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JP3829638B2 - トンネル内標識 - Google Patents
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JP3829638B2 - トンネル内標識 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、トンネルで利用されるトンネル内標識に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来の内照式標識は、標識内に光源(主に蛍光灯)を有し、標識全体が発光することで標識の視認性を向上させている。
【0003】
また従来のトンネル内誘導標識は、トンネルの出口または避難通路を案内する目的で、トンネル壁面に沿って設置されている。そして反射式と内照式とがあり、非難通路がある場合は必ず内照式でなければならない。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
内照式標識は、標識の正面(法線上)から見た場合の視認性は満足されるが、法線に対して角度を有して離れる(道路長手方向に離れる)と光度が低くなり視認性が低下した。
【0005】
トンネル内誘導標識は、内照式標識と同様の発光方式であるため、正面からの視認性は確保しているが、遠方のドライバーは法線に対して角度を有しているため標識を視認することができない。また、反射式は前照灯の光を反射させて発光するため、標識に前照灯の光が適切に入射しなければ運転者に視認されない。
【0006】
したがって、従来例では、標識と離れた位置に存在する運転者に標識の存在を知らせることができない。また誘導標識は、出口や避難適路がどちらにあるかを早期に知覚させることが設置の目的であるため、遠方からの視認性をできるだけ向上させることが望ましい。
【0007】
このように、遠方から標識内の文字情報を知覚させることは視角上困難であるため、運転者方向の光度を増加させることで誘目性を向上させ、標識の存在を早期発見させることが必要である。
【0008】
したがって、この発明の目的は、道路に沿った遠方から標識の存在を視認しやすいトンネル内標識を提供することである。
【0009】
【課題を解決するための手段】
請求項1記載のトンネル内標識は、照明された標識面をトンネル内の壁面に略沿わせて所定間隔で設置されるトンネル内標識において、標識からその設置間隔の略半分の距離離れた位置の方向に対する前記標識の配光を十分目立つ光度とするものであって、
前記標識面を形成するための表示パネルと、この表示パネルの背面側に配置された光源と導光体を有する光源装置とを備え、
前記光源装置はトンネルの略道路長手方向に対して光を照射するように前記光源を設け、
前記導光体は前記光源に臨んだ入射端から先端へ離れるにつれ厚さが薄くなるように形成され、一対の前記導光体を入射端から先端への方向が互いに逆向きになるように配置したものである。
【0010】
請求項1記載のトンネル内標識によれば、道路に沿った遠方から標識の存在を容易に視認することができ、トンネルの略道路長手方向遠方からの視認性が向上する。また導光体を用いることで表示面の輝度むらが少なくなる。さらに、導光体は光源に臨んだ入射端から先端へ離れるにつれ厚さが薄くなるように形成され、一対の導光体を入射端から先端への方向が互いに逆向きになるように配置したので、導光体の裏面拡散処理をすることなく輝度むらを向上でき安価にできる。
【0019】
請求項記載のトンネル内標識は、照明された標識面をトンネル内の壁面に略沿わせて所定間隔で設置されるトンネル内標識において、標識からその設置間隔の略半分の距離離れた位置の方向に対する前記標識の配光を十分目立つ光度としたものであって、
標識面を形成するための表示パネルと、この表示パネルの背面側に配置された光源と導光体を有する光源装置とを備え、
前記光源装置はトンネルの略道路長手方向に対して光を照射するように前記光源を設け、
前記表示パネルと前記光源装置との間に、複数の溝状の凹凸をなす凹凸形状部を有する光学部材を介在し、その凹凸の連続する方向をトンネルの略道路長手方向としたものである。
