡き出し板部22cとを有する構成としてあり、この八字状に構成されている拡き出し板部22c間に、前記受け台部44の頂端面44a及び傾斜面44bとして構成される操作受け面42、特に、その頂端面44aが収まる形状のものとして構成してある。
【0043】
また、この解除片22の平行板部22bと拡き出し板部22cの外側、即ち、互に向き合っている面と反対の側の面に、拡き出し板部22cの屈曲位置より稍々基部側にある平行板部22b部分に、この平行板部22bの幅方向に亘るリブ22dと、このリブ22dの前後に亘るように、この拡き出し板部22cの先端と、平行板部22bの途中間とに亘って、その幅方向の略中心を通るリブ22eとが設けてある。
【0044】
かかる解除片22に備えられるリブ22eは、操作空所Yに備えられる操作体20が、この操作空所Y内を移動する際に、当該解除片22におけるリブ22eが、前記弾性掛合片13に備えられているガイド溝11gに対して、都合良く案内される形状、及び突き出し量を備えたものとして構成してある。
【0045】
また、前記解除片22の備えられている頭部21の両側端部には掛合凹部23が設けてあり、前記操作穴11dの穴縁にある掛合片11hが弾性的に、その掛合突部11h’を掛合するように構成してある。
【0046】
また、この頭部21には、略その中央部分にあって、この頭部21と直交する向きにガイド突起24、24が、この頭部21と共に略十字状をなすように設けてあると共に、この各ガイド突起24の先端部分が、前記ガイド片11f、操作穴11d、及び弾性掛合片13に、一連に連続して構成されている前記ガイド溝11gに対して、都合よく収め入れ案内される構成としてある。
【0047】
更に、この操作体20の頭部21、特に、ガイド突起24と頭部21とが交差する当該頭部21部分に操作凹孔25が設けてあり、この操作凹孔25に棒状の操作具の先端などを差し入れることによる該操作体20の押動に都合の良い構成としてある。
【0048】
かくして構成される操作体20は、前記組付け具本体10に対して、この操作体20における解除片22のリブ22eをガイド溝11gに沿わせるように押し入れ、各解除片22、22の溝22a部分において、一旦、掛合片11hの掛合突部11h’を引っ掛け状態とし、次いで、組付け具本体10の操作空所Yに対して、これを押し入れることによって、ガイド突起24が、前記ガイド溝11gに、また、掛合片11hが掛合凹部23に掛合されると共に、リブ22eが、ガイド溝11gに沿って移動し、この解除片22における開き出し板部22cが、この組付け具Aの組み付けられる第2の部材Cの操作受け面42の上方に位置づけられるように構成される。(図2参照)
【0049】
また、この操作体20を構成する解除片22は、この解除片22が、この操作体20の操作空所Yに対する押し込み操作に際して、この組付け具Aの組み付けられる第2の部材Cの操作受け面42に当接、拡き出して、その背面、即ち、リブ22e、22dを備えた側が、弾性掛合片13の内側の面を押し、この弾性掛合片13の突部13aを、第2の部材Cにおける引っ掛け手段41、この図示例にあっては、面40b’に対する引っ掛り状態を解消する位置まで拡き出す構成としてあり、操作受け面42としての、例えば、受け台部44の頂端面44aの幅寸法、各傾斜面44b、44b間の傾斜の度合、操作体20における各平行板部22b間の間隔、各開き出し板部22cの開き出し角度、この操作体20の操作受け面42に対する摺動可能距離、弾性掛合片13に対する操作体20における解除片22の接触面の形態などが、前記要件を満たすように構成する。
【0050】
かくして用意された組付け具Aを、例えば組付け具本体10に操作体20を収め入れた状態(図2)として、取付け部11の鍔部11bをボス32に乗せかけ、これをワッシャー51aを介してネジ51で止めつけることで、第1の部材Bに取付ける。
かかる組付け具Aの取付けられる第1の部材Bにあっては、前記操作穴31が、この第1の部材Bに取付けられる組付け具Aの操作穴11dの略直上に位置づけられる構成として用意される。
【0051】
次いで、この組付け具Aによって第1の部材Bの組み付けられる第2の部材Cは、組付け具Aにおける各脚片12〜12と、この各脚片12間にある弾性掛合片13とを収める貫通孔43、特に、脚片12の細幅部12eが、この脚片12の外側にある面12gを接した状態で、これらが略がたなく収まる一対の貫通孔43と、この対をなす貫通孔43間に設けられて、前記操作体20の解除片22の開き出しに用いられる操作受け面42を構成する受け台部44を備えた構成としてある。
【0052】
