JP3809657B2 - 非水電解液二次電池 - Google Patents
非水電解液二次電池 Download PDFInfo
- Publication number
- JP3809657B2 JP3809657B2 JP14989994A JP14989994A JP3809657B2 JP 3809657 B2 JP3809657 B2 JP 3809657B2 JP 14989994 A JP14989994 A JP 14989994A JP 14989994 A JP14989994 A JP 14989994A JP 3809657 B2 JP3809657 B2 JP 3809657B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- group
- battery
- lithium
- aqueous electrolyte
- secondary battery
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Images
Classifications
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02E—REDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
- Y02E60/00—Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
- Y02E60/10—Energy storage using batteries
Landscapes
- Secondary Cells (AREA)
Description
【産業上の利用分野】
本発明は、リチウムイオンの出入りにより起電力を得る非水電解液二次電池に関するものであり、いわゆるレドックスシャトルによる過充電防止技術に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
リチウム二次電池(非水電解液二次電池)において、安全性確保は最も重要な課題のひとつであり、中でも過充電保護は重要である。
【0003】
例えば、ニッケル−カドミウム電池においては、充電電圧が上がると水の化学反応による充電エネルギーの消費による過充電防止機構が働くが、非水系であるリチウム二次電池では別の機構が必要になる。
【0004】
リチウム二次電池における過充電防止機構としては、化学反応による方法と電子回路による方法が提案され、実用的には後者が主に採用されている。しかしながら、電子回路による方法では、コスト高になるばかりか、商品設計上、種々の制約が生ずることになる。
【0005】
そこで、化学反応により過充電を防止する技術の開発が進められており、化学的過充電保護手段として、非水系においては適当な酸化還元試薬を電解液に添加する方法が試みられている。酸化還元試薬の反応の可逆性が良い場合には、正負極間を往復して過充電電流を消費する保護機構が成立する。
【0006】
このような酸化還元試薬はレドックスシャトル等と呼ばれている。レドックスシャトルによってリチウム二次電池の安全装置を簡略化することは、電子回路式より低コストであり、また、安全装置による電池のエネルギー密度の低下がない等の利点がある。
【0007】
上記レドックスシャトルのリチウム二次電池への適用の可能性は、3V級のリチウム二次電池に関しては既に報告されている。すなわち、3V級のリチウム二次電池に対しては、フェロセン類がレドックスシャトルとして有用であることが報告されている。(例えば特開平1−206571号公報)
しかしながら、フェロセン類は、酸化還元電位が対リチウムで3.1〜3.5Vであるから、電池電圧が更に大きい電池には適用できない。例えば、4V級の電池であるカーボン−LiCoO2型のリチウムイオン電池に対しては、対リチウムで4.0〜4.5V程度の酸化還元電位を示す化合物が必要になる。
【0008】
そこで、さらに検討が進められ、例えばFe(5−Cl−1,10−phenanthroline)3X2,Ru(phenanthroline)3X2但し、式中のXはアニオン性分子である。)等の金属錯体やCe(NH4)2(NO3)5等のセリウム塩が、酸化還元電位が高く電気化学的にも安定であり、上記4V級のリチウムイオン二次電池にも適用可能な酸化還元試薬として提案されている(特願平5−129493号明細書)。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、金属錯体は分子量及び一分子当たりの体積が大きいために、これを電解液に溶解する場合その濃度や拡散速度が限定され、しばしば過充電防止効果が十分に働かない問題が生じる。
【0010】
例えば、過充電状態での反応が主としてリチウムイオンの反応である場合には、リチウムイオンは通常電解液中に約1モル/リットルなる濃度で溶解していることから、酸化還元試薬もこれに匹敵するモル濃度で電解液中に溶解させることが望ましい。
【0011】
しかし、分子量の大きい金属錯体を電解液中に1モル/リットルの濃度で溶解させると、この金属錯体が電解液中で大きな体積を占め、電解液の粘度等の溶液物性に影響を及ぼす。その結果、リチウムイオン伝導度の低下を招来することからその濃度は自ずと制限される。
【0012】
しかも上記金属錯体の中には1モルの占める体積が1リットルに達するものもあり、このような金属錯体ではそもそも1モル/リットルの溶液とすることは不可能である。
【0013】