【0020】
請求項記載のトンネル内標識によれば、道路に沿った遠方から標識の存在を容易に視認することができ、トンネルの略道路長手方向遠方からの視認性が向上する。また導光体を用いることで表示面の輝度むらが少なくなる。
【0021】
請求項記載のトンネル内標識は、請求項において、前記凹凸形状部が断面が三角、台形または波形をした溝状であり、断面の奥行き方向に連続または断続的に形成され、かつ前記導光体に向いて配置されているものである。
【0022】
請求項記載のトンネル内標識によれば、請求項と同様な効果がある。
【0023】
請求項記載のトンネル内標識は、照明された標識面をトンネル内の壁面に略沿わせて所定間隔で設置されるトンネル内標識において、標識からその設置間隔の略半分の距離離れた位置の方向に対する前記標識の配光を十分目立つ光度としたものであって、
標識面を形成するための表示パネルと、この表示パネルの背面側に配置された光源と導光体を有する光源装置とを備え、
前記光源装置はトンネルの略道路長手方向に対して光を照射するように前記光源を設け、
前記導光体の前記表示パネル側の表面に複数の溝状の凹凸をなす凹凸形状部を有し、その凹凸の連続する方向をトンネルの略道路長手方向としたものである。
【0024】
請求項記載のトンネル内標識によれば、道路に沿った遠方から標識の存在を容易に視認することができ、トンネルの略道路長手方向遠方からの視認性が向上する。また導光体を用いることで表示面の輝度むらが少なくなる。さらに部品点数が削減でき構成が簡単になるため安価にできる。
【0025】
請求項記載のトンネル内標識は、請求項において、前記凹凸形状部が断面が三角、台形または波形をした溝状であり、前記導光体の前記表示パネルと反対側に拡散処理部を設けたものである。
【0026】
請求項記載のトンネル内標識によれば、請求項と同様な効果がある。
【0027】
【発明の実施の形態】
この発明の第1の実施の形態を図1および図2に示す。図1において、トンネル内標識1は、照明された標識面1aをトンネル6内の壁面2に略沿わせて所定間隔で複数設置される。この標識1からその設置間隔Sの略半分の距離離れた位置Pの方向Aに対する標識1の配光を略0.8cd程度以上、略220cd程度以下となるように、標識1に光源を配置している。位置Pの壁面2からの距離Gとすると、方向Aの角度Dはtan -1{G/(S/2) }である。
【0028】
このように、トンネル6の略道路長手方向に離れた位置から標識1の誘目性が得られるよう、最大観測距離である標識1の設置間隔の半分の距離離れた位置の方向の光度を十分目立つレべルの光度にすることにした。また、光度を増加させると誘目性が上昇するが、過剰に上昇させすぎるとまぶしさ(グレア)になってしまうため、まぶしく感じない程度に光度を抑えることにした。
【0029】
なお、十分目立つ光度、及びまぶしく感じない光度については、次のような実験を実施して算出した。すなわち、実験環境は、夜間の実際の路上に発光体を設置し、その発光体の光度を変化させた状態を道路上または道路沿いに40m先から観測する。評価解析は、誘目性については「全く目立たない」〜「非常に目立つ」の5段階評価をし、「目立つ」、「非常に目立つ」と回答された累積確率75%を採用し、そのときのほぼ最小値を0.8cdとした。グレアについては「全くまぶしくない」〜「まぶしくて不快である」の5段階評価をし、まぶしいと感じた回答の累積確率25%(逆に言えばまぶしくない累積確率75%)を採用し、そのときのほぼ最大値を220cdとした。
【0030】
図2はトンネル内標識1の構造を示す。1aは標識面、3は発光体、4は発光体3の樹脂製の透明板による窓、5は発光体3の例えば発光ダイオード(LED)、7は窓4を形成する側壁、8は発光体支持部である。標識1の側面中央に透明板による窓4が設置され、その内部に道路長手方向に向けて発光体3である砲弾型LEDが設置されている。
【0031】
すなわち、標識1の厚み部分(標識面1aに対して略垂直な面の幅)内に発光体3が設置され、発光体3の配光特性は、図1(b)に示すように標識面1aに対して道路長手方向の指向性を有し、標識面1aに対する道路横断方向に光を略出さない構成となっている。
