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JP3756466B2 - コンバイン - Google Patents
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JP3756466B2 - コンバイン - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、コンバインに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、コンバインの一形態として、刈り取られた穀桿を脱穀する脱穀部と、同脱穀部にて脱穀された穀粒を選別する選別部とを具備し、脱穀部の扱室内には扱胴を設けると共に、同扱胴の直上方位置に送塵調節弁を配置して、同送塵調節弁により扱室内での排藁の滞留時間を調節可能とする一方、選別部には、穀粒と藁くずとを粗選別すると共にその漏下量調節により粗選別量を調節可能としたチャフシーブと、同チャフシーブにて粗選別されて漏下した穀粒を風選すると共にその吸気口の開口量を調節するシャッタの開閉量調節により風量を調節可能とした唐箕とを設けたものがある。
【0003】
そして、かかるコンバインでは、扱室の穀桿供給口の近傍に、供給される穀桿の量を検出する検出手段を設け、同検出手段を制御手段の入力側に接続し、同制御手段の出力側に、チャフシーブの漏下量を調節する漏下量調節手段と、唐箕の吸気口の開口量をシャッタにより調節する開口量調節手段とを接続している。
【0004】
このようにして、検出手段が供給される穀桿量を検出すると、その検出結果を制御手段に入力して、同制御手段がその検出結果に基づいて漏下量調節手段と開口量調節手段とを作動させて、適宜チャフシーブによる粗選別量と唐箕の風量を調節するようにしている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、上記したコンバイでは、チャフシーブによる粗選別量と唐箕の風量の調節を電気的に制御するようにしているために、電気的誤動作により適正な選別作業が行えないことがある上に、コンバインの製造コストが高くなるという不具合がある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
そこで、本発明では、刈り取られた穀桿を脱穀する脱穀部と、同脱穀部にて脱穀された穀粒を選別する選別部とを具備し、脱穀部の扱室内には扱胴を設けると共に、同扱胴の直上方位置に送塵調節弁を配置して、同送塵調節弁により扱室内での排藁の滞留時間を調節可能とする一方、選別部には、穀粒と藁くずとを粗選別すると共にその漏下量調節により粗選別量を調節可能としたチャフシーブと、同チャフシーブにて粗選別されて漏下した穀粒を風選すると共にその吸気口の開口量を調節するシャッタの開閉量調節により風量を調節可能とした唐箕とを設けたコンバインにおいて、扱室内に、供給される穀桿量に比例して回動動作するチャフシーブ用センシングレバー体とシャッタ用センシングレバー体とを配置し、チャフシーブ用センシングレバー体の回動動作に、上記チャフシーブの漏下量変更動作を連動させる一方、シャッタ用センシングレバー体の回動動作に、上記シャッタの開閉動作を連動させたことを特徴とするコンバインを提供するものである。
【0007】
また、本発明は、以下の構成にも特徴を有する。
【0009】
(1)チャフシーブ用センシングレバー体は、シャッタ用センシングレバー体よりも穀桿供給口側に配置したこと。
【0010】
(2)チャフシーブの漏下量調節を行う漏下量調節機構とシャッタの開閉調節を行う開閉調節機構は、上記センシングレバー体にプッシュプルワイヤを介して連動連結したこと。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下に、本発明の実施の形態について説明する。
【0012】
