JP3785973B2 - 生ごみ処理装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は屋外に設置される、微生物により生ごみを分解処理する生ごみ処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来から屋外の壁面に据え付けられる生ごみ処理装置において、生ごみの投入口を屋内側の壁面に有し、該投入口から壁面を貫通し前記生ごみ処理装置内上部に挿通されている投入ダクトを有している生ごみ処理装置にあっては、例えば特開2000―126722号公報に掲載されている(図5)。このものにあっては、生ごみ処理装置Bの上部は、投入ダクト104が挿通されるための空間117が、処理槽101の上方に有しており、この空間117は、カバー106により覆われて形成されている。一方投入ダクト104は投入口104aから処理槽101に向かって傾斜している。
【0003】
この生ごみ処理装置Bは処理槽101内にバイオチップと称する木質細片を処理材102として充填してあり、屋内の投入口104aから生ごみを処理槽101内に投入し、処理槽101内の処理材102に生息する微生物の働きで生ごみを発酵させて分解処理するようになっている。
【0004】
この微生物により生ごみが分解処理されると、水蒸気混じりの気体が発生する。この気体を生ごみ処理装置B外へ出さないと、生ごみ処理装置B内の気体の水蒸気により飽和することにて結露が発生し、処理槽101内の処理材102の含水率が上昇し、ひいては微生物による生ごみの分解処理能力が低下し、分解しきれない生ごみが腐敗し、臭気を発生させることになる。そこで、外気を処理装置B内に取り入れる吸気口(図示せず)と、該処理装置B内の気体を排気するための排気口112が、生ごみ処理装置Bに設けられている。そして処理槽101の上部には、処理装置B内の気体を吸い込む吸込口110及び排気ファン107が設けられており、そしてこの排気ファン107の動作により、吸気口を通して外気が取り入れられ、吸込口110及び排気ファン107を通じて、処理装置Bの下部に存する排気口112より、処理装置B内の気体が排出される。
【0005】
なお吸込口110においては、処理装置B内の気体中のごみ等が排気ファン107に入らないように、フィルタ163が設けられている。このフィルタ163は、処理槽101上端に設けられた、挿入差込口部152に挿入し取り付けられている。
【0006】
ところで、この吸込口110の位置は、処理槽101の上部に設けられている。一方、生ごみの分解処理によって発生した水蒸気混じりの気体は、分解により発酵熱を持っているため、生ごみ処理装置B内において吸込口110よりも上方に位置する空間117へ上昇する。そのため、空間117に存する水蒸気混じりの気体を吸込口110より処理装置B外へ排出することが難しく、空間117内に滞留する傾向がある。又この生ごみ処理装置Bは屋外に設置されている。従って前記空間117を形成しているカバー106の内面や、投入ダクト104の内面においては、前記気体が外気に冷やされることにより、結露が発生する。
【0007】
従ってこの結露により生ごみ処理装置B内が十分に排気除湿されないため、処理材102の含水率が上昇する可能性がある。また投入ダクト104内においても、前記気体が滞留しているため、生ごみ投入時に投入ダクト104内に滞留した気体が、屋内に入ってくる可能性がある。この気体は生ごみ処理により臭気を含んでいるので、この臭気混じりの気体が屋内に入る可能性がある。また、投入ダクト104内に発生した結露も臭気を含んでいるため、この臭気が屋内に入ることも考えられる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は上記の問題点を解消するためのものであって、投入ダクト内や生ごみ処理装置の上部空間内の気体の滞留を抑えた生ごみ処理装置を提供するものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】
