JP3733558B2 - 健康軽量畳床 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、使用に際し、湿気によるカビの発生防止とか、ダニ等が発生しない通気性のよい健康軽量畳床に関するものであり、更に、畳床の製造時又は畳表の交換時に畳床の通気穴の同部に組込む素材袋の素材を選択することにより、使用者の趣向に合わせた、身体の健康に豊かで、身体にもやさしい防虫性に富んだ、湿気によっても腐らない健康軽量畳床に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
市販されている健康畳床の多くは、図3、図4に示された構造で、藁を材料とした畳床の間に、炭化コルクをボード状にしたものを藁サンドにしたものとか、備長炭とか、ヘチマ、ハーブ等を水平状に一定方向に並べ藁サンドしたもの等、健康を重視した畳床が提供されたが、畳床の通気性は今一つ十分なものとは言えない構造のものが殆どであった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
そのため今日の機密性の高い住宅の増加とともに、畳床における防湿、防腐、防虫の重要性は、社会の高齢化とともに健康的な畳床の開発が重大関心時となってきた。一方、住宅の機密性の完備とともに嫌煙、嫌臭、嫌虫等に敏感となり、住宅内の洋間の増加に反し、和風畳部屋の減少を招く結果となっている。このため、通気性のよい、健康的な畳床の開発は今日の急務となってきた。
本発明は、かかる通気性の欠点を解消し、あわせて、使用者の趣向性に合わせた付加価値の高かい畳床を提供するためになされたものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】
これらの欠点を解消するため従来畳床材料に主として使用されている稲藁の材料のかわりに、機密性の高い発泡プラスチックボードを使用し、空気の流れを遮断し、これに空気の透過性に優れた植物ヤシの繊維にて構成した強靱なシールを上部、中間、下部に使用し、これに二組の発泡プラスチックスボードを用いて軽量畳床の構造に組合わせ構成した。
尚、二組のプラスチックスボードの間には通気機能を有する中間のヤシ繊維シートが挟込まれ、更に上部のプラスチックスボードには通気穴が千鳥状に設けられ、最上部に敷かれた葦草畳表にかけられる掃除機により畳床内の空気を吸引した場合に、上部のプラスチックスボードに設けられたこれら通気穴と通気穴の無い下部のプラスチックスボードとの間に挟まれた、通気性機能を有する中間ヤシ繊維シートの間を吸引された空気が上下に循環できる機能構造とした。
【0005】
本発明は、上記の手段を講じたので、掃除機によって吸引された空気が畳床の上半分の部分で巡回するため、ダニの死骸、ダニの糞、畳上の花粉、その他、防菌、防カビ、防湿等の効果にも優れ、人の健康によい健康畳床を提供できた。また、上記通風穴には、人の趣向に合わせたヘチマとか、ハーブとか、防虫剤、香料剤とか種々組合わせ嵌め込むことにより、使用者の趣向性に合わせ、種々の使用的効果を得ることが可能となった。
【0006】
【発明の実施の形態】
本発明は、上記の手段を講じたので、構成材料に重い稲藁材を使用しない、軽量な畳床を得ることもでき、畳床の上下にヤシの繊維にて構成したシートを組合わせることにより、更に強度にばらつきのない、縫い上げがしっかりしたうえ、ヤシ繊維の性質により、湿気に強く、しかも、カビを寄せ付けない、破れがしない、しかも、腰折れ強度に強くキシミ音もしない健康な軽量畳床を得ることができた。また、上面部分天然の絹綿と通気性の良いヤシ繊維を組合せして葦草畳表に挿入することにより、人間の体に一層健康的な理想的な健康畳床の提供が可能となり、以前にも増してよりしっかりした構成が可能となった。
【0007】
【実施例】
