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JP3761973B2 - 無線通信システム、制御装置および無線通信装置 - Google Patents
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JP3761973B2 - 無線通信システム、制御装置および無線通信装置 - Google Patents

無線通信システム、制御装置および無線通信装置 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、無線通信システム、制御装置および無線通信装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より、集中制御局と端末局とを有して構成される集中制御方式のデジタル無線通信システムにおいては、例えばデジタルコードレスシステムの論理制御チャネルのように、制御チャネルは集中制御局から端末局への下り制御チャネルと端末局から集中制御局への上り制御チャネルとが別れていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来例においては、制御チャネルが、無線フレーム構成上および制御上、下り制御チャネルと上り制御チャネルとに固定的に別れているため、例えば下りの制御チャネルのみを多く使用したいというような場合に、上りの制御チャネルに割り当てた部分が有効に活用できないという欠点があった。
【0004】
また、無線フレーム構成上、集中制御局から端末局への下り制御チャネルと、端末局から集中制御局への上り制御チャネルとに別れていると、制御チャネルを送信・受信するするためのハード構成あるいは制御ソフトが集中制御局と端末局とで異なってしまい、共通化できた場合に比して開発および生産コストが増え、開発および生産効率が低下するという欠点があった。
【0005】
本発明は、制御チャネルの柔軟で効率的かつ有効な活用を図るとともに、開発および生産コストの低減、開発および生産効率を向上を図ることができる無線通信システムを提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明は、通信装置と、上記通信装置の通信を制御する制御装置とを有する無線通信システムにおいて、無線フレーム上の複数の制御チャネルのうちの、第1の制御チャネルを、上記制御装置から通信装置への専用の下り制御チャネルとして利用し、第2の制御チャネルを、上記制御装置と上記通信装置とが競合方式で利用することを特徴とする無線通信システムを提供する。
【0007】
また、他の無線通信装置の通信を制御する制御装置において、無線フレーム上の複数の制御チャネルのうちの、第1の制御チャネルを、上記制御装置から上記他の通信装置への専用の下り制御チャネルとして利用し、第2の制御チャネルを、上記制御装置と上記通信装置とが競合方式で利用することを特徴とする制御装置を提供する。
【0008】
また、制御装置による制御により通信する無線通信装置において、無線フレーム上の複数の制御チャネルのうちの、第1の制御チャネルを、上記制御装置から上記他の通信装置への専用の下り制御チャネルとして利用し、第2の制御チャネルを、上記制御装置と上記通信装置とが競合方式で利用することを特徴とする無線通信装置を提供する。
【0019】
【発明の実施の形態および実施例】
図1は、本発明の第1実施例における無線通信システムの構成を示す説明図である。
【0020】
本システムは、音声通信データ、パケット通信データ、制御データを無線伝送する複数の無線端末装置101から構成される。本実施例においては、これらの無線端末装置の1つが集中制御局となり、他の無線端末装置が無線端末局となるものとする。
【0021】
なお、本実施例では、各無線端末装置としては、音声通信データ、パケット通信データ、制御データを無線伝送するラップトップ型パーソナルコンピュータ(以下、パソコンという)に音声通信用のヘッドセットが付いた無線アダプタを接続した端末を想定しているが、無線端末装置としてはパソコンに限らず、回線終端装置、電話機、交換機、プリンタ、複写機、テレビ会議端末、ファクシミリ、LANブリッジ、その他の電子カメラ、ビデオカメラ、スキャナといったデータ処理を行う様々な端末に無線通信機能を付加した無線端末装置を適用し得るものである。
【0022】
以下、本実施例の詳細な構成と動作について説明する。
(無線アダプタの構成)
図2は、本システムを構成する無線端末装置101の構成を示すブロック図であり、特に無線アダプタの内部構成を中心に示している。
【0023】
同図において、データ端末201は、無線アダプタ202と通信ケーブルもしくは内部バスを介して接続される、例えばパソコンに代表されるデータ端末である。なお、データ端末は、上述のようにパソコンに限らず、ワークステーション、プリンタ、ファクシミリ、その他のデータ端末機器でも良い。
【0024】
また、無線アダプタ202には、音声入出力用のヘッドセット212が通信ケーブルもしくは内部バスを介して接続されている。なお、ヘッドセット212の代わりにハンドセットを用いたり、無線アダプタ202自体にマイク、スピーカを内蔵してハンズフリータイプにしても良い。
【0025】
以下、無線アダプタ202の内部構成について説明する。
【0026】
無線アダプタ202の無線部203は、他の無線アダプタの無線部等と周波数ホッピング方式のSS無線通信を行うものである。
【0027】
主制御部204は、制御の中枢となるCPU、割り込み制御およびDMA制御等を行う周辺デバイス、システムクロック用の発振器等から構成され、無線アダプタ202内の各ブロックの制御を行う。
【0028】
メモリ205は、主制御部204が使用するプログラムを格納するためのROMや、各種処理用のバッファ領域として使用するRAM等から構成される。
【0029】
通信i/f部206は、上述のデータ端末201が標準装備する通信i/f、例えば、RS232C、セントロニクス、LAN等の通信i/fや、パソコン、ワークステーションの内部バス、例えば、ISAバス、PCMCIAi/f等が該当する。
【0030】
端末制御部207は、通信i/f部206を介してデータ端末201と無線アダプタ202間のデータ通信の際に必要となる各種の通信制御を司る。
【0031】
