JP3710146B2 - 遊技装置 - Google Patents
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Description
【産業上の利用分野】
本発明は、所定の遊技価値情報に基づき遊技を許可するようにした遊技機、たとえば、パチンコ遊技機等の弾球遊技機、パチスロ機、あるいは、映像を利用した遊技機等を備えた遊技装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、与えられた遊技価値情報に基づいて遊技が行なわれるとともに、特定の遊技結果に基づいて前記遊技価値情報が払い出される遊技機が知られている。
【0003】
また、近年、有価価値情報が記憶されたカードを遊技機に挿入して、この有価価値情報を所定の割合で遊技価値情報へ変換し、この変換された遊技価値情報や払い出された遊技価値情報を前記カードに記録するようにした遊技機が提案されている。
【0004】
一方、このような遊技機の遊技形態として、遊技価値情報の獲得量が所定量に至った時点で遊技の続行を禁止し、この獲得した遊技価値情報を、一旦、景品に交換させるようにした遊技形態(いわゆる打ち止め制度)や、1回の特別遊技において多量の遊技価値情報が得られるような遊技機において行なわれているように、1回の特別遊技が終了した時点で景品への交換を行なわせ、その後に遊技の続行を許可するようにした遊技形態(いわゆる1回交換制度)、あるいは、前記特別遊技が、予め設定された特定遊技である場合には、特別遊技が終了したのちにおいても、景品交換を行なうことなく、獲得した遊技価値情報により遊技の継続を許可するようにした遊技形態(ラッキーナンバー制と称されている)等が採られている。
【0005】
このような各種の遊技形態を採用するのは、遊技者が、獲得した多量の遊技価値情報によって遊技を継続することにより、有価価値情報や金銭から遊技価値情報へ変換する頻度が少なくなり、遊技店側の売上が上がらないことから、両者の利益バランスを調整するためである。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、前述した遊技形態を実施しようとすると、つぎのような問題点が生じる。
【0007】
すなわち、打ち止め時や特別遊技の終了時において、保有する遊技価値情報を景品へ交換しなければならないが、その度に遊技機を離れて、遊技店の特定の場所に足を運ばなければならず、遊技者にとってその作業が煩わしいといった問題点である。また、遊技店にとっても、遊技者が景品交換のために遊技機から離れている間遊技が中断され、これに伴い、遊技機の稼働率が下がってしまうという不具合が生じる。
【0008】
さらに、前述した遊技形態が設定されているにも拘わらず、遊技者がその遊技形態を無視し、あるいは、その遊技形態を知らずに、獲得した遊技価値情報に基づいて遊技を継続する場合がある。
そして、このような遊技が行なわれると、他の遊技者との不公平が生じることから、遊技者に対して遊技店における営業方法を徹底させる必要がある。
そのための処置として、店員による店内の循環監視と遊技者への指導等を行なうことが実施されているが、その分、店員の作業量を増加させる結果となっている。
【0009】
一方、指導を繰り返しても、前述した遊技形態を意図的に無視して遊技を行なう遊技者があったり、店員の監視から漏れてしまう場合があり、このような場合には、不公平さを解消することができない。
【0010】
本発明は、前述した従来の問題点に鑑みてなされたもので、景品交換を行なわなければならない状態に至り、景品交換対象となった遊技価値情報による遊技を禁止しなければならない場合に、その景品交換の対象となる遊技価値情報を遊技から切り離した状態に保持し得るようにすることを第1の目的とする。
【0011】
本発明の第2の目的は、景品交換の対象となった遊技価値情報を、遊技から切り離した状態に保持し得るようにした場合においてもなお、ある特定の条件のもとに遊技の再開を可能とすることにある。
【0012】
本発明の第3の目的は、遊技禁止や遊技禁止解除の条件を明確にすることにある。
【0014】
さらに、本発明の第4の目的は、遊技禁止状態において、特定の遊技形態が発生した場合に、特定の条件のもとに景品交換対象となる遊技価値情報の取り扱いを変更して、遊技への使用を可能にすることにある。
【0015】
【課題を解決するための手段】
本発明の請求項1に記載の封入球式遊技機は、前述した目的を達成するため、所定数の遊技球を封入しておき、挿入されているカードに記憶される遊技価値情報に基づいて封入球を遊技領域内へ順次発射するとともに回収することにより、これらの封入球を循環使用して遊技を行い、該封入球が特定の部位に入賞することを条件として特定の遊技が開始され、該特定の遊技の結果が予め設定された遊技結果となった際に、遊技者にとって有利な特別遊技状態を発生可能な封入球式遊技機を備えた遊技装置において、
前記カードは、
金額データを記憶する金額データ記憶領域と、
前記金額データから変換された遊技球数が記憶される球貸球数データ記憶領域と、
遊技の結果付与された遊技球数が記憶される賞球球数データ記憶領域と、
前記球貸球数データ記憶領域及び/又は賞球球数データ記憶領域のデータが景品交換に用いるために遊技に使用されない景品専用データとして移動記憶される景品専用データ記憶領域と、から構成され、
前記封入球式遊技機は、
前記球貸球数データ記憶領域及び/又は賞球球数データ記憶領域の遊技球数の記憶に基づき遊技を許可する遊技許可制御手段を備え、
前記遊技許可制御手段は、
