JP3752380B2 - 乗客コンベヤーの制動試験方法 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
この発明は、主枠に設けられた多数の踏板が無端状に連結されて循環運転される乗客コンベヤーの制動試験方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
図9及び図10は、エスカレーターからなる乗客コンベヤーを示す図で、図9は乗客コンベヤーの長手端部を概念的に示す縦断面図、図10は図9のA−A線断面拡大図である。図において、1は乗客コンベヤーの主枠、2は主枠1の長手端部に設けられた機械室、3は多数の踏板4が無端状に連結されてなり主枠1に配置されて循環運転される搬送帯、5は機械室2に設けられて搬送帯3が巻掛けられた鎖歯車である。
【0003】
6は機械室2に設けられて巻掛伝動機構7及び鎖歯車5によって搬送帯3を駆動する駆動機で、電動機8、電動機8の出力軸を制動する制動機9、電動機8の出力軸に連結された減速機10、減速機10の出力軸に固定された巻掛伝動機構7の駆動車11、電動機8の出力軸の反制動機9側の端部に締結された弾み車12が設けられている。
【0004】
上記のように構成された乗客コンベヤーにおいて従来、次に述べるようにして乗客コンベヤーの制動試験が行われていた。すなわち、駆動機6の制動機9の動作試験として、搬送帯3の荷重が無負荷であって上昇運転中及び下降運転中のそれぞれにおける停止距離測定、搬送帯3に所定荷重が作用した状態であって上昇運転中及び下降運転中のそれぞれにおける停止距離測定が実施される。
なお、乗客コンベヤーの非常停止時に、踏板4上の乗客が転倒しないように緩やかな減速度で制動動作するように弾み車12が設けられている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
上記のような従来の乗客コンベヤーの制動試験方法では、搬送帯3に所定荷重が作用した状態、すなわち乗客コンベヤーの定格積載荷重に対応した制動機9の動作時の停止距離測定において、踏板4のそれぞれに120キログラム程度の負荷を載置することになる。したがって、例えば階高4メートル、踏板の幅1.2メートルのエスカレーターに所定荷重が作用した状態とするためには、合計2トンもの錘等を載置することになって、多大な労力と時間を要するという問題点があった。
【0006】
この発明は、かかる問題点を解消するためになされたものであり、煩雑な手数を要せずに制動機作動時における搬送帯の運転方向及び負荷状態に対応した停止距離が測定できる乗客コンベヤーの制動試験方法を得ることを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
この発明に係る乗客コンベヤーの制動試験方法においては、多数の踏板が無端状に連結されてなり主枠に配置されて循環運転される搬送帯と、電動機及び制動機が設けられて上記主枠に装備され上記搬送帯を駆動する駆動機と、電動機の出力軸に固定されたフランジ付スリーブと、円盤状をなし中心部がフランジ付スリーブの外径に嵌合されて電動機の出力軸に設けられる複数個の弾み車とを備えた乗客コンベヤーにおいて、上記乗客コンベヤーの制動試験時に、上記弾み車の数を増減させることにより、試験諸元に対応した等価量の弾み車を上記電動機の出力軸に仮設される。
【0008】
また、この発明に係る乗客コンベヤーの制動試験方法においては、スリーブのフランジ面に一端が固定されて長手がスリーブの外面に沿って配置された取付ボルトと、取付ボルトの先端にねじ込まれるナットにより、複数個の弾み車を互いに重合状態に締結される。
【0009】
また、この発明に係る乗客コンベヤーの制動試験方法においては、弾み車が、中心部がフランジ付スリーブの外径に少ない隙間で嵌合された芯合わせ部を介して電動機の出力軸に仮設される。
【0010】
また、この発明に係る乗客コンベヤーの制動試験方法においては、弾み車が、相互の重合面に設けられて互いに嵌合する凸部及び凹部からなる対向面芯合わせ部を介して重合状態に配置して仮設される。
【0011】
また、この発明に係る乗客コンベヤーの制動試験方法においては、駆動機を、電動機の出力軸が鉛直方向に配置された縦型とし、弾み車を、相互の対向面に設けられた対向面芯合わせ部を介して重合状態に配置して上記鉛直方向の出力軸に水平姿勢に仮設し、上側の弾み車の下面から下方へ突設されて下側の弾み車及び上記出力軸部材の貫通孔に空隙を形成して挿通して配置されて弾み車相互の水平方向変位を阻止する係合ピンが設けられる。
【0012】
【発明の実施の形態】
実施の形態1.
