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JP3763382B2 - ブーム装置 - Google Patents
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JP3763382B2 - ブーム装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は薬剤散布装置に搭載されるブーム装置に係わり、特にサイドブームの開閉が水平回り及び鉛直回りに自在に行え、収納時に高さを要さず、障害物との接触に強くかつ安価なブーム装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
図6に自走式の薬剤散布装置の外観図を示す。図6において、薬剤散布装置50の前部にセンターブーム1が機体40の前面と平行に配置されている。そして、センターブーム1の両端には、機体40の側面と平行となるようにサイドブーム17が一対、センターブーム1に対してそれぞれ90度折り畳まれた状態で収納されている。
【0003】
薬剤散布装置50の使用時には、サイドブーム17を水平に拡げ作業をする。散布幅は、約8m〜10mになる。そして、薬液タンク51に貯められた薬液は、センターブーム1及びサイドブーム17の下部に配設された薬液噴霧ノズル53より散布される。
【0004】
かかる薬剤散布装置50では、薬液の付着効果を上げるため、センターブーム1及びサイドブーム17の作物からの高さは作物に対して一定間隔を保つ必要がある。薬剤散布装置50が走行路の凸凹又は傾斜により傾いた場合、サイドブーム17は、水平の状態では地面に接触してしまうか、作物と接触し作物を傷めてしまうため、サイドブーム17は垂直方向に移動させる必要がある。
【0005】
また、作業を終えサイドブーム17を格納する場合、走行の安定性、収納性を考慮すると機体40の側面に対して平行に、かつ全高を低く格納する必要がある。
更に、サイドブーム17は油圧又は電動式の作動装置をスイッチで操作可能とし、操作性を上げる必要がある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来の薬剤散布装置50では、垂直、水平方向の作動がリンクまたはカム式構造により規制されてしまっている。このため、圃場条件に合わせた可動範囲の調整が困難であった。
【0007】
また、垂直、水平方向から障害物等に接触した場合、構造上逃げがないため、サイドブーム17を破損するおそれがあった。
更に、高さ方向に制限された場所での開閉作業が難しかった。
【0008】
更に、サイドブーム17の作動装置は、垂直方向と水平方向の2台が必要となる。このため、コスト高となり、スイッチ操作も垂直動作と水平動作の2回の操作が必要となり、操作性が悪かった。
更に、サイドブーム17を上昇させる場合、サイドブーム17の荷重を作動装置だけで受けると大型の作動装置が必要となり、コスト高となるおそれがあった。
【0009】
本発明はこのような従来の課題に鑑みてなされたもので、サイドブームの開閉が水平回り及び鉛直回りに自在に行え、収納時に高さを要さず、障害物との接触に強くかつ安価なブーム装置を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】
このため本発明(請求項1)は、機体(40)の前部又は後部に水平に配設されたセンターブーム(1)と、該センターブーム(1)の端部において支軸位置が鉛直方向に固定された第1の鉛直支軸(4)により回動自在に軸支される水平回動自在ブラケット(5)と、該水平回動自在ブラケット(5)に水平に配設された第1の水平支軸(10)と、該第1の水平支軸(10)回りに回動自在に軸支されるブーム延長手段(8、9、14、17)と、前記センターブーム(1)より所定高さ上方に突出するように前記水平回動自在ブラケット(5)に立設される突出部(31)と、該突出部(31)に一端(13a)が掛けられ、前記ブーム延長手段(8、9、14、17)に他端(13b)が掛けられて前記ブーム延長手段(8、9、14、17)を吊設する吊設手段(13)と、前記ブーム延長手段(8、9、14、17)の前記第1の水平支軸(10)回りの傾斜角度(β)を規制する傾斜角規制手段(19)と、両端をそれぞれ前記ブーム延長手段(8、9、14、17)及び前記センターブーム(1)に前記第1の鉛直支軸(4)以外の所定位置で水平方向及び鉛直方向に回動自在に支持されつつロッド(37)の伸縮駆動により伸縮自在な伸縮駆動手段(3)と、前記センターブーム(1)に対する前記ブーム延長手段(8、9、14、17)の前記第1の鉛直支軸(4)回りの開き角度(α)を規制するブーム開き角度規制手段(23)とを備えて構成した。
【0011】
センターブーム(1)は、機体(40)の前部又は後部に水平に配設する。水平回動自在ブラケット(5)は、センターブーム(1)の端部において支軸位置が鉛直方向に固定された第1の鉛直支軸(4)により回動自在に軸支されている。ブーム延長手段(8、9、14、17)は、水平回動自在ブラケット(5)に水平に配設された第1の水平支軸(10)回りに回動自在に軸支されている。突出部(31)は、センターブーム(1)より所定高さ上方に突出するように水平回動自在ブラケット(5)に立設されている。