チャネルコーデック208は、フレーム処理、無線制御を行うものであり、このチャネルコーデック208で組み立てられたデータが無線部203を介して他の無線端末装置に伝送される。
【0032】
誤り訂正処理部209は、無線通信によりデータ中に発生するビット誤りを低減するために用いる。送信時には、通信データ中に誤り訂正符号を挿入してデータに冗長性をもたせ、受信時には、演算処理により誤り位置ならびに誤りパターンを算出することで、受信データ中に発生したビット誤りを訂正する。
【0033】
タイマ210は、無線アダプタ内部の各ブロックが使用するタイミング情報を提供する。音声通信回路211は、ヘッドセット212からの音声入出力信号をレベル調整してデジタル信号に変換し、無線フレーム上に伝送するためにチャネルコーデック208に入出力する。
(無線部の構成)
図3は、上記無線部203の構成を示すブロック図である。
【0034】
送受信用アンテナ301a、301bは、無線信号を効率よく送受信するためのものであり、切り換えスイッチ302は、アンテナ301a、301bを切り換えるものである。バンド・パス・フィルタ(以下、BPFという)303は、不要な帯域の信号を除去するためのものであり、切り換えスイッチ304は、送受信を切り換えるものである。
【0035】
アンプ305は、受信系のアンプであり、アンプ306は、送信系のパワーコントロール付アンプである。コンバータ307は、1st.IF用のダウンコンバータであり、コンバータ308は、アップコンバータである。
【0036】
切り換えスイッチ309は、送受信を切り換えるものであり、BPF310は、ダウンコンバータ307によりコンバートされた信号から不要な帯域の信号を除去するためのものである。コンバータ311は、2nd.IF用のダウンコンバータであり、2つのダウンコンバータ307、311により、ダブルコンヴァージョン方式の受信形態を構成する。
【0037】
BPF312は、2nd.IF用であり、90度移相器313は、BPF312の出力位相を90度移相するものである。クオドラチャ検波器314は、BPF312、90度移相器313により受信した信号の検波、復調を行うものである。さらに、コンパレータ315は、クオドラチャ検波器314の出力を波形整形するためのものである。
【0038】
また、電圧制御型発振器(以下、VCOという)316と、ロー・パス・フィルタ(以下、LPFという)317と、プログラマブルカウンタ、プリスケーラ、および位相比較器等から構成されるPLL318とによって、受信系の周波数シンセサイザが構成される。
【0039】
また、キャリア信号生成用のVCO319と、LPF320と、プログラマブルカウンタ、プリスケーラ、および位相比較器等から構成されるPLL321とによって、ホッピング用の周波数シンセサイザが構成される。
【0040】
また、変調機能を有する送信系のVCO322と、LPF323と、プログラマブルカウンタ、プリスケーラ、および位相比較器等から構成されるPLL324とによって、周波数変調の機能を有する送信系の周波数シンセサイザが構成される。
【0041】
基準クロック発振器325は、各種PLL318、321、324用の基準クロックを供給するものであり、ベースバンドフィルタ326は、送信データ(ベースバンド信号)の帯域制限用フィルタである。
【0042】
以下、以上のような無線部の動作について説明する。
1.送信時
プロセッサ等の外部回路から入力されたデータ(ディジタルデータ)は、ベースバンドフィルタ326により帯域制限を受けた後、送信系VCO322の変調端子に入力される。
【0043】
送信系VCO322は、送信系PLL324とLPF323の回路より出力される制御電圧により周波数を決定し、直接変調により中間周波(IF)の変調波を生成する。
【0044】
VCO322、LPF323、PLL324の周波数シンセサイザにより生成された中間周波(IF)の変調波は、アップコンバータ308に入力され、VCO319、LPF320、ホッピング用PLL321から構成される周波数シンセサイザにより生成されたキャリア信号と加算された後、送信系アンプ306に入力される。
【0045】
送信系アンプ306により所定のレベルに増幅された信号は、BPF303により不要な帯域の信号を除去された後、アンテナ301から電波として空間に発射される。
2.受信時
アンテナ301により受信された信号は、BPF303により不要な帯域の信号を除去された後、受信系のアンプ305により所定のレベルに増幅される。
【0046】
所定のレベルに増幅された受信信号は、ダウンコンバータ307によりキャリア信号を除去され、1st.IFの周波数にコンバートされる。
【0047】
1st.IFの受信信号は、BPF310で不要な帯域の信号を除去された後、2nd.IF用のダウンコンバータ311に入力される。
【0048】
ダウンコンバータ311は、VCO316、LPF317、受信系PLL318から構成される周波数シンセサイザにより生成された信号と1st.IFからの入力信号により2nd.IFの周波数の信号を生成する。
【0049】
2nd.IFの周波数にダウンコンバートされた受信信号は、BPF312により不要な帯域の信号を除去された後、90度移相器313とクオドラチャ検波器314に入力される。
【0050】
クオドラチャ検波器314は、90度移相器313により位相をシフトされた信号と元の信号を使用して検波、復調を行う。
【0051】
クオドラチャ検波器314により復調されたデータ(アナログデータ)は、コンパレータ315によりディジタルデータとして波形整形され、外部の回路に出力される。
(チャネルコーデックの構成)
図4は、チャネルコーデックボードの内部構成を示すブロック図である。
【0052】
チャネルコーデック208は、CPUデータバス401が接続されるCPUバスインターフェイス403と、ADPCMコーデックとの間でADPCM符号化された音声データ402を入出力するADPCMインターフェイス404と、動作モードを設定するモードレジスタ405と、ホッピングパターンレジスタ408と、システムIDレジスタ406と、間欠起動端末アドレスレジスタ407と、LCCHレジスタ409と、FIFOバッファ410とを有する。
【0053】
