JP3830007B2 - 配管支持構造 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
この発明は配管支持構造に係り、特に、部品点数を削減し得て、冷媒充填用ソケットをチャージングバルブに接続する際の配管の変形を防止し得て、配管を短くし得て、容易に形成し得る配管支持構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
車両には、車室を冷房するために空調装置を搭載しているものがある。空調装置としては、図20に示すものがある。図20において、102は車両(図示せず)のエンジンルーム、104は車両の車室、106は空調装置、108はコンプレッサ、110はコンデンサ、112はレシーバドライヤ、114はエキスパンションバルブ、116はエバポレータである。
【0003】
空調装置106は、車両のエンジンルーム104にコンプレッサ108やコンデンサ110、レシーバドライヤ112を配設し、車室104のクーリングユニット118内にエキスパンションバルブ114及びエバポレータ116を配設している。
【0004】
空調装置106は、コンプレッサ108とコンデンサ110とレシーバドライヤ112とエキスパンションバルブ114とエバポレータ116とに冷媒を循環させるために、配管であるディスチャージホース120とコンデンサアウトレットパイプ122とレシーバドライヤアウトレットパイプ124とサクションホース126とにより接続している。
【0005】
また、この空調装置106には、冷媒を充填するために配管にチャージングバルブを設けている。図20においては、低圧用のチャージングバルブ128と高圧用のチャージングバルブ130とを設けている。空調装置106は、チャージングバルブ128・130に冷媒充填用ソケット(図示せず)を接続することにより、図示しない供給源から冷媒を充填される。
【0006】
このような空調装置等の配管支持構造としては、特開平5−27472号公報、特開平6−280710号公報に開示されるものてがある。
【0007】
特開平5−27472号公報に開示されるものは、冷凍回路の配管に接続されたチャージバルブの近傍を支持する配管用固定保持部材において、クリップ部材とこのクリップ部材を支持する支持部材とを備え、前記クリップ部材はチャージバルブの両側に位置した対の弾性片と、この弾性片と対向してこの弾性片と協働して前記配管を保持する湾曲形状の保持片と、前記対の弾性片及び保持片を互いに連結して前記支持片に取付けられる連結部と、を有するものである。
【0008】
特開平6−280710号公報に開示されるものは、エンジンルーム内においてエンジンの燃料配管に介装されるフィルタ部材をバッテリの後方側に配設し、前記フィルタ部材を囲繞するプロテクタを設けたものである。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、工場等において空調装置に冷媒を充填する際には、配管に取付けられたチャージングバルブに冷媒充填用ソケットを挿入して接続する。このとき、チャージンクバルブには、冷媒充填用ソケットを挿入する際の荷重が作用するため、堅固な場所に固定する必要がある。
【0010】
前記図20に示す空調装置106においては、低圧用のチャージングバルブ128を車体(図示せず)に取付けられるコンプレッサ108に近接するサクションホース126に取付けて設け、高圧用のチャージングバルブ130をレシーバドライヤアウトレットパイプ124のブロック132に取付け、このブロック132を車体に取付けられるレシーバドライヤ112にクランプ(図示せず)により取付けて設けている。
【0011】
ところが、空調装置106のレイアウトによっては、制約によりコンデンサ110やレシーバドライヤ112等の車体側に固定された部位に高圧用のチャージングバルブ130を取付けることができず、コンデンサ110を通過して液体になった低温高圧の冷媒が流れる細くて剛性の低いレシーバドライヤアウトレットパイプ124の途中に取付けなければならない場合がある。
【0012】
このような場合には、チャージンクバルブ130に冷媒充填用ソケットを挿入する際の荷重がレシーバドライヤアウトレットパイプ124に作用し、レシーバドライヤアウトレットパイプ124の剛性不足によりたわみを生じさせて変形させる問題がある。
【0013】
このため、高圧用のチャージングバルブ130をレシーバドライヤアウトレットパイプ124の途中に取付ける場合には、チャージングバルブ130の取付けられた部位のレシーバドライヤアウトレットパイプ124を専用のクランプ等を使用して車体に取付けて変形を防止しなければならず、部品点数の増加によりコストの上昇を招く不都合がある。
【0014】