すなわち、本発明に係るコンバインは、基本的構造として、刈り取られた穀桿を脱穀する脱穀部と、同脱穀部にて脱穀された穀粒を選別する選別部とを具備し、脱穀部の扱室内には扱胴を設けると共に、同扱胴の直上方位置に送塵調節弁を配置して、同送塵調節弁により扱室内での排藁の滞留時間を調節可能とする一方、選別部には、穀粒と藁くずとを粗選別すると共にその漏下量調節により粗選別量を調節可能としたチャフシーブと、同チャフシーブにて粗選別されて漏下した穀粒を風選すると共にその吸気口の開口量を調節するシャッタの開閉量調節により風量を調節可能とした唐箕とを設けている。
【0014】
そして、特徴的構造として、扱室内に、供給される穀桿量に比例して回動動作するチャフシーブ用センシングレバー体とシャッタ用センシングレバー体とを配置し、チャフシーブ用センシングレバー体の回動動作に、上記チャフシーブの漏下量変更動作を連動させる一方、シャッタ用センシングレバー体の回動動作に、上記シャッタの開閉動作を連動させている。
【0015】
そして、チャフシーブ用センシングレバー体は、シャッタ用センシングレバー体よりも穀桿供給口側に配置している。
【0016】
しかも、チャフシーブの漏下量調節を行う漏下量調節機構とシャッタの開閉調節を行う開閉調節機構は、上記センシングレバー体にプッシュプルワイヤを介して連動連結している。
【0017】
【実施例】
以下に、本発明の実施例を、図面を参照しながら説明する。
【0018】
図1及び図2に示すAは、本発明に係るコンバインであり、図中、1は、走行クローラ2を走行フレーム3に装備する機体フレーム、4は、刈り取られた穀桿を脱穀する軸流式のスクリュ形の扱胴5などを備えていて前記機体フレーム1に搭載する脱穀部、6は、上記脱穀部4にて脱穀された穀粒を選別する選別部、7は、揚穀筒8を介して取出す脱穀部4の穀粒を溜める穀粒タンク、9は、前記脱穀部4の下部前方に油圧シリンダ10を介して昇降可能に装設する刈取部、11は、運転席12及び運転操作部13を備えて前記穀粒タンク7の前方に配設させる運転キャビン、14は、前記穀粒タンク7の後方に備えていてエンジン15を内設するエンジン部、16は、前記穀粒タンク7内の穀粒を取出す上部穀粒搬出オーガである。
【0019】
そして、前記刈取部9は、未刈り穀稈を取入れる刈取ヘッダー17と、同ヘッダー17の後部略中央に連結させて刈取穀稈を脱穀部4に送給するフィーダハウス18によって構成すると共に、未刈り穀稈掻込み用リール19と、往復駆動型刈刃20と、穀稈掻込オーガ21とを前記刈取ヘッダー17に設け、前記ヘッダー17に取込まれる刈取穀稈を、フィーダハウス18に内設する供給チェンコンベア22を介して脱穀部4に送り込んで、脱穀処理するように構成している。
【0020】
また、前記脱穀部4の右外側には二番還元筒23を配備させていて、二番処理物を選別部6に戻して再選別するように設けている。
【0021】
さらに、図3に示すように、前記扱胴5は、脱穀部4前後長と略等しい長さの円筒形の胴部24と、この胴部24外周に巻装して放射状に立設させる螺旋形スクリュー羽根25と、前記胴部24の後端外周に設ける排塵突起26とを備えるもので、前記扱胴5を機体前後方向に軸支し、前記フィーダハウス18に連通する扱室27前側の穀桿供給口28に扱胴5の前端部を臨ませて設けると共に、扱室27後側の排塵口29に扱胴5の後端部を臨ませるもので、前記排塵口29を除く前記扱胴5の下側に受網30を張設し、フィーダハウス18から刈取り穀稈を全量投入して脱穀するように構成している。25'は、螺旋状スクリュー羽根25に突設した扱歯である。
【0022】
またさらに、図4にも示すように、前記選別部6を構成する前後の揺動選別盤31,32を備え、揺動リンク33,34,35及び揺動駆動アーム50を介して前後方向に前・後側揺動選別盤31,32を揺動駆動すると共に、前記扱胴5の前部下方に位置させるフィードパン36と、穀粒漏下量を調節自在とした前側チャフシーブ37と、同前側チャフシーブ37の下方に設けるグレンパン38'及びグレンシーブ38とを前側揺動選別盤31に設ける一方、前記チャフシーブ37の後方に配置して穀粒漏下量を調節自在とした後側チャフシーブ39と、一番・二番流穀板40,41とを後揺動選別盤32に設けている。