前記賞球球数データ記憶領域及び球貸球数データ記憶領域に賞球球数データ及び球貸球数データが存在しない状態で前記特別遊技状態が開始された場合に、前記金額データ記憶領域の金額データの有無を判定し、
該金額データが存在しない場合には、前記景品専用データ記憶領域に記憶されている景品専用データのうちの所定数のみの使用を許可して前記特別遊技状態を実行可能とすることを特徴とする。
【0020】
【作用】
本発明の請求項1に記載の遊技装置によれば、遊技装置が備える封入球式遊技機の遊技許可制御手段は、前記カードの前記球貸球数データ記憶領域及び/又は賞球球数データ記憶領域の遊技球数の記憶に基づき遊技を許可する。
遊技許可制御手段は、前記賞球球数データ記憶領域及び球貸球数データ記憶領域に賞球球数データ及び球貸球数データが存在しない状態で前記特別遊技状態が開始された場合に、前記金額データ記憶領域の金額データの有無を判定し、該金額データが存在しない場合には、前記景品専用データ記憶領域に記憶されている景品専用データのうちの所定数のみの使用を許可して前記特別遊技状態を実行可能とする。
【0026】
すなわち、賞球球数データ記憶領域及び球貸球数データ記憶領域に賞球数データ及び球貸球数データが存在しない状態において特別遊技が発生した場合、遊技許可制御手段により、景品専用データ記憶領域に記憶されている遊技球数データに基づく遊技が可能な状態となされる。したがって、一旦景品専用データ記憶領域に移動記憶されて遊技と切り離された遊技価値情報による遊技が可能となされることから、遊技形態を遵守させるための処置を行なった場合においても、遊技者の利益が確実に保護される。
【0027】
【実施例】
以下、本発明の一実施例について、図面を参照して説明する。
まず、本実施例に用いられる遊技機としての封入球を用いた弾球遊技機、すなわち封入球式遊技機、および、この封入球式遊技機を備えた本実施例の遊技装置(以下、遊技装置と略称する)の全体構成について説明する。
【0028】
図1中、符号1は本実施例に係わる遊技装置を示し、この遊技装置1は、複数の封入球式遊技機2が取り付けられた島設備3と、前記各封入球式遊技機2を集中管理する集中管理手段4と、封入球式遊技機2において遊技を行うための有価価値情報を、投入された金額に応じて、記録媒体としての磁気カードやICカードに記録ないしは加算するカード発行機5と、遊技価値情報と景品との交換を行う景品交換機6とによって概略構成されている。
【0029】
ついでこれらの詳細について説明すれば、前記封入球式遊技機2は、前記カードに記憶されている有価価値情報から変換される遊技価値情報に基づき遊技を行ない、かつ、所定数の遊技球を封入しておき、これらの封入球を遊技領域内へ順次発射するとともに回収することにより、これらの封入球を循環使用して遊技を行なうようにしたもので、図2に示すように、矩形状に組み上げられた後枠7と、この後枠7の前面にヒンジ8を介して回動可能に取り付けられた前枠9と、この前枠9の内周部後方に取り付けられた遊技盤(図示略)と、前記前枠9の前面部に回動可能に取り付けられるとともに、前記遊技盤とによって遊技空間を形成する透明板10が装着された枠体11と、前記前枠9の前面部で前記枠体11の下方に取り付けられた操作パネル12と、この操作パネル12の下方で前記前枠9の右側に設けられ、封入球式遊技機2内に封入された遊技球を弾発する発射装置の駆動をなす操作ダイヤル13と、この操作ダイヤル13の左側に設けられ、有価価値情報が記録されたカードが挿入されるカード挿入口14と、前記前枠9の上部に設けられ、遊技状態に応じて点灯ないし点滅させられるパイロットランプ15によって構成されている。
【0030】
前記操作パネル12は、図2に示すように、斜め上方に向けられた操作面12aを有し、その中央部左側には、前記カード挿入口14へ挿入されたカードに記録されている有価価値情報(残高)を表示する残高表示部16が設けられ、その右隣には、遊技者の操作によって前記有価価値情報から変換された遊技価値情報としての遊技球数に、入賞に伴う賞球としての遊技球数を加算し、また、遊技領域へ発射された遊技球数を減算した結果を表示する持ち球数表示部17と、遊技途中で封入球式遊技機2から離れる場合に、一時的にカードを排出するための保留ボタン18と、カードの有価価値情報を遊技球数に変換する球貸しボタン19と、遊技を終了する際に、カードの持ち球数や有価価値情報等のカード情報の書き換えやカードの排出を行なわせ、かつ、前記両表示部16・17の表示を初期状態にリセットするための終了ボタン20とが設けられ、さらに、前記表示部16・17の左側には灰皿21が設けられている。
【0031】
また、前記景品交換機6は、図3に示すように、複数の景品表示部22と、その下方左端に設けられた景品種別選択ボタン23と、この景品種別選択ボタン23の右側に一列状態で複数設けられた景品選択ボタン24と、この景品選択ボタン24の下方に設けられ、後述するカード挿入口に挿入されたカードに記憶されている景品交換に供される遊技価値情報を表示するカード情報表示部25と、このカード情報表示部25の右隣に設けられて景品数量を表示する景品数量表示部26と、この景品数量表示部26の右隣に設けられて、選択された景品との交換に要する遊技価値情報と前記カードに記憶されている遊技価値情報との比較により、このカードに記憶されている遊技価値情報が少ない場合に、その結果を表示する不足表示部27と、この不足表示部27の右隣に設けられ、景品交換時の不足分を、カードに記憶されている他の遊技価値情報から補填させるための補填確認ボタン28と、前記カード情報表示部25の下方に設けられ、前記カードが挿入されるカード挿入口29と、その右隣に設けられ、カードに記憶されている遊技価値情報を景品交換せずに、後日の遊技の為に貯留する処置を行うための貯球ボタン30と、この貯球ボタン30の右隣に設けられ、景品交換を実行させるための景品交換ボタン31、および、景品交換操作を終了するための景品交換終了ボタン32と、前記カード挿入口29の下方に設けられ、景品交換用の遊技価値情報の選択を行うための、全数交換用の第1変換ボタン33、景品専用データと賞球によって得られた遊技価値情報とを変換する第2変換ボタン34、景品専用データのみの変換を行なうための第3変換ボタン35と、この第3変換ボタン35の右隣に設けられて、景品数を指定する景品数量選択ボタン36と、その下方に設けられた景品排出口37と、この景品排出口37の上方に設けられ、選択された景品が景品交換機6によって取り扱えない物品である場合に、景品に代えてレシートを発行するレシート発行口38とによって構成されている。
