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JP3861027B2 - ケーブル部を有する回路基板製造用母体基板および回路基板の製造方法 - Google Patents
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ケーブル部を有する回路基板製造用母体基板および回路基板の製造方法 Download PDF

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Description

【0001】
【産業上の利用分野】
本発明は、電子機器に用いられる回路基板に係り、とくに複数の部品実装部がケーブル部により接続されてなる回路基板を製造するための母体基板および回路基板の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
この種の回路基板は、電子部品を実装して機器に搭載される。電子機器ではコンパクト化が常に課題となっており、部品実装を立体的に行う必要がある。そのために回路基板を折り曲げることが要求され、特開2001-111225号に示される部品実装部をケーブル部で接続した回路基板が提供されている。
【0003】
この回路基板は、部品実装の後に可撓性のあるケーブル部で折り曲げることにより立体配置が可能であり、空間を有効に使用することができるからコンパクト化が達成される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ここにおいて、ケーブル部は、長くて微細な回路が集中的に設けられていることが多いから、外部からの電磁波の影響を受け易い。その対策として、銀蒸着シートなどの導電層を装着することが行われている。
【0005】
しかしながら、この導電層の装着位置良否についての検査は目視によっており、多量の検査は困難である。一方、導電層の装着は、手作業によっており、位置ずれ、しわ、貼り忘れなどが起き易い。
【0006】
このため、導電層の装着位置の良否を容易に検知できるようにすることが望まれている。
【0007】
本発明は上述の点を考慮してなされたもので、回路基板における部品実装部を接続するケーブル部に設けられた導電層が適正位置に装着されたか否かを容易かつ正確に検知しうるような構造の回路基板製造用の母体基板、および回路基板の製造方法を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記目的達成のため、本発明では、
複数の部品実装部相互間をケーブル部により接続してなる回路基板であって、前記ケーブル部には電磁波を遮断するための導電層が設けられてなる回路基板を打ち抜き製造するための母体基板において、前記母体基板における捨て板部分であって前記ケーブル部にごく近い部分に、前記ケーブル部に対して所定の距離を有するように形成された複数の回路パターン対を設けたことを特徴とするケーブル部を有する回路基板製造用母体基板、および
複数の部品実装部相互間をケーブル部により接続してなる回路基板であって、前記ケーブル部には電磁波を遮蔽するための導電層が設けられてなる回路基板を、母体基板から打ち抜いて製造する製造方法において、前記母体基板における捨て板部分であって前記ケーブル部にごく近い部分に、前記ケーブル部に対して所定の距離を有する複数の回路パターン対を形成し、前記ケーブル部を被うとともに、前記複数の回路パターン対における先端部間に所定寸法の導電路を形成するように導電層を形成し、前記複数の回路パターン対と前記導電層との接続部分と前記ケーブル部との間の部分を打ち抜き除去するようにしたことを特徴とする回路基板の製造方法、
を提供するものである。
【0009】
【発明の実施の形態】
図1は、本発明の一実施例を示す平面図である。この図1に示した状態は、母体基板10に部品実装部1a,1bおよびケーブル部2が形成され、かつ母体基板10の捨て板部分におけるケーブル部2の近傍には検査用回路パターン3aないし3hおよび位置合わせ用ガイド穴4が形成されたものであり、導電層が装着される前の状態を示している。
【0010】
検査用回路パターン3aないし3hは、ケーブル部2から所定距離の4つの位置に一対づつ合計4対が形成されている。そして、検査用回路パターン3a−3hは、各対の先端が後述する導電層に対して所定距離の位置になるように設けられている。また、その数は、図示の場合4対であるが、これより多ければより正確に検知ができる。他方、必要がなければ3対以下としてもよい。
【0011】
この母体基板10は、4層基板であり、部品実装部1aおよび1bの第2層および第3層にケーブル部2に連なるケーブルが形成されている。
【0012】
図2は、図1の状態の母体基板10におけるケーブル部2およびその近傍を被うように導電層5を設けた状態を示している。導電層5は、符号a,b,c,dで囲まれた範囲の、ケーブル部2を一回り大きくした形状であり、その周縁部が検査用回路パターン3aないし3hの先端部と重なるように設けられる。そして、導電層5が正しく装着された場合、導電層5が検査用回路パターン3aないし3hの先端部を所定長Sだけ被うようになる。
【0013】
この結果、検査用回路パターンの対に検査用プローブ付きの検査治具を接触させれば、例えば3a,3bが導電層5により接続された状態となり、他の対でも同様に接続された状態となる。この結果、ケーブル部2の4隅に設けられた検査用回路パターン対は全て接続された状態となる。
【0014】
そして、所定長Sを小さく設定すればするほど、不接続状態が生じ易くなり、導電層5の装着精度を厳しく問うことになる。
【0015】
仮に、1箇所でも不接続状態となると、導電層5は傾いて装着されていることになる。また、装着されている筈の導電層5がなければ、全ての回路パターン対が不接続状態となり、貼り忘れが検知される。
【0016】
なお、ケーブル部2の両側にある符号6で示した部分は、後に打ち抜きにより除去される。この際、導電層5のうち母体基板10の捨て板部分にあるものも一緒に除去される。
【0017】
図3は、導電層5がかなりずれて装着された状態を示している。図示のように、4対の検査用回路パターンのうちパターン3c,3d間が不接続状態であり、他の3対は接続されている。これは、図示の場合、導電層5が図示左側に傾いているときに起きる。さらに左に傾くと、パターン3e,3f間が不接続状態となるし、右に傾けば現在接続状態の他のパターン間が不接続状態となる。
【0018】
このように、導電層5の傾き状態に応じて回路パターン対の何れかが不接続状態となる。
【0019】
(変形例)
上記実施例では、4層回路基板の例を示したが、ケーブル部で接続された回路基板には層構成に関わらず本発明を適用することができる。
【0020】
【発明の効果】
本発明は上述のように、複数の部品実装部相互間をケーブル部により接続してなる回路基板のケーブル部に設けられる導電層の装着位置良否を、検査用回路パターン対の接続いかんによって検知するようにしたため、従来の目視判別に比べて格段に正確かつ迅速に不良検査することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の導電層が形成される前の構成を示す平面図。
【図2】図1の実施例の導電層が形成された後の構成を示す平面図。
【図3】同じく導電層が傾いて形成された場合を示す平面図。
【符号の説明】
1 部品実装部
2 ケーブル部
3 検査用回路パターン
4 位置合わせ用ガイド穴
5 導電層
6 打ち抜き部
10 母体基板
S 検査用回路パターンと導電層との重なり長

Claims (4)

  1. 複数の部品実装部相互間をケーブル部により接続してなる回路基板であって、前記ケーブル部には電磁波を遮断するための導電層が設けられてなる回路基板を打ち抜き製造するための母体基板において、
    前記母体基板における捨て板部分であって前記ケーブル部にごく近い部分に、前記ケーブル部に対して所定の距離を有するように形成された複数の回路パターン対を設けた
    ことを特徴とするケーブル部を有する回路基板製造用母体基板。
  2. 請求項1記載のケーブル部を有する回路基板製造用母体基板において、
    前記複数の回路パターン対は、前記ケーブル部の両端寄りの両側に設けられた
    ケーブル部を有する回路基板製造用母体基板。
  3. 複数の部品実装部相互間をケーブル部により接続してなる回路基板であって、前記ケーブル部には電磁波を遮蔽するための導電層が設けられてなる回路基板を、母体基板から打ち抜いて製造する製造方法において、
    前記母体基板における捨て板部分であって前記ケーブル部にごく近い部分に、前記ケーブル部に対して所定の距離を有する複数の回路パターン対を形成し、
    前記ケーブル部を被うとともに、前記複数の回路パターン対における先端部間に所定寸法の導電路を形成するように導電層を形成し、
    前記複数の回路パターン対と前記導電層との接続部分と前記ケーブル部との間の部分を打ち抜き除去する
    ようにしたことを特徴とする回路基板の製造方法。
  4. 請求項3記載の回路基板の製造方法において、
    前記導電層の形成後に、前記複数の回路パターン対に通電して通電状態を調べることにより前記導電層の形成位置が正しいか否かを調べるようにした回路基板の製造方法。
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