【0012】
吊設手段(13)は、突出部(31)に一端(13a)が掛けられ、ブーム延長手段(8、9、14、17)に他端(13b)が掛けられて、ブーム延長手段(8、9、14、17)を吊設する。突出部(31)をセンターブーム(1)より所定高さ上方に突出させたのは、ブーム延長手段(8、9、14、17)の重量を吊設手段(13)で支えるためである。
【0013】
傾斜角規制手段(19)は、ブーム延長手段(8、9、14、17)の第1の水平支軸(10)回りの傾斜角度(β)を規制する。伸縮駆動手段(3)は、両端をそれぞれブーム延長手段(8、9、14、17)及びセンターブーム(1)に、第1の鉛直支軸(4)以外の所定位置で水平方向及び鉛直方向に回動自在に支持されつつロッド(37)の伸縮駆動により伸縮自在である。
【0014】
ブーム開き角度規制手段(23)は、センターブーム(1)に対するブーム延長手段(8、9、14、17)の第1の鉛直支軸(4)回りの開き角度(α)を規制する。
【0015】
吊設手段(13)と伸縮駆動手段(3)の一端はともにブーム延長手段(8、9、14、17)に接続されているが、吊設手段 (13)の他端は水平回動自在ブラケット(5)に、伸縮駆動手段(3)の他端はセンターブーム(1)に接続されている。
【0016】
このことにより、伸縮駆動手段(3)によってブーム延長手段(8、9、14、17)が第1の鉛直支軸(4)回りに回動されるときに、ブーム延長手段(8、9、14、17)の重力を吊設手段(13)によって支え、伸縮駆動手段(3)を小型化できる。
【0017】
また、ブーム延長手段(8、9、14、17)は、傾斜角度(β)を維持した状態で開閉可能である。このため、高さ方向が制限された場所での開閉作業が楽に行える。
【0018】
なお、ブーム延長手段(8、9、14、17)は一体的に固定されたものであってもよいし、また、別体であっても、吊設手段(13)によって一体的に荷重がささえられ、かつ伸縮駆動手段(3)によって第1の鉛直支軸(4)及び第1の水平支軸(10)回りに一体的に回動する構成であればよい。
【0019】
更に、伸縮駆動手段(3)は1台でブーム延長手段(8、9、14、17)の垂直方向と水平方向の両動作が行える。このため、垂直方向と水平方向の各動作に対して2台配設した場合に比べて安価である。スイッチ操作も水平動作から垂直動作までの一連の動作を連続的に行うため操作性がよい。
【0020】
また、本発明(請求項2)は、機体(40)の前部又は後部に水平に配設されたセンターブーム(1)と、該センターブーム(1)の端部において支軸位置が鉛直方向に固定された第1の鉛直支軸(4)により回動自在に軸支される水平回動自在ブラケット(5)と、該水平回動自在ブラケット(5)に水平に配設された第1の水平支軸(10)と、該第1の水平支軸(10)回りに回動自在に軸支されるブーム延長手段(8、14、17)と、前記水平回動自在ブラケット(5)に前記第1の水平支軸(10)回りに回動自在に軸支されるとともに前記ブーム延長手段(8、14、17)の上面側と当接して前記ブーム延長手段(8、14、17)の前記第1の水平支軸(10)回りの傾斜角度(β)を規制する鉛直回り回動自在ブラケット(9)と、前記センターブーム(1)より所定高さ上方に突出するように前記水平回動自在ブラケット(5)に立設される突出部(31)と、該突出部(31)に一端(13a)が掛けられ、前記ブーム延長手段(8、14、17)に他端(13b)が掛けられて前記ブーム延長手段(8、14、17)を吊設する吊設手段(13)と、前記鉛直回り回動自在ブラケット(9)の前記第1の水平支軸(10)回りの回転角を規制する傾斜角規制手段(19)と、両端をそれぞれ前記鉛直回り回動自在ブラケット(9)及び前記センターブーム(1)に前記第1の鉛直支軸(4)以外の所定位置で水平方向及び鉛直方向に回動自在に支持されつつロッド(37)の伸縮駆動により伸縮自在な伸縮駆動手段(3)と、前記センターブーム(1)に対する前記ブーム延長手段(8、14、17)の前記第1の鉛直支軸(4)回りの開き角度(α)を規制するブーム開き角度規制手段(23)とを備えて構成した。
【0021】
ブーム延長手段(8、14、17)と鉛直回り回動自在ブラケット(9)を分離する。このことにより、吊設手段(13)にブーム延長手段(8、14、17)の重量を支える機能と、ブーム延長手段(8、14、17)に上方から荷重がかかった場合に鉛直方向に弾力を有し、ブーム延長手段(8、14、17)が破損するのを防止するという安全装置の機能の両方をもたせることができる。また、吊設手段(13)により、ブーム延長手段(8、14、17)は鉛直回り回動自在ブラケット(9)の位置に付勢され、ブーム延長手段(8、14、17)は、傾斜角規制手段(19)により傾斜角度(β)を規制される。
【0022】