さらに、体積の大きな分子は、一般に拡散速度が遅いといった傾向があり、このように電解液中での濃度がリチウムイオンより低く、加えて拡散速度がリチウムイオンより遅い金属錯体は、リチウムイオンの過充電反応を充分に防止することは難しいと言える。
【0014】
現状では、金属錯体以外の物質で酸化還元試薬(レドックスシャトル)に要求される緒特性をすべて満たすものは見いだされておらず、新しい酸化還元試薬(レドックスシャトル)の開発が切望されている。
【0015】
そこで、本発明はこのような従来の実情に鑑みて提案されたものであり、適正な酸化還元電位を有し、酸化種並びに還元種がともに化学的に安定であり、且つ電池系内での副反応によって電池性能を低下させることがなく,さらに電解液への溶解性が良好な酸化還元試薬を提供し、これにより安全性に優れエネルギー密度の高い非水電解液二次電池を提供することを目的とする。
【0016】
【課題を解決するための手段】
上述の目的を達成するために、本発明の非水電解液二次電池は、リチウムを主体とする金属又はリチウムをドープ・脱ドープ可能な炭素材料を有する負極と、リチウムと遷移金属との複合酸化物を有する正極と、有機化合物を含有する非水電解液とを有し、非水電解液が、化25〜化51で示される上記有機化合物のうち何れか一種以上を含有していることを特徴とする。
【0017】
【化25】
【0018】
(但し、MeはCH3基である。)
【0019】
【化26】
【0020】
(但し、MeはCH3基である。)
【0021】
【化27】
【0022】
(但し、MeはCH3基である。)
【0023】
【化28】
【0024】
(但し、MeはCH3基である。)
【0025】
【化29】
【0026】
(但し、MeはCH3基である。)
【0027】
【化30】
【0028】
(但し、MeはCH3基である。)
【0029】
【化31】
【0030】
(但し、MeはCH3基である。)
【0031】
【化32】
【0032】
(但し、MeはCH3基である。)
【0033】
【化33】
【0034】
(但し、MeはCH3基である。)
【0035】
【化34】
【0036】
【化35】
【0037】
【化36】
【0038】
【化37】
【0039】
(但し、MeはCH3基である。)
【0040】
【化38】
【0041】
(但し、MeはCH3基である。)
【0042】
【化39】
【0043】
(但し、MeはCH3基である。)
【0044】
【化40】
【0045】
(但し、MeはCH3基である。)
【0046】
【化41】
【0047】
【化42】
【0048】
【化43】
【0049】
(但し、MeはCH3基である。)
【0050】
【化44】
【0051】
【化45】
【0052】
【化46】
【0053】
【化47】
【0054】
(但し、MeはCH3基である。)
本発明では、非水電解液に、分子量が500以下であり、二次電池の満充電時の正極電位よりも貴な電位に、可逆性酸化還元電位を有するような、π電子軌道をもつといった条件を満たす化25〜化47に示した有機化合物を含有させる。
【0055】
上述した化25〜化47に示す有機化合物は、過充電時に過充電電流を消費することで電池を保護する酸化還元試薬として用いるものであり、非水電解液に、一定の過充電電流を輸送するのに充分な濃度で溶解させる。
【0056】
上述した化25〜化47に示す有機化合物は、具体的には炭素,水素,酸素,窒素,硫黄よりなる化学分子を基本骨格とする化合物で、分子量が500以下、より好ましくは200以下のものである。例えば、一般式化48で表される有機化合物が挙げられる。
【0057】
【化48】
【0058】
(但し、A1,A2,A3,A4,A5,A6は、H又は電子供与基を示す。)
まず、この基本骨格であるベンゼンは、分子量が78であり、例えばメタロセン類,ポリピリジン錯体,セリウムイオン等の金属錯体型の分子に比べて分子量が小さく、分子体積も小さい。このことは、電解液中における占有体積が小さく拡散速度が速いことを意味しており、酸化還元試薬として有利な構造である。また、適当な高さの酸化還元電位を示し、且つ、化学的にも安定である。
【0059】
ここで、このようなベンゼンの一部を置換する置換基の選択は、分子のπ電子軌道エネルギーに基づく酸化還元反応電位及び電池の作用電圧範囲に基づいて、主として置換基の電子吸引性あるいは電子供与性を考慮することにより行われる。酸化還元電位は分子の基本骨格によって大まかに決定されるが、実際の電池系における電解液により数百mV程度の上下があるため、より微妙な反応電位の調節が必要となる。有機化合物において、多くの場合に電子吸引性の置換基は酸化還元電位を上げ、電子供与性の置換基は酸化還元電位を下げることが知られており、かつ複数の置換基の効果にはしばしば加成性が成り立つ。また、多くの有機化合物の合成法が知られており、好ましい置換基を有する有機化合物は比較的容易に得られる。
【0060】
そこで、置換基の選択によって、適当な酸化還元電位の化合物を得ることができる。例えば、負極をリチウムをドープ・脱ドープ可能な炭素材料とし、正極をリチウム複合酸化物であるLiCoO2としたカーボン−LiCoO2型のリチウムイオン二次電池において、特に好ましい有機化合物は、電解液への溶解性に優れることから、例えば、表1及び表2に構造式を示したアルコキシ基などの極性基を少なくともひとつ有するベンゼン類である。なお、表1及び表2には、ベンゼン類の構造式とともに組成式,分子量も併せて示した。
【0061】
【表1】
【0062】
【表2】
【0063】
但し、表1及び表2中、MeはCH3基である。
【0064】