また、ここで、組付け具Aの組み付けに用いられる第2の部材Cにおける貫通孔43は、この貫通孔43に差し入れる組付け具Aの脚片12における段面12dが、この第2の部材Cの面40aに当接された際に、この貫通孔43の面43aに当接、撓められながら押し入れられる弾性掛合片13が、その弾性復帰により突部13aを、この貫通孔43から前方に突き出し、しかも、その突き出しの状態で、面40b’に、その段部13cを引っ掛ける構成としてあり、この脚片12の段面12dと、弾性掛合片13の段部13cとの間において、第2の板状体40として構成される第2の部材Cの両面が都合よく保持される構成としてある。
【0053】
また、ここで組付け具Aの組み付けられる第2の部材Cにおける受け台部44は、前記の状態、即ち、脚片12の段面12dを面40aに当接するようになし、しかも、弾性掛合片13の段部13cを面40b’に引っ掛け状態とした際に、前記脚片12、12間にある弾性片14の彎曲14a部分の接触面14a’が、この受け台部44の頂端面44aとして構成される操作受け面42に対して弾性的に当接される構成としてある、
かかる弾性片14の操作受け面42に対する当接と、前記弾性掛合片13の第2の部材Cにおける引っ掛け手段41に対する引っ掛けとによって組付け具Aを第2の部材Cに対して弾性的に保持できる構成としてある。
【0054】
また、ここで、組付け具Aの組み付けられる第2の部材Cに設けられる操作受け面42は、前記操作体20と共に、この第2の部材Cに組付け具Aが組み付けられている状態で、この第2の部材Cに引っ掛けられている弾性掛合片13の引っ掛けを、当該第2の部材Cの引っ掛け手段41から解放するように、操作体20の解除片22を側方に拡き出す機能を備えたものとして構成してある。
【0055】
かかる操作受け面42を構成する受け台部44に跨るように、前記各貫通孔43に対して、組付け具本体10の脚片12と、弾性掛合片13とを差し入れ、この脚片12の段面12dとして構成される接触部12aを第2の部材Cの面40aに、また、操作受け面42とされている受け台部44の頂端面44aに対して弾性片14を当接させるようにして、弾性掛合片13の突部13aを面43aから、面40b’の側に撓み入れ、その段部13cを、この面40b’に引っ掛けることによって、組付け具Aを備えた第1の部材Bを第2の部材Cに対して組付けることができる。
【0056】
このようにして、組付け具Aによって組み付けられている第1の部材B、第2の部材Cは、第1の部材Bにおける操作穴31から、棒状の操作具などの先端を組付け具Aにおける操作体20の操作凹孔25に差し入れ、この操作体20を内方に押し入れることによって、相互の組付け状態、特に、第2の部材Cを必要に応じて、組付け具Aから取り外すことができる。
【0057】
かかる第2の部材Cの取り外しは、組付け具本体10の操作空所Y内にある操作体20を、内方に押し入れることによって、この操作体20における解除片22、22間の内側の面を、その開き出し板部22cの側から、操作受け面42としての受け台部44の面に押し当て、これによって、この解除片22、22を漸次側方に拡き出すと共に、この拡き出し解除片22、22によって、弾性掛合片13を、互に離れる側に開き出し、こてによって、この弾性掛合片13の面40b’に対する段部13cの引っ掛けを解放し、かかる状態で弾性掛合片13を、脚片12と共に第2の部材Cの貫通孔43から抜き出すことによってなすことができる。
【0058】
尚、前記組付け具Aを用いた第2の部材Cの組み付けにあっては、組付け具Aの脚片12の接触部12aとしての段面12dを、この組み付け対象である第2の部材Cの面40aに当接する構成としてあるが、かかる第2の部材Cに対する組付け具Aの接触をなすことなく、第1の部材Bと第2の部材Cとを何等かの形態で当接あるいは接触させるように構成してあっても良い。
【0059】
【発明の効果】
この発明に係る組付け構造は、第1の部材と第2の部材との組み付けに構造に関し、典型的には、操作穴を有する第1の部材と、引っ掛け手段及び操作受け面とを有する第2の部材と、前記第1の部材に取付けられる取付け部と前記第2の部材に掛合される弾性掛合片とを一体に有し、且つ前記第2の部材の操作受け面に押し付けられて側方に開き出されると共に前記第2の部材に掛合される弾性掛合片の掛合を解く向きに該弾性掛合片を押動する解除片を有している操作体を前記取り付け部の取り付け面側から該弾性掛合片に沿って構成されている操作空所に移動可能に備えている組付け具Aを有し、前記組付け具が、この組付け具に備えられている操作体を前記第1の部材における操作穴から押動操作可能となるように該第1の部材に取り付けてあると共に、前記第1の部材または該第1の部材に取り付けられている組付け具が前記第2の部材に接するように、しかも、該第2の部材における操作受け面に対して前記操作体の押し付けを可能とするように、該組付け具の弾性掛合片を前記第2の部材の引っ掛け手段に引っ掛けるようにして、該第2の部材を前記第1の部材に組み付けた構成としてあることから、