更に、本発明(請求項3)は、前記ブーム延長手段(8、14、17)の上面と前記鉛直回り回動自在ブラケット(9)における当接部分との間に垂直可動範囲調節手段(12)が配設されたことを特徴とする。
【0023】
このことにより、ブーム延長手段(8、14、17)の水平より下側の可動範囲を多くしたり、水平より上側の可動範囲を多くすることが可能である。従って、多くの圃場条件に対応でき、常にブーム延長手段(8、14、17)は作物に対して一定間隔を保つことが可能となる。
【0024】
更に、本発明(請求項4)は、前記鉛直回り回動自在ブラケット(9)には前記第1の水平支軸(10)に直交する面内に延びる支軸(11c)回りに回動自在な端部(11b)を有する第1のジョイント手段(11)が配設され、前記センターブーム(1)には鉛直方向に延びる支軸(2c)回りに回動自在な端部(2b)を有する第2のジョイント手段(2)が配設され、前記伸縮駆動手段(3)の前記鉛直回り回動自在ブラケット(9)側端部は、前記第1のジョイント手段(11)の端部(11b)において第2の水平支軸(33)回りに回動自在に軸支され、前記伸縮駆動手段(3)の前記センターブーム(1)側端部は、前記第2のジョイント手段(2)の端部(2b)において第3の水平支軸(35)回りに回動自在に軸支され、前記傾斜角規制手段(19)により規制される前記鉛直回り回動自在ブラケット(9)の回転位置において、前記第1のジョイント手段(11)の前記支軸(11c)が鉛直方向を向くこと、及び/又は、前記伸縮駆動手段(3)が水平方向を向くことを特徴とする。
【0025】
傾斜角規制手段(19)により規制される鉛直回り回動自在ブラケット(9)の回転位置において、支軸(11c)は鉛直方向を向く。即ち、この回転位置において、支軸(11c)と支軸(2c)は平行で鉛直方向を向いている。このとき、ブーム延長手段(8、14、17)は吊設手段(13)によって支えられているので、支軸(11c)と支軸(2c)は摺動抵抗を受けにくい。
【0026】
更に、本発明(請求項5)は、前記傾斜角規制手段(19)による前記鉛直回り回動自在ブラケット(9)の回転角の規制は調節自在であることを特徴とする。
【0027】
傾斜角規制手段(19)を調節自在とすることにより、規制位置で、支軸(11c)と支軸(2c)が平行になるようにしやすい。このため、ブーム延長手段(8、14、17)の開閉が円滑に行える。
【0028】
更に、本発明(請求項6)は、前記ブーム開き角度規制手段(23)による、前記センターブーム(1)に対する前記ブーム延長手段(8、14、17)の前記第1の鉛直支軸(4)回りの開き角度(α)の規制が180度とされ、前記水平回動自在ブラケット(5)における前記第1の水平支軸(10)の上部に配設される第4の水平支軸(21)により両側部(6a)が軸支され、該両側部(6a)よりL字状に前記センターブーム(1)側に延長される延長側部(6b)を有するブーム水平ロック手段(6)と、該ブーム水平ロック手段(6)から前記第4の水平支軸(21)の上側に延長されるレバー部(22)と、前記延長側部(6b)が前記センターブーム(1)の側部を覆う方向に前記ブーム水平ロック手段(6)を前記第4の水平支軸(21)回りに付勢するブーム水平ロック付勢手段(7)と、前記鉛直回り回動自在ブラケット(9)が所定角度より上方に回転するとき前記レバー部(22)を前記延長側部(6b)が前記センターブーム(1)の側部を離れる方向に押圧するブーム水平ロック開放手段(20)とを備え、前記傾斜角規制手段(19)により規制される前記鉛直回り回動自在ブラケット(9)の回転位置において、前記ブーム水平ロック開放手段(20)による前記レバー部(22)の押圧により前記延長側部(6b)が前記センターブーム(1)の側部を離れることを特徴とする。
【0029】
ブーム開き角度規制手段(23)による、センターブーム(1)に対するブーム延長手段(8、14、17)の第1の鉛直支軸(4)回りの開き角度(α)の規制は180度とする。
【0030】
ブーム水平ロック手段(6)は、水平回動自在ブラケット(5)における第1の水平支軸(10)の上部に配設される第4の水平支軸(21)により両側部(6a)が軸支され、両側部(6a)よりL字状にセンターブーム(1)側に延長される延長側部(6b)を有する。そして、レバー部(22)は、このブーム水平ロック手段(6)から第4の水平支軸(21)の上側に延長されている。
【0031】
ブーム水平ロック付勢手段(7)は、延長側部(6b)がセンターブーム(1)の側部を覆う方向に、ブーム水平ロック手段(6)を第4の水平支軸(21)回りに付勢する。
【0032】
ブーム水平ロック開放手段(20)は、鉛直回り回動自在ブラケット(9)が所定角度より上方に回転するとき、レバー部(22)を延長側部(6b)がセンターブーム(1)の側部を離れる方向に押圧する。そして、傾斜角規制手段(19)により規制される鉛直回り回動自在ブラケット(9)の回転位置において、ブーム水平ロック開放手段(20)によるレバー部(22)の押圧により、延長側部(6b)がセンターブーム(1)の側部を離れる。
【0033】