図1〜図5は、この発明の実施の形態の一例を示す図で、図1は前述の図10相当図、図2は弾み車の通常運転時の状態を示す図1のB部拡大断面図、図3は弾み車の仮設状態を示す図1のB部拡大断面図、図4は弾み車の他の仮設状態を示す図1のB部拡大断面図、図5は乗客コンベヤーの制動試験における制動速度と時間の関係を示すグラフである。なお、図1〜図5の他は前述の図9及び図10と同様に乗客コンベヤーが構成されている。図において、1は乗客コンベヤーの主枠、2は主枠1の長手端部に設けられた機械室である。
【0013】
6は機械室2に設けられて搬送帯3を駆動する駆動機で、電動機8、電動機8の出力軸を制動する制動機9、電動機8の出力軸13に連結された減速機10、減速機10の出力軸に固定された巻掛伝動機構7の駆動車11が設けられている。また、14は電動機8の出力軸13の反制動機9側の端部に焼きばめされて固定されたフランジ付のスリーブである。
【0014】
15は取付ボルトで、フランジ側面の互いに対向位置に設けられ、スリーブ14のフランジ面に一端が固定されて長手がスリーブ14の外面に沿って配置されている。16は円盤状をなし中心部がスリーブ14の外径に少ない隙間で嵌合された芯合わせ部17が形成された弾み車で、後述する適宜な数が互いに重合状態に出力軸13と同芯に配置されると共に、取付ボルト15に空隙を形成して嵌合されて制動試験時に仮設される。18は取付ボルト15の先端にねじ込まれて弾み車16をスリーブ14に締結するナットである。
【0015】
上記のように構成された乗客コンベヤーにおいて、通常運転時には図2に示すようにスリーブ14を介して三個の弾み車16が電動機8の出力軸13に配置されて、取付ボルト15及びナット18によって締結される。これにより、乗客コンベヤーの非常停止時に、踏板4上の乗客が転倒しないような緩やかな減速度による制動動作が得られる。
【0016】
そして、乗客コンベヤーの制動試験時には、試験諸元に対応した等価量の弾み車16が電動機8の出力軸13に仮設される。これにより、図3に示すように弾み車16数を減少して乗客コンベヤーの制動時に停止距離を短くし、図4に示すように弾み車16数を追加して乗客コンベヤーの制動時に停止距離を長くすることができる。
【0017】
以下、搬送帯3に所定荷重が作用した状態、すなわち乗客コンベヤーの定格積載荷重による制動負荷に対する制動機9動作時の停止距離とするための弾み車16量を求める。すなわち、乗客コンベヤーの無負荷時の制動機9動作による停止距離SN 、乗客コンベヤーの制動負荷時の制動機9動作による停止距離SB は図5に示すようになり次の算式によって表される。
【0018】
【数1】
ここで、v0 :初速 (例えばv0 =30m/min )
t0 :制動のdead time (例えばt0 =0.2sec)
t1 :制動時間(無負荷時) (下記計算よりt1 =0.95sec )
【0019】
【数2】
t'1U :制動時間(制動負荷UP時)(下記計算よりt1 =0.80sec )
【0020】
【数3】
t'1D :制動時間(制動負荷DN時)(下記計算よりt1 =1.30sec )
【0021】
【数4】
GD2 E :乗客コンベヤーのGD2 (例えばGD 2 E =5kg.m2)
GD2 P :制動負荷のGD2 (例えばGD 2 P =0.2kg.m2)
T B :制動トルク (例えばT B =20kg.m)
(制動が保持するトルク)
T L :ロストルク (例えばT L =1kg.m )
(運転中に消費されるトルク)
T P :制動負荷トルク (例えばT P =5kg.m )
(制動負荷により乗客コンベヤーに生じるトルク。なお、制動負荷トルクT P は傾斜配置された乗客コンベヤーにのみ作用し、水平配置された乗客コンベヤーでは作用せずT P =0である。)
r0 :初速( v0)時の制動軸回転速度 (例えばr0=1500r.p.m)
ただし、上記各GD2 、トルク及び回転速度は電動機8軸における数値に換算した値である。
【0022】
なお、前述の(式1−1)及び(式1−2)において、制動負荷を積載することにより乗客コンベヤーの停止距離が変化するのは、乗客コンベヤーの制動時間t1 がt'1U 及びt'1D に変化するためである。すなわち、無負荷状態において制動負荷時の乗客コンベヤーの停止距離を測定するためには、前述の(式1−3)(式1−4)及び(式1−5)により弾み車16数を加減し、乗客コンベヤーのGD2 をGD2 E から上昇運転時に