また、フレーム中の各フィールドの開始タイミングを生成するタイミング生成部411と、CNTチャネル組立/分解部412と、LCCH(論理制御チャネル)組立/分解部413と、データ組立/分解部414と、音声組立/分解部415と、フレーム同期部416と、ユニークワード検出部417と、CRC符号化/復号化部418と、ビット同期部419と、無線制御部420と、間欠受信制御部421と、スクランブル/デスクランブル422とを有する。
【0054】
チャネルコーデックは、図6に示すフレームフォーマットにデータを組み立てたり、フレームを分解してデータを入出力インターフェイスに送ったりする機能を有するものである。以下、チャネルコーデックの動作について説明する。
【0055】
チャネルコーデックの動作タイミングの基準は、集中制御局側のタイミング生成部で生成される。集中制御局側では、このタイミングに従ってフレームの送信を行い、集中制御局以外の端末局では、受信したフレームのフレーム同期ワードに従ってフレーム同期を保持する。
【0056】
集中制御局側からCNTチャネルで送られるデータは、チャネルコーデック内部のレジスタにCPUが書き込むことによって定まる。チャネルコーデック内部にはHP(ホッピングパターン)レジスタ、IDレジスタ、WA(起動端末アドレス)レジスタがあり、集中制御局側ではこれらのレジスタに必要な値を書き込む。そして、チャネルコーデックは、CNTチャネルのデータを送信するタイミングで、これらのレジスタ内のデータを読み出し、送信を行う。
【0057】
一方、集中制御局以外の端末局においては、CNTチャネルを受信すると、受信した各部の値を使って処理を行う。受信したシステムIDが自局のIDレジスタに書き込まれた値と一致した場合のみ、それ以降のデータを受信するように制御する。間欠受信中に受信したWAが自局のWAレジスタの値と一致した場合には、起動要求割り込みを発生する。さらに、受信したBF、NF情報データを利用してホッピングパターンレジスタのテーブルを書き換える。
【0058】
LCCHチャネルでは、送信側端末のCPUがチャネルコーデック内部のLCCHレジスタに格納したデータがLCCH組立/分解部で組み立てられ、所定のタイミングで送出される。他の端末との衝突を防ぐために、複数のキャリアセンスフィールドが設けられている。受信したLCCHデータは、LCCH組立/分解部で分解し、チャネルコーデック内部のLCCHレジスタに一旦格納された後、CPUに対して割り込みを発生し、CPUが読み取る。
【0059】
音声チャネルでは、音声入出力インターフェイスを介して入力されたデータを音声組立/分解部418において組み立て、所定のタイミングで送出する。逆に、受信した音声データは音声組立/分解部で所定のタイミングで分解され、ADPCMインターフェイスを介してADPCMコーデックのタイミングで出力される。
【0060】
データチャネルでは、CPUがデータ送信要求を行った場合のみデータが送信される。データ送信要求が行われている場合、チャネルコーデックのCPUバスインターフェイスは1バイトごとのタイミングでDMAリクエストを出力する。DMAリクエストにDMAコントローラが応じてデータが書き込まれると、データ組立/分解部においてデータをシリアルに変換して所定のタイミングで送出する。
【0061】
逆に、データを受信した場合には、データ組立/分解部においてデータをパラレルに変換して1バイトごとにDMAリクエストを出力し、DMAコントローラは受信データをメモリに転送する。1フレーム分のデータの転送を終了すると、CPUに対して割り込みを発生する。
【0062】
データ送信時には、必要に応じてCRC符号を生成し、CRC部に格納して送信する。受信側では、CRCのチェックを行い、誤りの発生を検出することができる。また、フレーム同期ワード、ユニークワード以外の全ての送信データにはスクランブルがかけられる。これは無線部に送られるデータの不平衡性を下げるとともに、同期クロック抽出を容易にするためである。
【0063】
逆にデータ受信時には、ユニークワードを検出すると、そのタイミングでデスクランブルを行い、CRCチェックを行うと同時に、各フィールドの分解部にデータを入力する。
(無線フレーム)
図5は、本システムにおいて使用する無線フレーム構成を示すものである。
【0064】
本実施例のシステムにおいては、周波数ホッピング方式を採用しており、10msの基本フレーム(BF)毎に周波数ホッピングを行い、16個のBFにより1つのマルチフレームを構成する。
【0065】
1つのBFは、図5に示すように、CNT、LCCH、2つの音声チャネル、データチャネル、ENDから構成されており、本システムにおいては、CNT+LCCH、2つの音声チャネル、データチャネルの3つの各部分において、独立に周波数ホッピングを行う。したがって、BF1〜BF16の各部分の周波数のパターンが各部分に関するホッピングパターンとなる。
【0066】
図6は、本実施例の周波数ホッピング方式の例を示す説明図である。なお。この図6においては、簡単のために、独立にホッピングパターンを選択可能な音声チャネルとデータチャネルの部分が同一のホッピングパターンを選択した場合を示している。
【0067】
本システムにおいては、CNTとLCCHとは同一のホッピングパターンとなり、同一時間(基本フレーム単位)においては1つの周波数しか採り得ないものとし、CNTは集中制御局が送信し、LCCHは競合制御で無線端末装置の1つが送信する。
【0068】
データチャネルは、1組の無線端末装置間で1つのホッピングパターンを割り当てられて使用し、同一時間に最大16個の周波数のデータチャネルが存在し得る。また、音声チャネルおよびデータチャネルのホッピングパターンは、制御チャネルLCCHのData部の制御情報として通知されるものとする。
【0069】
以下、基本フレーム(BF)の構成の詳細について説明する。
【0070】
図5において、CNT(システム制御チャネル)は、フレーム同期信号、呼出信号等を含む集中制御局の無線端末装置から端末局の無線端末装置へ送信される制御チャネルである。LCCH(論理制御チャネル)は、論理制御チャネル情報を含む集中制御局あるいは端末局のうちの1つの無線端末装置から他の1つあるいは複数の無線端末装置へ送信されるパケット形式の制御チャネルである。
【0071】
音声チャネルは、1つの無線端末装置から他の1つの無線端末装置へ送信される回線交換型のデータチャネルであり、通常2つの無線端末装置間で2つの音声チャネルを各々送信受信(一方は送信、受信に、他方は受信、送信)に用いる。データチャネルは、1つの無線端末装置から他の1つの無線端末装置へ送信されるパケット形式のバーストデータチャネルであり、通常2つの無線端末装置間で片方向通信(一方は送信、他方は受信)に用いる。ENDは、次のBFのための周波数切り換え時間である。
