JP3880885B2 - Pneumatic caisson - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、ケーソン本体の下部に形成された作業室から掘削土砂を搬出する等のための中空シャフトが設けられたニューマチックケーソンに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来のニューマチックケーソンとしては、例えば図4に示すようなものが知られている。
【0003】
このニューマチックケーソン30では、ケーソン本体32の下部側に作業室スラブ33が設けられ、作業室スラブ33の下側に、刃口34と地山Gで囲まれた高圧の作業室35が形成されている。
【0004】
作業室スラブ33の2つの開口36a、36bには、中空シャフトからなるマンシャフト37と、マテリアルシャフト38が上方に延長して設けられ、上端にはそれぞれ耐圧構造を有する缶体からなるマンロック41とマテリアルロック42が装着されている。
【0005】
このようなニューマチックケーソン30では、地山Gを掘削した土砂を、バケット43に積み込み、図示しないクレーンによりマテリアルシャフト38内で吊り上げ、マテリアルロック42の第2ハッチ42b閉じて第1ハッチ42aを開いた状態でバケット43をマテリアルロック42内に収納し、第1及び第2ハッチ42a、42bを閉じた状態でマテリアルロック42内の気圧を大気圧に調整してから第2ハッチ42bを開いて外部に搬出している。また、作業員はマンシャフト37、マンロック41を経由して同様に出入りしている。
【0006】
このようなニューマチックケーソン30では、地山Gの掘削が進んでケーソン本体32が沈下すると、マンシャフト37やマテリアルシャフト38を継ぎ足す必要がある。ところが、マンシャフト37やマテリアルシャフト38の上端にはマンロック41やマテリアルロック42が装着されているため、継ぎ足し時に、一旦、マンロック41、マテリアルロック42を取り外し、継ぎ足し後に再度取り付けなければならず、継ぎ足し作業に手間がかかっていた。しかも、マンロック41とマテリアルロック42も耐圧構造を有する缶体からなるものであるため高価であり、施工コストが嵩む原因となっていた。
【0007】
そのため、図5に示すようなニューマチックケーソンも用いられている。
【0008】
このニューマチックケーソン30では、ケーソン本体32の下部側に作業室35の天井を形成する作業室スラブ33が設けられていて、この作業室スラブ33の直上位置に区画室を形成し、この区画室をマンロック41及びマテリアルロック42として使用している。ここでは、マンロック41及びマテリアルロック42は、作業室スラブ33や上部スラブ46とともに、コンクリート等の打設により一体に形成されている。
【0009】
これらのマンロック41及びマテリアルロック42は、隔壁45により仕切られていて、それぞれ、作業室35との間が第1開口47a、47bにより連通し、マンシャフト37及びマテリアルシャフト38との間が第2開口48a、48bにより連通している。そして、第1開口47a、47bには第1ハッチ49a、49bが、また、第2開口48a、48bには第2ハッチ50a、50bが、それぞれ設けられていて、これらを閉じるとマンロック41及びマテリアルロック42が密閉できるようになっている。
【0010】
このようなニューマチックケーソン30では、地山Gの掘削が進んでケーソン本体32が沈下すると、ケーソンとともにマンシャフト37、マテリアルシャフト38を継ぎ足すが、その際、従来のようにマンロック41やマテリアルロック42を一旦取り外すことなく、そのまま継ぎ足すことができ、継ぎ足し作業を容易に行うことができる。
【0011】
しかも、マンロック41やマテリアルロック42を作業室スラブ33や上部スラブ46等とともに一体に形成することができるので、施工コストを低く抑えることが可能であった。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、ニューマチックケーソン30には、ポンプ室や機械室、さらには排水設備等の収容室などを作業室スラブ33上に設けることがあり、その場合、マンロック4やマテリアルロック5が広く設けられていれば、その内部を利用している。
【0013】
しかしながら、マンロック4やマテリアルロック5を広く設けると、第1ハッチ49a、49b及び第2ハッチ50a、50bの開閉時に、マンロック41及びマテリアルロック42の内部の空気圧を調整するため、容積が大きい分だけ空気圧の調整時に供給または排出される空気の消費量が多くなり、空気圧の調整時間が長くなったり、騒音が大きくなる等の問題点があった。さらに、マンロック4及びマテリアルロック5を最小限の大きさに形成し、新たに別の区画室を設けるとすると、区画室の数が増えて施工時に手間が掛かる上、施工終了後にマンロック4及びマテリアルロック5が無駄になるという問題点も有していた。