【0032】
道路上の遠方から標識を見た場合、標識面1aの見かけの面積が微小になり、十分な視認性が確保できない。そこで標識1の厚み部分に、道路長手方向に指向性を持つ発光体3を設置することで、遠方からの視認性を確保することができる。
【0033】
第1の実施の形態によれば、従来例の標識に比べ、遠方からの誘目性に優れているため、事故発生時、避難者に適切に標識情報を知覚させ、効率よく避難させることが可能である。
【0034】
図3から図9は第1の実施の形態の変形形態である。
【0035】
図3および図4の実施の形態は、標識1の側面の上端と下端に、透明樹脂による窓4が設置され、その内部に道路長手方向に向けて発光体3である砲弾型LEDが設置されている。図4はその配向特性である。
【0036】
図5の実施の形態は、標識1の側面中央に透明樹脂による導光体9が設置され、その導光体9の上端と下端に発光体3である表面実装型LEDが設置されている標識である。
【0037】
図6の実施の形態は、標識1の側面に発光体3である冷陰極ランプと反射板10が設置されている標識である。
【0038】
図7の実施の形態は、標識1の側面に発光体3である蛍光ランプと反射板10が設置されている標識である。
【0039】
図8の実施の形態は、標識1の上面中央と下面中央に、周面をなす樹脂製透明部11aと端面をなす樹脂製不透過部11bを組み合わせた略半円筒状の発光部11が設置されている標識である。発光部11の内部には、道路長手方向に向けて発光体3である砲弾型LEDが設置されている。
【0040】
図9の実施の形態は、図8において、発光部11の内部には、上方もしくは下方を向いた砲弾型LED(3)と、道路に沿う方向に反射する反射板15が設置されている。
【0041】
この発明の第2の実施の形態を図10および図11に示す。このトンネル内標識は、大まかに、外形筐体20、板状で透明の例えばプラスチック、例えばアクリル、やガラス等の導光板18、表示パネル16、反射シート21、光源17としてランプ例えばHfランプとこれを囲む反射板17a、光源17を点灯させる安定器22、非常用のバッテリ23により構成されている。ここでは、外形筐体20が横1320mm、縦720mm、厚さ100mmであり、その内部に横1200mm、縦600mm、厚さ35mmの導光体18を設置しており、導光体18の裏面には拡散のための例えばドットパターンが印刷された拡散処理部30が形成されている。反射シート21は導光体18の裏面に配置される。光源17は導光体18のトンネルの略道路長手方向端面に設置している。安定器22およびバッテリ23も筐体20内に収納されている。
【0042】
このようにして標識面1aを表示パネル16に形成し、この表示パネル16の背面には光源17と導光体18とを備えた光源装置を有し、光源装置はトンネルの略道路長手方向に対して光を照射するように光源17を設けている。
【0043】
この構造において、光源17から出た光は導光体18内に入射し、表示パネル16の表面である標識面1aより、トンネルの略道路長手方向へ向けて多くの光が導光される。このため導光体18の内部の例えばドットパターンによる拡散処理部30にて散乱させられる場合、拡散もされるがトンネルの略道路長手方向の指向性ももっており、この状態で光は導光体18外へ射出される。すなわち、この配光は図10(b)に示すように表示パネル16の標識面1aで若干配光がなまるものの、従来の配光特性を示す図10(c)と比べてトンネルの略道路長手方向への配光性をもっており、斜め方向に多く光を出す。
【0044】
これにより、トンネルの略道路長手方向遠方からの視認性が向上する。また導光体18を使用することで表示面の輝度むらが少ない。
【0045】
この発明の第3の実施の形態を図12および図13に示す。第2の実施の形態と異なる点は、光源17として発光ダイオード(LED)を用い、導光体は一対の導光体18a、18bからなり、それぞれくさび型の形状をしており、横600mm、縦600mm、最大厚さ35mmとしていることである。くさび型の導光板18a、18bを、その傾斜面25側を表示パネル16側にして細い方をつきあわせる形で2枚設置し、導光体18a、18bのトンネルの略道路長手方向端面に光源17を設置している。その他は第1の実施の形態と同様である。