【0023】
また、前側チャフシーブ37及びグレンシーブ38の下方に第1・第2風路42,43を介して選別風を供給する唐箕44と、グレンシーブ38からの穀粒を受取って揚穀筒8に送出する一番穀粒受樋45及び一番コンベア46と、二番流穀板41からの還元物を二番還元筒23に送出する二番穀粒受樋47及び二番コンベア48と、前記後側チャフシーブ39の後端を臨ませる三番口49とを備え、一番穀粒受樋45の穀粒を穀粒タンク7に、また二番穀粒受樋47の還元物をフィードパン36に送出するように構成している。Wuは上側選別風、Wdは下側選別風、Wu1は前側チャフシーブ上側選別風、Wu2は前側チャフシーブ下側選別風、Wd1はグレンシーブ上側選別風、Wd2はグレンシーブ下側選別風である。
【0024】
ここで、図3及び図5に示すように、上記した扱胴5の直上方位置にある扱室27の天井部6 0には、左右方向に伸延する複数(本実施例では四個)の送塵調節弁61,61,61,61を前後方向に間隔を開けて配置して、同送塵調節弁61,61,61,61により扱室27内での排藁の滞留時間を調節可能としている。
【0025】
すなわち、各送塵調節弁61は、天井部60に上下方向に軸線を向けた揺動支軸62を介して揺動自在に取り付けると共に、四個の送塵調節弁61,61,61,61の左側端部同士を前後方向に伸延する連結片63を介して連結して、これらの送塵調節弁61,61,61,61を天井部60の上面に設けた送塵調節弁揺動駆動手段(図示せず)により一体的に揺動させて、これら送塵調節弁61,61,61,61の送塵姿勢を調節して、扱室27内での排藁の滞留時間を調節することができるようにしている。64は連結ピンである。
【0026】
また、図4及び図5に示すように、前側チャフシーブ37は、前後方向に伸延する左右一対の支持体65,65間に、左右方向に伸延する多数のフィン66を前後方向に間隔を開けて配置すると共に、各フィン66の上端縁部を枢支片67,67を介して左右一対の支持体65,65に枢支して前後揺動自在となし、さらに、これらのフィン66同士を前後方向に伸延する連結片68を介して連結して漏下量調節機構78を構成しており、同連結片68を前後方向へ摺動作動させることにより、全てのフィン66の姿勢を調節することができるようにしている。69は姿勢復帰作動アーム、70は姿勢復帰用引張スプリングである。
【0027】
このようにして、前側チャフシーブ37により穀粒と藁くずとを粗選別すると共に、各フィン66の姿勢調節により粗選別量を調節することができるようにしている。
【0028】
そして、後側チャフシーブ39も上記した前側チャフシーブ37と同様に構成している。
【0029】
また、唐箕44は、図4及び図5に示すように、ファンケーシング71内に左右方向に軸線を向けたファン支軸72を架設し、同ファン支軸72の周面に多数のファン73を放射状に取り付けて、ファン支軸72をファン駆動手段(図示せず)により回動させることにより、ファン73を回転させて、ファンケーシング71の左側方に開口した吸気口74より空気を吸引して、前記した第1・第2風路42,43を通して上側選別風Wu及び下側選別風Wdとして送風することにより、前記した前側チャフシーブ37にて粗選別されて漏下した穀粒を風選するができるようにしている。
【0030】
しかも、ファンケーシング71には吸気口74の開口量を調節するシャッタ75の前端部をシャッタ支持片76を介して左右方向に軸線を向けたシャッタ支軸77により枢支して、同シャッタ75を上下回動自在となした開閉調節機構79を構成している。
【0031】
このようにして、シャッタ75を上下回動作動させて吸気口74の開口量を調節することにより、唐箕44の吸気量を調節して、同唐箕44から生起される選別風の風量を調節することができるようにしている。
