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JP3870461B2 - プリンタ及びプリンタの駆動装置 - Google Patents
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JP3870461B2 - プリンタ及びプリンタの駆動装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、多階調記録が可能なプリンタに関し、コンピュータ等からの階調画像データを記録するハードコピー装置として利用できる多階調記録が可能なプリンタの駆動装置及びプリンタに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、2値の階調データによって記録を行うプリンタでは、記録用のヘッドに設けられた複数の各記録素子で2値データに応じて、ON、OFFの記録を行っていた。例えば、インクジェットプリンタでは、複数の噴出ノズルを有するプリントヘッドで各ノズルが1回噴射を行う分の画像データを毎回ヘッドの駆動ICへ転送し、この転送された画像データによりインク噴射を行い画像形成を行っていた。
【0003】
近年、各種プリンタで階調記録が行われるようになり、インクジェットプリンタにおいても他のプリンタと同様に行われるようになった。階調記録の1つとして、1画素に対して噴射するドットの数を変化させる方法がある。この方法によれば噴射時のドットの大きさを変えるのと同等の効果がある。この階調記録の場合、1画素のデータを複数ビットで構成し、1回のインク噴射分、つまり1ビットずつの信号を複数ノズル分だけヘッドへシリアル転送するという従来の2値の階調データによる記録と同様の動作でインク噴射を行い画像形成を行っていた。
【0004】
例えば特公平4−31220には、熱転写プリンタで、複数ビットの階調データを1ビットに変換した後、つまり、1回の記録相当のデータに変換したのち、シリアルにレジスタ、ラッチに転送を行うことが記載されている。また、特公平4−74906には、複数ビットの階調データをシリアルデータに変換し、シリアルに転送された1画素分のデータからパルス個数の異なったパルスを発生する装置が記載されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、特公平4−31220や特公平4−74906は画像データをヘッドへシリアル、すなわち、1ビット単位で転送しているので、2値の画像データを記録する場合よりも記録に長時間を要する。例えば16階調での階調記録を行う場合、階調記録でない場合に比較して、ヘッドへの信号の転送で16倍の時間を要してしまう。階調データの記録は、1画素に関して2値での記録と同様の記録動作を複数回繰り返して実行される。階調データをシリアルでヘッドに転送する場合は、例えば1クロック当たりでは、複数回の記録動作のうちの1回分の駆動信号しかヘッドへ転送できない。
【0006】
従って、階調記録で画像データをヘッドへシリアルで転送すると1画素の記録を終了するのに少なくとも階調数分のクロックが必要であるから、1クロックで1画素の記録を終了してしまう2値での記録に対して、信号の転送さらにはこれに伴う記録速度の低下という大きな問題を生じてしまう。
【0007】
そこで、多階調プリンタで画像データをヘッドへシリアル転送する構成では、記録速度の低下を解決する為には、転送周波数をあげてヘッドの記録動作を高速にする構成も考えられる。
【0008】
しかしながら、特にヘッドをキャリッジに搭載し、主走査方向に走査させて記録を行う方式のインクジェットプリンタ等においては別な問題が生じる。インクジェットプリンタ等では、キャリッジはヘッドとヘッドのドライバーを搭載して移動する。キャリッジの移動幅は記録材料の寸法に応じたもので、A4サイズの記録紙に記録するインクジェットプリンタでは20cm以上にもなるため、キャリッジと制御基板間は平行ケーブル等の長い可撓性のケーブルで接続されている。インクジェットプリンタ等の如く長い可撓性のケーブルでキャリッジと制御基板間を接続して階調データである高周波のデータ転送を行うのは、ケーブルでノイズが発生することが考えられ、電波障害等の点からも適当ではない。
【0009】
また、より高画質な画像を出力しうる多階調プリンタを提供しようとすれば、階調数が増加するのでデータ数が増大し、ヘッドの駆動周波数は益々大きくなり、制御が困難になる。
【0010】
本願発明は、このような問題を解決するものであり、階調情報を有する複数ビットである並列データからなる画像データによる階調記録を行なうことで、ヘッドドライバーの駆動周波数を上げずに高速に階調記録を行う多階調プリンタの駆動装置と多階調プリンタを提供するものである。
【0011】
また、ヘッド部において階調を持った並列データを液滴噴出数に変換し、階調記録を得るようにしたものである。
【0012】
【課題を解決するための手段】