【0046】
このように、このトンネル内標識1は、その導光体18a、18bが光源17に臨んだ入射端から先端へ離れるにつれ厚さが薄くなるように形成され、一対の導光体18a、18bを入射端から先端への方向が互いに逆向きとなるように配置している。
【0047】
この構造において、光源17から出た光は導光体18a、18b内へ矢印のように入射し、内部で反射を繰り返している間に光線と導光体18a、18bの表面との角度は大きくなっていく。このため、光線は臨界角より小さくなり射出されることになる。この射出される角度はトンネルの略道路長手方向に近い角度となる。この配光は図12(b)に示すように表示パネル16の標識面1aで若干配光がなまるもののトンネルの略道路長手方向への指向性をもっており、配光のように斜め方向に多く光を出す。
【0048】
これにより、トンネルの略道路長手方向遠方からの視認性が向上する。また導光体18a、18bを使用することで表示面の輝度むらが少ない。さらに、導光体18a、18bの裏面拡散処理をする必要がないため、安価となる。
【0049】
図14から図17は、上記した第3の実施の形態のトンネル内標識の構造とほほ同じ形態の変形形態である。
【0050】
図14および図15の実施の形態は、導光体18a、18bの設置方向のみが異なっており、くさび型の傾斜面25を表示パネル16とは逆向きになるように設置し、傾斜面25に反射シート21を設けている。配光も第3の実施の形態と同様であり、斜め方向に多く光を出す。なお、光源17は第3の実施の形態を含め蛍光ランプ等のランプを用いてもよい。
【0051】
図16および図17の実施の形態が第3の実施の形態と異なる点は、導光体18a、18bがくさび型の形状をしており、例えば横580mm、縦600mm、最大厚さ35mmである。このくさび型の導光板18a、18bを、傾斜面25側が表示パネル16側と逆向きにして細い方を器具端面方向にむける形で外形筐体20内に2枚設置している。また光源17としてランプ例えばHfランプを使用し、安定器22で点灯する。この光源17を器具中央にトンネルの略道路長手方向と直交するように縦に設置し、光源17は導光体18a、18bの太端部により囲まれている。ここで光源18a、18bの表示パネル16側にはハーフミラー26を配置し、反対側には反射板27を配置している。光源17の表示パネル16側には一部透過光を有する例えばハーフミラー26を設置することで、透過光を抑えパネル面の輝度の大きい部分をなくしている。配光特性も図12(b)と同様であり、斜め方向に多く光を出している。
【0052】
この発明の第4の実施の形態を図18に示す。第2の実施の形態と異なる点は、光源17と均一発光させるための導光体18からなる光源装置の前面と表示パネル16との間に、表面に複数の溝状の凹凸のある凹凸形状部を有する光学部材(プリズムシート)31を介在し、凹凸の連続する方向を光源17の照射方向として配置していることである。光学部材の凹凸形状部は、例えば断面が三角、台形もしくは波形をした溝状(樋状)の形態で、互いに隣接して複数形成されている。この断面形状は断面の奥行き方向にむかって幅全面連続もしくは断続的に形成されている。したがって、この実施の形態は光学部材31の凹凸形状部を導光体18側に向けて光の照射方向に略直交する方向に溝状形状を略沿わせた点に特徴がある。
【0053】
具体的には、導光体18と表示パネル16の間に三角形状の並んだプリズムの光学部材31をその凸部を導光体18側に向けて設置している。このプリズムの1つの断面形状は図18(c)に示すようにベース肉厚0.8mm、幅2mm、高さ1mmである。その他は第2の実施の形態と同様であるく。
【0054】
この構造において、光源17から出た光は導光体18内へ入射し、内部で反射を繰り返している間に導光体18の裏面の拡散処理部のトッントパターン30へ当たり散乱される。ここで散乱された光のうち導光体18の表面の臨界角より小さくなった光は導光体18の外部へ射出される。この光が次の光学部材31のプリズム面でトンネルの略道路長手方向へ曲げられる。この配光は図18(d)に示すように、表示パネル16の標識面1aで若干配光がなまるもののトンネルの略道路長手方向への指向性をもっている。