また、専用のクランプ等を使用してレシーバドライヤアウトレットパイプ124を車体に取付けるためには、レシーバドライヤアウトレットパイプ124を車体に沿うように延長して取り回さなければならず、配管が長くなる不都合がある。
【0015】
【課題を解決するための手段】
そこで、この発明は、上述の不都合を除去するために、車両に搭載した空調装置の配管の途中に冷媒充填用ソケットが接続されるチャージングバルブを取付けて設け、前記車両のエンジンルーム内に配設されるパワーユニットの補助構成要素に前記配管のチャージングバルブに隣接する部位を支持する配管支持具を形成して設け、この配管支持具に隣接して前記補助構成要素に前記配管のチャージングバルブが取付けられた部位に対して反対側の部位を支持する荷重支持具を形成して設け、前記配管支持具及び荷重支持具は、前記パワーユニットの上方の少なくとも一部を覆うように突出してエンジンルームに配設される合成樹脂製の補助構成要素に形成して設けたことを特徴とする。
【0016】
前記補助構成要素は、前記パワーユニットに電力を供給するバッテリが搭載されるバッテリトレイであり、また、前記補助構成要素は、前記パワーユニットに供給される電力を管理するヒューズボックスであることを特徴とする。
【0017】
【発明の実施の形態】
この発明の配管支持構造は、車両のエンジンルーム内に配設されるパワーユニットの補助構成要素に形成した配管支持具によって配管のチャージングバルブに隣接する部位を支持することにより、専用のクランプを要することなく配管の途中を支持し得て、前記配管支持具に隣接して補助構成要素に形成した荷重支持具によって配管のチャージングバルブが取付けられた部位に対して反対側の部位を支持することにより、チャージングバルブへの冷媒充填用ソケット接続時に配管に作用する荷重を支持することができる。この場合に、配管支持具及び荷重支持具は、パワーユニットの上方の少なくとも一部を覆うように突出してエンジンルームに配設される合成樹脂製の補助構成要素に形成して設けることにより、配管を車体まで延長して取り回す必要がなく、配管を短くすることができる。
【0018】
なお、補助構成要素としては、パワーユニットに電力を供給するバッテリが搭載されるバッテリトレイや、パワーユニットに供給される電力を管理するヒューズボックス等の、エンジンルームに既設の部品を利用して実施することができる。
【0019】
【実施例】
以下図面に基づいて、この発明の実施例を説明する。図1〜図13は、この発明の第1実施例を示すものである。図4において、2は車両(図示せず)のエンジンルーム、4は車両の車室、6は空調装置、8はコンプレッサ、10はコンデンサ、12はレシーバドライヤ、14はエキスパンションバルブ、16はエバポレータである。
【0020】
空調装置6は、車両のエンジンルーム2にコンプレッサ8やコンデンサ10、レシーバドライヤ12を配設し、車室4のクーリングユニット18内にエキスパンションバルブ14及びエバポレータ16を配設している。
【0021】
空調装置6は、コンプレッサ8により圧縮されて高温高圧となった冷媒をディスチャージホース20によりコンデンサ10に送り、冷却して液化する。コンデンサ10により低温高圧となった冷媒は、コンデンサアウトレットパイプ22によりレシーバドライヤ12に送られて一旦蓄えられる。
【0022】
レシーバドライヤ12に蓄えられた冷媒は、レシーバドライヤアウトレットパイプ24によりエキスパンションバルブ14を介してエバポレータ16に送られ、気化して車室4内を冷却する。エバポレータ16において気化した冷媒は、サクションホース26によりコンプレッサ8に吸引され、再び圧縮されて高温高圧となり、前記冷房サイクルを繰り返す。
【0023】
この空調装置6は、コンプレッサ8とコンデンサ10とレシーバドライヤ12とエキスパンションバルブ14とエバポレータ16とに冷媒を循環させるために、配管であるディスチャージホース20とコンデンサアウトレットパイプ22とレシーバドライヤアウトレットパイプ24とサクションホース26とにより接続している。
【0024】
また、この空調装置6には、冷媒を充填するために配管にチャージングバルブを設けている。図4においては、低圧用のチャージングバルブ28と高圧用のチャージングバルブ30とを設けている。空調装置6は、チャージングバルブ28・30に冷媒充填用ソケット(図示せず)を接続することにより、図示しない供給源から冷媒を充填される。
【0025】
前記高圧用のチャージングバルブ30は、図5〜図8に示す如く、レシーバドライヤアウトレットパイプ24の途中に取付けられている。チャージングバルブ30は、図9に示す如く、レシーバドライヤアウトレットパイプ24に一端側を固着されるバルブケース32と、このバルブケース32に内蔵されるバルブ素子34と、バルブケース32の他端側に螺着される蓋体36と、からなる。