このことにより、ブーム延長手段(8、14、17)を水平状態から所定の傾斜角度(β)になるまで上方に引き上げ、その後その傾斜角度(β)を維持しつつ機体(40)の側部に収納するという作業が円滑に行える。
【0034】
更に、本発明(請求項7)は、前記ブーム延長手段(8、14、17)は、前記水平回動自在ブラケット(5)に前記第1の水平支軸(10)回りに回動自在に軸支され前記機体(40)に近い背面が開放されるようにコの字状に形成されたブーム延長ブラケット(8)と、該ブーム延長ブラケット(8)の前記機体(40)側の開放部分に配設され第2の鉛直支軸(15)回りに回動自在に軸支されるサイドブーム支持用ブラケット(14)と、該サイドブーム支持用ブラケット(14)に長手方向を揃えられつつ固定されるサイドブーム(17)と、前記ブーム延長ブラケット(8)の前面所定部に開けられた開口(39)を通して、前記ブーム延長ブラケット(8)と前記サイドブーム支持用ブラケット(14)とを張設する緩衝バネ(16)とを備えて構成した。
【0035】
ブーム延長手段(8、14、17)は、開口(39)の開けられたブーム延長ブラケット(8)、第2の鉛直支軸(15)、サイドブーム支持用ブラケット(14)、サイドブーム(17)及び緩衝バネ(16)を備えて構成されている。 ブーム延長ブラケット(8)は、水平回動自在ブラケット(5)に第1の水平支軸(10)回りに回動自在に軸支され、機体(40)に近い背面が開放されるようにコの字状に形成されている。
【0036】
サイドブーム支持用ブラケット(14)は、ブーム延長ブラケット(8)の機体(40)側の開放部分に配設され、第2の鉛直支軸(15)回りに回動自在に軸支されている。サイドブーム(17)は、サイドブーム支持用ブラケット(14)に長手方向を揃えられつつ固定されている。
【0037】
緩衝バネ(16)は、ブーム延長ブラケット(8)の前面所定部に開けられた開口(39)を通して、ブーム延長ブラケット(8)とサイドブーム支持用ブラケット(14)とを張設する。
【0038】
この緩衝バネ(16)を配設したことにより、サイドブーム(17)が水平方向から障害物等に接触した場合、水平方向に弾力を有し、サイドブーム(17)が破損するのを防止出来る。
【0039】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。本発明の実施形態の主要構成図を図1〜図5に示す。図1は、サイドブーム17が、センターブーム1に対し傾斜角度β(βは例えば30度)を有する状態の部分正面図を示す。また、図2にこの状態の部分平面図を示す。機体40は自走式であり、図6と同一なので記載は省略している。また、各図はセンターブーム1の左右両側に対称に同一の構造となるため、機体40の前部より見て右側のみを記載している(以下、同旨)。
【0040】
図1及び図2において、センターブーム1が、機体40の前部に水平に配設されている。センターブーム1の端部に鉛直支軸4が配設されている。そして、この鉛直支軸4により水平回動自在ブラケット5が、回動自在に軸支されている。突出部31が、水平回動自在ブラケット5に立設されており、センターブーム1より所定高さの位置にバネ13の一端13aが掛けられるようになっている。
【0041】
ブーム延長ブラケット8は、水平回動自在ブラケット5に水平に配設された水平支軸10により軸支されている。そして、ブーム延長ブラケット8は、この水平支軸10を中心に鉛直方向に回動自在で、ブーム延長ブラケット8の先端にバネ13の他端13bが掛けられるようになっている。バネ13により、ブーム延長ブラケット8は吊設された状態になっている。
【0042】
ブーム延長ブラケット8は、機体40に近い側である背面が開放されるようにコの字状に形成されている。このブーム延長ブラケット8には、鉛直支軸15が配設されている。サイドブーム支持用ブラケット14は、鉛直支軸15に対し、ブーム延長ブラケット8のコの字状筒体の内側となるように軸支され、ブーム延長ブラケット8の後方に向けて回動自在になっている。サイドブーム17は、このサイドブーム支持用ブラケット14により支持されている。
【0043】
そして、ブーム延長ブラケット8の前面ほぼ中央には、長手方向に長く開けられた開口39が設けられている。そして、この開口39を通してサイドブーム支持用ブラケット14とブーム延長ブラケット8間に緩衝バネ16が張設されている。
【0044】
鉛直回り回動自在ブラケット9は、コの字状に形成されている。そして、ブーム延長ブラケット8と共に、水平支軸10により両側部が軸支されている。鉛直回り回動自在ブラケット9は鉛直回りに回動自在で、コの字状の上面がブーム延長ブラケット8の上方に、また、両側部がブーム延長ブラケット8の外側に位置するように配設されている。
【0045】
鉛直回り回動自在ブラケット9の上面内側とブーム延長ブラケット8の上面間に垂直可動範囲調節金具12が配設されている。垂直可動範囲調節金具12は、例えばボルトで構成され、ボルトを回動させることでボルト頭部の高さを変え、鉛直回り回動自在ブラケット9とブーム延長ブラケット8間の高さを調節可能なようになっている。
【0046】
