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JP3778194B2 - 半導体装置の故障検出方法および故障検出装置 - Google Patents
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半導体装置の故障検出方法および故障検出装置 Download PDF

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本発明は、半導体装置に関し、半導体装置の故障検出及び評価を効率よく行える故障検出方法及びその装置に関わる。
近年、半導体集積回路には、微細化に伴う低電圧化、低消費電流化、高速化と共に大規模化、高集積化、多機能・複合機能化などの技術変化が急激に起こっている。それと共に、半導体大規模集積回路のテストはますます重要となる一方で、テスト開発を一層難しくしている。
従来の半導体故障検出手法として、半導体集積回路内の開放故障、短絡故障や縮退故障に効果的であるとする静止電源電流測定(以下、IDDQ測定と記す)を用いるものがあった。
図6は従来の故障検出手法のIDDQ測定の手順を示すフロー図である。図6において、半導体集積回路動作条件設定101は、半導体集積回路が動作するための電源電圧、入力信号電圧レベル、周波数、入力信号ロジックパターン(IDDQ測定用入力ロジックパターンは半導体集積回路の特定ノードのトグルを終了後、静止状態とする)の設定を示す、半導体集積回路動作スタート102は半導体集積回路動作条件設定101をもとに半導体集積回路の動作をスタートさせる。半導体集積回路動作ストップ103は半導体集積回路動作条件設定101をもとに半導体集積回路動作をストップさせる。半導体集積回路動作ストップ103は半導体集積回路の特定ノードのトグル終了を意味し、トグル終了ノードは任意に設定できる。
また、この時、トグルが終了しても電源は切らない。電源電流測定待ち時間104は半導体集積回路動作終了後、半導体集積回路の電源電流変化の終了を待つ時間を示している。電源電流測定105は半導体集積回路の電源電流測定を示す。
従来のIDDQ測定は、半導体集積回路の動作条件設定101の後、半導体集積回路動作スタート102し、その後、半導体集積回路動作ストップ103し、その後、電源電流測定待ち時間104を待ち、その後、電源電流測定105をするものであった。
なお、半導体集積回路動作ストップ103するポイントを変更し、複数のIDDQ測定を測定することもある。
以上、図6に示した従来のIDDQ測定手順は半導体集積回路中の論理LSIのダイナミック電流、すなわちトランジスタのスイッチング時に発生する電源電流変化の期間が終了した後の半導体集積回路の静止状態での微少な電流を測定する、また、IDDQ測定により得られた電流の大小から故障があるか無いかを判定するものであった(例えば、特許文献1〜3参照)。
従来の検出故障方法に関連した下記に示すような種々の手法が考え出されている。
1、Delta IDDQ法:IDDQを多点測定した場合、絶対値の分散σより差分の分散が小さいことを利用して、隣接良品ダイのIDDQ値との差分を取る方法。
2、Current Ratio法:IDDQの標準分布を求め、例えば平均値+3σ、あるいは平均値+6σ以上の測定値のあるダイを不良とする方法。
3、DECOUPLE法:良品ダイすべてについて、回帰分析を行い、寄与率を求め、この寄与率がある値(例えば、0.95)以下のものを不良とする方法。
特開2000−230962号公報 特開2000−241492号公報 特開2001−13200号公報
しかし、半導体集積回路の高集積化、微細化に伴い、IDDQ値を最悪値にする動作条件設定101が複雑化し、その条件設定を実施する時間が増大し、ダイナミック電流の期間が終了するまで電源電流測定待ち時間104が増大し、電源電流測定105の測定値が微少値であるため、微少電流を測定するため、測定に時間がかかり過ぎるなどの問題点があった。