上記の目的は、1画素あたりが階調を示す複数ビットで構成され、該複数ビットのデータが並列に入力されて1画素ごとに画素データを順次記憶し、所定数の画素データを記憶した後に、記憶した画素データを並列に出力する第1の記憶手段と、カウンタ信号を発生するカウント手段と、該第1の記憶手段の出力のそれぞれに対応して設けられ、かつ該第1の記憶手段の各画素データと該カウンタ信号とを比較し、比較結果に応じて駆動信号を出力する複数の比較手段と、該各比較手段に対応して設けられ、かつ該各比較手段からの駆動信号に応じて変更された駆動電圧に基づき駆動される記録手段と、前記比較手段の出力を選択し、前記記録手段のうち所望の記録手段により記録を行なわせるための選択手段を有する事を特徴とするプリンタの駆動装置により達成される。
【0013】
また、上記の目的は、1画素あたりが階調を示す複数ビットで構成され、該複数ビットのデータが並列に入力されて1画素ごとに画素データを順次記憶し、所定数の画素データを記憶した後に、記憶した画素データを並列に出力する第1の記憶手段と、前記第1の記録手段が並列に出力した画素データをラッチして並列に出力する第2の記憶手段と、カウンタ信号を発生するカウント手段と、前記第2の記憶手段の出力のそれぞれに対応して設けられ、かつ前記第2の記憶手段の各画素データと該カウンタ信号とを比較し、比較結果に応じて駆動信号を出力する複数の比較手段と、該各比較手段に対応して設けられ、かつ該各比較手段からの駆動信号に応じて変更された駆動電圧に基づき駆動される記録手段と、前記比較手段の出力を選択し、前記記録手段のうち所望の記録手段により記録を行なわせるための選択手段を有する事を特徴とするプリンタの駆動装置により達成される。
【0014】
また、上記の目的は、1画素あたりが階調を示す複数ビットで構成され、該複数画素のデータが該複数ビットの下位ビットまたは上位ビットから順に並列に入力されて画素データを順次記憶し、所定数の画素データを記憶した後に、記憶した画素データを並列に出力する第1の記憶手段と、該第1の記録手段が並列に出力した画素データをラッチして並列に出力する第2の記憶手段と、カウンタ信号を発生するカウント手段と、前記第2の記憶手段の出力のそれぞれに対応して設けられ、かつ該第2の記憶手段の各画素データと該カウンタ信号とを比較し、比較結果に応じて駆動信号を出力する複数の比較手段と、該各比較手段に対応して設けられ、かつ該各比較手段からの駆動信号に応じて変更された駆動電圧に基づき駆動される記録手段と、前記比較手段の出力を選択し、前記記録手段のうち所望の記録手段により記録を行なわせるための選択手段を有する事を特徴とするプリンタの駆動装置により達成される。
【0015】
また、上記の目的は、1画素あたりが階調を示す複数ビットで構成され、該複数ビットのデータが並列に入力されて1画素ごとに画素データを順次記憶し、所定数の画素データを記憶した後に、記憶した画素データを並列に出力する第1の記憶手段と、カウンタ信号を発生するカウント手段と、前記第1の記憶手段の出力のそれぞれに対応して設けられ、かつ該第1の記憶手段の各画素データと該カウンタ信号とを比較し、比較結果に応じて駆動信号を出力する複数の比較手段と、該各比較手段に対応して設けられ、かつ該各比較手段からの駆動信号に応じて変更された駆動電圧に基づき駆動される記録手段と、前記比較手段の出力を選択し、前記記録手段のうち所望の記録手段により記録を行なわせるための選択手段と、前記第1の記憶手段、前記比較手段、前記記録手段、選択手段を備えていて記録時に移動可能に保持されるキャリッジと、該キャリッジとプリンタ本体に備えた基板との間でデータを転送し、可撓性を有していて該キャリッジの移動に追従するデータ転送手段を有する事を特徴するプリンタにより達成される。
【0016】
また、上記の目的は、1画素あたりが階調を示す複数ビットで構成され、該複数ビットのデータが並列に入力されて1画素ごとに画素データを順次記憶し、所定数の画素データを記憶した後に、記憶した画素データを並列に出力する第1の記憶手段と、該第1の記憶手段が並列に出力した画素データをラッチして並列に出力する第2の記憶手段と、カウンタ信号を発生するカウント手段と、該第2の記憶手段の出力のそれぞれに対応して設けられ、かつ該第2の記憶手段の各画素データと該カウンタ信号とを比較し、比較結果に応じて駆動信号を出力する複数の比較手段と、該各比較手段に対応して設けられ、かつ各比較手段からの駆動信号に応じて変更された駆動電圧に基づき駆動される記録手段と、前記比較手段の出力を選択し、前記記録手段のうち所望の記録手段により記録を行なわせるための選択手段と、前記第1の記憶手段、前記第2の記憶手段、前記比較手段、前記記録手段、選択手段を備えていて記録時に移動可能に保持されるキャリッジと、該キャリッジとプリンタ本体に備えた基板との間でデータを転送し、可撓性を有していて該キャリッジの移動に追従するデータ転送手段を有する事を特徴するプリンタにより達成される。
【0018】
【発明の実施の形態】
以下に本発明の実施の形態を図1から図8により、インクジェットプリンタを例に説明する。
【0019】
図1はインクジェットプリンタ1の主要部を示す斜視図である。
【0020】
キャリッジ2はヘッド3とヘッドドライバー16を納めた樹脂性のケースである。キャリッジ2に納めたヘッドドライバー16はICで構成してあり、キャリッジ2から引き出されたフレキシブルケーブル5で制御基板9と接続されている。
【0021】
キャリッジ2はキャリッジ駆動機構6によって図中矢印Xで示した主走査方向に往復移動される。キャリッジ駆動機構6は、モータ6a、プーリ6b、歯付きベルト6c、ガイドレール6dを含んで構成されていて、キャリッジ2は歯付きベルト6cに固着されている。
【0022】
モータ6aによりプーリ6bが回転すると、歯付きベルト6cに固着されたキャリッジ2は図中矢印Xの方向に沿って移動させられる。ガイドレール6dは互いに平行な2本の丸棒で、かつキャリッジ2の挿通穴を貫通していてキャリッジ2が滑走するようにした。このため歯付きベルト6cはキャリッジ2の自重では撓まないし、キャリッジ2の往復移動の方向は一直線上となる。モータ6aの回転方向を逆転すればキャリッジ2が移動する向きを変更できるし、回転数を変更すればキャリッジ2の移動速度を変更することもできる。
【0023】
インクカートリッジ4は内部にインクタンクを有している。インクタンクのインク供給口はインクカートリッジ4をキャリッジ2にセットしてインク供給パイプと接続されると開口し、接続が解除されると閉鎖され、ヘッド3にインクが供給される。キャリッジ2にはインクカートリッジ4の取り付け部が設けてあり、噴射用のY、M、C、Kの各色のインクを納めたインクカートリッジを着脱できるようになっている。本実施の形態では4色のうちK(黒)のインクタンクだけを別のカートリッジに納め、他の3色のインクタンクは一つのカートリッジに納めた。
【0024】
フレキシブルケーブル5は本発明のデータ転送手段に係り、可撓性を有するフィルムに、データ信号線、電源線等を含む配線パターンをプリントしたもので、キャリッジ2と制御基板9との間でデータを転送し、キャリッジ2の移動に追従する。
【0025】
エンコーダ7は樹脂の透明なフィルムに所定の間隔で目盛りをつけたもので、この目盛りをキャリッジ2に設けた光センサにより検出して、キャリッジ2の移動速度を検知する。
【0026】
紙搬送機構8は図中矢印Yで示した副走査方向に記録紙Pを搬送させる機構で、搬送モータ8a、搬送ローラー対8b、8cを含んで構成される。搬送ローラー対8bと搬送ローラー対8cは搬送モータ8aにより駆動されて、図示せぬギア列によって略等しいが搬送ローラー対8cが極わずかに速い周速で回転するローラー対である。記録紙Pは給紙機構(図示せず)から送り出されてから一定速度で回転させられている搬送ローラー対8bに挟持され、給紙ガイド(図示せず)によって副走査方向に搬送の向きを修正させられたうえで搬送ローラー対8cに挟持されて搬送される。搬送ローラー対8cの周速は搬送ローラー対8bよりも極わずか速いので、記録紙Pは弛みを発生させずに記録部を通過する。また記録紙Pが副走査方向に移動する速度は一定の速度に設定する。
【0027】
このようにして記録紙Pを副走査方向に一定速度で移動させつつ、キャリッジ2を主走査方向に一定速度で移動させ、ヘッド3から噴出したインクを付着させて記録紙Pの片面の所定範囲に画像を記録する。
【0028】
図2はインクジェットプリンタ1の回路ブロック図である。
【0029】
制御基板9はインクジェットプリンタ1全体の制御を行うCPU11が実装され、先に説明したとおりフレキシブルケーブル5によってキャリッジ2のヘッドドライバー16と接続されている。
【0030】
ページメモリ12は、インクジェットプリンタ1自体を周辺機器として利用するパーソナルコンピュータ等から受け取った画像データを記憶する。ページメモリ12の記憶容量は、パーソナルコンピュータ等の扱う階調画像データのビット数、ドット数、信号の転送速度、CPUの処理速度等によって決めればよい。
【0031】
本発明にかかる多階調プリンタの駆動装置を用いれば大変高速な記録が可能であるから、シリアルインターフェースを利用しないで、画像データ転送を早める目的でパラレルインターフェースのSCSI(14a)とIEEE1284(14b)を利用できるようにした。
【0032】
ラインメモリ13a、bは本発明の第3の記憶手段に係り、記録紙Pに記録する際に主走査方向に一列に並べて記録される各画素の画像データを記憶するラインメモリーとして使用していて、各画像データは数ビットの階調データでページメモリ12から転送される。本実施例では8ビット処理のラインメモリ13a、bを2個パラレルに使用しているが、16ビット処理の一つのラインメモリで構成してもよい。ページメモリ12からのデータ信号線は16ビットで、各ラインメモリ13に8ビットずつ分岐している。ラインメモリ13a、bの画像データはフレキシブルケーブル5を介してヘッドドライバー16に転送される。