そして、本実施例においては、前記第1変換ボタン33、第2変換ボタン34、および、第3変換ボタン35によって、遊技価値変換禁止制御手段が構成されている。
【0032】
一方、このように構成された遊技装置1において遊技を行ない、あるいは、景品交換を行なうには、遊技や景品交換に供される遊技価値情報(本実施例においては遊技球数)や、この遊技球に変換するための有価価値情報が記憶されたカード(磁気カードあるいはICカード等)が用いられる。
【0033】
ついで、このカードの概略について図4を参照して説明する。
図4に示すカード39は、本実施例においてはつぎのような記憶領域が設定されている。本明細書及び図面において、球と玉は同義である。
【0034】
すなわち、前記カード発行機5において、このカード発行機5に投入された金額に基づいて、有価価値情報(金額データ)が加算・記録される金額データ記憶領域A、前記封入球式遊技機2に挿入された状態において、この封入球式遊技機2に設けられている球貸しボタン19が操作されることによって、前記金額データから変換された遊技価値情報すなわち遊技球数が記憶される球貸球数データ記憶領域B(本実施例においては、この球貸球数データ記憶領域Bが第1遊技価値情報記憶手段となされている)、遊技の結果付与された(払い出された)遊技球数が記憶される賞球球数データ記憶領域C(本実施例においては、この賞球球数データ記憶領域Cが第2遊技価値情報記憶手段となされている)、所定の条件のもとに、前記球貸球数データ記憶領域Bおよび/または賞球球数データ記憶領域Cのデータが移動記録される景品専用データ記憶領域D、および、カード39が前記景品交換機6に挿入された状態において、貯球ボタン30が操作された際に、景品専用データ記憶領域Dのデータが移動記録される貯球データ記憶領域Eがそれぞれ設けられており、かつ、これらの各記憶領域A〜Eには、最終記録がなされた日付を記録する日付記憶領域Fがそれぞれ設けられている。
ここで、本実施例においては、前記球貸球数データ記憶領域(第1遊技価値情報記憶手段)Bおよび賞球球数データ記憶領域(第2遊技価値情報記憶手段)Cとによって、遊技価値情報記憶手段が構成され、また、前記景品専用データ記憶領域Dが景品専用情報記憶手段となされている。
【0035】
そして、前記球貸球数データ記憶領域Bおよび賞球球数データ記憶領域Cに記憶されているデータは、本実施例においては、何れか一方のデータが優先して遊技に供されるようになっているとともに、両データが遊技機との間で授受されて、遊技の進行や遊技結果に基づいて逐次変化させられるようになっている。
【0036】
また、前記球貸球数データ記憶領域B、賞球球数データ記憶領域C、および、景品専用データ記憶領域Dに記憶されているデータは、前記カードが景品交換機6に挿入された状態において、前記第1変換ボタン33〜第3変換ボタン35の操作状態に応じて選択されて、景品交換に用いられる。
【0037】
ついで、このように構成された本実施例の遊技装置1の制御の概略について、図5に示すゼネラルフローに基づき説明する。ここで、封入球式遊技機2として、遊技球が特定の部位を通過ないしはその部位へ入賞することを条件として特定の遊技が開始され、この特定の遊技の結果があらかじめ設定された遊技結果となった際に、遊技者にきわめて有利な遊技形態とする特別遊技が行なわれ、かつ、前記特定遊技の開始条件が、規定数を上限として記憶されるようになされた弾球遊技機を対象として説明する。
【0038】
遊技装置1の制御が開始されると、サブルーチンとして設定されている以下の各制御が、リセット割り込み動作による時分割処理によって実行される。すなわち、前記各サブルーチンは、遊技開始条件の判断や前述した封入球式遊技機2の遊技を制御する遊技制御(ステップS1)、遊技球の発射に関する制御を行なう発射制御(ステップS2)、球貸しボタン19の操作に基づいて金額データを遊技球数への変換制御等を行なう球貸制御(ステップS3)、カード39に記憶される各種のデータの制御を行なうカードデータ制御(ステップS4)、また、カード39に記憶されている各種データに基づいた表示の制御を行なうカードデータ表示制御(ステップS5)、および、景品交換時におけるカードデータの制御を行なう景品交換制御(ステップS6)である。
【0039】
ついで、これらのサブルーチンとして設定された各制御について詳細に説明する。
まず、遊技制御について図6を参照して説明すれば、この遊技制御が開始されると、特別遊技開始時か否かの判断を行なって(ステップS101)、特別遊技開始時でない場合にはステップS102において特別遊技終了時か否かの判断を行ない、特別遊技終了時でない場合には発射禁止中か否かの判断を行ない(ステップS103)、発射禁止中でない場合には通常の遊技処理を行なって(ステップS104)メインルーチンへ戻る。