【0026】
チャージングバルブ30は、冷媒充填時にバルブケース32の他端側の蓋体36を外して冷媒充填用ソケットを挿入し、バルブ素子34に係合して接続する。なお、図5〜図8において、符号38は、レシーバドライヤアウトレットパイプ24に取付けられたプレッシャスイッチである。
【0027】
この空調装置6の配管支持構造は、図1〜図3に示す如く、車両のエンジンルーム2内に配設されるエンジン及びトランスミッションからなるパワーユニット(図示せず)の補助構成要素に配管たるレシーバドライヤアウトレットパイプ24のチャージングバルブ30に隣接する部位を支持する配管支持具40を形成して設け、この配管支持具40に隣接して前記補助構成要素に配管たるレシーバドライヤアウトレットパイプ24のチャージングバルブ30が取付けられた部位に対して反対側の部位を支持する荷重支持具42を形成して設けている。
【0028】
前記配管支持具40及び荷重支持具42は、パワーユニットの上方の少なくとも一部を覆うように突出してエンジンルーム2に配設される合成樹脂製の補助構成要素に形成して設けている。この実施例の補助構成要素は、図10〜図13に示す如く、パワーユニットに電力を供給するバッテリ44が搭載されるバッテリトレイ46を使用している。
【0029】
バッテリトレイ46は、略長四角形状の底部48の下側に脚部50を突設し、底部48の周縁を囲繞するように周壁52〜58を設け、幅方向において対向する周壁52・54の一方の周壁52に側壁60を立設するとともに前記一方の周壁52に隣接して長手方向において対向する周壁56・58に前記側壁60に連続する側壁62・64を立設している。
【0030】
バッテリトレイ46は、図4に示す如く、エンジンルーム2内において、一方の周壁52に立設した側壁60をエンジンルーム2中心側に指向させるとともに他方の周壁54をエンジンルーム2外側に指向させて車体(図示せず)に取付けられ、周壁52〜58により囲繞される底部48にバッテリ44を搭載する。
【0031】
このバッテリトレイ46のエンジンルーム2中心側に指向する側壁60には、前記配管支持具40及び荷重支持具42を一体的に形成して設けている。
【0032】
前記レシーバドライヤアウトレットパイプ24のチャージングバルブ30に隣接する部位を支持する配管支持具40は、略四角柱形状の上側支持体66をバッテリトレイ46の側壁60からエンジンルーム2中心側に指向して突出させて設け、この上側支持体66の下方に位置され且つこの上側支持体66に対向しつつ離間して位置される一対の略四角柱形状の下側支持体68をバッテリトレイ46の側壁60からエンジンルーム2中心側に指向して突出させて設けている。
【0033】
上側支持体66は、下側支持体68と対向する下側にレシーバドライヤアウトレットパイプ24を支持する上側支持溝70を形成して設け、先端側に上側係止縁72を形成して設けている。一対の下側支持体68は、上側支持体66と対向する上側に夫々レシーバドライヤアウトレットパイプ24を支持する下側支持溝74を形成して設け、先端側に夫々下側係止縁76を形成して設けている。また、一対の下側支持体68は、下側支持壁78によりバッテリトレイ46の側壁60に支持して設けている。
【0034】
前記レシーバドライヤアウトレットパイプ24のチャージングバルブ30が取付けられた部位に対して反対側の部位を支持する荷重支持具42は、幅広な略台形状の荷重支持体80を前記配管支持具40に隣接するバッテリトレイ46の側壁60からエンジンルーム2中心側に指向して突出させて設け、この荷重支持体80の下側にこの荷重支持体80を支持する略三角位置形状の荷重支持壁82をバッテリトレイ46の側壁60に設けている。
【0035】
荷重支持体80は、一対の下側支持体68の下側支持溝74と同じ高さの荷重支持面84を設けている。荷重支持壁82は、チャージングバルブ30への冷媒充填用ソケットの接続時にレシーバドライヤアウトレットパイプ24に作用する荷重の作用方向Fに一致させて設けている。
【0036】
次に、第1実施例の作用を説明する。
【0037】
空調装置6は、エンジンルーム2にコンプレッサ8やコンデンサ10、レシーバドライヤ12を配設するとともに車室4のクーリングユニット18内にエキスパンションバルブ14及びエバポレータ16を配設し、配管であるディスチャージホース20とコンデンサアウトレットパイプ22とレシーバドライヤアウトレットパイプ24とサクションホース26とにより接続して冷媒を循環させる。
【0038】
この空調装置6の配管支持構造は、図3に示す如く、レシーバドライヤアウトレットパイプ24のチャージングバルブ30が取付けられた部位を、パワーユニットの上方の少なくとも一部を覆うように突出してエンジンルーム2に配設される合成樹脂製のバッテリトレイ46に沿うように配管している。