【0055】
これにより、トンネルの略道路長手方向の遠方からの視認性が向上する。また導光体18を使用することで表示面の輝度むらが少ない。
【0056】
図19から図21は第3の実施の形態の変形形態である。
【0057】
図19の実施の形態は、光学部材31であるプリズムの断面形状のみ異なる。ここでは、導光体18と表示パネル16の間に断面台形形状の並んだプリズムをその凸部が導光体18の方向に向けて設置している。このプリズムの1つの断面形状は図19(b)に示すようにベース肉厚0.8mm、台形下辺幅2mm、台形上辺幅0.2mm(凸部方向)、高さ0.9mmである。配光は図19(c)に示すように、標識面1aの斜め方向に光が多く射出され、さらにプリズムの台形の上端の平滑部から正面方向へ射出される光が多くなる。このように正面方向への光が多いため、トンネルの略道路長手方向遠方だけではなく、正面方向近傍でも視認性が確保できる。
【0058】
図20の実施の形態も、プリズムの断面形状のみ異なる。ここでは、導光体18と表示パネル16の間には波形形状の並んだ光学部材31のプリズムを凸部が導光体18側に向くように設置している。このプリズムの1つの断面形状はベース肉厚0.8mm、表面形状はsin波形であり、頂点から下点高さ(振幅)1mm、頂点から下点までの横幅2mmである。配光は、図20(c)に示すように、標識面1aの斜め方向に光が多く射出され、さらに波部の頂点部、下点部から正面方向へ射出される光が多くなり、図19の実施の形態と同様に近距離での視認性があがる。
【0059】
図21の実施の形態は、プリズムの断面形状ではなく断面の奥行き方向の連続性が異なる。すなわち、図21(a)、(b)は第4の実施の形態の光学部材31であるが、断面の奥行き方向は連続している。この変形の実施の形態では、図21(c)、(d)に示すように、光学部材31のプリズムの奥行き方向は、例えば奥行き600mmを4分割し、150mmごとの樋状の並び方向に交互に凹に凸が位置するようにずれた立体形状(分割樋状)をもつ。その他は第4の実施の形態と同様である。
【0060】
この発明の第5の実施の形態を図22から図24に示す。第2の実施の形態と異なる点は、導光体18の表示パネル16側の表面に複数の溝状の凹凸をなす凹凸形状部33を有し、その凹凸の連続する方向をトンネルの略道路長手方向としている。実施の形態では、凹凸形状部33が三角、もしくは台形もしくは波形をした溝状(樋状)の形態のプリズムであり互いに隣接して複数、光の照射方向に略直交方向に前記溝状形状を略沿わせて形成し、その裏面にはドット印刷、レーザーパターン、微細加工などの拡散処理部30を施している。プリズムの1つの断面形状は図24(b)に示すように幅2mm、高さ1mmである。また光源17は、例えばHfランプを導光体18のトンネルの略道路長手方向に平行にし、器具上部および下部の導光体18の端面に設置している。その他は第2の実施の形態と同様である。
【0061】
この構造において、光源17はトンネルの略道路長手方向に沿って配置されており、光源17から出た光は導光体18内へ入射し、内部で反射を繰り返している間に導光体18の裏面の拡散処理部30へ当たり散乱される。ここで散乱された光のうち導光体18の表面の臨界角より小さくなった光は導光体18の外部へ射出される。このとき導光体18の表面部に形成されたプリズム形状によりトンネルの略道路長手方向へ曲げられる。この配光は図24(c)に示すように、表示パネル16の標識面1aで若干配光がなまるもののトンネルの略道路長手方向への指向性をもっている。
【0062】
これにより、トンネルの略道路長手方向遠方からの視認性が向上する。また導光体18を使用することで表示面の輝度むらが少ない。さらに第4の実施の形態と比べて部材を少なくでき、構成が簡単となるため安価にできる。
【0063】
図25および図26は実施の形態の変形形態である。
【0064】