【0014】
そこで、この発明は、上記従来の問題点を解決するために、少ない空気消費量で空気圧を調整することができて容積の大きい区画室を有し、しかも、ケーソン本体を沈下させる際の継ぎ足し作業を容易することが可能であって、施工コストも安価に抑えることができるニューマチックケーソンを提供することを目的とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】
かかる目的を達成するために、請求項1に記載の発明は、ケーソン本体の下部側に作業室の天井を形成する作業室スラブが形成され、該作業室スラブの直上位置に区画室が形成され、該区画室の天壁から上方に中空シャフトが延長され、前記作業室と前記区画室との間を連通する第1開口が前記作業室スラブに設けられると共に、該第1開口を開閉する第1ハッチが設けられ、前記区画室と前記中空シャフト内との間を連通する第2開口が前記天壁に設けられると共に、該第2開口を開閉する第2ハッチが設けられたニューマチックケーソンであって、前記区画室の内部で、前記第1開口と第2開口とを結ぶ連通路の周囲に、前記区画室内の空間の容積を減少させる容積減少手段が除去可能に設けられたことを特徴とする。
【0016】
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の構成に加えて、前記容積減少手段が、前記区画室内に取外し可能に設けられた壁パネルと、該壁パネルと前記区画室の内壁面との間に充填された非圧縮性充填物とから構成されていることを特徴とする。
【0017】
請求項3に記載の発明は、請求項1に記載の構成に加え、前記容積減少手段は、非圧縮性充填物が複数の収容容器に収容されて積重ねられて構成されていることを特徴とする。
【0018】
請求項4に記載の発明は、請求項2又は3に記載の構成に加え、前記非圧縮性充填物が水であることを特徴とする。
【0019】
請求項5に記載の発明は、請求項2又は3に記載の構成に加え、前記非圧縮性充填物が、前記作業室内で掘削された土砂であることを特徴とする。
【0020】
請求項6に記載の発明は、請求項2に記載の構成に加え、前記壁パネルの内側に移送物の案内を行う棒状のガイド部材が前記連通路に沿う方向に配向して配置されたことを特徴とする。
【0021】
【発明の実施の形態】
以下、この発明の実施の形態を図を用いて説明する。
【0022】
〔発明の実施の形態1〕
図1及び図2はこの実施の形態1のニューマチックケーソンを示している。
【0023】
まず、構成について説明すると、図中、符号10はニューマチックケーソンであり、ケーソン本体1の下部側に作業室2の天井を形成する作業室スラブ3が設けられていて、この作業室スラブ3の直上位置には区画室としてのマンロック4及びマテリアルロック5が形成されている。
【0024】
このマンロック4及びマテリアルロック5の天壁は作業室スラブ3の上側に設けられた上部スラブ6により形成され、マンロック4とマテリアルロック5との間が隔壁6aにより区画されている。また、マンロック4及びマテリアルロック5と作業室2との間は作業室スラブ3により区画され、作業室スラブ3を貫通する第1開口11a、11bによりそれぞれ連通している。
【0025】
また、上部スラブ6から上方には中空シャフトからなるマンシャフト7及びマテリアルシャフト8が延長して設けられていて、マンロック4及びマテリアルロック5とマンシャフト7及びマテリアルシャフト8との間はそれぞれ上部スラブ6を貫通する第2開口12a、12bにより連通している。
【0026】
そして、第1開口11a、11bには、閉じることにより第1開口11a、11bを気密に閉塞できる開閉扉からなる第1ハッチ13a、13bが設けられていて、第2開口12a、12bには、同じく閉じることにより第2開口12a、12bを気密に閉塞できる開閉扉からなる第2ハッチ14a、14bが設けられている。この第1ハッチ13a、13b及び第2ハッチ14a、14bはいずれも手動により開閉可能に構成されていてもよいが、この実施の形態1では、地上からの遠隔操作により、エアシリンダ18a、18bの動作で開閉可能に構成されている。
【0027】
さらに、マテリアルロック5の内部には、第1開口11bと第2開口12bとを結ぶ連通路20の周囲に、除去可能な容積減少手段21が配設されていて、この容積減少手段21の体積分、マテリアルロック5内の空間の容積を減少させている。
【0028】