この処理により、遊技可能な状態において、後述の発射制御に基づき、遊技者によって操作される操作ダイヤルの操作量に応じて、遊技球が遊技領域に順次発射されて遊技球の入賞等により遊技が継続して行なわれる。
【0040】
前記ステップS101において特別遊技開始時であると判断された場合には、発射禁止中か否かの判断を行なって(ステップS105)、発射禁止中でない場合には直接ステップS106へ移行し、発射禁止中である場合には、発射禁止を解除したのちに(ステップS107)、前記ステップS106へ移行する。
【0041】
このステップS106においては、遊技価値情報としての遊技用データ(すなわち、カード39の、球貸球数データ記憶領域Bあるいは賞球球数データ記憶領域Cの記憶)が有るか無いかの判断を行ない、遊技価値情報としての遊技用データが有る場合には、前記ステップS104へ移行して遊技処理を行なったのちにメインルーチンへ戻り、遊技用データが無い場合にはステップS108へ移行して金額データ(カード39の金額データ記憶領域Aの記憶)の有無を判断し、金額データがある場合には前記ステップS104へ移行して遊技処理を行なったのちにメインルーチンへ戻り、また、金額データが無い場合には、景品球(カード39の景品専用データ記憶領域Dの記憶)の使用指令(景品球使用指令)を出力したのちに(ステップS109)、前記ステップS104を経てメインルーチンへ戻る。
【0042】
また、前記ステップS102における判断結果が特別遊技終了時である場合には、前記特別遊技の開始条件となった特定遊技の結果が、予め設定されている遊技結果(通称ラッキーナンバーと称されている)であるか否かの判断を行ない(ステップS110)、ラッキーナンバーである場合には前記ステップS104へ移行して遊技処理を行なうことにより遊技を継続させる。
【0043】
そして、前記特定遊技の結果がラッキーナンバーでない場合には、封入球式遊技機2における発射を禁止状態としたのちに(ステップS111)、ステップS104以降の処理へ移行する。このステップS102、ステップS110、および、ステップS111の処理により、ラッキーナンバーに基づく特別遊技以外の特別遊技の終了時点で遊技を中止させて、継続遊技を防止する処理が行なわれる。すなわち、前述した1回交換の処理が遊技機自体で行なわれる。
【0044】
さらに、前記ステップS103の判断結果が発射禁止中である場合において、記憶された開始条件に基づく特定遊技が消化されたか否かの判断を行ない(ステップS112)、記憶に基づく遊技が消化された場合には、遊技の結果付与された遊技球数が記憶されている賞球球数データ記憶領域Cの記憶を景品専用データ記憶領域Dへ移送するための指令(球数データ移送指令)を出力したのちに(ステップS113)、前記ステップS104以降の処理へ移行する。
【0045】
このような遊技制御により、特別遊技が開始された際に、遊技用データ、すなわち、賞球球数データや球貸球数データもなく、かつ、金額データもない場合に景品専用データの使用を許可して特別遊技の遊技を可能にし、これによって、遊技者において何等かの遊技価値情報を有していれば、遊技の継続が許可され、遊技者の利益が確保される。
また、ラッキーナンバー以外の特別遊技に際して、特別遊技終了後に発射を禁止することにより、1回交換の処理を確実に行なわせ、遊技店における遊技形態を封入球式遊技機2において遊技者へ告知することが可能となって、店員による遊技者の遊技状況の確認作業が簡素化される。
さらに、特別遊技終了後において、特定の遊技が、記憶された開始条件に基づいて開始され、その結果特別遊技が開始された場合においても遊技の継続が許可されることから、この点からも遊技者の利益が確保される。
【0046】
また、発射制御が開始されると、図7に示すように、まず、発射禁止中か否かの判断を行ない(ステップS201)、発射が許可されている場合には遊技用データ(球貸球数データや賞球球数データ)の有無を判断し(ステップS202)、遊技用データがない場合にはメインルーチンへ戻る。
【0047】
一方、前記ステップS201で発射が禁止されている場合には、賞球球数データが零であるか否かの判断を行ない(ステップS203)、賞球球数データが零でない場合にはメインルーチンへ戻り、賞球球数データが零である場合には、発射禁止を解除したのちに(ステップS204)、ステップS202以降の処理へ移行する。
このステップS201、ステップS203、ステップS204の処理により、特別遊技が終了して、ラッキーナンバーによる特別遊技あるいは記憶による特別遊技の開始といった特殊な状態以外の場合には、賞球球数データが景品専用データ記憶領域Dへ移送されるまで発射が禁止状態に保持される。
【0048】
また、前記ステップS202で遊技用データがある場合には、発射処理を行なって(ステップS205)、遊技を実行する。
【0049】
つぎに球貸制御について図8に基づき説明する。
この球貸制御が開始されると、球貸操作が行なわれたか否か、すなわち、本実施例においては、球貸ボタン19が操作されたかどうかの判断を行ない(ステップS301)、球貸操作が行なわれていない場合にはメインルーチンへ戻り、行なわれた場合には金額データの有無の判断を行なう(ステップS302)。
【0050】
ここで、金額データ(カード39の金額データ記憶領域Aの記憶)がない場合にはメインルーチンへ戻り、金額データがある場合には、この金額データが球貸要求金額以上あるかいなかの判断を行ない(ステップS303)、金額データの方が少ない場合には、金額データの全額を球貸金額へ出力したのちに(ステップS304)、この球貸金額に応じた球数に換算する(ステップS305)。
また、前記金額データが球貸要求金額以上である場合には、球貸要求金額を球貸金額へ出力したのちに(ステップS306)、前記ステップS305以降の処理へ移行する。