請求項1記載の生ごみ処理装置にあっては、生ごみ処理用の処理材を備えた処理槽と、屋内から屋外へ連通してこの処理槽上方から生ごみを投入するための投入ダクトと、この投入ダクトの屋外側の端部を覆うと共に前記処理槽の開口部とを併せて覆うカバー部と、を備える生ごみ処理装置であって、このカバー部の略上端部からこの処理装置内の気体を吸い込み処理装置外の略下方へ排出する排気経路を有し、この排気経路には脱臭装置が設けられていることを特徴とする。
【0010】
このものにあっては、前記排気経路が、前記カバー部上端部から該処理装置内の気体を吸い込み該処理装置外へ排気する。従って、前記カバー部により形成された生ごみ処理装置内の上部の空間に、生ごみ処理材により生ごみが処理され発生する水蒸気混じりの気体が滞留することが防止される。ひいては、生ごみ処理装置内の上部の空間を形成するカバー部に、結露が発生することが抑制される。
【0011】
請求項2においては、請求項1記載の生ごみ処理装置において、前記排気経路には、前記処理装置内の気体が該排気経路内を通過するように動作する排気ファンが設けられていることを特徴とする。
【0012】
このものにあっては、前記排気ファンの動作により、前記生ごみ処理装置内の上部の空間の気体が、前記排気経路内を通過し、前記生ごみ処理装置の略下方へ排出される。
【0013】
請求項3においては、請求項2に記載の生ごみ処理装置において、前記投入ダクト内の気体を前記排気ファンの上流側へ誘導するために第二の排気経路が設けられていることを特徴とする。
【0014】
このものにあっては、前記投入ダクト内の気体が前記排気ファンの動作により前記第二の排気経路を通って、前記排気ファンを通り、そして前記生ごみ処理装置外へ排出される。従って、前記投入ダクト内の気体が滞留するのを防ぐことができる。
【0015】
請求項4においては、請求項2又は3に記載の生ごみ処理装置において、前記排気経路における前記排気ファンより下流側に、前記脱臭装置が設けられていることを特徴とする。
【0016】
このものにあっては、前記排気経路を通る前記生ごみ処理装置内の気体が、前記脱臭装置により脱臭される。従って、該脱臭装置の付いた生ごみ処理装置から排出される気体は、臭気を含むことが抑制される。
【0017】
請求項5においては、請求項2乃至4のいずれかに記載の生ごみ処理装置において、前記排気経路は、カバー部略上端部から前記処理槽上部まで配置される上排気経路部と、同処理槽上部に前記上排気経路部の下端を挿入する挿入口を有し且つ該挿入口から前記処理装置の下方へ配置される下排気経路部と、から成ることを特徴とする。
【0018】
このものにあっては、上排気経路部が下排気経路部の挿入口に挿入されることにより、一つの排気経路ができあがる。従って排気経路の組立がしやすい。
【0019】
請求項6においては、請求項5に記載の生ごみ処理装置において、前記処理槽の開口部周縁全体に亘って載置される開口枠により、前記上排気経路部が前記下排気経路部の挿入口に挿入連結され、前記開口枠により前記連結部を固定することを特徴とする。
【0020】
このものにあっては、前記開口枠が前記上排気経路部と前記下排気経路部の連結が略固定されるので、前記上排気経路部と前記下排気経路部との連結度が向上する。
【0021】
【発明の実施の形態】
以下本発明の実施形態を図を用いて説明する。
【0022】
家屋の外壁20aに生ごみ処理装置Aが据え付けられている(図1)。生ごみ処理装置A内の下部は、生ごみを処理するための後述の処理材2を備えた処理槽1が設けられている。同生ごみ処理装置Aの上部には、家屋内から壁20を貫通して生ごみ処理装置A内に生ごみを投入するための投入ダクト4が設けられている(図1、図2)。
【0023】
図2は第一実施例を示すものである。投入ダクト4の一端部4aは家屋内の内壁20bに設置されており、他端部4bは生ごみ処理装置A内に挿入され、処理槽1の上方に設けられている。この投入ダクト4は、一端部4aから他端部4bに向かって下方に傾斜しているものである。
【0024】
