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JP3710177B2 - サンプル包装体 - Google Patents
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JP3710177B2 - サンプル包装体 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、液体、粉体、粒状体等の試供品を収納した扁平な包装袋からなる商品サンプルを雑誌等に添付する際に用いるサンプル包装体に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、雑誌等で商品の広告をする場合、その宣伝効果を上げるために、広告頁に商品サンプルを貼り付けることが行われている。この場合、雑誌等は印刷、製本された後でパレットなどに集積され、さらにこれが多段積みされることから、下に積まれる雑誌ほど、それに挟まれた商品サンプルに大きな荷重が掛かることになる。そこで、例えば、段ボールや合紙した板紙などを保護紙として、これに商品サンプルの外形と略同形状の切抜き部や打抜き部を設け、それを広告頁に貼り付けるなどして固定し、切り抜いた又は打ち抜いた空間部に商品サンプルを挿入して固定することにより、雑誌等からの散逸を防ぎ、且つ、積み上げによる荷重(以下積載圧と呼ぶ)を軽減して該商品サンプルを保護する方法が採られていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、このような形態では、例えば保護紙として段ボールを用いた場合、その圧縮強度がそれ程高くないため、前記積載圧を軽減するためには段ボールの面積を可能な範囲で大きくする必要があり、それによって異物感が強くなると同時に、保護紙の材料費及び加工費などのコストが嵩み、比較的安価な小袋入り試供品などの商品サンプルには適さないという問題があった。また、特に液体、粉体、粒状体などを収納した包装袋を商品サンプルとして雑誌中に添付する場合、万一、破袋が発生すると雑誌まで汚染されるため、袋自体を強化することは勿論、積載圧の軽減対策も十分な安全率をもって設計する必要があり、安易に実施することはできなかった。すなわち、保護紙を切り抜いた又は打ち抜いた空間部のサイズがある程度大きくなると、積み上げた雑誌が自重で空間内に撓み込むため、包装袋に大きな積載圧が掛かって破袋を引き起こすからである。
【0004】
本発明は、上記のような問題点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、液体、粉体、粒状体の試供品を収納した扁平な包装袋からなる商品サンプルを雑誌等の本に貼り込むに際して、破袋を引き起こす積載圧を有効に軽減することのできるサンプル包装体を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するため、本発明のサンプル包装体は、液体、粉体、粒状体等の試供品を収納した扁平で且つ複数の収納部に分割されていない包装袋からなる商品サンプルを雑誌等の本に貼り込む際に用いるサンプル包装体であって、包装袋に重なった状態でその包装袋の周辺部に略合致する外枠部分と、該外枠部分の対向部位を繋ぐ少なくとも1本の連結部分とを備えた保護材を使用し、その保護材を丁度重なった状態で包装袋に沿わせ、当該包装袋を保護材と共にフィルム袋に収納してなることを特徴としている。
【0006】
また、同様の目的を達成するために、本発明のサンプル包装体は、液体、粉体、粒状体等の試供品を収納した扁平で且つ複数の収納部に分割されていない包装袋からなる商品サンプルを雑誌等の本に添付する際に用いるサンプル包装体であって、一対の片側部材が折曲げ線で対称な形状に連設されており、前記片側部材が包装袋に重なった状態でその包装袋の周辺部に略合致する外枠部分と、該外枠部分の対向部位を繋ぐ少なくとも1本の連結部分とを備えた保護材を使用し、その保護材を折曲げ線で2つ折りして外枠部分と連結部分により包装袋を挟み込み、当該包装袋を保護材と共にフィルム袋に収納してなることを特徴としている。
【0007】
保護材の素材としては、その耐圧強度が大きいものを使用するのが好ましい。
例えばプレス済みの紙や合紙(2枚合紙、3枚合紙等)、合成樹脂(プラスチックの成形品や打抜加工品)、Al蒸着などの金属層を含んだ積層体が用いられる。そして、材質、厚み、形状等は、包装袋の形状や厚みによって適宜選択すればよい。また、デザインによっては、保護材の表面に、印刷、ニス引き、糊引き、PP貼り、箔押し、エンボス加工等を施してもよい。さらには、読者が雑誌等を折り曲げるのに対処するため、保護材には、貼り込むべき雑誌等の天地方向に対応する方向に適当数の切込み線(半抜き加工)を施しておいてもよい。
【0008】