ここで、酸化還元試薬となる有機化合物としては、環状芳香族分子、中でも上述したベンゼン類などが、酸化還元電位、化学的安定性の点で好ましいと言えるが、これに限定されるものではない。
【0065】
また、置換基としては、アルキコシ基の他、アルキル基,アミノ基,ジアルキルアミノ基、フェノキシ基,フェニル基,アルキルフェニル基,アルコキシフェニル基,アミノフェニル基,ジアルキルアミノフェニル基,ヒドロキシル基,ビニル基から選ばれる電子供与基が電位調整上好ましいが、これらに制限されない。例えば、化49で表されるジメトキシビフェニルあるいはジメトキシビフェニルにCl,F等のハロゲン元素を導入した誘導体を用いるようにしても良い。
【0066】
【化49】
【0067】
(但し、Xはハロゲン、Hの何れかを表す。)
さらに、Hと同程度の電子供与性を有する置換基を含んでいても、一部に電子吸引基を含んでいても電位が上記条件を満たせば構わない。例えば、電子吸引基ないしHと同程度の電子供与性を有する置換基としては、フルオロ基、クロロ基、ブロモ基、ヨード基、チオール基、メチルチオ基、トリメチルシリル基等が挙げられる。
【0068】
したがって、例えば表3及び表4に構造式を示したベンゼン類も上記酸化還元試薬として使用可能である。
【0069】
【表3】
【0070】
【表4】
【0071】
但し、表3及び表4中、MeはCH3基である。
【0072】
さらに、二つ乃至それ以上のアルキル基やアルコキシ基などの置換基が環状に結合していても良い。環状結合した置換基を有するベンゼン類としては例えば表5に構造式を示したものが挙げられる。
【0073】
【表5】
【0074】
但し、表5中、MeはCH3基である。
【0075】
このようなπ電子軌道を有する有機化合物は、酸化還元電位が適当な高さにあり、また、レドックスシャトルに要求される他の性質にも優れていることが確認されている。すなわち、電解液への溶解度が良好であり、酸化種並びに還元種が共に化学的に安定であって、しかも、電池系内での副反応で電池性能を低下させることがない。
【0076】
【作用】
レドックスシャトルにおいては、試薬の酸化種及び還元種が共に化学的に安定である必要がある。
【0077】
遷移金属は、d軌道あるいはf軌道の状態により複数の安定な酸化還元状態を有するため、適当な配位子や溶媒和分子で酸化還元電位を制御することで、レドックスシャトルとして好適なものが得られる。しかし、その反面、複数あるいは大型の配位子によって、中心金属の軌道を取り囲む必要があるので、分子が不必要に大きくなることが避けられない。
【0078】
これに対して、有機化合物は、一般に分子量を小さく抑えて多様な機能を持たせることができる。ところが、有機化合物は、一般に酸化乃至還元によって活性な不対電子を生じ化学的に不安定になり易い。
【0079】
すなわち、有機化合物の二原子間の共有結合は、原則として、対をなした二電子によってひとつの一重結合を形成する。従って、有機化合物を酸化乃至還元して、有機化合物の結合の電子系より1電子を取り去るか加えるかすると、有機化合物内に不対電子を生じる。この不対電子は、当該有機化合物の分解か、他の分子と新たな結合を形成することにより、安定化される。換言すれば、有機化合物において不対電子を有する状態は原則として不安定である。
【0080】
しかしながら、不対電子が芳香族のπ軌道のような非局在化した軌道に存在し、分子内の二個以上の原子上に広がっている場合には、不対電子を有していても有機化合物は比較的安定に存在し得る。但し、有機化合物の基本骨格の酸化還元電位は、不対電子の広がりの程度と軌道の対称性によりおよそ決まるので、軌道の広がりが大き過ぎると、酸化還元電位が不適当となり、また分子量も大きくなるので好ましくない。このような点を考慮すると、ベンゼン環のような比較的分子量の小さい芳香環を基本骨格とする有機化合物がレドックスシャトルとして適当である。
【0081】
さらに、不対電子の密度の高い反応活性点が立体障害により他の分子の攻撃から保護されていれば、不対電子を有する有機化合物はより安定になる。
【0082】
なお、過充電保護の観点からは、電池に添加した有機分子が酸化乃至還元された後、副反応により分解又は二量化乃至多量化(高分子化)し、電極と吸着乃至反応して電池反応を阻害することは、この一連の反応が過充電時において添加した有機化合物のうち一部についてのみ起こる限りは、過充電反応を阻害することになるので好ましいことが多い。
【0083】
以上の点を留意して、レドックスシャトルに必要な双安定性を有するように分子設計することにより、有機化合物は優れた化学的過充電防止手段となる。
【0084】
【実施例】
以下、本発明を具体的な実験結果に基づいて詳細に説明する。なお、以下の実施例1〜実施例3及び比較例1,比較例2においては標準容量1000mAhの筒型カーボン−LiCoO2型二次電池を作製し、実施例4及び比較例3においてはコイン型金属リチウム−LiCoO2型二次電池を作製し、それぞれについて標準的な充放電サイクリング装置を用いて特性を評価した。
【0085】
〈実施例1〉
前記筒型カーボン−LiCoO2二次電池の製造において、約5gの電解液(1.0MLiPF6炭酸プロピレン−炭酸ジエチル1:1溶液)に対し、0.25Mの濃度で2,4−ジメチルアニソールを溶解させ、電池に注入し封口した。
【0086】
この電池に充放電サイクル試験を0.75mA/cm2の定電流で、4.1〜2.5Vの間で室温にて行った。初期容量は、正極の理論容量の約85%であり、100サイクル後の容量は、正極の理論容量の約75%であった。次に、同様に製作した電池の充放電を3サイクル行った後、上限電圧を4.8Vに設定し、0.4mA/cm2の定電流で過充電した。