処理材2は、微生物が生息したバイオチップと称されるおが屑状の木質細片の担体より成るものである。この処理材2の入っている処理槽1内に生ごみを投入されると、前記微生物の働きにより、生ごみが発酵され分解処理される。
【0025】
処理槽1内には処理材2を定期的に撹拌するための撹拌羽根3が設けられており、またモーター(図示せず)が処理槽1の片側側面の下部に設置されており、このモーターの動きに連動して、撹拌羽根3が動作し、このことにより定期的に、処理材2は撹拌される。
【0026】
処理槽1及びモーターは、上方に開口の外郭ケース5により覆われている。この外郭ケース5の上端には、カバー部6が、投入ダクト4の他端部4bを含めて覆い且つ処理槽1を上方から蓋をするように設けられている。この外郭ケース5及びカバー部6が、請求項記載の「カバー部」の一例である。
【0027】
処理槽1の一方の側面上部において、処理槽1と外郭ケース5との間には、処理装置A内の気体を排気するための排気ファン7が設けられている。そして第一排気管8の一端が、排気ファン7の下流側に接続されており、他端が脱臭装置9の上部に接続されている。そして脱臭装置9の下部は、脱臭装置9から出てくる気体を、外気と混ぜて希釈する希釈ファン10を備えた希釈部11に接続されている。この希釈部11には、希釈された気体を排気するために開口している排気口12を備えている。一方処理槽1の他方の側面側に対向する外郭ケース5には、外気を処理装置A内に取り込むための吸気口13が備えられている。そして、前記カバー部6における内面側は、上方から吸気口13が見えないように略覆い隠し、且つ外気が処理装置A内に入ることができるように所定距離を開けて覆うような形状になっている。そして排気ファン7を運転させると、外気が吸気口13を通って、処理装置A内の処理槽1に向かって入ってくる。
【0028】
脱臭装置9においては、金属製のケーシング25内に、白金触媒のような触媒26と、触媒26を加熱するヒータ27と、気体の流れを整流させると共に触媒26の上流側に設置される整流板28と、を内装して形成してあるものである。排気ファン7を駆動すると、処理装置A内の臭気を含んだ気体は、第二排気管14及び第三排気管15を通って、排気ファン7を通過し、第一排気管8を介して脱臭装置9のケーシング25内に送り込まれ、整流板28を通過して整流され、この整流された気体が、ヒータ27にて加熱された触媒26(200〜250℃程度の温度に加熱される)を通過し、脱臭される。そしてこの脱臭された気体は、希釈部11に送り込まれて希釈され、そして排気口12より排気される。
【0029】
カバー部6には、内面上端から排気ファン7の上流側の略近傍まで、第二排気管14が設けられている。この第二排気管14の一端は、カバー部6の内面上端において開口しており、他端は排気ファン7の上流側に向かって開口している(ここで第一排気管8及び第二排気管14は、請求項記載の排気経路の一例である)。
【0030】
そして、投入ダクト4の側面と第二排気管14との間に架橋される形状の第三排気管15が、投入ダクト4内と第二排気管14内とを連通するように設けられている(ここで第三排気管15は請求項記載の第二の排気経路の一例である)。
【0031】
投入ダクト4の一端部4aには開閉自在の扉16が設けられており、この扉16は閉めると、生ごみ処理装置A内の気体が屋内に侵入するのを防ぐように密閉される。
【0032】
排気ファン7を運転させると、前述のように外気が吸気口13を通って、処理装置A内の処理槽1に向かって入ってくる。そしてこの吸気された外気は、処理材2の微生物により生ごみの分解処理に利用される。そして分解処理により臭気及び水蒸気の混じった気体が発生する。この気体は生ごみの分解による発酵熱を持っているので、温度が外気温より高いので、処理装置A内の上方に向かって移動する。すなわち、処理槽1より上方にある、カバー部6により形成される空間17、及び投入ダクト4内の空間18、に、この臭気及び水蒸気の混じった気体が移動する。
【0033】
