JP3808554B2 - Pile spacer - Google Patents
Pile spacer Download PDFInfo
- Publication number
- JP3808554B2 JP3808554B2 JP22521996A JP22521996A JP3808554B2 JP 3808554 B2 JP3808554 B2 JP 3808554B2 JP 22521996 A JP22521996 A JP 22521996A JP 22521996 A JP22521996 A JP 22521996A JP 3808554 B2 JP3808554 B2 JP 3808554B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- main body
- pile
- plate
- hollow pile
- support plate
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Images
Landscapes
- Piles And Underground Anchors (AREA)
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、オーガマシン等で掘削(通常は拡底掘削)され、根固め用のコンクリートが注入された竪杭内に中空パイルを沈設するに際し、中空パイルの上部に予め挿設しておくパイルスぺーサであって、沈設された中空パイル内を上昇して中空パイル内を埋めて硬化するコンクリートを、その硬化後、中空パイル上端から所定の長さ分だけ除去するために用いるパイルスぺーサに関する。
【0002】
【従来の技術】
建物等の基礎工事の施工法として、オーガマシン等で掘削した竪杭内に根固め用のコンクリートを注入した後、当該竪杭に中空パイルを沈設して、当該コンクリートを硬化させる工法が知られている。この工法における中空パイルの沈設時には、竪杭に注入されたコンクリートが中空パイル内を上昇して満たし、更に余剰のコンクリートは中空パイルから溢れ出ることになる。
【0003】
ところで、竪杭内に沈設された中空パイルの上部には、この中空パイルと地中梁を一体に連結して形成するため、かご状の鉄筋が挿設されるので、養生後、当該上部を満たして硬化したコンクリートを除去し、このかご状の鉄筋を入れる空間を中空パイル上部に形成し直す必要がある。
【0004】
上記中空パイルの上部を満たして硬化したコンクリートの除去をしやすくするために使用されるのがパイルスぺーサである。
【0005】
このパイルスぺーサとしては、間隔保持部材を介して組み合わせた内外二重の厚紙製の円筒状スぺーサと、合成樹脂発泡体製の円筒状で、縦方向に切欠部が形成されたスぺーサとが知られている(特開平4−371610号公報)。いずれもかご状の支持材を、その上部を露出させて内包した状態で中空パイルの上部に挿設されるもので、スぺーサ内で硬化したコンクリートを、露出した支持材の上部を介してパワーショベルやクレーン等の牽引手段で上方に引きながら左右に振ることで、その下方で中空パイルと一体化して硬化したコンクリートから分断して除去できるようにするものである。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、厚紙製の円筒状スぺーサは、上記公開公報でも指摘されているように、固い厚紙製でしかも円筒状であるので、外筒を中空パイル内にぴったり挿入しにくい問題がある。特に中空パイルの内面は不規則な凹凸が付いていることが多く、その内径精度もさほど高くないので、内面の凹凸や多少の内径の相違によらず挿入を可能にするためには、外筒の径をやや小さめにしておく必要があり、外筒と中空パイル内面間にある程度の隙間を生じるのが避けられない。このため、外筒と中空パイル内面間にコンクリートが浸入し、外筒を強固に中空パイル内面に付着させてしまい、外筒が中空パイル内に残留しがちである。また、外筒が除去できたとしても、外筒と中空パイル内面との間に浸入したコンクリートが残留することになる。厳格に工事を行うためにはその除去が必要となり、除去作業に多大な手間がかかる問題がある。
【0007】
一方、合成樹脂発泡体製の円筒状で、縦方向に切欠部が形成されたスぺーサは、材質的にある程度の柔軟性を有し、切欠部を狭めることで縮径できるので、やや大きめの径としておくことで、内面の凹凸や多少の内径の相違によらず中空パイル内面にフィットさせ得る利点がある。
【0008】
しかしながら、上記利点を有するものの、縮径はできても拡径はできないので、中空パイルの内径が予想以上に大きい場合には対応することができないばかりか、異なる径の中空パイル毎に対応する径のスぺーサを用意しなければならず、異なる径の中空パイルへの融通性に欠ける問題がある。また、縦方向に切欠部を有するので、そのままでは、スぺーサ内を上昇したコンクリートがこの切欠部を介して中空パイル内面と一体化してしまい、このスぺーサ内の硬化コンクリートを分断除去する妨げとなる。従って、外周又は内周に合成樹脂フィルム等を巻き付けて挿設するか、切欠部の位置をずらせて内外二重に組み合わせて挿設する必要があり、現場での作業が煩わしい問題もある。
【0009】
本発明は、上記従来の問題点に鑑みてなされたもので、中空パイル内面の凹凸や径の大小に拘わらず中空パイル内面にフィットさせることができ、しかも現場での挿設作業及びコンクリート硬化後の除去作業が容易かつ確実なパイルスぺーサを提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】
このために本発明では、図1及び図6に示されるように、弾性復帰可能な状態で横方向に丸めて、中空パイル1内に挿入可能な板状の本体2の縦方向に、引き抜き時に牽引される引き抜き支持板3が一体に取り付けられており、しかも本体2が合成樹脂発泡体、特にポリオレフィン系合成樹脂発泡体を少なくとも1層含む多層シートからなり、引き抜き支持板3がこのシート間に位置しているパイルスペーサとしているものである。
【0011】
本発明において、本体2は合成樹脂発泡体を少なくとも1層含むもので、合成樹脂発泡体を少なくとも最外層又は最内層として含む多層シートからなることが好ましい。合成樹脂発泡体以外のシートとしては、紙、合成樹脂製のフィルム、シートやいわゆるエアーキャップ等がある。