この処理中、ステップS304およびステップS306において出力される金額データ、また、ステップS305において出力される換算された(変換された)球数は、後述するカードデータ制御において用いられる。
【0051】
ついで、前記カードデータ制御について、図9および図10を参照して詳細に説明する。このカードデータ制御が開始されると、まず、遊技球の発射が行なわれたか否かの判断を行ない(ステップS401)、発射がなされていない場合にはファール球が発生したか否かの判断を行なう(ステップS402)。一方、発射が行なわれた場合には、賞球球数データの有無を判断し(ステップS403)、賞球球数データがある場合には、賞球球数データから1を減算したのちに(ステップS404)、賞球発射フラグをONにして(ステップS405)前記ステップS402へ移行する。また、賞球球数データがない場合には、球貸球数データから1を減算したのちに(ステップS406)、賞球フラグをOFFにして(ステップS407)前記ステップS402へ移行する。この処理は、球貸によって変換された第1遊技価値情報としての球貸球数データに優先して、遊技結果として付与された第2遊技価値情報としての賞球球数データを使用するための処理である。
【0052】
前記ステップS402において、ファール球の発生がない場合にはつぎのステップS408において入賞の有無の確認を行なう。
また、ファール球が発生した場合には、賞球発射フラグがONであるか否かの判断を行ない(ステップS409)、賞球発射フラグがOFFである場合には球貸球数データに1を加算したのちに(ステップS410)、前記ステップS408以降の処理へ移行し、賞球発射フラグがONの場合には、賞球球数データに1を加算したのちに(ステップS411)、前記ステップS408以降の処理へ移行する。
【0053】
前記ステップS408で入賞が確認されない場合には、つぎのステップS412に移行して球貸が行なわれたかの判断を行ない、入賞が確認された場合には、賞球数を賞球球数データに加算して(ステップS413)前記ステップS412以降の処理へ移行する。
【0054】
そして、前記ステップS412で球貸操作が行なわれていない場合においては、ステップS414へ移行して景品交換処理がなされているか否かの判断を行なう。
また、球貸操作が行なわれている場合には、前記球貸制御のステップS305において変換された球数を球貸球数データに加算するとともに(ステップS415)、金額データから前記球貸制御のステップS304およびステップS306において出力された球貸金額を減算したのちに(ステップS416)、前記ステップS414以降の処理へ移行する。
【0055】
前記ステップS414における判断が景品交換操作がなされていないとの判断であると、つぎのステップS417へ移行して貯球処理の操作がなされているか否かの判断を行ない、景品交換操作がなされている場合には、景品交換データ数を景品専用データより減算したのちに(ステップS418)、前記ステップS417以降の処理へ移行する。
【0056】
このステップS417で貯球処理操作がなされていない場合には、前記遊技制御におけるステップS113において出力される球数データ移送指令があるか否かの判断を行ない(ステップS419)、貯球処理操作がなされている場合には、景品専用データを貯球データ記憶領域Eへ移送したのちに(ステップS420)、前記ステップS419以降の処理へ移行する。
【0057】
このステップS419において、球数データ移送指令がない場合には、つぎのステップS421へ移行して、遊技制御のステップS109において出力される景品球使用指令の有無の確認を行なう。
また、球数データ移送指令がある場合には、賞球球数データをカード39の景品専用データ記憶領域Dに移送したのちに(ステップS422)、前記ステップS421以降の処理へ移行する。
そして、本実施例においては、前記ステップS419およびステップS422によって遊技価値情報移送手段が構成されている。
【0058】
このステップS421では、前記景品球使用指令の有無を判断し、景品球使用指令がない場合にはメインルーチンへ戻り、景品球使用指令がある場合には、所定数の景品専用データ(たとえば、数10個)を賞球球数データ記憶領域Cへ移送したのちに(ステップS423)、メインルーチンへ戻る。この処理は、前記遊技制御が、景品専用データによっては遊技が行なえないことを前提としてなされているために、遊技用データのない状態において特別遊技が開始してしまった場合にのみ、特別に景品専用データによる特別遊技を許可しようとするもので、そのために、遊技可能な最低数の遊技用データを、遊技用データとしての賞球球数データへ移送するようにしている。そして、本実施例においては、前記遊技制御(ステップS1)、発射制御(ステップS2)、カードデータ制御(ステップS4)のステップS421、および、ステップS423によって遊技許可制御手段が構成されている。
【0059】
つぎにカードデータ表示制御について、図11に基づき説明する。
このカードデータ表示制御が開始されると、金額表示要求がなされているか否かの判断を行ない(ステップS501)、金額表示要求がなされている場合には、前記カード39の金額データ記憶領域Aの記憶に基づき、残高表示部16において金額データを表示して(ステップS502)、メインルーチンへ戻り、金額表示要求がない場合には、ステップS503へ移行する。
【0060】
このステップS503においては、遊技可能球数表示要求の有無を判断し、遊技可能球数表示要求がある場合には、賞球球数データと球貸球数データとの合計を、カード39の賞球球数データ記憶領域Cおよび球貸球数データ記憶領域Bの記憶に基づき、持球数表示部17において遊技可能球数を表示して(ステップS504)、メインルーチンへ戻り、また、遊技可能球数表示要求がない場合には、つぎのステップS505へ移行する。