【0072】
CNT、LCCH、音声チャネル、データチャネル、ENDの構成要素は、下記の通りである。
【0073】
まず、システム制御チャネルCNTにおいて、CSは、12.8usec分のキャリアセンス時間であり、PRは、ビット同期のための56ビットのプリアンブルであり、SYNは、1ダミービット+RCRで規定される31ビットのフレーム同期信号である。
【0074】
また、IDは、RCRで規定される63ビットの呼出信号+1ダミービットであり、BFは、8ビットの次フレームの基本フレーム番号情報であり、WAは、スリープモードの端末のうち、起動させる端末のシステムアドレスである。
【0075】
また、NFは、8ビットの次フレームの周波数情報であり、Revは、リザーブ、隣接セルとの区別のためのエリア番号であり、CRCは、BFからRevまでのデータに対するCRC情報であり、GTは、ガードタイムである。
【0076】
次に、論理制御チャネルLCCHにおいて、CS0、CS1、CS2は、キャリアセンス時間(使用目的に応じて優先度を付ける)であり、PRは、ビット同期のための56ビットのプリアンブルであり、UWは、8ビットのユニークワード(バイト同期用)である。
【0077】
また、DAは、送信先システムアドレスであり、Dataは、論理制御チャネルの内容である。また、CRCは、DAからDataまでのデータに対するCRC情報であり、CFは、周波数切り換え用のガードタイムである。
【0078】
次に、音声チャネルは、2つの音声チャネルを用いて1回線分である。そして、CSは、キャリアセンス時間であり、PRは、ビット同期のための56ビットのプリアンブルであり、UWは、8ビットのユニークワード(バイト同期用)である。また、T/Rは、32kbpsのBチャネル情報であり、CRCは、T/Rのデータに対するCRC情報であり、GTは、ガードタイムである。
【0079】
データチャネルは、データ伝送に用いるチャネル、送受兼用ものである。そして、CFは、周波数切り換え用のガードタイムであり、CS0、CS1、CS2は、キャリアセンス時間(使用目的に応じて優先度を付ける)である。また、PRは、ビット同期のための56ビットのプリアンブルであり、UWは、8ビットのユニークワード(バイト同期用)である。また、Dataは、論理制御チャネルの内容であり、GTは、ガードタイムである。
【0080】
ENDは、次のフレームのための周波数切り換え時間であり、CFは、周波数切り換え用のガードタイムである。
【0081】
LCCHは、通信チャネル接続に先だって、端末局から集中制御局に音声あるいはデータ通信用のホッピングパターンの割り当て要求を通知したり、当該要求に対して集中制御局から端末局に音声あるいはデータ通信用に割り当てるホッピングパターンを通知する場合、通信チャネル切断時に端末局から集中制御局に割り当てられた音声あるいはデータ通信用のホッピングパターンの割り当て解除要求を通知する場合、当該割り当て解除要求に対して集中制御局から端末局に対して割り当て解除実行を通知する場合、その他、集中制御局と端末局との間で制御情報を通知する場合、そして、端末局間あるいは集中制御局と端末局との間で音声あるいはデータ通信用の通信チャネル接続要求や通信チャネル切断要求を通知する場合、等に使用する。
【0082】
2つある音声チャネルのうちのどちらを送信、受信で使用するかは、通信チャネル接続時にやり取りするLCCHの中で相手と打ち合わせするものとする。同様に、データチャネルにおいて、伝送方向、データ長等、どのようにデータ伝送を行うかは、通信チャネル接続時にやり取りするLCCHで相手と打ち合わせするものとする。
(周波数ホッピング)
図7は、本実施例における周波数ホッピングの一例を示す説明図である。
【0083】
この図では、ベースフレーム(以下、BFという)を8フレームをもち、F1からF8までの8つの周波数を使用するシステムを例にしている。各BFで、第1のHP、第2のHP、第3のHPがどの周波数を使用するかを示している。
【0084】
また、図7に示すように、各々のホッピングパターン(以下、HPという)は、同一のベースフレーム(以下、BFという)では同じ周波数を使用せず、必ず異なる周波数を使用する。また、1ベースフレーム中には図5で示したフレームが1つ存在し、フレーム毎、すなわちベースフレームが終了する毎に各HPは決められた順番で周波数を変更する。
【0085】
以下、本システムでどのように周波数ホッピングを行うかを説明する。
【0086】
集中制御局がシステム制御チャネルを送信するホッピングパターンを図7の第1のHPとする。すなわち、BF1のときF1、BF2のときF2、BF3のときF3・・・という具合に周波数を各々のBFで変更する。
【0087】
集中制御局以外の全無線端末110は、図8に示すように、BF1では、まず集中制御局が送信しているシステム制御チャネルを受信するために、第1のHPがBF1で使用する周波数F1を無線部にセットする。集中制御局以外の全無線端末110は、ここで受信したシステム制御チャネルでフレーム同期を取る。
【0088】
通信の接続要求や切断要求をやり取りする論理制御チャネルは、システム制御チャネルと同じ周波数でやり取りされる。論理制御チャネルで送信すべき通信チャネル接続や通信チャネル切断といった制御データを有する端末は、論理制御チャネルのときに、直接相手に論理制御チャネルを用いて制御データを送信する。また、論理制御チャネルで送信すべきデータを有さない端末は、他の端末が論理制御チャネルで送信している制御データを必ず受信する。そして、受信した結果、自端末宛の制御データでなければ、受信した制御データを破棄する。
【0089】
音声またはデータ通信を行う無線端末110は、音声チャネルとデータチャネルにおいて、予め集中制御局から割り当てを受けたHPに対応する周波数に変える。このとき、集中制御局からの割り当て状況によっては、システム制御チャネルと論理制御チャネルと同じHPが割り当てられることもある。図8に示す例は、システム制御チャネルと論理制御チャネルに第1のHPが割り当てられ、端末AB間の音声通信に第2のHPが割り当てられ、端末AB間のデータ通信に第3のHPが割り当てられた例を示す。この例の場合、1フレーム中に3回周波数を変更することになる。
【0090】