この空間17及び空間18内の温度は、外気温よりも高いので、カバー部6及び投入ダクト4の内壁に接した臭気及び水蒸気の混じった気体は、外気により冷却されて結露が発生することが考えられる。
【0034】
そこで、排気ファン7を運転する。そうすると、空間17内の気体は、排気ファン7の運転により、第二排気管14におけるカバー部6の内面上端から吸い込まれ、排気ファン7に通される。一方空間18内の気体は、同排気ファン7の運転により、第三排気管15おける投入ダクト4の側面から吸い込まれ、第二排気管14へ誘導され、そして排気ファン7に通される。
【0035】
そして排気ファン7を通った、臭気及び水蒸気混じりの気体は、第一排気管8を通り、脱臭装置9に導かれる。脱臭装置9により脱臭された気体が、希釈部11に送られ、希釈ファン10の動作により希釈され、そして排気口12より、処理装置A外の略下方へ排出される。
【0036】
このことにより、空間17及び空間18内の気体は、結露することが抑制され、処理装置A外へ排出される。これにより、この生ごみ処理装置A内は十分に排気除湿される。また生ごみ投入時に空間18内の気体が屋内に入ることが、抑制される。また投入ダクト4内に結露が発生しにくいため、この結露による臭気が屋内に入ることも抑制される。
【0037】
なお排気ファン7の位置、第一排気管8、第二排気管14及び第三排気管15、にあっては、図3の第二実施例に示されるように、排気ファン7が空間17の上部のカバー部6の内面上端に存し、第一排気管8が該排気ファン7の下流側から下がって脱臭装置9に接続されており、第二排気管14がカバー部6の内面上端において該排気ファン7の上流側に設けられており、そして、第三排気管15が投入ダクト4の側面4cから該第二排気管14へ接続されているものであっても良い。
【0038】
また請求項記載の「カバー部」にあっては、カバー部6と外郭ケース5が一体に形成されたひとつのカバー部であっても良い。
【0039】
またこの生ごみ処理装置Aは、図4の第三実施例に示されるように、家屋の出窓22のカウンター21において、出窓22の下方における屋外壁面23に設置されているものであっても良い。この生ごみ処理装置Aにあっては、投入ダクト4がカウンター21を貫通し、一端4dが屋内側に、他端が処理装置A内の上部の空間17に挿入されている。このものであっても、第一排気管8、第二排気管14及び第三排気管15、脱臭装置9及び希釈部11の接続構造にあっては、図2の第一実施例の場合と同様である。
【0040】
以下は第四実施例を示すものである(図7から図15)。投入ダクト4は、材質がゴム製であって、形状は、鉛直断面において、内壁20bから外壁20aに向かって、高さ方向の略中心に対して、上下対称に広がっていく形状になっている。そして、壁20の厚さに応じて、投入ダクト4の長さを適宜長くしたり短くしたりすることができるように、投入ダクト4の周形状は、蛇腹状になっている。(以後蛇腹部41と称す。)そしてこの蛇腹部41における、下側の面には、ごみ或いはごみの入ったごみ袋70が、投入ダクト4を略滑らかに生ごみ処理装置本体C内部に誘導できるように、インナーダクト42が載置されている。
【0041】
投入ダクト4は、室内側の端部4eには、端部4eに蓋をする内蓋43が設けられており、そしてこの内蓋43及び投入ダクト4の端部4eを併せて蓋をする扉16が設けられている(この扉16及び内蓋43を開けて、ごみ或いはごみ袋70を投入する。したがってこの端部4eをごみ投入側端部4eと称す)。一方、投入ダクト4の他端部4fはカバー部6内方に設けられている。そして上述のインナーダクト42は、ごみ投入側端部4eから他端部4fにかけて下向きに傾斜している。
【0042】
なおこのインナーダクト42は扉16及び内蓋43を外して、室内側から取付け取外しすることができる。したがって、このインナーダクト42の清掃をすることができるので、インナーダクト42を略清潔に保つことができる。
【0043】
また上述のように投入ダクト4における蛇腹部41は、伸縮自在である。したがって、投入ダクト4の長さを、壁20の厚さに応じて、所望の長さに設置することができる。よって、室内側において、ごみ投入側端部4eの端と、内壁20bと、の間に隙間が生じることは免れる。