【0087】
図1から明らかなように、電池電圧約4.35Vで電池電圧は一定に保持された。電圧の保持された間の過充電電気量は2,4−ジメチルアニソールの一電子酸化に対応する量の20倍を越えていた。
【0088】
〈実施例2〉
表6に示す一連のベンゼン誘導体を、実施例1と同組成の電解液約5gに対し1Mの濃度で溶解させ、電池に注入し封口した。このように製作した電池に、上限電圧を4.8Vに設定し、0.4mA/cm2の定電流で充電及び過充電した。その結果、電池電圧は表6に示す電圧値で一定となった。
【0089】
【表6】
【0090】
〈実施例3〉
表1〜表5に示す一連のベンゼン誘導体(No1〜No27)の分子軌道を、分子力場法による構造最適化と拡張ヒュッケル法により計算し、最高被占準位のエネルギー(E Homo)を求め、近似的な酸化還元電位(−E HOMO−6.800)を計算した。その結果を表7に示す。
【0091】
【表7】
【0092】
計算結果は粗い近似であり、現実の分子の溶媒和の効果等を考慮していないために、実施例2で測定された実験結果との対応は完全ではないが、基本構造のベンゼンに対して電子供与基が酸化還元電位を下げる方向に働いていること、また複数の置換基の効果に加成性が見られることは明らかである。
【0093】
〈比較例1〉
2,4−ジメチルアニソールを溶解していないこと以外は実施例1と同様の組成の電解液を、電池に注入し封口した。この電池に充放電を3サイクル行った後、上限電圧を4.8Vに設定し、0.4mA/cm2の定電流で過充電した。
【0094】
その結果、電池電圧は、速やかに上昇し、約1.5Ahの過充電で4.8Vに達した。
【0095】
〈比較例2〉
まず、Fe(5−Cl−1,10−phenanthroline)3(PF6)2(分子量989.7)を、実施例1と同組成の電解液に0.2Mの濃度で溶解させようとしたが、半分の濃度でしか溶解させることができなかった。そこで、濃度を0.1Mに下げてFe(5−Cl−1,10−phenanthroline)3(PF6)2を電解液約5gに溶解させ、電池に注入し封口した。
【0096】
この電池に、まず充放電を3サイクル行った後、上限電圧を4.8Vに設定し、0.2mA/cm2の定電流で過充電した。その結果、電池電圧は約4.35Vで一定に保持された。次に、電流値を0.4mA/cm2に上げて定電流で過充電した。すると、電池電圧は速やかに上昇し、4.8Vにまで達した。
【0097】
このことから、溶解濃度が低いFe(5−Cl−1,10−phenanthroline)3(PF6)2は、レドックスシャトルとして不十分であることがわかる。
【0098】
〈実施例4〉
本実施例では、図2に示すコイン型電池を作製した。このコイン型電池は、負極活物質1となる金属リチウムと、正極活物質2となるLiCoO2とを、ポリプロピレンからなる多孔質セパレータ3を介して、上缶4と下缶5とにそれぞれ収納し、これら上缶4及び下缶5を封口ガスケット6を介してかしめ、一体成型してなるものである。電解液は、炭酸プロピレンと炭酸ジメチルとを1:1なる体積比で混合した混合溶媒に、LiPF6を1.0M、4,4´−ジメトキシビフェニルを10mMなる濃度で溶解させたものである。この4,4´−ジメトキシビフェニルは、CVによりリチウムの酸化還元電位に対して4.2V付近で可逆的な酸化還元反応が起こることが確認されている。なお、このコイン型セルの寸法は外径20mm,高さ2.5mmである。
【0099】
〈比較例3〉
電解液を調製するに際して、4,4´−ジメトキシビフェニルを溶解しないこと以外は実施例1と同様にしてコイン型電池を作製した。
【0100】
以上の実施例4及び比較例3で作製された電池について、過充電条件で充放電を行いその電圧変化を調べた。なお、充放電は、まず150μAで電池電圧が4.5Vになる定電流充電を行った後、4.5Vの定電圧で引き続き定電圧充電を一定時間行い、さらに150μAで電池電圧が3.7Vになるまで放電を行うといったプロセスで行った。
【0101】
このような充放電プロセスにおける電圧変化を図3に示す。
【0102】
図3において、まず充電プロセスにおける電圧変化を見ると、実施例4の電池は比較例3の電池に比べて充電電気量に対する電圧上昇率が小さいことがわかる。これは実施例4の電池では、電解液に添加した4,4´−ジメトキシビフェニルの酸化還元によって過充電電流が消費され、電圧上昇が抑えられているからである。
【0103】
一方、放電プロセスを見ると、実施例4の電池では、早期に電池電圧が3.7Vまで降下し、放電容量は約140mAh/gであった。この放電容量は、標準セル(4,4´−ジメトキシビフェニル無添加)に対して標準電圧4.2Vまで充電したときの放電容量と一致する。
【0104】
これに対して、比較例3の電池では、電池電圧が3.7Vにまで降下する時点が実施例4の電池よりも遅れており、放電容量が上述の標準的な放電容量約140mAh/gよりも大きくなっていた。これは、充電プロセスで必要以上に充電がなされたためである。
【0105】
以上の結果から、4,4´−ジメトキシビフェニルは、過充電防止機構として有効であることがわかった。また、4,4´−ジメトキシビフェニルを添加した電池の放電容量が標準的な放電容量と一致していることから、この4,4´−ジメトキシビフェニルは電池容量に何ら悪影響を与えないことがわかった。
【0106】
【発明の効果】