図6は、音声チャネルにおける周波数ホッピングと送受信状態の一例を示す説明図である。
【0091】
図7に示す第1のHPで端末Aと端末Bが通信を行い、第2のHPで端末Cと端末Dが通信を行っている様子を示している。また、2つあるうちの最初の音声チャネルでは端末Aと端末Cが送信を行い、2つ目の音声チャネルでは端末Bと端末Dが送信を行う。
【0092】
論理制御チャネルが終了すると、音声通信中の端末は、システム制御チャネルにより割り当てられた周波数ホッピングパターンにしたがって、現在のベースフレーム番号から変更すべき周波数を無線部にセットする。また、予め通信相手との間で、どちらが第1の音声チャネルで送信するかといった通信制御情報をやり取りしておき、その通信制御情報に基づいて無線部の送受信を制御する。図6の場合、端末Aと端末Cが最初の音声チャネルで送信を行っている。
【0093】
BF1のときを説明する。論理制御チャネルが終了すると、端末Aと端末Cはそれぞれの音声通信に割り当てられた周波数ホッピングパターンにしたがって周波数を変更する。周波数を変更した結果、端末Aと端末Bは第1のHPが割り当てられているため、周波数は変化しなかったが、端末Cと端末Dは周波数をF3に変更した。端末Aと端末Cは無線部を送信にセットし、端末Bと端末Dは無線部を受信にセットし、最初の音声チャネルで音声データをやり取りする。
【0094】
1つ目の音声チャネル終了時に端末Aと端末Cは無線部を受信にセットし、端末Bと端末Dは無線部を送信にセットし、2つ目の音声チャネルで音声データをやり取りする。そして、2つ目の音声チャネル終了時に、次のデータ通信に備えて、各端末は無線部にデータ通信に割り当てられた周波数ホッピングパターンにおいて現在のベースフレーム番号に対応する周波数を無線部にセットする。
【0095】
データチャネル終了後、ENDの間に、次のBF2でシステム制御チャネルを受信するため、周波数を第1のHPでBF2で使用する周波数であるF2を無線部にセットする。ベースフレームがBF2になってからの周波数ホッピングの手順は、上記手順を繰り返す。
(詳細動作説明)
以上説明したように、本実施例のシステムは、図2に示したようなパソコン101に無線アダプタ202とヘッドセット212を接続した形態の無線端末装置から構成されるシステムであり、1つの無線端末装置が集中制御局、他の無線端末装置が端末局となり、図5に示すような時分割多重された無線フレームを周波数ホッピングしながら送受信することにより、音声、パケットデータの同時通信を可能としている。
【0096】
本実施例のシステムにおいては、基本フレームのCNTは、予め定められたホッピングパターン(HP)で集中制御局がホッピングを行いながら送信し、LCCHは、BF毎に競合制御方式で1つの無線端末装置がCNTと同一のHPに従って送信する。音声チャネル、データチャネルは、各々制御チャネル(CNT+LCCH)のHPとは独立に、集中制御局によって割り当てられ、制御チャネルで通知されるHPに従ってホッピングする。
【0097】
以下、本実施例の詳細な動作について説明する。
【0098】
本実施例においては、上述したように図5の無線フレーム構成において、論理制御チャネル(LCCH)の先頭部分は、CS0、CS1、CS2と3つに区分されたキャリアセンスフィールドとなっている。本実施例においては、このキャリアセンスフィールドの使用法を下記の通りとする。
【0099】
CS0:集中制御局がLCCHデータを送信する際に送信モードとなってキャリアを出力し、全ての端末局は、必ず受信モードになってキャリアセンスを行う。
【0100】
CS1:CS0においてキャリアを検出しなかった条件下で、端末局が優先度の高いLCCHデータを送信する際に送信モードとなってキャリアを出力し、他の通常の優先度のLCCHデータ送信要求のある端末局は、受信モードとなってキャリアセンスを行う。
【0101】
CS2:CS0およびCS1においてキャリアを検出しなかった条件下で、端末局が通常の優先度のLCCHデータを送信する際に送信モードとなってキャリアを出力する。
【0102】
CS0、CS1、CS2という区分されたキャリアセンスフィールドを上記のように使用することにより、集中制御局がシステムに1台の場合は、集中制御局は全く競合無しにLCCH送信が可能となる。
【0103】
また、集中制御局がLCCH送信を行わない場合に、端末局は優先度の高いLCCH送信が可能となるが、他の端末局が同時に優先度の高いLCCH送信を行ってLCCH送信の競合が発生し、データが衝突、破壊し、送信失敗になる可能性はある。但し、優先度の高いLCCH送信を行う頻度を限定すれば、優先度の高いLCCH送信が競合する確率を低くすることができる。
【0104】
集中制御局がLCCH送信を行わず、かつ、端末局が優先度の高いLCCH送信を行わない場合に、端末局は通常の優先度のLCCH送信が可能となるが、他の端末局が同時に通常の優先度のLCCH送信を行ってLCCH送信の競合が発生し、データが衝突、破壊し、送信失敗になる可能性がある。
【0105】
本実施例の構成において、端末局の優先度の高い、あるいは、通常の優先度のLCCH送信が競合した場合、LCCH送信を行った端末局において直接競合の発生を検知することは不可能なため、本実施例では端末局はシステムアドレスADiの端末局(あるいは集中制御局)へLCCH送信を行った場合、当該LCCH送信が成功したか確認するため、送信先のシステムアドレスADiの端末局(あるいは集中制御局)において当該送信LCCHデータを受信した場合、受信した旨の(Ack)LCCHデータを送信元の端末局に対して送信するようにし、送信元の端末局においては、送信先の端末局(あるいは集中制御局)からのAckLCCHを受信待ちとなり、所定時間以内にAckLCCHを受信できなかった場合は、当該LCCH送信が失敗したと判断し、LCCH再送を行うようにする。
【0106】
図9は、本実施例における制御チャネル(LCCH)の送信動作例を示す説明図である。図9において、Aは集中制御局、B、C、Dは端末局とする。
【0107】
図9では、第1のマルチフレームのBF1のLCCHにおいては、集中制御局であるAが端末局Bに対してCS0からLCCHデータを送信し、BF2においては、端末局Bが集中制御局Aに対してCS2からLCCHAckデータを送信し、BF3においては端末局Bが端末局Cに対してCS2から通常の優先度のLCCHデータを送信し、BF4においては端末局Cが端末局Bに対してCS2からLCCHAckデータを送信している。
