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JP3856817B2 - 金属触媒と漂白剤とポリアミンn‐オキシド重合体とを含有する染料移動抑制組成物 - Google Patents
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JP3856817B2 - 金属触媒と漂白剤とポリアミンn‐オキシド重合体とを含有する染料移動抑制組成物 - Google Patents

金属触媒と漂白剤とポリアミンn‐オキシド重合体とを含有する染料移動抑制組成物 Download PDF

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Description

技術分野
本発明は、洗浄時の布帛間の染料移動(色移り)を抑制するための組成物および方法に関する。
背景技術
現代の布帛洗濯操作時に生ずる最もしつこいやっかいな問題の1つは、ある種の着色布帛が染料を洗濯液に放出する傾向があることである。そのような染料は、洗浄すべき他の布帛上に移動する。
この問題を克服する1つの方法は、洗浄液中の他の物品に接触する機会が生じる前に染色布帛から洗い出る不堅牢染料を複合化または吸着する方法であろう。
重合体、例えば、EP−A第102 923号明細書、DE−A第2 814 329号明細書、FR−A第2144 721号明細書およびEP第265 257号明細書に開示のものは、染料移動を抑制するために洗剤組成物内で使用されてきた。
同時係属EP特許出願第92202168.8号明細書は、ポリアミンN−オキシド含有重合体を含む染料移動抑制組成物を記載している。
染料移動の問題を克服する別の方法は、洗浄液中の他の物品に接触する機会が生じる前に染色布帛から洗い出る不堅牢染料を漂白する方法であろう。
懸濁または可溶化された染料は、既知の漂白剤を使用することによって溶液中で或る程度酸化できる。
英国特許第2 101 167号明細書は、希釈時に活性化されて過酸化水素を生成する過酸化水素前駆物質を含有する安定な液体漂白組成物を記載している。
しかしながら、同時に、布帛上に実際に残る染料を漂白しないこと、即ち、色損傷を生じないことが重要である。
米国特許第4,077,768号明細書は、酸化漂白剤と鉄ポルフィンなどの触媒化合物との併用によって染料移動を抑制するための方法を記載している。
1991年10月9日出願の同時係属EP特許出願第91202655.6号明細書は、過酸化水素を発生できる酵素系およびポルフィン触媒を含む染料移動抑制組成物に関する。
ポリアミンN−オキシド重合体および金属触媒は、単独で取られる触媒系または重合体系と比較して、優れた相乗染料移動抑制性を与えることが今や驚異的なことに見出された。この知見は、少量の触媒(このことは触媒の布帛上への付着の問題を減少する)で優秀な染料移動抑制性を示す処方物を処方することを可能にする。
本発明の別の態様によれば、着色布帛を包含する洗濯操作のための方法も提供される。
発明の開示
本発明は、ポリアミンN−オキシド含有重合体および金属触媒および効率的な量の漂白剤を含む染料移動抑制組成物に関する。
発明を実施するための最良の形態
ポリアミンN−オキシド含有重合体
本発明の組成物は、必須エレメントとして、下記の構造式
Figure 0003856817
〔式中、Pは重合性単位(それにR−N−O基は結合でき、またはR−N−O基は重合性単位の一部分を構成し、または両方の組み合わせである)であり、
Aは
Figure 0003856817
であり;
xは0または1であり;Rは脂肪族、エトキシ化脂肪族、芳香族、複素環式または脂環式基またはそれらの組み合わせ(それにN−O基の窒素は結合でき、またはN−O基の窒素はこれらの基の一部分である)である〕
