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JP3796127B2 - Dvd再生装置 - Google Patents
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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、DVD再生装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
さて、近年急速に普及したDVD(Digital Versatile Disc) −Video(以下、DVDと省略する)においても、2つのTVカラー方式(NTSCあるいはPAL)の何れかの映像信号を記録することができる。DVDを再生する場合、TVカラー方式が異なるTVでは再生することができないため、それぞれの地域(国)で放送されるTVカラー方式に応じたプレーヤ及びソフト(ディスク)が販売され普及している。
【0003】
ただし、PAL地域においては、NTSC及びPALの両方の方式に対応したDVDプレーヤが普及している。これは、例えばヨーロッパではPAL50(純PAL)のみならず、PAL60(NTSC信号のカラー方式のみをPALフォーマットに変換した疑似PAL信号)を映し出すこともできるマルチタイプのTVが普及していることによる。具体的には次のような機能を有するDVDプレーヤが商品化されている。
【0004】
(1)NTSCディスクが再生されたときはNTSC信号を出力し、PALディスクが再生されたときにはPAL信号を出力する機能を備えたDVDプレーヤ。
【0005】
(2)ビデオ出力端子の横にNTSC/PALの切り替えスイッチがあり、どちらの方式のディスクを再生する際にも、切り替えスイッチによって選択された方式で出力する機能を備えたDVDプレーヤ。
【0006】
上記(1)のDVDプレーヤでは、PALあるいはNTSCしか映せないTVを接続していた場合には、PALあるいはNTSCのうちの一方のディスクの映像しか見ることができない。また、視聴することができない方のディスクがDVDプレーヤによって再生された場合には、再生開始時にそれまで正常に表示されていたオープニング画面から急に画面が乱れることになり、使用者が機器が故障していると勘違いするおそれがある。
【0007】
上記(2)のDVDプレーヤでは、切り替えスイッチはNTSC/PALのいずれか一方を必ず選択するようになっているため、ユーザが意図的に切り替えスイッチの切り替えを行なっていなくても、ユーザはそのことに気がつかないという問題がある。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
この発明は、予め定められた所定のビデオ方式に対する変換後のビデオ方式の設定を必ずユーザの意思を持って行なうようになり、ユーザがその設定を忘れるといったことを防止できるDVD再生装置を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
この発明は、予め定められた所定のビデオ方式に対して、変換後のビデオ方式をユーザに選択設定させるための設定手段、再生開始時において、装着されているディスクに記憶されている映像信号のビデオ方式を判定する判定手段、および判定手段によって判定されたビデオ方式に対して、変換後のビデオ方式が設定されている場合には、当該ディスクから再生された映像信号を、設定されている変換後のビデオ信号に変換して出力する映像変換手段を備えているDVD再生装置であって、ユーザが設定手段を利用して上記所定のビデオ方式に対する変換後のビデオ方式を設定した場合に、その設定内容とともに、設定手段によって上記所定のビデオ方式に対する変換後のビデオ方式が設定されたことを不揮発性メモリに記憶する手段、上記所定のビデオ方式の映像信号が記録されたディスクが再生装置に装着されたときに、上記不揮発性メモリの内容に基づいて、設定手段によって上記所定のビデオ方式に対する変換後のビデオ方式が設定されているか否かを判定する手段、ならびに設定手段によって上記所定のビデオ方式に対する変換後のビデオ方式が設定されていないときには、上記所定のビデオ方式に対する変換後のビデオ方式をユーザに選択設定させるための設定画面を表示させる手段を備えていることを特徴とする。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して、この発明の実施の形態について説明する。
【0011】
図1は、欧州向けのDVD再生装置の概略構成を示している。
【0012】
2はDVDディスク1よりピット信号を読みとるDVD用レーザーピックアップである。6はこのレーザーピックアップ2より読み出した信号を増幅する再生RFアンプである。7は再生RFアンプ6の出力信号から誤り訂正等の処理を行い、圧縮されているデジタル映像信号及びデジタル音声信号を伸長するMPEG回路である。21は、映像変換回路であり、この例では、NTSC信号をPAL50の映像信号に変換する機能およびNTSC信号をPAL60の映像信号に変換する機能を備えている。
【0013】
8は映像デジタル信号をアナログ信号に変換するビデオD/A変換回路であり、9は音声デジタル信号をアナログ信号に変換するオーディオD/A変換回路である。10は映像信号を出力するビデオ出力端子であり、11は音声信号を出力するオーディオ出力端子である。
【0014】
4はスピンドルモータであり、3はスレッドモータである。5はスピンドルモータ4およびスレッドモータ3を制御するモータコントロール回路である。12は制御回路である。制御回路12は、モータコントロール回路5を制御するとともに再生RFアンプ6からの再生信号に基づいてサーボ制御を行う。
【0015】
さらに、制御回路12は、メカスイッチ入力端子14とキー入力端子15からの情報に基づいてメカニズム等の制御とシステム全体の制御を行うとともに、表示装置13を制御する。なお、制御回路12はマイクロコンピュータを用いたシステムコントローラによって構成されている。なお、キー入力端子15には、リモコンからのキー信号(リモコン信号)およびDVD再生装置本体の操作部からのキー信号が入力される。
【0016】
ディスク1を再生する場合には、レーザーピックアップ2を発光させ、ディスク1の反射面にて焦点を結ばせ、ディスク面にてフォーカスをかける。さらにスピンドルモータ4を回転させ、スピンドルサーボ、トラッキングサーボおよびスレッドサーボをかける。そしてレーザーピックアップ2によってディスク1から記録信号を読み取る。
【0017】
読み取られた信号は、再生RFアンプ6を介してMPEG回路7へ送られ、誤り訂正、デジタル伸長等の処理が行なわれる。MPEG回路7によって得られた映像信号は、映像変換回路21に送られ、必要であれば、映像変換処理が行なわれる。MPEG回路7によって得られた映像信号または映像変換回路21によって映像変換処理が行なわれた映像信号は、ビデオD/A変換回路8によってアナログ信号に変換された後、ビデオ出力端子10に送られる。MPEG回路7によって得られた音声信号は、オーディオD/A変換回路9によってアナログ信号に変換された後、オーディオ出力端子11に送られる。
【0018】
不揮発性メモリ16には、機器に必要な情報、たとえば、視聴者が選択する言語情報(音声、字幕など)、画像機器や音響機器に出力する画面選択情報(16:9、PS(パンスキャン)、LB(レターボックス)など)および音声選択情報(DOLBY DIGIRAL、DTS 、デジタル出力など)、視聴制限情報(PARENTALなど)等が記憶される。また、不揮発性メモリ16には、ピクチャー・モード、プログラム情報、ブックマーク情報、ラストメモリ情報、記憶日時、ディスク固有の判別情報等も書き込まれる。
【0019】
このDVD再生装置は、欧州用である。したがって、このDVD再生装置に接続されるTV等の表示装置は、少なくともPAL50の映像信号を表示する機能を備えているものとする。
【0020】
このDVD再生装置では、PALディスクが装着された場合にはPAL50で再生し、NTSCディスクが装着された場合には、ユーザの使用環境(TV)に応じてビデオ信号出力をPAL50、PAL60、NTSCの中から選択できるようになっている。
【0021】
図2は、DVD再生装置の再生時の動作を示している。図2はDVDがユーザによって装着され、機器がDVDの各種情報ファイルを読み取った後の処理を示している。
【0022】
この処理において用いられるフラグと変数とについて説明しておく。フラグとしては、フラグslct_flg が用いられている。上述したように、このDVD再生装置では、NTSCディスクが装着された場合には、ユーザの使用環境(TV)に応じてビデオ信号出力をPAL50、PAL60、NTSCの中から選択できるようになっている。この選択設定がユーザによって行なわれた場合には、フラグslct_flg はセット(slct_flg =1)される。なお、フラグslct_flg はデフォルトではリセット(slct_flg =0)されている。
【0023】
変数としては、 v_typeが用いられている。NTSCディスクが装着された場合に、ビデオ信号出力としてPAL50をユーザが選択した場合には、 v_type=0となり、ビデオ信号出力としてPAL60をユーザが選択した場合には、 v_type=1となり、ビデオ信号出力としてNTSCをユーザが選択した場合には、 v_type=2となる。フラグslct_flg および変数 v_typeは、不揮発性メモリ16に保持される。
【0024】
DVDがユーザによって装着され、機器がDVDの各種情報ファイルを読み取られると、装着されたDVDがNTSCディスクかPALディスクかを判断する(ステップ1)。装着されたDVDがPALディスクの場合は、制御回路12は、映像変換装置21に対して、スルー指令を出力する(ステップ13)。これにより、映像変換装置21は、入力されたPAL50信号をそのまま出力する。
【0025】
装着されたDVDがNTSCディスクの場合には、フラグslct_flg がセットされているか(slct_flg =1)否かを判定する(ステップ2)。フラグslct_flg がセットされていない場合には、つまり、選択設定がユーザによって未だ行なわれていない場合には、フラグslct_flg をセット(slct_flg =1)した後(ステップ3)、ユーザに選択設定のための設定画面を表示させる(ステップ4)。この設定画面の例を図3に示す。図3の例のように、各信号出力を選んだときのデメリットも説明し注意を促すようにすることが好ましい。
【0026】
ユーザは、この表示メッセージに基づいて、リモコン等により、ビデオ信号出力をPAL50、PAL60、NTSCから選択する(ステップ5)。ビデオ信号出力としてPAL50が選択された場合には、変数 v_typeの値が0にされる(ステップ6)。ビデオ信号出力としてPAL60が選択された場合には、変数 v_typeの値が1にされる(ステップ7)。ビデオ信号出力としてNTSCが選択された場合には、変数 v_typeの値が2にされる(ステップ8)。
【0027】
このようにして、変数 v_typeの値が、ユーザによって選択された映像信号の種類に対応した値にセットされると、変数 v_typeの値に応じた、映像信号が出力される(ステップ9、10、11、12)。
【0028】
つまり、変数 v_type=0であれば(ステップ9)、制御回路12は、映像変換装置21に対して、PAL50の信号を出力するように指示する(ステップ10)。これにより、映像変換装置21は、入力されたNTSC信号をPAL50信号に変換する。
【0029】
変数 v_type=1であれば(ステップ9)、制御回路12は、映像変換装置21に対して、PAL60の信号を出力するように指示する(ステップ11)。これにより、映像変換装置21は、入力されたNTSC信号をPAL60信号に変換する。
【0030】
変数 v_type=2であれば(ステップ9)、制御回路12は、映像変換装置21に対して、スルー指令を出力する(ステップ12)。これにより、映像変換装置21に入力されたNTSC信号は、そのまま出力される。
【0031】
以上のような処理により、NTSCディスクが初めて装着されたときに選択が求められ、以後NTSCディスク再生時は選択された方式のビデオ信号が出力される。ただし、この機能だけではNTSCディスクに対する出力信号の選択の変更ができないので、次のようにしてNTSCディスクに対する出力信号を変更(設定)できるようにしている。
【0032】
図4は、NTSCディスクに対する出力信号の変更処理手順を示している。
【0033】
一般的なセットアップ機能(TV画面にセットアップメニューを表示し、音声、画面、言語などの各種設定を行う機能)において、ユーザが、NTSCディスクに対する出力信号を設定(変更)するための項目を選択すると(ステップ21)、フラグslct_flg をセット(slct_flg =1)した後(ステップ22)、ユーザに選択設定のための選択画面を表示させる(ステップ23)。この設定画面の例を図5に示す。図5の例のように、各信号出力を選んだときのデメリットも説明し注意を促すようにすることが好ましい。
【0034】
ユーザは、この表示メッセージに基づいて、リモコン等により、ビデオ信号出力をPAL50、PAL60、NTSCから選択する(ステップ24)。ビデオ信号出力としてPAL50が選択された場合には、変数 v_typeの値が0にされる(ステップ25)。ビデオ信号出力としてPAL60が選択された場合には、変数 v_typeの値が1にされる(ステップ26)。ビデオ信号出力としてNTSCが選択された場合には、変数 v_typeの値が2にされる(ステップ27)。
【0035】
このようにして、変数 v_typeの値が、ユーザによって選択された映像信号の種類に対応した値にセットされると、この処理を終了する。
【0036】
【発明の効果】
この発明によれば、予め定められた所定のビデオ方式に対する変換後のビデオ方式の設定を必ずユーザの意思を持って行なうようになり、ユーザがその設定を忘れるといったことを防止できるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】DVD再生装置の概略構成を示すブロック図である。
【図2】DVD再生装置の再生時の動作を示すフローチャートである。
【図3】DVD再生装置の再生時において、装着されたDVDがNTSCディスクであり、かつ選択設定がユーザによって未だ行なわれていない場合に表示される設定画面の例を示す模式図である。
【図4】NTSCディスクに対する出力信号の変更処理手順を示すフローチャートである。
【図5】NTSCディスクに対する出力信号の変更処理において、表示される設定画面の例を示す模式図である。
【符号の説明】
1 DVDディスク
2 DVD用レーザーピックアップ
3 スレッドモータ
4 スピンドルモータ
5 モータコントロール回路
6 RFアンプ
7 MPEG回路
12 制御回路
16 不揮発性メモリ
21 映像変換回路

Claims (1)

  1. 予め定められた所定のビデオ方式に対して、変換後のビデオ方式をユーザに選択設定させるための設定手段、再生開始時において、装着されているディスクに記憶されている映像信号のビデオ方式を判定する判定手段、および判定手段によって判定されたビデオ方式に対して、変換後のビデオ方式が設定されている場合には、当該ディスクから再生された映像信号を、設定されている変換後のビデオ信号に変換して出力する映像変換手段を備えているDVD再生装置であって、
    ユーザが設定手段を利用して上記所定のビデオ方式に対する変換後のビデオ方式を設定した場合に、その設定内容とともに設定手段によって上記所定のビデオ方式に対する変換後のビデオ方式が設定されたことを不揮発性メモリに記憶する手段、
    上記所定のビデオ方式の映像信号が記録されたディスクが再生装置に装着されたときに、上記不揮発性メモリの内容に基づいて、設定手段によって上記所定のビデオ方式に対する変換後のビデオ方式が設定されているか否かを判定する手段、ならびに
    設定手段によって上記所定のビデオ方式に対する変換後のビデオ方式が設定されていないときには、上記所定のビデオ方式に対する変換後のビデオ方式をユーザに選択設定させるための設定画面を表示させる手段、
    を備えていることを特徴とするDVD再生装置。
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