【0108】
また、第2のマルチフレームのBF1のLCCHにおいては、端末局Bが端末局Cに対してCS1から優先度の高いLCCHデータを送信し、BF2においては集中制御局Aが端末局Dに対してCS0からLCCHAckデータを送信し、BF3においては端末局Cが端末局Bに対してCS2からLCCHデータを送信し、BF4においてはLCCHにはデータは送信されていない。
【0109】
図10は、本実施例における制御チャネル(LCCH)の送信制御を示すフローチャートである。以下、図10のフローチャートに従って、端末局のLCCH送信動作の説明を行う。
【0110】
まず、S1001において、LCCH送信要求がある場合にはS1002に進む。S1002において、端末局の主制御部204は、無線部203を制御してLCCHのホッピングパターン(HP1とする)の当該BFに対応する周波数で受信モードにする。
【0111】
S1003において、CS0で主制御部204は無線部203を制御してキャリア検出を行い、キャリアを検出した場合にS1006に進み、CS0でキャリアを検出しなかった場合はS1004に進む。S1004において、当該LCCH送信要求が優先度の高いLCCH送信要求の場合はS1008に進み、通常のLCCH送信要求の場合はS1005に進む。
【0112】
S1005において、CS1で主制御部204は無線部203を制御してキャリア検出を行い、キャリアを検出した場合はS1006に進み、CS0でキャリアを検出しなかった場合はS1008に進む。
【0113】
S1006において、キャリア検出回数をNc=Nc+1とし、メモリ205の所定アドレスに格納し、S1007において、Nc>Nc0の場合、当該LCCH送出不能と判断して終了し、Nc≦Nc0の場合、S1002に戻って、次のBFのLCCHにおいて送信を試行する。
【0114】
S1008において、端末局の主制御部204は無線部203を制御してLCCHのホッピングパターン(HP1とする)の当該BFに対応する周波数で送信モードにし、S1009において、主制御部204はチャネルコーデックを制御してシステムアドレスDAiの端末局(あるいは集中制御局)に対するDA=DAiとしたLCCHデータを組立て、無線部203を制御して当該LCCHデータを送信する。
【0115】
続いて、S1010において、次のBFで主制御部204は無線部203を制御してLCCHのホッピングパターン(HP1とする)の当該BFに対応する周波数で受信モードにする。
【0116】
次に、S1011においては、主制御部204は無線部203を制御して当該BFのLCCHデータを受信し、当該受信LCCHデータが前記送信先のシステムアドレスDAiの端末局(あるいは集中制御局)からのLCCHAckデータの場合は送信成功と判断して終了し、システムアドレスDAiの端末局(あるいは集中制御局)からのLCCHAckデータでない場合はS1012に進む。
【0117】
S1012においては、Ack未受信回数Nnack=Nnack+1とし、メモリ205の所定のアドレスに格納し、S1013において、Ack未受信回数Nnack>Nnack0の場合は、送信失敗と判断し、S1002に戻り、LCCH再送を試行する。また、Ack未受信回数Nnack≦Nnack0の場合は、S1010に戻り、次のBFでLCCHデータを受信する。
【0118】
以上説明したように、本実施例においては、論理制御チャネルを集中制御局から端末局へ下り制御チャネルと端末局から集中制御局への上り制御チャネルとをハード構成、フレーム構成に依存した形で固定的に区別せずに、マルチフレーム内の複数の制御チャネルを競合方式で使用することにより、制御チャネルのフレキシブルで効率的かつ有効な活用を図るとともに、制御チャネルを送信、受信するためのハード構成あるいは制御ソフトが、集中制御局と端末局とで共通化でき、集中制御局と端末局の開発および生産コストの低減、開発および生産効率の向上を図ることができるという大きな効果がある。
【0119】
また、論理制御チャネルの先頭のキャリアセンス部を複数に分割し、集中制御局は先頭のキャリアセンス部から、端末局は3番目のキャリアセンス部から論理制御チャネルを送出開始するというように、無線端末の種別あるいは送信データの優先度により論理制御チャネル送出開始位置を制御することにより、制御チャネルの更なるフレキシブルでかつ有効な活用を図ることができるという大きな効果がある。
【0120】
なお、本発明は、上記実施例に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲で変更可能である。たとえば、上記実施例においては、キャリアセンス部を3つに分割し、無線端末の種別あるいは送信データの優先度により、論理制御チャネル送出開始位置(キャリアセンス部に相当)を制御するようにしたが、キャリアセンス部の分割数は3に限定されるものではなく、また単一であっても良く、さらに、キャリアセンス部が分割されている場合の送出開始位置の制御も無線端末種別のみ、あるいは、データの優先度のみ、あるいは他の条件に基づいて制御するようにしても良い。
【0121】
また、本実施例においては、1つの制御チャネルを送信する毎に当該制御チャネル送信成功を確認するために、送信先からのAck制御チャネルを受信するようにしたが、制御チャネルの送信データに識別番号を付し、連続して制御チャネル送信を行った後に、送信先から識別番号に対応するAck制御チャネルの受信をすることにより、送信成功を確認するようにしても良く、制御チャネル送信、受信制御方法は上記した実施例に限定されるものではない。
【0122】
さらに、上記実施例においてパソコンに無線アダプタとヘッドセットを接続した形態とした無線端末装置の構成、無線アダプタの構成、無線アダプタ内部の無線部、チャネルコーデック等の構成、基本フレームの構成および16個の基本フレームから構成されるマルチフレームの構成を含む無線フレームの構成、制御チャネル送信動作シーケンスは、上記実施例に限定されるものではない。
【0123】
次に、本発明の第2実施例について説明する。
【0124】
上述した第1実施例においては、1つの無線フレームの中に1つの制御チャネルを設け、当該1つの制御チャネルをフレーム毎に競合制御で使用するように制御していたが、この第2実施例においては、1つの無線フレームの中に複数の制御チャネルを設け、当該複数の制御チャネルを競合制御で使用するように制御するようにする。
