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JP3840101B2 - エアフィルター - Google Patents
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  • Filtering Of Dispersed Particles In Gases (AREA)

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、マンション等の壁面に設けられた通気口に取り付けて使用するフィルターに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、マンション等の壁面には、外部と室内とを連通する連通穴が設けられており、該連通穴には、空気の通流量を可変する通流制御器が設けられ、通気口が確保されている。この通気口からの花粉や粉塵の進入を防止する際には、前記通流制御器にエアフィルターを取り付けていた。
【0003】
このエアフィルターは、前記通気口の開口部周縁、すなわち前記通流制御器の周縁を形成するフランジ部に両面テープで固定されるベースと、該ベースに着脱自在に取り付けられるカバーとを備えてなり、該カバーとベース間に、花粉や粉塵の進入を阻止するフィルター膜を配置した状態で保持できるように構成されている。
【0004】
前記ベースは、前記通気口の大きさに適合、つまり前記通流制御器のフランジ部に適合した外形寸法の円板状に形成されているとともに、その中央部には、前記通流制御器によって形成された通気口の内径に適合した中央開口部が設けられており、リング状に形成されている。また、前記カバーには、空気が通流する開口部が設けられており、前記通流制御器の通気口から前記ベースの中央開口部を介して流入した空気を、前記フィルター膜で濾過して、当該カバーの開口部より室内へ流入できるように構成されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、このような従来のエアフィルターにあっては、両面テープで固定されるベースが通気口に応じた大きさに形成されており、前記ベースが適合する大きさの通気口以外に取り付けることができなかった。
【0006】
ここで、前記通気口は、開口面積が大きな順に、大径、中径、及び小径の三種類の規格があり、室内面積に応じた開口面積の通気口を有した通流制御器が選択的に取り付けられるように構成されている。このため、各通気口に適合するベースを有したエアフィルターを個別に形成し、販売しなければならず、低コスト化の阻害要因となっていた。
【0007】
また、前記ベースの大きさが適合しなかった場合、購入後に返品されることもあった。
【0008】
本発明は、これら従来の課題に鑑みてなされたものであり、低コスト化を図ることができるとともに、適応範囲の広いエアフィルターを提供することを目的とするものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】
前記課題を解決するために本発明の請求項1のエアフィルターにあっては、壁面に設けられた通気口の周縁部に固定されるリング状のベースと、該ベースに着脱自在に取り付けられるカバーと、該カバー及び前記ベース間に保持されるフィルター膜とを備え、前記ベースの中央開口部を介して流入した空気を、前記フィルター膜で濾過して、前記カバーに設けられた開口部より室内へ流入するエアフィルターにおいて、リング状の前記ベースを幅広に形成し、該ベースに、前記中央開口部の外周部に延在し小径の通気口の周縁部に固定されるリング状の小径用固定領域と、該小径用固定領域の外周部に延在し中径の通気口の周縁部に固定されるリング状の中径用固定領域と、該中径用固定領域の外周部に延在し大径の通気口の周縁部に固定されるリング状の大径用固定領域とを設定した。
【0010】
すなわち、このエアフィルターを取り付ける際には、リング状のベースを壁面の通気口の周縁部に固定するとともに、このベースとカバー間にフィルター膜を配置して、前記カバーをベースに取り付ける。
【0011】
このとき、前記ベースは幅広に形成されており、中央開口部より外側へ向かうに従って、小径用固定領域と中径用固定領域と大径用固定領域とが順に設定されている。このため、小径の通気口に取り付ける際には、内側の小径用固定領域が通気口の周縁部に密着的に固定され、中径の通気口に取り付ける際には、中間に設定された前記中径用固定領域が通気口の周縁部に密着的に固定される。そして、大径の通気口に取り付ける際には、外側の大径用固定領域が通気口の周縁部に密着的に固定される。
【0012】
また、請求項2のエアフィルターにおいては、前記カバーに、前記ベース側へ突出する起立壁を設けるとともに、前記ベースに、前記カバーが取り付けられた状態で前記起立壁の側面に接触又は近接して配置される保持用リブを立設し、該保持用リブ及び前記起立壁間に前記フィルター膜を挟持する挟持構造を構成した。
【0013】
すなわち、ベースとカバー間に設けられたフィルター膜は、前記カバーに設けられた起立壁の側面と、前記ベースに設けられた保持用リブの側面との間に挟持された状態で保持される。
【0014】
さらに、請求項3のエアフィルターでは、前記ベースに設定された各固定領域の境界部分の少なくとも一箇所に段差部を設け、該段差部外周側の外側領域を、内側領域より固定面側に突出させた。
【0015】
すなわち、ベースに設定された各固定領域の境界部分の少なくとも一箇所に段差部が形成されており、該段差部外周側の外側領域が、内側領域より固定面側に突出されている。このため、この突出された部位を通気口の周縁部に固定した状態で、前記内側領域と固定部位との間に逃げ代が確保される。
【0016】
加えて、請求項4のエアフィルターにあっては、前記カバーに、前記ベース側へ突出して前記フィルター膜のカバーへの密着を阻止する突起を設けた。
【0017】
すなわち、前記カバーには、前記ベース側へ突出する突起が設けられており、保持されたフィルター膜のカバーへの密着が防止される。これにより、該カバーとフィルター膜との間に、空気が通流する通流空間が確保される。
【0018】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の一実施の形態を図に従って説明する。図1〜図6は、本実施の形態にかかるエアフィルター1を示す図であり、該エアフィルター1は、通気口2に取り付けられて使用されるものである。
【0019】
すなわち、図6に示したように、マンション等の壁面11には、室外Oと室内Iとを連通する連通穴12が開設されており、該連通穴12には、空気の通流量を可変する通流制御器13が内嵌した状態で取り付けられている。この通流制御器13は、前記連通穴12に挿入される円筒部14と、該円筒部14の端部に設けられたフランジ部15とが一体形成された本体を備えており、前記フランジ部15が室内I側の壁面11に密着した状態で固定されている。また、前記円筒部14によって形成された前記通気口2には、例えば開口面積を可変する図外の蓋部が開閉自在に設けられており、当該通流制御器13の前記円筒部14中央には、前記蓋部の開度を調整する図外のツマミが室内I側へ突設されている。そして、この通流制御器13において、前記通気口2からの花粉や粉塵の進入を防止する際には、当該通流制御器13に前記エアフィルター1を取り付ける。
【0020】
このエアフィルター1は、前記通気口2の周縁部、すなわち前記通流制御器13のフランジ部15に両面テープ21を介して固定されるベース22と、該ベース22に着脱自在に取り付けられるカバー23と、該カバー23及び前記ベース22間に保持される不織布製のフィルター膜24とによって構成されており、前記ベース22を介して室外Oから流入した空気を、前記フィルター膜24で濾過して、前記カバー23の後述する開口部から室内Iへ流入できるように構成されている。
【0021】
前記ベース22は、図1に示したように、円形リング板状に形成されており、中央部には、円形の中央開口部31が開設されている。リング状に形成されたベース22は、従来のものより幅広に形成されており、当該ベース22には、前記中央開口部31の外周部に沿ってリング状に延在する小径用固定領域32が設定されている。該小径用固定領域32の外周部には、リング状の中径用固定領域33が設定されており、該中径用固定領域33の外周部には、リング状の大径用固定領域34が設定されている。
【0022】
前記小径用固定領域32は、図2に示したように、小径の通気口2aを有した通流制御器13aのフランジ部15aに適合した大きさに設定されており、当該通流制御器13aのフランジ部15aに、両面テープ21aによって密着して固定されるように構成されている。また、前記中径用固定領域33は、中径の通気口2bを有した通流制御器13bのフランジ部15bに適合した大きさに設定されており、当該通流制御器13bのフランジ部15bに、両面テープ21bによって密着して固定されるように構成されている。さらに、前記大径用固定領域34は、大径の通気口2cを有した通流制御器13cのフランジ部15cに適合した大きさに設定されており、当該通流制御器13cのフランジ部15cに、両面テープ21cによって密着して固定されるように構成されている。
【0023】
これら各固定領域32〜34は、前記中央開口部31と同心円上に形成されており、各固定領域32〜34を、対応した通流制御器13a〜13cのフランジ部15a〜15cに固定した状態で、前記中央開口部31の中心C1が各通流制御器13a〜13cの通気口2a〜2cの中心に位置するように構成されている。
【0024】
このベース22に設定された前記中径用固定領域33と大径用固定領域34との境界部分41には、図3に示したように、段差部42が形成されており、該段差部42外周側の外側領域43は、前記段差部42の内側領域44より、前記通流制御器13のフランジ部15に固定される室外O方向の固定面45側に突出されている。
【0025】
また、前記ベース22の周縁には、室内I方向へ突出する嵌合部51が全周に渡って形成されており、該嵌合部51には、図1及び図6にも示したように、前記カバー23を着脱自在とする雄ねじとしての突条52が四箇所に突設されている。この嵌合部51の内側には、該嵌合部51よりさらに室内I方向へ突出する高さ寸法の保持用リブ53が形成されており、該保持用リブ53は、図1〜図3に示したように、当該ベース22を中心として前記境界部41に沿って延在する円筒状に形成されている。
【0026】
前記カバー23は、図4に示したように、前記ベース22に適合した円板状に形成されており、図5にも示したように、その中央部が室内I方向へ膨出するような球面状に形成されている。このカバー23の周縁には、室外O方向へ向けて突出する外嵌部61が全周に渡って形成されている。この外嵌部61の内側面には、フランジ62が突設されており、該フランジ62は、欠損されてなる切欠部63,・・・によって四分割されている。この切欠部63,・・・は、当該外嵌部61を前記ベース22の嵌合部51に外嵌する際に、該嵌合部51に設けられた突条52を挿通できる大きさに形成されている。これにより、この切欠部63を前記ベース22の前記突条52に合わせて、当該カバー23を前記ベース22に嵌着した後、前記カバー23を回転して、前記切欠部63と前記突条52の位置をずらすことによって、当該カバー23を前記ベース22に固定できるように構成されている。
【0027】
このカバー23には、図4に示したように、ハート形の開口部71,・・・が3箇所に開設されており、各開口部71,・・・を介して空気が通流するように構成されている。これらの開口部71,・・・が配置された仮想円上には、同形状の凹部72が一箇所に形成されており、該凹部72と前記開口部71,・・・とによって四つ葉のクローバー状の意匠73が形成されている。
【0028】
そして、各開口部71,・・・からは内部のフィルター膜24が目視可能になっており、該各開口部71,・・・からは、使用に従って内部のフィルター膜24の汚れ具合が確認できるようになっている。従って、フィルター膜24の交換時期を容易に判断することができる。
【0029】
また、前記意匠73の対象位置には、波形状の切り込み部74が形成されており、該切り込み部74より外周部側には、図4及び図5に示したように、室外O側に後退した後退部75が形成されている。これにより、前記切り込み部74と前記後退部75との間には、スリット76が開設されており、該スリット76を介して空気が通流するように構成されている。
【0030】
前記カバー23の外周部には、前記ベース22側である室外O側に突出する起立壁82が全周に亘って設けられている(図4参照)。該起立壁82は、当該カバー23を中心とした円弧状に形成されている。この起立壁82は、図6に示したように、前記ベース22に取り付けた状態で、該ベース22の前記保持用リブ53の内側に配置されるように構成されており、この状態において、保持用リブ53の内側面に接触又は近接するように構成されている。この起立壁82と前記保持用リブ53とによって、前記フィルター膜24を、当該起立壁82と前記保持用リブ53間に挟持する挟持構造83が構成されている。また、前記カバー23には、前記ベース22側である室外O側に突出する前記フィルター膜24の仮止め用リブ101,・・・が八箇所に設けられており、仮止め用リブ101,・・・の先端には、返し102,・・・が設けられている。各仮止め用リブ101,・・・及び返し102,・・・は、フィルター膜24をカバー23にセットした際、フィルター膜24の周縁がカバー23の仮止め用リブ101の返し102に掛け止めされることにより仮止めされ、フィルター膜24はカバー23から容易に落ちない状態になる。そして、フィルター膜24が仮止めされた状態でカバー23をベース22に取り付けることができるので、取付が容易に行えるという利点がある。
【0031】
そして、前記カバー23には、図4及び図5に示したように、前記ベース22側である室外O側に突出する突起91,・・・が三箇所に設けられている。この突起91,・・・は、前記起立壁82,・・・より中心側に形成されており、該突起91,・・・も当該カバー23を中心とした円弧状に形成されている。これにより、前記フィルター膜24のカバー23への密着を前記各突起91,・・・で阻止できるように構成されている。
【0032】
以上の構成にかかる本実施の形態において、このエアフィルター1を使用する際には、リング状のベース22を、壁面11に設けられた通流制御器13の連通口2周縁のフランジ部15に両面テープ21で固定する。一方で、カバー23にフィルター膜24をセットする。この際フィルター膜24の周縁はカバー23の仮止め用リブ101の返し102によりフィルター膜24はカバー23に仮止めされ容易に落ちない状態になる。
【0033】
そして、フィルター膜24が仮止めされたカバー23をベース22に取り付ける。
【0034】
このとき、前記ベース22は従来と比較して幅広に形成されており、中央開口部31より外側へ向かうに従って、小径用固定領域32と中径用固定領域33と大径用固定領域34とが順に設定されている。
【0035】
このため、小径の通気口2aを形成する通流制御器13aに取り付ける際には、ベース22内側の小径用固定領域32を、前記通気口2a周縁のフランジ部15aに両面テープ21aを介して密着して固定することができる。また、中径の通気口2bを形成する通流制御器13bに取り付ける際には、ベース22の中間部に設定された中径用固定領域33を、前記通気口2b周縁のフランジ部15bに両面テープ21bを介して密着して固定することができる。そして、大径の通気口2cを形成する通流制御器13cに取り付ける際には、ベース22の外側に設定された大径用固定領域34を、前記通気口2c周縁のフランジ部15cに両面テープ21cを介して密着して固定することができる。
【0036】
このように、固定用のベース22には、小径用固定領域32と中径用固定領域33と大径用固定領域34とが内側より順に設定されており、小径、中径、又は大径の通気口2a,2b,2cに適合した固定領域32〜34を選択的に利用することによって、当該ベース22を前記各通気口2a,2b,2cの周縁部に密着して固定することができる。
【0037】
したがって、ベース22が特定の通気口2に応じた大きさに形成されたため、このベース22が適合する大きさの通気口2以外に取り付けることができなかった従来と比較して、複数種の通気口2a,2b,2cに取り付けることができる。これにより、予め定められた通気口2の規格数分のベース22を用意しなければならなかった従来と比較して、製造コストを抑えることができ、低コスト化を図ることができる。
【0038】
そして、ベース22の大きさが、取り付けられる通気口2a,2b,2cに適合しないといった理由による購入後の返品も防止することができる。
【0039】
また、前記カバー23には、起立壁82,・・・が設けられているとともに、前記ベース22に、前記カバー23が取り付けられた状態で、前記起立壁82,・・・の側面に接触又は近接して配置される保持用リブ53,・・・が立設されており、前記カバー23とベース22間に設けられたフィルター膜24を、前記カバー23の起立壁82,・・・側面と、前記ベース22の保持用リブ53,・・・の側面との間に挟持した状態で保持することができる。これにより、前記フィルター膜24の挟持構造83の簡素化を図ることができ、さらなる低コスト化を図ることができる。
【0040】
さらに、前記ベース22の中径用固定領域33と大径用固定領域34との境界部41には、段差部42が形成されており、該段差部42外周側の外側領域43は、その内側領域44より固定面45側に突出されている。これにより、この突出された外側領域43の部位を通気口2周縁のフランジ部15に固定した状態で、前記内側領域44と固定部位としての通流制御器13との間に逃げ代を確保することができる。
【0041】
このため、前記通流制御器13より、空気の通流量を制御するツマミが突出する場合であっても、前記逃げ代分、前記フィルター膜24をカバー23側へ回避させることができる。
【0042】
このとき、前記カバー23は、その中央部が室内I側へ膨出した球面状に形成されているため、前記ツマミとの干渉が防止される。
【0043】
加えて、前記カバー23には、前記ベース22側へ突出する突起91,・・・が設けられており、この突起91,・・・によってフィルター膜24のカバー23への密着を防止することができる。これにより、該カバー23とフィルター膜24との間に、空気が通流する通流空間を確保することができるので、フィルター膜24がカバー23に密着してしまい、当該フィルター膜24での空気の通過領域が激減してしまう場合と比較して、不用意な濾過機能の低下を防止することができる。
【0044】
なお、本実施の形態では、起立壁82及び保持用リブ53をカバー23若しくはベース22の全周に亘って設けたが、これに限定されることなく、円弧状に複数個設けるようにしても良い。また、仮止め用リブ101は円弧状に八箇所設けるようにしたが、これに限定されず、全周に亘って設けるようにしてもいっこうにかまわない。
【0045】
【発明の効果】
以上説明したように本発明の請求項1のエアフィルターにあっては、通気口の周縁部に固定されるベースに、小径用固定領域と中径用固定領域と大径用固定領域とが内側より順に設定されており、小径、中径、又は大径の通気口に適合した固定領域を利用することによって、当該ベースを通気口の周縁部に密着的に固定することができる。
【0046】
したがって、ベースが特定の通気口に応じた大きさに形成されたため、このベースが適合する大きさの通気口以外に取り付けることができなかった従来と比較して、複数種の通気口に取り付けることができる。これにより、予め定められた通気口の規格数分のベースを用意しなければならなかった従来と比較して、製造コストを抑えることができ、低コスト化を図ることができる。
【0047】
そして、ベースの大きさが、取り付けられる通気口に適合しないといった理由による購入後の返品も防止することができる。
【0048】
また、請求項2のエアフィルターにおいては、ベースとカバー間に設けられたフィルター膜を、前記カバーに設けられた起立壁の側面と、前記ベースに設けられた保持用リブの側面との間に挟持した状態で保持することができる。これにより、前記フィルター膜の挟持構造の簡素化を図ることができ、さらなる低コスト化を図ることができる。
【0049】
さらに、請求項3のエアフィルターでは、ベースに設定された各固定領域の境界部分の少なくとも一箇所に段差部を形成し、該段差部外周側の外側領域を、内側領域より固定面側に突出させることにより、この突出された部位を通気口の周縁部に固定した状態で、前記内側領域と固定部位との間に逃げ代を確保することができる。
【0050】
このため、前記通気口が通流制御器により形成され、該通流制御器において空気の通流量を制御するツマミが突出する場合であっても、前記逃げ代分、前記フィルター膜をカバー側へ回避させることができる。
【0051】
加えて、請求項4のエアフィルターにあっては、カバーには、ベース側へ突出する突起が設けられており、この突起によってフィルター膜のカバーへの密着を防止することができる。これにより、該カバーとフィルター膜との間に、空気が通流する通流空間を確保することができるので、フィルター膜がカバーに密着してしまい、当該フィルター膜での空気の通過領域が激減してしまう場合と比較して、不用意な濾過機能の低下を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態を示すベースの平面図である。
【図2】図1のA−A線に沿った断面図である。
【図3】図2の要部拡大図である。
【図4】同実施の形態のカバーを示す平面図である。
【図5】図4のB−B線に沿った断面図である。
【図6】同実施の形態の要部の断面を示す拡大図である。
【符号の説明】
1 エアフィルター
2 通気口
11 壁面
15 フランジ部
22 ベース
23 カバー
24 フィルター膜
31 中央開口部
32 小径用固定領域
33 中径用固定領域
34 大径用固定領域
41 境界部
42 段差部
43 外側領域
44 内側領域
45 固定面
53 保持用リブ
71 開口部
76 スリット
82 起立壁
83 挟持構造
91 突起

Claims (4)

  1. 壁面に設けられた通気口の周縁部に固定されるリング状のベースと、該ベースに着脱自在に取り付けられるカバーと、該カバー及び前記ベース間に保持されるフィルター膜とを備え、前記ベースの中央開口部を介して流入した空気を、前記フィルター膜で濾過して、前記カバーに設けられた開口部より室内へ流入するエアフィルターにおいて、
    リング状の前記ベースを幅広に形成し、該ベースに、前記中央開口部の外周部に延在し小径の通気口の周縁部に固定されるリング状の小径用固定領域と、該小径用固定領域の外周部に延在し中径の通気口の周縁部に固定されるリング状の中径用固定領域と、該中径用固定領域の外周部に延在し大径の通気口の周縁部に固定されるリング状の大径用固定領域とを設定したことを特徴とするエアフィルター。
  2. 前記カバーに、前記ベース側へ突出する起立壁を設けるとともに、前記ベースに、前記カバーが取り付けられた状態で前記起立壁の側面に接触又は近接して配置される保持用リブを立設し、該保持用リブ及び前記起立壁間に前記フィルター膜を挟持する挟持構造を構成したことを特徴とする請求項1記載のエアフィルター。
  3. 前記ベースに設定された各固定領域の境界部分の少なくとも一箇所に段差部を設け、該段差部外周側の外側領域を、内側領域より固定面側に突出させたことを特徴とする請求項1又は2記載のエアフィルター。
  4. 前記カバーに、前記ベース側へ突出して前記フィルター膜のカバーへの密着を阻止する突起を設けたことを特徴とする請求項1、2又は3記載のエアフィルター。
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