ジョイント金具11は、鉛直回り回動自在ブラケット9の機体40に近い側の側部に円筒形の外筒11aが固着されている。外筒11aは、鉛直回り回動自在ブラケット9の水平からの傾斜角度βが、鉛直回りに例えば30度のときにジョイント金具11が鉛直となるように配置されている。そして、この外筒11aの中央には、支軸11cが内装されている。この支軸11cの上部には、支軸11cに固着されてこの支軸11c回りに回動自在の蓋が配設され、この蓋の上部には平行な金属板が立設されてなる端部11bが固着されている。端部11bの両金属板を貫通して水平支軸33が水平に配設されている。
【0047】
一方、ジョイント金具2は、センターブーム1の所定箇所に円筒形の外筒2aが固着されている。そして、この外筒2aの中央には、支軸2cが内装されている。この支軸2cの上部には、支軸2cに固着されてこの支軸2c回りに回動自在の蓋が配設され、この蓋の上部には平行な金属板が立設されてなる端部2bが固着されている。端部2bの両金属板を貫通して水平支軸35が水平に配設されている。
【0048】
伸縮駆動手段である電動シリンダ3は、この水平支軸33により一端が軸支され、水平支軸33を中心として鉛直方向に回動自在である。また、この電動シリンダ3の他端は水平支軸35により軸支され、水平支軸35を中心として鉛直方向に回動自在である。電動シリンダ3は、一端より他端までのロッド長をロッド37の伸縮操作により調節可能である。
【0049】
センターブーム1の機体40に遠い側の側部と水平回動自在ブラケット5間には、ボルトからなるブーム開きストッパー金具23が配設されている。また、電動シリンダ3の短縮による水平支軸10回りの回転角度を制限するため、ボルトからなる傾斜角規制金具19が、鉛直回り回動自在ブラケット9と水平回動自在ブラケット5間に配設されている。
【0050】
水平支軸21が、水平回動自在ブラケット5の上部に水平に配設されている。この水平支軸21によりブーム水平ロック金具6の両側部6aが軸支されている。ブーム水平ロック金具6は鉛直回りに回動自在で、両側部6aよりL字状に延長された延長側部6bの下端に底面6cが固着されている。
【0051】
両側部6aの内の機体40に近い側の側部は、水平支軸21より上方に延長され、レバー部22が形成されている。ブーム水平ロック付勢手段に相当するバネ7は、延長側部6bがセンターブーム1及び水平回動自在ブラケット5の側部を覆うように、ブーム水平ロック金具6を水平支軸21回りに付勢している。
【0052】
ブーム水平ロック開放金具20は、電動シリンダ3を収縮させることで、鉛直回り回動自在ブラケット9が水平支軸10回りに所定角度(傾斜角度30度になる手前の例えば25度程度)に至ったとき、レバー部22と当接するように配設されている。そして、この所定角度を超えて電動シリンダ3を収縮させることにより、ブーム水平ロック金具6の延長側部6bがセンターブーム1及び水平回動自在ブラケット5の側部から外されるようになっている。
なお、センターブーム1と開放されたサイドブーム17の下側には、複数個の薬液噴霧ノズル53が配設されている(図示略)。
【0053】
次に、本発明の実施形態の動作を説明する。
まず、サイドブーム17の格納状態について図3に基づき説明する。
図3において、サイドブーム17は、バネ13によって水平支軸10を支点に上方に引かれている。このとき鉛直回り回動自在ブラケット9もブーム延長ブラケット8に押され上方に例えば傾斜角度が30度傾いている。そして、サイドブーム17がセンターブーム1となす開き角度αは90度である。電動シリンダ3は最小限に収縮した状態にある。
【0054】
また、鉛直回り回動自在ブラケット9に固定されているブーム水平ロック開放金具20がレバー部22を押し、水平支軸21を中心にブーム水平ロック金具6が可動し、センターブーム1からブーム水平ロック金具6が外れた状態となっている。ブーム水平ロック金具6がセンターブーム1から外れた状態であるため、開き角度αを90度まで折り畳むことが可能である。
【0055】
なお、傾斜角度がこの30度の状態のときに、ジョイント金具2とジョイント金具11は内蔵の支軸2c、11cが共に鉛直方向を向くように予め設定しておくのが望ましい。
【0056】
次に、サイドブーム17をセンターブーム1と直線状になるまで開くときの動作について説明する。
サイドブーム17の格納状態より電動シリンダ3を伸長していく。このとき、鉛直回り回動自在ブラケット9が外側に押されることで、水平回動自在ブラケット5から先の構造物は鉛直支軸4を支点に外側に開いていく。ジョイント金具2とジョイント金具11は支軸が円筒体で軸支される構造であり、傾斜角規制金具19により鉛直回り回動自在ブラケット9の角度が固定され、ジョイント金具2とジョイント金具11の支軸2c、11cが平行の状態に調整されているため、電動シリンダ3は水平方向に摺動抵抗を受け難い状態で自在に移動する。
【0057】
電動シリンダ3は水平に設定されているので、電動シリンダ3の伸縮動作時にジョイント金具2とジョイント金具11に加わる負荷がバランスよく分散される。このため、サイドブーム17等に異常負荷力が加わった場合にも、ジョイント金具2とジョイント金具11が破損等するおそれが少なくなる。そして、サイドブーム17の開閉が円滑に行える。