【0125】
図11は、本実施例における制御チャネル(LCCH)の送信動作例を示す説明図であり、本実施例においては1つの基本フレーム(BFi)の中にLCCH1、LCCH2、LCCH3の3つの論理制御チャネルが多重されている。図11において、Aは集中制御局、B、C、D、E、F、Gは端末局とする。
【0126】
図11の第1のマルチフレームは、BF1とBF2のLCCHチャネルは優先的に集中制御局Aが使用し、他のBF3、BF4は他の無線端末が優先的に使用するというように、マルチフレームの中の基本フレーム毎のLCCHの使い方を端末種別により優先的に使用させるような競合制御を行う動作例である。
【0127】
また、第1のマルチフレームのBF1のLCCH1、LCCH2、LCCH3においては、集中制御局であるAが各々端末局B、C、Dに対してLCCHデータを送信し、BF2のLCCH1、LCCH2、LCCH3においては、集中制御局であるAが各々端末局E、F、Gに対してLCCHデータを送信し、BF3のLCCH1、LCCH2、LCCH3においては、各々端末局であるB、G、Eが集中制御局Aに対してLCCHAckデータを送信し、BF4のLCCH1、LCCH2、LCCH3においては、各々端末局であるD、F、C、が集中制御局Aに対してLCCHAckデータを送信している。
【0128】
次に、図11の第2のマルチフレームは、集中制御局は1つのBFの中の3つのLCCHチャネル全て使用可能とし、端末局は1つのBFの中の3つのLCCHチャネルのうち何れか1つのLCCHチャネルのみ使用可能とするというように、端末種別により1つのBFの中の3つのLCCHチャネルのうち使用可能な数を制限して競合制御を行う動作例である。
【0129】
上記のように、1つの無線フレームの中に複数の制御チャネルを設けるとともに、制御チャネルの使用法を制御することにより、データ送信頻度の高い集中制御局を優先しながらフレーム中のLCCHチャネルをフレキシブルに、効率的に、そして、有効に活用することができる。
【0130】
なお、本実施例のハード構成は、上記第1実施例と同様であり、無線フレームの構成を第1実施例のフレーム構成のLCCHを1つの基本フレーム(BF)内に3つ多重するとともに、無線端末種別によりBF毎の制御チャネルの優先的使用を制御する、あるいは、無線端末種別によりBF内の使用可能な制御チャネル数を制御するようにしたものである。
【0131】
以上説明したように、第2実施例においては、論理制御チャネルを集中制御局から端末局は下り制御チャネルと端末局から集中制御局への上り制御チャネルとをハード構成、フレーム構成に依存した形で固定的に区別せずに、マルチフレーム内の複数の制御チャネルを競合方式で使用するとともに、複数ある制御チャネルの使用法をソフト的に優先制御することにより、制御チャネルのフレキシブルで効率的かつ有効な活用を図るとともに、制御チャネルを送信、受信するためのハード構成あるいは制御ソフトが集中制御局と端末局とで共通化でき、集中制御局と端末局の開発および生産コストの低減、開発および生産効率の向上を図ることができるという大きな効果がある。
【0132】
また、1つの無線フレームの中に複数の制御チャネルを設け、当該複数の制御チャネルを競合制御で使用するように制御するようにしたことにより、制御チャネルの競合が分散化され、かつ、制御チャネル獲得の頻度を増大し、制御信号の送受信を迅速に行うことができるという大きな効果がある。
【0133】
なお、本発明は、上記第2実施例に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲で変更可能である。たとえば、上記第2実施例においては、1フレーム内にLCCHを3つに多重するフレーム構成としたが、LCCHの多重数は4でも6でも良く、3に限定されないことは言うまでもない。また、本実施例においては、無線端末の種別により、フレーム毎のLCCHの優先制御を行うようにしたが、データの優先度によってあるいは他の条件に基づいてLCCHの優先制御を行うようにしても良い。
【0134】
また、上記第2実施例においては、1つの制御チャネルを送信する毎に当該制御チャネル送信成功を確認するために送信先からのAck制御チャネルを受信するようにしたが、制御チャネルの送信データに識別番号を付し、連続して制御チャネル送信を行った後に、送信先から識別番号に対応するAck制御チャネルの受信をすることにより、送信成功を確認するようにしても良く、制御チャネル送信、受信制御方法は、上記実施例に限定されるものではない。
【0135】
さらに、上記第2実施例においてパソコンに無線アダプタとヘッドセットを接続した形態とした無線端末装置の構成、無線アダプタの構成、無線アダプタ内部の無線部、チャネルコーデック等の構成、基本フレームの構成および16個の基本フレームから構成されるマルチフレームの構成を含む無線フレームの構成、制御チャネル送信動作シーケンスは、上記実施例に限定されるものではない。
【0136】
以上説明したように上記実施例によれば、たとえば周波数ホッピング方式を採用する集中制御局と端末局とからなるスペクトラム拡散無線通信システムにおいて、無線フレーム上の一部の制御チャネルを集中制御局から端末局への下り制御チャネルと端末局から集中制御局への上り制御チャネルとに区別せずに設け、当該制御チャネルに集中制御局、端末局から競合方式で送信するように制御する手段を設けることにより、制御チャネルがハード構成、フレーム構成に依存した形で固定的に区別されず、制御チャネルのフレキシブルで効率的かつ有効な活用を図るとともに、制御チャネルを送信・受信するためのハード構成あるいは制御ソフトが、集中制御局と端末局とで共通化でき集中制御局と端末局の開発および生産コストの低減、開発および生産効率の向上を図ることができるという効果がある。
【0137】
また、無線フレーム上に制御チャネルを複数設け、当該複数の制御チャネルに集中制御局、端末局から競合方式で送信するように制御する手段を設けることにより、制御チャネルの競合が分散化され、かつ、制御チャネル獲得の頻度を増大し、制御信号の送受信を迅速に行うことができるという効果がある。
【0138】
また、制御チャネル上に送信する制御情報の中に送信先情報を有することにより、直接送信先に制御チャネルを送信できるという効果がある。
【0139】