【0032】
上記のような構成において、本発明の要旨は、扱室27内に、供給される穀桿量に比例して回動動作するセンシングレバー体80を、扱胴5の直上方位置にて、同扱胴5の軸線と交差する方向に伸延させて配置し、同センシングレバー体80の回動動作に、上記前側チャフシーブ37の漏下量変更動作と前記シャッタ75の開閉動作とを連動させたことにある。
【0033】
すなわち、センシングレバー体80は、左右方向に伸延させて形成して、前記した送塵調節弁61の直前方位置である穀桿供給口28の近傍において、天井部60に上下方向に軸線を向けた揺動支軸81を介して揺動自在に取り付けており、同揺動支軸81は各送塵調節弁61の各揺動支軸62と同一仮想線上に配置している。
【0034】
そして、センシングレバー体80には、第1・第2プッシュプルワイヤ82,83を介して前記した前側チャフシーブ37の漏下量調節を行う漏下量調節機構78とシャッタ75の開閉調節を行う開閉調節機構79を連動連結している。
【0035】
すなわち、図5に示すように、第1プッシュプルワイヤ82は、第1アウタワイヤ82aの両端部をアウタワイヤ受け片84,85により支持し、同第1アウタワイヤ82a中に第1インナワイヤ82bを挿通して、同第1インナワイヤ82bの一側端部をセンシングレバー体80の左側端部に連結する一方、同第1インナワイヤ82bの他側端部を漏下量調節機構78の一部を構成する連結体68の後端部に連結している。86はレバー体中立復元用引張スプリングである。
【0036】
また、図5に示すように、第2プッシュプルワイヤ83は、第2アウタワイヤ83aの両端部をアウタワイヤ受け片84,85により支持し、同第2アウタワイヤ83a中に第2インナワイヤ83bを挿通して、同第2インナワイヤ83bの一側端部をセンシングレバー体80の左側端部に連結する一方、同第2インナワイヤ83bの他側端部を開閉調節機構79の一部を構成するシャッタ支持片76より延設した開閉作動アーム88に連結している。
【0037】
ここで、センシングレバー体80は、図6に示すように、揺動支軸81を中心に左側方へ伸延する左側部レバー体形成片80aと、右側方へ伸延する右側部レバー体形成片80bとから形成しており、左側部レバー体形成片80aの左右方向伸延幅は、右側部レバー体形成片80bの左右方向伸延幅よりも短幅に形成しているが、左側部レバー体形成片80aの上下幅は、右側部レバー体形成片80bの上下幅よりも広幅に形成して、供給されてくる穀桿が作用する面積を、左側部レバー体形成片80aの方が右側部レバー体形成片80bよりも大きくなるようにして、図5に示すように、常に、センシングレバー体80が穀桿の作用により揺動支軸81を中心に反時計廻りに回動するようにしている。
【0038】
このようにして、供給されてくる穀桿は、その軸線廻りに回動する扱胴5により脱穀されると共に、同扱胴5の周面に沿って、同扱胴5の軸線方向に移送されるが、その際、扱胴5の直上方位置にて、同扱胴5の軸線と交差する方向に伸延させて配置したセンシングレバー体80に穀桿が作用(干渉)するため、同穀桿の量に比例してセンシングレバー体80を揺動させることができる。
【0039】
しかも、センシングレバー体80の回動動作に、前側チャフシーブ37の一部を構成するフィン66の姿勢変更動作とシャッタ75の開閉動作とが連動するため、穀桿量に応じて適正にフィン66の姿勢を変更して、前側チャフシーブ37による粗選別量を調節することができると共に、穀桿量に応じて適正にシャッタ75の開閉量を変更して、唐箕44による風選のための風量を調節することができる。
【0040】
すなわち、穀桿量が多い場合には、前側チャフシーブ37による粗選別量が多くなるように漏下量調節を行うと共に、シャッタ75の開閉量を大きくして風量が多くなるようにする一方、穀桿量が少ない場合には、前側チャフシーブ37による粗選別量が少なくなるように漏下量調節を行うと共に、シャッタ75の開閉量を小さくして風量が少なくなるようにしている。