ここで容積減少手段21としては、マテリアルロック5内の容積を減少させる体積を有するものであれば適宜使用することができるが、この実施形態では、図2に示すように、マテリアルロック5内に取外し可能に設けられた壁パネル22と、マテリアルロック5の内壁面5aと壁パネル22との間に充填された非圧縮性充填物23とから構成されている。
【0029】
壁パネル22は上部側が大径部22aとなり、下部側が小径部22bとなっていて、大径部22aと小径部22bとが連結リング22cにより連結されている。この小径部22bは、バケット17が移送可能な範囲で小さい内径に設定されていて、作業室スラブ3と気密に連結して固定されている。また、大径部22aは小径部22bより大きい内径に設定されている。そして、大径部22a、小径部22b及び連結リング22cの外側面は、非圧縮性充填物23に接触した状態で配置されている。
【0030】
さらに、壁パネル22の内側には、棒状のガイド部材25が配置されている。このガイド部材25は、連通路20の軸方向に配向する複数本の棒状体からなる。各ガイド部材25は、小径部22bから大径部22aまで延長して設けられていて、連通路20内のできるだけ長い範囲でバケット17を案内可能となっている。なお、大径部22aには、大径部22aに固定されたステー25aに固着されている。
【0031】
一方、非圧縮性充填物23は、作業室2内の圧力により、圧縮されず、実質的に体積を維持することが可能な素材からなるものが用いられていて、マテリアルロック5内に充填し易いとともに、除去し易い形態を有するものが好適である。例えば、水等の液体、砂等の粉体や各種微粒子からなる粒体、ブロック等の成形体などを例示することができ、この実施の形態では水が使用されている。
【0032】
マンロック4及びマテリアルロック5の天壁である上部スラブ6には、それぞれに圧縮空気を供給するための給気管15a、15bと室内の空気を放出するための排気管16a、16bとが上部スラブ6から上方に延長して設けられている。給気管15a、15bは地上に配置された図示しないコンプレッサ等から圧縮空気を室内に供給するように配管され、排気管16a、16bは室内の空気をケーソン本体1の内部の上部に配置された開口部16c、16dから放出できるように配管されている。さらに、マテリアルロック5では、給気管15b及び排気管16bが、壁パネル22の大径部22aの内側に、ガイド部材25の外側となる位置に開口している。
【0033】
これらの給気管15a、15b及び排気管16a、16bは、いずれも遠隔操作により開閉可能な弁を備えていてもよいが、この実施の形態1では、手動により開閉可能な弁を備えている。
【0034】
このような構成のニューマチックケーソン10では、地山Gを掘削した土砂を排出するには、まず、図示しないクレーンで、掘削土砂が積み込まれたバケット17を、第1ハッチ13bを開いて第2ハッチ14bを閉じた状態で、作業室2からマテリアルロック5まで吊り上げる。そして第1ハッチ13bを閉じ、排気管16bの弁を開けてマテリアルロック5内の空気をケーソン本体1内の上部に放出して減圧する。その後、第2ハッチ14bを開け、マテリアルシャフト8内を通してバケット17を地上に吊り上げ、外部に搬出し、捨て土する。
【0035】
そして、バケット17を、再度、作業室2に投入するには、まず、マテリアルシャフト8内を下降させ、第1ハッチ13bを閉じて第2ハッチ14bを開いた状態で、マテリアルロック5内にバケット17を戻す。そして、第2ハッチ14bを閉じ、排気管16bの弁を閉じた状態で給気管15bの弁を開けて、給気管15bから圧縮空気をマテリアルロック5内に送り、作業室2内と略同一の圧力まで加圧する。そして、第1ハッチ13bを開いて作業室2内にバケット17を投入する。
【0036】
また、作業員が作業室2内に進入または退出するには、マテリアルロック5と同様に、第1ハッチ13a及び第2ハッチ14aを開閉させてマンロック4内に作業者を収容し、その後、排気管16a及び給気管15aの弁を開閉してマンロック4内の空気圧を調整して行えばよい。
【0037】
このようなニューマチックケーソン10では、地山Gの掘削が進んでケーソン本体1が沈下することにより、作業室スラブ3及び上部スラブ6が下降し、それに対応してマンシャフト7、マテリアルシャフト8上部端部が下降したら、ケーソンとともにマンシャフト7、マテリアルシャフト8を継ぎ足す。
【0038】
その際、作業室スラブ3の直上位置にマンロック4やマテリアルロック5が設けられ、このマンロック4やマテリアルロック5の天壁である上部スラブ6から上方にマンシャフト7やマテリアルシャフト8が延長されているため、マンシャフト7やマテリアルシャフト8を継ぎ足すのに、従来のようにマンロック4やマテリアルロック5を一旦取り外す必要がなく、容易に継ぎ足し作業を行うことができる。そのため、高所作業が少なくて安全性が高い上、大型のクレーンを用いる必要がなくて、また、作業時間を短縮することができ、工期の短縮やコストの削減を図ることが可能である。