を有する単位を含有するポリアミンN−オキシド重合体を含む。
N−O基は、下記の一般構造
Figure 0003856817
(式中、R1、R2、R3は脂肪族基、芳香族、複素環式または脂環式基またはそれらの組み合わせであり、xまたは/およびyまたは/およびzは0または1であり、N−O基の窒素は結合でき、またはN−O基の窒素はこれらの基の一部分を構成する)
で表わすことができる。
N−O基は、重合性単位(P)の一部分であることができ、または重合体主鎖に結合でき、または両方の組み合わせであることができる。
N−O基が重合性単位の一部分を構成する好適なポリアミンN−オキシドは、Rが脂肪族、芳香族、脂環式または複素環式基から選ばれるポリアミンN−オキシドからなる。
1つの種類の前記ポリアミンN−オキシドは、N−O基の窒素がR基の一部分を構成する群のポリアミンN−オキシドからなる。好ましいポリアミンN−オキシドは、Rが複素環式基、例えば、ピリジン、ピロール、イミダゾール、ピロリジン、ピペリジンおよびそれらの誘導体であるものである。
別の種類の前記ポリアミンN−オキシドは、N−O基の窒素がR基に結合されている群のポリアミンN−オキシドからなる。
他の好適なポリアミンN−オキシドは、N−O基が重合性単位に結合されているポリアミンオキシドである。好ましい種類のこれらのポリアミンN−オキシドは、一般式(I)(式中、RはN−O官能基の窒素が前記R基の一部分である芳香族、複素環式または脂環式基である)を有するポリアミンN−オキシドである。
これらの種類の例は、Rが複素環式化合物、例えば、ピリジン、ピロール、ィミダゾールおよびそれらの誘導体であるポリアミンオキシドである。
別の好ましい種類のポリアミンN−オキシドは、一般式(I)(式中、RはN−O官能基の窒素が前記R基に結合されている芳香族、複素環式または脂環式基である)を有するポリアミンオキシドである。
これらの種類の例は、R基がフェニルなどの芳香族であることができるポリアミンオキシドである。
生成するアミンオキシド重合体が水溶性であり且つ染料移動抑制性を有する限り、いかなる重合体主鎖も、使用できる。好適な重合体主鎖の例は、ポリビニル、ポリアルキレン、ポリエステル、ポリエーテル、ポリアミド、ポリイミド、ポリアクリレートおよびそれらの混合物である。
本発明のアミンN−オキシド重合体は、典型的には、アミン対アミンN−オキシドの比率10:1から1:1000000を有する。しかしながら、ポリアミンオキシド重合体に存在するアミンオキシド基の量は、適当な共重合により、または適当なN−酸化度により変更できる。好ましくは、アミン対アミンN−オキシドの比率は、3:1から1:1000000である。本発明の重合体は、実際には、一方の単量体型がアミンN−オキシドであり且つ他方の単量体型がN−オキシドであるかそうではないかのいずれかであるランダムまたはブロック共重合体を包含する。
ポリアミンN−オキシドのアミンオキシド単位は、pKa<10、好ましくはpKa<7、より好ましくはpKa<6を有する。
ポリアミンオキシドは、ほとんどいかなる重合度でも得ることができる。物質が所望の水溶性および染料懸濁力を有するならば、重合度は、臨界的ではない。
典型的には、平均分子量は、500〜1000,000、より好ましくは1000〜500,000、最も好ましくは5000〜100,000の範囲内である。
本発明のポリアミンN−オキシドは、典型的には、染料移動抑制組成物の0.01〜10重量%、より好ましくは0.05〜1重量%、最も好ましくは0.05〜0.5重量%存在する。
金属触媒
洗浄液中の触媒の好ましい使用範囲は、10-8モル〜10-3モル、より好ましくは10-6〜10-4モルである。