また、上記制御チャネル送信競合方式で当該制御チャネル送信後に当該制御チャネル送信先からの当該制御チャネル受信確認の旨の制御チャネルを受信することで制御チャネルの送信確認を行うことにより、再送の必要があるかを判断できるという効果がある。
【0140】
また、上記制御チャネル送信競合方式で制御チャネル上に送信する制御情報の中に送信制御情報識別情報を設け、当該制御チャネル送信後に当該制御チャネル送信先からの当該送信制御情報識別情報に対応する当該制御チャネル受信確認の旨の制御チャネルを受信することで制御チャネルの送信確認を行うことにより、1制御チャネル毎に送信確認をせずに済み、フレキシブルに制御チャネルの送受信を行うことができるという効果がある。
【0141】
また、制御チャネルの先頭のキャリアセンス部を複数に分割して所定の条件により制御チャネル送信時に分割されたどのキャリアセンス部までキャリアセンスを行い、それ以降制御チャネル送信を開始するかを選択、決定する手段を設けたことにより、競合制御しつつ、優先的に制御チャネルを使用させることもでき、よりフレキシブルな制御しやすい制御チャネルの運用を図ることができるという効果がある。
【0142】
また、複数ある制御チャネル毎に当該制御チャネルに優先的に送信する無線端末種別あるいは無線端末を選択、決定する手段を設けたことにより、競合制御しつつ、競合を分散化させ、また、ソフト制御のみで優先的に制御チャネルを使用させることもでき、よりフレキシブルな制御しやすい制御チャネルの運用を図ることができるという効果がある。
【0143】
また、無線端末種別あるいは制御チャネルの送信制御情報の優先度により複数ある制御チャネルのうち送信可能な制御チャネル数を選択、決定する手段を設けたことにより、競合制御しつつ、競合を分散化させ、また、ソフト制御のみで優先的に制御チャネルを使用させることもできるとともに、送信可能な制御チャネル数により優先度もきめ細かく可変できる、よりフレキシブルな制御しやすい制御チャネルの運用を図ることができるという効果がある。
【発明の効果】
以上説明したように本発明によれば、下り専用の制御チャネルを設けたことにより、制御装置は確実に制御チャネルを利用できるので、システムの制御を円滑に行なうことができ、さらに、制御装置と通信装置とで競合方式で利用する制御チャネルも設けたことにより、制御チャネルをフレキシブルで効率的かつ有効に活用することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例における無線通信システムの構成を示す説明図である。
【図2】上記第1実施例における無線アダプタの構成を示すブロック図である。
【図3】上記第1実施例における無線部の構成を示すブロック図である。
【図4】上記第1実施例におけるチャネルコーデックの内部構成を示すブロック図である。
【図5】上記第1実施例において使用する無線フレーム構成を示す説明図である。
【図6】上記第1実施例における音声チャネルのホッピングと送受信状態の一例を示す説明図である。
【図7】上記第1実施例における周波数ホッピング方式の例を示す説明図である。
【図8】上記第1実施例における各チャネルでの周波数の使用状況を示す説明図である。
【図9】上記第1実施例における制御チャネル(LCCH)の送信動作例を示す説明図である。
【図10】上記第1実施例における制御チャネル(LCCH)の送信動作例を示すフローチャートである。
【図11】本発明の第2実施例における制御チャネル(LCCH)の送信動作例を示す説明図である。
【符号の説明】
101…無線端末装置、
201…データ端末、
202…無線アダプタ、
203…無線部、
204…主制御部、
205…メモリ、
206…通信インタフェース部、
207…端末制御部、
208…チャネルコーデック、
209…誤り訂正処理部、
210…タイマ、
211…音声通信回路、
212…ヘッドセット。

Claims (9)

  1. 通信装置と、上記通信装置の通信を制御する制御装置とを有する無線通信システムにおいて、
    無線フレーム上の複数の制御チャネルのうちの、第1の制御チャネルを、上記制御装置から通信装置への専用の下り制御チャネルとして利用し、第2の制御チャネルを、上記制御装置と上記通信装置とが競合方式で利用することを特徴とする無線通信システム。
  2. 他の無線通信装置の通信を制御する制御装置において、
    無線フレーム上の複数の制御チャネルのうちの、第1の制御チャネルを、上記制御装置から上記他の通信装置への専用の下り制御チャネルとして利用し、第2の制御チャネルを、上記制御装置と上記通信装置とが競合方式で利用することを特徴とする制御装置。
  3. 請求項において、
    上記競合方式で利用する上記第2の制御チャネルを複数設け、
    上記複数の第2の制御チャネルの少なくとも1つを、上記制御装置が優先的に利用することを特徴とする制御装置。
  4. 請求項において、
    上記競合方式で利用する上記第2の制御チャネルを複数設け、
    上記制御装置と上記通信装置とを含む装置の種別に基づいて、使用可能な上記第2の制御チャネルの数を制限することを特徴とする制御装置。
  5. 請求項において、
    上記第2の制御チャネルを、上記通信装置のデータ送信要求の優先度に応じて利用することを特徴とする制御装置。
  6. 制御装置による制御により通信する無線通信装置において、
    無線フレーム上の複数の制御チャネルのうちの、第1の制御チャネルを、上記制御装置から上記他の通信装置への専用の下り制御チャネルとして利用し、第2の制御チャネルを、上記制御装置と上記通信装置とが競合方式で利用することを特徴とする無線通信装置。
  7. 請求項において、
    上記競合方式で利用する上記第2の制御チャネルを複数設け、
    上記複数の第2の制御チャネルの少なくとも1つを、上記通信装置が優先的に利用することを特徴とする無線通信装置。
  8. 請求項において、
    上記競合方式で利用する上記第2の制御チャネルを複数設け、
    上記制御装置と上記通信装置とを含む装置の種別に基づいて、使用可能な前記第2の制御チャネルの数が制限されることを特徴とする無線通信装置。
  9. 請求項において、
    上記第2の制御チャネルを、上記通信装置のデータ送信要求の優先度に応じて利用することを特徴とする無線通信装置。
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