【0061】
このステップS505においては、持球数表示要求の有無を判断し、持球数表示要求がある場合には、カード39の記憶に基づき、賞球球数データ、球貸球数データ、および、景品専用データの合計を持球数表示部17において表示して(ステップS506)、メインルーチンへ戻る。
また、持球数表示要求がない場合には、つぎのステップS507へ移行して、貯球数表示要求の有無を判断する。
【0062】
そして、このステップS507において貯球数表示要求がある場合には、カード39の貯球データ記憶領域Eの記憶に基づき、前記持球数表示部17において表示を行なったのちに(ステップS508)、メインルーチンへ戻り、貯球数表示要求がない場合には直接メインルーチンへ戻る。
【0063】
ついで、景品交換制御について、図12および図13に基づき説明する。
この景品交換制御は、カード39が景品交換機6へ挿入された状態で行なわれるもので、まず、たとえば、景品種別選択ボタン23や景品選択ボタン24が操作されたか否かに基づく景品交換要求の有無を判断し(ステップS601)、景品交換要求がない場合には、ステップS602において貯球要求の有無を判断して、貯球要求がなければメインルーチンへ戻る。
【0064】
一方、ステップS601において景品交換要求がある場合には、交換データ選択ボタンのうちの第1変換ボタン33が操作されているか否かに基づき、持球全数交換の指令があるか否かの判断を行ない(ステップS603)、持球全数交換の指令がない場合には、賞球球数データを含めた交換指令があるか否かの判断を行なう(ステップS604)。
この賞球球数データを含めた交換指令は交換データ選択ボタンのうちの第2変換ボタン34が操作されているか否かによって判断される。
また、前記持球全数交換の指令がある場合には、球貸球数データを景品専用データへ移送したのちに(ステップS605)、賞球球数データを景品専用データへ移送する(ステップS606)。
【0065】
一方、前記賞球球数データを含めた交換指令がある場合には、前記ステップS606において賞球球数データを景品専用データへ移送したのちに、賞球球数データを含めた交換指令がない場合と同様に、景品専用データと指定された景品データとの比較を行なったのちに(ステップS607)、ステップS608へ移行する。
ここで、景品データは、景品選択ボタン24と景品数量選択ボタン36との情報に基づき算出され、前記景品数量が、景品交換機6の景品数量表示部26において表示される。
【0066】
このステップS608においては、指定された景品の景品データに対して、景品専用データが不足しているかの判断を行ない、不足していない場合には景品交換処理を行なって(ステップS609)メインルーチンへ戻り、不足している場合には、補填可能か否かの判断を行ない(ステップS610)、補填が不可能である場合には、不足表示部27において表示を行なうことにより(ステップS611)遊技者へ景品データの不足を告知してメインルーチンへ戻る。
ここで、補填可能か否かの判断は、持球を全数交換した場合には金額データが残っているか否かにより、また、賞球球数データを含めた交換処理を行なって、球貸データの交換処理を行なっていない場合には、前記金額データの有無と球貸球数データの有無により行なわれる。
【0067】
そして、補填可能である場合には、補填確認ボタン28の操作の有無に基づき補填承諾の有無を判断し(ステップS612)、承諾がない場合には前記ステップS611以降の処理へ移行し、補填承諾がある場合には、不足分のデータを景品データへ補填したのちに(ステップS613)、前記ステップS609以降の処理へ移行する。
【0068】
また、前記ステップS602において貯球要求がある場合には、持球全数貯球要求の有無の確認を行ない(ステップS614)、持球全数貯球要求がない場合には、景品専用データと賞球球数データとの貯球要求の有無を判断し(ステップS615)、このステップS615において景品専用データと賞球球数データとの貯球要求がない場合には、景品専用データ記憶領域Dに記憶されている景品データのみを貯球処理により貯球データ記憶領域Eに移送して(ステップS616)、メインルーチンへ戻る。
【0069】
一方、前記ステップS614において持球全数貯球要求がなされている場合には、貸球球数データを景品専用データ記憶領域Dへ移送したのちに(ステップS617)、賞球球数データを同じく景品専用データ記憶領域Dへ移送し(ステップS618)、ついで、ステップS616において持球の全数を貯球データ記憶領域Eへ移送する貯球処理を行なってメインルーチンへ戻る。
また、前記ステップS615において、景品専用データと賞球球数データのみを貯球する要求がなされた場合には、ステップS618において前記賞球球数データを景品専用データ記憶領域Dへ移送し、そののちに、ステップS616において、景品専用データの記憶、すなわち、景品専用データと賞球球数データの合計を貯球データ記憶領域Eへ移送したのちにメインルーチンへ戻る。
【0070】
そして、前述した景品交換制御は、持球数(景品専用データ、賞球球数データ、および、球貸球数データ)のデータが存在する間、繰り返し行なわれ、景品交換終了ボタン32の操作がなされることにより、カードの排出を伴って終了する。
【0071】
このように、本実施例に係わる遊技装置1によれば、景品交換すべき遊技価値情報が景品専用情報記憶手段に記憶されることにより、この遊技価値情報を遊技から切り離しておくとともに、この遊技価値情報による遊技を禁止することが可能となる。
【0072】
