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JP3753557B2 - コンクリート天端表示材 - Google Patents
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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、建物の布基礎等のコンクリートの天端レベルを表示するコンクリート天端表示材に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来からコンクリート布基礎の天端レベルを示すものとして型枠に磁石やテープを付着させる等していたが、水平レベルからずれることがあり、位置を替えることが度々であり面倒であった。水平レベルを出すため簡単に上下動調整できる天端表示具では、配筋の縦筋に取り付けるものが安価であるが、実開平1−129358号のように、いずれもネジ止め構成が多くて縦筋への取り付けに手間のかかる問題点があった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
そこで本発明は、縦筋への取り付けがワンタッチでできると共に、縦筋に沿って容易に昇降調整でき、しかも上端部に横筋が固着されていても取り付け使用できる安価な天端表示材を提供するものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】
このため本発明は、建物の布基礎等のコンクリートの天端レベルを表示するものであり、鋼線等の線条体を屈曲して、配筋の縦筋に挿着できる挿着部を形成すると共に、上端を縦筋より上に突出できる天端表示部としたものであって、挿着部は、横筋を上端部で固定した縦筋の上から挿通して挿着できるよう、下端を上に折返し、再び下に向けて折返し、さらに上に折返すことで夫々の折返部を細長U字形のループ体と成し、下端の2つのループ体で縦筋を挟持できるよう間隔をおき対向させた構成のコンクリート天端表示材である。
また、縦筋を収容できる螺旋部をわん曲形成した挿着部とし、横筋を上端部で固定した縦筋の上から横に回転させながら螺旋部に縦筋を挿着するようにしてもよい。さらに、上端を折返して折返上端と折返先端の二カ所で天端と他レベルを表示させるようにしてもよい。
【0005】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の詳細を図示した形態例で説明する。図1乃至図3で示す形態例は、1本の鋼線を屈曲形成して成るものであり、直線部1の上端は下に約1cm折返して天端表示部2とし、下端部を縦筋への挿着部3として一体に連設している。
【0006】
その挿着部3は、直線部1の下端を上向きに3〜4cm折返した後、下に折返し、再び上向きに折返して端部を上向きとした形状としている。この折返部は半円状となるため夫々細長U字形のループ状折返部となり、したがって上のループ体31の両側に下のループ体32,33が連続形成されるのである。
【0007】
また、下のループ体32,33は対向配置されて底端に開口部を形成し、図2のように、ループ体32,33の下端の折返部を夫々少し外側に傾斜させることで底端の開口部を広くする挿入ガイドとすると共に、上のループ体31の上端である折返部を少し外向きに傾斜させて上移動の際のガイドとしている。さらに、図3のように、両側のループ体32,33の細長巾を上に向かうにつれて少し狭くすると共に、図2のように、上のループ体31の細長巾を下に向かうにつれて少し狭くすることで挿着部3を内側に弾性付勢している。
【0008】
このように構成した本例表示材Sは、図4のように、建物の布基礎用配筋の縦筋5に上から差し込むことで縦筋5にワンタッチで挿着できるのである。即ち、挿着部3のループ体32,33間の開口部から縦筋5に挿入することで、図5のように、縦筋5の両側がループ体32,33で支持されると共に、前面が上のループ体31で支持されて挟持されるのである。しかも縦筋5への挿入で挿着部3が少し外側に広がるため、その弾性復元力で縦筋5が強く弾着保持されるのである。
【0009】
なお、図4のように縦筋5に横筋6が溶接されている場合でも、直線部1及び両側のループ体32,33が横筋6に当接しない位置、即ち、上位置のループ体31を横筋6と反対側に配置させた状態で挿着すれば横筋6に関係なく縦筋5に挿着できるのである。
【0010】
縦筋5を保持した後は、測定した高さに上端の天端表示部2が位置するよう表示材Sを縦筋5に沿って上下スライドさせればよい。この昇降は、バネ圧による可撓性保持と夫々のループ体31,32,33の夫々先端である折返部が外向きとなっているため縦筋5の異形突出部51に引っ掛かることなく円滑に移動できるのである。この場合も、横筋6の存在に関係なく昇降できるのである。