必須の金属ポルフィン構造は、添付図面で式Iに指摘するように可視化してもよい。式I中、ポルフィン構造の原子位置は、通常のように番号をつけ且つ二重結合は、通常のように入れる。他の式中、二重結合は、図面で省略するが、実際にはIと同様に存在する。
好ましい金属ポルフィン構造は、式Iの5、10、15および20炭素位の1以上において(メソ位)
Figure 0003856817
(式中、nおよびmは0または1であってもよく;Aは水溶化基、例えば、サルフェート、スルホネート、ホスフェートまたはカルボキシレート基から選ばれ;BはC〜C10アルキル、C〜C10ポリエトキシアルキルおよびC〜C10ヒドロキシアルキルからなる群から選ばれる)
からなる群から選ばれるフェニルまたはピリジル置換基で置換されたものである。
好ましい分子は、フェニルまたはピリジル基上の置換基が−CH、−C、−CHCHCHSO−、−CH−−、および−CHCH(OH)CHSO−、−SOからなる群から選ばれるものである。
特に好ましい金属ポルフィンは、分子が5、10、15、および20炭素位において置換基
Figure 0003856817
で置換されたものである。
この好ましい化合物は、金属テトラスルホン化テトラフェニルポルフィンとして既知である。記号Xは、(=CY−)(式中、各Yは独立に水素、塩素、臭素、フッ素またはメソ置換アルキル、シクロアルキル、アラルキル、アリール、アルカリールまたはヘテロアリールである)である。
式Iの記号Xは、陰イオン、好ましくはOHまたはC1を表わす。式Iの化合物は、残りの炭素位の1以上においてC〜C10アルキル、ヒドロキシアルキルまたはオキシアルキル基で置換してもよい。
Figure 0003856817
ポルフィン誘導体としては、クロロフィル、クロリン、即ち、イソバクテリオクロリンおよびバクテリオクロリンも挙げられる。
金属ポルフィリンおよびその水溶性または水分散性誘導体は、式II
Figure 0003856817
(式中、Xはアルキル、アルキルカルボキシ、アルキルヒドロキシル、ビニル、アルケニル、アルキルサルフェート、アルキルスルホネート、サルフェート、スルホネート、アリールであることができる)
で与えられる構造を有する。
式IIの記号Xは、陰イオン、好ましくはOHまたはClを表わす。
記号Xはアルキル、アルキルカルボキシ、アルキルヒドロキシル、ビニル、アルケニル、アルキルサルフェート、アルキルスルホネート、サルフェート、スルホネートであることができる。
金属フタロシアニンおよび誘導体は、式IIIに示す構造を有する(フタロシアニン構造の原子位置は通常のように番号をつける)。前記構造中の陰イオン基は、ナトリウムおよびカリウム陽イオンまたは構造を水溶性のままにしておく他の非妨害陽イオンからなる群から選ばれる陽イオンを含有する。好ましいフタロシアニン誘導体は、金属フタロシアニントリスルホネートおよび金属フタロシアニンテトラスルホネートである。
Figure 0003856817
本発明に可能な別の形の置換は、Fe、Mn、Co、Rh、Cr、Ru、Moまたは他の遷移金属による中心金属の置換である。
なお多数の考慮は、基本ポルフィンまたはアザポルフィン構造の変形または置換基を選ぶ際に有意である。第一に、入手できるか容易に合成できる化合物を選ぶであろう。
このこと以外に、置換基の選択は、水中または洗剤溶液中の触媒の溶解度を制御するために使用できる。もう一度、特に固体表面に結合された染料を攻撃するのを回避することが望まれる場合には、置換基は、表面に対する触媒化合物の親和力を制御できる。このように、強く負に荷電された置換化合物、例えば、テトラスルホン化ポルフィンは、負に荷電された汚れた表面によって反発されることがあり、それゆえ固定された染料上への攻撃を生じないらしい一方、陽イオンまたは双性化合物は、このような汚れた表面に引き付けられるか少なくとも反発されないことがある。