以上の説明からも明らかなように、本発明によれば、エネルギー密度の高い4V以上の電圧のリチウム二次電池(非水電解液二次電池)の過充電保護を低コストで、しかもエネルギー密度を低下させる保護装置なしに提供することができる。したがって、軽量にして高容量かつ長寿命の二次電池を安価に供給することができ、しかも電池の安全性や信頼性にすぐれていることから、広く、二次電池を必要とするポータブル機器、自動車用バッテリ、電気自動車、ロードレベリングなどの用途に使用することができ、その効果は非常に大きいものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】 2,4−ジメチルアニソールを添加したリチウム二次電池における充電電気量に対する電池電圧変化を示す特性図である。
【図2】 本発明を適用した電池の一構成例を示す断面図である。
【図3】 4,4´−ジメトキシビフェニルを添加した電池と無添加の電池について、充放電プロセスにおける電圧変化を比較して示す特性図である。
【符号の説明】
1 負極活物質、2 正極活物質、3 セパレータ
Claims (2)
- リチウムを主体とする金属又はリチウムをドープ・脱ドープ可能な炭素材料を有する負極と、
リチウムと遷移金属との複合酸化物を有する正極と、
有機化合物を含有する非水電解液とを有し、
上記非水電解液は、化1〜化23で示される上記有機化合物のうち何れか一種以上を含有していることを特徴とする非水電解液二次電池。
(但し、MeはCH3基である。)
(但し、MeはCH3基である。)
(但し、MeはCH3基である。)
(但し、MeはCH3基である。)
(但し、MeはCH3基である。)
(但し、MeはCH3基である。)
(但し、MeはCH3基である。)
(但し、MeはCH3基である。)
(但し、MeはCH3基である。)
(但し、MeはCH3基である。)
(但し、MeはCH3基である。)
(但し、MeはCH3基である。)
(但し、MeはCH3基である。)
(但し、MeはCH3基である。)
(但し、MeはCH3基である。)
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP14989994A JP3809657B2 (ja) | 1994-03-07 | 1994-06-30 | 非水電解液二次電池 |
Applications Claiming Priority (3)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6-36056 | 1994-03-07 | ||
| JP3605694 | 1994-03-07 | ||
| JP14989994A JP3809657B2 (ja) | 1994-03-07 | 1994-06-30 | 非水電解液二次電池 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH07302614A JPH07302614A (ja) | 1995-11-14 |
| JP3809657B2 true JP3809657B2 (ja) | 2006-08-16 |
Family
ID=26375067
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP14989994A Expired - Fee Related JP3809657B2 (ja) | 1994-03-07 | 1994-06-30 | 非水電解液二次電池 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3809657B2 (ja) |
Families Citing this family (52)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CA2156800C (en) * | 1995-08-23 | 2003-04-29 | Huanyu Mao | Polymerizable aromatic additives for overcharge protection in non-aqueous rechargeable lithium batteries |
| CA2163187C (en) * | 1995-11-17 | 2003-04-15 | Huanyu Mao | Aromatic monomer gassing agents for protecting non-aqueous lithium batteries against overcharge |
| GB9717220D0 (en) * | 1997-08-15 | 1997-10-22 | Aea Technology Plc | Eklectrolyte for a rechargeable cell |
| CA2216898C (en) * | 1997-09-26 | 2005-03-22 | Moli Energy (1990) Limited | Improved additives for overcharge protection in non-aqueous rechargeable lithium batteries |
| JP3402233B2 (ja) * | 1998-12-28 | 2003-05-06 | 日本電池株式会社 | 非水電解質二次電池 |
| JP4501177B2 (ja) * | 1999-06-24 | 2010-07-14 | ソニー株式会社 | 非水電解液二次電池 |
| JP3113652B1 (ja) * | 1999-06-30 | 2000-12-04 | 三洋電機株式会社 | リチウム二次電池 |