【0011】
さらに、上端の天端表示部2を折返しによって折返上端21と折返先端22の二カ所をレベル表示できるため、例えばコンクリート布基礎の場合、下の折返先端22を生コン打設の天端レベル表示とし、上の折返上端21をモルタル仕上げの仕上げレベル表示として施工すればよい。
【0012】
なお、生コン打設の際、表示材Sが倒れたり傾斜変位しないようにするために図4のように、止めリング4を縦筋5の上端に係止してもよい。また、横筋6が縦筋5に紐7で結束固着してある場合は、紐7が邪魔して表示材Sが上から挿入できないため、図6のように、斜めにして挿着部3を縦筋5に差し込んだ後、上に回動すれば、図4のように挿着できるのである。
【0013】
次に、図7で示す別例表示材Kを説明する。1本の鋼線を屈曲形成して成るものであり、直線部1の上端は下に約1cm折返して天端表示部2とし、下端部を縦筋5への挿着部30として縦筋5が挿入収容できるよう複数巻きの螺旋状に形成している。なお、螺旋部は下端に向かうにつれて開口を少し広くして縦筋を挿入し易くし、螺旋部の上部では縦筋5を弾性保持できるよう開口を少し狭くしている。
【0014】
本例は、縦筋5の上から、横に回転させながら下げることで螺旋状の挿着部30で縦筋5を収容保持するのである。この際、下端螺旋部は開口を少し広くしているため縦筋5を簡単に挿入でき、螺旋部の上部では開口が少し狭いため縦筋5を弾性保持できるのである。なお、横筋6が紐等で結束してあっても支障なく縦筋5に挿着できるのである。また、高さ調節は直線部1を把持して上下させ、或いは回転させながら上下させればよい。
【0015】
実施形態は夫々上記の構成としたが、本発明においてはこれに限定されない。例えば、線条体の材質は問わず、金属製の他、バネ性を付与できればプラスチック製でもよい。また、上端の天端表示部の形状も適宜である。さらに、挿着部の形状も任意であり、縦筋を保持できればよい。なお用途は、建物の布基礎の天端レベルの他、各種コンクリートの天端レベルの表示に用いてもよい。
【0016】
【発明の効果】
本発明の請求項1によると、上から差し込むだけで配筋の縦筋に簡単に挿着でき、特に縦筋の上端部に横筋が配筋されている場合でも取り付けることができるのである。請求項2では、横筋が紐などで結束してある場合でも上から取り付けることができるのである。請求項3では生コン打設レベルと仕上げレベルのような二つのレベルを表示できるのである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一形態例の斜視図である。
【図2】その正面図である。
【図3】その側面図である。
【図4】その使用状態の斜視図である。
【図5】その使用状態の要部拡大横断面図である。
【図6】斜めから差し込んで取り付ける状態の斜視図である。
【図7】別例の斜視図である。
【図8】その取り付け状態の要部拡大横断面図である。
【符号の説明】
S,K 天端表示材
1 直線部
2 天端表示部
21 折返上端
22 折返先端
3,30 挿着部
4 止めリング
5 縦筋
51 突出部
6 横筋
7 紐

Claims (3)

  1. 建物の布基礎等のコンクリートの天端レベルを表示するものであり、鋼線等の線条体を屈曲して、配筋の縦筋に挿着できる挿着部を形成すると共に、上端を縦筋より上に突出できる天端表示部とした天端表示材であって、
    横筋6を上端部で固定した縦筋5の上から挿通して挿着できるよう、下端を上に折返し、再び下に向けて折返し、さらに上に折返すことで夫々の折返部を細長U字形のループ体31,32,33と成し、下端の2つのループ体32,33で縦筋を挟持できるよう間隔をおき対向させて挿着部3としたことを特徴とするコンクリート天端表示材。
  2. 建物の布基礎等のコンクリートの天端レベルを表示するものであり、鋼線等の線条体を屈曲して、配筋の縦筋に挿着できる挿着部を形成すると共に、上端を縦筋より上に突出できる天端表示部とした天端表示材であって、
    縦筋5を収容できる複数巻きの螺旋部をわん曲形成した挿着部30とし、横筋6を上端部で固定した縦筋5の上から横に回転させながら螺旋部に縦筋を挿着することを特徴とするコンクリート天端表示材。
  3. 上端を折返して折返上端21と折返先端22の二カ所で天端と他レベルを表示させることを特徴とする請求項1又は請求項2記載のコンクリート天端表示材。
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