従って、従来の電気的制御による場合に比して、電気的誤動作の心配がなくなる上に、低速作業時や回行時の穀桿供給量が少ない場合には、チャフシーブから漏下する穀粒の粗選別量を少なくして、藁くずの混入を少なくすると共に、唐箕の風量を小さくして、適度に風選別を行うことができ、また、穀桿供給量が多い場合には、チャフシーブから漏下する穀粒の粗選別量を大きくして、穀粒の飛散を防止すると共に、唐箕の風量を大きくして、藁くずを確実に風選別することができて、精度良く選別作業を行うことができる上に、コンバインの製造コストの低減が図れる。
【0041】
図7は、第2実施例としての要部を示しており、扱室27内に、供給される穀桿量に比例して回動動作するチャフシーブ用センシングレバー体90とシャッタ用センシングレバー体91とを配置し、チャフシーブ用センシングレバー体90の回動動作に、上記前側チャフシーブ37の漏下量変更動作を連動させる一方、シャッタ用センシングレバー体91の回動動作に、前記シャッタ75の開閉動作を連動させている。
【0042】
そして、チャフシーブ用センシングレバー体90は、シャッタ用センシングレバー体91よりも穀桿供給口28側に配置している。
【0043】
すなわち、チャフシーブ用センシングレバー体90は、左右方向に伸延させて形成して、前記した送塵調節弁61の直前方位置である穀桿供給口28の近傍において、天井部60に上下方向に軸線を向けた揺動支軸92を介して揺動自在に取り付けており、同揺動支軸92は各送塵調節弁61の各揺動支軸62と同一仮想線上に配置している。
【0044】
そして、チャフシーブ用センシングレバー体90には、第1プッシュプルワイヤ82を介して前記した前側チャフシーブ37の漏下量調節を行う漏下量調節機構78とシャッタ75の開閉調節を行う開閉調節機構開79を連動連結している。
【0045】
また、シャッタ用センシングレバー体91は、左右方向に伸延させて形成して、前記した送塵調節弁61の直後方位置において、天井部60に上下方向に軸線を向けた揺動支軸93を介して揺動自在に取り付けており、同揺動支軸93は各送塵調節弁61の各揺動支軸62と同一仮想線上に配置している。94はアウタヤイヤ受け片、95はレバー体中立復元用引張スプリングである。
【0046】
そして、シャッタ用センシングレバー体91には、第2プッシュプルワイヤ83を介して前記した前側チャフシーブ37の漏下量調節を行う漏下量調節機構78とシャッタ75の開閉調節を行う開閉調節機構開79を連動連結している。
【0047】
ここで、チャフシーブ用センシングレバー体90とシャッタ用センシングレバー体91の場合も、前記したセンシングレバー体80と同様に、供給されてくる穀桿が作用する面積を、左側部レバー体形成片90a,91aの方が右側部レバー体形成片90b,91bよりも大きくなるようにして、図7に示すように、常に、各センシングレバー体90,91が穀桿の作用により各揺動支軸92,93を中心に反時計廻りに回動するようにしている。
【0048】
このようにして、シャッタ用センシングレバー体91の回動動作に連動するシャッタ75の開閉動作のタイミングよりも、チャフシーブ用センシングレバー体90の回動動作に連動する前側チャフシーブ37の漏下量変更動作のタイミングを早めることができる。
【0049】
従って、穀桿が供給され始めた時の前側チャフシーブ37上の穀粒や藁くずは非常に少なく飛散されやすいが、先に前側チャフシーブ37の開放動作が始まって穀粒が漏下された後に、シャッタ75の開放動作が始まって唐箕44の風量が大きくなるため、穀粒の飛散を確実に防止することができる。
【0050】