効率的な量の漂白剤
本発明に係る染料移動抑制組成物は、効率的な量の漂白剤を含む。
本発明によれば、効率的な量の漂白剤は、定義によって、漂白剤触媒と組み合わせて当業者によって確認される最適条件下で達成できる染料酸化の最大(Z)%の40%〜100%、好ましくは40%〜60%、より好ましくは60%〜80%、最も好ましくは80%〜100%である染料酸化の水準をもたらす漂白剤の必要量である。
本発明に好適な漂白剤は、活性化または非活性化漂白剤であることができる。
好ましくは、本発明に好適な漂白剤としては、過酸素漂白剤が挙げられる。好適な水溶性固体過酸素漂白剤の例としては、過酸化水素放出剤、例えば、過酸化水素、ペルボレート、例えば、ペルボレート1水和物、ペルボレート4水和物、ペルサルフェート、ペルカーボネート、ペルオキシジサルフェート、ペルホスフェートおよび過酸化水素化物が挙げられる。好ましい漂白剤は、ペルカーボネートおよびペルボレートである。
過酸化水素放出剤は、テトラアセチルエチレンジアミン(TAED)、ノナノイルオキシベンゼンスルホネート(米国特許第4,412,934号明細書に記載のNOBS)、3,5,5−トリメチルヘキサノールオキシベンゼンスルホネート(EP第120,591号明細書に記載のISONOBS)、ペンタアセチルグルコース(PAG)などの漂白活性剤(それらは過加水分解して活性漂白種として過酸を生成して、改善された漂白効果をもたらす)と併用できる。
また、過酸化水素は、開始時、または洗浄および/またはすすぎプロセス時に過酸化水素を発生できる酵素系(即ち、酵素およびそのための基質)を加えることによって存在してもよい。このような酵素系は、1991年10月9日出願のEP特許出願第91202655.6号明細書に開示されている。
本発明に好適な他の過酸素漂白剤としては、過カルボン酸などの有機ペルオキシ酸が挙げられる。
試験法
所定の触媒濃度、温度およびpHの場合には、下記の2種の試験法が、染料酸化の最大の水準、即ち、Zを与える最適の漂白剤量を算定するために使用できる。
(a)溶液中染料漂白
洗剤溶液中、染料の初濃度(例えば、40ppm)および触媒の初濃度を固定する。当業者に既知の方法に従ってUV−Vis分光光度計を使用して、この溶液の吸光度スペクトルを記録する。所定の濃度の漂白剤(H2O2、オキソン、ペルカーボネート、ペルボレート、活性化漂白剤など)を加え、染料と触媒とを含有する溶液を攪拌する。30分間攪拌後、溶液の吸光度スペクトルを再度記録する。次いで、染料酸化の量は、染料の場合の吸光度極大の変化から求めることができる。実験条件を同じに保って、漂白剤の量を変化して最大染料酸化を達成する。
(b)布帛から別の布帛への染料移動の減少
洗濯機またはラウンダーオメーターのいずれかにおいて、既知のブリード布帛および既知の非着色ピックアップトレーサー(例えば、綿)を洗浄負荷に加える。洗浄サイクルを模擬した後、当業者に既知の方法に従ってトレーサーによってピックアップされた染料の量を測定する。今や別個の洗濯機に、同量のブリード布帛およびピックアップトレーサー、固定量の染料を加え、漂白剤量を変化する。ピックアップトレーサー上への染料移動の水準を測定し、漂白剤の量を変化して染料移動を最小限にする。このようにして、最適の漂白剤濃度は、決定できる。
洗剤補助剤
広範囲の界面活性剤は、洗剤組成物で使用できる。陰イオン界面活性剤、非イオン界面活性剤、両性界面活性剤および双性界面活性剤、およびこれらの界面活性剤の種の典型的なリストは、1972年5月23日にノリスに発行の米国特許第3,664,961号明細書に与えられている。