【数5】
とし
、下降運転時に
【数6】
とすることによって所要の測定を行うことができる。
【0023】
例えば、GD2 、トルク及び回転速度が上記の各数値が適用される乗客コンベヤーについて考察すると、無負荷時及び制動負荷時の上昇、下降について制動時間t1 、t'1U 及びt'1D はそれぞれ次のようになる。
【0024】
【数7】
【0025】
そして、無負荷状態において制動負荷時相当の乗客コンベヤーの停止距離試験の制動時間をそれぞれt'1Ut 、t'1Dt とし、乗客コンベヤーのGD2 を上昇運転時に
【数8】
とし、下降運転時に
【数9】
と加減して(式2−1)を計算すると次に述べる値となる。
【0026】
【数10】
上記より、制動負荷時及び制動負荷時相当の乗客コンベヤーの制動時間は、
【0027】
【数11】
となり、また(式1−2)より制動負荷が作用した時と制動負荷時相当の乗客コンベヤーの停止距離とが等しくなる。これにより、無負荷状態において弾み車16量を加減して乗客コンベヤーのGD2 を変化させることによって、制動負荷が作用した時相当の乗客コンベヤーの停止距離の測定できることがわかる。
また、前述の制動時間を求めた乗客コンベヤーについて弾み車16量を加減させるGD2 、GD2 U 及びGD2 D を計算すると次のようになる。
【0028】
【数12】
【0029】
例えば、乗客コンベヤーに外径400mm、内径70mmの鉄製の弾み車16を設けたとすると、加減する弾み車16の厚さ上昇運転時T U 、下降運転時T D は、
【0030】
【数13】
また、同様に弾み車16の質量は上昇運転時M U 、下降運転時M D とし、
【0031】
【数14】
となる。したがって、僅か10kg、20kg程度の弾み車16を設けることによって、制動負荷が作用した状態と等価的な制動機9作動時の停止距離を測定することができる。
これにより、踏板4のそれぞれに120キログラム程度の負荷を載置して制動負荷とし、制動機9作動時の停止距離を測定する手数を省くことができる。
【0032】
このようにして、乗客コンベヤーの制動試験時に、試験諸元に対応した等価量の弾み車16が電動機8の出力軸13に仮設される。そして、この無負荷状態の乗客コンベヤーを運転して、制動機9が作動したときの制動負荷時相当の停止距離が測定される。したがって、煩雑な手数を要せず容易に乗客コンベヤーの制動試験を行うことができ、制動試験の作業能率を向上することができる。
【0033】
また、複数の弾み車16が互いに重合状態に配置されて出力軸13に設けられたスリーブ14に仮設される。このため、弾み車16数を加減して仕様の異なる乗客コンベヤー又は制動試験時の異なる試験諸元に容易に対応することができる。したがって、所定のGD2 の弾み車16の複数個を準備することによって異なる試験諸元等に使用でき、制動試験の作業能率を向上することができる。
【0034】
また、弾み車16に芯合わせ部17が形成されているので、複数の弾み車16を出力軸13に設けられたスリーブ14に容易に芯合わせすることができる。このため、弾み車16数を加減したときに駆動機6の回転バランスを保ことができ、特別な調整が不要であって制動試験の作業能率を向上することができる。
【0035】
実施の形態2.
図6は、この発明の他の実施の形態の一例を示す図で、前述の図2相当図である。なお、図6の他は前述の図1〜図5の実施の形態と同様に乗客コンベヤーが構成されている。図において、図1〜図5と同符号は相当部分を示し、19は弾み車16相互の重合面に設けられて互いに嵌合する凸部及び凹部からなる対向面芯合わせ部である。
【0036】
上記のように構成された乗客コンベヤーにおいても、前述の図1〜図5の実施の形態と同様に、乗客コンベヤーの制動試験時に試験諸元に対応した等価量の弾み車16が電動機8の出力軸13にスリーブ14を介し仮設され、また弾み車16に芯合わせ部17が形成されている。したがって、詳細な説明を省略するが図6の実施の形態においても図1〜図5の実施の形態と同様な作用が得られる。
【0037】
また、図6の実施の形態において、対向面芯合わせ部19が設けられているので、弾み車16の相互を出力軸13に設けられたスリーブ14に対して容易に芯合わせすることができる。このため、出力軸13端からのスリーブ14の突出量を少なくすることができ、機械室2の所要スペース節減することができる。
【0038】
実施の形態3.