| JP3475911B2 (ja) * | 2000-05-25 | 2003-12-10 | 宇部興産株式会社 | 非水電解液およびそれを用いたリチウム二次電池 |
| TW531924B (en) * | 2000-05-26 | 2003-05-11 | Sony Corp | Nonaqueous electrolyte secondary battery |
| JP4695748B2 (ja) * | 2000-10-12 | 2011-06-08 | パナソニック株式会社 | 非水系電池用電解液および非水系二次電池 |
| WO2002054524A1 (en) | 2000-12-28 | 2002-07-11 | Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. | Nonaqueous electrolytic secondary battery |
| CA2435794C (en) | 2001-01-24 | 2009-12-29 | Ube Industries, Ltd. | Nonaqueous electrolytic solution and lithium secondary batteries |
| JP3512021B2 (ja) | 2001-05-15 | 2004-03-29 | 株式会社日立製作所 | リチウム二次電池 |
| KR100422942B1 (ko) | 2001-05-22 | 2004-03-18 | 주식회사 엘지화학 | 안전성을 향상시키는 비수전해액 첨가제 및 이를 포함하는리튬이온 2차 전지 |
| TW579613B (en) * | 2001-09-27 | 2004-03-11 | Nisshin Spinning | Nonaqueous electrolyte secondary cell, power supply comprising the secondary cell, portable device, transportable or movable machine, electric apparatus for home use, and method for charging nonaqueous electrolyte secondary cell |
| US7049029B2 (en) | 2001-10-20 | 2006-05-23 | Samsung Sdi Co., Ltd. | Nonaqueous electrolyte composition for improving overcharge safety and lithium battery using the same |
| US6921612B2 (en) | 2001-10-20 | 2005-07-26 | Samsung Sdi Co., Ltd. | Nonaqueous electrolyte composition for improving overcharge safety and lithium battery using the same |
| JP4221550B2 (ja) | 2001-12-12 | 2009-02-12 | 日本電気株式会社 | リチウム二次電池用電解液及びそれを用いたリチウム二次電池 |
| JP3914048B2 (ja) | 2001-12-21 | 2007-05-16 | 日立マクセル株式会社 | 非水二次電池及びこれを用いた携帯機器 |
| CN100559632C (zh) * | 2002-01-24 | 2009-11-11 | 日立麦克赛尔株式会社 | 内部装有非水二次电池的电子器械 |
| JP4652984B2 (ja) * | 2002-01-24 | 2011-03-16 | 日立マクセル株式会社 | 非水二次電池を内蔵した電子機器 |
| KR100471973B1 (ko) | 2003-04-03 | 2005-03-10 | 삼성에스디아이 주식회사 | 비수성 전해질 및 이를 포함하는 리튬 이차 전지 |
| JP4686965B2 (ja) * | 2003-07-24 | 2011-05-25 | ソニー株式会社 | リチウムイオン二次電池 |
| JP4748930B2 (ja) * | 2003-09-09 | 2011-08-17 | 三洋電機株式会社 | 非水溶媒系二次電池 |
| EP1528616B1 (en) | 2003-10-31 | 2017-03-08 | Samsung SDI Co., Ltd. | Electrolyte for rechargeable lithium battery and rechargeable lithium battery comprising same |
| JP4819795B2 (ja) * | 2004-04-01 | 2011-11-24 | スリーエム イノベイティブ プロパティズ カンパニー | リチウムイオン電池電解質及びリチウムイオン電池 |
| JP5053834B2 (ja) * | 2004-04-01 | 2012-10-24 | スリーエム イノベイティブ プロパティズ カンパニー | 再充電可能なリチウム−イオンバッテリーの過放電保護のためのレドックスシャトル |
| US7785740B2 (en) * | 2004-04-09 | 2010-08-31 | Air Products And Chemicals, Inc. | Overcharge protection for electrochemical cells |