図8は、第3実施例としての要部を具備するコンバイAの側面図、図9は、第3実施例としての要部を示す説明図であり、同第3実施例では、脱穀部4の扱室27内に、同一外径を有する円筒状の第1扱胴100と第2扱胴101とを軸線をに左右方向に向けて前後方向に一定の間隔を開けて配置し、各扱胴100,101の直下方位置に受網102,103を配置している。104,105は各扱胴100,101の外周部に形成した螺旋形スクリュー羽根、106,107は扱歯、108は穀桿供給口、109は、第1扱胴の右側端部と第2扱胴101の右側端部とを連通連結する連通路、110は排藁排出口、aは第1扱胴100の回転方向、bは第2扱胴101の回転方向である。
【0051】
そして、穀桿供給口108の近傍において、第1扱胴100の直上方位置の左側部にチャフシーブ用センシングレバー90を配置する一方、排藁排出口110の近傍において、第2扱胴101の直上方位置の左側部にシャッタ用センシングレバー体91を配置しており、第2実施例の場合と同様に、チャフシーブ用センシングレバー体90の回動動作に、上記前側チャフシーブ37の漏下量変更動作を連動させる一方、シャッタ用センシングレバー体91の回動動作に、前記シャッタ75の開閉動作を連動させている。
【0052】
すなわち、チャフシーブ用センシングレバー体90は、前後方向に伸延させて形成して、第1扱胴100の直上方位置に配置した送塵調節弁61の直左側方位置である穀桿供給口108の近傍において、天井部60に上下方向に軸線を向けた揺動支軸92を介して揺動自在に取り付けており、同揺動支軸92は各送塵調節弁61の各揺動支軸62と同一仮想線上に配置している。
【0053】
そして、チャフシーブ用センシングレバー体90には、第1プッシュプルワイヤ82を介して前記した前側チャフシーブ37の漏下量調節を行う漏下量調節機構78とシャッタ75の開閉調節を行う開閉調節機構開79を連動連結している。
【0054】
また、シャッタ用センシングレバー体91は、前後方向に伸延させて形成して、第2扱胴101の直上方位置に配置した送塵調節弁61の直左側方位置である排藁排出口110の近傍において、天井部60に上下方向に軸線を向けた揺動支軸93を介して揺動自在に取り付けており、同揺動支軸93は各送塵調節弁61の各揺動支軸62と同一仮想線上に配置している。94はアウタヤイヤ受け片、95はレバー体中立復元用引張スプリングである。
【0055】
そして、シャッタ用センシングレバー体91には、第2プッシュプルワイヤ83を介して前記した前側チャフシーブ37の漏下量調節を行う漏下量調節機構78とシャッタ75の開閉調節を行う開閉調節機構開79を連動連結している。
【0056】
このようにして、シャッタ用センシングレバー体91の回動動作に連動するシャッタ75の開閉動作のタイミングよりも、チャフシーブ用センシングレバー体90の回動動作に連動する前側チャフシーブ37の漏下量変更動作のタイミングを早めることができる。
【0057】
従って、穀桿が供給され始めた時の前側チャフシーブ37上の穀粒や藁くずは非常に少なく飛散されやすいが、先に前側チャフシーブ37の開放動作が始まって穀粒が漏下された後に、シャッタ75の開放動作が始まって唐箕44の風量が大きくなるため、穀粒の飛散を確実に防止することができる。
【0058】
【発明の効果】
本発明によれば、次のような効果が得られる。
【0064】
(1)請求項1記載の発明では、刈り取られた穀桿を脱穀する脱穀部と、同脱穀部にて脱穀された穀粒を選別する選別部とを具備し、脱穀部の扱室内には扱胴を設けると共に、同扱胴の直上方位置に送塵調節弁を配置して、同送塵調節弁により扱室内での排藁の滞留時間を調節可能とする一方、選別部には、穀粒と藁くずとを粗選別すると共にその漏下量調節により粗選別量を調節可能としたチャフシーブと、同チャフシーブにて粗選別されて漏下した穀粒を風選すると共にその吸気口の開口量を調節するシャッタの開閉量調節により風量を調節可能とした唐箕とを設けたコンバインにおいて、扱室内に、供給される穀桿量に比例して回動動作するチャフシーブ用センシングレバー体とシャッタ用センシングレバー体とを配置し、チャフシーブ用センシングレバー体の回動動作に、上記チャフシーブの漏下量変更動作を連動させる一方、シャッタ用センシングレバー体の回動動作に、上記シャッタの開閉動作を連動させている。