また、リモコンや携帯電話に代表される最終製品が携帯用機器に組み込まれるSoC(System on Chip)では、IDDQの絶対値そのものが性能指標となる。動作電源電流IDDもさることながら、待ち時間、スタンバイ状態の電流が小さければ小さいほど、乾電池やバッテリーの寿命を長くする。このようなデバイスについては、IDDQを正確(SoC内部がIDDQ値を最悪にする状態で測定されることと、値そのものが精度良く測定できること)に短時間で測定することが課題となっている。
本発明は、前記従来の問題点を解決するために半導体集積回路の新たなIDDQ測定方法、故障検出方法、故障検出装置を提供することを目的とする。
前記従来の課題を解決するために、本発明の半導体装置の新たなIDDQ測定方法は同一電源電圧条件下で、半導体装置内のほぼすべてのノードがトグルする状態で半導体装置の動作周波数Fをf、f/L、f/M、f/N、・・・とし(L、M、N、Oは整数)、同時に、前記半導体装置に入力するすべての入力信号もfin、fin/L、fin/M、fin/N、・・・とし、各周波数の動作電源電流を、前記半導体装置を動作させた後、同一時間待ったのちに測定を行なう。前記条件で各周波数毎に測定した電源電流値を、周波数を変数とした近似線を作成する。前記近似線より、周波数が0の場合の静止電源電流値(IDDQ値)を外挿して求める、その電源電流値を新たなIDDQ値とするものである。なお、周波数が0の場合の電源電流値は外挿の近似式により計算をして求めることもできる。
本構成によって、従来のIDDQ測定に比べ、短時間で半導体装置の新たなIDDQを求めることができる。
また、この構成によって求めた新たなIDDQ値を用いて半導体装置の故障判定をすることが可能となる。
また、本発明の半導体装置の故障検出装置は 半導体装置の電源電流測定において、電源電圧を同一とし、動作周波数Fをf、f/L、f/M、f/N、・・・とする手段と、前記半導体装置の動作周波数に同期して半導体装置への入力信号も同時にfin、fin/L、fin/M、fin/N、・・・とする手段と、各周波数下での電源電流測定において、動作スタートからの測定待ち時間を一定とし測定する手段と、測定した各周波数の電源電流を用いて周波数を関数とした近似線を求める手段と、前記近似線より周波数0の電源電流を外挿し、静止電源電流値を求める手段と、前記静止電源電流値により半導体装置の良否を判定する手段とを備えている。本構成により、半導体装置の新たなIDDQ値を測定することが可能となる。
従来のIDDQを測定する場合、半導体集積回路の内部ノードの充電・放電が納まるまでに非常に長い時間を要する。また、従来のIDDQ測定のテストパターンの1ポイントでIDDQを測定する時間に対し、動作電源電流は4から5回は測定できる、それ故に新たなIDDQ測定は、短い時間で測定可能となる。また、本発明の新たなIDDQ測定方法では、半導体集積回路が実際に使用される機器での電源電流との差異を極力なくす様に、半導体集積回路内部のほぼすべてのノードがトグルするようなパターンを走らせて測定する。それ故に、故障検出の確度の高い新たなIDDQ値が得られる。
以下、本発明の実施の形態を、図面を用いて詳細に説明する。
(実施形態1)
図1は本発明の実施の形態1における半導体集積回路の故障検出方法の新たなIDDQ測定の手順を示すフロー図である。
図1において、10は半導体集積回路動作条件設定で、半導体集積回路が動作するための電源電圧、入力信号電圧レベル、動作周波数F、入力信号周波数fin、入力信号ロジックパターン(半導体集積回路内のほぼすべてのノードがトグルする動作の繰り返し)を設定する。11は半導体集積回路動作スタートで、半導体集積回路動作条件設定10の後、半導体集積回路の動作をスタートさせる。12は測定待ち時間で、半導体集積回路動作スタート11の後、一定時間を待つ。13は電源電流測定で、測定待ち時間12の後、半導体集積回路の電源電流測定をし、その値を記憶する。14は半導体集積回路動作ストップで、電源電流測定13の後、半導体集積回路の動作をストップさせる。