| KR100627269B1 (ko) | 2004-10-28 | 2006-09-25 | 삼성에스디아이 주식회사 | 리튬 전지용 전해질, 및 그를 포함하는 리튬 전지 |
| US7615317B2 (en) | 2005-05-17 | 2009-11-10 | 3M Innovative Properties Company | N-oxide redox shuttles for rechargeable lithium-ion cell |
| US7615312B2 (en) | 2005-05-17 | 2009-11-10 | 3M Innovative Properties Company | Substituted phenothiazine redox shuttles for rechargeable lithium-ion cell |
| KR100812056B1 (ko) | 2005-10-24 | 2008-03-07 | 주식회사 엘지화학 | 레독스 셔틀제의 수명 감소 억제제, 이를 포함하는 비수전해액 및 이차전지 |
| JP2007172969A (ja) * | 2005-12-21 | 2007-07-05 | Sony Corp | 電池 |
| US7585590B2 (en) | 2006-02-17 | 2009-09-08 | 3M Innovative Properties Company | Rechargeable lithium-ion cell with triphenylamine redox shuttle |
| JP4943242B2 (ja) | 2007-06-20 | 2012-05-30 | ソニー株式会社 | リチウムイオン二次電池 |
| CN101803100A (zh) * | 2007-09-12 | 2010-08-11 | 大金工业株式会社 | 电解液 |
| US8101302B2 (en) | 2008-02-12 | 2012-01-24 | 3M Innovative Properties Company | Redox shuttles for high voltage cathodes |
| JP2008218425A (ja) * | 2008-04-25 | 2008-09-18 | Mitsubishi Chemicals Corp | 非水系電解液及びそれを用いたリチウム二次電池 |
| JP2009117372A (ja) * | 2008-12-26 | 2009-05-28 | Ube Ind Ltd | 非水電解液二次電池 |
| JP5154590B2 (ja) | 2010-02-03 | 2013-02-27 | 株式会社日立製作所 | 過充電抑制剤並びにこれを用いた非水電解液及び二次電池 |
| JP5427101B2 (ja) | 2010-04-27 | 2014-02-26 | 株式会社日立製作所 | 非水電解液及びそれを用いた非水電解液二次電池 |
| US8877390B2 (en) | 2010-05-25 | 2014-11-04 | Uchicago Argonne, Llc | Redox shuttles for lithium ion batteries |
| US8609287B2 (en) | 2010-05-25 | 2013-12-17 | Uchicago Argonne, Llc | Polyether-functionalized redox shuttle additives for lithium ion batteries |
| US8968940B2 (en) | 2010-05-25 | 2015-03-03 | Uchicago Argonne, Llc | Redox shuttles for high voltage cathodes |
| JP5521989B2 (ja) * | 2010-11-15 | 2014-06-18 | トヨタ自動車株式会社 | 電池システム、電池システム搭載車両及び二次電池の加熱方法 |
| JP2012221824A (ja) | 2011-04-12 | 2012-11-12 | Sony Corp | リチウムイオン二次電池、電子機器、電動工具、電動車両および電力貯蔵システム |
| KR20140039254A (ko) | 2011-06-07 | 2014-04-01 | 쓰리엠 이노베이티브 프로퍼티즈 컴파니 | 플루오로카본 전해질 첨가제를 포함하는 리튬-이온 전기화학 전지 |
| WO2013032593A2 (en) | 2011-08-31 | 2013-03-07 | Uchicago Argonne, Llc | Redox shuttles for overcharge protection of lithium batteries |
| WO2013147094A1 (ja) | 2012-03-30 | 2013-10-03 | 三菱化学株式会社 | 非水系電解液及びそれを用いた非水系電解液電池 |
| JP5867364B2 (ja) * | 2012-10-19 | 2016-02-24 | トヨタ自動車株式会社 | 非水電解液二次電池の製造方法 |
| US9005822B2 (en) | 2013-03-06 | 2015-04-14 | Uchicago Argonne, Llc | Functional electrolyte for lithium-ion batteries |