【0044】
またこの第四実施例における投入ダクト4は、上述のように、壁20の鉛直断面において、内壁20bから外壁20aに向かって、高さ方向の略中心に対して、上下対称に広がっていく形状になっている。即ち投入ダクト4の上面4fにおいては、他端部4fよりもごみ投入側端部4eの方が、位置の高さは低い状態である。したがって、ごみ処理に伴う発酵熱をもった臭気及び水蒸気混じりの空気は、投入ダクト4内に滞留することが無く、カバー部6内における投入ダクト4よりも上方へ移動する。従って、内蓋43及び扉16を開けた時に、前述の臭気及び水蒸気混じりの空気が室内に入ることが抑制される。また投入ダクト4の他端部4f付近に存する前述の水蒸気混じりの空気が、結露しても、この結露水はインナーダクト42或いは投入ダクト4の下面4gにより、生ごみ処理装置A内に流される。
【0045】
この第四実施例では、上排気経路部としての上排気管51は、生ごみ処理装置A内において、カバー部6の上面62から、側面63を経て、カバー部6の下に存する生ごみ処理装置本体Cの処理槽1上部に存する後述の挿入差込口部52aに差し込まれた形にて配置される。
【0046】
カバー部6の上面62部分にあっては、上排気管51が埋設されるように、側面63側端部から上面62の略中央部にかけて凹部が連設されている。そして上排気管51の一端部は、この上面62の略中央部に設置されており、この一端部には、生ごみ処理装置A内の前記臭気及び水蒸気混じりの空気を吸い込むための吸気口51dが、生ごみ処理装置A内に向かって設けられている。また同一端部において、吸気口51dの周囲両側には、メッシュ付きのフィルタ63が吸気口51dを覆うように挿入設置されるように、略L字状の挿入係止突部51c、51cが、吸気口51dを中心に対称に互いに向き合うように、配置されている。それで、フィルタ63が挿入係止突部51c、51cに挿入係止され、吸気口51dを覆う。
【0047】
なお上排気管51が、前記カバー部6の上面62に設けられた凹部内に設けられるので、前記上排気管51がカバー部6の上面62から突出することは免れる。
【0048】
この上排気管51は、吸気口51d内部から、カバー部6の上面62に、ネジ51eによってねじ止めされる。
【0049】
生ごみ処理装置本体Cの処理槽1上部には、上排気管51の他端部が挿入されるための、挿入差込口部52aが配置されている。この挿入差込口部52aは、処理槽1上部の壁面の一部が、処理槽1から外側へ突出する形状をしており、その突出した挿入差込口部52aの壁面には格子状の孔52cが壁面を貫通するように設けられている。そしてこの挿入差込口部52aの壁面の外側の面には、排気ファン7の吸込口が密着されている。
【0050】
この挿入差込口部52aにあっては、これまでの生ごみ処理装置Bに取付けられていたフィルタ163の挿入差込口152であっても良い。
【0051】
排気ファン7の吹出口には、下排気経路部の一部と成す下排気管52の一端が接続されている。そして下排気管52の他端は脱臭装置9に接続されている。
【0052】
脱臭装置9から下流側の構造(脱臭装置9、希釈ファン10、希釈部11、排気口12等)に関しては、上述の第一実施例から第三実施例のものと同様である。
【0053】
即ち挿入差込口部52a、排気ファン7、下排気管52、及び脱臭装置9から排気口12までの経路が、下排気経路部80と成す。
【0054】
上排気管51の他端部、即ち挿入差込口部52aに差し込まれる部分は、処理槽1内方へ湾曲した形状になっている(湾曲部51fと称す)。また処理槽1には、処理槽1上部の周囲全周を覆うように、開口枠50が設けられている。この開口枠50は、全周に亘って、処理槽1の内側に向かって突出した形状である(枠突出部50a)。この枠突出部50aが、上排気管51の湾曲部51fに嵌まるようになっている。
【0055】
次に、生ごみ処理装置本体Cに、開口枠50、上排気管51、及びカバー部6を組み立てる方法について説明する。