図7及び図8も、この発明の他の実施の形態の一例を示す図で、図7は前述の図1相当図、図8は弾み車の仮設状態を示す図7のC部拡大断面図である。なお、図7及び図8の他は前述の図1〜図5と同様に乗客コンベヤーが構成されている。図において、図1〜図5及び図6と同符号は相当部分を示す。
【0039】
6は縦型の駆動機、16は水平に配置された弾み車で、下側の一つが芯合わせ部17により出力軸13に設けられたスリーブ14に嵌合されて、その上に複数個が重合されて対向面芯合わせ部19により相互に同芯に配置されている。20は上側の弾み車16の下面から下方へ突設された係合ピンで、下側の弾み車16及びスリーブ14の貫通孔に空隙を形成して挿通して配置されて弾み車16相互の水平方向変位を阻止する。
【0040】
上記のように構成された乗客コンベヤーにおいても、前述の図1〜図5の実施の形態、図6の実施の形態と同様に、乗客コンベヤーの制動試験時に試験諸元に対応した等価量の弾み車16が電動機8の出力軸13に仮設され、また弾み車16に芯合わせ部17及び対向面芯合わせ部19が形成されている。したがって、詳細な説明を省略するが図7及び図8の実施の形態においても図1〜図4の実施の形態、図6の実施の形態と同様な作用が得られる。
【0041】
また、図7及び図8の実施の形態において、縦型の駆動機6の鉛直に配置された出力軸13に対し、弾み車16が水平に配置されて係合ピン20により弾み車16相互の水平方向変位が阻止される。これにより、弾み車16の仮設時に弾み車16を取付ボルト15及びナット18によって締結する必要がなく、乗客コンベヤーの制動試験時に弾み車16を容易に着脱することができる。したがって、煩雑な手数を要せず容易に乗客コンベヤーの制動試験を行うことができ制動試験の作業能率を向上することができる。
【0042】
【発明の効果】
この発明は以上説明したように、多数の踏板が無端状に連結されてなり主枠に配置されて循環運転される搬送帯と、電動機及び制動機が設けられて上記主枠に装備され上記搬送帯を駆動する駆動機と、電動機の出力軸に固定されたフランジ付スリーブと、円盤状をなし中心部がフランジ付スリーブの外径に嵌合されて電動機の出力軸に設けられる複数個の弾み車とを備えた乗客コンベヤーにおいて、上記乗客コンベヤーの制動試験時に、上記弾み車の数を増減させることにより、試験諸元に対応した等価量の弾み車を上記電動機の出力軸に仮設して運転し制動機作動時の停止距離を測定するものである。
【0043】
これによって、乗客コンベヤーの踏板のそれぞれに120キログラム程度の制動負荷荷重を載置することなく、制動負荷と等価的な制動機作動時の停止距離を測定することができる。したがって、煩雑な手数を要せず容易に乗客コンベヤーの制動試験を行うことができ制動試験の作業能率を向上する効果がある。
【0044】
また、この発明は以上説明したように、スリーブのフランジ面に一端が固定されて長手がスリーブの外面に沿って配置された取付ボルトと、取付ボルトの先端にねじ込まれるナットにより、複数個の弾み車を互いに重合状態に締結するものである。
【0045】
これによって、弾み車数を加減して仕様の異なる乗客コンベヤー又は制動試験時の異なる試験諸元に容易に対応することができる。したがって、所定のGD2 の弾み車の複数個を準備することによって異なる試験諸元等に使用することができ、制動試験の作業能率を向上する効果がある。
【0046】
また、この発明は以上説明したように、弾み車を、中心部がフランジ付スリーブの外径に少ない隙間で嵌合された芯合わせ部を介して電動機の出力軸に仮設したものである。
【0047】
これによって、弾み車を芯合わせ部を介して電動機の出力軸に容易に芯合わせすることができる。このため、弾み車の仮設時の駆動機の回転バランスを保つことができ、特別な調整を要せず制動試験の作業能率を向上する効果がある。
【0048】
また、この発明は以上説明したように、弾み車を、相互の重合面に設けられて互いに嵌合する凸部及び凹部からなる対向面芯合わせ部を介して重合状態に配置して仮設したものである。
【0049】