【0039】
このバッテリトレイ46のエンジンルーム2中心側に指向する側壁60には、レシーバドライヤアウトレットパイプ24を支持する配管支持具40及びチャージングバルブ30への冷媒充填用ソケット接続時にレシーバドライヤアウトレットパイプ24に作用する荷重を支持する荷重支持具42を形成して設けている。
【0040】
レシーバドライヤアウトレットパイプ24は、図3に矢印Aで示す如く、配管支持具40を構成する上側支持体66の上側係止縁72及び下側支持体68の下側係止縁76を乗り越えて、上側支持溝70及び下側支持溝74に係合することにより、図1・図2に示す如く、チャージングバルブ32に隣接する部位を支持される。
【0041】
また、レシーバドライヤアウトレットパイプ24は、図3に矢印Bで示す如く、荷重支持具42を構成する荷重支持体80の荷重支持面84に載置することにより、レシーバドライヤアウトレットパイプ24のチャージングバルブ30が取付けられた部位に対して反対側の部位を支持される。
【0042】
これにより、レシーバドライヤアウトレットパイプ24は、チャージングバルブ30に隣接する部位を配管支持具40により支持され、この配管支持具40に隣接してチャージングバルブ30が取付けられた部位に対して反対側の部位を荷重支持具42により支持される。
【0043】
このように、この空調装置6の配管支持構造は、レシーバドライヤアウトレットパイプ24のチャージングバルブ30に隣接する部位を、バッテリトレイ46の側壁60に一体的に形成した配管支持具40によって支持することにより、専用のクランプを要することなく、レシーバドライヤアウトレットパイプ24の途中を支持することができる。
【0044】
また、この空調装置6の配管支持構造は、レシーバドライヤアウトレットパイプ24のチャージングバルブ30が取付けられた部位に対して反対側の部位を、配管支持具40に隣接してバッテリトレイ46の側壁60に一体的に形成した荷重支持具42によって支持することにより、チャージングバルブ30への冷媒充填用ソケットの接続時に配管に作用する荷重を支持することができる。
【0045】
しかも、荷重支持具42は、図1に示す如く、荷重支持体80の下側にチャージングバルブ30への冷媒充填用ソケットの接続時にレシーバドライヤアウトレットパイプ24に作用する荷重の作用方向Fに一致させて荷重支持壁82を設けていることにより、チャージングバルブ30への冷媒充填用ソケット接続時の荷重を強固に支持することができる。
【0046】
このため、この配管支持構造は、部品点数を削減し得て、コストの低減を果たし得て、また、冷媒充填用ソケットをチャージングバルブ30に接続する際のレシーバドライヤアウトレットパイプ24の変形を防止することができる。
【0047】
また、配管支持具40及びバルブ支持部42は、パワーユニットの上方の少なくとも一部を覆うように突出してエンジンルーム2に配設される合成樹脂製のバッテリトレイ46に形成して設けることにより、レシーバドライヤアウトレットパイプ24を車体まで延長して取り回す必要がなく、配管を短くすることができるとともに、容易に形成することができる。
【0048】
さらに、配管支持具40及びバルブ支持部42は、パワーユニットに電力を供給するバッテリ44に設けていることにより、既設の部品を利用して実施することができる。
【0049】
なお、この実施例においては、補助構成要素としてバッテリトレイ46を利用したが、パワーユニットに供給される電力を管理するヒューズボックス(図示せず)や、ラジエータのリザーブタンク、ウォッシャタンク(図示せず)等の合成樹脂製の補助構成要素を利用することもできる。
【0050】
図14は、この発明の第2実施例SG1を示すものである。第2実施例の配管支持構造は、バッテリトレイ46の側壁60に設けた荷重支持具42を構成する荷重支持体80の荷重支持面84に、パイプ係合溝86を設けている。このパイプ係合溝86は、レシーバドライヤアウトレットパイプ24のチャージングバルブ30が取付けられた部位に対して反対側の部位が係合される。
【0051】
第2実施例の配管支持構造は、荷重支持体80の荷重支持面84に設けたパイプ係合溝86にレシーバドライヤアウトレットパイプ24のチャージングバルブ30が取付けられた部位に対して反対側の部位を係合することによって、レシーバドライヤアウトレットパイプ24を安定して支持することができる。
【0052】
このため、第2実施例の配管支持構造は、レシーバドライヤアウトレットパイプ24に取付けられたチャージングバルブ30に冷媒充填用ソケットを接続する際の荷重によって、レシーバドライヤアウトレットパイプ24が荷重支持体80の荷重支持面84上を滑って移動することを防止でき、接続作業を容易且つ確実に行うことができる。
【0053】
図15・図16は、この発明の第3実施例SG2を示すものである。第3実施例の配管支持構造は、バッテリトレイ46の側壁60に設けた荷重支持具42を構成する荷重支持体80の荷重支持面84に、一対のバルブ支持壁88を設けている。バルブ支持壁88は、レシーバドライヤアウトレットパイプ24に取付けられたチャージングバルブ30のバルブケース32を両側から挟むように支持する。
【0054】
第3実施例の配管支持構造は、荷重支持体80の荷重支持面84に設けた一対のバルブ支持壁88間にレシーバドライヤアウトレットパイプ24を位置させ、このレシーバドライヤアウトレットパイプ24に取付けられたチャージングバルブ30を両側から挟むようにバルブ支持壁88間に係合することによって、レシーバドライヤアウトレットパイプ24を安定して支持することができ、また、チャージングバルブ30がレシーバドライヤアウトレットパイプ24の周方向に回動することを防止できる。
【0055】
このため、第3実施例の配管支持構造は、レシーバドライヤアウトレットパイプ24に取付けられたチャージングバルブ30に冷媒充填用ソケットを接続する際の荷重によって、レシーバドライヤアウトレットパイプ24が荷重支持体80の荷重支持面84上を滑って移動することを防止でき、また、チャージングバルブ30が回動することを防止でき、接続作業をさらに容易且つ確実に行うことができる。
【0056】
図17・図18は、この発明の第4実施例SG3を示すものである。第4実施例の配管支持構造は、バッテリトレイ46の側壁60に設けられる配管支持具40として、略四角柱形状の上側支持体66を設け、この上側支持体66の下方に位置され且つこの上側支持体66に対向しつつ一方に離間して位置される略四角柱形状の下側支持体68を設けている。
【0057】
また、第4実施例の配管支持構造は、配管支持部40に隣接してバッテリトレイ46の側壁60に設けられる荷重支持具42として、幅広な略台形状の荷重支持体80を設け、この荷重支持体80を支持する略三角位置形状の荷重支持壁82を設けている。荷重支持体80は、前記上側支持体66の下方に位置され且つこの上側支持体66に対向しつつ前記下側支持体68と反対側の他方に離間して位置させて設け、下側支持体68と一対になるように設けている。荷重支持体80の荷重支持面84には、基端側に突縁90を形成するとともに先端側に係止縁92を形成することにより支持溝94を形成して設けている。
【0058】
第4実施例の配管支持構造は、前述各実施例の配管支持具40を構成する一対の下側支持体68の一方を荷重支持具42により共用することができ、配管支持具40の上側支持溝70及び下側支持溝74と荷重支持具42の支持溝94とによってレシーバドライヤアウトレットパイプ24を支持することができ、荷重支持具42の荷重支持面84によってレシーバドライヤアウトレットパイプ24のチャージングバルブ30が取付けられた部位に対して反対側の部位を支持することができる。
【0059】
このため、第4実施例の配管支持構造は、配管支持具40を構成する下側支持体68を少なくし得て、部品の削減により軽量化を果たし得て、また、チャージングバルブ30への冷媒充填用ソケットの接続時の荷重によりレシーバドライヤアウトレットパイプ24が荷重支持体80の荷重支持面84上を滑って移動することを荷重支持体80の突縁90及び係止縁92によって防止でき、接続作業を容易且つ確実に行うことができる。
【0060】
なお、上述各実施例においては、配管支持部40に隣接してバッテリトレイ46の側壁60に設けられる荷重支持具42として、幅広な略台形状の荷重支持体80を設け、この荷重支持体80を下側から支持する略三角位置形状の荷重支持壁82を設けているが、これに限定されるものではない。例えば、図19の変形例SG4に示す如く、荷重支持具42は、幅広な略台形状の荷重支持体80を設け、この荷重支持体80を上側から支持するリブ形状の荷重支持体96を設けることもできるものである。
【0061】
【発明の効果】
このように、この発明の配管支持構造は、専用のクランプを要することなく配管の途中を支持し得て、チャージングバルブへの冷媒充填用ソケットの接続時に配管に作用する荷重を支持することができる。
【0062】
このため、この配管支持構造は、部品点数を削減し得て、コストの低減を果たし得て、また、冷媒充填用ソケットをチャージングバルブに接続する際の配管の変形を防止し得る。また、パワーユニットの上方の少なくとも一部を覆うように突出してエンジンルームに配設される合成樹脂製の補助構成要素に配管支持具及び荷重支持具を形成することにより、配管を短くし得て、容易に形成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明による配管支持構造の実施例を示すバッテリトレイの要部拡大正面図である。