| KR102630408B1 (ko) | 2020-05-29 | 2024-01-30 | 아사히 가세이 가부시키가이샤 | 비수계 전해액, 셀 팩 및 셀 팩의 제조 방법 |
-
1994
- 1994-06-30 JP JP14989994A patent/JP3809657B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH07302614A (ja) | 1995-11-14 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| JP3809657B2 (ja) | 非水電解液二次電池 | |
| JP3493873B2 (ja) | 非水電解液二次電池 | |
| JP3259436B2 (ja) | 非水電解液二次電池 | |
| KR100417563B1 (ko) | 비-수성전해질이차전지 | |
| JP5199130B2 (ja) | トリフェニルアミンレドックスシャトルを有する充電式リチウムイオン電池 | |
| JP4938247B2 (ja) | 電気化学電池過充電保護 | |
| US10862168B2 (en) | Electrolyte additives for electrochemical devices | |
| EP1678728B1 (en) | Electrode for energy storage devices and electrochemical supercapacitor based on said electrode | |
| CN105742077A (zh) | 电力存储装置、锂离子二次电池、双电层电容器和锂离子电容器 | |
| JPH01206571A (ja) | 非水二次電池の過充電保護 | |
| US6803152B2 (en) | Nonaqueous electrolytes based on organosilicon ammonium derivatives for high-energy power sources | |
| JPH1021898A (ja) | リチウム電池 | |
| JP3587791B2 (ja) | 電池ならびに非水電解液電池用正極の製造方法 | |
| JP2005149982A (ja) | 電解質およびそれを用いた電池 | |
| JP4284779B2 (ja) | 非水電解質電池 | |
| Qin et al. | Conjugation effect of amine molecules in non-aqueous Mg redox flow batteries | |
| JP2644480B2 (ja) | 二次電池 | |
| JPS63239780A (ja) | リチウムイオン伝導性電解質 | |
| JPH06290808A (ja) | 非水電解液と非水電解液電池 | |
| EP2816644B1 (en) | Battery comprising a radialene compound as electroactive material | |
| US10497938B2 (en) | Battery | |
| JPS62219466A (ja) | 二次電池 | |
| Goncalves et al. | New Potential Candidates for Redox Battery Using Liquid Ammoniates: Na^+/Na and Ag^+/Ag | |
| JPS6235454A (ja) | 二次電池 | |
| arie Gonçalves et al. | New Potential Candidates for Redox Battery Using Liquid Ammoniates: Na/Na and Ag/Ag |
Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20050315 |
|
| A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20050516 |
|
| A911 | Transfer of reconsideration by examiner before appeal (zenchi) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911 Effective date: 20050608 |
|
| A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20050830 |
|
| A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20051027 |
|
| TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
| A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20060502 |
|
| A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20060515 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100602 Year of fee payment: 4 |
|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |