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JP3866048B2 - 画像レーダ装置 - Google Patents
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JP3866048B2 - 画像レーダ装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、レーダ画像を用いて目標の認識・識別をする画像レーダ装置に関し、特に識別性能を向上することができる画像レーダ装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
図23は例えば特開平6−174838号公報に示された従来のレーダ装置の構成を示す図である。図において、501は送信機、502は送受切換器、503は送受信アンテナ、504は受信機、505はレーダ画像再生手段、506はレーダ画像表示手段、507は目標追尾手段、508は点像応答推定手段、509は目標アスペクト角推定手段、510はRCS算出手段、511は畳み込み積分手段、512は目標形状データ蓄積手段、513はオペレータを示す。
【0003】
図24は観測時の目標とレーダとの位置関係および目標の運動を示す図である。図において、521は目標、522はレーダ装置を示す。
図25は、図23で示したレーダ画像再生手段505の内部を詳細に示したものである。図において、531はレンジ圧縮手段、532は動き補償手段、533はクロスレンジ圧縮手段、534は2次元記憶手段を示す。
図26は、図23で示したレーダ画像表示手段506の内部を詳細に示したものである。図において、541は2次元表示バッファ、542はモニタTVを示す。
【0004】
次に図面に従って動作について説明する。送信機501で発生した高周波信号は、送受切換器502を経て送受信アンテナ503から目標521に向け放射される。目標521に照射された高周波信号の一部がレーダ装置522の方向に反射し送受信アンテナ503で受信され、送受切換器502を経て受信機504で増幅・検波された後、レーダ画像再生手段505によって目標521のRCS( Radar Cross Section )分布を示すレーダ画像に変換され、レーダ画像表示手段506により表示される。
【0005】
以下に、画像再生の方法について詳しく説明する。
受信機504から出力された受信信号は、レーダ画像再生手段505へ入力され、まず、レンジ圧縮手段531でレンジ分解能を向上させる処理即ちパルス圧縮が行なわれる。レンジ圧縮後の受信信号は二次元記憶手段534にレンジビン番号mおよびパルスヒット番号nに応じて格納される。目標521の動きから画像再生に有害なランダム成分を除去するために、受信信号は二次元記憶手段534から読み出され、目標521の中心点のドップラ周波数が0となるように、動き補償手段532により位相補償およびレンジビンの並べ換えが行なわれ、再び二次元記憶手段534に格納される。
【0006】
今、図24に示すように目標521がヨー運動による回転あるいは直進運動をしているものと仮定すると、同一レンジビン内に存在する目標上の相異なる点がそれぞれ異なるドップラ周波数の反射波を発生する。これを利用して、クロスレンジ圧縮手段533では、上記位相補償後の受信信号をレンジビン毎にFFT(Fast Fourier Transform )することにより、クロスレンジ分解能の向上を図る。レンジおよびクロスレンジの両方向について高分解能化され、目標の各点のRCS分布を表すレーダ画像はレーダ画像表示手段506へ送られ、二次元表示バッファ541に一旦格納された後、モニタTV542に画像として表示される。このように目標の運動により生じるドップラー効果を利用してその形状を得るレーダ装置はISAR(Inverse Synthetic Aperture Radar)として知られている。
【0007】
受信機504で得られる受信信号は目標追尾手段507にも供給され、目標の進行方向、位置、速度、加速度等の運動特性が目標追尾手段507により推定される。この結果とレーダ装置の諸元からレーダ装置のインパルスレスポンスに相当する点像応答関数が点像応答推定手段508によって算出される。また同時に、目標アスペクト角推定手段509において、目標521およびレーダ装置522の位置および目標521の進行方向から目標のアスペクト角が推定される。目標形状データ蓄積手段512では、目標毎の3次元形状データが格納されてある。RCS算出手段510では、目標形状データ蓄積手段512に格納された3次元形状データを順次読みだし、推定した目標のアスペクト角に基づいて目標のRCS分布を算出する。RCS分布の計算には、例えばGTD(Geometrical Theory of Diffraction)やPTD(Physical Theory of Diffraction)など良く知られた手法が利用できる。このとき、目標の形状データの分解能はレーダ装置の分解能とは必ずしも一致しないので、これを整合させるため、畳み込み積分手段511において、RCS分布と点像応答関数との畳み込み積分を行ない、認識・識別用の辞書画像を生成する。
このようにして生成した辞書画像を再生したレーダ画像と共にレーダ画像表示手段506で表示するので、これをオペレータ513が同時に見ることができ、たとえレーダ画像が日常見慣れた可視光による目標の画像と異なっていても、容易に認識・識別することができる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
従来のレーダ装置では、目標の3次元形状を得ることができないので、識別性能が低いという問題があった。
また、従来のレーダ装置では、目標の3次元のRCS分布を得ることができないので、識別性能が低いという問題があった。
また、従来のレーダ装置では、目標の回転運動のような目標特有の特徴量を推定できないので識別性能が低いという問題があった。
また、従来のレーダ装置では、長さを2軸とする二次元画像を生成できないという問題があった。
【0009】
この発明は、上述のような課題を解決するためになされたもので、識別性能を向上させることができ、また長さを2軸とする二次元画像を生成することができる画像レーダ装置を得ることを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】
この発明に係るレーダ装置においては、目標に電波を照射し、目標からの反射波を利用して目標の形状情報をISARレーダ画像として得る画像レーダ装置であって、異なる位置に配置され目標のレーダ画像の収集およびレーダ位置を基準とした目標の存在方向の推定を行う複数のレーダ画像収集装置と、各レーダ画像収集装置の出力画像上の各反射点間の対応を判定する対応点判定回路と、対応点判定回路の出力である対応点の判定結果と各レーダ画像収集装置の出力であるレーダ画像および目標の存在方向とからそれぞれの画像における各反射点のレンジを抽出し、抽出した上記各反射点のレンジを組み合わせて目標の3次元形状を復元する3次元形状復元回路とを備えている。
【0011】
また、この発明に係るレーダ装置においては、目標に電波を照射し、目標からの反射波を利用して目標の形状情報をISARレーダ画像として得る画像レーダ装置であって、異なる位置に配置され目標のレーダ画像の収集およびレーダ位置を基準とした目標の存在方向の推定を行う複数のレーダ画像収集装置と、各レーダ画像収集装置の出力画像上の各反射点間の対応を判定する対応点判定回路と、対応点判定回路の出力である対応点の判定結果と各レーダ画像収集装置の出力であるレーダ画像から得られるそれぞれの画像における各反射点のレンジおよび目標の存在方向とから目標上の反射強度に関する3次元分布を構築する反射強度3次元分布構築回路とを備えている。
【0012】
また、この発明に係るレーダ装置においては、目標に電波を照射し、目標からの反射波を利用して目標の形状情報をISARレーダ画像として得る画像レーダ装置であって、異なる位置に配置され目標のレーダ画像の収集およびレーダ位置を基準とした目標の存在方向の推定を行う複数のレーダ画像収集装置と、各レーダ画像収集装置の出力画像上の各反射点間の対応を、各反射点の振幅値情報をも用いて判定する強度考慮対応点判定回路と、強度考慮対応点判定回路の出力である対応点の判定結果と各レーダ画像収集装置の出力であるレーダ画像から得られるそれぞれの画像における各反射点のレンジおよび目標の存在方向とから目標の3次元形状を復元する3次元形状復元回路とを備えている。
【0013】
また、この発明に係るレーダ装置においては、目標に電波を照射し、目標からの反射波を利用して目標の形状情報をISARレーダ画像として得る画像レーダ装置であって、異なる位置に配置され目標のレーダ画像の収集およびレーダ位置を基準とした目標の存在方向の推定を行う複数のレーダ画像収集装置と、各レーダ画像収集装置の出力画像上の各反射点間を、各反射点毎に、多数の画像のうちいずれか3枚を用いて対応づけるN画像対応点判定回路と、N画像対応点判定回路の出力である対応点の判定結果と各レーダ画像収集装置の出力であるレーダ画像から得られるそれぞれの画像における各反射点のレンジおよび目標の存在方向とから目標の3次元形状を復元する3次元形状復元回路とを備えている。
【0014】
また、この発明に係るレーダ装置においては、目標に電波を照射し、目標からの反射波を利用して目標の形状情報をISARレーダ画像として得る画像レーダ装置であって、異なる位置に配置され目標のレーダ画像の収集およびレーダ位置を基準とした目標の存在方向の推定を行う複数のレーダ画像収集装置と、各レーダ画像収集装置の出力画像上の各反射点間のうち対応のとれる基準点を選定する基準点選定回路、基準点選定回路で得られた基準点に関してその空間位置を推定する基準位置推定回路、基準位置推定回路で得られた基準点の空間位置とレーダ画像収集装置で得られた各基準点の画像の画像上のレンジおよびドップラー周波数と各レーダ画像収集装置の位置を基準とした目標の方向とから目標の回転角速度ベクトルを推定する回転角速度ベクトル推定回路、および回転軸の位置を推定する回転軸位置推定回路を有する回転運動推定回路とを備えている。
【0015】
また、回転運動推定回路の出力である回転運動の推定結果を各時刻で蓄積する回転運動履歴蓄積回路をさらに備えている。
【0016】
また、回転運動推定回路の推定結果を基に各レーダ画像収集装置ごとのクロスレンジ軸と長さと周波数のスケーリングを推定する投影面決定回路と、投影面決定回路の推定結果を基に、レンジおよびレンジに直交するクロスレンジを長さで表現したレーダ画像を各レーダ画像収集装置ごとに得られたレーダ画像に関して生成するレンジ・クロスレンジ画像生成回路とをさらに備えている。
【0017】
また、各レンジクロスレンジ画像生成回路上の各反射点ごとに、各反射点の存在範囲をそのレンジクロスレンジ画像上の反射点を通り、その平面に直交する直線上に限定し、各レンジクロスレンジ画像毎に現れる各軸が交わるか否かを判定する直線交差判定回路と、直線交差判定回路で得られた交差情報を基に、各面上の点に関する軸が全面で1点で交わるものを探索し、これに基づいて対応点を決定する交差情報考慮型対応点判定回路と、交差情報考慮型対応点判定回路の情報を基に目標の3次元形状を構築する3次元形状構築回路とをさらに備えている。
【0018】
また、各レンジクロスレンジ画像生成回路上の各反射点ごとに、各反射点の存在範囲をそのレンジクロスレンジ画像上の反射点を通り、その平面に直交する直線上に限定し、各レンジクロスレンジ画像ごとに現れる各軸が交わる否かを判定する直線交差判定回路と、交差していると判定された点の組に関して交点の3次元座標を決定する交点探索回路と、さらに別のレンジクロスレンジ画像に関して、各反射点ごとに軸を決定し、その軸が交点を通過するかどうかを調べ、通過した場合にはその点、および交点に関する各画像上の点の組を対応している、そうでなければ対応していないと判定する交点通過型対応点判定回路と、交点通過型対応点判定回路の情報を基に目標の3次元形状を構築する3次元形状構築回路とをさらに備えている。
【0019】
また、候補目標の形状データを蓄積する目標形状データ蓄積手段と、3次元形状復元回路で復元された観測目標の3次元形状と目標形状データ蓄積手段に蓄積された候補目標の形状データを照合して、類似している候補目標を出力する3次元形状照合回路とをさらに備えている。
【0020】
また、候補目標の形状データを蓄積する目標形状データ蓄積手段と、目標形状データに蓄積された各候補目標の3次元形状データに電磁界理論を適用して、その反射強度の3次元分布を算出するRCS算出手段と、反射強度3次元分布構築回路で構築された観測目標の反射強度の3次元分布とRCS算出手段で得られた各候補目標の反射強度の3次元分布を照合して類似する候補目標を選択する反射強度3次元分布照合回路とをさらに備えている。
【0021】
また、この発明に係るレーダ装置においては、目標に電波を照射し、目標からの反射波を利用して目標の形状情報をISARレーダ画像として得る画像レーダ装置であって、異なる位置に配置して、目標に対して電波の送受信を行い、目標のレーダ画像の収集、およびレーダ位置を基準とした目標の存在方向の推定を行うレーダ画像収集装置と、所定のレーダ画像収集装置から目標に照射して反射された信号を用いて目標のレーダ画像とレーダ画像に関するレンジベクトルを得る受信専用レーダ画像収集装置と、レーダ画像収集装置または受信専用レーダ画像収集装置より得られた出力画像上の各反射点間の対応を判定する対応点判定回路と、対応点判定回路の出力である対応点の判定結果と各レーダ画像収集装置または受信専用レーダ画像収集装置の出力であるレーダ画像および目標の存在方向から目標の3次元形状を復元する3次元形状復元回路とを備えている。
【0022】
また、各候補目標ごとの回転運動情報を蓄積する回転運動蓄積手段と、回転運動履歴蓄積回路に蓄積された各時刻ごとの観測目標の回転運動の履歴と回転運動蓄積手段に蓄積した各候補目標ごとの回転運動情報を照合して、回転運動が類似する候補目標を出力する回転運動照合回路とをさらに備えている。
【0023】
また、レーダ画像収集装置は、目標に照射する高周波パルスを生成する送信機と、送信機で生成された高周波パルスを送受信する送受信アンテナと、目標により反射、散乱された高周波パルスの一部を送受信アンテナを介して受信・検波する受信機と、受信機で得られた受信信号を元に観測対象のレーダ画像を生成するレーダ画像再生手段と、受信信号の到来方向からレーダ画像収集装置の位置を基準とした目標の存在方向を単位ベクトルで得るレンジベクトル算出手段とを有する。
【0024】
また、レーダ画像収集装置は、目標により反射、散乱された高周波パルスの一部を送受信アンテナを介して受信・検波する受信機と、受信機で得られた受信信号を元に観測対象のレーダ画像を生成するレーダ画像再生手段と、受信信号の到来方向および、その受信信号を得るための送信を行ったレーダ画像収集装置の照射方向から、レンジ方向の単位ベクトルを推定するバイスタレンジベクトル算出手段とを有する。
【0025】
また、この発明に係るレーダ装置においては、目標に照射する高周波パルスを生成する送信機、送信機で生成された高周波パルスを送受信する送受信アンテナ、目標により反射、散乱された高周波パルスの一部を送受信アンテナを介して受信・検波する受信機、受信機で得られた受信信号を基に観測対象のレーダ画像をISARレーダ画像として生成するレーダ画像再生手段、受信信号の到来方向から目標の存在方向を単位ベクトルで得るレンジベクトル算出手段、レーダと目標の相対運動により刻一刻と変化するレーダ画像再生手段の出力であるレーダ画像を蓄積するレーダ画像履歴蓄積手段、およびレーダと目標の相対運動により刻一刻と変化するレンジベクトル算出手段の出力であるレンジベクトルの算出結果を蓄積するレンジベクトル履歴蓄積手段を有する移動レーダ画像収集装置と、移動レーダ画像収集装置の出力である各時刻におけるレーダ画像から対応点を決定する対応点判定回路と、対応点判定回路の対応点判定結果と移動レーダ画像収集装置の出力であるレンジベクトルの履歴およびレーダ画像の履歴から目標の3次元形状を復元する3次元形状復元回路とを備えている。
【0026】
【発明の実施の形態】
実施の形態1.
図1は本発明の画像レーダ装置の実施の形態1を示すの処理ブロック図である。図において、11はレーダ画像収集装置、12は対応点判定回路、13は3次元形状復元回路である。
【0027】
図2は図1のレーダ画像収集装置11を詳細に示す処理ブロック図である。図において、501は送信機、502は送受切換器、503は送受信アンテナ、504は受信機、505はレーダ画像再生手段、14はレンジベクトル算出手段である。
【0028】
図3は本実施の形態の処理を説明するためのジオメトリである。
図4は各レーダ画像収集装置で得られるISAR画像の例である。
【0029】
次に、図1〜4を用いて本実施の形態の処理内容を説明する。
まず、レーダ画像収集装置11の処理内容について説明する。レーダ画像収集装置11において、送信機501で発生した高周波信号を、送受切換器502を経て送受信アンテナ503から目標に向け放射し、目標に照射された高周波信号の一部がレーダ画像収集装置11の方向に反射し、これを送受信アンテナ503で受信し、送受切換器502を経て受信機504で増幅・検波した後、レーダ画像再生手段505によって目標のRCSを示すレーダ画像に変換する処理は従来と同様である。
【0030】
又、レンジベクトル算出手段14では、反射波の到来方向をもとに、レーダ画像収集装置11から見た目標方向の単位ベクトルを得る。この単位ベクトルを以下ではレンジベクトルと呼ぶ。
【0031】
本実施の形態では、図3に示すように、レーダ画像収集装置11を異なる位置に3台配置する。これらを便宜的にradar#1,radar#2,radar#3と呼ぶことにする。各radar#n(n=1,2,3)で得られたISAR画像をimage#n(n=1,2,3)、レンジベクトルをssn(n=1,2,3)と表す。各image#nにおいては、図4に表すように観測した目標の像が得られる。ここで観測方向の違いにより、同一目標に関して異なる向きの画像が得られていることに注意する。
【0032】
対応点判定回路12では、各image上の各反射点同志を比較して、各image間の対応づけを行う。例えば、図4の例では、機首、翼の先端、垂直尾翼先端等々がそれぞれの画像間で対応づけられたものとする。
【0033】
ここで対応がとれた反射点数をJ+1とする。このうちの1点を基準点とし(図4の例では機首P0)、image#nにおける、この点と各反射点Pj(j=1,2,…,J)のレンジの差をsnj(n=1,2,3;j=1,2,…,j)とする。
【0034】
点P0を基準とした各反射点Pjの位置ベクトルをrrjとすると、式(1)が成立する。
【0035】
【数1】
Figure 0003866048
【0036】
ただし、Tはベクトルの転置演算を表す。
これを各点Pjごとにまとめると次式が得られる。
【0037】
【数2】
Figure 0003866048
【0038】
ただし、ssnx,ssny,ssnz(n=1,2,3)はベクトルssnの第一要素、第二要素、第三要素を表す。式(2)を変形すると次式が得られる。
【0039】
【数3】
Figure 0003866048
【0040】
3次元形状復元回路13では、式(3)に基づき点Pjの3次元の位置ベクトルを算出し、その位置に点を配置する。
各点ごとに同じ処理を行うことで、観測目標に関して、その3次元形状を点の分布として得ることができる。
【0041】
このような構成の画像レーダ装置においては、目標の3次元形状を知ることができるので識別性能が向上する。
【0042】
実施の形態2.
図5は本発明の画像レーダ装置の実施の形態2を示すの処理ブロック図である。図において、21は反射強度3次元分布構築回路である。
【0043】
次に、図5を用いて、本実施の形態の処理内容を説明する。
本実施の形態では実施の形態1における3次元形状復元回路13の出力である各反射点の位置に対して各レーダ画像収集装置11で得られたISAR画像より反射強度を与える。
【0044】
すなわち、反射強度3次元分布構築回路21では、各レーダ画像収集装置11で得られたISAR画像image#1,image#2,image#3ごとに、それぞれ3次元形状復元回路13で得られた各反射点の3次元座標に反射点Pjの反射強度を割り当てる。こうして得られた3次元の反射強度分布は、目標を各レーダ画像収集装置11方向から観測した場合の目標上の反射強度分布に対応する。
【0045】
このような構成の画像レーダ装置においては、目標の3次元形状を知ることができるので識別性能が向上する。
また、目標の3次元反射強度分布を知ることができるので識別性能が向上する。
【0046】
実施の形態3.
図6は本発明の画像レーダ装置の実施の形態3を示すの処理ブロック図である。図において、31は強度考慮対応点判定回路である。
【0047】
次に、図6を用いて本実施の形態の処理内容を説明する。
本実施の形態では、レーダ画像収集装置11で得られた反射強度分布まで用いて各image#n間の反射点の対応づけを行う。
【0048】
強度考慮対応点判定回路31では、各画像における反射点の強度の情報を踏まえて、反射点の対応づけを行う。これは、例えば、レーダ画像収集装置11からみた目標の方向が類似する場合には、同じ反射点の反射強度は近い値をとることを利用している。
【0049】
このような構成の画像レーダ装置においては、目標の3次元形状を知ることができるので識別性能が向上する。
また、目標の3次元反射強度分布を知ることができるので識別性能が向上する。
さらには、反射強度を利用して3次元形状を構築するので、3次元形状の構築精度が向上する。
【0050】
実施の形態4.
図7は本発明の画像レーダ装置の実施の形態4を示すの処理ブロック図である。図において、41はN画像対応点判定回路である。図8は本実施の形態の処理を説明するための図である。
【0051】
次に図7、図8を用いて本実施の形態の処理内容を説明する。
実施の形態1では、異なる位置に配置された3台のレーダ画像収集装置11で得られたISAR画像image#1,image#2,image#3を用いて観測目標の3次元形状を復元した。
【0052】
しかし、これを行う場合には反射点が上記3枚の画像で対応がとれている必要がある。しかし、反射点の位置、反射特性等によってはいずれかの画像で検出されない可能性がある。そこで3台以上のN台のレーダ画像収集装置11を用意し、ISAR画像image#1〜image#Nを得る。
【0053】
N画像対応点判定回路41では、これらN枚の画像から各反射点ごとに反射点を確認できる3枚の画像を各反射点ごとに選びだす。これに対して3次元形状復元回路13では、実施の形態1同様式(3)を適用して3次元の位置ベクトルを得る。
【0054】
このような構成の画像レーダ装置においては、目標の3次元形状を知ることができるので識別性能が向上する。
また、多数の枚数の画像を用いて3次元形状を構築するので例えば、3枚の画像では、反射点がある画像で見えないとき、3台のレーダ画像収集装置ではそのレンジベクトルが一次独立ではない場合にも対応できる。
【0055】
実施の形態5.
図9は本発明の画像レーダ装置の実施の形態5を示すの処理ブロック図である。図において、51は基準点選定回路、52は基準位置推定回路、53は回転角速度ベクトル推定回路、54は回転軸位置推定回路、55は回転運動推定回路を表す。図10は本実施の形態の処理内容を説明するための図である。
【0056】
次に図9、図10を用いて本実施の形態の処理内容を説明する。
3台のレーダ画像収集装置11でレーダ画像image#1,image#2,image#3を得る。
基準点選定回路51では、目標上の4点P0〜P3を選び出す。
【0057】
基準位置推定回路52では、各image#n上での反射点P0を基準とした各反射点Pmの距離snm(n=1,2,3;m=1,2,3)を得る。さらに、各レーダ画像収集装置11のレンジベクトルssnを用いて式(3)でP0を基準とした3次元位置ベクトルを得る。
【0058】
回転角速度ベクトル推定回路53では、image#nにおいてP0を基準とした各反射点Pmのドップラー周波数fnmを得て次式でP0を基準とした各反射点Pmの相対速度vnmを得る。
【0059】
【数4】
Figure 0003866048
【0060】
ただし、λは送信波長である。vnmとssn、rrm、回転角速度ベクトルLLの間には次式の関係がある。
【0061】
【数5】
Figure 0003866048
【0062】
ただし、AA、BBをベクトルとすると(AA・BB)はAAとBBの内積演算、(AA×BB)はAAとBBの外積演算を表す。
さてここで、n,mを変化させた場合のベクトルrrm×ssnは9種類になる。これらのうちから、一次独立な3種類のベクトルを選びだし、これをggk(k=1,2,3)とし、そのベクトルに対応する相対速度をvkとすると、次式が成立する。
【0063】
【数6】
Figure 0003866048
【0064】
ただし、ggkx,ggky,ggkz(k=1,2,3)はベクトルggkの第一、第二、第三要素である。よってLLは、次式で与えられる。
【0065】
【数7】
Figure 0003866048
【0066】
すなわち、目標の回転運動を表す角速度ベクトルが定まった。
【0067】
このような構成の画像レーダ装置においては、目標の回転運動を表す角速度ベクトルを得ることができるのでこの値を用いた識別が行えるようになる。
【0068】
なお、本実施の形態においてレーダ画像収集装置の台数を3としたが、3台以上としても成立するのは言うまでもない。
【0069】
実施の形態6.
図11は本発明の画像レーダ装置の実施の形態6を示すの処理ブロック図である。図において、61は回転運動履歴蓄積回路である。
【0070】
次に図11を用いて本実施の形態の処理内容を説明する。
レーダ画像収集装置11で得られた3枚のISAR画像を用いて回転運動推定回路55で回転角速度ベクトルLLを推定する処理は実施の形態5と同様である。本実施の形態では、この回転角速度ベクトルを回転運動履歴蓄積回路61に蓄積する。
【0071】
このような構成の画像レーダ装置においては、目標の回転運動を表す角速度ベクトルの時間変化を得ることができるので、例えば、Pitch運動の周期のような運動情報を得ることができる。
【0072】
実施の形態7.
図12は本発明の画像レーダ装置の実施の形態7を示すの処理ブロック図である。図において、71は投影面決定回路、72はレンジ・クロスレンジ画像生成回路である。
【0073】
次に図12を用いて本実施の形態の処理内容を説明する。
本実施の形態では実施の形態5の回転運動推定回路55で得られた角速度ベクトルLLを用いて、まず投影面決定回路71で、各レーダ画像収集装置11ごとの目標形状の投影面を決定する。目標上の反射点PmのP0を基準とした位置ベクトルをrrmとし、そのISAR画像上でのP0を基準としたレンジ、ドップラー周波数をsnm,fnmとすると、これらの変数の間には次式が成立する。
【0074】
【数8】
Figure 0003866048
【0075】
【数9】
Figure 0003866048
【0076】
ここで、次式を満足するベクトルccnを導入する。
【0077】
【数10】
Figure 0003866048
【0078】
このccnはベクトルssn×LLと同じ方向の単位ベクトルであり、以下ではクロスレンジベクトルと呼ぶ。
式(8)(10)より、空間中でssnとccnで定義された平面が、目標形状を投影する投影面である。なお式(9)(10)の関係より次式が成立する。
【0079】
【数11】
Figure 0003866048
【0080】
ここで、右辺が反射点Pmの位置ベクトルrrmとccnの内積であることから左辺はrrmのccn方向への射影成分を表している事となる。このことを踏まえて、レンジ・クロスレンジ画像生成回路72では収集したISAR画像image#n(n=1,2,3)を周波数方向に、−λ/(2||ssn×LL||)倍する。
【0081】
これにより、ssn,ccn方向ともに距離軸とするレンジクロスレンジ画像を得る。この時のクロスレンジ方向の長さをcnmとする。
【0082】
このような構成の画像レーダ装置においては、目標に関して各レーダ画像収集装置ごとにレンジ、およびそれに直交したクロスレンジ方向の長さを軸とした目標画像を得ることができるので、これを用いて目標識別性能を向上させることができる。
【0083】
実施の形態8.
図13は本発明の画像レーダ装置の実施の形態8を示すの処理ブロック図である。図において、81は直線交差判定回路、82は交差情報考慮型対応点判定回路である。
【0084】
次に図13を用いて本実施の形態の処理内容を説明する。
本実施の形態では、レンジ・クロスレンジ画像生成回路72までの処理で、各レーダ画像収集装置11ごとの投影面を決定するレンジベクトルssn(n=1,2,3)、クロスレンジベクトルccn(n=1,2,3)および、各image#n上の反射点の座標snp,cnpを用いて、3枚の画像上の反射点の対応づけを行った上で3次元形状を構築する。
【0085】
直線交差判定回路81では、まず、各レーダ画像収集装置11ごとの投影面の法線ベクトルttnを次式で得る。
【0086】
【数12】
Figure 0003866048
【0087】
反射点Pを各投影面nへ投影した場合の位置ベクトルをuupnとすると、uupnは次式で与えられる。
【0088】
【数13】
Figure 0003866048
【0089】
反射点Pはuupnを通りttn方向の軸上に存在する。
さて、面naとnbで同一の点が観測された場合、上記の軸はある1点で交わる。よって、上記の軸が交わるかどうかを判定して、交わった場合には同一の反射点の組合わせの候補とする。軸が交わるかどうかの判定は、次式で行う。
【0090】
【数14】
Figure 0003866048
【0091】
上式のaが0の場合には2本の軸が交わる。それ以外の場合には2本の軸はねじれの位置にある。
【0092】
直線交差判定回路81では以上の情報をもとに各面上の反射点を通る軸間の交差を判定する。
【0093】
交差情報考慮型対応点判定回路82では、直線交差判定回路81の情報を元に、上記の軸が同じ1点を通る各面上の点の組合わせを判定する。
3次元形状復元回路13では交差情報考慮型対応点判定回路82で得られた組合わせの情報を元に実施の形態1等と同じ方式で3次元形状を復元する。
【0094】
このような構成の画像レーダ装置においては、目標に関して、軸の交差情報を利用して3次元形状を構築するので、3次元形状構築の精度が向上し、識別性能が向上する。
【0095】
実施の形態9.
図14は本発明の画像レーダ装置の実施の形態9を示すの処理ブロック図である。図において、91は交点探索回路、92は交点通過型対応点判定回路である。
【0096】
次に図14を用いて本実施の形態の処理内容を説明する。
実施の形態8と同様の処理で、image#1〜image#3のうちの2枚image#na,image#nbの画像上の反射点が交差するかどうかを判定する。
【0097】
交差していると判定されたimage#na,image#nb上の反射点の画像上での位置ベクトルをrrnap、rrnbpとすると交点の位置ベクトルrrrは次式で与えられる。
【0098】
【数15】
Figure 0003866048
【0099】
ここで、α,βは未知数である。さて、ttna,ttnbはいずれも3次元ベクトルであるが、このうちの2要素(たとえば第一要素と第二要素)を適当に選ぶ事で2次元ベクトルを生成できる。ttna,ttnbで同じ2要素を選んで2次元ベクトルを生成する。これを(txa,tya),(txb,tyb)とする。ただし、これらの2次元ベクトルとして互いに一次独立な組を選択する。また同じ要素に関してrrnap、rrnbpから生成した2次元ベクトルをそれぞれ(rxa,rya),(rxb,ryb)とする。なお、これらの2次元ベクトルはいずれも列ベクトルで以下考える。
α、βは次式で定まる。
【0100】
【数16】
Figure 0003866048
【0101】
よって、式(15)のrrrが定まる。
交点探索回路91では上記の処理を行う。
【0102】
さて、image#1〜image#3のうちの残りの1枚image#nc上で上記位置ベクトルrrrの反射点に対応する点rrncpが存在した場合、次式が成立する。
【0103】
【数17】
Figure 0003866048
【0104】
ここで、γは適当な定数である。よって、image#na,image#nb上の各反射点間で求まった各交点とimage#nc上の各反射点に関して、式(17)を適用し、これを満足する組が存在した場合には、上記の交点に関連する各画像上の反射点と、image#nc上のこの反射点の対応がとれたと判定できる。
【0105】
交点通過型対応点判定回路92は、上記の性質を踏まえて、各反射点間の対応を判定する。3次元形状復元回路13ではこの結果を踏まえて3次元形状を復元する。
【0106】
このような構成の画像レーダ装置においては、軸の交差情報を利用して3次元形状を構築するので、3次元形状構築の精度が向上し、識別性能が向上する。
【0107】
実施の形態10.
図15は本発明の画像レーダ装置の実施の形態10を示すの処理ブロック図である。図において、101は3次元形状照合回路である。
【0108】
次に図15を用いて本実施の形態の処理内容を説明する。
3次元形状復元回路13までの処理で観測目標の3次元形状を構築する処理は実施の形態1と同様である。3次元形状照合回路101では、目標形状データ蓄積手段512に蓄積された各候補目標の3次元形状と3次元形状復元回路13で構築された観測目標の3次元形状を照合する。照合した結果最も一致すると判定された候補目標を観測目標の識別結果として出力する。
【0109】
このような構成の画像レーダ装置においては、観測目標の種類を3次元形状を用いて識別できるので識別性能が向上する。
【0110】
実施の形態11.
図16は本発明の画像レーダ装置の実施の形態11を示すの処理ブロック図である。図において、111は反射強度3次元分布照合回路である。
【0111】
次に図16を用いて本実施の形態の処理内容を説明する。
反射強度3次元分布構築回路21までの処理で観測目標の反射強度3次元分布を得る処理は実施の形態2と同様である。
反射強度3次元分布照合回路111では、観測目標の反射強度3次元分布と目標形状データ蓄積手段512に蓄積された各候補目標の3次元形状にRCS算出手段510を適用して得られた候補目標の反射強度3次元分布を照合して、その種類を識別する。
【0112】
このような構成の画像レーダ装置においては、観測目標の種類を3次元の反射強度分布を用いて識別できるので識別性能が向上する。
【0113】
実施の形態12.
図17は本発明の画像レーダ装置の実施の形態12を示すの処理ブロック図である。図において、121は受信専用画像収集装置である。図18は図17の受信専用画像収集装置121を詳細に示す処理ブロック図である。図において、122はバイスタレンジベクトル算出手段である。
【0114】
次に図17、図18を用いて本実施の形態の処理内容を説明する。
本実施の形態では、1機のレーダ画像収集装置11と、2機の受信専用レーダ画像収集装置121で得られたレーダ画像を用いて目標の3次元形状を構築する。受信専用レーダ画像収集装置121では、レーダ画像収集装置11から照射されて、目標で散乱された電波を受信アンテナ503を介して受信機504で受信してレーダ画像再生手段505でレーダ画像を再生する。
【0115】
バイスタレンジベクトル算出手段122では、反射波の到来方向およびレーダ画像収集装置11から目標への照射方向から、バイスタティック構成におけるレンジベクトルを計算する。
以下、対応点判定回路12、3次元形状復元回路13での処理は実施の形態1と同様である。
【0116】
本実施の形態では、実施の形態1と同等の効果を、より簡単な構成で実現できる。
【0117】
実施の形態13.
図19は本発明の画像レーダ装置の実施の形態13を示すの処理ブロック図である。図において、131は回転運動蓄積手段、132は回転運動照合回路である。
【0118】
次に図19を用いて本実施の形態の処理内容を説明する。
本実施の形態では、実施の形態6と同様の処理で回転運動履歴蓄積回路61に蓄積された目標の回転運動履歴を、事前に回転運動蓄積手段131に蓄積された候補目標の回転運動履歴(例えばyaw、roll、pitch運動の周期や振幅等)と比較して、その回転運動が類似する候補目標を目標の識別結果とする。
【0119】
このような構成の画像レーダ装置においては、各目標ごとに固有の運動情報を用いて識別を行うので識別性能が向上する。
【0120】
実施の形態14.
図20は本発明の画像レーダ装置の実施の形態14を示すの処理ブロック図である。図において、131は移動レーダ画像収集装置である。図21は図20の移動レーダ画像収集装置131を詳細に示すの処理ブロック図である。図において、132はレーダ画像履歴蓄積手段、133はレンジベクトル履歴蓄積手段である。図22は本実施の形態の処理内容を説明するための図である。
【0121】
次に図20、図21、図22を用いて、本実施の形態の処理内容を説明する。
本実施の形態では、移動レーダ画像収集装置が、t=t1,t2,t3と時刻が進むにつれ場所を移動しながら目標の観測を行う場合を想定する。
【0122】
移動レーダ画像収集装置131ではレーダ画像再生手段505、および、レンジベクトル算出手段14までの処理は実施の形態1に示したレーダ画像収集装置11と同様である。移動レーダ画像収集装置131ではレーダ画像再生手段の後段にレーダ画像履歴蓄積手段132を配置し、各時刻tnにおけるレーダ画像radar#nを蓄積する。また、レンジベクトル算出手段14の後段にレンジベクトル履歴蓄積手段133を配置し、各時刻tnにおけるレンジベクトルssnを蓄積する。以降対応点判定回路12で各画像間の対応関係を判定し、3次元形状復元回路13で、3次元形状を復元する処理は実施の形態1と同様である。
【0123】
すなわち、本実施の形態では、少ない台数のレーダ画像収集装置で実施の形態1と同じ効果を得れる利点がある。
【0124】
【発明の効果】
この発明に係るレーダ装置においては、目標に電波を照射し、目標からの反射波を利用して目標の形状情報をISARレーダ画像として得る画像レーダ装置であって、異なる位置に配置され目標のレーダ画像の収集およびレーダ位置を基準とした目標の存在方向の推定を行う複数のレーダ画像収集装置と、各レーダ画像収集装置の出力画像上の各反射点間の対応を判定する対応点判定回路と、対応点判定回路の出力である対応点の判定結果と各レーダ画像収集装置の出力であるレーダ画像および目標の存在方向とからそれぞれの画像における各反射点のレンジを抽出し、抽出した上記各反射点のレンジを組み合わせて目標の3次元形状を復元する3次元形状復元回路とを備えている。そのため、目標の3次元形状を知ることができ、識別性能を向上させることができる。
【0125】
また、この発明に係るレーダ装置においては、目標に電波を照射し、目標からの反射波を利用して目標の形状情報をISARレーダ画像として得る画像レーダ装置であって、異なる位置に配置され目標のレーダ画像の収集およびレーダ位置を基準とした目標の存在方向の推定を行う複数のレーダ画像収集装置と、各レーダ画像収集装置の出力画像上の各反射点間の対応を判定する対応点判定回路と、対応点判定回路の出力である対応点の判定結果と各レーダ画像収集装置の出力であるレーダ画像から得られるそれぞれの画像における各反射点のレンジおよび目標の存在方向とから目標上の反射強度に関する3次元分布を構築する反射強度3次元分布構築回路とを備えている。そのため、目標の3次元形状を知ることができ、識別性能を向上させることができるとともに、目標の3次元反射強度分布を知ることができるのでさらに識別性能が向上する。
【0126】
また、この発明に係るレーダ装置においては、目標に電波を照射し、目標からの反射波を利用して目標の形状情報をISARレーダ画像として得る画像レーダ装置であって、異なる位置に配置され目標のレーダ画像の収集およびレーダ位置を基準とした目標の存在方向の推定を行う複数のレーダ画像収集装置と、各レーダ画像収集装置の出力画像上の各反射点間の対応を、各反射点の振幅値情報をも用いて判定する強度考慮対応点判定回路と、強度考慮対応点判定回路の出力である対応点の判定結果と各レーダ画像収集装置の出力であるレーダ画像から得られるそれぞれの画像における各反射点のレンジおよび目標の存在方向とから目標の3次元形状を復元する3次元形状復元回路とを備えている。そのため、目標の3次元形状を知ることができ、識別性能を向上させることができるとともに、目標の3次元反射強度分布を知ることができるので識別性能が向上する。さらには、反射強度を利用して3次元形状を構築するので、3次元形状の構築精度が向上する。
【0127】
また、この発明に係るレーダ装置においては、目標に電波を照射し、目標からの反射波を利用して目標の形状情報をISARレーダ画像として得る画像レーダ装置であって、異なる位置に配置され目標のレーダ画像の収集およびレーダ位置を基準とした目標の存在方向の推定を行う複数のレーダ画像収集装置と、各レーダ画像収集装置の出力画像上の各反射点間を、各反射点毎に、多数の画像のうちいずれか3枚を用いて対応づけるN画像対応点判定回路と、N画像対応点判定回路の出力である対応点の判定結果と各レーダ画像収集装置の出力であるレーダ画像から得られるそれぞれの画像における各反射点のレンジおよび目標の存在方向とから目標の3次元形状を復元する3次元形状復元回路とを備えている。そのため、目標の3次元形状を知ることができるので識別性能が向上し、また、多数の枚数の画像を用いて3次元形状を構築するので例えば、3枚の画像では、反射点がある画像で見えないとき、3台のレーダ画像収集装置ではそのレンジベクトルが一次独立ではない場合にも対応できる。
【0128】
また、この発明に係るレーダ装置においては、目標に電波を照射し、目標からの反射波を利用して目標の形状情報をISARレーダ画像として得る画像レーダ装置であって、異なる位置に配置され目標のレーダ画像の収集およびレーダ位置を基準とした目標の存在方向の推定を行う複数のレーダ画像収集装置と、各レーダ画像収集装置の出力画像上の各反射点間のうち対応のとれる基準点を選定する基準点選定回路、基準点選定回路で得られた基準点に関してその空間位置を推定する基準位置推定回路、基準位置推定回路で得られた基準点の空間位置とレーダ画像収集装置で得られた各基準点の画像の画像上のレンジおよびドップラー周波数と各レーダ画像収集装置の位置を基準とした目標の方向とから目標の回転角速度ベクトルを推定する回転角速度ベクトル推定回路、および回転軸の位置を推定する回転軸位置推定回路を有する回転運動推定回路とを備えている。そのため、目標の回転運動を表す角速度ベクトルを得ることができるのでこの値を用いた識別が行えるようになり、さらに識別性能が向上する。
【0129】
また、回転運動推定回路の出力である回転運動の推定結果を各時刻で蓄積する回転運動履歴蓄積回路をさらに備えている。これにより、目標の回転運動を表す角速度ベクトルの時間変化を得ることができるので、例えばPitch運動の周期のような運動情報を得ることができる。
【0130】
また、回転運動推定回路の推定結果を基に各レーダ画像収集装置ごとのクロスレンジ軸と長さと周波数のスケーリングを推定する投影面決定回路と、投影面決定回路の推定結果を基に、レンジおよびレンジに直交するクロスレンジを長さで表現したレーダ画像を各レーダ画像収集装置ごとに得られたレーダ画像に関して生成するレンジ・クロスレンジ画像生成回路とをさらに備えている。そのため、目標に関して各レーダ画像収集装置ごとにレンジ、およびそれに直交したクロスレンジ方向の長さを軸とした目標画像を得ることができるので、これを用いて目標識別性能を向上させることができる。
【0131】
また、各レンジクロスレンジ画像生成回路上の各反射点ごとに、各反射点の存在範囲をそのレンジクロスレンジ画像上の反射点を通り、その平面に直交する直線上に限定し、各レンジクロスレンジ画像毎に現れる各軸が交わるか否かを判定する直線交差判定回路と、直線交差判定回路で得られた交差情報を基に、各面上の点に関する軸が全面で1点で交わるものを探索し、これに基づいて対応点を決定する交差情報考慮型対応点判定回路と、交差情報考慮型対応点判定回路の情報を基に目標の3次元形状を構築する3次元形状構築回路とをさらに備えている。そのため、目標に関して、軸の交差情報を利用して3次元形状を構築するので、3次元形状構築の精度が向上し、識別性能が向上する。
【0132】
また、各レンジクロスレンジ画像生成回路上の各反射点ごとに、各反射点の存在範囲をそのレンジクロスレンジ画像上の反射点を通り、その平面に直交する直線上に限定し、各レンジクロスレンジ画像ごとに現れる各軸が交わる否かを判定する直線交差判定回路と、交差していると判定された点の組に関して交点の3次元座標を決定する交点探索回路と、さらに別のレンジクロスレンジ画像に関して、各反射点ごとに軸を決定し、その軸が交点を通過するかどうかを調べ、通過した場合にはその点、および交点に関する各画像上の点の組を対応している、そうでなければ対応していないと判定する交点通過型対応点判定回路と、交点通過型対応点判定回路の情報を基に目標の3次元形状を構築する3次元形状構築回路とをさらに備えている。そのため、目標に関して、軸の交差情報を利用して3次元形状を構築するので、3次元形状構築の精度が向上し、識別性能が向上する。
【0133】
また、候補目標の形状データを蓄積する目標形状データ蓄積手段と、3次元形状復元回路で復元された観測目標の3次元形状と目標形状データ蓄積手段に蓄積された候補目標の形状データを照合して、類似している候補目標を出力する3次元形状照合回路とをさらに備えている。そのため、観測目標の種類を3次元形状を用いて識別でき、識別性能が向上する。
【0134】
また、候補目標の形状データを蓄積する目標形状データ蓄積手段と、目標形状データに蓄積された各候補目標の3次元形状データに電磁界理論を適用して、その反射強度の3次元分布を算出するRCS算出手段と、反射強度3次元分布構築回路で構築された観測目標の反射強度の3次元分布とRCS算出手段で得られた各候補目標の反射強度の3次元分布を照合して類似する候補目標を選択する反射強度3次元分布照合回路とをさらに備えている。そのため、観測目標の種類を3次元の反射強度分布を用いて識別でき、識別性能が向上する。
【0135】
また、この発明に係るレーダ装置においては、目標に電波を照射し、目標からの反射波を利用して目標の形状情報をISARレーダ画像として得る画像レーダ装置であって、異なる位置に配置して、目標に対して電波の送受信を行い、目標のレーダ画像の収集、およびレーダ位置を基準とした目標の存在方向の推定を行うレーダ画像収集装置と、所定のレーダ画像収集装置から目標に照射して反射された信号を用いて目標のレーダ画像とレーダ画像に関するレンジベクトルを得る受信専用レーダ画像収集装置と、レーダ画像収集装置または受信専用レーダ画像収集装置より得られた出力画像上の各反射点間の対応を判定する対応点判定回路と、対応点判定回路の出力である対応点の判定結果と各レーダ画像収集装置または受信専用レーダ画像収集装置の出力であるレーダ画像および目標の存在方向から目標の3次元形状を復元する3次元形状復元回路とを備えている。そのため、レーダ装置をより簡単な構成で実現でき、コストダウンを図ることができる。
【0136】
また、各候補目標ごとの回転運動情報を蓄積する回転運動蓄積手段と、回転運動履歴蓄積回路に蓄積された各時刻ごとの観測目標の回転運動の履歴と回転運動蓄積手段に蓄積した各候補目標ごとの回転運動情報を照合して、回転運動が類似する候補目標を出力する回転運動照合回路とをさらに備えている。このような構成においては、各目標ごとに固有の運動情報を用いて識別を行うので識別性能が向上する。
【0137】
また、レーダ画像収集装置は、目標に照射する高周波パルスを生成する送信機と、送信機で生成された高周波パルスを送受信する送受信アンテナと、目標により反射、散乱された高周波パルスの一部を送受信アンテナを介して受信・検波する受信機と、受信機で得られた受信信号を元に観測対象のレーダ画像を生成するレーダ画像再生手段と、受信信号の到来方向からレーダ画像収集装置の位置を基準とした目標の存在方向を単位ベクトルで得るレンジベクトル算出手段とを有する。そのため、反射波の到来方向をもとに、レーダ画像収集装置から見た目標方向の単位ベクトル、すなわち、レンジベクトルを得ることができる。
【0138】
また、レーダ画像収集装置は、目標により反射、散乱された高周波パルスの一部を送受信アンテナを介して受信・検波する受信機と、受信機で得られた受信信号を元に観測対象のレーダ画像を生成するレーダ画像再生手段と、受信信号の到来方向および、その受信信号を得るための送信を行ったレーダ画像収集装置の照射方向から、レンジ方向の単位ベクトルを推定するバイスタレンジベクトル算出手段とを有する。そのため、反射波の到来方向およびレーダ画像収集装置から目標への照射方向に基づいて、バイスタティック構成におけるレンジベクトルを計算することができる。
【0139】
また、この発明に係るレーダ装置においては、目標に照射する高周波パルスを生成する送信機、送信機で生成された高周波パルスを送受信する送受信アンテナ、目標により反射、散乱された高周波パルスの一部を送受信アンテナを介して受信・検波する受信機、受信機で得られた受信信号を基に観測対象のレーダ画像をISARレーダ画像として生成するレーダ画像再生手段、受信信号の到来方向から目標の存在方向を単位ベクトルで得るレンジベクトル算出手段、レーダと目標の相対運動により刻一刻と変化するレーダ画像再生手段の出力であるレーダ画像を蓄積するレーダ画像履歴蓄積手段、およびレーダと目標の相対運動により刻一刻と変化するレンジベクトル算出手段の出力であるレンジベクトルの算出結果を蓄積するレンジベクトル履歴蓄積手段を有する移動レーダ画像収集装置と、移動レーダ画像収集装置の出力である各時刻におけるレーダ画像から対応点を決定する対応点判定回路と、対応点判定回路の対応点判定結果と移動レーダ画像収集装置の出力であるレンジベクトルの履歴およびレーダ画像の履歴から目標の3次元形状を復元する3次元形状復元回路とを備えている。そのため、少ない台数のレーダ画像収集装置で同様の効果を得れる利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の画像レーダ装置の実施の形態1を示すの処理ブロック図である。
【図2】 図1のレーダ画像収集装置を詳細に示す処理ブロック図である。
【図3】 実施の形態1の処理を説明するためのジオメトリである。
【図4】 各レーダ画像収集装置で得られるISAR画像の例である。
【図5】 本発明の画像レーダ装置の実施の形態2を示すの処理ブロック図である。
【図6】 本発明の画像レーダ装置の実施の形態3を示すの処理ブロック図である。
【図7】 本発明の画像レーダ装置の実施の形態4を示すの処理ブロック図である。
【図8】 実施の形態4の処理を説明するための図である。
【図9】 本発明の画像レーダ装置の実施の形態5を示すの処理ブロック図である。
【図10】 実施の形態5の処理内容を説明するための図である。
【図11】 本発明の画像レーダ装置の実施の形態6を示すの処理ブロック図である。
【図12】 本発明の画像レーダ装置の実施の形態7を示すの処理ブロック図である。
【図13】 本発明の画像レーダ装置の実施の形態8を示すの処理ブロック図である。
【図14】 本発明の画像レーダ装置の実施の形態9を示すの処理ブロック図である。
【図15】 本発明の画像レーダ装置の実施の形態10を示すの処理ブロック図である。
【図16】 本発明の画像レーダ装置の実施の形態11を示すの処理ブロック図である。
【図17】 本発明の画像レーダ装置の実施の形態12を示すの処理ブロック図である。
【図18】 図17の受信専用画像収集装置を詳細に示す処理ブロック図である。
【図19】 本発明の画像レーダ装置の実施の形態13を示すの処理ブロック図である。
【図20】 本発明の画像レーダ装置の実施の形態14を示すの処理ブロック図である。
【図21】 図20の移動レーダ画像収集装置を詳細に示すの処理ブロック図である。
【図22】 実施の形態14の処理内容を説明するための図である。
【図23】 従来のレーダ装置の構成を示す図である。
【図24】 観測時の目標とレーダとの位置関係および目標の運動を示す図である。
【図25】 図23で示したレーダ画像再生手段の内部を詳細に示したものである。
【図26】 図23で示したレーダ画像表示手段の内部を詳細に示したものである。
【符号の説明】
11 レーダ画像収集装置、12 対応点判定回路、13 3次元形状復元回路、21 反射強度3次元分布構築回路、31 強度考慮対応点判定回路、41N画像対応点判定回路、51 基準点選定回路、52 基準位置推定回路、53 回転角速度ベクトル推定回路、54 回転軸位置推定回路、55 回転運動推定回路、61 回転運動履歴蓄積回路、71 投影面決定回路、72 レンジ・クロスレンジ画像生成回路、81 直線交差判定回路、82 交差情報考慮型対応点判定回路、91 交点探索回路、92 交点通過型対応点判定回路、512 目標形状データ蓄積手段、101 3次元形状照合回路、510 RCS算出手段、111 反射強度3次元分布照合回路、121 受信専用レーダ画像収集装置、131 回転運動蓄積手段、132 回転運動照合回路、501 送信機、503 送受信アンテナ、504 受信機、505 レーダ画像再生手段、14 レンジベクトル算出手段、122 バイスタレンジベクトル算出手段、132 レーダ画像履歴蓄積手段、131 移動レーダ画像収集装置

Claims (16)

  1. 目標に電波を照射し、目標からの反射波を利用して目標の形状情報をISARレーダ画像として得る画像レーダ装置であって、
    異なる位置に配置され目標のレーダ画像の収集およびレーダ位置を基準とした目標の存在方向の推定を行う複数のレーダ画像収集装置と、
    上記各レーダ画像収集装置の出力画像上の各反射点間の対応を判定する対応点判定回路と、
    上記対応点判定回路の出力である対応点の判定結果と各レーダ画像収集装置の出力であるレーダ画像および目標の存在方向とからそれぞれの画像における各反射点のレンジを抽出し、抽出した上記各反射点のレンジを組み合わせて目標の3次元形状を復元する3次元形状復元回路と
    を備えたことを特徴とするレーダ装置。
  2. 目標に電波を照射し、目標からの反射波を利用して目標の形状情報をISARレーダ画像として得る画像レーダ装置であって、
    異なる位置に配置され目標のレーダ画像の収集およびレーダ位置を基準とした目標の存在方向の推定を行う複数のレーダ画像収集装置と、
    上記各レーダ画像収集装置の出力画像上の各反射点間の対応を判定する対応点判定回路と、
    上記対応点判定回路の出力である対応点の判定結果と各レーダ画像収集装置の出力であるレーダ画像から得られるそれぞれの画像における各反射点のレンジおよび目標の存在方向とから目標上の反射強度に関する3次元分布を構築する反射強度3次元分布構築回路と
    を備えたことを特徴とするレーダ装置。
  3. 目標に電波を照射し、目標からの反射波を利用して目標の形状情報をISARレーダ画像として得る画像レーダ装置であって、
    異なる位置に配置され目標のレーダ画像の収集およびレーダ位置を基準とした目標の存在方向の推定を行う複数のレーダ画像収集装置と、
    上記各レーダ画像収集装置の出力画像上の各反射点間の対応を、各反射点の振幅値情報をも用いて判定する強度考慮対応点判定回路と、
    上記強度考慮対応点判定回路の出力である対応点の判定結果と各レーダ画像収集装置の出力であるレーダ画像から得られるそれぞれの画像における各反射点のレンジおよび目標の存在方向とから目標の3次元形状を復元する3次元形状復元回路と
    を備えたことを特徴とするレーダ装置。
  4. 目標に電波を照射し、目標からの反射波を利用して目標の形状情報をISARレーダ画像として得る画像レーダ装置であって、
    異なる位置に配置され目標のレーダ画像の収集およびレーダ位置を基準とした目標の存在方向の推定を行う複数のレーダ画像収集装置と、
    上記各レーダ画像収集装置の出力画像上の各反射点間を、各反射点毎に、多数の画像のうちいずれか3枚を用いて対応づけるN画像対応点判定回路と、
    上記N画像対応点判定回路の出力である対応点の判定結果と各レーダ画像収集装置の出力であるレーダ画像から得られるそれぞれの画像における各反射点のレンジおよび目標の存在方向とから目標の3次元形状を復元する3次元形状復元回路と
    を備えたことを特徴とするレーダ装置。
  5. 目標に電波を照射し、目標からの反射波を利用して目標の形状情報をISARレーダ画像として得る画像レーダ装置であって、
    異なる位置に配置され目標のレーダ画像の収集およびレーダ位置を基準とした目標の存在方向の推定を行う複数のレーダ画像収集装置と、
    上記各レーダ画像収集装置の出力画像上の各反射点間のうち対応のとれる基準点を選定する基準点選定回路、該基準点選定回路で得られた基準点に関してその空間位置を推定する基準位置推定回路、該基準位置推定回路で得られた基準点の空間位置と上記レーダ画像収集装置で得られた各基準点の画像の画像上のレンジおよびドップラー周波数と上記各レーダ画像収集装置の位置を基準とした目標の方向とから目標の回転角速度ベクトルを推定する回転角速度ベクトル推定回路、および回転軸の位置を推定する回転軸位置推定回路を有する回転運動推定回路と
    を備えたことを特徴とするレーダ装置。
  6. 上記回転運動推定回路の出力である回転運動の推定結果を各時刻で蓄積する回転運動履歴蓄積回路を
    さらに備えたことを特徴とする請求項5に記載のレーダ装置。
  7. 上記回転運動推定回路の推定結果を基に各レーダ画像収集装置ごとのクロスレンジ軸と長さと周波数のスケーリングを推定する投影面決定回路と、
    上記投影面決定回路の推定結果を基に、レンジおよびレンジに直交するクロスレンジを長さで表現したレーダ画像を各レーダ画像収集装置ごとに得られたレーダ画像に関して生成するレンジ・クロスレンジ画像生成回路とを
    さらに備えたことを特徴とする請求項5に記載のレーダ装置。
  8. 上記各レンジクロスレンジ画像生成回路上の各反射点ごとに、各反射点の存在範囲をそのレンジクロスレンジ画像上の反射点を通り、その平面に直交する直線上に限定し、各レンジクロスレンジ画像毎に現れる各軸が交わるか否かを判定する直線交差判定回路と、
    上記直線交差判定回路で得られた交差情報を基に、各面上の点に関する軸が全面で1点で交わるものを探索し、これに基づいて対応点を決定する交差情報考慮型対応点判定回路と、
    上記交差情報考慮型対応点判定回路の情報を基に目標の3次元形状を構築する3次元形状構築回路とを
    さらに備えたことを特徴とする請求項7に記載のレーダ装置。
  9. 上記各レンジクロスレンジ画像生成回路上の各反射点ごとに、各反射点の存在範囲をそのレンジクロスレンジ画像上の反射点を通り、その平面に直交する直線上に限定し、各レンジクロスレンジ画像ごとに現れる各軸が交わる否かを判定する直線交差判定回路と、
    交差していると判定された点の組に関して交点の3次元座標を決定する交点探索回路と、
    さらに別のレンジクロスレンジ画像に関して、各反射点ごとに軸を決定し、その軸が上記交点を通過するかどうかを調べ、通過した場合にはその点、および上記交点に関する各画像上の点の組を対応している、そうでなければ対応していないと判定する交点通過型対応点判定回路と、
    上記交点通過型対応点判定回路の情報を基に目標の3次元形状を構築する3次元形状構築回路とを
    さらに備えたことを特徴とする請求項7に記載のレーダ装置。
  10. 候補目標の形状データを蓄積する目標形状データ蓄積手段と、
    上記3次元形状復元回路で復元された観測目標の3次元形状と上記目標形状データ蓄積手段に蓄積された候補目標の形状データを照合して、類似している候補目標を出力する3次元形状照合回路とを
    さらに備えたことを特徴とする請求項3または4に記載のレーダ装置。
  11. 候補目標の形状データを蓄積する目標形状データ蓄積手段と、
    目標形状データに蓄積された各候補目標の3次元形状データに電磁界理論を適用して、その反射強度の3次元分布を算出するRCS算出手段と、
    上記反射強度3次元分布構築回路で構築された観測目標の反射強度の3次元分布と上記RCS算出手段で得られた各候補目標の反射強度の3次元分布を照合して類似する候補目標を選択する反射強度3次元分布照合回路とを
    さらに備えたことを特徴とする請求項2に記載のレーダ装置。
  12. 目標に電波を照射し、目標からの反射波を利用して目標の形状情報をISARレーダ画像として得る画像レーダ装置であって、
    異なる位置に配置して、目標に対して電波の送受信を行い、目標のレーダ画像の収集、およびレーダ位置を基準とした目標の存在方向の推定を行うレーダ画像収集装置と、
    所定のレーダ画像収集装置から目標に照射して反射された信号を用いて目標のレーダ画像と該レーダ画像に関するレンジベクトルを得る受信専用レーダ画像収集装置と、
    上記レーダ画像収集装置または受信専用レーダ画像収集装置より得られた出力画像上の各反射点間の対応を判定する対応点判定回路と、
    上記対応点判定回路の出力である対応点の判定結果と上記各レーダ画像収集装置または上記受信専用レーダ画像収集装置の出力であるレーダ画像および目標の存在方向から目標の3次元形状を復元する3次元形状復元回路と
    を備えたことを特徴とするレーダ装置。
  13. 各候補目標ごとの回転運動情報を蓄積する回転運動蓄積手段と、
    上記回転運動履歴蓄積回路に蓄積された各時刻ごとの観測目標の回転運動の履歴と上記回転運動蓄積手段に蓄積した各候補目標ごとの回転運動情報を照合して、回転運動が類似する候補目標を出力する回転運動照合回路とを
    さらに備えたことを特徴とする請求項6に記載のレーダ装置。
  14. 上記レーダ画像収集装置は、
    目標に照射する高周波パルスを生成する送信機と、
    上記送信機で生成された高周波パルスを送受信する送受信アンテナと、
    目標により反射、散乱された高周波パルスの一部を上記送受信アンテナを介して受信・検波する受信機と、
    上記受信機で得られた受信信号を元に観測対象のレーダ画像を生成するレーダ画像再生手段と、
    上記受信信号の到来方向からレーダ画像収集装置の位置を基準とした目標の存在方向を単位ベクトルで得るレンジベクトル算出手段と
    を有することを特徴とする請求項1から13のいずれかに記載のレーダ装置。
  15. 上記レーダ画像収集装置は、
    目標により反射、散乱された高周波パルスの一部を送受信アンテナを介して受信・検波する受信機と、
    上記受信機で得られた受信信号を元に観測対象のレーダ画像を生成するレーダ画像再生手段と、
    受信信号の到来方向および、その受信信号を得るための送信を行ったレーダ画像収集装置の照射方向から、レンジ方向の単位ベクトルを推定するバイスタレンジベクトル算出手段と
    を有することを特徴とする請求項1から13のいずれかに記載のレーダ装置。
  16. 目標に照射する高周波パルスを生成する送信機、該送信機で生成された高周波パルスを送受信する送受信アンテナ、目標により反射、散乱された高周波パルスの一部を該送受信アンテナを介して受信・検波する受信機、該受信機で得られた受信信号を基に観測対象のレーダ画像をISARレーダ画像として生成するレーダ画像再生手段、受信信号の到来方向から目標の存在方向を単位ベクトルで得るレンジベクトル算出手段、レーダと目標の相対運動により刻一刻と変化する上記レーダ画像再生手段の出力であるレーダ画像を蓄積するレーダ画像履歴蓄積手段、およびレーダと目標の相対運動により刻一刻と変化する上記レンジベクトル算出手段の出力であるレンジベクトルの算出結果を蓄積するレンジベクトル履歴蓄積手段を有する移動レーダ画像収集装置と、
    上記移動レーダ画像収集装置の出力である各時刻におけるレーダ画像から対応点を決定する対応点判定回路と、
    上記対応点判定回路の対応点判定結果と上記移動レーダ画像収集装置の出力であるレンジベクトルの履歴およびレーダ画像の履歴から目標の3次元形状を復元する3次元形状復元回路と
    を備えたことを特徴とするレーダ装置。
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