以下図1、図2に基づいて本発明の実施例について説明ずる。図1において、(イ)葦草畳表1の下面部に体の皮膚に柔らかい感触と、さらに絹の特性たる吸湿性、保温性、通気性等に優れたシルクマット7を敷き、更に、当該シルクマット7はその下面に重ねたヤシ繊維シート3cの硬質的感触を柔わらげる働きをつかさどっている。
(ロ)更に、ヤシ繊維シート3cは最低部のヤシ繊維シート3aとの間にサンドウイッチ状に上部発泡プラスチックスボード4b、中間部ヤシ繊維シート3b、下部発泡プラスチックスボード4aを挟込み構成されている。
(ハ)上記の発泡プラスチックスボード4a、4bは気流を遮断する優れた性質をもっており、更に、上部発泡プラスチックスボード4bには、千鳥状に通気穴5がボード4b全体に数多くあけられ、空気の透過穴としての機能を十分につかさどる構成となっている。
【0008】
(ニ)上記の通気穴5には活性炭、備長炭、ハーブ、繭、セラミック、ヘチマ、磁気材、防虫剤、香料等を透過性のよい素材袋6に一組ごと入れ、又は直接素材ごとにそれぞれ通気穴5に挿入でき、種々組合せ可能に構成されている。
(ホ)上記の構成により組合わされた畳床は、シルクマット7と下部ヤシ繊維シート3aとの間を、針穴8、麻の縫い糸9にて締め上げており。ヤシ繊維シート3a、3cの強靱性より、縫い針穴8の拡大も防止され、また縫い糸9がよく締まり、畳床の構造がしっかり保持され、その効果は大である。
【0009】
(ヘ)畳床の中間部、即ち、上部発泡プラスチックスボード4bの上部及び下部に挿入されたヤシ繊維シート3b、3c、及び、シルクマット7の端部分は、そのままの切断した開放状態にても十分空気の流れの発生が可能であるが、当該シートの端部をそれぞれビニールシート等(図示なし)にて、空気が抜けないように覆うことにより、より一層の効果が得られることは言うまでもない。
(ト)尚、発泡プラスチックスボード4a、4bの替わりに、天然材料を使用した天然資材発泡スチロールを使用することも可能である。
(チ)また、畳床の材料にヤシ繊維シート3a、3b、3cとか、シルクマット7、発泡プラスチックスボード4a、4bを使用したことにより、水洗いに適した、衛生的に強い畳床を得ることができた。
【0010】
【発明の効果】
この構成の効果は、上記の構造的効果の外、畳床の強敵である温気と防虫に対する対策に抜群の効果を発揮することにある。即ち、
(イ)本発明は、畳の掃除の時に、掃除機の吸引力を利用して空気を畳床の内部を吸引させることにある。ヤシ繊維シートの通気性が抜群によい性質と、発泡プラスチックスボードの機密性を利用し、気流の通気穴に種々使用者の趣向にあった素材を素材袋に入れ、又は、じかに配置し、防湿、防虫、健康によい遠赤外線効果とか、防臭、防腐、空気浄化等種々使用者の目的にあった効果を組合わせて発揮できる様に構成した点にある。
(ロ)素材袋に入れる等の材料の効果は掃除機をかけたときに空気の流通をよくし、最も効果的にダニ、ごみ等を吸引を要求する場合には、大谷石、ゲルマニュウム等を小片に粉砕して使用する。空気浄化、調湿作用、脱臭作用、防カビ、防ダニ等には活性炭、備長炭等の小片を素材袋に縦方向に詰込み使用する。遠赤外線効果等を期待する場合にはセラミック、磁気等を、匂いや健康的な効果を期待する場合にはハーブ、ヘチマ等を空気の流れに沿ってセットすることによって得ることができる。従って、使用者の好みに合ってこれら素材袋を、又は、じかに選択して使用すれば、付加価値を高めた畳床を得ることができる。
【0011】
(ハ)ヤシ繊維は、軽量で弾力性を備え通気性に最も富み、引張強度に強い、しかも断熱効果に優れた材料であり。その上、従来の畳の藁のように湿気にて腐ることがなく、本発明の畳床の素材構成要素に丈夫な温気に強いヤシ繊維性質を中心に素材を組合わす事により、腐らず、通気性もよい、抜群の耐久性をもった畳床を得ることができた。
【0012】
(ニ)従来のワラ等を使用した畳床は重いうえに、湿気や埃を吸うと更に重くなるがヤシ繊維は約2分の1と軽く、また図1のように、グリシン、アラニン、セリシンなど18種のアミノ酸で構成された95パーセントのタンパク質によって構成された天然の繭から生産されたシルクマットを、構成材料に加えることにより、身体の皮膚に柔らかい感触と、更に絹の特性たる吸湿性、保温性、通気性等をも加えた、しかも畳床には必須の条件とされるクッション性とヤシ繊維の強靭性を十分に兼備え、腐らない健康的なヤシ繊維シートと、ダニ排除効果抜群のシルクマットとを組み合わせ構成した軽量の健康畳床を得ることもできた。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す斜視図。
【図2】本発明の一実施例を示す断面図。
【図3】従来の一実施例を示す断面説明図。
【図4】従来の一実施例を示す斜視図。
【符号の説明】
1・・・・・・・・・・・葦草畳表
2・・・・・・・・・・・畳縁布
3a、3b、3c・・・・ヤシ繊維シート
4a、4b・・・・・・・発泡プラスチックスボード
5・・・・・・・・・・・通気穴
6・・・・・・・・・・・素材袋
7・・・・・・・・・・・シルクマット
8・・・・・・・・・・・針穴
9・・・・・・・・・・・縫い糸
10・・・・・・・・・・・畳表縫い糸
11・・・・・・・・・・・従来の一実施例の畳縁布
12・・・・・・・・・・従来の一実施例の葦草畳表
13a、13b・・・・・従来の稲床
14・・・・・・・・・・従来の一実施例の備長炭
Claims (3)
- 葦草畳表(1)の内側に吸湿性、保温性、通気性等を兼備えたシルクマット(7)を敷き、更に、その下に、強靭性、通気性に富んだヤシ繊維シート(3c)を重ね、更にその下部に、通気穴(5)を千鳥状に全面に設けた発泡プラスチックスボード(4b)、その下に、ヤシ繊維シート(3b)、再び発泡プラスチックスボード(4a)、ヤシ繊維シート(3a)を敷き、シルクマット(7)とヤシ繊維シート(3a)の間を、麻の縫い糸(9)にて縫い上げて、サンドイッチ状態に組上げたことを特徴とする健康軽量畳床の構造。
- 葦草畳表(1)の表面に電気掃除機等で吸引した場合、葦草畳表(1)、シルクマット(7)、ヤシ繊維シート(3c)、通気穴(5)、ヤシ繊維シート(3b)の空気を循環的に上部の発泡プラスチックボード(4b)の通気穴(5)を通じ、又は通気穴に設けられた素材袋(6)を通じて、ヤシ繊維シート(3b)からの空気を循環的に吸引できることを特徴とする請求項1記載の健康軽量畳床の構造。
- 発泡プラスチックボード(4b)の全面に千鳥状にあけられた通気穴(5)に、活性炭、備長炭、ハーブ、繭、セラミック、ヘチマ、磁気材、防虫剤、香料等の素材を透過性のよい素材袋(6)に選択して入れ、この素材袋(6)を通気穴(5)に、また、素材袋(6)を使用せず、素材を直接通気穴(5)に入れることを特徴とする請求項1又は請求項2記載の健康軽量畳床の構造。
Priority Applications (1)
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|---|---|---|---|
| JP09461196A JP3733558B2 (ja) | 1996-03-11 | 1996-03-11 | 健康軽量畳床 |
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| JPH09242308A JPH09242308A (ja) | 1997-09-16 |
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-
1996
- 1996-03-11 JP JP09461196A patent/JP3733558B2/ja not_active Expired - Fee Related
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| JPH09242308A (ja) | 1997-09-16 |
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