【0065】
このようにして、チャフシーブの漏下量の調節とシャッタによる吸気口の開口量の調節とを、チャフシーブ用センシングレバー体とシャッタ用センシングレバー体とにより個別に行うことができるため、選別精度をより一層向上させることができる。
【0066】
(2)請求項2記載の本発明では、チャフシーブ用センシングレバー体は、シャッタ用センシングレバー体よりも穀桿供給口側に配置している。
【0067】
このようにして、シャッタ用センシングレバー体の回動動作に連動するシャッタの開閉動作のタイミングよりも、チャフシーブ用センシングレバー体の回動動作に連動するチャフシーブの漏下量変更動作のタイミングを早めることができる。
【0068】
従って、穀桿が供給され始めた時のチャフシーブ上の穀粒や藁くずは非常に少なく飛散されやすいが、先にチャフシーブの開放動作が始まって穀粒が漏下された後に、シャッタの開放動作が始まって唐箕の風量が大きくなるため、穀粒の飛散を確実に防止することができる。
【0069】
なお、刈取作業の終了後には、穀桿が供給されなくなるが、2番還元材が供給されるため、一気に唐箕の風量を小さくしなくても、穀粒の飛散量が多くなることはない。
【0070】
(3)請求項3記載の本発明では、チャフシーブの漏下量調節を行う漏下量調節機構とシャッタの開閉調節を行う開閉調節機構は、上記センシングレバー体にプッシュプルワイヤを介して連動連結している。
【0071】
このようにして、構造簡易な機械的構造によりチャフシーブの漏下量調節とシャッタの開閉調節を行うことができて、精度良く選別作業を行うことができると共に、コンバインの製造コストの低減化が図れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかるコンバインの側面図。
【図2】同コンバインの平面図。
【図3】脱穀部及び選別部の断面側面説明図。
【図4】選別部の側面説明図。
【図5】要部の説明図。
【図6】センシングレバー体の正面図。
【図7】要部の第2実施例の説明図。
【図8】要部の第3実施例を具備するコンバインの側面図。
【図9】要部の第3実施例の説明図。
【符号の説明】
A コンバイン
1 機体フレーム
2 走行クローラ
3 走行フレーム
4 脱穀部
5 扱胴
6 選別部

Claims (3)

  1. 刈り取られた穀桿を脱穀する脱穀部と、同脱穀部にて脱穀された穀粒を選別する選別部とを具備し、
    脱穀部の扱室内には扱胴を設けると共に、同扱胴の直上方位置に送塵調節弁を配置して、同送塵調節弁により扱室内での排藁の滞留時間を調節可能とする一方、
    選別部には、穀粒と藁くずとを粗選別すると共にその漏下量調節により粗選別量を調節可能としたチャフシーブと、同チャフシーブにて粗選別されて漏下した穀粒を風選すると共にその吸気口の開口量を調節するシャッタの開閉量調節により風量を調節可能とした唐箕とを設けたコンバインにおいて、
    扱室内に、供給される穀桿量に比例して回動動作するチャフシーブ用センシングレバー体とシャッタ用センシングレバー体とを配置し、チャフシーブ用センシングレバー体の回動動作に、上記チャフシーブの漏下量変更動作を連動させる一方、シャッタ用センシングレバー体の回動動作に、上記シャッタの開閉動作を連動させたことを特徴とするコンバイン。
  2. チャフシーブ用センシングレバー体は、シャッタ用センシングレバー体よりも穀桿供給口側に配置したことを特徴とする請求項1記載のコンバイン。
  3. チャフシーブの漏下量調節を行う漏下量調節機構とシャッタの開閉調節を行う開閉調節機構は、上記センシングレバー体にプッシュプルワイヤを介して連動連結したことを特徴とする請求項1または請求項2に記載のコンバイン。
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