【0012】
本体2を構成する組合せとしては、丸めたときに最内層となる側にコンクリートとの接着性が良いポリスチレン系樹脂発泡体を用い、逆に最外層としてはコンクリートからの剥離性が良く、中空パイルへ挿入したときに密着性の良いポリオレフィン系合成樹脂発泡体を用いることが好ましい。また、いわゆるエアーキャップを最外層に用いた場合には、引き抜き時にエアーキャップの凸部がつぶれ、空気層できるため、引き抜きやすいという利点がある。更に、発泡体を複数枚重ねたものであることは、後述の効果が特に優れる点で好ましい。
【0013】
【発明の実施の形態】
図1ないし図6に基づいて、本発明の実施の形態の一例を説明する。
【0014】
本例のパイルスぺーサは、図1に示されるように、2枚のポリオレフィン系合成樹脂発泡板を重ねた本体2を有するもので、この本体2の片面には多数の縦溝4が並列して形成されている。尚、本例では2枚の発泡板を重ねて本体2を構成しているが、これは3枚以上でもよい。
【0015】
特に本体2を厚さ2〜30mmの比較的薄い発泡板を積み重ねたものとすると、縦溝4を設けることなく丸めやすい本体2とすることができる。即ち、厚い発泡板を用いた場合に比して薄い発泡板を用いた場合の方が丸めた時の弾性反発力が押えられることから、丸めやすい本体2が得やすい。
【0016】
一方、発泡板は一般的には2枚重ねられるもので、本体2の外面側を厚く、内面側を薄くしてもよいが、後述する受け部8による確実な引き抜き性が得やすいことから、図示されるように内面側を厚くしておくことが好ましい。この場合、本体2を丸める時に、内側に位置する厚い発泡板の弾性反発力を押えて丸めやすくするため、縦溝4を本体2の内面側(本体2を丸めた時の内側)に設けておくことが好ましい。特に丸めにくいのは本体2の両側端部であることから、この両側端部にのみ縦溝4を設け、本体2の中央部の縦溝4を省略して、加工の手間及びコストを軽減することもできる。例えば、図1における2本の引き抜き支持板3間の縦溝4は省略してもよい。縦溝4の断面形状は、方形や半円形でもよいが、丸めやすくなることから、図1に示されるような逆三角形状であることが好ましい。縦溝4の幅、間隔及び深さは、丸めやすく、しかも丸めた後の適度な弾性復帰力が得られるよう調整することが好ましい。
【0017】
本体2を構成するシートとしては、ポリオレフィン系合成樹脂発泡板が、例えばポリスチレン発泡板等に比して腰が強くかつ可撓性及び弾性に優れ、割れや欠けを生じることなく中空パイル1の内面に密着させやすいと共に、コンクリートが付着しにくい利点があるので好ましい。ポリオレフィン系合成樹脂としては、例えばポリエチレン、ポリプロピレン、これらを50重量%以上含む共重合体を挙げることができ、好ましくはポリエチレンである。本体2をポリオレフィン系合成樹脂発泡板で構成する場合、その発泡倍率は、必要な強度、弾性等を得る上で、5〜100倍であることが好ましく、更に好ましくは20〜50倍である。また、このポリオレフィン系合成樹脂発泡板を重ねて構成される本体2の全体厚みは、後述する硬化コンクリートの分断除去時に、その弾性を利用して左右に揺すりやすいよう、20〜50mmであることが好ましい。
【0018】
本体2を構成するシート間には、図2に示されるような引き抜き支持板3が、本体2を貫通するボルト5によって縦方向に一体に取り付けられている。また、ボルト5の締め付けによって発泡板である本体2が損傷しないよう、ボルト5はパッキング27を介して差し込まれている。このパッキング27としては、ポリオレフィン系樹脂の低発泡体の板状物が好ましい。
【0019】
引き抜き支持板3は、図1及び図3に示されるように、本体2を丸めた時にほぼ対向する2箇所に位置している。引き抜き支持板3は、図示されるように2本設けなければならないものではなく、1本のみとしたり、3本以上とすることもできるが、引き抜く時の安定性と本体2の丸めやすさの点から、本体2を丸めた時に周方向にほぼ等間隔となる位置に2本以上設けることが好ましい。尚、図2において6は、ボルト5(図1及び図3参照)を通すためのボルト孔である。
【0020】
上記引き抜き支持板3は、例えば鉄板等の強固な材料で構成されているもので、丸めて中空パイル1(図6参照)内に挿入した本体2内で硬化したコンクリートを本体2と共に引き抜く際に、パワーショベルやクレーン等の牽引手段で牽引する部材である。従って、引き抜き支持板3の上端部(中空パイル1内挿入時の上側)には、そこにワイヤーやフック等を掛けてパワーショベルやクレーン等の牽引手段を接続しやすくするための掛け部7を設けておくことが好ましい。図示される掛け部7は、引き抜き支持板3の上端部を本体2の上端よりも突出させて、当該突出した部分に形成した孔として設けられている。
【0021】
引き抜き支持板3の下端部(中空パイル1内挿入時の下側)は、本体2側に屈曲されており、本体2の下端面(引き抜き支持板3より本体2の内面側に位置する発泡板の下端面)に当接した受け片8となっている。この受け片8は、掛け部7にパワーショベルやクレーン等の牽引手段を接続して引き抜き支持板3を上方に引っ張った際に、本体2の下端面を押し上げて、確実に本体2を引き抜き支持板3と共に引き抜くことができるようにするためのもので、これを確実に発揮させる上で、内側の発泡板は外側の発泡板に比して厚くしておくことが好ましい。受け片8は、本体2の端面を強く引っ掛けることができる長さがあれば足るが、図1及び図4に示されるよう、本体2の内面側に突出していることが好ましい。この利益については後述する。
【0022】
また、図1及び図2に示されるように、引き抜き支持板3の中間部には突起部9が突出している。この突起部9は本体2の内側の発泡板を貫通して、本体2の内面側に突出している。突起部9は、必須のものではないが、引き抜き支持板3と本体2の一体性、及び、引き抜き支持板3と丸めた本体2内で硬化したコンクリートとの一体性を高めることができるので、設けることが好ましい。また、突起部9は、図示されるような2箇所に設けるだけでなく、1箇所のみに設けたり、3箇所以上に設けることもできる。
【0023】