【0058】
また、水平回動自在ブラケット5とブーム延長ブラケット8は、バネ13により吊設されているため、ブーム延長ブラケット8より先の構造物は30度傾いた状態を保持しつつ外側に開いていく。
【0059】
電動シリンダ3が、水平回動自在ブラケット5より先の構造物を90度回転すると、突出部31に固定されたブーム開きストッパー金具23がセンターブーム1と接触し、水平回動自在ブラケット5より先の構造物は開き角度α=180度を超えて移動しない。
【0060】
この状態でさらに電動シリンダ3を伸長していくと、鉛直回り回動自在ブラケット9が水平支軸10を支点に鉛直方向下側に押し下げられる。この押し下げにより、ブーム延長ブラケット8より先の構造物であるサイドブーム支持用ブラケット14、サイドブーム17及び薬液噴霧ノズル53は、垂直可動範囲調節金具12の当接により同時に押し下げられる。そして、散布作業状態となる。サイドブーム17はセンターブーム1と直線状になるまで開くことが可能であるが、圃場条件に合わせて上下に調整した位置に停止してもよい。図4に、サイドブーム17をセンターブーム1と直線状になるまで開いたときの平面図を、また図5にこのときの正面図を示す。
【0061】
また、鉛直回り回動自在ブラケット9が水平支軸を支点に押し下げられた場合、ブーム水平ロック開放金具20がレバー部22から離れる。このため、ブーム水平ロック金具6は水平支軸21を支点にバネ7の作用で付勢され、延長側部6bにより水平回動自在ブラケット5とセンターブーム1は水平方向の移動が阻止される。
【0062】
次に、サイドブーム17を格納する動作について説明する。サイドブーム17の格納は、まず傾斜角度30度までサイドブーム17を鉛直方向に引き上げ、その後この傾斜角度30度を維持しつつ開き角度αを90度となるまで折り畳むようにする。ブーム水平ロック金具6による水平回動自在ブラケット5とセンターブーム1の水平方向の移動阻止により、サイドブーム17がセンターブーム1と直線状にある位置よりサイドブーム17を鉛直方向に引き上げることが可能である。但し、このサイドブーム17の鉛直方向動作は、鉛直回り回動自在ブラケット9が傾斜していくことにより、ブーム水平ロック開放金具20がレバー部22と当接の後、更にレバー部22を押すことで、ブーム水平ロック金具6の延長側部6bが水平回動自在ブラケット5とセンターブーム1から外されることで終了する。
【0063】
なお、ブーム延長ブラケット8はバネ13によって吊設されているため、鉛直回り回動自在ブラケット9と同時に鉛直方向上側に移動する。
傾斜角規制金具19に当たると同時にブーム水平ロック開放金具20がレバー部22を押し、水平回動自在ブラケット5とセンターブーム1からブーム水平ロック金具6を解除するので、水平回動自在ブラケット5は鉛直支軸4を支点に水平方向に可動可能な状態となる。
【0064】
鉛直方向上側の動きを止められた鉛直回り回動自在ブラケット9をさらに電動シリンダ3で収縮する方向に移動させると、水平回動自在ブラケット5より先の構造物は鉛直支軸4を支点に水平方向内側に90度回動し格納状態となる。
以上により、傾斜角度30度を維持した状態で、サイドブーム17を開閉可能である。このため、高さ方向が制限された場所での開閉作業が楽に行える。
【0065】
また、1台の電動シリンダ3の伸縮動作により、サイドブーム17の垂直方向と水平方向の両動作が行える。このため、垂直方向と水平方向の各動作に対して2台電動シリンダを配設した場合に比べて安価である。スイッチ操作も水平動作から垂直動作までの一連の動作を一回の操作で行えるため操作性がよい。
【0066】
更に、サイドブーム17等をバネ13により吊設したので、サイドブーム17等の引き上げ荷重は軽くなる。また、水平面内の揺動の際に、電動シリンダ3はサイドブーム17の重力負荷を受けないため、水平移動荷重も軽くなる。このため、電動シリンダ3の容量は小さくてすみ、安価に抑えることが出来る。
【0067】
次に、サイドブーム17の破損防止機能について説明する。
まず、水平方向についての破損防止機能について説明する。機体40の進行方向前側より薬液噴霧ノズル53またはサイドブーム17に障害物が接触した場合、サイドブーム支持用ブラケット14が鉛直支軸15を支点に、後側に移動する。このとき、ブーム延長ブラケット8とサイドブーム支持用ブラケット14に連結された緩衝バネ16が引かれる。そして、薬液噴霧ノズル53またはサイドブーム17から障害物が外れると緩衝バネ16の作用によりサイドブーム支持用ブラケット14より先の構造物は現状に戻る。
【0068】
次に、鉛直方向についての破損防止機能について説明する。鉛直方向上側より薬液噴霧ノズル53またはサイドブーム17に障害物が接触した場合、電動シリンダ3と連結されている鉛直回り回動自在ブラケット9はブーム延長ブラケット8と分離されているため、サイドブーム17、ブーム延長ブラケット8及びサイドブーム支持用ブラケット14は、水平支軸10を支点に単独で下側に移動する。このとき水平回動自在ブラケット5とブーム延長ブラケット8はバネ13で連結されているため、薬液噴霧ノズル53またはサイドブーム17から障害物が外れるとバネ13の作用によりブーム延長ブラケット8より先の構造物は現状に戻る。