図25の実施の形態は、導光体18のプリズム断面形状のみ異なる。ここでは、導光体18の表面に刻まれた凹凸形状部33であるプリズム断面形状が台形形状の並んだものである。このプリズムの1つの断面形状は例えば図25(b)に示すように台形下辺幅2mm、台形上辺幅0.2mm(凸部方向)、高さ0.9mmである。この実施の形態では、斜め方向に光が多く射出されるのみならず、台形の上端の平滑部から正面方向へ射出される光が多くなるため図25(c)に示す配光のようになり、特に近距離での視認性があがる。
【0065】
図26に示す実施の形態は、導光体18のプリズム断面形状のみ異なる。ここでは、導光体18の表面に刻まれたプリズム断面形状が波形形状の並んだものである。このプリズムの1つの断面形状は表面がsin波形であり、図26(b)に示すように例えば頂点から下点までの高さ(振幅)1mm、頂点から下点までの横幅2mmである。この実施の形態では、斜め方向に光が多く射出されるのみならず、波形部の頂点および下点部から正面方向へ射出される光が多くなるため図26(c)に示す配光のようになり、特に近距離での視認性があがる。
【0066】
【発明の効果】
請求項1記載のトンネル内標識によれば、道路に沿った遠方から標識の存在を容易に視認することができ、トンネルの略道路長手方向遠方からの視認性が向上する。また導光体を用いることで表示面の輝度むらが少なくなる。さらに、導光体は光源に臨んだ入射端から先端へ離れるにつれ厚さが薄くなるように形成され、一対の導光体を入射端から先端への方向が互いに逆向きになるように配置したので、導光体の裏面拡散処理をすることなく輝度むらを向上でき安価にできる。
【0071】
請求項2記載のトンネル内標識によれば、道路に沿った遠方から標識の存在を容易に視認することができ、トンネルの略道路長手方向遠方からの視認性が向上する。また導光体を用いることで表示面の輝度むらが少なくなる。
【0072】
請求項記載のトンネル内標識によれば、請求項と同様な効果がある。
【0073】
請求項記載のトンネル内標識によれば、道路に沿った遠方から標識の存在を容易に視認することができ、トンネルの略道路長手方向遠方からの視認性が向上する。また導光体を用いることで表示面の輝度むらが少なくなる。さらに部品点数が削減でき構成が簡単になるため安価にできる。
【0074】
請求項記載のトンネル内標識によれば、請求項と同様な効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)は本発明の第1の実施の形態におけるトンネル内標識の設置されたトンネルの道路長手方向の説明図、(b)はトンネル内標識の配光特性図である。
【図2】(a)はトンネル内標識の斜視図、(b)はその発光部の断面図である。
【図3】変形の実施の形態を示し、(a)はトンネル内標識の斜視図、(b)はその発光部の断面図である。
【図4】そのトンネル内標識の配光特性図である。
【図5】変形の実施の形態を示し、(a)はトンネル内標識の斜視図、(b)はその発光部の断面図である。
【図6】変形の実施の形態を示し、(a)はトンネル内標識の斜視図、(b)はその発光部の上面図である。
【図7】変形の実施の形態を示し、(a)はトンネル内標識の斜視図、(b)はその発光部の上面図である。
【図8】変形の実施の形態を示し、(a)はトンネル内標識の斜視図、(b)は発光部の拡大斜視図、(c)は発光部の断面図である。
【図9】変形の実施の形態を示し、(a)はトンネル内標識の斜視図、(b)は発光部の拡大斜視図、(c)は発光部の断面図である。
【図10】第2の実施の形態を示し、(a)はトンネル内標識の光源装置部分の詳細な横断面図、(b)はその配光特性図、(c)は従来の配光特性図である。
【図11】(a)はトンネル内標識の正面図、(b)はその横断面図である。
【図12】第3の実施の形態を示し、(a)はトンネル内標識の光源装置部分の詳細な横断面図、(b)はその配光特性図、(c)は従来の配光特性図である。
【図13】(a)はトンネル内標識の横断面図、(b)はその部分拡大図である。
【図14】変形形態の光源装置部分の横断面図である。
【図15】(a)はそのトンネル内標識の横断面図、(b)はその部分拡大図である。
【図16】別の変形形態の光源装置部分の横断面図である。