陰イオン界面活性剤の混合物、特に5:1から1:2、好ましくは3:1から2:3、より好ましくは3:1から1:1の重量比のスルホネート界面活性剤とサルフェート界面活性剤との混合物が、ここで特に好適である。好ましいスルホネートとしては、アルキル基中に9〜15個、特に11〜13個の炭素原子を有するアルキルベンゼンスルホネート、および脂肪酸がC12〜C18脂肪源、好ましくはC16〜C18脂肪源に由来するα−スルホン化メチル脂肪酸エステルが挙げられる。各々の場合に、陽イオンは、アルカリ金属、好ましくはナトリウムである。好ましいサルフェート界面活性剤は、アルキル基中に12〜18個の炭素原子を有するアルキルサルフェート(場合によってアルキル基中に10〜20個、好ましくは10〜16個の炭素原子を有し且つ平均エトキシ化度1〜6を有するエトキシサルフェートとの混合物)である。ここで好ましいアルキルサルフェートの例は、タローアルキルサルフェート、ココナツアルキルサルフェート、およびC14〜15アルキルサルフェートである。各々の場合の陽イオンは、再度、アルカリ金属陽イオン、好ましくはナトリウムである。
本発明で有用な1つの種類の非イオン界面活性剤は、平均親水性親油性バランス(HLB)8〜17、好ましくは9.5〜13.5、より好ましくは10〜12.5を有する界面活性剤を与えるための疎水部分とエチレンオキシドとの縮合物である。疎水(親油)部分は、性状が脂肪族または芳香族であってもよく且つ特定の疎水基と縮合するポリオキシエチレン基の長さは、親水性エレメントと疎水性エレメントとの間の所望のバランス度を有する水溶性化合物を生成するように容易に調整できる。
この種の特に好ましい非イオン界面活性剤は、アルコール1モル当たり3〜8モルのエチレンオキシドを含有するC〜C15第一級アルコールエトキシレート、特にアルコール1モル当たり6〜8モルのエチレンオキシドを含有するC14〜C15第一級アルコールおよびアルコール1モル当たり3〜5モルのエチレンオキシドを含有するC12〜C14第一級アルコールである。
別の種類の非イオン界面活性剤は、一般式
RO(C2nO)
(式中、Zはグルコースに由来する部分であり;Rは12〜18個の炭素原子を有する飽和アルキル疎水基であり;tは0〜10であり、nは2または3であり;xは1.3〜4である)
のアルキルポリグルコシド化合物(化合物は未反応脂肪アルコール10%未満および短鎖アルキルポリグルコシド50%未満を包含する)からなる。この種の化合物および洗剤での用途は、EP−B第0 070 077号明細書、第0 075 996号明細書および第0 094 118号明細書に開示されている。
また、式
Figure 0003856817
(式中、RはHであるか、RはC1〜4ヒドロカルビル、2−ヒドロキシエチル、2−ヒドロキシプロピルまたはそれらの混合物であり、RはC5〜31ヒドロカルビルであり、Zは鎖に直結された少なくとも3個のヒドロキシルを有する線状ヒドロカルビル鎖を有するポリヒドロキシヒドロカルビル、またはそのアルコキシ化誘導体である)
のポリヒドロキシ脂肪酸アミド界面活性剤は、非イオン界面活性剤として好適である。好ましくは、Rはメチルであり、RはC11〜15アルキルまたはアルケニル直鎖、例えば、ココナツアルキルまたはそれらの混合物であり、Zは還元アミノ化反応においてグルコース、フルクトース、マルトース、ラクトースなどの還元糖から誘導される。
本発明に係る組成物は、ビルダー系を更に含んでもよい。アルミノシリケート物質、シリケート、ポリカルボキシレートおよび脂肪酸、エチレンジアミンテトラアセテートなどの物質、アミノポリホスホネートなどの金属イオン封鎖剤、特にエチレンジアミンテトラメチレンホスホン酸およびジエチレントリアミンペンタメチレンホスホン酸を含めていかなる通常のビルダー系も、ここで使用するのに好適である。自明の環境上の理由で余り好ましくないが、ホスフェートビルダーも、ここで使用できる。