本体2の一側には、本体2を丸めた時に他側に重ねられる薄肉の重ね合わせ片10が設けられている。重ね合わせ片10は本体2と一体に形成もしくは本体2に溶着又は接着で設けられたものである。この重ね合わせ片10は必須のものではないが、重ね合わせ片10を設けておくと、本体2を丸めた時の両側縁部を、外面側に大きな段差を発生させることなく重ね合わせることができ、本体2の全外周を中空パイル1(図6参照)の内面に密着させやすくなり、本体2と中空パイル1内面との間へのコンクリートの侵入を防ぎやすくなる。
【0024】
前記重ね合わせ片10も、本体2と同様にポリオレフィン系合成樹脂製であることが好ましい。また、この重ね合わせ片10は、薄く形成されているものの、腰が強いと、本体2を丸めた時の重ね合わせ作業が行いやすいので、非発泡のポリオレフィン系合成樹脂若しくは発泡倍率が50倍以下のポリオレフィン系合成樹脂発泡体であることが好ましい。ポリオレフィン系合成樹脂発泡体とする場合、特に発泡倍率が5〜50倍であることが好ましい。
【0025】
次に、上述のパイルスぺーサの使用方法を図3〜図8で説明する。
【0026】
まず、本体2を図3に示されるように丸める。この時、図4に示されるように、丸めた本体2の受け片8側開口を狭める仕切り板11を、例えばボルト・ナット、粘着テープ、針金等の手段で取り付けておく。この仕切り板11は、中空パイル1(図6参照)内に挿設された本体2内にその下方から上昇して入り込むコンクリートの流入口を狭め、中空パイル1内のコンクリートが硬化した後、本体2内の硬化コンクリートと、その下方の硬化コンクリートとの間の連結箇所を上記流入口のみに仕切って、両者を分断しやすくするためのものである。特に受け片8が、本体2の内面側に突出していると、この仕切り板11を安定した状態で、しかも丸めた本体2の中心部に取り付けやすい。例えば、図4において、重なり合っている内側の受け片8に孔を形成しておき、この孔と仕切り板11に設けた孔を貫通してボルトを差し込んでナットで止めるようにすると、容易に仕切り板11を所定の位置に取り付けることができる。また、仕切板11に孔を形成する代わりにボルトを立設しておいてもよい。これが、受け片8を本体2の内面側に突出させておいた場合の第1の利点である。
【0027】
図4に示される仕切り板11は、丸めた本体2の内径よりやや小さな円盤状となっており、仕切り板11の周囲に残される隙間からコンクリートを流入させるものとなっている。他の仕切り板11の具体例としては、図5(a)に示されるように、例えばゴムや合成樹脂等の可撓性を有する材料で構成された円盤の中央部に十字形もしくは放射状に切れ目12を入れて複数の舌片13を形成し、この舌片13がまくれ上がることでコンクリートの流入を許容するもの、図4(b)に示されるように、コンクリートの流入口となるスリット14を形成したもの、図4(c)に示されるように、ゴムや合成樹脂等の可撓性を有する材料で構成された円盤の周囲に切れ目12を入れて複数の舌片13を形成したもの等を挙げることができる。いずれの場合も、仕切り板11の材質としては、コンクリートが付着しにくいポリオレフィン系合成樹脂が好ましい。尚、図4における15は、前述したようにして仕切り板11を受け片8に取り付けるための貫通孔である。
【0028】
図4に示される仕切り板11は、受け片8の内側に取り付けられているが、受け片8の外側に取り付けてもよい。受け片8の内側に仕切り板11を取り付ける場合、仕切り板11を取り付けてから本体2を丸めた方が作業性がよいが、受け片8の外側に仕切り板11を取り付ける場合、本体2を丸めて仮止めしてから仕切り板11を取り付けることも容易である。この場合、図4において、重なり合っている外側の受け片8にボルトを通す孔を形成したりボルトを立設しておけば、前述と同様にして仕切板11を取り付けることができる。
【0029】
上述のような仕切り板11を取り付け、本体2を丸めた後、図6に示されるようにこれを中空パイル1内に挿設する。また、根固め用のコンクリートを注入した竪杭内に当該中空パイル1を沈設した時に、中空パイル1内を上昇するコンクリートによって本パイルスぺーサが浮き上がらないよう、掛け部7に通した押え棒16(一般にかんざし筋という)を中空パイル1上端の鉄枠17に熔接等で止め、本パイルスぺーサを押えておくことが好ましい。
【0030】
本パイルスぺーサは、単に丸めた状態で挿設されるもので、丸め方によって径を自在に調整できるので、中空パイル1内面の凹凸や内径の誤差はもとより、同じ本パイルスぺーサを径の異なる異種類の中空パイル1に対して使用することが可能である。また、中空パイル1内に挿入された本体2は弾性復帰して拡径するので、中空パイル1内面の凹凸や内径の相違に拘わらず、中空パイル1の内面に密着しやすく、本体2と中空パイル1の内面との間にほとんど隙間を残さない。従って、中空パイル1内を上昇するコンクリートが、中空パイル1の内面と本体2の間にほとんど侵入しないことに加え、本体2をコンクリートが付着しにくいポリオレフィン系合成樹脂発泡体製とすると、養生後に行われる、本体2を含めた本パイルスぺーサの除去がより容易となる。
【0031】
本体2を丸めて中空パイル1内に挿入するに際しては、丸めた本体2を、例えば紐、テープ、テープファスナー付テープ等で仮止めし、ある程度挿入した後にこの仮止めを外すようにすると、挿入作業が容易となる。また、紐やテープ(例えばポリプロピレン製テープ)等を巻き付けて本止めし、そのまま中空パイル1内に挿入しても、丸めた本体2は、内部に流入するコンクリートによって、紐やテープを巻き付けた部分がくびれてしまう程に拡径する。従って、中空パイル1の内径に比して丸めた本体2の外径が極端に小さくならなければ、このような止め方をした本パイルスぺーサでも本体2を十分中空パイル1の内面に密着させることが可能で、しかも中空パイル1内への挿入作業性も向上する
ところで、本体2が図1及び図3に示されるような重ね合わせ片10を有する場合、中空パイル1の内径が小さいと、丸めた本体2の側端部がこの重ね合わせ片10を越えて重ね合わされる場合がある。このような場合、本体2を適宜切断して長さ調節すればよい。
【0032】