これによって、ラッキーナンバー以外の特別遊技に際して、特別遊技終了後に発射を禁止することにより、1回交換の処理を確実に行なわせ、遊技店における遊技形態を封入球式遊技機2において遊技者へ告知することが可能となって、店員による遊技者の遊技状況の確認作業が簡素化される。
【0073】
また、遊技価値情報が景品専用情報記憶手段へ移送されたのちにおいて、この遊技価値情報による遊技の禁止が可能となることにより、交換すべき遊技価値情報の景品専用情報記憶手段への移送操作が、景品交換操作と同様に扱われ、これによって、遊技者は景品交換のために封入球式遊技機2から離れることなく、つぎの遊技へ移行することが可能となる。
【0074】
一方、本実施例においては、遊技用データ、すなわち、賞球球数データや球貸球数データもなく、かつ、金額データもない場合に特別遊技が発生した場合には、一旦、遊技不可能な状態となされた景品専用データの使用を許可して特別遊技の遊技を可能にしてあることから、遊技者において何等かの遊技価値情報を有していれば遊技の継続が許可されることとなり、遊技者の利益が確保される。
【0075】
さらに、特別遊技終了後で、遊技が禁止されている状態において、特定の遊技が、記憶された開始条件に基づいて開始され、その結果特別遊技が開始された場合においても遊技の継続が許可されることから、この点からも遊技者の利益が確保される。これは、遊技禁止状態において、特定の遊技形態が発生した場合に、継続遊技を可能にすることを目的とするもので、「遊技許可制御手段は、遊技禁止状態において特別遊技が発生した際に、前記遊技禁止を解除するようになされていることを特徴とする」と表現することが可能である。その結果、遊技禁止状態において特別遊技が発生した場合には、遊技禁止状態を解除することにより、遊技形態を遵守させるための処置を行なった状態においても、遊技者の利益を確実に保護することができるという効果を奏することができる。
【0076】
なお、前記実施例は一例であって、設置する遊技店側の要求や、設計要求等に基づき種々変更可能である。
【0077】
たとえば、前記実施例においては、特別遊技後に、賞球球数データのみを景品専用情報記憶手段へ移送する例について説明したが、これに代えて、球貸球数データも含めたすべての遊技価値情報を移送するようにすることも可能である。
【0078】
また、遊技価値情報移送指令信号を、特別遊技の終了時点で発する例について示したが、これに代えて、遊技者によって操作されるボタンを封入球式遊技機に設けておき、遊技者による信号出力としたり、カード39の排出に合わせて出力するようにすることも可能である。
【0079】
さらに、前述した遊技価値情報の移送操作に合わせて、獲得した遊技価値情報の景品交換後において遊技再開が可能であることを、音声等によって報知したり、あるいは、映像を用いた遊技機であれば、その表示を切り替えて前述の報知を視覚的に行なわせることも可能である。
【0080】
一方、前記実施例においては、第2遊技価値情報すなわち賞球球数データを優先使用することにより遊技許可を与えるようにした例について説明したが、これに代えて、第1遊技価値情報すなわち球貸球数データを優先使用させるようにすることもできる。
【0081】
この場合、変換した遊技価値情報を優先して使用することにより、遊技店側における営業計画の設定幅が広がる。
そして、この場合には遊技者にとっては不利となり、遊技店側に有利な条件となるが、実施例において示した処理であると、逆に遊技店側にとって不利で、遊技者に有利な条件となることから、これらの条件を選択して使用することにより、遊技者と遊技店との利益のバランス調整が可能となる。
一方、このような第1遊技価値情報を優先して使用する場合の処理は、図9に示すカードデータ制御のステップS403〜ステップS407、および、ステップS409〜ステップS410において、賞球球数データと球貸球数データとを入れ替えることによって行なわれる。
【0082】
また、前記実施例においては、図12の景品交換制御のステップS604において示すように、第1遊技価値情報を景品に交換しないで済むような処理について示したが、これも、遊技者と遊技店との利益のバランス調整の点から、景品交換時には、必ず、第1遊技価値情報と第2遊技価値情報とを一括して景品交換させるような処理とすることも可能である。
【0083】
一方、前記実施例においては、遊技価値情報を球数データとした例について示したが、これに限定されるものではなく、たとえば、パチスロ機等において使用されているメダル数データであっても、他の数量データであってもよく、遊技機の種類や遊技内容に応じて選定される。
【0084】
さらに、前記実施例においては、景品交換時における景品や数量の選択を景品交換機6において行なうようにした例について示したが、これに代えて、たとえば、遊技機2自体に景品の種類や数量の選択機能を付加しておくことにより、実際の景品交換に要する時間を短縮するような処理も可能である。
そして、この場合、液晶表示装置を用いて遊技を行なうようにした遊技機においては、その液晶表示装置を前記景品交換操作のための機器として兼用することが可能である。
【0085】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明の請求項1に係わる遊技装置は、所定数の遊技球を封入しておき、挿入されているカードに記憶される遊技価値情報に基づいて封入球を遊技領域内へ順次発射するとともに回収することにより、これらの封入球を循環使用して遊技を行い、該封入球が特定の部位に入賞することを条件として特定の遊技が開始され、該特定の遊技の結果が予め設定された遊技結果となった際に、遊技者にとって有利な特別遊技状態を発生可能な封入球式遊技機を備えた遊技装置において、