【0056】
開口枠50内に上排気管51を通し、そして、生ごみ処理装置本体Cの処理槽1の挿入差込口部52aに上排気管51の他端部を差し込む。即ち、上排気経路部と下排気経路部80が接続される。その際、開口枠50の枠突出部50aを、上排気管51の湾曲部51fに納めながら、開口枠50を、処理槽1の上部の周囲全体から、処理槽1の周囲に存する外郭ケース5の上部の周囲全体にかけて、覆うように、処理槽1の上方から載置固定される。
【0057】
このとき、開口枠50の枠突出部50aが湾曲部51fに嵌まり、開口枠50が処理槽1の上方から載置固定されるので、上排気管51が挿入差込口部52aから上方へ抜けることが防止される。従って上排気経路部(上排気管51)と、下排気経路部80(挿入差込口部52a、排気ファン7、下排気管52、及び脱臭装置9から排気口12までの経路)との接続度が、開口枠50により向上する。
【0058】
その後、カバー部6を、上排気管51、生ごみ処理装置本体C及び開口枠50を、上方から全て覆うように、設置される。そして、カバー部6の前面部61を開けて、カバー部6内部から、上排気管51の上部を、カバー部6上面62の凹部62aに嵌め込み、ネジ51eにてカバー部6上面62に、ねじ止め固定する。また、カバー部6の両側面63の下端部を、生ごみ処理装置本体Cに載置された開口枠50に固定する。以上の方法にて、生ごみ処理装置Aが出来上がる。
【0059】
次に生ごみ処理装置Aを壁20に施工する方法について説明する。
【0060】
予め、壁20に投入ダクト4用の孔20cを開け、室内から屋外へ投入ダクト4を通す(投入ダクト4には、ごみ投入側端部4eに、扉16が設けられている)。そして、投入ダクト4のごみ投入側端部4eを壁20にねじ止めする。その後、投入ダクト4の長さを、壁20の厚さに応じて、蛇腹41を伸縮させて、所望の長さにする。
【0061】
そして外壁20aにおいては、孔20cの周囲に、生ごみ処理装置Aのカバー部6の後部を保持する保持枠73を設置する。また、生ごみ処理装置Aを下方から支えるための架台71を外壁20aに設置する。
【0062】
そして、架台71に生ごみ処理装置Aを載置し、カバー部6の後面に存する投入ダクト4挿入用の孔に、投入ダクト4の他端部4fを挿入し、そして、この他端部4fの端を、ダクト固定金具72を用いてカバー部6の後面にねじ止めする。
【0063】
そして、インナーダクト42を室内側から投入ダクト4内に設置する。そして内蓋43を室内側から設置し、そして扉16を閉める。こうして、生ごみ処理装置Aが施工される。
【0064】
この第四実施例の生ごみ処理装置Aにあっては、排気ファン7を動作させると、生ごみ処理装置A内の臭気及び水蒸気混じりの空気は、カバー部6の上面62に設置の、フィルタ63を通して上排気管51の吸気口51dより吸い込まれる。そして、上排気管51、挿入差込口部52a、孔52c、排気ファン7、下排気管52、脱臭装置9、希釈部11を経て、排気口12より排出される(なお希釈部11では、希釈ファン10が動作することによって、外部空気を取り入れる取入口10aより取り入れられた外部の空気により、脱臭装置9を通された空気が、希釈される)。
【0065】
なお上記説明では、上排気管51は、生ごみ処理装置Aの内部における、カバー部6の上面62に埋設されているが、この上排気管51は埋設されていなくても良い。即ち上排気管の上端部はカバー部6の上面に設置されていれば良い。
【0066】
本発明の実施形態の第四実施例に係る生ごみ処理装置Aは、挿入差込口部52aに、前記上排気管51を差し込み、同上排気管51をカバー部6の内面に設置し、そして同上排気管51の上端部の吸気口51dを覆うようにフィルタ63を設置することによって、出来上がる。したがって、これまでの生ごみ処理装置Bから、大幅な改造をせず、上排気管51の一部品を取付けることによって出来上がるので、大幅なコストアップになることが無く、また効率良く組立てることができる。
【0067】
【発明の効果】