【0039】
さらに、これらのマンロック4やマテリアルロック5は作業室スラブ3や上部スラブ6とともにコンクリートの打設などにより一体に形成でき、肉厚の厚い金属等を使用した耐圧構造を有する缶体等に比べて安価なものになっている。そのため、施工コストをさらに低く抑えることが可能である。
【0040】
また、マテリアルロック5の内部に、第1開口11bと第2開口12bとを結ぶ連通路20の周囲に容積減少手段21が設けられているので、予めマテリアルロック5を用いるバケット17の大きさに拘わらず大きく形成し、その後にバケット17に合わせた大きさに調整することができる。そして、このように容積減少手段21によりマテリアルロック5内の空間の容積を減少させれば、マテリアルロック5内の空気圧を調整するために必要な空気量が少なくて済み、空気圧調整時に供給或いは排出される空気量を減らすことができ、空気圧の調整時間を少なくすることができる。
【0041】
しかも、このマテリアルロック5はケーソン本体の下部に形成されているので、圧縮空気の排出時の音が外部に伝達されにくい上に、排出される空気量も少なくできるので、圧縮空気の排出時の騒音を少なくすることができる。
【0042】
そして、このようなニューマチックケーソン10では、施工中或いは施工後に、例えばポンプ室や機械室、さらには排水設備等の収容室などが必要になった場合には、容積減少手段21が除去可能に設けられていて、非圧縮性充填物23を除去したり、必要により、さらに、壁パネル2を除去したりすることが可能となっているので、これらの一部或いは全部を除去することにより、容易にマテリアルロック5の容積を増加することができる。そのため、マテリアルロック5をポンプ室等の他の用途に利用する場合にも、十分な容積を確保することが可能である。
【0043】
また、この実施の形態1では、容積減少手段21が、マテリアルロック5内に取外し可能に設けられた壁パネル22と、壁パネル22とマテリアルロック5の内壁面5aとの間に充填された非圧縮性充填物23とから構成されているので、連通路20を壁パネル22で確実に区画することができ、非圧縮性充填物23が変位や変形を起こし易いものであっても、連通路20が変形したり、閉塞したりすることがない。また、壁パネル22の外側を非圧縮性充填物23で支持することができ、マテリアルロック5内から壁パネル22に負荷される応力を非圧縮性充填物23により受けることができるため、壁パネル22を強固な耐圧構造にする必要がなく、コストを低く抑えることが可能である。
【0044】
しかも、非圧縮性充填物23として水を使用しているため、マテリアルロック5の内壁面5aと壁パネル22との間に非圧縮性充填物23を充填したり、除去したりする場合にも、移送し易くて作業が容易である。
【0045】
さらに、壁パネル22の内側に棒状のガイド部材25が連通路20に沿う方向に配向して配置されているので、連通路20を通してバケット17を繰り返し移送する際、バケット17が棒状のガイド25に案内されて移送し易く、また、壁パネル22にバケット17が接触することがないので、壁パネル22の磨耗や破損を防止することができる。
【0046】
〔発明の実施の形態2〕
次に、他の発明の実施の形態について説明する。
【0047】
この実施の形態のニューマチックケーソン1では、図3に示すように、マテリアルロック5内に充填された非圧縮性充填物23が、作業室2内で掘削された土砂を複数の袋等の収容容器27に収容した状態で、積重ねて構成されている他は、発明の実施の形態1と同様である。
【0048】
このようなニューマチックケーソン1によれば、非圧縮性充填物23が複数の収容容器27に収容されて積重ねられているので、変形自在な集合体である掘削土砂を非圧縮性充填物23として用いても、収容容器27を積み重ねるだけで、非圧縮性充填物23を一定の位置に配置することができ、連通路20が非圧縮性充填物23の変位により変形したり、閉塞するようなことがない。
【0049】
しかも、この実施の形態2では、大径部22a及び小径部22bを有する壁パネル22を用いなくても、複数積み重ねられた収容容器27により連通路20を形成することも可能である。
【0050】
また、非圧縮性充填物23が作業室内で掘削された土砂であるので、施工時に多量に発生する掘削土砂をニューマチックケーソン1内で再利用することができ、非圧縮性充填物23のコストを削減することが可能であるとともに、排土を減らすことが可能である。
【0051】