【0069】
なお、サイドブーム17等は鉛直方向下側には、電動シリンダ3の動きに関係なく移動が可能なため、格納時に上方に障害物がありサイドブーム17を持ち上げることができなくてもそのまま格納できる。
【0070】
次に、サイドブーム17の垂直可動範囲の調整について説明する。
鉛直回り回動自在ブラケット9とブーム延長ブラケット8の間隔を、垂直可動範囲調節金具12で調整させることで、鉛直方向の可動範囲を変更することが出来る。例えば、鉛直回り回動自在ブラケット9の上面とブーム延長ブラケット8とが平行となるように垂直可動範囲調節金具12を調整する。このときの傾斜角度βは、例えば+30度〜0度の範囲を上下可能である。鉛直回り回動自在ブラケット9の上面に対し、ブーム延長ブラケット8の傾きを平行位置より−5度に設定するとサイドブーム17の可動範囲は傾斜角度βが+25度〜−5度となる。
【0071】
以上により、圃場の条件によっては、作業時の鉛直方向の可動範囲を調整し、水平より下側の可動範囲を多くしたり、水平より上側の可動範囲を多くすることが可能である。このことにより、多くの圃場条件に対応でき、常にサイドブーム17は作物に対して一定間隔を保つことが可能となる。
【0072】
【発明の効果】
以上説明したように本発明によれば、ブーム延長手段(8、9、14、17)を1台の伸縮駆動手段(3)で垂直方向と水平方向に1操作で作動可能である。
また、ブーム延長手段(8、9、14、17)は、傾斜角度(β)を維持した状態で開き角度(α)を調節可能なので、ブーム延長手段(8、9、14、17)を水平位置から格納位置へ移動させる際の軌跡がコンパクトに格納できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 サイドブームが、センターブームに対し傾斜角度βを有する状態の部分正面図
【図2】 サイドブームが、センターブームに対し傾斜角度βを有する状態の部分平面図
【図3】 サイドブームの格納状態を示す図
【図4】 サイドブームをセンターブームと直線状になるまで開いたときの平面図
【図5】 サイドブームをセンターブームと直線状になるまで開いたときの正面図
【図6】 自走式の薬剤散布装置の外観図
【符号の説明】
1 センターブーム
2、11 ジョイント金具
2a、11a 外筒
2b、11b 端部
2c、11c 支軸
3 電動シリンダ
4、15 鉛直支軸
5 水平回動自在ブラケット
6 ブーム水平ロック金具
6a 両側部
6b 延長側部
6c 底面
7 バネ
8 ブーム延長ブラケット
9 回動自在ブラケット
10、21、33、35 水平支軸
12 垂直可動範囲調節金具
13 バネ
14 サイドブーム支持用ブラケット
16 緩衝バネ
17 サイドブーム
19 傾斜角規制金具
20 ブーム水平ロック開放金具
22 レバー部
23 ブーム開きストッパー金具
31 突出部
39 開口
40 機体
50 薬剤散布装置
53 薬液噴霧ノズル

Claims (7)

  1. 機体(40)の前部又は後部に水平に配設されたセンターブーム(1)と、該センターブーム(1)の端部において支軸位置が鉛直方向に固定された第1の鉛直支軸(4)により回動自在に軸支される水平回動自在ブラケット(5)と、該水平回動自在ブラケット(5)に水平に配設された第1の水平支軸(10)と、該第1の水平支軸(10)回りに回動自在に軸支されるブーム延長手段(8、9、14、17)と、前記センターブーム(1)より所定高さ上方に突出するように前記水平回動自在ブラケット(5)に立設される突出部(31)と、該突出部(31)に一端(13a)が掛けられ、前記ブーム延長手段(8、9、14、17)に他端(13b)が掛けられて前記ブーム延長手段(8、9、14、17)を吊設する吊設手段(13)と、前記ブーム延長手段(8、9、14、17)の前記第1の水平支軸(10)回りの傾斜角度(β)を規制する傾斜角規制手段(19)と、両端をそれぞれ前記ブーム延長手段(8、9、14、17)及び前記センターブーム(1)に前記第1の鉛直支軸(4)以外の所定位置で水平方向及び鉛直方向に回動自在に支持されつつロッド(37)の伸縮駆動により伸縮自在な伸縮駆動手段(3)と、前記センターブーム(1)に対する前記ブーム延長手段(8、9、14、17)の前記第1の鉛直支軸(4)回りの開き角度(α)を規制するブーム開き角度規制手段(23)とを備えたことを特徴とするブーム装置。