【0033】
ヘッドドライバー16a〜dはICで構成され、各色毎に1個設けられている。各ICはそれぞれ128ビット×4の本発明の第1の記憶手段に係るシフトレジスタに接続され、ラインメモリ13a、bからの画像データは一旦このシフトレジスタに格納される。尚、ヘッドドライバー16は一色当たり複数個としてもよいし、一個のICに4色分のドライバーをパッケージすればより小型化が可能となる。ヘッドドライバー16は4ビットのデータ信号線を有し、この信号線によってヘッドドライバー16をシリアルに接続すると前段のシフトレジスタに格納しきれなかった画像データは後段のシフトレジスタに格納されるように構成できる。
【0034】
本発明の記録手段に係る4色のヘッド17Y、M、C、Kは、それぞれが128個のノズルを持ち、各ヘッドを構成するノズルは複数のラインを同時に記録できるように副走査方向に並べて配置されている。なお本実施の形態のヘッドドライバー16とヘッド17の組み合わせは、本発明の多階調プリンタの駆動装置の実施の形態の一例である。
【0035】
本実施の形態では、イエローの画像データはラインメモリ13aから4ビットのデータ信号線でヘッドドライバー16aへ転送される。そしてヘッドドライバー16aに転送されたイエローの128個の画像データは並列的に処理されて、ヘッド17Yによる記録が実行される。以下同様にマゼンタの画像データはラインメモリ13aからヘッドドライバー16bへ転送されヘッド17Mで記録が実行される。シアンはラインメモリ13bからヘッドドライバー16cに転送されてヘッド17Cによる記録が実行され、ブラックはラインメモリ13bからヘッドドライバー16eに転送されてヘッド17Kによる記録が実行される。ヘッドドライバー16の詳しい動作は後述する。
【0036】
ANDゲート22は、エンコーダ7の検出した情報を基にキャリッジ2が一往復移動を開始して往路上で所定の位置に達した時点で、インク噴射を開始させるためのTRGIN信号をヘッドドライバー16に出力する。ヘッドドライバー16はこのTRGIN信号を受けて駆動信号を送出し、ヘッド17によるインクの噴射を行う。
【0037】
ヘッドドライバー16は128ビットのデータ信号線によってヘッド17の各ノズルに設けられた電気機械変換素子に駆動信号を供給し、この駆動信号を受けて電気機械変換素子が変形することによりヘッド内のインクが噴射される。尚、電気機械変換素子としては種々のものがあるが、本実施の形態ではピエゾ素子を例に説明する。
【0038】
一般にインクジェットプリンタはノズルより駆動信号に応じて液滴が噴出され、記録が行われる。順次インク滴は記録紙P上に記録され、液滴数に応じた面積の記録が可能となり、階調記録が行える。
【0039】
また、ピエゾ素子の駆動電圧を高めることでノズルヘッド17から噴射された液滴の速度は高めることができる。これを利用して、各噴射の印加電圧を各パルス毎に徐々に高めれば、順次噴射されたインク滴が記録紙P上でより近い位置に記録することができ、より高画質な階調記録が可能となる。
【0040】
さらに、駆動信号はインクジェットプリンタ1の周辺の環境に応じて異なる波形を用いることで、安定した画質を得ることができる。本実施の形態ではサーミスタ19でヘッド17近辺の温度を測定し、測定した温度に応じて波形を変更する構成とした。この構成により、温度によりインク粘度が変化した場合でも、これに対応してヘッドを駆動することができる。なお、湿度条件等も駆動信号の波形を変更する為のパラメータにすればより好ましい。
【0041】
駆動信号の波形はこのようにインクを一滴噴出する毎に、また環境によっても波形を変える必要があるので、駆動信号の様々な波形をシリアルROM20にディジタルデータとして記憶してある。このシリアルROM20は、EPRROM等を用いて構成できる。
【0042】
シリアルROM20は、パルスごとに印加電圧を徐々に高めた駆動信号の波形データを各温度条件毎に記憶させてある。本実施の形態では色当たり4ビット16階調のデータを出力するので、シリアルROM20に記憶した波形データは基本波形の振幅を徐々に大きくして16回くりかえす波形をディジタルデータ化したものである。
【0043】
CPU11は、サーミスタ19で検出した温度条件に最適の波形データをシリアルROM20から読み出して駆動波形発生回路15へ送る。駆動波形発生回路15では、この駆動信号の波形データをD/A変換によりアナログの波形に復調、増幅し、ヘッドドライバー16へ出力する。
【0044】
次に図3のヘッドドライバーのブロック図によって説明する。本実施の形態のヘッドドライバー16は、本発明の第1の記憶手段の一例であるシフトレジスタ31、本発明の第2の記憶手段の一例であるラッチ32、本発明の比較手段の一例であるデジタルコンパレータ33、本発明の選択手段の一例である選択ゲート34、レベルシフタ35、ドライバ36、カウンタ37等を含んで構成される。本実施の形態では1画素あたり16階調からなる画像データを処理するために、ヘッドドライバー16を構成する各手段は4ビットに対応する構成となっている。
