JP3879638B2 - 半導体樹脂封止装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は半導体樹脂封止装置の特に集塵排出による空気汚染および排出空気による装置周辺温度上昇抑制に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来からの半導体樹脂封止装置としては、樹脂封止後にモールド型開き空間に浮遊する硬化樹脂の微細粉塵を捕塵した空気を暖めモールド型循環空気として戻すものがあった(例えば、特許文献1参照)。図2は、前記特許文献1に記載された従来の半導体樹脂封止装置を示すものである。図2において、101はモールド型、102はモールド型101の上型、103はモールド型101の下型、104は上プラテン、105はタイバー、106はスライドプレート、107はカバー、108はモールド室、109は集塵装置、110は循環ダクト、111は入り口部、112はフィルタ、113はファン、114は出口部、115は中間部である。詳細な構成を下記に説明する。モールド型101は上型102および下型103からなり、上型102は上プラテン104の下部に取り付けられており、上プラテン104はタイバー105の上端部に取り付けられている。一方、下型103はスライドプレート106の上面部に取り付けられており、スライドプレート106は上プラテン104下に位置してタイバー105に上下移動可能に取り付けられている。これらがカバー107に覆われ、モールド室108を形成している。モールド室108には集塵装置109が設けられており、集塵装置109は循環ダクト110とこれの入り口部111に設けられたフィルタ112、フィルタ112の入り口部111とは反対側に設けられたファン113とから成っている。循環ダクト110は入り口部111と出口部114とをモールド型101部分を挟んで設けられており、且つ中間部115を上プラテン104の上面部に接触させ設けられている。
【0003】
【特許文献1】
特開平9−134931号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
上記従来の構成では、モールド時、下型103および上型102は熱源(図示せず)によって約200℃の高温に加熱されており、その熱は上プラテン104に伝わり上プラテン104が高温になる。上プラテン104には集塵装置109の循環ダクト110の中間部115が接触させ設けられており、上プラテン104に伝わった熱は上プラテン104から循環ダクト110の中間部115にも伝わりこの循環ダクト110の中間部115が熱せられることによって、循環ダクト110内を通過する空気も同様に熱せられ、モールド室108は常に高温状態である。そのため、カバー107を介して装置周辺温度を上昇させる。その周辺温度は約35℃以上と劣悪な作業環境となり、作業者への負担が大きい。また、樹脂封止の前工程であるダイスボンディング工程およびワイヤボンディング工程などの別工程を同室で行うことを困難にするという問題を有していた。
【0005】
本発明は、前記従来の課題を解決するもので、半導体樹脂封止装置周辺のクリーン度および周辺温度を安定した状態に保つことを可能とした半導体樹脂封止装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
リードフレームに搭載された半導体素子を樹脂で封止するモールド型と、前記樹脂を前記モールド型に供給する樹脂供給装置と、前記モールド型と前記樹脂供給装置とを集塵する集塵装置とからなり、前記集塵装置に集塵フィルタおよび冷却装置が備えられ、前記集塵装置で捕塵冷却したエアを排出することを特徴とする。
【0007】
これによれば、半導体樹脂封止装置周辺のクリーン度および周辺温度を安定した状態にすることが可能となる。
【0008】
【発明の実施の形態】
本発明の一実施形態について図面を参照しながら説明する。図1は半導体樹脂封止装置の正面図である。図1において、1はモールド型、2はモールド型1の上型、3はモールド型1の下型、4は上プラテン、5は樹脂供給装置、6はスライドプレート、7はカバー、8はモールド室、9は集塵装置、10は吸気部、11は入り口部、12はフィルタ、13はファン、14は出口部、15は冷却装置である。詳細な構成を下記に説明する。モールド型1は上型2および下型3からなり、上型2は上プラテン4の下部に取り付けられている。一方、下型3はスライドプレート6の上面部に取り付けられており、スライドプレート6は上プラテン4下に位置して上下移動可能に取り付けられている。モールド型1の側面および樹脂供給装置5の上を覆うように集塵装置9につながる入り口部11が設けられており、モールド型1内に浮遊する硬化樹脂の微細粉塵や樹脂供給装置周辺に浮遊する微細粉塵を捕塵する。また、これらをカバー7が覆い、モールド室8を形成している。モールド室8の天井部には吸気部10が設けられている。さらに集塵装置9にはモールド型1および樹脂供給装置5から発生する微細粉塵を集塵する0.5μmの粒子を99.9997%以上捕塵する能力があるHigh Efficiency Particulate Air(HEPA)からなるフィルタ12およびモールド型1により加熱された排気エアをチラー冷水を触媒として熱交換し冷却する冷却装置15が設けられている。これによれば、集塵装置9と冷却装置15によって10,000クラス以下のクリーン度が高い、しかも30℃以下に温度コントロールされたエアを排出することができるので、装置周辺のクリーン度および周辺温度を安定した状態に保つ事ができ、作業環境の良化につながる。また、クリーン度が高く安定した温度のエアを樹脂封止の前工程であるダイスボンディング工程およびワイヤボンディング工程などのクリーン度が必要とされる別工程と同室で作業することができる。(表1)に従来例の半導体樹脂封止装置と本実施の形態による半導体樹脂封止装置の排出するエアのクリーン度と温度を示す。さらに、クリーンエアの供給源として利用することも可能である。
【0009】
【表1】
【0010】
以上、本発明による半導体樹脂封止装置の一実施形態について説明したが、本発明の思想に逸脱しない限り適宜変更可能である。
【0011】
【発明の効果】
以上説明したように本発明によれば、半導体樹脂封止工程で発生する微細粉塵および熱を一度に捕塵し冷却することができ、また、その排出エアを半導体製造工程で必要なクリーンエアの供給源とすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態における半導体樹脂封止装置の正面図
【図2】従来の半導体樹脂封止装置の正面図
【符号の説明】
1 モールド型
2 上型
3 下型
4 上プラテン
5 樹脂供給装置
6 スライドプレート
7 カバー
8 モールド室
9 集塵装置
10 吸気部
11 入り口部
12 フィルタ
13 ファン
14 出口部
15 冷却装置
101 モールド型
102 上型
103 下型
104 上プラテン
105 タイバー
106 スライドプレート
107 カバー
108 モールド室
109 集塵装置
110 循環ダクト
111 入り口部
112 フィルタ
113 ファン
114 出口部
115 中間部
Claims (2)
- リードフレームに搭載された半導体素子を樹脂で封止するモールド型と、前記樹脂を前記モールド型に供給する樹脂供給装置と、前記モールド型と前記樹脂供給装置とを集塵する集塵装置とからなり、前記集塵装置に集塵フィルタおよび冷却装置が備えられ、前記集塵装置で捕塵冷却したエアを排出することを特徴とする半導体樹脂封止装置。
- 前記集塵装置は、前記集塵フィルタが0.5μmの粒子を99.9997%以上捕集する能力があるHEPAフィルタであり、前記冷却装置がチラー冷水を触媒として熱交換する冷却装置であり、クリーン度が10,000クラス以下で、かつ30℃以下に捕塵冷却されたエアを排出することを特徴とする請求項1記載の半導体樹脂封止装置。
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| JP2002268516A JP3879638B2 (ja) | 2002-09-13 | 2002-09-13 | 半導体樹脂封止装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2002268516A JP3879638B2 (ja) | 2002-09-13 | 2002-09-13 | 半導体樹脂封止装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2004111455A JP2004111455A (ja) | 2004-04-08 |
| JP3879638B2 true JP3879638B2 (ja) | 2007-02-14 |
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