なお、本発明は以上のような実施の形態1または2に限定されるものではなく、適宜変更可能である。
【0052】
例えば、上記実施の形態では、壁パネルとして気密性を有するものを用いたが、連通路を確保することができれば、気密性のない部材により壁パネルを形成してもよい。さらに、連通路を確保することができる範囲で、壁パネルを用いずに容積減少手段を構成することも可能である。
【0053】
また、上記では、流体、粉体、粒体等の非圧縮性充填物を使用したが、コンクリートやモルタル等を用いて容積減少手段を構成してもよい。その場合、コンクリートやモルタルを除去し易い形状にしたり、フック等の係止手段等を設けておくのがよい。
【0054】
【発明の効果】
以上詳述の通り、請求項1に記載の発明によれば、作業室スラブの直上位置に区画室を形成し、区画室の天壁から上方に中空シャフトを延長し、作業室と区画室との間の作業室スラブに第1開口と第1ハッチを設け、区画室と中空シャフト内との間の天壁に第2開口と第2ハッチを設けたので、中空シャフトを継ぎ足す際に、区画室を取り外す必要がなく、ケーソン本体を沈下させる際の中空シャフトの継ぎ足し作業を容易することができ、また、継ぎ足し作業が容易な上に区画室を作業室スラブ等とともに一体に安価に形成できるので、施工コストも低く抑えることができる。
【0055】
しかも、区画室の内部で、第1開口と第2開口とを結ぶ連通路の周囲に容積減少手段が設けられて、区画室内の空間の容積を減少させることができるので、区画室内を移送する物の大きさに拘わらず容積の大きい区画室を設けても、区画室内の空気圧を調整する際の空気量を少なくすることが可能である。そのため、空気圧調整時に供給或いは排出される空気量を減らすことができ、調整時間を少なくすることができるとともに、騒音を少なくすることができる。
【0056】
一方、容積減少手段が除去可能に設けられているので、容積減少手段を除去するだけで、容易に区画室内の容積を増加することができる。そのため、区画室を他の用途に利用しやすい。
【0057】
また、請求項2に記載の発明によれば、請求項1の効果に加えて、容積減少手段が、区画室内に取外し可能に設けられた壁パネルと、この壁パネルと区画室の内壁面との間に充填された非圧縮性充填物とから構成されているので、連通路を壁パネルで区画することができる。そのため、非圧縮性充填物の変位や変形により連通路が変形したり、閉塞したりすることを防止でき、また、壁パネルの外側を非圧縮性充填物により支持することができるので、区画室内から壁パネルに負荷される応力を非圧縮性充填物により受けることができ、壁パネルを強固にする必要がなくて、コストを低く抑えることが可能である。
【0058】
さらに、請求項3に記載の発明によれば、請求項1の効果に加えて、容積減少手段が、非圧縮性充填物を複数の収容容器に収容して積重ねて構成されているので、液体や粉体、粒体等の変形自在な非圧縮性充填物を用いても、収容容器に収容して積み重ねるだけで一定の位置に配置することができ、連通路が非圧縮性充填物の変位により変形したり、閉塞することがない。
【0059】
また、請求項4に記載の発明によれば、請求項2又は3の効果に加えて、非圧縮性充填物が水であるため、移送し易く、区画室の内壁面と壁パネルとの間に充填し易いとともに除去し易くて、作業が容易になる。
【0060】
さらに、請求項5に記載の発明によれば、請求項2又は3に記載の効果に加え、非圧縮性充填物が作業室内で掘削された土砂であるので、ケーソン工法により多量に発生する土砂をケーソン内で再利用することができ、非圧縮性充填物のコストを削減することが可能であるとともに、排土を減らすことが可能である。
【0061】
さらに、請求項6に記載の発明によれば、請求項2の効果に加え、壁パネルの内側に移送物の案内を行う棒状のガイド部材が連通路に沿う方向に配向して配置されているので、連通路を通してバケット等の移送物を繰り返し移送する際、移送物が棒状のガイドに案内されるため、移送し易く、また、壁パネルに移送物が接触することがないので、壁パネルの破損を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1のニューマチックケーソンを示す縦断面図図である。
【図2】 同実施の形態のニューマチックケーソンのマテリアルロックを拡大して示す縦断面図である。
【図3】 この発明の実施の形態2のニューマチックケーソンのマテリアルロックを拡大して示す縦断面図である。
【図4】 マンロック及びマテリアルロックを中空シャフトの上部に設けた従来のニューマチックケーソンの縦断面図である。
【図5】 マンロック及びマテリアルロックを中空シャフトの下部に設けた従来のニューマチックケーソンの縦断面図である。
【符号の説明】
1 ケーソン本体
2 作業室