これによって、対向面芯合わせ部により複数の弾み車の相互を、芯合わせ状態に配置できる。したがって、電動機の出力軸部材の突出量を少なくすることができ、機械室の所要スペース節減する効果がある。
【0050】
また、この発明は以上説明したように、駆動機を、電動機の出力軸が鉛直方向に配置された縦型とし、弾み車を、相互の対向面に設けられた対向面芯合わせ部を介して重合状態に配置して上記鉛直方向の出力軸に水平姿勢に仮設し、上側の弾み車の下面から下方へ突設されて下側の弾み車及び上記出力軸部材の貫通孔に空隙を形成して挿通して配置されて弾み車相互の水平方向変位を阻止する係合ピンを設けたものである。
【0051】
これによって、縦型の駆動機に対して弾み車が水平に配置され、係合ピンにより弾み車相互の水平方向変位が阻止されるので、弾み車の仮設時に弾み車を締結する必要がなく、乗客コンベヤーの制動試験時に弾み車を容易に着脱することができる。したがって、煩雑な手数を要せず容易に乗客コンベヤーの制動試験を行うことができ制動試験の作業能率を向上する効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1を示す図で、後述する図10相当図。
【図2】 図2は弾み車の通常運転時の状態を示す図1のB部拡大断面図。
【図3】 図3は弾み車の他の仮設状態を示す図1のB部拡大断面図。
【図4】 図4も弾み車の他の仮設状態を示す図1のB部拡大断面図。
【図5】 図5は乗客コンベヤーの制動試験における制動速度と時間の関係を示すグラフ。
【図6】 この発明の実施の形態2を示す図で、前述の図2相当図。
【図7】 この発明の実施の形態3を示す図で、前述の図1相当図。
【図8】 弾み車の仮設状態を示す図7のC部拡大断面図。
【図9】 従来の乗客コンベヤーの制動試験方法を説明するための図で、エスカレーターからなる乗客コンベヤーの長手端部を概念的に示す縦断面図。
【図10】 図10は図9のA−A線断面拡大図。
【符号の説明】
1 主枠、3 搬送帯、4 踏板、6 駆動機、8 電動機、9 制動機、13 出力軸、16 弾み車、17 芯合わせ部、19 対向面芯合わせ部、20係合ピン。
Claims (5)
- 多数の踏板が無端状に連結されてなり主枠に配置されて循環運転される搬送帯と、電動機及び制動機が設けられて上記主枠に装備され上記搬送帯を駆動する駆動機と、電動機の出力軸に固定されたフランジ付スリーブと、円盤状をなし中心部がフランジ付スリーブの外径に嵌合されて電動機の出力軸に設けられる複数個の弾み車とを備えた乗客コンベヤーにおいて、上記乗客コンベヤーの制動試験時に、上記弾み車の数を増減させることにより、試験諸元に対応した等価量の弾み車を上記電動機の出力軸に仮設して運転することを特徴とする乗客コンベヤーの制動試験方法。
- スリーブのフランジ面に一端が固定されて長手がスリーブの外面に沿って配置された取付ボルトと、取付ボルトの先端にねじ込まれるナットにより、複数個の弾み車を互いに重合状態に締結することを特徴とする請求項1記載の乗客コンベヤーの制動試験方法。
- 弾み車を、中心部がフランジ付スリーブの外径に少ない隙間で嵌合された芯合わせ部を介して電動機の出力軸に仮設したことを特徴とする請求項1又は請求項2記載の乗客コンベヤーの制動試験方法。
- 弾み車を、相互の重合面に設けられて互いに嵌合する凸部及び凹部からなる対向面芯合わせ部を介して重合状態に配置して仮設したことを特徴とする請求項1又は請求項2記載の乗客コンベヤーの制動試験方法。
- 駆動機を、電動機の出力軸が鉛直方向に配置された縦型とし、弾み車を、相互の対向面に設けられた対向面芯合わせ部を介して重合状態に配置して上記鉛直方向の出力軸に水平姿勢に仮設し、上側の弾み車の下面から下方へ突設されて下側の弾み車及び上記出力軸部材の貫通孔に空隙を形成して挿通して配置されて弾み車相互の水平方向変位を阻止する係合ピンを備えたことを特徴とする請求項1又は請求項2記載の乗客コンベヤーの制動試験方法。
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