以上の説明により、本発明の生ごみ処理装置にあっては、カバー部の略上端部から処理装置内の気体を吸い込み処理装置外の略下方へ排出する排気経路を有し、この排気経路には脱臭装置が設けられているので、投入ダクト内や生ごみ処理装置の上部空間内の気体の滞留が抑えられ、ひいては前記投入ダクト内や前記上部空間内の結露が抑制されて、脱臭された気体が屋外の処理装置外の略下方へ排出される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係る生ごみ処理装置の外観及び内部の主要な構造をを示す斜視図である。
【図2】同上の生ごみ処理装置の第一実施例を示す概略図である。
【図3】同上の生ごみ処理装置の第二実施例を示す概略図である。
【図4】同上の生ごみ処理装置の第三実施例を示す概略図である。
【図5】従来の生ごみ処理装置を示す概略図である。
【図6】本発明の実施形態に係る生ごみ処理装置の第一実施例から第三実施例に関する、脱臭装置及び希釈部付近を示す概略図である。
【図7】同上の生ごみ処理装置の第四実施例を示す斜視図である。
【図8】同上の生ごみ処理装置の第四実施例に関する、施工状態を示す一部切欠断面図である。
【図9】同上の生ごみ処理装置の第四実施例に関する、縦断面図である
【図10】同上の生ごみ処理装置の第四実施例に関する、上排気管の下部の接続の要部を示す斜視図である。
【図11】同上の生ごみ処理装置の第四実施例に関する、上排気管の下部の接続を示す説明図である。
【図12】同上の生ごみ処理装置の第四実施例に関する、上排気管の上部を示す説明図である。
【図13】同上の生ごみ処理装置の第四実施例に関する、脱臭装置及び希釈部付近を示す概略図である。
【図14】同上の生ごみ処理装置の第四実施例に関する、生ごみ処理本体を施工する前の、外壁側の状態を示す説明図である。
【図15】同上の生ごみ処理装置の第四実施例に関する、上排気管の下部の接続の要部を示す縦断面図である。
【符号の説明】
1 処理槽
2 処理材
A 生ごみ処理装置(処理装置)
4 投入ダクト
5 外郭ケース(カバー部)
6 カバー部(カバー部)
7 排気ファン
8 第一排気管(排気経路)
9 脱臭装置(排気経路)
11 希釈部(排気経路)
14 第二排気管(排気経路)
15 第三排気管(第二の排気経路)
50 開口枠
51 上排気経路部(上排気管)
52a 挿入口(挿入差込口部)
80 下排気経路部
Claims (6)
- 生ごみ処理用の処理材を備えた処理槽と、屋内から屋外へ連通してこの処理槽上方から生ごみを投入するための投入ダクトと、この投入ダクトの屋外側の端部を覆うと共に前記処理槽の開口部とを併せて覆うカバー部と、を備える生ごみ処理装置であって、このカバー部の略上端部からこの処理装置内の気体を吸い込み処理装置外の略下方へ排出する排気経路を有し、この排気経路には脱臭装置が設けられていることを特徴とする生ごみ処理装置。
- 前記排気経路には、前記処理装置内の気体が該排気経路内を通過するように動作する排気ファンが設けられていることを特徴とする請求項1記載の生ごみ処理装置。
- 前記投入ダクト内の気体を前記排気ファンの上流側へ誘導するために第二の排気経路が設けられていることを特徴とする請求項2に記載の生ごみ処理装置。
- 前記排気経路において、前記排気ファンより下流側に、前記脱臭装置が設けられていることを特徴とする請求項2又は3に記載の生ごみ処理装置。
- 前記排気経路は、カバー部略上端部から前記処理槽上部まで配置される上排気経路部と、同処理槽上部に前記上排気経路部の下端を挿入する挿入口を有し且つ該挿入口から前記処理装置の下方へ配置される下排気経路部と、から成ることを特徴とする請求項2乃至4のいずれかに記載の生ごみ処理装置。
- 前記処理槽の開口部周縁全体に亘って載置される開口枠により、前記上排気経路部が前記下排気経路部の挿入口に挿入連結され、前記開口枠により前記連結部を固定することを特徴とする請求項5に記載の生ごみ処理装置。
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