【0045】
ラインメモリ13から1画素が複数ビット、ここでは4ビットからなる階調画像データが、画素単位でシリアルにヘッドドライバー16へ転送されてくる。図3では、第一番目の4bitの画素データDAT0、DAT1、DAT2、DAT3が4ビットのデータ信号線を転送されている状態を示した。
【0046】
シフトレジスタ31はノズルヘッド17での1回の噴射に相当する数の画素の画像データを記憶できる容量を持っている。本実施の形態では副走査方向に並んだ128画素分の画像データを記憶する。キャリッジ2が記録に適した位置に達すると、制御回路23はLOAD信号を出力し、ラッチ32はこのLOAD信号を受けるとシフトレジスタ31から並列に出力された画像データをラッチする。
【0047】
このように、ノズル数128×4ビットの画像データを4ビット単位で並列に転送することにより、データ転送、ひいては記録ヘッドの駆動時間を1/16に削減できる。この削減効果は、階調数である1画素当たりに噴射するインク滴の数が増加するのに伴いより大きくなる。
【0048】
デジタルコンパレータ33は本発明の比較手段に係り、ラッチ32がラッチした画像データの値とカウンタ37のカウント値との大小の比較を行う。本例では、画像データを1画素4ビットとしているため、4ビットカウンタとした。この比較手段であるカウンタは、画像データのビット数に対応したものを適宜用いればよい。デジタルコンパレータ33は画像データの値がカウント値以上のときはHiレベルを出力し、画像データの値がカウント値未満のときはLowレベルを出力し、出力の状態は比較結果が変わるまでは前の状態を維持する。
【0049】
このデジタルコンパレータ33により、複数ビットの並列データをシリアルデータである1ビットの連続したデータに変換する。
【0050】
選択ゲート34は本発明の選択手段に係り、ヘッド17の各ノズルを奇数番目、偶数番目の2組に分けて、順次駆動する為の切替えを行う。選択ゲート34はアンドゲートを128個パラレルにして、入力端子の一方に各デジタルコンパレータ33の出力端子を接続し、他方の入力端子は制御回路に接続してある。X、Yは記録を行うヘッド17のノズルを選択的に用いるための選択信号であり、制御回路23より出力される。本実施の形態では、選択信号X、Yを用いて記録手段を奇数番目、偶数番目の2組に分けて、交互に駆動、つまり噴射する。この駆動法により1画素分、つまり最大で16個のインク滴を打つ毎に、隣のノズルよりインク噴射が行われる。これは、各ノズルにより噴射特性が異なる場合、全てのノズルを連続して使用すると画像にスジムラ等が生じることを考慮するもので、前述のような交互に噴射させる駆動方式によりスジムラ等を抑制することができる。この例では、奇数、偶数の2組としたが、2組以上にノズルヘッド17を分けてもよい。
【0051】
レベルシフタ35は選択ゲートの出力である駆動信号をピエゾの駆動に必要な0から電源電圧迄にレベルシフトする。
【0052】
レベルシフタ35の出力がHiの状態のとき、ドライバ36より駆動信号が出力される。一方レベルシフタ35の出力がLowの状態になると駆動信号が出力されない。
【0053】
ドライバ36の出力端子は、ヘッド17の対応した各ノズルのピエゾ素子に接続され、ドライバ36より駆動信号が与えられると、接続されたノズルのピエゾ素子によりインクを噴出し、駆動信号が与えられない場合は、この端子に接続されたノズルのピエゾ素子によるインクの噴出は行われない。
【0054】
図4は、全16階調の噴射を行う駆動信号の発生を説明するタイミングチャートである。
【0055】
4bitカウンタ37は、カウンタ信号CNTを受けて順次増加する4ビットのアップカウンタで、本発明のカウント信号に係るカウント信号DC0〜3を出力する。またリセット信号RSTによってカウント値は0にリセットされる。
【0056】
噴出信号CMPはデジタルコンパレータ33の出力である。デジタルコンパレータ33は画像データ値がカウント値より大きい場合に噴出信号CMPをHiレベルとし、画像データ値がカウント値以下の場合に噴出信号CMPをLowレベルとして出力するように設定した。図4では画像データの値が例えば7であったときの波形を示してある。
【0057】
先ず、CNT=1でのカウンタ値0と画像データの大小をデジタルコンパレータ33で比較する。CNT=1のとき画像データの値が7でカウント値0だから画像データが大きいので、噴出信号CMPはHiレベルの信号を出力する。そして、カウンタ信号が2、3、4・・・・と進むとカウント値が1、2、3・・・・と増加していき、順次比較が実行される。カウンタ信号=7でカウント値=6となり、画像データ値がカウント値より大きいという条件を満たすので、カウンタ信号CNTが1〜7までは、噴出信号CMPはHiレベルの状態で遷移する。このHi信号が階調記録を行う駆動信号となる。カウンタ信号=8でカウント値=7となり、画像データ値がカウント値以下という条件を満たすので、カウンタ信号CNTが8〜15までは、噴出信号CMPはLowの状態で遷移する。
【0058】
以上のように、並列4ビットの画像データを比較手段で比較することにより、0発噴出(噴出しない)から15発噴出までの16通りの噴出信号を得て、1画素を16階調で記録する。
【0059】
15発目のカウンタ信号から所定のタイミングが経過すると、制御回路23から4bitカウンタ37にリセット信号RSTが出力されて、カウント値DC0〜3はリセットされる。またリセット信号RSTにより、1番目の噴出信号に係る比較が開始されるようになっている。
【0060】
なお、X、Yの噴射期間は、選択ゲート34に与えられる選択信号X、Yによって切換えられる。
【0061】
図5は、全16階調としたときの階調記録におけるタイミングチャートである。
【0062】
0階調〜15階調と記した方形波は、各階調に応じて発生する駆動信号を示す。
【0063】
一例として、ラッチ32にラッチされたある一つの画素の画像データの値が、0であったとする。この時、この画素の濃度は0である。4bitカウンタ37のCNT=1の時の出力であるカウンタ値0と画像データの値0をデジタルコンパレータ33で比較すると、画像データ値=カウンタ値なので、デジタルコンパレータ33の出力は、Lowレベルとなる。以後、CNTが2〜16まで変化しても画像データ値はカウンタ値未満なので、デジタルコンパレータ33の出力は、Lowレベルのまま遷移する。
【0064】
デジタルコンパレータ33の出力がLowであれば、選択ゲート34引いてはドライバ36の出力端子から駆動信号は出力されないから、ヘッド17の対応するノズルからはインク噴出は行われない。
【0065】
さて次の例として、ラッチされたある一つの画素の画像データの値が、7であったとする。この時、CNT=1からCNT=7まではデジタルコンパレータ33で比較すると、画像データ値がカウンタ値より大きいので、デジタルコンパレータ33の出力は、Hiレベルで遷移する。以後はCNTが8〜16までは画像データ値はカウンタ値未満なので、デジタルコンパレータ33の出力は、Lowレベルのまま遷移する。
【0066】
デジタルコンパレータ33の出力がHiであれば、選択ゲート34、ひいてはレベルシフタ35はHiであるから、ドライバ36から駆動信号が出力される。そして、CNT=8以後は、デジタルコンパレータ33の出力がLowレベルとなるため、ドライバ36の出力端子から駆動信号は出力されない。従って、ヘッド17はインクを7滴のみ噴出して記録紙Pに記録することとなる。
【0067】
以上は具体例であるが、ヘッド17よりこの各階調の駆動信号に応じた液滴が噴射され、階調記録が行われる。順次インク滴は記録紙Pに記録され、液滴数に応じた面積の記録が可能となり、階調記録が行われる。そしてシフトレジスタ31からラッチ32に次の画素の画像データがラッチされるとLOAD信号が再度立ち上がり、画像データの値とカウンタ値の比較結果に応じてリアルタイムにインクの液滴数に応じてHiレベルの期間が変化する駆動信号が出力されるのである。
【0068】
このように本発明の比較手段にかかるデジタルコンパレータ33でパラレル信号をシリアル信号に変換しているので、本発明の第1の記憶手段にかかるシフトレジスタ31、本発明の第2の記憶手段にかかるラッチ32とも4bitのパラレルデータを扱える構成をとることができ、制御基板9からヘッドドライバー16へ画像データをパラレルに転送する事が可能となったものである。
【0069】
ここで、図6を用いて、他の実施形態を説明する。
【0070】
図6は、図3で示したヘッドドライバーの変形例である。この図6は、図3における第2のメモリを省略して構成した例である。図3と同じ番号は同様の構成である。以下図3との相違する部分につき説明する。
【0071】
この図において、ヘッド17によるインク噴出動作を開始するにあたり、まず、CLKINに同期してDATA0〜DATA3が第1のメモリ(128ビット×4シフトレジスタ)に順次入力される。128個のレジスタに全て入力が終わった段階でCLKINの入力を停止し、レジスタの内容を固定する。
【0072】
この状態で、上記第1のメモリは、前述の第2のメモリと同じ状態になる。すなわち、各4ビットのレジスタは、カウンタ37のカントアップ出力D0〜D3の出力と順次比較され、選択ゲートへ入力される。この期間がヘッドからのインク噴出期間となる。
【0073】
レジスタ内のデータが比較器により、パラレル−シリアル変換を終了した段階で、この第1メモリへのデータ入力、つまりCLKINが解除され、次のデータが入力可能な状態となる。
【0074】
この例では、第1のメモリにデータ入力を行っている期間は、ヘッド17からインクの噴出はできないが、このデータ入力を行っている期間、つまり転送時間が、インク噴出期間に比較して充分短い場合は、第2のメモリを有しないでほぼ同じ効果を期待することができる。
【0075】
図7は本発明をラインヘッドを有するインクジェットプリンタ100に適用した例の主要部を示す斜視図である。
【0076】
ラインヘッド117は一色あたり128個のノズルを樹脂性の内ケース117Y、M、C、K中に主走査方向に沿って配列したものを、更に副走査方向に4個重ねて外ケース117a中に納めてある。同じく外ケース117a中に納めた本発明の多階調プリンタの駆動装置に係るヘッドドライバー16によって液滴の噴出動作を制御される。
【0077】
紙搬送機構8はインクジェットプリンタ1と同じく搬送モータ8a搬送ローラー対8b、搬送ローラー対8cによって記録紙Pを副走査方向に搬送する。その他の、制御基板9、IC化したヘッドドライバー16等の構成はインクジェットプリンタ1と同様である。
【0078】
インクジェットプリンタ100はインクジェットプリンタ1と同様にパーソナルコンピュータ等から転送された画像データをラインメモリ13に転送し、ラインメモリ13からは画素あたり4bitの階調で表現される画像データをフレキシブルケーブル5によって接続したヘッドドライバー16に転送する。そしてヘッドドライバー16はトリガーイン信号TRGINが入力されると、インクジェットプリンタ1のヘッドドライバー16と同様にノズルヘッド17からインクを噴出させて記録紙Pに記録を実行する。
【0079】
図8は本発明の多階調プリンタの駆動装置に係るヘッドドライバーの他の例の主要部を説明するブロック図である。
【0080】
ヘッドドライバー16の例では、一画素を構成する4bitの階調データが制御基板9から4bitのデータ信号線によって一画ずつ順次転送される例であった。これに対して、ヘッドドライバー116は128bitのデータ信号線によって、128画素の4bitの階調データの下位ビットから順次転送される例である。なお図3と同じ構成部材は同じ符号を付してある。
【0081】
ラインメモリ13から1画素が複数ビット、ここでは4ビットからなる階調画像データが、下位ビットから順次パラレルに転送されてくる。図8のブロック図では、第一番目の128bitの下位ビットデータDAT0〜DAT127が128ビットのデータ信号線を転送されている状態を示した。
【0082】
シフトレジスタ131はノズルヘッド17での1回の噴射に相当する数の画素の画像データを記憶できる容量を持っている。本実施の形態でも副走査方向に並んだ128画素分の画像データを記憶する。キャリッジ2が記録に適した位置に達すると、制御回路23はLOAD信号を出力し、ラッチ32はこのLOAD信号を受けると直ちにシフトレジスタ31から並列に出力された画像データをラッチする。
【0083】
そして、ラッチ32はヘッドドライバー16と同様にデジタルコンパレータ33に対して画像データを出力する。ヘッドドライバー116の他の動作はヘッドドライバー16と同様であるので、ここでは特に説明しない。ヘッドドライバー16は1画素当たりの階調分だけ転送速度を向上する例であったのに対して、本例のヘッドドライバー116は、ノズルヘッド17が有するノズルの数分だけ転送速度を向上させる例である。
【0084】
【発明の効果】
以上説明したように、請求項1の発明にかかるプリンタによって階調情報を持った並列データを並列データのままヘッドドライバーに転送し、処理するため、多階調記録を高速に行えるようになった。また、多階調を持った並列データを比較手段で比較して、シリアルデータに変換する事で、液滴噴出数に変換し、階調記録を得るので階調記録を高速に行える。
【0085】
また、比較手段の出力にゲートを設けることにより、簡単に噴出、非噴出を設定でき、選択的にノズルヘッドを用いて記録を行うことで、各ノズルヘッドに於けるスジムラを防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】インクジェットプリンタ1の主要部を示す斜視図。
【図2】インクジェットプリンタ1の回路ブロック図。
【図3】ヘッドドライバーのブロック図。
【図4】全16階調の噴射を行う駆動信号の発生を説明するタイミングチャート。
【図5】全16階調としたときの階調記録におけるタイミングチャート。
【図6】ヘッドドライバーのブロック図。
【図7】インクジェットプリンタ100の主要部を示す斜視図。
【図8】ヘッドドライバーのブロック図。
【符号の説明】
1 インクジェットプリンタ
2 キャリッジ
3 ヘッド
5 フレキシブルケーブル
7 エンコーダ
9 制御基板
11 CPU
12 ページメモリ
13 ラインメモリ
14 インターフェース
15 駆動波形発生回路
16 ヘッドドライバー
17 ヘッド
19 サーミスタ
23 制御回路
31 シフトレジスタ
32 ラッチ
33 デジタルコンパレータ
34 選択ゲート
35 レベルシフタ
36 ドライバ
37 カウンタ

Claims (5)

  1. 1画素あたりが階調を示す複数ビットで構成され、該複数ビットのデータが並列に入力されて1画素ごとに画素データを順次記憶し、所定数の画素データを記憶した後に、記憶した画素データを並列に出力する第1の記憶手段と、
    カウンタ信号を発生するカウント手段と、
    該第1の記憶手段の出力のそれぞれに対応して設けられ、かつ該第1の記憶手段の各画素データと該カウンタ信号とを比較し、比較結果に応じて駆動信号を出力する複数の比較手段と、
    各比較手段に対応して設けられ、かつ各比較手段からの駆動信号に応じて変更された駆動電圧に基づき駆動される記録手段と、
    前記比較手段の出力を選択し、前記記録手段のうち所望の記録手段により記録を行なわせるための選択手段を有する事を特徴とするプリンタの駆動装置。
  2. 1画素あたりが階調を示す複数ビットで構成され、該複数ビットのデータが並列に入力されて1画素ごとに画素データを順次記憶し、所定数の画素データを記憶した後に、記憶した画素データを並列に出力する第1の記憶手段と、
    前記第1の記録手段が並列に出力した画素データをラッチして並列に出力する第2の記憶手段と、
    カウンタ信号を発生するカウント手段と、
    前記第2の記憶手段の出力のそれぞれに対応して設けられ、かつ前記第2の記憶手段の各画素データと該カウンタ信号とを比較し、比較結果に応じて駆動信号を出力する複数の比較手段と、
    各比較手段に対応して設けられ、かつ各比較手段からの駆動信号に応じて変更された駆動電圧に基づき駆動される記録手段と、
    前記比較手段の出力を選択し、前記記録手段のうち所望の記録手段により記録を行なわせるための選択手段を有する事を特徴とするプリンタの駆動装置。
  3. 1画素あたりが階調を示す複数ビットで構成され、該複数画素のデータが該複数ビットの下位ビットまたは上位ビットから順に並列に入力されて画素データを順次記憶し、所定数の画素データを記憶した後に、記憶した画素データを並列に出力する第1の記憶手段と、
    第1の記録手段が並列に出力した画素データをラッチして並列に出力する第2の記憶手段と、
    カウンタ信号を発生するカウント手段と、
    前記第2の記憶手段の出力のそれぞれに対応して設けられ、かつ該第2の記憶手段の各画素データと該カウンタ信号とを比較し、比較結果に応じて駆動信号を出力する複数の比較手段と、
    各比較手段に対応して設けられ、かつ各比較手段からの駆動信号に応じて変更された駆動電圧に基づき駆動される記録手段と、
    前記比較手段の出力を選択し、前記記録手段のうち所望の記録手段により記録を行なわせるための選択手段を有する事を特徴とするプリンタの駆動装置。
  4. 1画素あたりが階調を示す複数ビットで構成され、該複数ビットのデータが並列に入力されて1画素ごとに画素データを順次記憶し、所定数の画素データを記憶した後に、記憶した画素データを並列に出力する第1の記憶手段と、
    カウンタ信号を発生するカウント手段と、
    前記第1の記憶手段の出力のそれぞれに対応して設けられ、かつ該第1の記憶手段の各画素データと該カウンタ信号とを比較し、比較結果に応じて駆動信号を出力する複数の比較手段と、
    該各比較手段に対応して設けられ、かつ該各比較手段からの駆動信号に応じて変更された駆動電圧に基づき駆動される記録手段と、
    前記比較手段の出力を選択し、前記記録手段のうち所望の記録手段により記録を行なわせるための選択手段と、
    前記第1の記憶手段、前記比較手段、前記記録手段、選択手段を備えていて記録時に移動可能に保持されるキャリッジと、
    該キャリッジとプリンタ本体に備えた基板との間でデータを転送し、可撓性を有していて該キャリッジの移動に追従するデータ転送手段を有する事を特徴するプリンタ。
  5. 1画素あたりが階調を示す複数ビットで構成され、該複数ビットのデータが並列に入力されて1画素ごとに画素データを順次記憶し、所定数の画素データを記憶した後に、記憶した画素データを並列に出力する第1の記憶手段と、
    該第1の記憶手段が並列に出力した画素データをラッチして並列に出力する第2の記憶手段と、
    カウンタ信号を発生するカウント手段と、
    該第2の記憶手段の出力のそれぞれに対応して設けられ、かつ該第2の記憶手段の各画素データと該カウンタ信号とを比較し、比較結果に応じて駆動信号を出力する複数の比較手段と、
    該各比較手段に対応して設けられ、かつ各比較手段からの駆動信号に応じて変更された駆動電圧に基づき駆動される記録手段と、
    前記比較手段の出力を選択し、前記記録手段のうち所望の記録手段により記録を行なわせるための選択手段と、
    前記第1の記憶手段、前記第2の記憶手段、前記比較手段、前記記録手段、選択手段を備えていて記録時に移動可能に保持されるキャリッジと、
    該キャリッジとプリンタ本体に備えた基板との間でデータを転送し、可撓性を有していて該キャリッジの移動に追従するデータ転送手段を有する事を特徴するプリンタ。
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