好適なビルダーは、無機イオン交換物質、通常無機水和アルミノシリケート物質、より特に水和合成ゼオライト、例えば、水和ゼオライトA、X、BまたはHSであることができる。
別の好適な無機ビルダー物質は、層状シリケート、例えば、SKS−6(ヘキスト)である。SKS−6は、ケイ酸ナトリウム(NaSi)からなる結晶性層状シリケートである。
ここで使用するのに好適なポリカルボキシレートビルダーとしては、クエン酸(好ましくは水溶性塩の形)、式 R−CH(COOH)CH2(COOH)(式中、RはC10〜20アルキルまたはアルケニル、好ましくはC12〜16であるか、Rはヒドロキシル、スルホスルホキシルまたはスルホン置換基で置換できる)のコハク酸の誘導体が挙げられる。特定例としては、コハク酸ラウリル、コハク酸ミリスチル、コハク酸パルミチル、コハク酸2−ドデセニル、コハク酸2−テトラデセニルが挙げられる。スクシネートビルダーは、好ましくは、ナトリウム塩、カリウム塩、アンモニウム塩およびアルカノールアンモニウム塩を含めて水溶性塩の形で使用される。
他の好適なポリカルボキシレートは、オキソジスクシネートおよびタルトレートモノコハク酸とタルトレートジコハク酸との混合物、例えば、米国特許第4,663,071号明細書に記載のものである。
特に本発明の液体処方物の場合には、ここで使用するのに好適な脂肪酸ビルダーは、飽和または不飽和C10〜18脂肪酸、並びに対応石鹸である。
好ましい飽和種は、アルキル鎖中に12〜16個の炭素原子を有する。好ましい不飽和脂肪酸は、オレイン酸である。
粒状組成物で使用するのに好ましいビルダー系は、ゼオライトAなどの水不溶性アルミノシリケートビルダーとクエン酸などの水溶性カルボキシレートキレート化剤との混合物を包含する。
本発明の目的で粒状組成物で使用するためのビルダー系の一部分を構成できる他のビルダー物質としては、アルカリ金属の炭酸塩、重炭酸塩、ケイ酸塩などの無機物質、および有機ホスホネート、アミノポリアルキレンホスホネート、アミノポリカルボキシレートなどの有機物質が挙げられる。
他の好適な水溶性有機塩は、単独重合体または共重合体酸またはそれらの塩(ポリカルボン酸は2個以下の炭素原子によって互いに分離された少なくとも2個のカルボキシル基を含む)である。
この種の重合体は、英国特許第1,596,756号明細書に開示されている。このような塩の例は、分子量2000〜5000のポリアクリレートおよびそれらと無水マレイン酸との共重合体(このような共重合体は分子量20,000〜70,000、特に約40,000を有する)である。
洗浄性ビルダー塩は、通常、組成物の10〜80重量%、好ましくは20〜70重量%、最も通常30〜60重量%の量で配合する。
洗剤組成物で使用されている他の成分、例えば、漂白剤、増泡剤または抑泡剤、酵素およびそのための安定剤または活性剤、汚れ沈殿防止剤、防汚剤、光学増白剤、研磨剤、殺細菌剤、曇り抑制剤、着色剤、および香料は、使用してもよい。
或る種のカラーケア上の利益も与えるテクノロジーとの組み合わせは、特に好ましい。これらのテクノロジーの例は、ポリビニルピロリドン重合体および染料移動抑制性を有する他の重合体である。前記テクノロジーの別の例は、色維持/若返り用セルラーゼである。
他の例は、1992年1月31日出願のEP第92870017.8号明細書に開示の重合体および1992年1月31日出願のEP第92870018.6号明細書に開示の酵素酸化捕捉剤である。1992年1月31日出願のEP第92870019.4号明細書に開示のアミンベース触媒安定剤も、特に好適である。