包装袋としては、液体、粉体、粒状体などの試供品を収納した商品サンプルが用いられるが、それに使用する袋の形態は扁平で且つ複数の収納部に分割されていなければ任意である(例えば、四方シール袋、三方シール袋、ピロータイプ、ガゼットタイプ等)。また、袋の平面形状は必ずしも矩形状でなくても構わない。
【0009】
また、包装袋には、保護材の連結部分に表面の商品ロゴマーク、裏面の成分表示等が隠れないように印刷を施すようにするのが好ましい。逆に、包装袋の商品ロゴマークや成分表示を避け、且つ雑誌の撓みから包装袋を守るように保護材の連結部分を設計してもよい。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照しながら本発明の実施形態について説明するが、本発明はこれらに限定されるものではない。
【0011】
図1は本発明で使用する保護材の一例を包装袋と共に示す斜視図である。
【0012】
この保護材1は板紙を打ち抜いて形成されたもので、四方シールした包装袋Pの周辺部であるシール部Paに略合致する外枠部分1aと、この外枠部分1aの対向する長辺を繋ぐ2本の連結部分1bとを備えている。板紙としては、耐圧強度の高い北越製紙製「パーフェクトW−四六/36kg(2枚合紙)」を使用した。また、包装袋Pとしては、香水を収納した商品サンプルを用いた。
【0013】
この保護材1を使用するに際しては、図1に示すようにして当該保護材1の上に包装袋Pを載せ、図2に示す如く包装袋Pと共にポリプロピレン製等の透明なフィルム袋2に入れて包装体の形態とする。そして、このサンプル包装体を雑誌の所定頁に接着剤や粘着剤で貼り付けることで雑誌の中に貼り込む。ここではフィルム袋2としてその蓋片2aに粘着剤2bを設けたものを使用し、容易に開閉できるようにしている。この場合、フィルム袋2の中で保護材1と包装袋Pがずれないように、フィルム袋2のサイズは両者が丁度入る大きさにするのが好ましい。或いは、粘着剤により保護材1に包装袋Pを仮固定しておいてもよい。
【0014】
このような包装体の形態で雑誌の中に貼り込むと、製本後に積み重ねた場合に、積載圧が保護材1の外枠部分1aと連結部分1bとに掛かることになる。そして、連結部分1bのところでは包装袋Pの中身が逃げ、表裏の包材が当接した状態で荷重を受けることになり、包装袋Pは連結部分1b以外のところで若干膨らみはするものの、その膨らみ部分が積載圧の影響を受けないように、連結部分1bの形状及び大きさ、包装袋Pの内容量を適宜設計しておくことにより、膨らみ部分に掛かる雑誌の撓みによる押圧力を軽減することができ、したがって包装袋Pの破袋を防止することができる。
【0015】
図3は本発明で使用する保護材の他の例を示す斜視図である。
【0016】
この保護材10も板紙を打ち抜いて形成されたもので、一対の片側部材11が半抜き加工やミシン目等の折曲げ線αで対称な形状に連設されている。そして、これらの片側部材11は四方シールした包装袋Pの周辺部であるシール部Paに略合致する外枠部分11aと、この外枠部分11aの対向する長辺を繋ぐ2本の連結部分11bとを備えている。板紙としては、耐圧強度の高い北越製紙製「パーフェクトW−四六/36kg(2枚合紙)」を使用した。また、包装袋Pとしては、前記と同様に香水を収納した商品サンプルを用いた。
【0017】
この保護材10を使用するに際しては、図3に示すように各片側部材11を折曲げ線αで2つ折りした当該保護材10の間に包装袋Pを挟み込み、図4に示す如く包装袋Pと共にポリプロピレン製等の透明なフィルム袋12に入れて包装体の形態とする。そして、このサンプル包装体を雑誌の所定頁に接着剤や粘着剤で貼り付けることで雑誌の中に貼り込む。ここでもフィルム袋12としてその蓋片12aに粘着剤12bを設けたものを使用し、容易に開閉できるようにしている。この場合、フィルム袋12の中で保護材10と包装袋Pがずれないように、フィルム袋12のサイズは両者が丁度入る大きさにするのが好ましい。或いは、粘着剤により一方の片側部材11に包装袋Pを仮固定しておいてもよい。なお、外枠部分11aで包装袋Pのシール部Paが隠れ、連結部分11bで包装袋Pの一部が隠れるが、包装袋Pの印刷及び保護材10のデザインにより見栄えを良くすることで対処できる。
【0018】
このような包装体の形態で雑誌の中に貼り込むと、製本後に積み重ねた場合に、積載圧が両方の片側部材11の外枠部分11aと連結部分11bとに掛かることになる。そして、連結部分11bのところでは包装袋Pの中身が逃げ、表裏の包材が当接した状態で荷重を受けることになり、包装袋Pは連結部分11b以外のところで若干膨らみはするものの、その膨らみ部分が積載圧の影響を受けないように、連結部分11bの形状及び大きさ、包装袋Pの内容量を適宜設計しておくことにより、膨らみ部分に掛かる雑誌の撓みによる押圧力を軽減することができ、したがって包装袋Pの破袋を防止することができる。