第1の部材に対して、この第1の部材の操作穴から操作体の押動操作を可能とするように組付け具を組付け、且つ、第1の部材又は該第1の部材に取り付けた組付け具を、前記第2の部材に当接させた状態で、この第2の部材の引っ掛け手段に対して前記組付け具の弾性掛合片を掛合させることによって、第1の部材に対して第2の部材の組付けをなすことができる。
【0060】
このように組付け具によって組付けられる第1の部材と、第2の部材とは、この組付け具に備えられている操作体が、第2の部材に設けられている操作受け面に向けて移動可能、且つ、この操作受け面に押しつけられて、その解除片を側方に向けて開き出し可能とするように組付けられており、第1の部材の操作穴から、ドライバーなどの棒状の操作手段などを用いて、この操作体を、第2の部材における操作受け面に押しつけることで、この操作体の解除片を側方に開き出し、この開き出された解除片によって、第2の部材の引っ掛け手段に掛合されている弾性掛合片の掛合が解かれる特長を有している。
また、前記の構成から、弾性掛合片及び操作体を、第2の部材から外方に向けて大きく突き出させないで組付け構造の構成をなすことができる特長を有している。
また、前記の構成から、薄手の板状物に限られることなく、第1の部材と第2の部材との組付けをなすことが可能であり、厚い板材相互の組み付けなどにも適する組付け構造として用い得る特長を有している。
【0061】
次いで、前記の構成に係る組付け構造にあって、組付け具が、該組付け具を第2の部材に組み付ける際に該第2の部材に接する接触部を有する少なくとも一対の脚片を、該組付け具の第1の部材に対する取付け部から弾性掛合片と同一の向きに突設してあると共に、この対をなす脚片間に第2の部材の操作受け面に接する弾性片が設けられている構成としたことによって、
第1の部材に取付けられている組付け具における脚片の接触部を第2の部材に接した状態で、第1の部材と、第2の部材とが組付け具によって組付けられると共に、第2の部材が、この第2の部材における操作受け面に接する組付け具の弾性片によって該組付け具に対して弾性的に組付けられる特長を有している。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の典型的な一実施の形態に係る組付け構造の構成部品を分離し、且つ、一部を仮想線で示した斜視図
【図2】同組付け構造を、その一部を仮想線として正面側から見て示した要部断面図
【図3】同一部を仮想線として側面から見て示した要部断面図
【図4】同操作体20を内方に押し入れて弾性掛合片13を第2の部材Cから解除している状態を、その一部を仮想線として正面側から見て示した断面図
【図5】同組付け構造に用いられる組付け具Aを分離し、しかも要部を破断して示した正面図
【図6】同要部を破断して示した側面図
【図7】同組付け構造に用いられる組付け具Aの平面図
【符号の説明】
A 組付け具
B 第1の部材
C 第2の部材
Y 操作空所
13 弾性掛合片
14 弾性片
20 操作体
22 解除片
31 操作穴
41 引っ掛け手段
42 操作受け面
Claims (2)
- 操作穴を有する第1の部材と、引っ掛け手段及び操作受け面とを有する第2の部材と、
前記第1の部材に取付けられる取付け部と前記第2の部材に掛合される弾性掛合片とを一体に有し、且つ前記第2の部材の操作受け面に押し付けられて側方に開き出されると共に前記第2の部材に掛合される弾性掛合片の掛合を解く向きに該弾性掛合片を押動する解除片を有している操作体を前記取り付け部の取り付け面側から該弾性掛合片に沿って構成されている操作空所に移動可能に備えている組付け具とを有し、
前記組付け具が、この組付け具に備えられている操作体を前記第1の部材における操作穴から押動操作可能となるように該第1の部材に取り付けてあると共に、
前記第1の部材または該第1の部材に取り付けられている組付け具が前記第2の部材に接するように、しかも、該第2の部材における操作受け面に対して前記操作体の押し付けを可能とするように、該組付け具の弾性掛合片を前記第2の部材の引っ掛け手段に引っ掛けるようにして、該第2の部材を前記第1の部材に組み付けてあることを特徴とする組付け構造。 - 組付け具が、該組付け具を第2の部材に組み付ける際に該第2の部材に接する接触部を有する少なくとも一対の脚片を、該組付け具の第1の部材に対する取付け部から弾性掛合片と同一の向きに突設してあると共に、この対をなす脚片間に第2の部材の操作受け面に接する弾性片が設けられていることを特徴とする請求項1記載の組付け構造。
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