15は周波数変更判断で、半導体集積回路動作ストップ14の後、動作周波数切り替えを判断し、切り替えが必要な場合16に切り替え、不要な場合17に移る。16は周波数変更設定で周波数変更判断15で周波数変更が必要な場合、半導体集積回路動作条件設定10で設定した動作周波数Fをf/Lに変更するとともに入力信号の周波数finもfin/Lに設定変更する。その後、半導体集積回路動作スタート11に移る。以降、周波数は周波数変更設定16に移る毎に動作周波数をf/M、同時に入力信号の周波数をfin/M、その後、動作周波数をf/N、同時に入力信号の周波数fin/N、・ ・ ・に順次設定変更する(L、M、N、Oは整数)。17は近似線作成および近似関数当てはめで、各手順11〜16を繰り返す毎に電源電流測定13で得られた電源電流値を基に動作周波数を変数とした近似線作成および近似関数当てはめを行なう。ここで、電源電流値の近似線は一般的に次式であらわす。
IDDa=af+IDDX
ここで 、IDDaは電源電流値 、a及びIDDXは定数、fは動作周波数であり、aおよびIDDXが近似線により求められる。
図2は近似線作成および近似関数当てはめを行なった特性図で、本発明の実施形態1の図1の近似線作成当てはめ17を実施した特性図を示す。21、22、23、24は電源電流値で、前記各手順11から16の手順で測定し、得られた電源電流値を各電源電流測定時の動作周波数を横軸にとり、プロットした。25は近似線で、電源電流値21、22、23、24を近似的に結ぶ線、26は新たなIDDQ値で近似線25を延ばし、Y軸と交わる点であり、すなわち周波数0の電源電流値である。
図3は、本発明の第1の実施形態によって求めた実際の新たなIDDQ値と、従来のIDDQ値の関係を示した特性図である。図3では、従来のIDDQ値と区別するため、新たなIDDQ値をIDDXと記述してある。本発明の第1の実施形態を適用した半導体集積回路は0.18μmルールプロセス品でチップ面積が35.14mm2、端子数209ピンの半導体集積回路で、その動作電流のIDD規格は、動作周波数26MHzで動作させ、1.80V印加で32.55mA以上を不良とする。電源電流を求めるまでの待ち時間は10msである。IDDQ測定は、1.95V印加で16μA以上を不良とする。IDDQ測定は、IDDQ用テストパターンの8ポイントで測定し、全体のトグル率は89.06%であり、IDDQ値が安定するまでの待ち時間は50ms取ってある。動作周波数は26MHzの1/1、1/2、1/4を適用し、本発明の第1の実施形態により新たなIDDQ値を求めた。図3に示すように、従来のIDDQ値と新たなIDDQ値が良く一致している。従来のIDDQが10μA程度の時、新たなIDDQ値(図中はIDDX)が40μAから50μA程度と大きく、バイアスがかかった値となっているが、従来のIDDQ値が1000μA以上のところではまったく一致している。
以上の構成によれば、従来のIDDQ測定方法での電源電流変化期間の終了までの時間を待つことなく、短時間の待ち時間の後、電源電流測定をすることや、従来のIDDQ測定方法での測定値が100μA以下であることに比べ、新たなIDDQ測定方法では1mA以上で、電流値が大きいことにより、短時間で測定が完了できる効果が得られる。
なお、新たなIDDQ値26は、測定結果を基に作図で求めたが、測定値から近似計算で求めることも可能である。また、動作周波数の設定はここではf、f/L、f/M、f/N、f/O(L、M、N、Oは整数)としたがその他の設定も可能である。
(実施形態2)
図4は、本発明の第2の実施の形態の故障検出手法の検出の手順を示すフロー図である。図4においては、図1と同じ構成要素については同じ符号を用い、説明を省略する。
図4において、50はIDDQ判定で、本発明の第1の実施形態で求めた新たなIDDQ値の基準電流値に対し、大きいか又は小さいかによって半導体集積回路の故障の有無を判定する。IDDQ値の判定に使用する基準電流値は、半導体集積回路の設計段階で、シミュレーションで求めた値を使用することや実際の半導体集積回路を用い、本発明の第1の実施形態により新たなIDDQ値を複数個の半導体集積回路より求めた値の分布をとり、分布から外れるものを除外する値を用いることができる。