【図17】(a)はそのトンネル内標識の横断面図、(b)はその部分拡大図である。
【図18】第4の実施の形態を示し、(a)はトンネル内標識の横断面図、(b)はその部分拡大図、(c)はそのプリズムの部分拡大図、(d)は配光特性図である。
【図19】変形の実施の形態を示し、(a)は光学装置部分の概略部分断面図、(b)はそのプリズムの部分拡大図、(c)は配光特性図である。
【図20】別の変形の実施の形態を示し、(a)は光学装置部分の概略部分断面図、(b)はそのプリズムの部分拡大図、(c)は配光特性図である。
【図21】さらに別の変形の実施の形態を示し、(a)は第4の実施の形態の光学部材の平面図 、(b)はその斜視図、(c)は変形の実施の形態の光学部材の平面図、(d)はその斜視図である。
【図22】第5の実施の形態の導光体の正面図である。
【図23】(a)はトンネル内標識の正面図、(b)はその横断面図、(c)は縦断面図である。
【図24】(a)はその光源装置の部分拡大図、(b)はその導光体の部分拡大図、(c)は配光特性図である。
【図25】変形の実施の形態を示し、(a)はその光源装置の部分拡大図、(b)はその導光体の部分拡大図、(c)は配光特性図である。
【図26】別の変形の実施の形態を示し、(a)はその光源装置の部分拡大図、(b)はその導光体の部分拡大図、(c)は配光特性図である。
【符号の説明】
1 トンネル内標識
2 壁面
3 発光体
16 表示パネル
17 光源
18 導光体
18a 導光体
18b 導光体
30 拡散処理部
31 光学部材
31a 光学部材
33 凹凸形状部

Claims (5)

  1. 照明された標識面をトンネル内の壁面に略沿わせて所定間隔で設置されるトンネル内標識において、標識からその設置間隔の略半分の距離離れた位置の方向に対する前記標識の配光を十分目立つ光度とするものであって、
    前記標識面を形成するための表示パネルと、この表示パネルの背面側に配置された光源と導光体を有する光源装置とを備え、
    前記光源装置はトンネルの略道路長手方向に対して光を照射するように前記光源を設け、
    前記導光体は前記光源に臨んだ入射端から先端へ離れるにつれ厚さが薄くなるように形成され、一対の前記導光体を入射端から先端への方向が互いに逆向きになるように配置したトンネル内標識。
  2. 照明された標識面をトンネル内の壁面に略沿わせて所定間隔で設置されるトンネル内標識において、標識からその設置間隔の略半分の距離離れた位置の方向に対する前記標識の配光を十分目立つ光度としたものであって、
    標識面を形成するための表示パネルと、この表示パネルの背面側に配置された光源と導光体を有する光源装置とを備え、
    前記光源装置はトンネルの略道路長手方向に対して光を照射するように前記光源を設け、
    前記表示パネルと前記光源装置との間に、複数の溝状の凹凸をなす凹凸形状部を有する光学部材を介在し、その凹凸の連続する方向をトンネルの略道路長手方向としたトンネル内標識。
  3. 前記凹凸形状部は断面が三角、台形または波形をした溝状であり、断面の奥行き方向に連続または断続的に形成され、かつ前記導光体に向いて配置されている請求項記載のトンネル内標識。
  4. 照明された標識面をトンネル内の壁面に略沿わせて所定間隔で設置されるトンネル内標識において、標識からその設置間隔の略半分の距離離れた位置の方向に対する前記標識の配光を十分目立つ光度としたものであって、
    標識面を形成するための表示パネルと、この表示パネルの背面側に配置された光源と導光体を有する光源装置とを備え、
    前記光源装置はトンネルの略道路長手方向に対して光を照射するように前記光源を設け、
    前記導光体の前記表示パネル側の表面に複数の溝状の凹凸をなす凹凸形状部を有し、その凹凸の連続する方向をトンネルの略道路長手方向としたトンネル内標識。
  5. 前記凹凸形状部が断面が三角、台形または波形をした溝状であり、前記導光体の前記表示パネルと反対側に拡散処理部を設けた請求項記載のトンネル内標識。
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