本パイルスぺーサを図6に示されるように中空パイル1内にセットした後、中空パイル1を建て込み、図7に示されるように、根固め用のコンクリートを注入した竪杭内に沈設する。沈設は、クレーン等で中空パイル1を釣り下げて行うが、適当な速度で垂直に中空パイル1を降下させるのは必ずしも容易ではなく、中空パイル1の下端が竪杭の側壁をこすりながら沈設されたり、中空パイルが急速に降下されてしまう場合もある。このようなことから、中空パイル1内を上昇してくるコンクリートと共に大きな石や瓦礫が押し上げられ、これが丸めて挿設した本体2内に嵌り込んでしまうことも生じる。大きな石や瓦礫が本体2内に強固に嵌り込んでしまうと、養生後の本パイルスぺーサの引き抜きが困難になる。本体2の内面側に受け片8を突出させておくことの第2の利点は、このような大きな石や瓦礫が本体2内に入り込むのを防止できる点にある。
【0033】
養生の後、図8に示されるように、本体2内の硬化コンクリートをその下方の硬化コンクリートから分断して、本パイルスぺーサごと抜き取り除去する。この分断除去は、引き抜き支持板3を、その掛け部7にワイヤーやフックを掛けてパワーショベルやクレーン等の牽引手段に接続して牽引し、必要なら更に左右に揺することで行う。本パイルスぺーサの、外周全面を、コンクリートが付着しにくいポリオレフィン系合成樹脂発泡板で構成しておけば、本体2と中空パイル1内面とを剥離しやすい。
【0034】
上記硬化コンクリートの分断は、前述の仕切り板11を設けておかなくても可能ではあるが、前述した通り、この仕切り板11を設けておくと、本体2内の硬化コンクリートとその下方の硬化コンクリート間がこれで仕切られ、分断しやすくなるので好ましい。また、本パイルスぺーサは、前述のように本体2と中空パイル1の内面との間にコンクリートが侵入しにくく、しかも本体2の外周面全面をコンクリートが付着しにくい材質とすることもできるので、仮に本体2と中空パイル1内面との間に多少コンクリートが侵入したとしても、本体2と中空パイル1が強く接合されにくい。
【0035】
ところで、中空パイル1を埋め込む位置の地質や施工状態によっては、中空パイル1の上部までコンクリートが上昇せず、これに代わって土砂が押し上げられてしまうことがある。この場合、本体2内は土砂で満たされた状態となるが、土砂はコンクリートのように硬化しないことから、引き抜き支持板3に加えられる引き抜き力が分散せず、引き抜き支持板3部分に集中的に加わりやすくなる。このような状態となると、引き抜き支持板3のみが本体2から外れて引き抜かれてしまい、土砂と本体2が残留してしまいやすくなる。受け片8を設けておくと、受け片8で確実に引き抜き力を本体2に加えられることから、上記のような状態においても土砂と共に全体を容易に引き抜くことができる。
【0036】
このようにして、本パイルスぺーサ及び本体2内の硬化コンクリート若しくは土砂を除去した後は、これによって開けられた中空パイル1上部の空間にかご状の鉄筋を挿設し、地中梁の構築が進められることになる。
【0037】
次に、図9に基づいて、本発明の実施の形態の他の例を説明する。尚、図9において図1と同じ符号は同様の部材を示す。
【0038】
図9に示されるパイルスぺーサは、ほぼ図1に示されるものと同様であるが、本体2の内面側に、上下2箇所、横方向に弾性帯板18が取り付けられている点が相違している。この弾性帯板18は、例えば鉄板等、コンクリートが付着しやすく、しかも強固で弾性的に湾曲可能な帯板で、本体2を丸めた時に共に弾性的に丸まり、本体2が広がって復帰しようとする力を高める働きをなす。また、引き抜き支持板3と本体2の接合を補強すると共に、丸めた本体2内で硬化したコンクリートと一体化して、当該コンクリートを引き抜き支持板3及び本体2と共に引き抜きやすくするものでもある。弾性帯板18は、図9に示されるように2条設けなければならないものではなく、1条のみとしたり、3条以上とすることもできる。
【0039】
弾性帯板18の取り付け面である本体2の内面側は、本体2を丸めた時に圧縮されることから、弾性帯板18の長さは本体2の横方向長さに比して短くて足る。また、この本体2を丸めた時の内面側の圧縮を許容するよう、弾性帯板18は本体2に対して全体を固着せずに、弾性帯板18が、本体2に対して横方向にずれることができる状態で取り付けられていることが好ましい。
【0040】
引き抜き支持板3と弾性帯板18は発泡板を挟んで交差しており、この交差部においてボルト5によって本体2、弾性帯板18及び引き抜き支持板3の一体化が図られている。但し、弾性帯板18は、上記のように、本体2に対して横方向にずれることができる状態で取り付けられていることが好ましいことから、ボルト5の貫通箇所に長溝19が形成されており、この長溝19を介して横方向への自由度が維持されている。尚、図9においては、左右の引き抜き支持板3と弾性帯板18の夫々の交差部に長溝19が形成されているが、左右のいずれか一方の引き抜き支持板3(一般的には重ね合わせ片10とは反対側の引き抜き支持板3)と弾性帯板18の交差部にだけ長溝19を形成してもよい。また、引き抜き支持板3に設けられている突起部9と同様の突起を弾性帯板18の表面に設けることもできる。
【0041】
図10及び図11は引き抜き支持板3の他の例を示すもので、図2及び図3に示されるものとは受け片8にクロスバー20が取り付けられている点が相違している。このクロスバー20を取り付けておくと、図11に示されるように、本体2を丸めた時の下端側の開口部に受け片8とクロスバー20が十文字に位置することになり、前述した大きな石や瓦礫の侵入防止が一層確実となる。尚、図11においては一方の引き抜き支持板3側の受け片8にのみクロスバー20が取り付けられているが、両方の引き抜き支持板3の受け片8に取り付けてもよい。また、図10及び図11において図2及び図4と同じ符号は同様の部材を示すものである。
【0042】
図12は、受け片8を設ける場合の他の例を示すもので、引き抜き支持板3の下端部が本体2側に屈曲されて本体2の下端面に当接されていると共に、更にその先端部が本体2の内面に当接するまで屈曲されて、本体2の下端部をU字形に把持する状態で受け片8が形成されている。このようにすると、引き抜き支持板3に加えられる引き抜き力を一層確実に本体2に作用させることができる。また、この場合、受け片8の先端は本体2の内面側に突出したものとはならないが、別途本体2の内面側に突出する邪魔板21を設けて、受け片8の先端部を本体の内面側に突出させた場合と同様の働きをなさせることができる。
【0043】
図13は引き抜き支持板3の更に他の例を示すもので、図14は図13の引き抜き支持板3とした場合の仕切板11の取り付け状態を示す断面図である。図13の引き抜き支持板3は、受け片8の先端部が、本体2の内面からやや離れた位置に立ち上げられた立ち上げ片22となっている点が図2及び図3に示されるものとは相違している。この引き抜き支持板3の場合、本体2に複数本を設ける(好ましくは本体2を丸めたときに相対向する位置)と共に、立ち上げ片22に取付孔23を設けておき、支持棒24をこの取付孔23に差し込んで保持させれば、この支持棒24を仕切板11の取り付けに用いることができる。支持棒24は、仕切板の取り付け手段となると共に、丸めて仮止めした本パイルスぺーサを一時的に俵積みしておく際の潰れを防止するものであり、更には本体2の内面側に突出した受け片8の先端部と同様の働きをもなすものである。この支持棒24は、1本のみではなく、同時に複数本設けることもできる。
【0044】
図15は仕切板11を取り付ける際の他の例を示すもので、鉄棒等で形成された環状支持具25に対して仕切板11を予め取り付け固定したものとなっている。この環状支持具25は、図13及び図14に示される引き抜き支持板3を本体2に複数本取り付けた場合に有効なもので、内周側径方向に相対向して突出した掛け突起26を図13及び図14の取付孔23に差し込むことで、立ち上げ片22間に保持させることができるものである。この環状支持具25を用いて仕切板11を取り付けるようにすれば、仕切板11をより安定した状態で取り付けることができる。
【0045】
図16は本体2に引き抜き支持板3を取り付ける際の他の例を示すもので、引き抜き支持板3を本体2を構成する発泡板間に挟んでボルト5で本体2と一体にに取り付けるのは図1で説明したのと同じであるが、突起部9が溶接等で直接引き抜き支持板3に一体化されておらず、引き抜き支持板3を本体2に取り付ける際にボルト5で一体化されるものとなっている。突起部9は、断面L字形の板材として形成されており、本体2の内面側に、本体2との間にパッキング27を挟んで、ボルト5によって一体に固定されるもとなっている。このようにすると、本パイルスぺーサをバラで輸送する際に、引き抜き支持板3に突起部9が突出していないので、抜き支持板3をまとめて搬送しやすい利点がある。
【0046】
図17は、引き抜き支持板3の上端部に掛け部7を設ける場合の他の例を示すもので、引き抜き支持板3の上端部を本体2の上端より上方に突出させ、この突出した引き抜き支持板3の上端部に設けた孔として掛け部7が形成されているのは図1〜図3に示されるものと同様である。本例の場合、この引き抜き支持板7の上端部に断面L字形の板材を固着して、本体2の外面側に突出する掛け板28を形成すると共に、掛け部7をこの掛け板28を構成する断面L字形の板材と引き抜き支持板3の両者を貫通する孔として形成してある。このようにすると、掛け部28が補強されると共に、本パイルスぺーサを丸めて中空パイル1内に挿入したときに、上記掛け板28が中空パイル1の上端面に引っ掛かるので、掛け板28を鉄枠17に溶接することで、押え棒16(図6参照)を用いることなく本パイルスぺーサを中空パイル1内に押さえ付けることができる。
【0047】
ところで、上記のように引き抜き支持板3の上端部が本体2よりも上方に突出していると、パイルスぺーサを中空パイル1内に挿設した時に、引き抜き支持板3の上端部が中空パイル1の上端から上方に突出した状態となる。一方、竪杭内への中空パイル1の沈設は、チャックで中空パイル1の上端部を掴持して建て込むことで行われるが、工法によってチャックによる掴持形式が異なり、引き抜き支持板3が中空パイル1から突出していると、このチャックによる掴持が妨げられる場合がある。これを防止するためには、図18や図19に示されるようにして掛け部7を構成することが好ましい。
【0048】
図18に示される掛け部7は、引き抜き支持板3の上端部を本体2の外面側にL字形に屈曲倒伏させ、この倒伏した部分に設けた孔として形成されている。このようにすると、倒伏して外方に突き出た引き抜き支持板3の上端部を図17で説明した掛け板28として用いることができる。加えて、引き抜き時には、この倒伏した引き抜き支持板3の上端部を引き起こせば、容易に掛け部7に牽引手段を接続することができ、特にチャックで中空パイル1の上端部を掴持する時に、中空パイル1の上端から引き抜き支持板3が突出していないので、このチャックによる掴持が妨げられることがない。尚、図18においては、引き抜き支持板3が中空パイル1の上端途中までの長さで屈曲されているが、更に延在させて、中空パイル1の側面部まで屈曲当接させてもよい。
【0049】
図19に示される掛け部7は、引き抜き支持板3の上端部を本体2の内面側にL字形に屈曲倒伏させ、この倒伏した部分に設けた孔として形成されている。また、この倒伏部分と背中合わせに、図17で説明したものと同様の掛け板28が設けられている。このようにすると、図17のものと同様に押え棒16(図6参照)を用いることなく本パイルスぺーサを中空パイル1内に押さえ付けることができる一方、図18のものと同様に倒伏した引き抜き支持板3の上端部を引き起こせば、容易に掛け部7に牽引手段を接続することができ、チャックで中空パイル1の上端部を掴持する時に、中空パイル1の上端から引き抜き支持板3が突出していないので、このチャックによる掴持が妨げられることがない。
【0050】
図18及び図19に示されるような引き抜き支持板3の上端部の倒伏は、引き抜き支持板3の上端部に蝶板部を介在させることで行ってもよい。この場合、引き抜き支持板3の上端部は、本体2の外面側と内面側のいずれに倒伏させてもよい。
【0051】
図20は本体2の他の例を示すもので、本体2の下端部内縁がテーパ面29となっている。このようにすると、根固め用のコンクリートが注入された竪杭内に中空パイル1を沈設した時に上昇してくるコンクリートは、図20中矢印で示されるように、テーパ面29に沿って流れ、本体2の下端部を中空パイル1の内面に押し付けることになる。従って、本体2と中空パイル1の内面間にコンクリートが侵入しにくくなる。
【0052】
【発明の効果】
本発明は、以上説明した通りのものであり、次の効果を奏するものである。
【0053】
(1)現場で丸めて中空パイル1に挿入して、本体2を中空パイル1の内面に弾性的に密着させることができるので、中空パイル1内面の凹凸や、中空パイル1の内径誤差に拘わらず、中空パイル1への挿入密着が容易である。
【0054】
(2)上記と同じ理由から、径の異なる異種の中空パイル1に対して同じパイルスぺーサを使用でき、汎用性が高い。
【0055】
(3)本体2が中空パイル1の内面に密着するので、本体2と中空パイル1の内面間にコンクリートが侵入しにくいと共に、特にポリオレフィン系合成樹脂発泡体製の場合には、本体2の外周面全体がコンクリートが付着しにくいので、除去が容易で、はつり等の後処理の手間を省略しやすい。
【0056】
(4)基本的には丸めて中空パイル1内に挿入するものであるので、現場での作業性がよい。
【0057】
(5)輸送及び保管時に丸めずに展開状態としておけば、平板状で輸送及び保管を行うことができ、輸送及び保管スペースをとらず、これらに要するコストを節減できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るパイルスぺーサの一例を示す展開状態の斜視図である。
【図2】引き抜き支持板の斜視図である。
【図3】図1のパイルスぺーサを丸めた状態を示す斜視図である。
【図4】図1のパイルスぺーサを丸めた状態の受け片側の斜視図である。
【図5】仕切り板の例を示す図である。
【図6】図1のパイルスぺーサを中空パイル上部にセットした状態を示す断面図である。
【図7】図1のパイルスぺーサをセットした中空パイルを、根固めコンクリートを注入した竪杭に沈設した状態の断面図である。
【図8】パイルスぺーサ内の硬化コンクリートをその下方の硬化コンクリートから分断して抜き出す途中状態の断面図である。
【図9】本発明に係るパイルスぺーサの他の例を示す展開状態の斜視図である。
【図10】引き抜き支持板の他の例を示す斜視図である。
【図11】図10の引き抜き支持板を備えたパイルスぺーサを丸めた状態の受け片側の斜視図である。
【図12】受け片8を設ける場合の他の例を示す断面図である。
【図13】引き抜き支持板の更に他の例を示す斜視図である。
【図14】図13の引き抜き支持板とした場合の仕切板の取り付け状態を示す断面図である。
【図15】図13の引き抜き支持板とした場合の他の仕切板の取り付け状態を示す断面図である。
【図16】本体に引き抜き支持板を取り付ける際の他の例を示す断面図である。
【図17】引き抜き支持板の上端部に掛け部を形成する場合の他の例を示す断面図である。
【図18】引き抜き支持板の上端部を倒伏させて掛け部を形成する場合を示す断面図である。
【図19】引き抜き支持板の上端部を倒伏させて掛け部を形成する場合の他の例を示す断面図である。
【図20】本体の他の例を示す断面図である。
【符号の説明】
1 中空パイル
2 本体
3 引き抜き支持板
4 縦溝
5 ボルト
6 ボルト孔
7 掛け部
8 受け片
9 突起部
10 重ね合わせ片
11 仕切り板
12 切れ目
13 舌片
14 スリット
15 貫通孔
16 押え棒
17 鉄枠
18 弾性帯板
19 長溝
20 クロスバー
21 邪魔板
22 立ち上げ片
23 取付孔
24 支持棒
25 環状支持具
26 掛け突起
27 パッキング
28 掛け板
29 テーパ面[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a pile space that is previously inserted in an upper portion of a hollow pile when the hollow pile is laid in a pile pile excavated by an auger machine or the like (usually bottom-expanded excavation) and injected with concrete for consolidation. The present invention relates to a pile spacer that is used for removing a predetermined length from the upper end of a hollow pile, after the hardening, the concrete that rises in the hollow pile that has been set up and fills the hollow pile to be hardened.
[0002]
[Prior art]
As a construction method of foundation work for buildings, etc., after injecting concrete for solidification into a pile pile excavated with an auger machine, etc., a hollow pile is set in the pile pile and the concrete is hardened. ing. When the hollow pile is set in this construction method, the concrete poured into the pile pile rises and fills the hollow pile, and the surplus concrete overflows from the hollow pile.
[0003]
By the way, since the hollow pile and the underground beam are integrally connected to the upper part of the hollow pile set in the pile, a cage-like reinforcing bar is inserted. It is necessary to remove the filled and hardened concrete and re-create the space for the cage-like reinforcing bars in the upper part of the hollow pile.
[0004]
A pile spacer is used to fill the upper portion of the hollow pile so as to facilitate removal of the hardened concrete.
[0005]
This pile spacer includes a cylindrical spacer made of double inner and outer cardboard combined with a spacing member, and a cylindrical shape made of synthetic resin foam, with a notch formed in the vertical direction. Is known (Japanese Patent Laid-Open No. 4-371610). In either case, the cage-shaped support material is inserted into the upper part of the hollow pile with the upper part exposed, and the concrete hardened in the spacer is inserted through the upper part of the exposed support material. By swinging left and right while pulling upward with a pulling means such as a power shovel or crane, the lower part is integrated with a hollow pile so that it can be separated and removed from the hardened concrete.
[0006]
[Problems to be solved by the invention]
By the way, as pointed out in the above publication, the cylindrical spacer made of cardboard has a problem that it is difficult to insert the outer cylinder into the hollow pile because it is made of hard cardboard and is cylindrical. In particular, the inner surface of the hollow pile has irregular irregularities, and the accuracy of the inner diameter is not so high, so in order to enable insertion regardless of the irregularity of the inner surface or some difference in inner diameter, the outer cylinder It is necessary to make the diameter slightly smaller, and it is inevitable that a certain amount of gap is generated between the outer cylinder and the inner surface of the hollow pile. For this reason, concrete infiltrates between the outer cylinder and the inner surface of the hollow pile, causing the outer cylinder to adhere firmly to the inner surface of the hollow pile, and the outer cylinder tends to remain in the hollow pile. Even if the outer cylinder can be removed, the concrete that has entered between the outer cylinder and the inner surface of the hollow pile remains. In order to perform the construction strictly, the removal is necessary, and there is a problem that the removal work takes a lot of time and effort.
[0007]
On the other hand, a spacer made of synthetic resin foam with a notch in the vertical direction has a certain degree of flexibility in material and can be reduced in diameter by narrowing the notch. This diameter has the advantage that it can be fitted to the inner surface of the hollow pile regardless of the unevenness of the inner surface or a slight difference in inner diameter.
[0008]
However, although it has the above-mentioned advantages, even if it can be reduced in diameter, it cannot be expanded. Therefore, it cannot cope with the case where the inner diameter of the hollow pile is larger than expected. There is a problem of lack of flexibility to hollow piles of different diameters. Also, since it has a notch in the vertical direction, as it is, the concrete that has risen in the spacer is integrated with the inner surface of the hollow pile through this notch, and the hardened concrete in this spacer is separated and removed. Hinder. Therefore, it is necessary to wrap and insert a synthetic resin film or the like around the outer periphery or the inner periphery, or shift the position of the notch portion and insert it in combination with the inner and outer doubles, resulting in troublesome work on site.
[0009]
The present invention has been made in view of the above-mentioned conventional problems, and can be fitted to the inner surface of the hollow pile regardless of the unevenness and the diameter of the inner surface of the hollow pile, and after the insertion work and the concrete hardening in the field An object of the present invention is to provide a pile spacer that can easily and surely remove the stubble.
[0010]
[Means for Solving the Problems]
Therefore, in the present invention, as shown in FIGS. 1 and 6, In a state where elastic recovery is possible Rolled horizontally , Can be inserted into the
[0011]
In the present invention, the
[0012]
As the combination constituting the
[0013]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
An example of an embodiment of the present invention will be described with reference to FIGS.
[0014]
As shown in FIG. 1, the pile spacer of this example has a
[0015]
In particular, if the
[0016]
On the other hand, the two foam plates are generally stacked, and the outer surface side of the
[0017]
As a sheet constituting the
[0018]
A drawing
[0019]
As shown in FIGS. 1 and 3, the pull-out
[0020]
The
[0021]
The lower end portion of the pull-out support plate 3 (the lower side when inserted into the hollow pile 1) is bent toward the
[0022]
Further, as shown in FIGS. 1 and 2, a protruding
[0023]
One side of the
[0024]
The overlapping
[0025]
Next, the usage method of the above-mentioned pile spacer will be described with reference to FIGS.
[0026]
First, the
[0027]
The
[0028]
The
[0029]
After the
[0030]
This pile spacer is simply inserted in a rounded state, and the diameter can be freely adjusted by the rounding method, so that the same pile spacer can be adjusted as well as the unevenness of the inner surface of the
[0031]
When the
By the way, when the
[0032]
After this pile spacer is set in the
[0033]
After curing, as shown in FIG. 8, the hardened concrete in the
[0034]
Although it is possible to divide the hardened concrete without providing the
[0035]
By the way, depending on the geology and construction state of the position where the
[0036]
After the pile spacer and the hardened concrete or earth and sand in the
[0037]
Next, another example of the embodiment of the present invention will be described based on FIG. In FIG. 9, the same reference numerals as those in FIG. 1 denote the same members.
[0038]
The pile spacer shown in FIG. 9 is substantially the same as that shown in FIG. 1, except that two
[0039]
Since the inner surface side of the
[0040]
The pull-out
[0041]
10 and 11 show another example of the pull-out
[0042]
FIG. 12 shows another example in which the
[0043]
FIG. 13 shows still another example of the pull-out
[0044]
FIG. 15 shows another example when the
[0045]
FIG. 16 shows another example of attaching the pull-out
[0046]
FIG. 17 shows another example of the case where the
[0047]
By the way, when the upper end portion of the
[0048]
The hanging
[0049]
The hanging
[0050]
18 and 19, the upper end portion of the
[0051]
FIG. 20 shows another example of the
[0052]
【The invention's effect】
The present invention is as described above, and has the following effects.
[0053]
(1) Since the
[0054]
(2) For the same reason as described above, the same pile spacer can be used for different types of
[0055]
(3) Since the
[0056]
(4) Since it is basically rolled and inserted into the
[0057]
(5) If it is set in an unfolded state at the time of transportation and storage, it can be transported and stored in a flat plate shape, and it does not take up space for transportation and storage, and costs required for these can be reduced.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a perspective view of an unfolded state showing an example of a pile spacer according to the present invention.
FIG. 2 is a perspective view of a drawing support plate.
FIG. 3 is a perspective view showing a state where the pile spacer of FIG. 1 is rolled.
4 is a perspective view of the receiving piece side in a state where the pile spacer of FIG. 1 is rolled. FIG.
FIG. 5 is a diagram illustrating an example of a partition plate.
6 is a cross-sectional view showing a state in which the pile spacer of FIG. 1 is set on the upper part of the hollow pile. FIG.
7 is a cross-sectional view of a state in which a hollow pile in which the pile spacer of FIG. 1 is set is set in a pile pile poured with reinforced concrete. FIG.
FIG. 8 is a cross-sectional view showing a state where the hardened concrete in the pile spacer is being cut out from the hardened concrete below the pile spacer.
FIG. 9 is a developed perspective view showing another example of a pile spacer according to the present invention.
FIG. 10 is a perspective view showing another example of a pull-out support plate.
11 is a perspective view of the receiving piece side in a state in which a pile spacer including the drawing support plate of FIG. 10 is rolled up.
FIG. 12 is a cross-sectional view showing another example in the case where the receiving
FIG. 13 is a perspective view showing still another example of the drawing support plate.
14 is a cross-sectional view showing a state in which a partition plate is attached when the drawing support plate of FIG. 13 is used.
15 is a cross-sectional view showing a state in which another partition plate is attached in the case where the drawing support plate of FIG. 13 is used.
FIG. 16 is a cross-sectional view showing another example when the pull-out support plate is attached to the main body.
FIG. 17 is a cross-sectional view showing another example in which a hook is formed on the upper end of the pull-out support plate.
FIG. 18 is a cross-sectional view showing a case where the upper end portion of the pull-out support plate is laid down to form a hanging portion.
FIG. 19 is a cross-sectional view showing another example in which the upper end portion of the pull-out support plate is laid down to form a hanging portion.
FIG. 20 is a cross-sectional view showing another example of the main body.
[Explanation of symbols]
1 Hollow pile
2 body
3 Pull-out support plate
4 vertical grooves
5 volts
6 Bolt hole
7 hanging part
8 Receiving piece
9 Protrusion
10 Overlapping pieces
11 Partition plate
12 breaks
13 Tongue pieces
14 Slit
15 Through hole
16 Presser bar
17 Iron frame
18 Elastic strip
19 Long groove
20 Crossbar
21 baffle plate
22 Startup piece
23 Mounting hole
24 Support rod
25 Ring support
26 Hanging projection
27 Packing
28 Hanging plate
29 Tapered surface
Claims (5)
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP22521996A JP3808554B2 (en) | 1996-08-27 | 1996-08-27 | Pile spacer |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP22521996A JP3808554B2 (en) | 1996-08-27 | 1996-08-27 | Pile spacer |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH1068125A JPH1068125A (en) | 1998-03-10 |
| JP3808554B2 true JP3808554B2 (en) | 2006-08-16 |
Family
ID=16825862
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP22521996A Expired - Fee Related JP3808554B2 (en) | 1996-08-27 | 1996-08-27 | Pile spacer |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3808554B2 (en) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN112176999A (en) * | 2020-11-03 | 2021-01-05 | 中国冶金地质总局青岛地质勘查院 | Internal moving device of reserved expansion hole for static crushing of pile head in deep buried engineering |
-
1996
- 1996-08-27 JP JP22521996A patent/JP3808554B2/en not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH1068125A (en) | 1998-03-10 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| JP5818166B2 (en) | Slope reinforcement structure and slope reinforcement construction method | |
| WO2010037211A1 (en) | Apparatus and methods for lining concrete structures with flexible liners of textile or the like | |
| KR101822175B1 (en) | Retaining Wall using Precast Piles and Constructing Method thereof | |
| WO2008029771A1 (en) | Sandbag guide frame and sandbag construction method employing sandbag guide frame | |
| JP6325248B2 (en) | Cell structure construction method and cell structure | |
| JP3808554B2 (en) | Pile spacer | |
| US20240011236A1 (en) | Sediment control device | |
| JP2000192469A (en) | Cutoff device and double cutoff method used in double cutoff method | |
| JP3808546B2 (en) | Pile spacer | |
| JP3655351B2 (en) | Spacer for removing hardened cement in hollow pile | |
| JP3686829B2 (en) | Steel pipe sheet pile, its connecting structure and its connecting method | |
| JPH07127066A (en) | Temporary earth retaining construction method and its structural body | |
| JP3016009B2 (en) | Pile spacer | |
| JP3609485B2 (en) | Spacer for removing hardened cement in hollow pile | |
| JP3247955B2 (en) | Pile spacer | |
| JP2789783B2 (en) | Liquefaction control pipe, method of manufacturing the same, and plug for liquefaction control pipe | |
| JP3670340B2 (en) | Embedding method | |
| JP2001182054A (en) | Method and implement for removing pile head extra-fill of cast-in-place concrete pile | |
| JP2646346B2 (en) | Lightweight embankment and road | |
| JPH10273913A (en) | Pile spacer | |
| JP2000096558A (en) | Pile spacer | |
| JP3650050B2 (en) | Construction stone for civil engineering structures | |
| JP2007039892A (en) | Pile spacer | |
| JP2000328577A (en) | Soil retaining cage frame and method of building steep grade banking using the cage frame | |
| JPH09217327A (en) | Revetment, natural stone retaining unit assembly, and natural stone retaining unit |
Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20051226 |
|
| A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20060105 |
|
| A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20060301 |
|
| TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
| A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20060516 |
|
| A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20060518 |
|
| R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
| S111 | Request for change of ownership or part of ownership |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313111 |
|
| R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090526 Year of fee payment: 3 |
|
| S531 | Written request for registration of change of domicile |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090526 Year of fee payment: 3 |
|
| R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090526 Year of fee payment: 3 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100526 Year of fee payment: 4 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110526 Year of fee payment: 5 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110526 Year of fee payment: 5 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120526 Year of fee payment: 6 |
|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |