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JP3853066B2 - 半導体記憶装置 - Google Patents
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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、複数のメモリが1チップに混在する半導体記憶装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、半導体製造技術の進展による集積回路の微細化に伴い、半導体装置の高集積化が進んでいる。このような背景の中、複数のメモリが混在する半導体チップ(「コンボチップ」と呼ばれる)が開発されている。このようなコンボチップとして、図5に示すように、アドレスサイズの異なる複数のメモリが1チップに集積されるものがある。このコンボチップ100は、ROM(Read Only Memory:読み出し専用メモリ)で実現された第1メモリ11とRAM(Random Access Memory)で実現された第2メモリ12と制御回路14とを備える。第1メモリ11は、アドレス信号A0,A1,…,An,An+1,…,Amを入力し、データ信号D0,D1,…,Dkを入力または出力する。第2メモリ12は、第1メモリ11よりもアドレスサイズが小さく、アドレス信号A0,A1,…,Anを入力し、データ信号D0,D1,…,Dkを入力または出力する。また、書き換え自在のメモリである第2メモリ12は、書き込みか読み出しかを制御するライトイネーブル信号WEBも入力する。図5に示すように第1メモリ11と第2メモリ12とは、アドレス信号A0,A1,…,Anとデータ信号D0,D1,…,Dkとを共用している。制御回路14は、第1メモリを選択するための選択信号ACEBと第2メモリを選択するための選択信号BCEBとを入力し、第1メモリ11をイネーブルとするかディスエーブルとするかを制御する活性化信号CSMAと、第2メモリ12をイネーブルとするかディスエーブルとするかを制御する活性化信号CSMBとを出力する。
【0003】
図5に示したコンボチップ100に内蔵された2個のメモリ11、12のうちアドレスサイズの小さい方のメモリである第2メモリ12が選択された場合(ACEB=「1」、BCEB=「0」)、外部から入力されるアドレス信号A0,A1,…,An,An+1,…,Amのうちアドレス信号An+1,…,Amは使用されない。この余剰アドレス信号An+1,…,Amは、通常は無視される。しかし、上記のようなコンボチップ100を使用するシステムによってはその余剰アドレス信号An+1,…,Amを有効として所定の処理に利用する場合もある。このようにコンボチップを使用するシステムによって、余剰アドレス信号を無効とするか有効とするかが異なる場合、半導体メーカでは、その余剰アドレスの無効、有効に対応した2種類のマスクを用意し、製造工程においていずれかのマスクを選択して使用することにより、余剰アドレスを無効にするか有効にするかを決定していた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、上記のように半導体製造工程において2種類のマスクを用意し、そのコンボチップが使用されるシステムに応じてチップを作り分けるという方法では、システムが確定しなければ、チップを製造することができず、製造にも日数を要する。また、そのチップを使用するシステムの変更により余剰アドレスを無効にするか有効にするかの選択に変更が生じた場合には、それに即座に対応することができず、その変更が生じる時点までに製造していたチップを無駄にすることになる。
【0005】
本発明は、上記問題を解決すべくなされたものであって、余剰アドレスを無効とするか有効とするかが決まらない場合や、システムの変更により余剰アドレスを無効にするか有効にするかの選択が変更された場合における、上記のような時間的損失や物質的損失を抑えることができる半導体記憶装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために成された本発明に係る半導体記憶装置は、第1メモリと該第1メモリよりもアドレスサイズが小さい第2メモリとを内蔵し、第2メモリがアドレス信号を第1メモリと共用している半導体記憶装置において、
第1メモリのアドレス信号のうち第2メモリによって共用されないアドレス信号である余剰アドレス信号により、第2メモリを活性化するか非活性化するかを制御する制御手段と、
該制御手段の前記動作を有効にするか無効にするかの設定が可能な制御動作設定手段と、
を備え
前記制御手段は、前記制御動作設定手段の設定が該制御手段の前記動作を有効にすることを示している場合は、前記余剰アドレス信号に応じて第2メモリを活性化するか非活性化するかの制御を行い、前記制御動作設定手段の設定が該制御手段の前記動作を無効にすることを示している場合は、外部からの選択信号に応じて前記第2メモリを活性化するか非活性化するかの制御を行うことを特徴としている。
【0007】
記制御動作設定手段は、制御手段の前記動作を有効とするか無効とするかを指示する信号値を記憶するための記憶手段を設けることにより実現できる。そして、この記憶手段は、レジスタのような書き換え自在の記憶回路として実現してもよいが、プログラマブルROMに前記信号値を記憶させることにより実現してもよい。また、第1および第2メモリのうち少なくとも一つがROMの場合には、そのROMに対するROMコードのプログラム工程で前記信号値が記憶手段に記憶される構成としてもよい。
また、上記制御動作設定手段は、上記のような記憶手段を有する代わりに、制御手段の前記動作を有効にするか無効にするかの設定を行うためのパッドを有し、ワイヤボンディングまたはワイヤレスボンディングを用いて該パッドと電源ラインまたは接地ラインとが接続されることにより、制御手段の前記動作を有効とするか無効とするか設定される構成してもよい。
【0008】
【発明の効果】
本発明に係る第1の半導体記憶装置によれば、余剰アドレスによって第2メモリを活性化するか否かが制御される。これは、従来はアドレスの上位ビットを使用してチップ外部で生成されていたチップセレクト信号をチップ(半導体記憶装置)内部で生成できることを意味する。また、半導体記憶装置を使用する各種のシステムに対応するために、余剰アドレスによる第2メモリの活性化制御を利用することもできる。
【0009】
更に、余剰アドレスによって第2メモリを活性化するか否かを制御する制御手段の動作を有効とするか無効とするかを設定することができる。このため、このような余剰アドレスによるメモリの活性化制御機能を有効とするか無効するかを、半導体記憶装置の製造後(後半工程以降)において設定することが可能となる。したがって、余剰アドレスによる活性化制御機能を有効とするか無効とするかが決まらない段階でも半導体記憶装置を製造することができるとともに、この半導体記憶装置を使用するシステムの変更により余剰アドレスによる活性化制御機能の有効/無効に変更があった場合でも、即座に対応でき、変更前に製造された半導体記憶装置も無駄にならない。
【0010】
【発明の実施の形態】
<実施形態1>
図1は、本発明の一実施形態(以下「実施形態1」という)の半導体記憶装置であるコンボチップ110の構成を示すブロック図である。本実施形態のコンボチップ110の基本構成は、図5に示した従来のコンボチップ100と同様であって、ROMで実現された第1メモリ11とRAMで実現された第2メモリ12と制御回路14とを備えている。また、第1メモリ11はアドレス信号A0,A1,…,An,An+1,…,Amを、第2メモリ12はアドレス信号A0,A1,…,Anをそれぞれ入力し、両メモリ11,12はアドレス信号A0,A1,…,Anを共用する点も図5のコンボチップ100と同様である。両メモリ11,12は、データ信号D0〜Dkも共用している。しかし、本実施形態のコンボチップ110は、第2メモリ12に対し、余剰アドレス信号An+1,…,Amでデコードし、第2メモリ12をイネーブルとするかディスエーブルとするかを制御する活性化信号CSMBを生成する第2メモリ制御回路16を備えており、この点で図5のコンボチップ100と相違する。
【0011】
上記コンボチップ110において、第2メモリ12の選択信号BCEBが「0」とされて第2メモリ12が選択されると、制御回路14から出力される第2メモリ選択信号SMEBが「0」となる。このとき第2メモリ制御回路16は、外部から入力されるアドレス信号A0,A1,…,An,An+1,…,Amのうち第2メモリ12のアドレス信号として使用されない余剰アドレス信号An+1,…,Amをデコードし、デコード結果として第2メモリの活性化信号CSMBを出力する。したがって、第2メモリ12が選択された場合には、第2メモリ12をイネーブルとするかディスエーブルとするかを(活性化するか非活性化するか)を余剰アドレスAn+1,…,Amによって制御することができる。
【0012】
複数のメモリチップを有する従来のシステムでは、チップ外部でアドレスの上位ビットを使用してチップセレクト信号が作成されていたが、上記のようなコンボチップ110によれば、第2メモリ12が選択された場合には余剰アドレスを用いてチップ内部でチップセレクト信号を作成することができる(余剰アドレス信号による上記デコード動作がチップセレクト信号の生成に対応する)。このように、余剰アドレスの入力をデコードして内部メモリの活性化信号CSMBを制御することにより、各種システムに使用できる半導体チップを実現できる。また、メモリのアドレス空間が2の整数乗でない場合には、対応するメモリ領域の存在しないアドレスがアドレス信号により指定されることがあるが、このようなアドレスに対応して活性化信号CSMBを制御することにより、各種のシステムに対応することが可能となる。
【0013】
<実施形態2>
図2は、本発明の第2の実施形態(以下「実施形態2」という)の半導体記憶装置であるコンボチップ120の構成を示すブロック図である。本実施形態のコンボチップ120の構成要素のうち図1に示した上述のコンボチップ110の構成要素と同一の部分については同一の符号を付してその説明を省略する。
【0014】
本実施形態においても、第2メモリ制御回路18は、第2メモリ12が選択された場合(SMEB=「0」)に余剰アドレスAn+1,…,Amに応じて第2メモリ12の活性化を制御する機能(以下「余剰アドレスによる活性化制御機能」という)を有している。本実施形態では、これに加えて、余剰アドレスによる活性化制御機能を有効とするか無効とするかを設定することが可能であり、このための設定手段として記憶回路20が設けられている。記憶回路20に記憶された値は信号ADSEL(以下、この信号を「活性化制御設定信号」という)として第2メモリ制御回路18に入力され、これにより、第2メモリ制御回路18による余剰アドレス制御機能を有効とするか無効とするかが制御される。
【0015】
図3は、第2メモリ制御回路18の内部構成を示す回路図である。第2メモリ制御回路18は、外部から入力されるアドレス信号A0,A1,…,An,An+1,…,Amのうち第2メモリ12のアドレス信号として使用されない余剰アドレス信号An+1,…,Amが所定の値のときにのみ「0」となる余剰アドレスデコード信号ADEを生成する(図3に示した例では、余剰アドレス信号An+1,…,Amが全て「0」の場合に余剰アドレスデコード信号ADEが「0」となる)。そして、この余剰アドレスデコード信号ADEと記憶回路20からの活性化制御設定信号ADSELとの論理積として信号ADENBを生成し、この信号ADENBと制御回路14からの第2メモリ選択信号SMEBとの論理和として第2メモリの活性化信号CSMBを生成する。
【0016】
上記のように構成されたコンボチップ120では、活性化制御設定信号ADSELが「1」に設定されている場合において、余剰アドレス信号An+1,…,Amが所定の値のとき(図3に示した例では余剰アドレス信号An+1,…,Amが全て「0」のとき)にのみ、ADE信号が「0」、ADENB信号が「0」となる。したがって、このとき制御回路14からの第2メモリ選択信号SMEBが「0」であれば、第2メモリの活性化信号CSMBは「0」となる(図3参照)。この活性化信号CSMBは第2メモリ12に入力され、第2メモリ12が活性化される(イネーブル状態となる)。余剰アドレス信号An+1,…,Amが前記所定の値でないときには、ADE信号が「1」、ADENB信号が「1」となり、したがって、制御回路14からの第2メモリ選択信号SMEBに拘わらず、第2メモリの活性化信号CSMBは「1」となり(図3参照)、第2メモリ12は非活性状態(ディスエーブル状態)となる。このように活性化制御設定信号ADSELが「1」に設定されている場合において第2メモリ12が選択されているときには(SMEB=「0」)、第2メモリ12の活性化/非活性化が余剰アドレス信号An+1,…,Amによって決まる。
【0017】
一方、活性化制御設定信号ADSELが「0」に設定されている場合には、余剰アドレスによる活性化制御機能が無効とされ、余剰アドレス信号An+1,…,Amに拘わらずADENB信号が「0」となる。この場合、制御回路14からの第2メモリ選択信号SMEBが「0」か「1」かに応じて、第2メモリの活性化信号CSMBは「0」または「1」となり、それに応じて第2メモリ12がイネーブル状態またはディスエーブル状態となる。
【0018】
上記の活性化制御設定信号ADSELの値を設定するための記憶回路20は、書き換え自在のレジスタなどとして実現してもよいし、プログラマブルROM(PROM)により実現してもよい。PROMとして実現する場合、例えばヒューズ回路を形成し、高電圧でヒューズ部分を溶断したり、レーザでヒューズ部分を加工したりすることで、活性化制御設定信号ADSELの値を設定することができる。
【0019】
コンボチップ120における第1メモリ11と第2メモリ12のうち一方がROMで実現されている場合には、そのROMコードのプログラム工程で記憶回路20に活性化制御設定信号ADSELの値を設定するような構成としてもよい。なお、PROMやROMコードのプログラム工程では活性化制御設定信号ADSELの値を1度設定すると変更できないが、書き換え可能な不揮発性メモリを用いた場合には、活性化制御設定信号ADSELの値を設定し直すことができ、しかも電源が遮断されても設定内容が保持される。
【0020】
また、図4に示すように、活性化制御設定信号ADSELを第2メモリ制御回路18に伝達するための信号線が接続されるパッド101を設け、そのパッド101と電源ラインVccのパッド102との間、または、そのパッドと接地ラインGNDのパッド103との間のいずれかをワイヤボンディングによって接続することにより、活性化制御設定信号ADSELの値を設定するようにしてもよい。さらにまた、ワイヤボンディングに代えてワイヤレスボンディングにより、パッド101と電源ラインVccまたは接地ラインGNDとを接続するようにしてもよい。
【0021】
以上のような本実施形態によれば、余剰アドレスAn+1,…,Amに応じて第2メモリ12の活性化を制御する機能(余剰アドレスによる活性化制御機能)を有効とするか無効とすかが記憶回路20に記憶された値(またはパッドに対するワイヤリング)により設定される。したがって、余剰アドレスによる活性化制御機能の設定を当該コンボチップの製造後(後半工程以降)において行うことが可能となる。その結果、余剰アドレスを有効とするか無効とするかが決まらない段階でもコンボチップを製造することができる。また、このチップを使用するシステムの変更により余剰アドレスの有効/無効に変更があった場合にも即座に対応でき、その変更前に製造されたチップも無駄にならない。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施形態(実施形態1)の半導体記憶装置であるコンボチップの構成を示すブロック図。
【図2】 本発明の第2の実施形態(実施形態2)の半導体記憶装置であるコンボチップの構成を示すブロック図。
【図3】 実施形態2における第2メモリ制御回路の内部構成を示す回路図。
【図4】 実施形態2における活性化制御設定信号ADSELの値の設定手段の一例を示す図。
【図5】 従来のコンボチップの構成を示すブロック図。
【符号の説明】
11 …第1メモリ
12 …第2メモリ
14 …制御回路
16,18 …第2メモリ制御回路
20 …記憶回路
101 …活性化制御設定信号ADSELのパッド
102 …電源ラインのパッド
103 …接地ラインのパッド
110,120 …コンボチップ
ADSEL …活性化制御設定信号
A0〜Am …アドレス信号
An+1〜Am …余剰アドレス信号
CSMB …第2メモリの活性化信号

Claims (5)

  1. 第1メモリと該第1メモリよりもアドレスサイズが小さい第2メモリとを内蔵し、第2メモリがアドレス信号を第1メモリと共用している半導体記憶装置において、
    第1メモリのアドレス信号のうち第2メモリによって共用されないアドレス信号である余剰アドレス信号により、第2メモリを活性化するか非活性化するかを制御する制御手段と、
    該制御手段の前記動作を有効にするか無効にするかの設定が可能な制御動作設定手段と、
    を備え
    前記制御手段は、前記制御動作設定手段の設定が該制御手段の前記動作を有効にすることを示している場合は、前記余剰アドレス信号に応じて第2メモリを活性化するか非活性化するかの制御を行い、前記制御動作設定手段の設定が該制御手段の前記動作を無効にすることを示している場合は、外部からの選択信号に応じて前記第2メモリを活性化するか非活性化するかの制御を行うことを特徴とする半導体記憶装置。
  2. 請求項1に記載の半導体記憶装置において、
    前記制御動作設定手段は、制御手段の前記動作を有効にするか無効にするかを指示する信号値を記憶するための記憶手段を有することを特徴とする半導体記憶装置。
  3. 請求項2に記載の半導体記憶装置において、
    前記記憶手段は、プログラマブルROMを有し、該プログラマブルROMに前記信号値を記憶させることを特徴とする半導体記憶装置。
  4. 請求項に記載の半導体記憶装置において、
    前記第1および第2メモリのうち少なくとも一つがROMであり、前記記憶手段は、該ROMに対するROMコードのプログラム工程で前記信号値が記憶される構成であることを特徴とする半導体記憶装置。
  5. 請求項に記載の半導体記憶装置において、
    前記制御動作設定手段は、制御手段の前記動作を有効にするか無効にするかを設定するためのパッドを有し、ワイヤボンディングまたはワイヤレスボンディングを用いて該パッドと電源ラインまたは接地ラインとが接続されることにより、制御手段の前記動作を有効にするか無効にするかの設定が行われることを特徴とする半導体記憶装置。
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