【0019】
なお、上記の各実施形態では、内容物が液体である包装袋を用いたが、内容物が粉体や粒状体の包装袋にも適用できることは言うまでもない。
【0020】
図5は雑誌に貼り込まれたサンプル包装体を示す。
【0021】
図示のサンプル包装体は、保護材20と包装Pを一緒にポリプロピレン製の透明な袋22に収納したものであり、雑誌Mの広告頁に接着剤又は粘着剤により貼り付けられている。使用した保護材20は、図3に示すのと同様な2つ折りタイプのものであるが、外枠部分21aの対向する長辺を繋ぐ連結部分21bを1本だけ備えており、さらに外枠部分21aの短辺と連結部分21bには、雑誌Mの天地方向に対応する方向に3本の切込み線βが形成されている。このように保護材20に切込み線βを形成しておくことにより、読者が雑誌Mの携帯時等において2つに折り曲げた時に保護材20も一緒に曲がるので都合がよい。
【0022】
以上、本発明の実施形態について説明したが、保護材の連結部分は面積を大きくとると好ましくないので、図1などに示すように細長い形状にするのが好ましい。またその位置は、連結部分により区分される面積がなるべく均等になるように、外枠部分の中心部分に位置することが好ましい。すなわち、図5の実施形態ように外枠部分が矩形状で連結部分が1本の場合は重心付近を通るようにすることが好ましい。また、図1の実施形態の場合、連結部分の形状を「=」としているが、図示した以外に「+」でも「×」でもよい。
【0023】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明のサンプル包装体は、扁平で且つ複数の収納部に分割されていない包装袋からなる商品サンプルを外枠部分と連結部分とを備えた保護材と共にフィルム袋に収納したので、これを雑誌等の中に貼り込むと、これら雑誌等を高く積み上げた場合に、外枠部分と連結部分により積載圧が受け止められ、特に連結部材のところでは包装袋の中身が逃げ、表裏の包材が当接した状態で荷重を受けることになり、包装袋は連結部分以外のところで若干膨らみはするものの、その膨らみ部分が積載圧の影響を受けないように連結部分の形状及び大きさ、包装袋の内容量を適宜設計しておくことにより、膨らみ部分に掛かる雑誌の撓みによる押圧力が有効に受け止められることから、包装袋に掛かる積載圧を軽減でき、その破袋を防止することができる。
【0024】
また、保護材と包装袋を共にフィルム袋に収納して包装体の形態としたことにより、雑誌等の所定頁に貼り付けることで簡単に貼り込むことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明で使用する保護材の一例を包装袋と共に示す斜視図である。
【図2】 図1の保護材と包装袋とをフィルム袋に収納する状態を示す斜視図である。
【図3】 本発明で使用する他の保護材の一例を包装袋と共に示す斜視図である。
【図4】 図3の保護材と包装袋とをフィルム袋に収納する状態を示す斜視図である。
【図5】 雑誌に貼り込まれたサンプル包装を示す斜視図である。
【符号の説明】
P 包装袋
Pa シール部
1 保護材
1a 外枠部分
1b 連結部分
2 フィルム袋
10 保護材
11 片側部材
α 折曲げ線
11a 外枠部分
11b 連結部分
12 フィルム袋
M 雑誌
20 保護材
21 片側部材
21a 外枠部分
21b 連結部分
β 切込み線

Claims (4)

  1. 液体、粉体、粒状体等の試供品を収納した扁平で且つ複数の収納部に分割されていない包装袋からなる商品サンプルを雑誌等の本に貼り込む際に用いるサンプル包装体であって、包装袋に重なった状態でその包装袋の周辺部に略合致する外枠部分と、該外枠部分の対向部位を繋ぐ少なくとも1本の連結部分とを備えた保護材を使用し、その保護材を丁度重なった状態で包装袋に沿わせ、当該包装袋を保護材と共にフィルム袋に収納してなることを特徴とするサンプル包装体。
  2. 雑誌等の本の広告頁に貼り込まれてなることを特徴とする請求項1に記載のサンプル包装体。
  3. 液体、粉体、粒状体等の試供品を収納した扁平で且つ複数の収納部に分割されていない包装袋からなる商品サンプルを雑誌等の本に添付する際に用いるサンプル包装体であって、一対の片側部材が折曲げ線で対称な形状に連設されており、前記片側部材が包装袋に重なった状態でその包装袋の周辺部に略合致する外枠部分と、該外枠部分の対向部位を繋ぐ少なくとも1本の連結部分とを備えた保護材を使用し、その保護材を折曲げ線で2つ折りして外枠部分と連結部分により包装袋を挟み込み、当該包装袋を保護材と共にフィルム袋に収納してなることを特徴とするサンプル包装体。
  4. 雑誌等の本の広告頁に貼り込まれてなることを特徴とする請求項3に記載のサンプル包装体。
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