本発明に係る洗剤組成物は、液体、ペーストまたは粒状形であることができる。本発明に係る粒状組成物は、「コンパクト形」であることもでき、即ち、通常の粒状洗剤より比較的高い密度、即ち、550〜950g/lを有していてもよく;このような場合には、本発明に係る粒状洗剤組成物は、通常の粒状洗剤と比較して少量の「無機充填剤塩」を含有するであろうし;典型的な充填剤塩は、硫酸および塩化物のアルカリ土類金属塩、典型的には、硫酸ナトリウムであり;「コンパクト」洗剤は、典型的には、充填剤塩10%以下を含む。本発明に係る液体組成物は、「コンパクト」形であることもできる。このような場合には、本発明に係る液体洗剤組成物は、通常の液体洗剤と比較して少量の水を含有するであろう。
また、本発明は、着色布帛を包含する布帛洗濯操作時に遭遇する可溶化懸濁染料の1つの布帛から別の布帛への染料移動の抑制法に関する。
方法は、布帛を前記のような洗濯液と接触することからなる。
本発明の方法は、好都合には、洗浄法のコースで行う。洗浄法は、好ましくは、5℃〜75℃、特に20〜60℃で行うが、重合体は、95℃までで有効である。処理液のpHは、好ましくは、7〜11、特に7.5〜10.5である。
本発明の方法および組成物は、洗濯操作時に添加剤としても使用できる。
下記の例は、本発明の組成物を例証することを意味するが、本発明の範囲を限定するか、さもなければ規定することを必ずしも意味せず、前記範囲は以下の請求の範囲に従って決定される。
例I
30分洗浄サイクルを模擬するラウンダーオメーター試験を使用して、異なる着色布帛からの染料移動の程度を研究した。ラウンダーオメータービーカーは、洗剤溶液(pH7.5〜10.5)200ml、着色布帛の10cm×10cmの片およびブリード染料用ピックアップトレーサーとして使用するマルチファイバー見本を含有する。マルチファイバー見本は、縫い合わされた異なる材料(ポリアセテート、綿、ポリアミド、ポリエステル、羊毛およびオーロン)製の6ストリップ(各々1.5cm×1.5cm)からなる。
染料移動の程度は、ハンターa、b値の変化を表わし且つ下記の式
ΔC={(a−a+(b−b1/2
(式中、下付き文字iおよびfはそれぞれブリード布帛の存在下で洗浄前および洗浄後のハンター値を意味する)によって定義されるc値によって報告する。
例I(a):ポリ(4−ビニルピリジン−N−オキシド)およびFeTPPS
実験条件は、次の通りである。
A:染料移動抑制系なしの洗剤溶液。
B:鉄−テトラスルホン化フェニルポルフィリン(FeTPPS)10ppmと前記試験法から測定されたような最適量の漂白剤とを含有する洗剤溶液。
C:ポリ(4−ビニルピリジン−N−オキシド)(PVNO)10ppmを含有する洗剤溶液。
D:FeTPPS 10ppmとポリ(4−ビニルピリジン−N−オキシド)10ppmとを含有する洗剤溶液。
Figure 0003856817
ΔC値が高ければ高い程、ピックアップ見本上に移動された染料は多い。
結論:組み合わされたPVNOとFeTPPSとからの染料移動抑制上の効果は、すべての場合に、触媒単独または重合体単独のいずれかによって与えられる利益より良い。加えて、相加効果が観察されるだけではなく、これらの結果は触媒とポリ(4−ビニルピリジン−N−オキシド)との間の真の相乗作用も示す。
例I(b):ポリ(4−ビニルピリジン−N−オキシド)およびMnPc
実験条件は、次の通りである。
A:染料移動抑制系なしの洗剤溶液。
B:Mn−フタロシアニンテトラスルホン化物(MnPC)10ppmと前記試験法から測定されたような最適量の漂白剤とを含有する洗剤溶液。
C:ポリ(4−ビニルピリジン−N−オキシド)(PVNO)10ppmを含有する洗剤溶液。
D:MnPc 10ppmとポリ(4−ビニルピリジン−N−オキシド)10ppmとを含有する洗剤溶液。
Figure 0003856817