【図2】バッテリトレイの要部拡大平面図である。
【図3】バッテリトレイの要部拡大斜視図である。
【図4】空調装置の配管構造を示す斜視図である。
【図5】レシーバドライヤアウトレットパイプの底面図である。
【図6】図5の矢印VIによる側面図である。
【図7】レシーバドライヤアウトレットパイプの平面図である。
【図8】レシーバドライヤアウトレットパイプの背面図である。
【図9】チャージングバルブの半断面図である。
【図10】バッテリトレイの平面図である。
【図11】バッテリトレイの正面図である。
【図12】バッテリトレイの側面図である。
【図13】図11のXIII−XIII線による断面図である。
【図14】第2実施例を示すバッテリトレイの要部拡大斜視図である。
【図15】第3実施例を示すバッテリトレイの要部拡大平面図である。
【図16】第3実施例を示すバッテリトレイの要部拡大正面図である。
【図17】第4実施例を示すバッテリトレイの要部拡大平面図である。
【図18】第4実施例を示すバッテリトレイの要部拡大正面図である。
【図19】変形例を示すバッテリトレイの要部拡大斜視図である。
【図20】従来例を示す空調装置の配管構造を示す斜視図である。
【符号の説明】
2 エンジンルーム
4 車室
6 空調装置
8 コンプレッサ
10 コンデンサ
12 レシーバドライヤ
14 エキスパンションバルブ
16 エバポレータ
20 ディスチャージホース
22 コンデンサアウトレットパイプ
24 レシーバドライヤアウトレットパイプ
26 サクションホース
30 チャージングバルブ
40 配管支持具
42 荷重支持具
44 バッテリ
46 バッテリトレイ
60 側壁
Claims (3)
- 車両に搭載した空調装置の配管の途中に冷媒充填用ソケットが接続されるチャージングバルブを取付けて設け、前記車両のエンジンルーム内に配設されるパワーユニットの補助構成要素に前記配管のチャージングバルブに隣接する部位を支持する配管支持具を形成して設け、この配管支持具に隣接して前記補助構成要素に前記配管のチャージングバルブが取付けられた部位に対して反対側の部位を支持する荷重支持具を形成して設け、前記配管支持具及び荷重支持具は、前記パワーユニットの上方の少なくとも一部を覆うように突出してエンジンルームに配設される合成樹脂製の補助構成要素に形成して設けたことを特徴とする配管支持構造。
- 前記補助構成要素は、前記パワーユニットに電力を供給するバッテリが搭載されるバッテリトレイであることを特徴とする請求項1に記載の配管支持構造。
- 前記補助構成要素は、前記パワーユニットに供給される電力を管理するヒューズボックスであることを特徴とする請求項1に記載の配管支持構造。
Priority Applications (1)
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|---|---|---|---|
| JP23005298A JP3830007B2 (ja) | 1998-07-31 | 1998-07-31 | 配管支持構造 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP23005298A JP3830007B2 (ja) | 1998-07-31 | 1998-07-31 | 配管支持構造 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2000043557A JP2000043557A (ja) | 2000-02-15 |
| JP3830007B2 true JP3830007B2 (ja) | 2006-10-04 |
Family
ID=16901817
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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| JP23005298A Expired - Fee Related JP3830007B2 (ja) | 1998-07-31 | 1998-07-31 | 配管支持構造 |
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-
1998
- 1998-07-31 JP JP23005298A patent/JP3830007B2/ja not_active Expired - Fee Related
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