3 作業室スラブ
4 マンロック(区画室)
5 マテリアルロック(区画室)
6 上部スラブ(天壁)
7 マンシャフト(中空シャフト)
8 マテリアルシャフト(中空シャフト)
10 ニューマチックケーソン
11a、11b 第1開口
12a、12b 第2開口
13a、13b 第1ハッチ
14a、14b 第2ハッチ
17 バケット
20 連通路
21 容積減少手段
22 壁パネル
23 非圧縮性充填物
25 ガイド部材
27 収容容器[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a pneumatic caisson provided with a hollow shaft for unloading excavated earth and sand from a work chamber formed in a lower part of a caisson body.
[0002]
[Prior art]
As a conventional pneumatic caisson, for example, the one shown in FIG. 4 is known.
[0003]
In this
[0004]
The two
[0005]
In such a
[0006]
In such a
[0007]
Therefore, a pneumatic caisson as shown in FIG. 5 is also used.
[0008]
In this
[0009]
The
[0010]
In such a
[0011]
In addition, since the
[0012]
[Problems to be solved by the invention]
By the way, the
[0013]
However, when the
[0014]
Therefore, in order to solve the above-described conventional problems, the present invention has a compartment having a large volume that can adjust the air pressure with a small amount of air consumption, and also performs an extension work when the caisson body sinks. It is an object of the present invention to provide a pneumatic caisson capable of facilitating the maintenance and reducing the construction cost at a low cost.
[0015]
[Means for Solving the Problems]
In order to achieve this object, the invention according to
[0016]
According to a second aspect of the present invention, in addition to the configuration according to the first aspect, the volume reducing means is detachably provided in the compartment, and the wall panel and the inner wall of the compartment And an incompressible filler packed between the two.
[0017]
The invention described in
[0018]
The invention described in
[0019]
The invention described in
[0020]
The invention described in claim 6 is, in addition to the structure described in
[0021]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Embodiments of the present invention will be described below with reference to the drawings.
[0022]
1 and 2 show the pneumatic caisson of the first embodiment.