結論:組み合わされたPVNOとMnPCとからの染料移動抑制上の効果は、すべての場合に、触媒単独または重合体単独のいずれかによって与えられる利益より良い。加えて、これらの結果は,触媒とポリ(4−ビニルピリジン−N−オキシド)との間の真の相乗作用を示す。
例II(A/B/C/D)
下記の組成を有する本発明に係る液体染料移動抑制組成物は、調製する。
Figure 0003856817
前記組成物を表Iに係る触媒、重合体および漂白剤で補完した。
Figure 0003856817
例III(A/B/C/D)
下記の処方を有する本発明に係るコンパクト粒状染料移動抑制組成物は、調製する。
Figure 0003856817
前記組成物を表IIに係る触媒、重合体および漂白剤で補完した。
Figure 0003856817

Claims (12)

  1. (A)
    (a)金属ポルフィンおよびその水溶性または水分散性誘導体;
    (b)金属ポルフィリンおよびその水溶性または水分散性誘導体;
    (c)金属フタロシアニンおよびその水溶性または水分散性誘導体
    から選ばれる金属触媒;
    (B)ポリアミンN−オキシド含有重合体
    (C)効率的な量の漂白剤、
    を含むことを特徴とする、染料移動抑制組成物。
  2. 金属ポルフィン誘導体を含有し、前記ポルフィンがメソ位の少なくとも1つ以上において
    Figure 0003856817
    (式中、nおよびmは0または1であってもよく、Aは水溶化基、例えば、サルフェート、スルホネート、ホスフェート、およびカルボキシレート基から選ばれ、BはC1〜C10アルキル、C1〜C10ポリエトキシアルキルおよびC1〜C10ヒドロキシアルキルからなる群から選ばれる)
    からなる群から選ばれるフェニルまたはピリジル置換基で置換されている、請求項1に記載の染料移動抑制組成物。
  3. フェニルまたはピリジル基上の置換基が、−CH3、−C25、−CH2CH2CH2SO3−、−CH2COO−、−CH2C−H(OH)CH2SO3−、および−SO3からなる群から選ばれる、請求項2に記載の染料移動抑制組成物。
  4. 金属ポルフィン誘導体を含有し、前記金属ポルフィンがメソ位の少なくとも1つ以上において
    Figure 0003856817
    〔式中、X1は(=CY−)(式中、各Yは独立に水素、塩素、臭素またはメソ置換アルキル、シクロアルキル、アラルキル、アリール、アルカリールまたはヘテロアリールである)である〕
    からなる群から選ばれるフェニル置換基で置換されている、請求項1〜3のいずれか1項に記載の染料移動抑制組成物。
  5. 中心原子が、Fe、Mn、Co、Rh、Cr、Ru、Moまたは他の遷移金属から選ばれる、請求項1に記載の染料移動抑制組成物。
  6. 金属触媒の洗浄液濃度が、10-8〜10-3モルである、請求項1に記載の染料移動抑制組成物。
  7. 金属触媒の洗浄液濃度が、10-6〜10 -4 モルである、請求項1に記載の染料移動抑制組成物。
  8. ポリアミンN−オキシドがポリビニルピリジンN−オキシドである、請求項1〜7のいずれか1項に記載の染料移動抑制組成物。
  9. 漂白剤が活性化漂白剤または非活性化漂白剤から選ばれる、請求項1に記載の染料移動抑制組成物。
  10. 無粉塵性粒状物または液体の形の洗剤添加剤である、請求項1〜9のいずれか1項に記載の染料移動抑制組成物。
  11. 前の請求項のいずれか1項に記載の染料移動抑制組成物を含み、酵素、界面活性剤、ビルダーおよび他の通常の洗浄成分を更に含むことを特徴とする洗剤組成物。
  12. 前の請求項のいずれか1項に記載の染料移動抑制組成物を含み、セルラーゼを更に含むことを特徴とする洗剤組成物。
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