前記カードは、
金額データを記憶する金額データ記憶領域と、
前記金額データから変換された遊技球数が記憶される球貸球数データ記憶領域と、
遊技の結果付与された遊技球数が記憶される賞球球数データ記憶領域と、
前記球貸球数データ記憶領域及び/又は賞球球数データ記憶領域のデータが景品交換に用いるために遊技に使用されない景品専用データとして移動記憶される景品専用データ記憶領域と、から構成され、
前記封入球式遊技機は、
前記球貸球数データ記憶領域及び/又は賞球球数データ記憶領域の遊技球数の記憶に基づき遊技を許可する遊技許可制御手段を備え、
前記遊技許可制御手段は、
前記賞球球数データ記憶領域及び球貸球数データ記憶領域に賞球球数データ及び球貸球数データが存在しない状態で前記特別遊技状態が開始された場合に、前記金額データ記憶領域の金額データの有無を判定し、
該金額データが存在しない場合には、前記景品専用データ記憶領域に記憶されている景品専用データのうちの所定数のみの使用を許可して前記特別遊技状態を実行可能とすることを特徴とするもので、つぎのような優れた効果を奏する。
【0086】
遊技装置が備える封入球式遊技機の遊技許可制御手段は、前記カードの前記球貸球数データ記憶領域及び/又は賞球球数データ記憶領域の遊技球数の記憶に基づき遊技を許可する。
遊技許可制御手段は、前記賞球球数データ記憶領域及び球貸球数データ記憶領域に賞球球数データ及び球貸球数データが存在しない状態で前記特別遊技状態が開始された場合に、前記金額データ記憶領域の金額データの有無を判定し、該金額データが存在しない場合には、前記景品専用データ記憶領域に記憶されている景品専用データのうちの所定数のみの使用を許可して前記特別遊技状態を実行可能とする。
【0092】
すなわち、遊技許可制御手段が、特別遊技の発生時において、前記賞球球数データ記憶領域及び球貸球数データ記憶領域に賞球数データ及び球貸球数データが存在しない場合に、前記景品専用データ記憶領域に記憶されている遊技球数データに基づいて遊技を許可するようになされていることを特徴とするもので、遊技価値情報がない状態において特別遊技が発生した場合には、一旦、遊技から切り離された景品専用情報記憶手段に記憶されている情報に基づく遊技を可能とすることにより、遊技形態を遵守させるための処置を行なった場合においても、遊技者の利益を確実に保護することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示すもので、全体装置を示す外略図である。
【図2】本発明の一実施例に使用される遊技機の一例を示す外観斜視図である。
【図3】本発明の一実施例に使用される景品交換機の一例を示す外観斜視図である。
【図4】本発明の一実施例を示すもので、装置の制御に用いられる信号の大まかな流れを示すブロック図である。
【図5】本発明の一実施例の全体的な制御を示すゼネラルフロー図である。
【図6】本発明の一実施例において行なわれる遊技制御の処理フロー図である。
【図7】本発明の一実施例において行なわれる発射制御の処理フロー図である。
【図8】本発明の一実施例において行なわれる球貸制御の処理フロー図である。
【図9】本発明の一実施例において行なわれるカードデータ制御の処理フロー図である。
【図10】本発明の一実施例において行なわれるカードデータ制御の処理フロー図である。
【図11】本発明の一実施例において行なわれるカードデータ表示制御の処理フロー図である。
【図12】本発明の一実施例において行なわれる景品交換制御の処理フロー図である。
【図13】本発明の一実施例において行なわれる景品交換制御の処理フロー図である。
【符号の説明】
1 遊技装置
2 封入球式遊技機
4 集中管理手段
5 カード発行機
6 景品交換機
39 カード
A 金額データ記憶領域
B 球貸球数データ記憶領域(第1遊技価値情報記憶手段)
C 賞球球数データ記憶領域(第2遊技価値情報記憶手段)
D 景品専用データ記憶領域(景品専用情報記憶領域)
E 貯球データ記憶領域
Claims (1)
- 所定数の遊技球を封入しておき、挿入されているカードに記憶される遊技価値情報に基づいて封入球を遊技領域内へ順次発射するとともに回収することにより、これらの封入球を循環使用して遊技を行い、該封入球が特定の部位に入賞することを条件として特定の遊技が開始され、該特定の遊技の結果が予め設定された遊技結果となった際に、遊技者にとって有利な特別遊技状態を発生可能な封入球式遊技機を備えた遊技装置において、
前記カードは、
金額データを記憶する金額データ記憶領域と、
前記金額データから変換された遊技球数が記憶される球貸球数データ記憶領域と、
遊技の結果付与された遊技球数が記憶される賞球球数データ記憶領域と、
前記球貸球数データ記憶領域及び/又は賞球球数データ記憶領域のデータが景品交換に用いるために遊技に使用されない景品専用データとして移動記憶される景品専用データ記憶領域と、から構成され、
前記封入球式遊技機は、
前記球貸球数データ記憶領域及び/又は賞球球数データ記憶領域の遊技球数の記憶に基づき遊技を許可する遊技許可制御手段を備え、
前記遊技許可制御手段は、
前記賞球球数データ記憶領域及び球貸球数データ記憶領域に賞球球数データ及び球貸球数データが存在しない状態で前記特別遊技状態が開始された場合に、前記金額データ記憶領域の金額データの有無を判定し、
該金額データが存在しない場合には、前記景品専用データ記憶領域に記憶されている景品専用データのうちの所定数のみの使用を許可して前記特別遊技状態を実行可能とすることを特徴とする遊技装置。
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