51は不良処理で、IDDQ判定50で故障有りと判定した場合の不良処理をする、52は良品処理で、IDDQ判定50で故障なしと判定した場合の良品処理をする。
図5は故障判定比較で、従来のIDDQ値の故障判定結果と、新たなIDDQ値の故障判定結果の比較であり、本発明の第2の実施形態を適用した結果を示す。ここの図5では従来のIDDQ値の判定は150μA以上を不良とし、新たなIDDQ値(図中では区別のためIDDXとした)は150μA以上の値を不良とした場合(図5(b))と、従来のIDDQ値の判定は16μA以上を不良とし、新たなIDDQ値(図中では区別のためIDDXとした)は75μA以上の値を不良とした場合(図5(a))とを示している。発明を適用した半導体集積回路は本発明の第1の実施形態で示した図3と同一半導体集積回路のものである。
図5の故障判定比較に示すように故障判定電流値の小さい場合でも80%以上、故障判定電流値が大きくなればほぼ100%が新たなIDDQ値で故障判定することができることを示している。
以上の構成によれば、本発明の第1の実施形態で求められた新たなIDDQ値によって半導体集積回路の故障判定を行なうことが可能となる。
本発明のIDDQ測定を用いた半導体装置の故障検出手法及びその装置は、半導体装置が、微細化に伴う低電圧化、低消費電流化、高速化と共に大規模化、高集積化、多機能・複合機能化しても利用可能である。
本発明の実施の形態1における半導体集積回路の故障検出方法の新たなIDDQ測定の手順を示すフロー図 本発明の近似線作成および近似関数当てはめを行なった特性図 本発明のIDDQ測定値と従来のIDDQ測定値の関係を示した特性図 本発明の第2の実施の形態の故障検出手法の検出の手順を示すフロー図 本発明のIDDQ測定値と従来のIDDQ測定値の故障判定結果を比較した特性図 従来の故障検出手法のIDDQ測定の手順を示すフロー図
符号の説明
10 半導体集積回路動作条件設定
11 半導体集積回路動作スタート
12 測定待ち時間
13 電源電流測定
14 半導体集積回路動作ストップ
15 周波数変更判断
16 周波数変更設定
17 近似線作成、近似関数当てはめ
25 近似線
26 新たなIDDQ値
50 IDDQ判定
51 不良処理
52 良品処理

Claims (2)

  1. 半導体装置の電源電流測定において、電源電圧を同一とし、動作周波数Fをf、f/L、f/M、f/N、・・・とし(fは動作周波数、L、M、Nは整数)、同時に、前記半導体装置への入力信号の周波数も同時にfin、fin/L、fin/M、fin/N、・・・(finは動作周波数)とし、各周波数下での電源電流測定において動作スタートからの測定待ち時間を一定で測定し、測定した各周波数の電源電流を用いて周波数を関数とした近似線を引き、前記近似線より周波数0の電源電流を外挿し、静止電源電流値(IDDQ値)を求め、前記静止電源電流値により半導体装置の良否を判定することを特徴とする半導体装置の故障検出方法。
  2. 半導体装置の電源電流測定において、電源電圧を同一とし、動作周波数Fをf、f/L、f/M、f/N、…とする手段と、前記半導体装置の動作周波数に同期して前記半導体装置への入力信号の周波数も同時にfin、fin/L、fin/M、fin/N、・・・とする手段と、各周波数下での電源電流測定において動作スタートからの測定待ち時間を一定とし測定する手段と、測定した各周波数の電源電流を用いて周波数を関数とした近似線を求める手段と、前記近似線より周波数0の電源電流を外挿し、静止電源電流値を求める手段と、前記静止電源電流値により半導体装置の良否を判定する手段とを備えたことを特徴とする半導体装置の故障検出装置。
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