[0023]
First, the configuration will be described. In the figure,
[0024]
The ceiling walls of the
[0025]
Further, a man shaft 7 and a
[0026]
The
[0027]
Further, in the
[0028]
Here, the volume reducing means 21 can be appropriately used as long as it has a volume that reduces the volume in the
[0029]
The wall panel 22 has a
[0030]
Further, a rod-shaped
[0031]
On the other hand, the incompressible filling 23 is made of a material that is not compressed by the pressure in the working
[0032]
The upper slab 6 which is the top wall of the
[0033]
These
[0034]
In the
[0035]
In order to put the
[0036]
In addition, in order to enter or leave the
[0037]
In such a
[0038]
At that time, a
[0039]
Further, the
[0040]
In addition, since the
[0041]
Moreover, since the
[0042]
In such a
[0043]
Further, in the first embodiment, the
[0044]
Moreover, since water is used as the
[0045]
Furthermore, since the rod-shaped
[0046]
[
Next, another embodiment of the invention will be described.
[0047]
In the
[0048]
According to such a
[0049]
Moreover, in the second embodiment, the
[0050]
Further, since the
[0051]
In addition, this invention is not limited to the
[0052]
For example, in the above-described embodiment, the wall panel having airtightness is used. However, the wall panel may be formed of a member without airtightness as long as the communication path can be secured. Furthermore, the volume reducing means can be configured without using a wall panel as long as the communication path can be secured.
[0053]
In the above description, incompressible fillers such as fluid, powder, and granules are used. However, the volume reducing means may be configured using concrete, mortar, or the like. In that case, it is preferable to make the shape easy to remove concrete or mortar, or to provide locking means such as a hook.
[0054]
【The invention's effect】
As described above in detail, according to the invention described in
[0055]
Moreover, since the volume reducing means is provided around the communication path connecting the first opening and the second opening inside the compartment, and the volume of the space in the compartment can be reduced, the compartment is transferred. Even if a compartment with a large volume is provided regardless of the size of the object, it is possible to reduce the amount of air when adjusting the air pressure in the compartment. Therefore, the amount of air supplied or discharged during air pressure adjustment can be reduced, adjustment time can be reduced, and noise can be reduced.
[0056]
On the other hand, since the volume reducing means is provided so as to be removable, the volume in the compartment can be easily increased only by removing the volume reducing means. Therefore, it is easy to use the compartment for other purposes.
[0057]
According to the invention described in
[0058]
Further, according to the invention described in
[0059]
According to the invention of
[0060]
Further, according to the invention described in
[0061]
Further, according to the invention described in claim 6, in addition to the effect of
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a longitudinal sectional view showing a pneumatic caisson according to a first embodiment of the present invention.
FIG. 2 is an enlarged longitudinal sectional view showing a material lock of the pneumatic caisson according to the embodiment.
FIG. 3 is an enlarged longitudinal sectional view showing a material lock of a pneumatic caisson according to a second embodiment of the present invention.
FIG. 4 is a longitudinal sectional view of a conventional pneumatic caisson in which a manlock and a material lock are provided on the upper part of a hollow shaft.
FIG. 5 is a longitudinal sectional view of a conventional pneumatic caisson in which a manlock and a material lock are provided at the lower part of a hollow shaft.
[Explanation of symbols]
1
5 Material lock (compartment)
6 Upper slab (top wall)
7 Man shaft (hollow shaft)
8 Material shaft (hollow shaft)
DESCRIPTION OF
Claims (6)
前記区画室の内部で、前記第1開口と第2開口とを結ぶ連通路の周囲に、前記区画室内の空間の容積を減少させる容積減少手段が除去可能に設けられたことを特徴とするニューマチックケーソン。A working chamber slab that forms a ceiling of the working chamber is formed on the lower side of the caisson body, a compartment is formed at a position directly above the working chamber slab, and a hollow shaft is extended upward from the top wall of the compartment, A first opening that communicates between the work chamber and the compartment is provided in the work chamber slab, and a first hatch that opens and closes the first opening is provided between the compartment and the hollow shaft. A pneumatic caisson provided with a second hatch that opens and closes the second opening, and a second opening that communicates with the top wall.
A volume reducing means for reducing the volume of the space in the compartment is detachably provided around the communication path connecting the first opening and the second opening inside the compartment. Matic caisson.
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