  2. 機体(40)の前部又は後部に水平に配設されたセンターブーム(1)と、該センターブーム(1)の端部において支軸位置が鉛直方向に固定された第1の鉛直支軸(4)により回動自在に軸支される水平回動自在ブラケット(5)と、該水平回動自在ブラケット(5)に水平に配設された第1の水平支軸(10)と、該第1の水平支軸(10)回りに回動自在に軸支されるブーム延長手段(8、14、17)と、前記水平回動自在ブラケット(5)に前記第1の水平支軸(10)回りに回動自在に軸支されるとともに前記ブーム延長手段(8、14、17)の上面側と当接して前記ブーム延長手段(8、14、17)の前記第1の水平支軸(10)回りの傾斜角度(β)を規制する鉛直回り回動自在ブラケット(9)と、前記センターブーム(1)より所定高さ上方に突出するように前記水平回動自在ブラケット(5)に立設される突出部(31)と、該突出部(31)に一端(13a)が掛けられ、前記ブーム延長手段(8、14、17)に他端(13b)が掛けられて前記ブーム延長手段(8、14、17)を吊設する吊設手段(13)と、前記鉛直回り回動自在ブラケット(9)の前記第1の水平支軸(10)回りの回転角を規制する傾斜角規制手段(19)と、両端をそれぞれ前記鉛直回り回動自在ブラケット(9)及び前記センターブーム(1)に前記第1の鉛直支軸(4)以外の所定位置で水平方向及び鉛直方向に回動自在に支持されつつロッド(37)の伸縮駆動により伸縮自在な伸縮駆動手段(3)と、前記センターブーム(1)に対する前記ブーム延長手段(8、14、17)の前記第1の鉛直支軸(4)回りの開き角度(α)を規制するブーム開き角度規制手段(23)とを備えたことを特徴とするブーム装置。
  3. 前記ブーム延長手段(8、14、17)の上面と前記鉛直回り回動自在ブラケット(9)における当接部分との間に垂直可動範囲調節手段(12)が配設されたことを特徴とする請求項2記載のブーム装置。
  4. 前記鉛直回り回動自在ブラケット(9)には前記第1の水平支軸(10)に直交する面内に延びる支軸(11c)回りに回動自在な端部(11b)を有する第1のジョイント手段(11)が配設され、前記センターブーム(1)には鉛直方向に延びる支軸(2c)回りに回動自在な端部(2b)を有する第2のジョイント手段(2)が配設され、前記伸縮駆動手段(3)の前記鉛直回り回動自在ブラケット(9)側端部は、前記第1のジョイント手段(11)の端部(11b)において第2の水平支軸(33)回りに回動自在に軸支され、前記伸縮駆動手段(3)の前記センターブーム(1)側端部は、前記第2のジョイント手段(2)の端部(2b)において第3の水平支軸(35)回りに回動自在に軸支され、前記傾斜角規制手段(19)により規制される前記鉛直回り回動自在ブラケット(9)の回転位置において、前記第1のジョイント手段(11)の前記支軸(11c)が鉛直方向を向くこと、及び/又は、前記伸縮駆動手段(3)が水平方向を向くことを特徴とする請求項2又は請求項3記載のブーム装置。
  5. 前記傾斜角規制手段(19)による前記鉛直回り回動自在ブラケット(9)の回転角の規制は調節自在であることを特徴とする請求項4記載のブーム装置。
  6. 前記ブーム開き角度規制手段(23)による、前記センターブーム(1)に対する前記ブーム延長手段(8、14、17)の前記第1の鉛直支軸(4)回りの開き角度(α)の規制が180度とされ、前記水平回動自在ブラケット(5)における前記第1の水平支軸(10)の上部に配設される第4の水平支軸(21)により両側部(6a)が軸支され、該両側部(6a)よりL字状に前記センターブーム(1)側に延長される延長側部(6b)を有するブーム水平ロック手段(6)と、該ブーム水平ロック手段(6)から前記第4の水平支軸(21)の上側に延長されるレバー部(22)と、前記延長側部(6b)が前記センターブーム(1)の側部を覆う方向に前記ブーム水平ロック手段(6)を前記第4の水平支軸(21)回りに付勢するブーム水平ロック付勢手段(7)と、前記鉛直回り回動自在ブラケット(9)が所定角度より上方に回転するとき前記レバー部(22)を前記延長側部(6b)が前記センターブーム(1)の側部を離れる方向に押圧するブーム水平ロック開放手段(20)とを備え、前記傾斜角規制手段(19)により規制される前記鉛直回り回動自在ブラケット(9)の回転位置において、前記ブーム水平ロック開放手段(20)による前記レバー部(22)の押圧により前記延長側部(6b)が前記センターブーム(1)の側部を離れることを特徴とする請求項2、3、4又は5記載のブーム装置。
  7. 前記ブーム延長手段(8、14、17)は、前記水平回動自在ブラケット(5)に前記第1の水平支軸(10)回りに回動自在に軸支され前記機体(40)に近い背面が開放されるようにコの字状に形成されたブーム延長ブラケット(8)と、該ブーム延長ブラケット(8)の前記機体(40)側の開放部分に配設され第2の鉛直支軸(15)回りに回動自在に軸支されるサイドブーム支持用ブラケット(14)と、該サイドブーム支持用ブラケット(14)に長手方向を揃えられつつ固定されるサイドブーム(17)と、前記ブーム延長ブラケット(8)の前面所定部に開けられた開口(39)を通して、前記ブーム延長ブラケット(8)と前記サイドブーム支持用ブラケット(14)とを張設する緩衝バネ(16)とを備えたことを特徴とする請求項2、3、4、5又は6記載のブーム装置。
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